JP2019109151A - 電気機器及び電気機器の接地状態検知方法 - Google Patents

電気機器及び電気機器の接地状態検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アース接続を効率的に検知することができる方法及びその方法を利用した電気機器を提供すること。【解決手段】電源線Lと接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知部と、中性線Nと接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知部と、第1検知信号と、第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定するとともに、電源が正相接続されているか/逆相接続されているかを判定する接地状態判定部と、を具備する電気機器。【選択図】図2A

Description

本発明は、電気機器及び電気機器の接地状態を検知する接地状態検知方法に関する。特に、電気機器の接地状態と、商用電源が正相接続されているか逆相接続されているか、を効率的に検知することが可能な電気機器及びその電気機器の接地状態検知方法に関する。
従来の業務用レーザー加工機
従来より、業務用レーザー加工機は広く利用されている。この業務用レーザー加工機には、RF励起のレーザー発振器が利用される場合が多い。RF励起のレーザー発振器は、長寿命で高安定であるというメリットが知られている。また、RF励起のレーザー発振器は、レーザーを発振する際に用いる直流電源もそれほど高電圧を必要としていないので、多くのトップクラスのレーザーメーカーによって採用されている。
一方、RF励起レーザー発振器は、その価格は数十万円〜数百万円程度が多く、このRF励起レーザー発振器を利用するレーザー加工機の価格は、100万円以上のものが一般的である。したがって、このような価格帯の商品(レーザー加工機)を、個人や中小企業が購入することは困難な場合もあった。
本願出願人のレーザー加工機
本願出願人は、2011年創業以来、卓上に載置可能な小型レーザー加工機の販売に従事している。本願出願人が製造販売するレーザー加工機が採用するレーザー発振器は、上述したRF励起のレーザー発振器ではなく、より従前より使用されているガラス製の高電圧励起のレーザー発振器である。このガラス製のレーザー発振器は高周波のRFレーザー発振器と比べて低コストであるが、レーザー発振のためには、約200000v以上の高電圧を用いる必要がある点には留意すべきである。このような高電圧が、万が一漏電して、人体に流れてしまうことは非常に危険である。
そのため、本願出願人が製造販売するレーザー加工機は、必ずアース線が必要であり、その必要性を取扱説明書でも大きな文字で記述し、注意を喚起している。
先行特許文献
特許文献1には、接地線と電源線との間の電圧を検出し、接地線が接続されているか否かを判定する方法が開示されている。また、特許文献2にも特許文献1とほぼ同様の技術内容が開示されている。
特許文献3にも、電圧線と、接地系統との間の電圧を測定することが開示されている。さらに、特許文献4にも特許文献3とほぼ同様の技術内容が開示されている。
特開2009−245791号公報 特開2009−245792号公報 特開2010−205569号公報 特開2010−205570号公報
本来、高電圧を利用する電気機器には、漏電遮断機ELB(Earth Leakage Circuit Breaker)を使用して漏電を回避する場合が多いが、本願出願人が販売するような高電圧を用いる電気機器では、一旦、交流電力を直流電力に変換するため、漏電遮断器を用いて漏電を検出することが困難である。
本願発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、高電圧機器、例えば、高電圧励起のレーザー発振器を用いる電気機器でも、アース接続を効率的に検知することができる方法及びその方法を利用した電気機器を提供することである。
本願発明者らは、上記目的を達成するために、下記のような原理を鋭意研究した。
本願発明者は、電気機器の漏電リスクを解決するために、接地接続を検出する手段を鋭意研究し、接地接続を検出する回路を実現するに至った。特に、接地接続の状況も含めて、電源線の逆相接続をも同時に検出可能な手法を実現することができた。
具体的には、本発明は、以下のような手段を採用している。
(1)本発明に係る電気機器(例えば、後述するレーザー加工装置10)は、商用電源の電源線L(例えば、後述するL端子)と、前記商用電源の中性線N(例えば、後述するN端子)との間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号(例えば、後述するEarth_L信号)を出力する第1検知部(例えば、後述する第1検知部14)と、前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号(例えば、後述するEarth_N信号)を出力する第2検知部(例えば、後述する第2検知部16)と、前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定部(例えば、後述する接地状態判定部18)と、を具備し、前記接地状態判定部は、前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に正相で接続され、接地線Gが接続されていると判定し、前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に逆相で接続され、接地線Gが接続されていると判定し、前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する、電気機器。
(2) (1)の発明において、前記接地状態判定部は、(1)記載の判定に代えて、前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する、
前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定することが好ましい。
(3) (1)の発明において、前記第1検知部は、前記電源線Lと、前記接地線Gとの間に設けられた第1整流回路と、前記第1整流回路が整流された電圧を出力しているか否かを示す信号を、前記第1検知信号として出力する第1信号出力回路と、を具備し、前記第2検知部は、前記中性線Nと、前記接地線Gとの間に設けられた第2整流回路と、前記第2整流回路が整流された電圧を出力しているか否かを示す信号を、前記第2検知信号として出力する第2信号出力回路と、を具備することが好ましい。
(4) (3)の発明において、前記第1整流回路は、全波整流を行う第1全波整流回路(例えば、後述する第1ブリッジ整流回路30)であり、前記第1信号出力回路は、前記第1全波整流回路の第1出力信号を入力し、前記第1出力信号を絶縁した信号である前記第1検知信号を出力する第1フォトカプラ(例えば、後述する第1のフォトカプラ40)を備え、前記第2整流回路は、全波整流を行う第2全波整流回路(例えば、後述する第2ブリッジ整流回路36)であり、前記第2信号出力回路は、前記第2全波整流回路(例えば、後述する第2ブリッジ整流回路36)の第2出力信号を入力し、前記第2出力信号を絶縁した信号である前記第2検知信号を出力する第2フォトカプラ(例えば、後述する第2のフォトカプラ46)を備えることが好ましい。
(5) (3)の発明において、前記第1整流回路は、半波整流を行う第1半波整流回路(例えば、後述する第1ダイオード60)であり、前記第1信号出力回路は、前記第1半波整流回路の第1出力信号を入力し、前記第1出力信号を絶縁した信号である前記第1検知信号を出力する第1フォトカプラを備え、前記第2整流回路は、半波整流を行う第2半波整流回路(例えば、後述する第2ダイオード64)であり、前記第2信号出力回路は、前記第2半波整流回路の第2出力信号を入力し、前記第2出力信号を絶縁した信号である前記第2検知信号を出力する第2フォトカプラを備えることが好ましい。
(6) (1)から(5)のいずれか1項に記載の発明において、前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記接地状態判定部は前記電気機器の出力を遮断することが好ましい。
(7) (1)から(5)のいずれか1項に記載の発明において、前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記電気機器のユーザに対して警告を発する警告部(例えば、後述する警告部20)を備えることが好ましい。
(8) (1)から(5)のいずれか1項に記載の発明において、前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記判定結果を前記電気機器のユーザに対して表示する表示部(例えば、後述する表示部22)、を備えることが好ましい。
(9)本発明に係る電気機器(例えば、後述するレーザー加工装置10)は、商用電源の電源線L(例えば、後述するL端子)と、前記商用電源の中性線N(例えば、後述するN端子)との間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号(例えば、後述するEarth_L信号)を出力する第1検知部(例えば、後述する第1検知部14)と、前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号(例えば、後述するEarth_N信号)を出力する第2検知部(例えば、後述する第2検知部16)と、前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、を外部に出力する接地状態判定部(例えば、後述する接地状態判定部18)と、を具備する電気機器。
(10) (9)の発明において、 前記接地状態判定部は、前記第1検知信号が周期信号である場合は「1」をとり、周期信号ではない場合は「0」をとる第1報知信号を生成し、前記第2検知信号が周期信号である場合は「1」をとり、周期信号ではない場合は「0」をとる第2報知信号を生成し、前記第1報知信号と、前記第2報知信号とを、外部に出力することが好ましい。
(11)本発明に係る電気機器(例えば、後述するレーザー加工装置10)に対して、接地状況を判定する接地状況判定方法は、 商用電源の電源線L(例えば、後述するL端子)と、前記商用電源の中性線N(例えば、後述するN端子)との間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号(例えば、後述するEarth_L信号)を出力する第1検知部(例えば、後述する第1検知部14)と、前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号(例えば、後述するEarth_N信号)を出力する第2検知部(例えば、後述する第2検知部16)と、前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定部(例えば、後述する接地状態判定部18)と、を具備する前記電気機器に対して、接地状況を判定する接地状況判定方法であって、前記第1検知部が、前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知ステップと、前記第2検知部が、前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知ステップと、前記接地状態判定部が、前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定ステップと、を含み、前記接地状態判定ステップは、前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れていることを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れていないことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に正相で接続され、接地線Gが接続されていると判定する第1のステップと、前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れていないことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れていることを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に逆相で接続され、接地線Gが接続されていると判定する第2のステップと、前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する第3のステップと、のいずれかのステップを含む電気機器に対して接地状況を判定する接地状況判定方法。
(12) (11)の発明において、前記第3のステップに代えて、前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する第4のステップ、
を含むことが好ましい。
本発明によれば、接地がされているかどうか(接地Gが大地に接続されているかどうか)について、電源が正相接続されているか逆相接続されているのかにかかわらず判定することができる。また、接地がされている場合は、電源が逆相接続されているか、正相接続されているかを知ることもできる。
本発明の実施形態1のレーザー加工装置10の構成図である。 本発明の実施形態1の第1検知部14、第2検知部16の回路図である。 図2Aにおいて、アースが接続されていない場合の電流が流れる経路の例を示す回路図である。 本発明の実施形態1において、正相接続されている場合の、Earth_L信号と、Earth_N信号との波形を示すグラフである。 本発明の実施形態1において、逆相接続されている場合の、Earth_L信号と、Earth_N信号との波形を示すグラフである。 本発明の実施形態1において、接地Gが地球に接続されていない場合の、Earth_L信号と、Earth_N信号との波形を示すグラフである。 本発明の実施形態3において、接地Gが地球に接続されていない場合の、Earth_L信号と、Earth_N信号との波形を示すグラフである。 検知信号が周期的信号となる様子を示すグラフである。 全波整流に代えて、半波整流を行うときの第1検知部14、第2検知部16の回路図である。 実施形態3に係る半波整流を行うときの第1検知部114、第2検知部116の回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
A.実施形態1
1.レーザー加工装置10
図1には、本実施形態1の接地検知機能を搭載したレーザー加工装置10の構成図が示されている。このレーザー加工装置10は、請求の範囲の電気機器の好適な一例に相当する。
同図に示すように、レーザー加工装置10は、レーザー加工を行うレーザー加工機12を備えており、このレーザー加工機12を用いて所定の対象物の加工を行うことができる。レーザー加工機12は、従来知られている種々のレーザー加工機12を利用することができる。半導体レーザーを用いたものでもよいし、炭酸ガスレーザーを用いてもよい。近年は、家庭用のレーザー加工機12として、40W程度の炭酸ガスレーザーも安価に提供される場合があり、このような家庭用のレーザー加工機12でもよい。
レーザー加工装置10は、商用電源8で稼働する装置であり、商用電源を取得するためのプラグ8aを備えている。商用電源8は、プラグ8aを介して、レーザー加工機12に供給されている。
本実施形態において特徴的なことは、レーザー加工装置10が、第1検知部14と、第2検知部16と、接地状態判定部18と、を備えていることである。これらの構成によって、レーザー加工装置10に供給される商用電源8の接地状況を判定することができる。また、レーザー加工装置10は、後述するように、警告部20と、表示部22と、を備えていてもよい。
第1検知部14、第2検知部16は、交流電源(商用電源8)が供給されており、本レーザー加工装置10に供給される商用電源8の接地状況を表す第1検知信号、第2検知信号をそれぞれ出力する。
接地状態判定部18は、この第1検知信号、第2検知信号に基づき、レーザー加工装置10の接地状況を判定する。以下、詳細に説明する。
2.接地状況の判定
(a)電源
まず、本実施形態のレーザー加工装置10は、交流電源(商用電源)のL(ライン)端子とN(ニュートラル)端子から、AC100Vの電気を取り入れて用いている。ここでは日本を想定してAC100Vの例を示すが、他の国の他の電圧(例えば、200V)でもよい。
なお、L(ライン)端子は、電源線の端子である。この電源線は、請求の範囲の電源線Lの好適な一例に相当する。また、N(ニュートラル)端子は、中性線の端子である。この中性線は、請求の範囲の中性線Nの好適な一例に相当する。
(b)電気機器
このL端子とN端子とから、AC100Vが、レーザー加工機12に給電される。ここでは、レーザー加工機12を例として説明するが、L端子(電源線の端子)とN端子(中性線の端子)とから、AC100Vを利用する電気機器であれば、どのような電気機器、電気回路でもよい。
(c)第1検知部14、第2検知部16
第1検知部14、第2検知部16の回路図が図2Aに示されている。
(c-1)第1検知部14
第1検知部14は、大きく分ければ、第1ブリッジ整流回路30と、第1信号出力回路44と、から構成される。
第1ブリッジ整流回路は、請求の範囲の第1全波整流回路の好適な一例に相当し、第1信号出力回路は、請求の範囲の第1信号出力回路の好適な一例に相当する。
第1検知部14は、図2Aに示すように、L端子と、接地Gとの間に第1ブリッジ整流回路30を接続している。
なお、接地Gは、接地線により大地と接続された端子部分を言う。ここで接地線は、請求の範囲の接地線Gの好適な一例に相当する。
そして、L端子を商用電源に接続すると(通電すると)、L端子と、接地端子との間に直流回路が形成される。この回路が出力する直流電流は、48kΩの抵抗器32a、32b、32cを3個直列に接続して電流制限してから、次に説明するように、第1の信号出力回路44に供給される。
第1の信号出力回路44は、第1ブリッジ整流回路30を用いて取り出した直流電圧を「検知」して、Earth_L信号を作成している。
検知には、第1のフォトカプラ40を用いている。第1のフォトカプラ40の入力側に、上で述べた直流電圧が印加され、所定の電流が流れると、第1のフォトカプラ40の出力回路がON動作し、外部にデジタル信号としてのEarth_L信号が出力される。なお、Earth_L信号は、抵抗42によって5Vにプルアップされている。
このEarth_L信号は、請求の範囲の第1検知信号の好適な一例に相当する。
(c-2)第2検知部16
第2検知部16は、大きく分ければ、第2ブリッジ整流回路36と、第2信号出力回路50と、から構成される。
第2ブリッジ整流回路36は、請求の範囲の第2全波整流回路の好適な一例に相当し、第2信号出力回路50は、請求の範囲の第2信号出力回路の好適な一例に相当する。
第2検知部16は、図2Aに示すように、N端子と、接地Gとの間に第2ブリッジ整流回路36を接続している。
そして、N端子を商用電源に接続すると(通電すると)、N端子と、接地Gとの間に直流回路が形成される。この回路が出力する直流電流は、48kΩの抵抗器37a、37b、37cを3個直列に接続して電流制限してから、次に説明するように、第2の信号出力回路44に供給される。
第2の信号出力回路50は、第2ブリッジ整流回路36を用いて取り出した直流電圧を「検知」して、Earth_L信号を作成している。
検知には、第2のフォトカプラ46を用いている。第2のフォトカプラ46の入力側に、上で述べた直流電圧が印加され、所定の電流が流れると、第2のフォトカプラ46の出力回路がON動作し、外部にデジタル信号としてのEarth_N信号が出力される。なお、Earth_N信号は、抵抗42によって5Vにプルアップされている。
このEarth_N信号は、請求の範囲の第2検知信号の好適な一例に相当する。
(d)回路動作1(接地Gが大地に接続されている場合)
このように、本実施形態における回路では、接地Gが地球(大地)に接続されていれば、電源が正相接続されている場合はL端子と接地Gとの間に100V(実効値)の電位差が生じ(日本の場合)て、微弱電流が流れる。同様に、電源が逆相接続されている場合は、N端子と接地Gとの間にも100V(実効値)の電位差が生じて、微弱電流が流れる。
すなわち、正相接続の場合は、電流が第1のフォトカプラ40の入力回路に流れるので、第1のフォトカプラ40の出力回路がON動作する。その結果、第1のフォトカプラ40の出力側に出力されているEarth_L信号(デジタル信号)の値が、「L」となる。
また、逆相接続の場合は、電流が第2のフォトカプラ46の入力回路に流れるので、第2のフォトカプラ46の出力回路がON動作する。その結果、第2のフォトカプラ46の出力側に出力されているEarth_N信号(デジタル信号)の値が、「L」となる。
(e)回路動作2(接地Gが接続されていない場合)
接地G(接地線)が地球に接続されていない場合、L端子と接地Gとの間の電位差(N端子と接地Gとの間の電位差も)は交流の正弦波に依存する。
(f)接地状態判定部18
このようにして、接地G(接地線)の接続状況を検知した後、その検知結果(Earth_N信号や、Earth_L信号等の検知信号)は接地状態判定部18に供給される。
接地状態判定部18は。例えばCPUであり、このCPUが所定のプログラムを実行することによって、接地状態判定部18の種々の動作を実行している。CPUは、例えばパソコンのCPUや、マイコン装置のCPU等が好適であるが、他のCPUでもよい。
接地状態判定部18(CPU)は、入力した検知信号、すなわちEarth_N信号や、Earth_L信号を、所定のデジタルインターフェース用の信号に変換して、外部に出力している。図2Aで説明したように、Earth_N信号や、Earth_L信号は、値として「H」「L」を取り得るデジタル信号である。
まず、接地状態判定部18は、Earth_L信号を常時観察し、このEarth_L信号の電位が連続してずっと「H」の状態(所定の期間以上続いている状態)の場合は、「0」となり、Earth_L信号の電位が周期的に繰り返す(HとLとを繰り返す)場合は、「1」となるような第1報知信号を生成する。
次に、接地状態判定部18は、Earth_N信号も常時観察し、このEarth_N信号の電位が連続してずっと「H」の状態(所定の期間以上続いている状態)の場合は、「0」となり、Earth_N信号の電位が周期的に繰り返す(HとLとを繰り返す)場合は、「1」となるような第2報知信号を生成する。
接地状態判定部18は、これら第1報知信号、第2報知信号を、例えばUSBインターフェース上のフレーム中に埋め込む等の処理を行い、得られたUSB用の信号を、USBインターフェースを用いて外部に出力する。
この結果、アースが正常に接続され、正相接続の場合は、(第1報知信号、第2報知信号)が、(1、0)となる。また、アースが正常に接続され、逆相接続の場合は、(第1報知信号、第2報知信号)が、(0、1)となる。また、アースが正常に接続されていない場合は、(第1報知信号、第2報知信号)が、(1、1)となる。
外部の例えばPC24(図1参照)は、例えばUSBインターフェースを介して、第1報知信号や、第2報知信号を受信することができる。
この結果、例えば、外部のパソコン(PC24)が、当該レーザー加工装置10の電源の接続状況を判定して、所望の処置を実行することができる。
図1で示された構成では、外部のPC24が、第1報知信号や、第2報知信号に基づき、電源の状況を以下のように判定することができる。
(f−1)接地Gが大地に接続しており、かつ、電源が正相接続されている場合、つまり商用電源(電力系統)の中性線がN端子に接続され、電源線がL端子に接続されている場合
この場合の、Earth_L信号、Earth_N信号の波形のグラフが図3Aに示されている。Earth_L信号、Earth_N信号は上述したようにデジタル信号であり、「H」「L」の値をとる。また、このグラフの横軸は時間である。図3Aに示すように、Earth_L信号は、「L」と「H」とを繰り返す周期信号となる。また、Earth_N信号は、接地電位と同じになるはずであるから、第2ブリッジ整流回路36の出力電圧は0となり、第2のフォトカプラ46はON動作しない(図2A参照)。その結果、Earth_N信号は、プルアップされているので「H」(5V)であり続ける(図3A参照)。
このように、Earth_L信号が周期的に変化する信号であり、Earth_N信号は変化しない場合は、上述したように、接地状態判定部18は、(第1報知信号、第2報知信号)が、(1、0)となるように各信号を生成する。この結果、外部のPC24は、上述したように、電源系統が正相接続されており、接地Gは大地に接続されている場合であると判定することができる。
本実施形態において特徴的なことは、検知信号(又はそれに基づき生成された第1報知信号、第2報知信号)に基づき接地がされているかどうか(接地Gが大地に接続されているかどうか)を判定することができるとともに、電源が正相接続されているか、逆相接続されているのかを判定することが可能なことである。
なお、接地状態判定部18は、例えばCPUが、Earth_L信号やEarth_N信号を所定のI/Oポートで入力し、これらの信号の値を、周期的にサンプリングして監視することによって、「周期的に変化」しているかどうか判断して、上記第1報知信号、第2報知信号を生成することができる。
また、L端子(図2A)が電源の正極に正しく接続されている場合(正相接続の場合)にEarth_L信号が周期的に変化する理由を、図4に基づき説明する。この場合、L端子と接地Gとの間には所定の交流電圧が発生しているので、第1ブリッジ整流回路30の出力電圧は、全波整流された波形となる。この様子が図4のグラフに示されている。
図4には、第1ブリッジ整流回路30の出力信号である全波整流の波形が示されている。この全波整流の信号は、抵抗32a、32b、32cを介して第1のフォトカプラ40に印加されている。従って、フォトカプラの入力の特性から、所定の基準電圧Vref以上の場合は、第1のフォトカプラがON動作して、Earth_L信号が「H」から「L」となる。基準電圧Vref以下の場合は、第1のフォトカプラはOFF状態であり、Earth_L信号は「H」のままである。したがって、第1のブリッジ整流回路の出力電圧の値に応じて、Earth_L信号は「H」と「L」とを繰り返す周期信号となる。この様子が図4のグラフに示されている。なお、基準電圧Vrefは、概ね第1のフォトカプラ40の特性によって決まる電圧である。
なお、図4では、Earth_L信号の例を示したが、Earth_N信号と、第2ブリッジ整流回路36の出力電圧の関係も同様である。
(f−2)接地Gが大地に接続しており、かつ、電源が逆相接続されている場合、つまり商用電源(電力系統)の中性線がL端子に接続され、電源線がN端子に接続されている場合
この場合の、Earth_L信号、Earth_N信号の波形のグラフが図3Bに示されている。Earth_L信号、Earth_N信号は上述したようにデジタル信号であり、「H」「L」の値をとる。また、このグラフの横軸は時間である。図3Bに示すように、Earth_N信号は、「L」と「H」とを繰り返す周期信号となる。また、Earth_H信号は、接地電位と同じになるはずであるから、第1ブリッジ整流回路30の出力電圧は0となり、第1のフォトカプラ40はON動作しない(図2A参照)。その結果、Earth_L信号は、プルアップされているので「H」(5V)であり続ける(図3B参照)。
このように、Earth_N信号が周期的に変化する信号であり、Earth_L信号は変化しない場合は、上述したように、接地状態判定部18は、(第1報知信号、第2報知信号)が、(0、1)となるように各信号を生成する。この結果、外部のPC24は、上述したように、電源系統が逆相接続されており、接地Gは大地に接続されている場合であると判定することができる。
この図3Bに示す場合は、電源が逆相接続されているので、Earth_L信号とEarth_N信号の様子は、上述した(f−1)の場合と逆になる。これは図3Bと図3Aのグラフを比較すれば容易に理解できよう。
したがって、本実施形態1によれば、検知信号(Earth_L信号とEarth_N信号)(又はそれに基づき生成された第1報知信号、第2報知信号)に基づき、接地がされているかどうか(接地Gが大地に接続されているかどうか)を判定することができるとともに、電源が正相接続されているか、逆相接続されているのかを判定することが可能である。
なお、この(f−2)の場合で、Earth_N信号が周期的に変化する理由は、(f−1)で説明した理由と全く同様である。また、接地状態判定部18が、検知信号が周期的に変化しているか否かを判定する手法も、上記(f−1)で説明した理由と同様である。
(f−3)接地Gが大地に接続されていない場合であって、かつ、電源が正相接続又は逆相接続されている場合
この場合の、Earth_L信号、Earth_N信号の波形のグラフが図3Cに示されている。Earth_L信号、Earth_N信号は上述したようにデジタル信号であり、「H」「L」の値をとる。また、このグラフの横軸は時間である。図3Cに示すように、Earth_N信号もEarth_L信号も、周期信号(一定の期間で、「H」と「L」とを繰り返す信号)となる。
この(f−3)の場合は、図2A等における接地Gは大地に接続していない場合である。したがって、L端子側が正極の場合、L端子から、第1ブリッジ整流回路30及び第2ブリッジ整流回路を通じて、負極であるN端子側に向けて電流が流れる。したがって、第1のフォトカプラ40も第2のフォトカプラ46もONした状態となる。このような電流が流れる様子が図2Bに示されている。図2B中で、太い破線の矢印で、このような電流の向きが示されている。
このような電流は、図2Bから明らかなように、L端子側が正極側となった場合にのみ流れる。したがって、交流電流の半周期において当該電流が流れ、他の半周期においては当該電流(図2B)は流れない。その結果、Earth_L信号もEarth_N信号も、共に「H」(5V)と「L」(0V)とを交互に繰り返す周期信号となりうる(図3C参照)。
このように、Earth_L信号もEarth_N信号もともに周期的に変化する信号である場合は、上述したように、接地状態判定部18は、電源系統が正相又は逆相接続されており、接地Gは大地に接続されて「いない」場合であると判定することができる。また、接地状態判定部18は、Earth_L信号もEarth_N信号もともに周期的に変化する信号であるので、上述した(第1報知信号、第2報知信号)は、(1、1)となる。また、外部のPC24も、第1報知信号と第2報知信号がともに「1」であることを検知すると、アースが接続できていない状態だと判定することができる。
本実施形態において特徴的なことは、検知信号に基づき、接地がされているかどうか(接地Gが大地に接続されているかどうか)について、電源が正相接続されているか逆相接続されているのかにかかわらず判定することが可能なことである。したがって、接地がされているのかどうかを、より確実に判定することができる。
もちろん、上述したように、この第1の検知信号、第2の検知信号に基づき生成された第1報知信号、第2報知信号に基づいて判定することも同様であり、電源が正相接続されているか逆相接続されているのかにかかわらず判定することが可能なことである。したがって、接地がされているのかどうかを、より確実に判定することができる。
(g)日本における優位性
特に日本の場合、交流端子のL端子とN端子は、区別しないで使用されている場合も多い。そのため、L端子とN端子とが、逆に接続(逆相接続)されている場合でも、接地線の接続状況を検出できる必要がある。本実施形態では、このような逆相接続の場合でも正相接続の場合でも、接地線の接続状況を検出することが可能である。
その理由は、図2Aに示すように、L端子側の検出回路と、N端子側の検出回路とが全く同一だからである。したがって、たとえL端子とN端子とを、商用電源に対して逆に接続してしまった場合でも、これまでの説明の通り、接地状態を判定することができる。
3.PC24の動作
これまで述べた説明では、接地状態判定部18が、検知信号であるEarth_L信号(第1の検知信号)、Earth_N信号(第2の検知信号)に基づき、第1報知信号、第2報知信号を生成し、これら第1報知信号、第2報知信号を外部に出力する動作を説明した。特に、接地状態判定部18(例えば、CPU)は、これらの報知信号をUSB等のデジタルインターフェース用の信号に変換してから外部に出力する。これによって、外部のPC24は、第1の報知信号及び第2の報知信号に基づき、接地状態と共に、電源が正相接続しているか逆相接続しているかどうかを一度に知ることができ、所望の動作を実行することができる。この所望の動作は、ユーザが自由に設定することができる。例えば、図1に示すように、外部のPC24は、レーザー加工機12を制御することができる。このためには、レーザー加工装置10は、レーザー加工機12を制御するための制御入力端子(不図示)を備えていることが好ましい。
外部のPC24は、制御入力端子を通じて制御信号をレーザー加工機12に対して出力することができる。
例えば、PC24は、接地Gが大地に接続していない場合はレーザー加工機12を停止させたり、出力を遮断させたり、レーザー加工機12そのものを起動しないようにすること、レーザー加工機12への電力供給をシャットダウンすること等のさまざまな動作、安全のための動作、を実行することもできる。これらの動作は、ユーザが自由に設定してもよい。
4.接地状態判定部18の他の動作
上の説明では、例えば、外部のPC24が、レーザー加工機12の制御を行う例を説明した。しかし、PC24と同等の手段を、レーザー加工装置10が内蔵していてもよい。そして、レーザー加工装置10自体で、接地状態に応じてレーザー加工機12の制御を上述したように実行してもよい。
このような手段として、接地状態判定部18を用いてもよい。接地状態判定部18は、Earth_L信号(第1の検知信号)、Earth_N信号(第2の検知信号)に基づき、接地状態(及び電源の正相/逆相接続)を判定し、その結果に基づいてレーザー加工機12を上の例のように制御してよい。
4−2.警告部20、表示部22
また、接地状態判定部18は、Earth_L信号(第1の検知信号)、Earth_N信号(第2の検知信号)に基づき、接地状態(及び電源の正相/逆相接続)を判定し、その結果に基づいてレーザー加工機12を上の例のように制御してよいし、その他種々の制御を行ってもよい。
例えば、接地状態判定部18は、接地Gが大地に接続されて「いない」場合、警告部20を制御して、ユーザに警告をしてもよい。そして、接地Gの接続線を大地に接続するようにユーザに促すことができる。警告部20は、ブザーや、スピーカを用いて種々の警告音を発生させてもよい。音声で警告を発してもよい。光等で警告を発してもよい。
また例えば、接地状態判定部18は、電源が逆相接続の場合、表示部22を制御して、電源が逆相接続であることを表示させてよい。ユーザはこの表示に基づき、電源が逆相接続であることを知ることができる。同様に、表示部22に、接地Gが大地に接続していないことを表示させてもよい。これによって、ユーザは、接地がされて「いない」こと(接地Gが接続線によって大地に接続されていないこと)を知ることができる。その結果、ユーザは接地を接続しなければならないことを認識することができる。
これら警告部20、表示部22は、本実施形態1において必須構成ではないが、備えていればユーザの利便性は向上する。
また、接地状態判定部18は、Earth_L信号(第1の検知信号)、Earth_N信号(第2の検知信号)に基づき、第1報知信号、第2報知信号を生成してから、この第1報知信号、第2報知信号に基づき、接地状態(及び電源の正相/逆相接続)を判定してもよい。
5.その他
(1)本実施形態1におけるレーザー加工機12は、ガラス製高電圧励起レーザーを利用することができる。本願発明者は、40WクラスのCO2レーザーであって、ガラス製高電圧励起レーザーを利用したレーザー加工装置10を実際に製造し、ユーザに好評を博している。
また、接地状態を検出する手法は、従来から種々知られているが、従来より小型で高性能な接地検知回路を、このようなガラス製高電圧励起レーザー発振機の電気回路に設置し、接地状態を容易に確認でき、ユーザに安心して使用してもらうことができたのは、本願発明者が最初である。
(2)中国や米国、欧州はコンセントにアース端子(接地端子)が付いているので、アースが接続されていないことは滅多に生じないが、日本では家庭電源のコンセントにはアース付きコンセントが十分普及していない。そのため、レーザー加工装置等を普通に使用する際は、アース(接地)が接続されていない場合もあり、その点、本実施形態は極めて有効である。
(3)したがって、本実施形態の技術は、特に日本において有効な安全対策である。簡単な回路構成によって低コスト化を図りつつ、高い検知正確率で、例えばレーザー加工装置の普及に貢献する点が大である。
B.実施形態2
1.半波整流
上述した実施形態1では、第1ブリッジ整流回路30、第2ブリッジ整流回路36を用いて、交流電圧を全波整流して、検知信号(Earth_L信号、Earth_N信号)を作成していた。
しかし、全波整流に代えて、半波整流を用いてもよい。半波整流を用いても、電圧が生じているか否かを検知できるので、全波整流に代えて半波整流を用いてもよい。
2.半波整流回路
半波整流を用いる場合の第1検知部14、第2検知部16の回路図が図5に示されている。
図5は、図2Aの第1ブリッジ整流回路30を、第1ダイオード60に置き代えており、第2ブリッジ整流回路36を、第2ダイオード64に置き換えて、全波整流の代わりに半波整流としたものである。それ以外の構成はほぼ同様であり、図5の第3のフォトカプラ70は、図2Aの第1のフォトカプラ40と同様のフォトカプラであり、第4のフォトカプラ76も、図2Aの第2のフォトカプラ46と同様のフォトカプラである。図5においては、省略されて図示されていないが、抵抗42、抵抗48と同様の抵抗によってEarth_L信号もEarth_N信号もプルアップされている。
図5において、直列に3個設けられている抵抗62a、62b、62cは、図2Aの抵抗32a、32b、32cと同様の働きをする。抵抗値が33kであり、図2Aとは異なっているのは、図5がAC200V用の回路だからである。図5の抵抗66a、66b、66cも同様である。
なお、図5のダイオード80は、第3のフォトカプラ70と、第4のフォトカプラ76の入力保護のためのダイオードであり、回路の機能には直接関係しない。
3.波形
この場合、半波整流を用いると、図4に示す全波整流の波形は、半波整流波形に置き換えて考えることができる。つまり、図4のEarth_Lの信号の周期は2倍になる。またその場合、図3A、図3Bに示す周期的な波形も、その周期が2倍に伸びると考えればよい。
したがって、接地線が地球に接続している場合は、接地状態判定部18の判定の周期も2倍になったものとして、各検知信号(Earth_L信号、Earth_N信号)が周期信号であるか否かを判断すればよい。しかし、サンプリング周期をこれらの周期より十分に短く取って、「L」となる信号が検出できれば、周期的な信号になっていると考えることができ、接地線が地球に接続している場合は、特に全波整流と半波整流の場合とで接地状態判定部18(CPU)のアルゴリズムを変更する必要性はない。
4.効果
半波整流の場合でも、全波整流の場合とほぼ同様に、接地Gが大地に接続されているか否かを判定することができ、かつ、接地Gが大地に接続されている場合は、電源が正相接続か逆相接続かを判定することもできる。また、全波整流の場合に比べてダイオードの数が少なく構成することができ、装置構成の小型化を図ることができる。
C.実施形態3
1.他の半波整流
上述した実施形態2では、半波整流を利用した第1検知部14、第2検知部16の説明を行った。これらの回路は、ダイオードによる半波整流を行っているので、商用電源8の交流電源の1周期における前半の半周期はON(又はOFF)動作し、後半の半周期はOFF(又はON)動作する。このように、第1検知部14、第2検知部16は、同時にON動作するので、アースにリーク電流が流れる場合は、両回路の電流が同時に流れることになる。
そこで、第1検知部14、第2検知部16を、交互にON動作するような半歩整流を行うことができれば、リーク電流のピーク値は半分になると考えられる。このような考え方に基づき、本実施形態3では、第1検知部14と第2検知部16とが交互にON動作するように構成した例を説明する。
2.半波整流回路
実施形態3に係る第1検知部114、第2検知部116の回路図が図6に示されている。図6は、図5の回路図とほぼ同様であり、図5と同様の構成には同じ符号が付されているが、以下の点が異なる。
第2検知部116の第2のダイオード164は、実施形態2(図5)の第2のダイオード64と向きが逆となっている。このような構成によって、第2検知部116と、実施形態2(図5)の第2検知部16とはON動作するタイミングが判半周期異なる。その結果、本実施形態3において、第1検知部114と、第2検知部116とは、実施形態2(図5)と異なり、交互にON動作する。その結果、リーク電流の大きさを実施形態2のおよそ1/2にすることができる。
なお、第2検知部116の第2のダイオード164の向きを図5の第2のダイオード64の向きと反対にしたことにより、保護ダイオードであるダイオード180中の1個のダイオードの向きも、図5のダイオード80と異なっている。これは電圧のかかる向きが図5とは逆になるためである。なお、向きが逆になるダイオードは、第2検知部116中の第2のフォトカプラ176の保護をするダイオードである(図6参照)。
また、図6の第2のフォトカプラ176は、図5の第2のフォトカプラ76と同様の部品であるが、接続端子が逆である。すなわち、印加される電圧が逆になるので、商用電源8側に接続する端子が逆になっている。図6において、第2のフォトカプラ176中の入力側のダイオードのむきが図5と逆になっている点に留意されたい。
また、本実施形態3においては、第1検知部114中の、抵抗162a、162b、162cの値を100kΩ又は200kΩに設定している。これは、日本における商用電源8が、100V又は200Vが広く用いられていることに対応したものである。商用電源8が100Vの場合は、抵抗162a、162b、162cの値を100kΩにしてよい。また、商用電源8が200Vの場合は、抵抗162a、162b、162cの値を200kΩにしてよい。このような抵抗値に設定することによって、第1のフォトカプラ70に流れる電流を適切な電流値に規定することができる。
同様の趣旨に基づき、第2検知部116中の、抵抗166a、166b、166cの値も100kΩ又は200kΩに設定している(図6)。商用電源8が100Vの場合は、抵抗166a、166b、166cの値を100kΩにしてよい。また、商用電源8が200Vの場合は、抵抗166a、166b、166cの値を200kΩにしてよい。
3.波形と判断アルゴリズム
3.1 アース線が接続されている場合
本実施形態3の図6の回路を採用する場合は、実施形態2と同様に、図4に示す全波整流の波形が、半波整流波形に置き換えて考えればよい。また、図3A、図3Bに示す周期的な波形も、実施形態2と同様に、その周期が2倍に伸びると考えればよい。
したがって、接地状態判定部18の判定手法も、上記実施形態2と基本的に同様でよい。例えば、アース線が正常に接続している場合は、電源線が正相接続であっても逆相接続であっても、これまでと同様のアルゴリズムでそれらを検出することができる。
3.2 アース線が接続されていない場合
ただし、アース線が接続されていない場合は、図6の第2のフォトカプラ176の入力ダイオードの向きが、図5の第2のフォトカプラ76の入力ダイオードの向きと逆になっているため、実施形態1、2と異なり(図2B)と異なり9、L端子からN端子へ向けて電流が流れ「ない」。
そのため、アース線が接続されていない場合のEarth_L信号、Earth_N信号の波形は、図3Dに示す波形となる。すなわち、両信号ともに「H」(High)状態となり続ける。
また、この場合、接地状態判定部18は、Earth_L信号、Earth_N信号ともに周期信号ではないため、(第1報知信号、第2報知信号)として、(0、0)の信号を生成して、PC24に出力する。したがって、本実施形態3の場合は、PC24はこれら第1報知信号=0、第2報知信号=0に基づき、アース線が接続されていないと判定することができる。
互換性のあるソフトウェアの対応方法について
(1)上述したように、アースが接地線に接続されていない場合、つまり地球に接続されていない場合、実施形態1(2)と、実施形態3との間で、検知信号、すなわちEarth_L信号と、Earth_N信号の信号レベルが異なる。したがって、これらを検出するための接地状態判定部18を実現するためのソフトウェアとして別のアルゴリズムを採用するソフトウェアを利用する必要があるとも考えられる。
しかし、実施形態1(2)と、実施形態3と、の双方に適用可能ないわゆる互換性のあるソフトウェアを実現することも可能である。
(2)まず、Earth_L信号と、Earth_N信号との状態が異なる場合は、アースが接地線に接続されて「いる」と判断する。これは、逆相接続(逆さし)がされている場合も含まれる。
(3)次に、Earth_L信号と、Earth_N信号との状態が同じ場合は、アースが接地線に接続されて「いない」と判断する。
このように判断させることによって、実施形態1(2)にも実施形態3にも適用することができるソフトウェアが得られる。
(4)なお、PC24のソフトウェアとしては、これまでの説明からあきらかなように、
(第1報知信号、第2報知信号)=(1、0)の場合は、アースが正常に接続されている(正相接続)。
(第1報知信号、第2報知信号)=(0、1)の場合は、電源逆さし(逆相接続)されている(アースが正常に接続されている)。
(第1報知信号、第2報知信号)=(1、1)の場合は、アースが接続できていない。
(第1報知信号、第2報知信号)=(0、0)の場合は、アースが接続できていない。
以上のように判断するようにソフトウェアを構成すればよい。
4.効果
このように、実施形態3(図6)によれば、実施形態2に比べて、アースに流れるリーク電流を半分に制限することができる。
C.変形例
1.電気機器について
上述した実施形態1、2、3では、電気機器の例としてレーザー加工装置10を説明したが、商用電源を利用する電気機器であれば、どのような電気機器でもよい。
2.検知信号
上述した実施形態1、2、3では、第1検知信号、第2検知信号を利用している。なお、L端子(電源線側の端子)と接地Gとの間に交流電力が表れているか否かを示す検知信号であれば、どのような信号でも第1検知信号として利用することができる。また、N端子(中性線側の端子)と接地Gとの間に交流電力が表れているか否かを示す検知信号であれば、どのような信号でも第2検知信号として利用することができる。
なお、上述した実施形態では、第1検知信号が周期信号である場合に、L端子側に交流電力が表れていると判断でき、同様に、第2検知信号が周期信号である場合に、N端子側に交流電力が表れていると判断できる例を示している。他の種類の信号を用いてもよい。
本実施形態1、2、3では、全波整流や半波整流を用いたが、交流電力をそのまま検知する手法を採用してもよい。また、本実施形態1、2では、フォトカプラを用いてデジタル信号に変換しているが、アナログ信号をそのまま取り扱えるCPU(やマイコン)であれば、デジタル信号に変換せずそのままアナログ信号とまま取り扱ってもよい。また、フォトカプラ以外の手段でデジタル信号に変換してもよい。例えば、A/Dコンバータ等を利用してもよいし、C接地状態判定部18を構成するCPUがこのようなA/Dコンバータを備えている場合はそのA/Dコンバータを利用してもよい。また、フォトカプラではなく絶縁トランス(又はパルストランス)等を用いてもよい。
E.まとめ
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
8 商用電源
8a プラグ
10 レーザー加工装置
12 レーザー加工機
14、114 第1検知部
16、116 第2検知部
18 接地状態判定部
20 警告部
22 表示部
24 PC(パソコン)
30 第1ブリッジ整流回路
32a、32b、32c 抵抗
36 第2ブリッジ整流回路
37a、37b、37c 抵抗
40 第1のフォトカプラ
42 抵抗
44 第1信号出力回路
46 第2のフォトカプラ
48 抵抗
50 第2信号出力回路
60 第1のダイオード
62a、62b、62c 抵抗
64、164 第2のダイオード
66a、66b、66c 抵抗
70 第3のフォトカプラ
76、176 第4のフォトカプラ
80、180 ダイオード

Claims (12)

  1. 商用電源の電源線Lと、前記商用電源の中性線Nとの間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、
    前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知部と、
    前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知部と、
    前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定部と、
    を具備し、前記接地状態判定部は、
    前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に正相で接続され、接地線Gが接続されていると判定し、
    前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に逆相で接続され、接地線Gが接続されていると判定し、
    前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する、
    電気機器。
  2. 前記接地状態判定部は、請求項1記載の判定に代えて、
    前記第1検知信号が、前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が、前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する、
    請求項1記載の電気機器。
  3. 前記第1検知部は、
    前記電源線Lと、前記接地線Gとの間に設けられた第1整流回路と、
    前記第1整流回路が整流された電圧を出力しているか否かを示す信号を、前記第1検知信号として出力する第1信号出力回路と、
    を具備し、
    前記第2検知部は、
    前記中性線Nと、前記接地線Gとの間に設けられた第2整流回路と、
    前記第2整流回路が整流された電圧を出力しているか否かを示す信号を、前記第2検知信号として出力する第2信号出力回路と、
    を具備する請求項1記載の電気機器。
  4. 前記第1整流回路は、全波整流を行う第1全波整流回路であり、
    前記第1信号出力回路は、
    前記第1全波整流回路の第1出力信号を入力し、前記第1出力信号を絶縁した信号である前記第1検知信号を出力する第1フォトカプラを備え、
    前記第2整流回路は、全波整流を行う第2全波整流回路であり、
    前記第2信号出力回路は、
    前記第2全波整流回路の第2出力信号を入力し、前記第2出力信号を絶縁した信号である前記第2検知信号を出力する第2フォトカプラを備える、
    請求項3記載の電気機器。
  5. 前記第1整流回路は、半波整流を行う第1半波整流回路であり、
    前記第1信号出力回路は、
    前記第1半波整流回路の第1出力信号を入力し、前記第1出力信号を絶縁した信号である前記第1検知信号を出力する第1フォトカプラを備え、
    前記第2整流回路は、半波整流を行う第2半波整流回路であり、
    前記第2信号出力回路は、
    前記第2半波整流回路の第2出力信号を入力し、前記第2出力信号を絶縁した信号である前記第2検知信号を出力する第2フォトカプラを備える、
    請求項3記載の電気機器。
  6. 前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記接地状態判定部は前記電気機器の出力を遮断する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
  7. 前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記電気機器のユーザに対して警告を発する警告部、
    を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
  8. 前記接地状態判定部の判定結果に基づき、前記判定結果を前記電気機器のユーザに対して表示する表示部、
    を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の電気機器。
  9. 商用電源の電源線Lと、前記商用電源の中性線Nとの間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、
    前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知部と、
    前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知部と、
    前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、を外部に出力する接地状態判定部と、
    を具備する電気機器。
  10. 前記接地状態判定部は、前記第1検知信号が周期信号である場合は「1」をとり、周期信号ではない場合は「0」をとる第1報知信号を生成し、前記第2検知信号が周期信号である場合は「1」をとり、周期信号ではない場合は「0」をとる第2報知信号を生成し、前記第1報知信号と、前記第2報知信号とを、外部に出力する、
    請求項9記載の電気機器。
  11. 商用電源の電源線Lと、前記商用電源の中性線Nとの間に表れる交流電力を利用する電気機器であって、
    前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知部と、
    前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知部と、
    前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定部と、
    を具備する前記電気機器に対して、接地状況を判定する接地状況判定方法であって、
    前記第1検知部が、前記商用電源の前記電源線Lと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第1検知信号を出力する第1検知ステップと、
    前記第2検知部が、前記商用電源の前記中性線Nと、前記商用電源の接地線Gとの間に電力が表れているか否かを検知し、第2検知信号を出力する第2検知ステップと、
    前記接地状態判定部が、前記第1検知信号と、前記第2検知信号と、に基づき、接地状態を判定する接地状態判定ステップと、
    を含み、
    前記接地状態判定ステップは、
    前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に正相で接続され、接地線Gが接続されていると判定する第1のステップと、
    前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記商用電源は本電気機器に逆相で接続され、接地線Gが接続されていると判定する第2のステップと、
    前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いる」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する第3のステップと、
    のいずれかのステップを含む電気機器に対して接地状況を判定する接地状況判定方法。
  12. 前記第3のステップに代えて、
    前記第1検知信号が前記電源線Lと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示し、前記第2検知信号が前記中性線Nと前記接地線Gとの間に電力が表れて「いない」ことを示す場合は、前記接地線Gが接続されてないと判定する第4のステップと、
    を含む請求項11記載の電気機器に対して接地状況を判定する接地状況判定方法。
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