JP2019109138A - 表示装置、表示方法及び表示プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供する表示装置、表示方法及び表示プログラムを提供する。【解決手段】表示装置1は、運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定部2と、対象物特定情報に基づいて、運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得部3と、運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定部4と、詳細情報を表示可能な表示部5と、表示部5の表示を制御する制御部6とを備える。運転負荷判定部4の判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、詳細情報の表示を中止する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示方法及び表示プログラムに関するものである。
従来、車両では、車両の走行に関する情報を運転者に提供する工夫が種々に提案されている(例えば特許文献1〜4)。
特開2017−3946号公報 特開2008−13070号公報 特開2006−184222号公報 特開2014−133512号公報
ところで道路添いの施設、店舗、山々等の、車内より視認した車外の対象物に関する情報を、運転者に適宜提供することができれば、運転中に気になった対象物の情報をその場で確認できることにより、車両の利便性を向上し、一段と車両による移動を楽しいものとすることができる。
しかしながら単純にこれらの情報を提供していたのでは、運転への集中が害され、安全運転が損なわれる恐れがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができるようにすることを目的とする。
係る課題を解決するため、請求項1の発明は、表示装置に適用して、
運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定部と、
前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得部と、
前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定部と、
前記詳細情報を表示可能な表示部と、
前記表示部の表示を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記運転負荷判定部の判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する。
請求項1の構成によれば、運転者が注視した対象物を注視判定部で検出し、この対象物の詳細情報を詳細情報取得部で取得し、この詳細情報を表示部で表示することにより、例えば車窓より視認可能な風景、施設等のうち、運転者が興味を示した対象物の詳細情報を適宜提供することができる。
この詳細情報の提供において、運転負荷が高い場合には、表示部における表示を中止することにより、安全運転を損なわないようにすることができる。
これにより安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
請求項2の発明においては、請求項1の構成において、
前記制御部は、
処理の履歴を記録する記録部を備え、
前記記録部の記録に基づき、運転負荷が高い場合に表示を中止した前記詳細情報を、運転負荷が低くなると前記表示部で表示する。
請求項2の構成によれば、運転負荷が高い場合に中止した詳細情報を、運転負荷が低くなった段階で確認することができ、これにより気になる施設等の詳細情報を余裕のある状況で確認することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の構成において、
前記運転負荷判定部は、
少なくとも生体情報、行動履歴情報、車両情報、周辺道路情報の何れかにより前記運転負荷を計測する。
請求項3の構成によれば、より具体的構成により、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
請求項4の発明は、請求項1、請求項2、請求項3の何れかの構成において、
前記詳細情報は、車両情報以外の情報である。
請求項4の構成によれば、より具体的に運転に差し障りがないようにして、運転中に気になった施設等を確認することができる。
請求項5の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかの構成において、
前記制御部は、運転負荷の上昇により、前記表示部で表示中の前記詳細情報の表示を中止する。
請求項5の構成によれば、運転負荷に応じて運転者の意識を運転に集中させることができ、一段と安全運転を損なわないようにすることができる。
また請求項6の発明は、表示方法に適用して、
運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定ステップと、
前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得ステップと、
前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定ステップと、
前記詳細情報を表示可能な表示部の表示を制御する制御ステップとを備え、
前記制御ステップは、
前記運転負荷判定ステップの判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する。
請求項6の構成によれば、運転者が注視した対象物の詳細情報を取得し、この詳細情報を表示部で表示することにより、例えば車窓より視認する風景、施設等のうち、運転者が興味を示した対象物の詳細情報を適宜提供することができる。
この詳細情報の提供において、運転負荷が高い場合には、表示部における表示を中止することにより、安全運転を損なわないようにすることができる。
これにより安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
また請求項7の発明は、演算処理回路による実行により、前記演算処理回路を備えた表示装置に所定の処理手順を実行させる表示プログラムに適用して、
前記処理手順は、
運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定ステップと、
前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得ステップと、
前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定ステップと、
前記詳細情報を表示可能な表示部の表示を制御する制御ステップとを備え、
前記制御ステップは、
前記運転負荷判定ステップの判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する。
請求項7の構成によれば、運転者が注視した対象物の詳細情報を取得し、この詳細情報を表示部で表示することにより、例えば車窓より視認する風景、施設等のうち、運転者が興味を示した対象物の詳細情報を適宜提供することができる。
この詳細情報の提供において、運転負荷が高い場合には、表示部における表示を中止することにより、安全運転を損なわないようにすることができる。
これにより安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
本発明の表示装置、表示方法、表示プログラムによれば、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る表示装置を示す機能ブロック図である。 図1の表示装置における注視判定部の動作の説明に供するフローチャートである。 図1の表示装置における制御部の動作の説明に供するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る表示装置の動作の説明に供するフローチャートである。 図4の続きの説明に供するフローチャートである。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る表示装置の主要部の構成を示す機能ブロック図である。
この表示装置1は、車両に携帯して、又は車両に取り付けて、車両にてユーザーが使用する表示装置であり、情報端末装置として、搭乗者の操作に応じて種々の情報を表示する。
この表示装置1は、演算処理回路を備え、搭乗者の選択操作により周辺ガイドの表示プログラムをこの演算処理回路で実行することにより、この図1に示す機能ブロックが構成される。
この図1に示す表示装置1は、注視判定部2、詳細情報取得部3、運転負荷判定部4、表示部5、制御部6を備える。
〔注視判定部〕
ここで注視判定部2は、運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する。
ここで図2は、この注視判定部2の構成に係る処理手順を示すフローチャートである。注視判定部2は、周辺ガイドの表示プログラムが開始されると、この処理手順を開始してステップSP1からステップSP2に移り、視線検出処理を実行する。
視線検出処理は、運転者の視線を検出する処理であり、例えば眼鏡型の検出装置を使用して視線を検出する場合、運転者を撮像して得られる顔の画像を画像解析して視線を検出する場合等、種々の視線検出の手法を広く適用することができる。
続いて注視判定処理は、ステップSP3に移り、視線の対象検出処理を実行する。この対象検出処理は、視線検出処理により検出した視線の情報により、運転者が視線を落としている対象物を検出する処理である。
この対象検出処理は、車両正面方向の画像を撮像して画像処理し、視線検出処理により検出した視線により特定される画像上の特定対象物を検出することにより実行する。
またこの特定対象物の検出は、車両正面の撮像結果から視線の対応箇所を検出し、この対応箇所を基準にした一定領域を検出することにより実行する。またこの一定領域は、視線の対応箇所を中心にした矩形領域、横長の楕円形状領域等を適用することができるものの、これに代えて画像処理による輪郭抽出により検出される施設、店舗等の輪郭により設定してもよい。またこの一定領域は、物体追跡の手法を適用して、車両の走行による変化に追従するように適宜移動させるようにしてもよい。
なおこれに代えて、又はこれに加えて、視線検出処理により検出される車両正面を基準にした方位と車両からの距離とによる位置座標を基準にしてこの一定領域を設定し、特定対象物を検出してもよい。
続いて注視判定処理は、ステップSP4に移り、滞留時間が一定の判定基準時間以上か否か判断する。ここで滞留時間は、運転者の視線が特定の対象物に継続して落とされている時間(視線が滞留している時間)である。
注視判定処理は、ステップSP3の特定対象物の検出に供する一定領域に視線が留まっている場合、視線が滞留しているものとして滞留時間をインクリメントし、このインクリメントした滞留時間を判定する。
なお特定対象物の検出、同一に対象物に視線が落とされているとの判定は、これらの手法に限らず、種々の手法を広く適用することができる。
また滞留時間の判定基準時間は、安全運転を損なわない範囲で、運転者が注視したと判断できる基準により設定され、例えば0.2秒に設定される。
この判定基準時間は、必用に応じて可変してもよい。
すなわち車速が速くなると、車外の風景の変化も速くなることにより、判定基準時間は、車速により可変して、例えば車速の増大により短くしてもよい。
また近景に比して遠景は変化速度が遅いことにより、判定基準時間は、車両から対象物までの距離により可変して、例えばこの距離が増大するに従って長くなるように可変してもよい。
また風景は、車両側方に比して、車両前方で変化速度が遅いことにより、さらにはハンドル操作に応じても変化することにより、判定基準時間は、車両を基準にした対象物の方位、車両のハンドル操作等により可変してもよい。
滞留時間が判定基準時間未満の場合、この処理手順においては、ステップSP4からステップSP2に戻る。これに対して滞留時間が判定基準時間以上の場合、ステップSP4からステップSP5に移り、この滞留時間が判定基準時間以上の対象物を特定する情報である対象物特定情報を出力する。なおこの対象物特定情報は、ステップSP3の処理における領域設定に係る画像データ、座標データ等を適用することができる。また対象物特定情報には、現在位置情報を付加するようにしてもよく、さらには運転者が看板等を注視する場合も考えられることにより、ステップSP3の処理における特定領域の画像から文字認識により検出されるテキストデータを追加するようにしてもよい。またカーナビゲーション装置の機能により検出される対象物の住所を追加するようにしてもよい。
これにより注視判定部2は、視線の検出を繰り返しながら滞留時間を計測して判定することにより、運転者が興味を示した対象物を検出する。
〔詳細情報取得部〕
詳細情報取得部3は、注視判定部2より出力される対象物特定情報に基づいて、運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する。
ここで詳細情報は、この表示装置が搭載されている車両の車両情報以外の情報であり、対象物を説明する情報である。
具体的に、詳細情報は、対象物を特定する対象物の名称を少なくとも備える。
また対象物が店舗である場合、詳細情報は、さらに店舗の種類(例えば飲食店、書店等の店舗のカテゴリ)、その店舗の取り扱い商品等が含まれる。また対象物が美術館、運動施設等である場合、車両情報は、開催されるイベント、展示物等の情報等がさらに含まれる。また対象物が山、川等の自然物の場合、社寺仏閣等の歴史的施設である場合、観光案内、歴史的由来等がさらに含まれる。
なお詳細情報にあっては、例えばユーザー設定により名称のみ適用するようにしてもよく、取得可能な各種の情報を広く適用するようにしてもよい。
詳細情報取得部3は、無線通信によりネットワークに接続して、注視判定部2より出力される対象物特定情報によって、ネットワークを検索することにより、詳細情報を取得する。またこれに代えて、又はこれに加えて、ストレージに記録された観光情報等の検索により取得してもよい。
〔運転負荷判定部〕
運転負荷判定部4は、運転者の運転負荷を計測して判定する。
ここで運転負荷は、運転者の生体情報、運転者の行動履歴情報、この表示装置1が搭載されている車両の車両情報、この車両の周辺道路情報等の何れか、又はこれらの組み合わせにより検出することができ、公知の種々の手法を広く適用することができる。
具体的に、生体情報の検出には、脳波、心拍、筋肉の状態等を適用することができ、生体情報により運転負荷を検出する場合、事前に検出した運転負荷に応じた計測値を基準にして運転負荷を検出することができる。
また行動履歴は、運転者の運転席における行動の変化の記録であり、この変化により運転負荷を検出することができる。
また車両情報は、車速、ハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作、車間距離等を適用することができ、例えばハンドル操作の激しさにより運転負荷を検出することができる。
また周辺道路情報は、車両の通行量、車両の現在位置、走行中道路の車線数等を適用することができ、例えば交通量が多い場合には、運転負荷が高いと判断することができる。
運転負荷判定部4は、運転負荷を所定の判定基準値により判定し、運転負荷が高いか否かを示す運転負荷の識別情報を出力する。
なおこの判定は、各情報によりそれぞれ検出される複数の運転負荷情報をそれぞれ数値化した後、重み付け加算してこれら複数の運転負荷情報を統合した後、判定基準により判定する場合、これら複数の運転負荷情報をそれぞれ判定基準値により判定した複数の判定結果を集計して最終的に判定する場合、これらを組み合わせる場合等、種々の判定手法を広く適用することができる。
〔表示部〕
表示部5は、詳細情報を表示可能に、画像表示パネル、この画像表示パネルの駆動回路等により構成され、ユーザーに提供する各種の画像を表示する。なお表示部5は、これら画像表示パネルの直視によりユーザーに画像を提供するものの、これに代えて、画像表示パネルにより形成された画像をスクリーンに投影してユーザーに提供してもよい。
また画像表示パネルは、TFT(Thin Film Transistor)液晶等の各種液晶表示パネル、有機EL(Electro Luminescence)表示パネル、DMD(Digital Mirror Device)等、種々の構成を適用することができる。
〔制御部〕
制御部6は、表示部5の表示を制御し、詳細情報取得部3で取得した詳細情報を表示部5で表示する。またこの表示において、運転負荷判定部4の判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、表示部5における詳細情報の表示を中止する。
制御部6は、履歴記録部6Aを備え、この履歴記録部6Aは、注視判定部2における対象物特定情報の検出履歴、運転負荷判定部4における判定結果、詳細情報、制御部6における表示の履歴等を記録して保持する。なおこの履歴記録部6Aにおいては、さらに詳細情報、対象物特定情報の検出時における画像データ、対象物の住所等を記録するようにしてもよい。このようにすれば、後日、改めて運転者がネットワークにより興味を示した対象物を検索する場合の利便を図ることができる。
図3は、制御部6の処理手順を示すフローチャートである。制御部6は、周辺ガイドの表示プログラムが開始されると、この処理手順を開始してステップSP11からステップSP12に移り、詳細情報が取得されたか否か判断する。
ここで視線の滞留が検出されないことにより、さらには視線の滞留した対象物の詳細情報を検出できない等により、詳細情報を取得できない場合、制御部6は、ステップSP12からステップSP19に移り、履歴記録部6Aの記録により、取得済みの詳細情報の中で、未だ表示していない詳細情報が存在するか否か判断する。
ここで未だ表示していない詳細情報が存在しない場合、ステップSP19で否定結果が得られ、制御部6は、ステップSP12に戻る。
これにより制御部6は、ステップSP12、ステップSP19の処理を繰り返し、詳細情報の取得を待機する。また詳細情報が取得されると、ステップSP12からステップSP13に移る。
このステップSP13において、制御部6は、運転負荷判定部4による判定結果により、運転負荷が高いか否か判断する。
運転負荷が低い場合、制御部6は、ステップSP13からステップSP14に移り、表示部5で詳細情報を表示するのに対し、運転負荷が高い場合、ステップSP13からステップSP18に移り、対応する詳細情報の表示を中止してステップSP12に戻る。
これによりこの表示装置1では、運転負荷が低い場合に限って、運転者が興味を示した車外対象物の詳細情報を表示する。
これにより表示装置1では、安全運転を損なわないようにして、車外より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供する。
このようにして詳細情報を表示すると、制御部6は、ステップSP14からステップSP15に移り、ここで運転負荷判定部4の判定結果により運転負荷が高くなっているか否か判断する。
ここでそれまでと同様の運転負荷により運転している場合、ステップSP15で否定結果が得られることにより、制御部6は、ステップSP15からステップSP16に移る。
このステップSP16において、制御部6は、詳細情報の表示時間が終了したか否か判断する。ここでこの詳細情報の表示時間は、事前に設定された、1つの対象物に係る詳細情報を表示する時間である。
このステップSP16で否定結果が得られると、制御部6は、ステップSP15に戻る。
これにより運転負荷が低い状態が継続している場合には、ステップSP15、ステップSP16の処理手順を繰り返して、所定の表示時間、詳細情報を表示する。またこの表示時間が経過すると、ステップSP16で肯定結果が得られることにより、ステップSP16からステップSP17に移り、詳細情報の表示を終了してステップSP12に戻る。
これにより制御部6は、1つの対象物に係る詳細情報の表示を完了し、続く詳細情報の表示に処理を切替える。
なお詳細情報の表示時間は、固定値としてもよく、例えば車速等の車両情報により可変してもよい。さらに表示に供する詳細情報の内容、対象物のカテゴリ(例えば店舗、社寺仏閣等の区別に係るカテゴリ)、運転者の趣味嗜好等により可変してもよい。
これに対してこのように1つの対象物に係る詳細情報を表示した状態で、例えば車両が交差点に接近、進入する場合等にあっては、徐々に運転負荷が上昇することになる。これによりこのような場合、制御部6は、ステップSP15で肯定結果が得られ、ステップSP18に移る。
ここで制御部6は、それまでの詳細情報の表示を中止した後、ステップSP12戻る。
これにより表示装置1は、運転負荷が高くなると詳細情報の表示を中止して、一段と安全運転を図ることができる。
このような一連の処理において、制御部6は、ステップSP13の判断、ステップSP15の判断によりステップSP18で表示を中止した詳細情報については、その履歴と共に履歴記録部6Aに記録する。
またステップSP19において、この履歴記録部6Aの記録により、このような未表示の詳細情報が存在する場合、制御部6は、ステップSP19で肯定結果が得られることにより、ステップSP19からステップSP13に移り、この未表示の詳細情報を表示する。
これにより表示装置1は、運転負荷が高いことにより表示を中止した詳細情報については、運転負荷が低くなって余裕のある状況で表示し、これにより運転者が興味を示した対象物については、漏れなく提供して運転者の使い勝手を向上する。
なおこのような運転負荷が高いことにより表示を中止した詳細情報にあっては、対象物の視認時点より時間経過して運転負荷が低くなることにより表示することになるものの、この時間経過が長くなる場合には、運転者が興味を失い、却って表示を煩わしいと感じられることも予測される。
これによりこの未表示の詳細情報の表示にあっては、視認時点からの経過時間により表示を中止するようにしてもよい。
〔実施形態の効果〕
以上の構成によれば、運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を注視判定部2で取得し、この対象物特定情報に基づいて詳細情報取得部3で詳細情報を取得し、さらに運転負荷判定部4で運転負荷を判定し、表示部5で詳細情報を表示するようにし、運転負荷判定部4の判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、詳細情報の表示を中止することにより、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
また処理の履歴を履歴記録部6Aで記録するようにして、この記録に基づき、運転負荷が高い場合に表示を中止した詳細情報を、運転負荷が低くなると表示することにより、気になる施設等の詳細情報を余裕のある状況で確認することができる。
また少なくとも生体情報、行動履歴情報、車両情報、周辺道路情報の何れかにより運転負荷を計測することにより、より具体的構成により、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
またこの詳細情報が、車両情報以外の情報であることにより、より具体的に運転に差し障りがないようにして、運転中に気になった施設等を確認することができる。
また運転負荷の上昇により詳細情報の表示を中止することにより、運転負荷に応じて運転者の意識を運転に集中させることができ、一段と安全運転を損なわないようにすることができる。
また表示方法に適用して、さらには表示プログラムに適用して、運転者が注視した対象物の詳細情報を取得し、この詳細情報を表示部で表示するようにして、運転負荷が高い場合には、表示部における表示を中止することにより、安全運転を損なわないようにして、車内より視認した車外の対象物に関する情報を適宜提供することができる。
〔第2実施形態〕
図4及び図5は、本発明の第2実施形態に係る表示装置11の動作の説明に供するフローチャートである。
この実施形態の表示装置11は、この図4及び図5に示す処理手順に係る構成が一部異なる点を除いて、第1実施形態について上述した表示装置1と同一に構成されることにより、以下においては、図1に示す表示装置1の構成を適宜流用して説明する。
この実施形態の表示装置11は、詳細情報取得部3で取得した詳細情報を順次履歴記録部6Aで記録するようにして、運転負荷が低い場合に、この記録した詳細情報を順次提供する。
図4は、この詳細情報の記録に係る処理手順を示すフローチャートである。
表示装置11は、この処理手順を開始すると、ステップSP21からステップSP22に移り、注視判定部2で視線が検出されたか否か判断する。ここで例えば瞬き等により視線を検出できない場合、表示装置11は、ステップSP22を繰り返す。また視線が検出されると、ステップSP23に移る。
このステップSP23において、表示装置11は、滞留時間が判定基準以上か否か判断する。この判定においては、表示装置1について上述した各種手法により領域を設定し、この領域における視線の滞留時間の判定により実行する。
滞留時間が判定基準未満の場合、表示装置11は、ステップSP21に戻るのに対し、滞留時間が判定基準以上の場合、ステップSP23からステップSP24に移る。
このステップSP24において、表示装置11は、視線の対象物に係る対象物特定情報を取得し、続くステップSP25において、この対象物特定情報に基づいて詳細情報取得部3により対応する詳細情報を取得する。またこの取得した詳細情報を続くステップSP26で履歴記録部6Aに記録する。
これらにより表示装置11は、運転者が興味を示した対象物の詳細情報を記録して保持する。
図5は、このようにして記録した詳細情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。
表示装置11は、この処理手順を開始すると、ステップSP31からステップSP32に移り、運転負荷が低いか否か判定し、ここで否定結果が得られると、ステップSP36に移り、何ら詳細情報を表示することなく、ステップSP32に戻る。
これにより表示装置11は、運転負荷が低くなるのを待機する。
これに対して運転負荷が低下すると、表示装置11は、ステップSP32からステップSP33に移り、ここで履歴記録部6Aに詳細情報が記録されているか否か判断する。ここで未だ詳細情報が記録されていない場合、ステップSP33で否定結果が得られることにより、表示装置11は、ステップSP33からステップSP36に移り、何ら詳細情報を表示することなく、ステップSP32に戻る。
これにより表示装置11は、運転負荷が低くなって、かつ履歴記録部6Aに詳細情報が記録されるのを待機する。
これに対して詳細情報が履歴記録部6Aに記録されている場合、表示装置11は、履歴記録部6Aに記録された表示継続時間が、一定の基準時間以下か否か判断する。
ここで表示継続時間は、各詳細情報でそれぞれ計測される、表示部5で表示した累積の表示時間である。
この表示継続時間が基準時間以下の詳細情報が記録されていない場合、表示装置11は、ステップSP34からステップSP36に移り、何ら詳細情報を表示することなく、ステップSP32に戻る。
これに対して表示継続時間が基準時間以下の詳細情報が記録されている場合、表示装置11は、ステップSP34からステップSP37に移り、この表示継続時間が基準時間以下の詳細情報を表示部35で表示してステップSP36に戻る。
これにより表示装置11では、ステップSP32−SP33−SP34−SP35−SP32の処理ループを繰り返し、履歴記録部6Aに記録した詳細情報を、運転負荷が低い状態で表示継続時間が基準時間となるまで表示する。
またこのようにして詳細情報を表示して、表示継続時間が基準時間となる前に、運転負荷が高くなると、ステップSP32からステップSP36に移って詳細情報の表示を中止する。
またこのようにして表示を中止した詳細情報については、運転負荷が低くなると、ステップSP32で肯定結果が得られることにより、ステップSP34−ステップSP35の処理により表示を再開する。
これによりこの実施形態では、詳細情報を記録して保持するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なおこのステップSP35における詳細情報の表示は、時系列により取得順に表示してもよい。
このように時系列により表示する場合には、運転者の認識順に詳細情報を表示できることにより、運転者の詳細情報の把握を容易にすることができる。
なお時系列による表示に代えて、現在時点に近い順により表示してもよい。
またこのステップSP35における詳細情報の表示は、1件毎に表示してもよく、複数件をまとめて表示してもよい。またこの場合、一回に表示する表示件数の設定を予め受け付けるようにしてもよい。
このように1件毎に表示すれば、運転者の詳細情報の認識を容易にすることができる。
また複数件をまとめて表示する場合には、詳細情報の認識に要する視点移動の頻度を低減して運転者の負担を軽減することができる。
また表示継続時間の判定に使用する基準時間は、固定値を適用するようにしてもよく、任意に設定できるようにしてもよい。またさらに対象物のカテゴリ、詳細情報の種類により、詳細情報に応じて異なる基準時間としてもよい。またこの異なる基準時間にあっては、運転者の趣味嗜好により変化させてもよい。
また記録した詳細情報については、いわゆるタイムアウトの時間を設定するようにして、余りに古くなった詳細情報については、表示対象から除外するようにしてもよい。またこのように表示対象から除外する場合には、履歴記録部6Aから記録を削除するようにしてもよい。
このように余りに古くなった詳細情報を表示対象から除外する場合、さらには記録から削除する場合、処理を簡略化することができる。
なおこの表示対象から除外するタイムアウトの時間、削除する詳細情報については、運転者の趣味嗜好、対象物のカテゴリ等により、詳細情報毎に、時間、処理を異ならせるようにしてもよい。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
1、11 表示装置
2 注視判定部
3 詳細情報取得部
4 運転負荷判定部
5 表示部
6 制御部
6A 履歴記録部

Claims (7)

  1. 運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定部と、
    前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得部と、
    前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定部と、
    前記詳細情報を表示可能な表示部と、
    前記表示部の表示を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記運転負荷判定部の判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する
    表示装置。
  2. 前記制御部は、
    処理の履歴を記録する記録部を備え、
    前記記録部の記録に基づき、運転負荷が高い場合に表示を中止した前記詳細情報を、運転負荷が低くなると前記表示部で表示する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記運転負荷判定部は、
    少なくとも生体情報、行動履歴情報、車両情報、周辺道路情報の何れかにより前記運転負荷を計測する
    請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記詳細情報は、車両情報以外の情報である
    請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、運転負荷の上昇により、前記表示部で表示中の前記詳細情報の表示を中止する
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の表示装置。
  6. 運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定ステップと、
    前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得ステップと、
    前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定ステップと、
    前記詳細情報を表示可能な表示部の表示を制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、
    前記運転負荷判定ステップの判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する
    表示方法。
  7. 演算処理回路による実行により、前記演算処理回路を備えた表示装置に所定の処理手順を実行させる表示プログラムにおいて、
    前記処理手順は、
    運転者の視線の滞留時間の判定により、運転者が注視した対象物を特定する対象物特定情報を取得する注視判定ステップと、
    前記対象物特定情報に基づいて、前記運転者が注視した対象物の詳細情報を取得する詳細情報取得ステップと、
    前記運転者の運転負荷を計測して判定する運転負荷判定ステップと、
    前記詳細情報を表示可能な表示部の表示を制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、
    前記運転負荷判定ステップの判定結果に基づいて、運転負荷が高い場合には、前記表示部における前記詳細情報の表示を中止する
    表示プログラム。
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