JP2019108841A - 液圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸入チェック弁および吐出チェック弁のばねを液体が吸入流路からポンプ室を介して吐出流路に流れる流路中に配置することなく、液体の流れ抵抗を低減し、良好な吸入吐出を得る液圧ポンプを提供するものである。【解決手段】吸入チェック弁26は、吸入弁体26Aを吸入接続部25Aに配置すると共に、第1ばねを吸入弁体26Aの背部で吸入接続部25Aの外方に配置する。吐出チェック弁28は、吐出弁体28Aを吐出接続部27Aに配置すると共に、第2ばね28Bを吐出弁体28Aの背部で吐出接続部27Aの外方に配置する。このため、第1ばねと第2ばね28Bは、作動油が吸入流路からポンプ室23を介して吐出流路29に流れる流路中に配置されないから、第1ばねと第2ばね28Bを当該流路中に配置することで生じる作動油の流れ抵抗を低減でき、良好な吸入吐出を得ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンを直線往復運動して液体を吸入吐出し、吸入チェック弁と吐出チェック弁を有する液圧ポンプに関するものである。
この種の液圧ポンプは、吸入流路(吸入ポート)からの作動油の流入は許容するが、その逆流は阻止する吸入チェック弁(吸入用の逆止弁)と、吐出流路(吐出ポート)への作動油の流出は許容するが、その逆流は阻止する吐出チェック弁(吐出用の逆止弁)を備え、駆動部(ソレノイド)を駆動してピストンを往復動させることにより液体(作動油)を吸入吐出している。そして、吸入チェック弁(吸入用の逆止弁)および吐出チェック弁(吐出用の逆止弁)は、弁座へ着座する弁体と、弁体を弁座へ着座する方向に付勢するばねとを有している。
特開2012−117643号公報(段落0021、図5)
ところが、かかる従来の液圧ポンプでは、吸入チェック弁および吐出チェック弁のばねを、液体が吸入流路からポンプ室を介して吐出流路に流れる流路中に配置しているため、ばねにより液体に流れ抵抗が生じるという問題点があった。
本発明の課題は、吸入チェック弁および吐出チェック弁のばねを液体が吸入流路からポンプ室を介して吐出流路に流れる流路中に配置することなく、液体の流れ抵抗を低減し、良好な吸入吐出を得る液圧ポンプを提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
ピストンを直線往復運動して液体を吸入吐出する液圧ポンプにおいて、ピストンを駆動する駆動部と、駆動部で作動するポンプ部とを備え、ポンプ部はピストンの直線往復運動で液体を吸入流路から吸入して吐出流路へ吐出するポンプ室と、吸入流路からポンプ室への液体の流れを許容しポンプ室から吸入流路への液体の流れを阻止する吸入チェック弁と、ポンプ室から吐出流路への液体の流れを許容し吐出流路からポンプ室への液体の流れを阻止する吐出チェック弁とを有し、吸入チェック弁は、吸入弁座へ着座する吸入弁体と、吸入弁体を吸入弁座へ着座する方向に付勢する第1ばねとを有し、吸入弁体は吸入流路とポンプ室とを接続する吸入接続部に配置し、第1ばねは吸入弁体の背部で吸入接続部の外方に配置し、吐出チェック弁は、吐出弁座へ着座する吐出弁体と、吐出弁体を吐出弁座へ着座する方向に付勢する第2ばねとを有し、吐出弁体は吐出流路とポンプ室とを接続する吐出接続部に配置し、第2ばねは吐出弁体の背部で吐出接続部の外方に配置したことを特徴とする液圧ポンプがそれである。
この場合、前記液圧ポンプは、前記駆動部を通電により発生する吸引力で可動鉄心を摺動するソレノイド部とした電磁ポンプとしても良い。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、吸入チェック弁は、吸入弁座へ着座する吸入弁体と、吸入弁体を吸入弁座へ着座する方向に付勢する第1ばねとを有し、吸入弁体は吸入流路とポンプ室とを接続する吸入接続部に配置し、第1ばねは吸入弁体の背部で吸入接続部の外方に配置し、吐出チェック弁は、吐出弁座へ着座する吐出弁体と、吐出弁体を吐出弁座へ着座する方向に付勢する第2ばねとを有し、吐出弁体は吐出流路とポンプ室とを接続する吐出接続部に配置し、第2ばねは吐出弁体の背部で吐出接続部の外方に配置した。このため、第1ばねおよび第2ばねは、液体が吸入流路からポンプ室を介して吐出流路に流れる流路中に配置されないから、第1ばねおよび第2ばねを当該流路中に配置することで生じる液体の流れ抵抗を低減でき、良好な吸入吐出を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、液圧ポンプは、駆動部を通電により発生する吸引力で可動鉄心を摺動するソレノイド部とした電磁ポンプとした。このため、電磁ポンプは可動鉄心の摺動でピストンを直線往復運動するから、電動機を駆動部とする液圧ポンプに比し、電動機の回転運動をピストンの直線往復運動に変換する格別の機構が不要で、容易に製作することができる。
本発明の一実施形態を示した液圧ポンプの縦断面図である。 図1の線A−Aに沿った図である。 本発明の他の実施形態を示した縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1および図2において、1は液圧ポンプとしての電磁ポンプで、駆動部としてのソレノイド部2をポンプ部3に載置してボルト部材4で着脱自在に固定している。電磁ポンプ1は、ソレノイド部2への通電・非通電での繰り返しで、作動油を吸入吐出する。
5は、略円筒形状のヨークで、軸方向へ小径孔5A、中径孔5B、大径孔5Cを連設している。ヨーク5の小径孔5Aは、一側面に開口すると共に、ヨーク5の大径孔5Cは、他側面に開口している。6は、略円筒形状の第1緩衝部材で、ヨーク5の大径孔5Cと中径孔5Bとの連接段部に収容している。7は、ヨーク5の大径孔5Cの開口部に備える軸受部材である。
8は、略円筒形状の可動鉄心で、ヨーク5の大径孔5Cに軸方向へ摺動自在に嵌挿している。可動鉄心8は、軸方向へ一端面に向けて拡径するテーパー状の大径孔8A、中径孔8B、小径孔8Cを連設している。可動鉄心8の大径孔8Aは、一側面に開口すると共に、可動鉄心8の小径孔8Cは、他側面に開口している。9は、可動鉄心8の大径孔8Aおよび中径孔8Bに収容した第1ばね部材で、ヨーク5の中径孔5Bに収容したばね受け部材10と可動鉄心8の中径孔8Bと小径孔8Cとの連接段部との間に介装し、可動鉄心8を軸方向下方に付勢する。11は、ばね部材9のばね力を調整自在にする調整ねじで、ヨーク5の小径孔5Aに螺合して先端をばね受け部材10に当接し、外部からの回動操作により軸方向へ進退自在にしてばね部材9のばね力を調整自在にする。12は、調整ねじ11のロックナットである。
13は、略円盤形状の固定鉄心で、軸方向へ大径孔13A、中径孔13B、小径孔13Cを連設している。固定鉄心13は、一側面に嵌合凸部13Dを突設し、大径孔13Aを他側面に開口すると共に、小径孔13Cを嵌合凸部13D端面に開口している。14は、略円筒形状の第2緩衝部材で、固定鉄心13の大径孔13Aと中径孔13Bとの連接段部に収容している。15は、略円柱形状のピストンで、一端を可動鉄心8の小径孔8Cに嵌挿して着脱不能に固着し、他端を固定鉄心13の小径孔13Cに摺動自在に嵌挿している。16は、固定鉄心13の中径孔13Bに収容した第2ばね部材で、可動鉄心8の他端面と固定鉄心13の中径孔13Bと小径孔13Cとの連接段部との間に介装し、可動鉄心8を軸方向上方に付勢する。可動鉄心8は、第1ばね部材9の弾性力と第2ばね部材16の弾性力とが対向作用し、第1ばね部材9と第2ばね部材16の弾性力の平衡位置で停止する。
17は、軸方向両端に鍔部を有する略円筒形状のコイルボビンで、中心に軸方向へ貫通する挿通孔17Aを有すると共に、鍔部の間にコイル18を巻回している。コイルボビン17は、挿通孔17Aの一端側からヨーク5を挿入すると共に、他端側から固定鉄心13を挿入し、コイル18への通電により発生する吸引力で、可動鉄心8を固定鉄心13に吸引する。19は、コイルボビン17の径方向外方に配置した略円筒形状のカバー部材で、一端側をヨーク5で閉塞すると共に、他端側を固定鉄心13で閉塞し、コイルボビン17を覆っている。
20は、平面で略正方形の立方体形状の固定部材で、中心に1個の貫通孔20Aと、各稜部近傍に図示しない4個の挿通孔を軸方向に貫通形成している。固定部材20は、中心の貫通孔20Aにヨーク5を挿通している。また、固定部材20は、4個の挿通孔に4個のボルト部材4を挿通し、ソレノイド部2をポンプ部3へ着脱自在に固定している。
21は、ポンプ部3の上面3Aに開口して形成した嵌合孔で、固定鉄心13の嵌合凸部13Dを嵌合している。22は、固定鉄心13の嵌合凸部13D端面に設けたOリングで、嵌合凸部13D端面とポンプ部3の嵌合孔21の底部との隙間を液密的に密封している。23は、ピストン15の軸方向下方に区画形成したポンプ室で、固定鉄心13の小径孔13Cに連設している。
24は、低圧側からポンプ室23に作動油を吸入する吸入流路で、ポンプ部3の第1側面3Bに開口し、図2上下方向(図1奥行方向)に穿設している。25は、吸入チェック弁26を収容する第1収装孔で、一端を吸入流路24に接続し、他端をポンプ部3の第1側面3Bと対向する第2側面3Cに開口している。第1収装孔25は、内周面にポンプ室23を略直交して接続している。
吸入チェック弁26は、吸入弁体26A、第1ばね26B、吸入栓部材26C、吸入弁座26Dから構成し、吸入弁体26Aを第1ばね26Bの弾性力で付勢して吸入弁座26Dに着座している。吸入弁体26Aは、吸入流路24とポンプ室23を接続する第1収装孔25の吸入接続部25Aに配置している。第1ばね26Bは、吸入弁体26Aの背部で、吸入弁体26Aと吸入栓部材26Cとの間に介装し、吸入接続部25Aの外方に配置している。第1ばね26Bを配置した吸入接続部25Aの外方は、吸入弁体26Aに形成した連通溝26Fでポンプ室23と連通している。吸入栓部材26Cは、第1収装孔25に螺合して固着し、Oリング26Eで吸入栓部材26Cと第1収装孔25との隙間を液密的に密封している。吸入弁座26Dは、吸入接続部25Aの吸入流路24との接続箇所の開口端に形成している。吸入チェック弁26は、吸入弁体26Aが吸入弁座26Dから離間して吸入流路24からポンプ室23への作動油の流れを許容し、吸入弁体26Aが吸入弁座26Dに着座してポンプ室23から吸入流路24への作動油の流れを阻止する。
27は、吐出チェック弁28を収容する第2収装孔で、一端をポンプ室23に接続し、他端をポンプ部3の下面3Dに開口している。29は、ポンプ室23から図示しない負荷側に作動油を吐出する吐出流路で、図1左右方向に穿設し、一端を第2収装孔27の内周面に接続すると共に、他端をポンプ部3の第1側面3Bおよび第2側面3Cと直交する第3側面3Eに開口している。
吐出チェック弁28は、吐出弁体28A、第2ばね28B、吐出栓部材28C、吐出弁座28Dから構成し、吐出弁体28Aを第2ばね28Bの弾性力で付勢して吐出弁座28Dに着座している。吐出弁体28Aは、ポンプ室23と吐出流路29とを接続する第2収装孔27の吐出接続部27Aに配置している。第2ばね28Bは、吐出弁体28Aの背部で、吐出弁体28Aと吐出栓部材28Cとの間に介装し、吐出接続部27Aの外方に配置している。第2ばね28Bを配置した吐出接続部27Aの外方は、吐出弁体28Aに形成した連通溝28Fで吐出流路29と連通している。吐出栓部材28Cは、第2収装孔27に螺合して固着し、Oリング28Eで吐出栓部材28Cと第2収装孔27との隙間を液密的に密封している。吐出弁座28Dは、吐出接続部27Aのポンプ室23との接続箇所の開口端に形成している。吐出チェック弁28は、吐出弁体28Aが吐出弁座28Dから離間してポンプ室23から吐出流路29への作動油の流れを許容し、吐出弁体28Aが吐出弁座28Dに着座して吐出流路29からポンプ室23への作動油の流れを阻止する。
次に、かかる構成の作動を説明する。
図1および図2は、コイル18の非通電状態を示し、可動鉄心8は第1ばね部材9と第2ばね部材16の弾性力の平衡位置で停止している。吸入チェック弁26および吐出チェック弁28は閉じている。
この状態で、コイル18へ通電すると、可動鉄心8は第2ばね部材16の弾性力に抗して軸方向下方へ摺動して固定鉄心13に吸引される。これにより、ピストン15がポンプ室23の作動油を加圧し、吐出チェック弁28が開き、ポンプ室23から吐出流路29を介して作動油を負荷側に吐出する。吸入チェック弁26は、閉じ状態を維持している。
この状態で、コイル18を非通電にすると、可動鉄心8は第2ばね部材16の弾性力で軸方向上方へ摺動して固定鉄心13から離間する。これにより、ポンプ室23はピストン15が上方へ摺動し負圧になる。そして、吸入チェック弁26は開き、吐出チェック弁28は閉じて、低圧側から吸入流路24を介して作動油をポンプ室23に吸入する。
かかる作動において、吸入チェック弁26は、吸入弁座26Dへ着座する吸入弁体26Aと、吸入弁体26Aを吸入弁座26Dへ着座する方向に付勢する第1ばね26Bとを有し、吸入弁体26Aは吸入流路24とポンプ室23とを接続する吸入接続部25Aに配置し、第1ばね26Bは吸入弁体26Aの背部で吸入接続部25Aの外方に配置し、吐出チェック弁28は、吐出弁座28Dへ着座する吐出弁体28Aと、吐出弁体28Aを吐出弁座28Dへ着座する方向に付勢する第2ばね28Bとを有し、吐出弁体28Aは吐出流路29とポンプ室23とを接続する吐出接続部27Aに配置し、第2ばね28Bは吐出弁体28Aの背部で吐出接続部27Aの外方に配置した。このため、第1ばね26Bおよび第2ばね28Bは、作動油が吸入流路24からポンプ室23を介して吐出流路29に流れる流路中に配置されないから、第1ばね26Bおよび第2ばね28Bを当該流路中に配置することで生じる作動油の流れ抵抗を低減でき、良好な吸入吐出を得ることができる。
また、液圧ポンプは、駆動部を通電により発生する吸引力で可動鉄心8を摺動するソレノイド部2とした電磁ポンプ1とした。このため、電磁ポンプ1は可動鉄心8の摺動でピストン15を直線往復運動するから、電動機を駆動部とする液圧ポンプに比し、電動機の回転運動をピストンの直線往復運動に変換する格別の機構が不要で、容易に製作することができる。
図3は、本発明の他の実施形態を示し、一実施形態と同一個所には同符号を付して説明を省略し、異なる個所についてのみ説明する。
30は、低圧側からポンプ室23に作動油を吸入する吸入流路で、図3左右方向に穿設し、一端をポンプ部3の第3側面3Eに開口している。31は、吸入チェック弁32を収容する第1収装孔で、吸入流路30に連設し、一端をポンプ部3の第3側面3Eに対向する第4側面3Fに開口している。第1収装孔31は、内周面にポンプ室23を略直交して接続している。
吸入チェック弁32は、吸入弁体32A、第1ばね32B、吸入栓部材32C、吸入弁座32Dから構成し、吸入弁体32Aを第1ばね32Bの弾性力で付勢して吸入弁座32Dに着座している。吸入弁体32Aは、吸入流路30とポンプ室23を接続する第1収装孔31の吸入接続部31Aに配置している。第1ばね32Bは、吸入弁体32Aの背部で、吸入弁体32Aと吸入栓部材32Cとの間に介装し、吸入接続部31Aの外方に配置している。第1ばね32Bを配置した吸入接続部31Aの外方は、吸入弁体32Aに形成した連通溝32Fでポンプ室23と連通している。吸入栓部材32Cは、第1収装孔31に螺合して固着し、Oリング32Eで吸入栓部材32Cと第1収装孔31との隙間を液密的に密封している。吸入弁座32Dは、吸入接続部31Aの吸入流路30との接続箇所の開口端に形成している。吸入チェック弁32は、吸入弁体32Aが吸入弁座32Dから離間して吸入流路30からポンプ室23への作動油の流れを許容し、吸入弁体32Aが吸入弁座32Dに着座してポンプ室23から吸入流路30への作動油の流れを阻止する。
33は、吐出チェック弁34を収容する第2収装孔で、図3左右方向に穿設し、一端をポンプ部3の第3側面3Eに開口すると共に、他端を分岐流路23Aを介してポンプ室23に接続する。35は、ポンプ室23から図示しない負荷側に作動油を吐出する吐出流路で、一端を第2収装孔33の内周面に接続すると共に、他端をポンプ部3の第3側面3Eに開口している。
吐出チェック弁34は、吐出弁体34A、第2ばね34B、吐出栓部材34C、吐出弁座34Dから構成し、吐出弁体34Aを第2ばね34Bの弾性力で付勢して吐出弁座34Dに着座している。吐出弁体34Aは、分岐流路23Aと吐出流路35とを接続する第2収装孔33の吐出接続部33Aに配置している。第2ばね34Bは、吐出弁体34Aの背部で、吐出弁体34Aと吐出栓部材34Cとの間に介装し、吐出接続部33Aの外方に配置している。第2ばね34Bを配置した吐出接続部33Aの外方は、吐出弁体34Aに形成した連通溝34Fで吐出流路35と連通している。吐出栓部材34Cは、第2収装孔33に螺合して固着し、Oリング34Eで吐出栓部材34Cと第2収装孔33との隙間を液密的に密封している。吐出弁座34Dは、吐出接続部34Aの分岐流路23Aとの接続箇所の開口端に形成している。吐出チェック弁34は、吐出弁体34Aが吐出弁座34Dから離間してポンプ室23から吐出流路35への作動油の流れを許容し、吐出弁体34Aが吐出弁座34Dに着座して吐出流路35からポンプ室23への作動油の流れを阻止する。
作動は、一実施形態と略同様に、図3の状態で、コイル18を通電すると、ピストン15がポンプ室23の作動油を加圧し、吐出チェック弁34が開き、ポンプ室23から吐出流路35を介して作動油を負荷側に吐出する。この状態で、コイル18を非通電にすると、ポンプ室23は負圧になり、吸入チェック弁32は開き、吐出チェック弁34は閉じて、低圧側から吸入流路30を介して作動油をポンプ室23に吸入する。
かかる作動において、一実施形態と略同様に、第1ばね32Bおよび第2ばね34Bは、作動油が吸入流路30からポンプ室23を介して吐出流路35に流れる流路中に配置されないから、第1ばね32Bおよび第2ばね34Bを当該流路中に配置することで生じる作動油の流れ抵抗を低減でき、良好な吸入吐出を得ることができる。また、電磁ポンプ1は可動鉄心8の摺動でピストン15を直線往復運動するから、電動機を駆動部とする液圧ポンプに比し、電動機の回転運動をピストンの直線往復運動に変換する格別の機構が不要で、容易に製作することができる。
なお、前述の各実施形態では、液圧ポンプとしてソレノイド部2を駆動部とする電磁ポンプ1を用いたが、これに限らず、電動機を駆動部とするピストンポンプとしてもよいことは勿論である。
1:電磁ポンプ(液圧ポンプ)
2:ソレノイド部(駆動部)
3:ポンプ部
8:可動鉄心
15:ピストン
23:ポンプ室
24、30:吸入流路
25A、31A:吸入接続部
26、32:吸入チェック弁
26A、32A:吸入弁体
26B、32B:第1ばね
26D、32D:吸入弁座
27A、33A:吐出接続部
28、34:吐出チェック弁
28A、34A:吐出弁体
28B、34B:第2ばね
28D、34D:吐出弁座
29、35:吐出流路

Claims (2)

  1. ピストンを直線往復運動して液体を吸入吐出する液圧ポンプにおいて、ピストンを駆動する駆動部と、駆動部で作動するポンプ部とを備え、ポンプ部はピストンの直線往復運動で液体を吸入流路から吸入して吐出流路へ吐出するポンプ室と、吸入流路からポンプ室への液体の流れを許容しポンプ室から吸入流路への液体の流れを阻止する吸入チェック弁と、ポンプ室から吐出流路への液体の流れを許容し吐出流路からポンプ室への液体の流れを阻止する吐出チェック弁とを有し、吸入チェック弁は、吸入弁座へ着座する吸入弁体と、吸入弁体を吸入弁座へ着座する方向に付勢する第1ばねとを有し、吸入弁体は吸入流路とポンプ室とを接続する吸入接続部に配置し、第1ばねは吸入弁体の背部で吸入接続部の外方に配置し、吐出チェック弁は、吐出弁座へ着座する吐出弁体と、吐出弁体を吐出弁座に着座する方向へ付勢する第2ばねとを有し、吐出弁体は吐出流路とポンプ室とを接続する吐出接続部に配置し、第2ばねは吐出弁体の背部で吐出接続部の外方に配置したことを特徴とする液圧ポンプ。
  2. 前記液圧ポンプは、前記駆動部を通電により発生する吸引力で可動鉄心を摺動するソレノイド部とした電磁ポンプとすることを特徴とする請求項1に記載の液圧ポンプ。
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