JP2019108741A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

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萩野 誠一郎
Seiichiro Hagino
誠一郎 萩野
寛人 加藤
Hiroto Kato
寛人 加藤
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Abstract

【課題】使用者が不快に感じることなく、局部の洗浄の効果を確認することができる温水洗浄便座装置を提供すること。【解決手段】温水洗浄便座装置1は、局部を含む被洗浄領域を撮像する撮像装置13と、撮像装置13によって撮像された画像を取得する取得部14aと、取得部14aによって取得された画像に基づいて、被洗浄領域に付着した付着物を識別する識別部14cと、被洗浄領域の面積に対して、識別部14cによって識別された付着物の面積の割合である付着物割合を算出する第一算出部14dと、第一算出部14dによって算出された付着物割合を、付着物とは異なる図形であって付着物を間接的に表現する図形である間接図形F1を用いて表す間接画像Pを生成する生成部14eと、生成部14eによって生成された間接画像Pを、表示部3aに出力する出力部14fと、を備えている。【選択図】 図3

Description

本発明は、温水洗浄便座装置に関する。
便器の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図1に示されているように、便器は、ボウル内に繰り出し可能な照明および鏡を備え、使用者が鏡に映った局部を目視可能とすることを特徴としている。これにより、使用者は、局部の状態や、便器が温水洗浄便座を備える場合においては局部における洗浄の状態および洗浄の効果を、直接確認することができる。
特開2000−80699号公報
しかしながら、上述したように、使用者が局部を直接観察する場合、使用者が不快に感じることが考えられる。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、使用者が不快に感じることなく、局部の洗浄の効果を確認することができる温水洗浄便座装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る温水洗浄便座装置は、ノズルから噴出された洗浄水によって、人体の局部を含む被洗浄領域を洗浄する温水洗浄便座装置であって、被洗浄領域を撮像する撮像装置と、撮像装置によって撮像された画像を取得する取得部と、取得部によって取得された画像に基づいて、被洗浄領域に付着した付着物を識別する識別部と、被洗浄領域の面積に対して、識別部によって識別された付着物の面積の割合である付着物割合を算出する第一算出部と、第一算出部によって算出された付着物割合を、付着物とは異なる図形であって付着物を間接的に表現する図形である間接図形を用いて表す間接画像を生成する生成部と、生成部によって生成された間接画像を、表示部に出力する出力部と、を備えている。
これによれば、局部を含む被洗浄領域の面積に対する、被洗浄領域に付着した付着物の面積の割合である付着物割合が、付着物を間接的に表現する間接図形を用いて表された間接画像として表示部に表示される。よって、使用者は、例えば被洗浄領域の洗浄後において、被洗浄領域の面積に対する付着物の面積を、局部および付着物を直接観察することなく確認できる。したがって、使用者が不快に感じることなく、局部の洗浄の効果を確認することができる。
本発明の第一実施形態に係る温水洗浄便座装置の構成を示す構成図である。 図1に示す温水洗浄便座装置のブロック図である。 図1に示す制御装置が実行するフローチャートである。 図1に示す表示部に表示された間接画像を示す図である。 図3に示すフローチャートが実行された場合において、表示部に表示された間接画像を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る温水洗浄便座装置のブロック図である。 図5に示す制御装置が実行するフローチャートである。 図1または図5に示す表示部に表示された間接画像の変形例を示す図である。 図3または図6に示すフローチャートが実行された場合において、表示部に表示された間接画像の変形例を示す図である。 図1に示す表示部に表示された間接画像および洗浄画像を示す図である。
<第一実施形態>
以下、本発明による温水洗浄便座装置の第一実施形態について説明する。温水洗浄便座装置1は、ノズル11b(後述する)から噴出された洗浄水によって、人体の局部(例えば肛門)を含む被洗浄領域(後述する)を洗浄するものである。温水洗浄便座装置1は、例えば家屋のトイレルームWCに設置されている。温水洗浄便座装置1は、本体部10、便座20および便蓋30を備えている。
本体部10は、トイレルームWCに設置された腰掛式便器2に取り付けられている。本体部10は、便座20および便蓋30を回動可能に支持している。便座20は、使用者Mが例えば排便や局部の洗浄を行う場合に着座するものである。便蓋30は便座20を覆うものである。本体部10には、ノズル装置11、乾燥装置(図示なし)、着座センサ12、撮像装置13および制御装置14が収容されている。
ノズル装置11は、水源(例えば水道配管)から洗浄水が供給されて、人体の局部に向けて洗浄水を噴出するものである。ノズル装置11は、洗浄水の流量を調整する流量調整弁11aおよび洗浄水を噴出するノズル11bを備えている。ノズル11bは、本体部10に収容された収納位置と、先端部が本体部10の外部に位置して局部に向けて洗浄水を噴出する洗浄位置(図1に示す位置)との間を、制御装置14の制御指令によって駆動するモータ(図示なし)によって移動可能に設けられている。乾燥装置は、人体の局部に付着した洗浄水を乾燥させるものである。
着座センサ12は、使用者Mが便座20に着座しているか否かを検出するものである。着座センサ12は、例えば赤外線を発射するとともに、反射した赤外線を検出する。使用者Mが便座20に着座している場合、着座センサ12が赤外線を発射した時点から、使用者Mに当って反射した赤外線を検出する時点までの検出時間が所定時間以下となる。この場合、着座センサ12がオン信号を制御装置14に出力する。検出時間が所定時間より長い場合、着座センサ12がオフ信号を制御装置14に出力する。この場合、使用者Mが便座20に着座していない。所定時間は、予め実験等により実測されて導出されている。
撮像装置13は、被洗浄領域を撮像するものである。撮像装置13(例えばカメラ)は、撮像した被洗浄領域を制御装置14に出力する。被洗浄領域は、人体の局部を含む領域である。被洗浄領域は、局部から人体の表面に沿って所定距離以内の領域に設定されている。所定距離は、使用者Mが排便した場合に、局部の周辺に例えば便等の付着物が付着する範囲に基づいて設定されている。
撮像装置13は、ノズル11bが収納位置に位置する場合に本体部10に収納され、ノズル11bが洗浄位置に位置する場合に本体部10の外部に位置し、被洗浄領域を撮像可能となるように、ノズル11bに固定されている。また、撮像装置13は、被洗浄領域の洗浄の開始時点から、被洗浄領域の洗浄の終了時点まで時系列に撮像する(詳細は後述する)。
制御装置14は、温水洗浄便座装置1を統括制御するものである。制御装置14は、図2に示すように、取得部14a、洗浄制御部14b、識別部14c、第一算出部14d、生成部14eおよび出力部14fを備えている。
取得部14aは、撮像装置13によって撮像された画像を取得するものである。また、取得部14aは、着座センサ12および使用者Mによって操作されるスイッチ類から出力された信号を取得する。スイッチ類は、洗浄を開始する洗浄スイッチ15および洗浄を停止する止スイッチ16を備えている。
洗浄制御部14bは、洗浄水の流量を調整するものである。洗浄制御部14bは、洗浄スイッチ15がオンされて、撮像装置13によって被洗浄領域の画像が取得された後に、ノズル11bから洗浄水を噴出するように、流量調整弁11aを制御する(詳細は後述する)。洗浄制御部14bは、洗浄が行われている間、洗浄水をノズル11bから連続して噴出するように、流量調整弁11aを制御する。
また、洗浄制御部14bは、ノズル装置11による局部の洗浄が行われる場合、使用者Mによって設定された洗浄強さに応じた流量にて洗浄水がノズル11bから噴出されるように、流量調整弁11aを制御する。制御装置14は、洗浄強さと洗浄水の単位時間あたりの流量との関係を示すマップ(図示なし)を用いて、使用者Mによって設定された洗浄強さから洗浄水の単位時間あたりの流量を設定する。マップは、記憶部(図示なし)に記憶されている。
識別部14cは、取得部14aによって取得された画像に基づいて、被洗浄領域に付着した付着物を識別するものである。識別部14cは、付着物と人体の表面との色差に基づいて輪郭抽出等の画像処理を行うことにより、付着物を識別する。
第一算出部14dは、被洗浄領域の面積に対して、識別部14cによって識別された付着物の面積の割合である付着物割合を算出するものである。被洗浄領域の面積は、予め実験等により実測されて導出され、記憶部に記憶されている。付着物の面積は、識別部14cによって識別された付着物の大きさや範囲に基づいて算出される。付着物割合は、付着物の面積を被洗浄領域の面積を用いて除算することにより算出される。
生成部14eは、第一算出部14dによって算出された付着物割合を、付着物とは異なる図形であって付着物を間接的に表現する図形である間接図形F1を用いて表す間接画像Pを生成するものである。間接図形F1は、図4Aおよび図4Bに示すように付着物を直接的に想起させない図形である。間接画像Pは、この間接図形F1の数を増減させることにより、付着物割合を間接的に表す画像である。例えば、間接図形F1の一つが10%の付着物割合を示すように設定されている場合、図4Aに示す間接画像Pは、付着物割合が80%であることを示す間接画像Pである。
出力部14fは、生成部14eによって生成された間接画像Pを、表示部3aに出力するものである。表示部3aは、図1に示すように、使用者Mが所有する携帯端末装置3に設けられている。携帯端末装置3は、具体的には、使用者Mが所有し、かつ、使用者Mによって認証された携帯電話(例えばスマートフォン)やタブレット端末等である。出力部14fは、携帯端末装置3と有線または無線により間接画像P等のデータを送受信可能に設けられている。
次に、制御装置14が実行するフローチャートについて図3を用いて説明する。制御装置14は、ステップS102にて洗浄スイッチ15がオンされたか否かを判定する。例えば使用者Mが排便前であり、使用者Mが洗浄を行わない場合、洗浄スイッチ15がオンされていない。この場合、制御装置14は、ステップS102にて「NO」と判定し、ステップS102を繰り返し実行する。
そして、使用者Mが排便した後に洗浄を行うとき、使用者Mが洗浄スイッチ15をオンする。このとき、制御装置14は、ステップS102にて「YES」と判定し、プログラムをステップS104に進める。
制御装置14は、ステップS104にて撮像装置13によって被洗浄領域を撮像し、ステップS106にて付着物を識別する(取得部14a,識別部14c)。制御装置14は、ステップS108にて付着物割合を算出し(第一算出部14d)、ステップS110にて間接画像Pを生成する(生成部14e)。
続けて、制御装置14は、ステップS112にて間接画像Pを表示し(出力部14f)、ステップS114にて止スイッチ16がオンされたか否かを判定する。使用者Mが洗浄を継続しており、使用者Mが止スイッチ16をオンしていない場合、制御装置14は、ステップS114にて「NO」と判定し、プログラムをステップS104に戻す。すなわち、被洗浄領域の洗浄が行われている間、制御装置14は、ステップS104〜S114を繰り返し実行する。
一方、使用者Mが洗浄を停止するために止スイッチ16をオンした場合、制御装置14は、ステップS114にて「YES」と判定し、プログラムをステップS102に戻す。このように、制御装置14は、被洗浄領域の洗浄の開始時点から終了時点まで時系列に撮像装置13による撮像を行う。
次に、上述したフローチャートが実行された場合の温水洗浄便座装置1の動作について説明する。使用者Mが便座20に着座して排便が行われて、洗浄スイッチ15がオンされたとき、ノズル11bが収納位置から洗浄位置に移動する。
そして、被洗浄領域が撮像装置13によって撮像され(ステップS104)、ノズル11bから洗浄水が噴出される。被洗浄領域に付着物が付着しており、付着物の面積の被洗浄領域の面積に占める割合が80%である場合、付着物割合が80%であると算出される(ステップS106,108)。
上述したように、間接図形F1の一つが10%の付着物割合を示すように設定されている場合、図4Aに示すように、8つの間接図形F1を用いた間接画像Pが生成されて(ステップS110)、この間接画像Pが表示部3aに表示される(ステップS112;図4A参照)。
止スイッチ16がオンされずに被洗浄領域の洗浄が継続している場合、撮像装置13により被洗浄領域が再度撮像される(ステップS104)。洗浄によって被洗浄領域から付着物が除去されて、付着物の面積の被洗浄領域の面積に占める割合が40%となっていた場合、付着物割合が40%であると算出される(ステップS106,108)。
この場合、4つの間接図形F1を用いた間接画像Pが生成されて(ステップS110)、この間接画像Pが表示部3aに表示される(ステップS112;図4B参照)。なお、図4Bに示す破線は、洗浄により付着物が減少したために間接図形F1が消えたことを示している。さらに洗浄がさらに継続された後、被洗浄領域から付着物がなくなった場合、表示部3aに間接図形F1が表示されなくなる。そして、使用者Mが止スイッチ16をオンした場合、洗浄水の噴出が停止され、ノズル11bが洗浄位置から収納位置に移動する。
本第一実施形態によれば、温水洗浄便座装置1は、ノズル11bから噴出された洗浄水によって、人体の局部を含む被洗浄領域を洗浄する。温水洗浄便座装置1は、被洗浄領域を撮像する撮像装置13と、撮像装置13によって撮像された画像を取得する取得部14aと、取得部14aによって取得された画像に基づいて、被洗浄領域に付着した付着物を識別する識別部14cと、被洗浄領域の面積に対して、識別部14cによって識別された付着物の面積の割合である付着物割合を算出する第一算出部14dと、第一算出部14dによって算出された付着物割合を、付着物とは異なる図形であって付着物を間接的に表現する図形である間接図形F1を用いて表す間接画像Pを生成する生成部14eと、生成部14eによって生成された間接画像Pを、表示部3aに出力する出力部14fと、を備えている。
これによれば、局部を含む被洗浄領域の面積に対する、被洗浄領域に付着した付着物の面積の割合である付着物割合が、付着物を間接的に表現する間接図形F1を用いて表された間接画像Pとして表示部3aに表示される。よって、使用者Mは、例えば被洗浄領域の洗浄後において、被洗浄領域の面積に対する付着物の面積を、局部および付着物を直接観察することなく確認できる。したがって、使用者Mが不快に感じることなく、局部の洗浄の効果を確認することができる。
また、撮像装置13は、被洗浄領域の洗浄の開始時点から、被洗浄領域の洗浄の終了時点まで時系列に撮像する。
これによれば、使用者Mは、被洗浄領域の洗浄中において、被洗浄領域の面積に対する付着物の面積を、局部および付着物を直接観察することなく確認できる。したがって、被洗浄領域の洗浄中においても、使用者Mが不快に感じることなく、局部の洗浄の効果を確認することができる。
また、表示部3aは、使用者Mが所有する携帯端末装置3に設けられている。
これによれば、使用者Mが所有する携帯端末装置3に、付着物割合が表示される。よって、温水洗浄便座装置1が表示部3aを備えないようにすることができるため、温水洗浄便座装置1の低コスト化を図ることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明による温水洗浄便座装置1の第二実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について説明する。本第二実施形態において、制御装置14は、上述した第一実施形態と比べて、図5に示すように、計測部114g、第二算出部114hおよび省エネ寄与度導出部114iをさらに備えている。
計測部114gは、被洗浄領域の洗浄の開始時点から終了時点までの洗浄時間を計測するものである。計測部114gは、具体的には、洗浄スイッチ15がオンされた時点から止スイッチ16がオンされた時点までの時間を計測して洗浄時間として導出する。
第二算出部114hは、計測部114gによって計測された洗浄時間と洗浄水の単位時間あたりの流量とから被洗浄領域の洗浄に使用された洗浄水の量を算出するものである。洗浄水の単位時間あたりの流量は、上述したマップを用いて使用者Mによって設定された洗浄強さから導出される。第二算出部114hは、洗浄時間と洗浄水の単位時間あたりの流量を乗算することにより、洗浄に使用された洗浄水の量を算出する。
省エネ寄与度導出部114iは、被洗浄領域の洗浄によって減少した付着物割合に対する第二算出部114hによって算出された洗浄水の量を点数化して、省エネルギの寄与度として導出するものである。
被洗浄領域の洗浄によって減少した付着物割合は、洗浄の開始時点の第一算出部14dによって算出された付着物割合と、洗浄の終了時点の第一算出部14dによって算出された付着物割合との差である。省エネルギの寄与度は、例えば、被洗浄領域の洗浄によって減少した付着物割合を、被洗浄領域の洗浄に使用された洗浄水の量にて除算することにより算出される。すなわち、付着物割合に対して洗浄水の量が少ない程、省エネルギの寄与度が高く、点数が高い。省エネ寄与度導出部114iによって導出された省エネルギの寄与度は、出力部14fによって表示部3aに表示される。
次に、本第二実施形態の制御装置14が実行するフローチャートについて図6を用いて説明する。制御装置14は、上述した第一実施形態と同様に、洗浄スイッチ15がオンされたか否かを判定する(ステップS202)。使用者Mによって洗浄スイッチ15がオンされた場合、制御装置14は、ステップS204にて洗浄時間の計測を開始する(計測部114g)。
続けて、制御装置14は、ステップS206にて被洗浄領域を撮像し、ステップS208にて洗浄強さを取得する(取得部14a)。さらに、制御装置14は、上述した第一実施形態のステップS106〜S112と同様に、ステップS210〜S216にて付着物を識別して間接画像Pを表示する。そして、制御装置14は、ステップS206〜ステップS218を止スイッチ16がオンされるまで繰り返し実行する。
このときに、止スイッチ16がオンされた場合、制御装置14は、ステップS218にて「YES」と判定し、ステップS220にて洗浄時間の計測を終了して(計測部114g)、ステップS222にて被洗浄領域の洗浄に使用された洗浄水の量を算出する(第二算出部114h)。続けて、制御装置14は、ステップS224にて省エネルギの寄与度を導出し(省エネ寄与度導出部114i)、ステップS226にて、省エネルギの寄与度を表示部3aに表示する(出力部14f)。
本第二実施形態によれば、温水洗浄便座装置1は、洗浄の開始時点から終了時点までの洗浄時間を計測する計測部114gと、計測部114gによって計測された洗浄時間と洗浄水の単位時間あたりの流量とから被洗浄領域の洗浄に使用された洗浄水の量を算出する第二算出部114hと、被洗浄領域の洗浄によって減少した付着物割合に対する第二算出部114hによって算出された洗浄水の量を点数化して、省エネルギの寄与度として導出する省エネ寄与度導出部114iと、をさらに備えている。出力部14fは、省エネ寄与度導出部114iによって導出された省エネルギの寄与度を表示部3aに表示する。
これによれば、付着物割合に対する洗浄水の量が点数化されて省エネルギの寄与度として導出されるため、使用者Mが、洗浄に対するモチベーションを高めることができる。
<変形例>
なお、上述した実施形態において、温水洗浄便座装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、間接画像Pは、間接図形F1の数によって付着物割合を表しているが、これに代えて、間接図形F1の大きさを可変させることにより付着物割合を表すようにしても良い。また、温水洗浄便座装置1が複数の間接図形F1を備え、使用者Mが間接画像Pを選択するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、表示部3aは、使用者Mが所有する携帯端末装置3であるが、これに代えて、トイレルームWCに設置されて有線または無線により画像を送受信可能とする外部モニタとしても良い。また、表示部3aを温水洗浄便座装置1に配置されたモニタ(ディスプレイ)としても良い。
また、上述した実施形態において、間接画像Pは、図4Aおよび図4Bに示す間接図形F1を用いているが、これに代えて、間接図形F11として、図7Aおよび図7Bに示すようにインジケータを用いるようにしても良い。
また、上述した実施形態において、表示部3aには、付着物を間接的に表す間接図形F1を用いた間接画像Pが表示されているが、これに加えて、図8に示すように、洗浄水の状態を間接的に表す洗浄図形F2を表示するようにしても良い。この場合、洗浄図形F2が洗浄強さに応じて変化するようにしても良い。また、洗浄水が被洗浄領域に当たる音を模倣した効果音が表示部3aから出力されるようにしても良い。さらに、この効果音がこの洗浄図形F2の大きさに応じて変化するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、識別部14cは、付着物に対して輪郭抽出等の画像処理を行うことにより付着物を識別しているが、これに代えて、付着物が付着する前後の画像を比較することにより、付着物を認識するようにしても良い。この場合、使用者Mが排便する前(例えば使用者Mが着座した時)に、撮像装置13が被洗浄領域を撮像するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、温水洗浄便座装置1が、被洗浄領域を照らす照明(例えばLED)をさらに備えるようにしても良い。この照明をノズル11bに配置して被洗浄領域を直接照らすようにしても良い。また、この照明を本体部10に収容して腰掛式便器2の便鉢を照らすことにより、被洗浄領域を間接的に照らすようにしても良い。
また、上述した実施形態において、撮像装置13は、洗浄水を噴出するノズル11bに配置されているが、これに代えて、撮像装置13を伸縮可能な棒部材(図示なし)に配置するようにしても良い。これによれば、ノズル11bの移動とは独立して撮像装置13を、本体の内部と外部との間を移動させることができる。また、撮像装置13を、腰掛式便器2に配置するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、洗浄スイッチ15がオンされてから止スイッチ16がオンされるまでの間に撮像装置13による被洗浄領域の撮像が行われているが、これに代えて、着座センサ12がオン信号を出力してから止スイッチ16がオンされるまでの間、または着座センサ12がオフ信号を出力するまでの間に、撮像装置13による被洗浄領域の撮像が行われるようにしても良い。
また、上述した実施形態において、省エネルギの寄与度が表示部3aに表示されるが、これに加えて、制御装置14とインターネットや専用回線とを接続して、省エネルギの寄与度を外部(サーバ)のデータベースに出力するようにしても良い。これによれば、他の使用者Mの省エネルギの寄与度と比較して順位付け等を行うことにより、省エネルギの寄与度を競わせることができるため、洗浄に対する楽しさや、洗浄に対するモチベーションをさらに高めることができる。この場合、表示部3aが、順位付けの結果をさらに表示するようにしても良い。
また、上述した実施形態において、被洗浄領域の洗浄が行われている間、洗浄水はノズル11bから連続して噴出されているが、これに代えて、洗浄水がノズル11bから間欠的に噴出されるようにしても良い。さらにこの場合、撮像装置13が、ノズル11bから洗浄水が噴出されていない間のみ、被洗浄領域を撮像するようにしても良い。
この場合、洗浄制御部14bは、ノズル装置11による被洗浄領域の洗浄が行われる場合、洗浄水がノズル11bから間欠的に噴出されるように、流量調整弁11aを制御する。洗浄制御部14bは、具体的には、洗浄水の流路を周期的に開閉する。これによれば、洗浄水が噴出されていない状態において、付着物が識別されるため、付着物割合を精度よく算出することができる。
また、上述した各実施形態において、使用者Mによって止スイッチ16がオンされることによりノズル装置11による局部の洗浄が停止されるが、これに代えて、被洗浄領域の洗浄が行われている場合において、付着物割合が所定値以下となったときに被洗浄領域の洗浄が自動で停止されるようにしても良い。所定値は、例えば被洗浄領域における付着物が除去されたと使用者Mが判断できる付着物割合の値であり、予め実験等によって実測されて導出される。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、間接図形F1,F11および洗浄図形F2の形体、間接画像Pに表される間接図形F1,F11および洗浄図形F2の位置、大きさおよび範囲、被洗浄領域の撮像タイミング、洗浄水の噴出タイミング、並びに、省エネルギの寄与度の導出方法を変更するようにしても良い。
1…温水洗浄便座装置、3…携帯端末装置、3a…表示部、10…本体部、11b…ノズル、12…着座センサ、13…撮像装置、14…制御装置、14a…取得部、14b…洗浄制御部、14c…識別部、14d…第一算出部、14e…生成部、14f…出力部、114g…計測部、114h…第二算出部、114i…省エネ寄与度導出部、F1…間接図形、F2…洗浄図形、M…使用者、P…間接画像、WC…トイレルーム。

Claims (5)

  1. ノズルから噴出された洗浄水によって、人体の局部を含む被洗浄領域を洗浄する温水洗浄便座装置であって、
    前記被洗浄領域を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置によって撮像された画像を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された画像に基づいて、前記被洗浄領域に付着した付着物を識別する識別部と、
    前記被洗浄領域の面積に対して、前記識別部によって識別された前記付着物の面積の割合である付着物割合を算出する第一算出部と、
    前記第一算出部によって算出された前記付着物割合を、前記付着物とは異なる図形であって前記付着物を間接的に表現する図形である間接図形を用いて表す間接画像を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された前記間接画像を、表示部に出力する出力部と、を備えている温水洗浄便座装置。
  2. 前記撮像装置は、前記被洗浄領域の洗浄の開始時点から、前記被洗浄領域の洗浄の終了時点まで時系列に撮像する請求項1に記載の温水洗浄便座装置。
  3. 前記洗浄水は、前記ノズルから間欠的に噴出され、
    前記撮像装置は、前記ノズルから前記洗浄水が噴出されていない間のみ、前記被洗浄領域を撮像する請求項2に記載の温水洗浄便座装置。
  4. 前記開始時点から前記終了時点までの洗浄時間を計測する計測部と、
    前記計測部によって計測された前記洗浄時間と前記洗浄水の単位時間あたりの流量とから前記被洗浄領域の洗浄に使用された前記洗浄水の量を算出する第二算出部と、
    前記被洗浄領域の洗浄によって減少した前記付着物割合に対する前記第二算出部によって算出された前記洗浄水の量を点数化して、省エネルギの寄与度として導出する省エネ寄与度導出部と、をさらに備え、
    前記出力部は、前記省エネ寄与度導出部によって導出された前記省エネルギの寄与度を前記表示部に表示する請求項2または請求項3に記載の温水洗浄便座装置。
  5. 前記表示部は、使用者が所有する携帯端末装置に設けられている請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の温水洗浄便座装置。
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