JP2019108621A - 作業用ヘルメット - Google Patents
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Abstract
【課題】足場のパイプやものにあたった際の衝突音を大幅に軽減できる新規な作業用ヘルメットの提供。【解決手段】作業員の頭部を保護する帽体10の外表面にその頭頂部から前後に亘ってコムやポリウレタンフォームなどからなる帯状の緩衝体60を備える。これにより、作業中に帽体10に足場のパイプやものがあたった際の衝撃がその緩衝体60によって緩衝されるため、大きな衝突音が発生するのを効果的に抑制できる。また、帯状の緩衝体60によって帽体10が傷ついたり損傷するのを防止できる。【選択図】図1
Description
本発明は、工事現場や建設・作業現場などで作業員の頭部の安全性確保のために使用される作業用ヘルメットに関する。
係る従来の作業用ヘルメット(安全帽)は、一般に半球状をした合成樹脂製の帽体の内側に衝撃吸収用のライナーを備えると共に、そのライナーの内側に装着体とあごひもとを備えた構造となっており、飛来物や落下物の衝突による衝撃や障害物への接触による衝撃などを軽減すると共に、感電、墜落などの危険を防止する役割を果たしている。また、近年ではこのような基本的な機能に加え、蒸れや暑さ対策を考慮したものやより安全性を向上させたものなど種々新たなものが提案されている。
例えば、以下の特許文献1ではヘルメット本体の頂部に通気孔を形成し、ヘルメット本体内の暑気をその通気孔から効率的に排出することで頭部の蒸れを防止したヘルメットが提案されている。また、以下の特許文献2では、帽体の後頭部側縁と着用者の後頭部から首筋にかけての間にファンモータなどを付設することによって帽体内を強制的に換気するようにした換気機能付きヘルメットが提案されている。また、以下の特許文献3などには、透明板やネットなどからなる保護シールドを帽体の前頭部に装着して作業者の顔面を覆うことで安全性を向上させた作業用ヘルメットが提案されている。
ところで、従来の作業用ヘルメットは、帽体部分がFRP(繊維強化プラスチック)やABSなどの合成樹脂から形成されているため、軽く物にぶつかっただけでも大きな衝突音が発生するといった問題がある。例えば、帽体部分が足場のパイプに軽くぶつかった場合やドライバーやペンチなどの軽量物が落下してきて帽体部分にあたった場合などは、その衝撃力自体はそれほど大きくなくても、あたった際の衝撃が帽体全体に分散されて帽体全体が震えることによって思いの外大きな衝突音が発生することがある。特にこの帽体は頭頂部から両耳の近くまで覆っているため、他人からしてみれば僅かな衝突音でも本人にはかなり大きく感じてしまう。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、ものにあたった際の衝突音を大幅に軽減できる新規な作業用ヘルメットを提供することにある。
前記課題を解決するために第1の発明は、帽体の外表面を緩衝材で覆ったことを特徴とする作業用ヘルメットである。このような構成によれば、帽体にものがあたった際の衝撃がその外表面を覆う緩衝体によって緩和されるため、大きな衝突音が発生するのを防止できる。
第2の発明は、帽体の外表面であって、その頭頂部からその前後に亘って帯状の緩衝材を備えたことを特徴とする作業用ヘルメットである。このような構成によれば、第1の発明と同様な効果が得られると共に、帽体の外表面のうち最もものがあたりやすい部分のみに帯状の緩衝体を備えることで帽体の重量増加も抑制できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記帽体の外表面であって、その周辺部の周方向にも帯状の緩衝体を備えたことを特徴とする作業用ヘルメットである。このような構成によれば、帽体の周辺部の周方向からの衝突に対する衝突音も効果的に抑制できる。
第4の発明は、第1乃至3のいずれかに記載の作業用ヘルメットにおいて、前記緩衝体が、天然ゴムまたは合成ゴムあるいはポリウレタンフォームを主体とする材料からなることを特徴とする作業用ヘルメットである。このような材料を用いることにより、衝突時の衝撃を緩和して効果的に衝突音を軽減することができる。
本発明の作業用ヘルメットは、帽体の外表面を緩衝体で覆ったため、帽体にものがあたった際の衝撃がその外表面を覆う緩衝体によって緩衝されるため、大きな衝突音が発生するのを効果的に抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1乃至図3は、本発明に係る作業用ヘルメット100の実施の一形態を示したものである。図示するようにこの作業用ヘルメット100は、帽体10と、衝撃吸収ライナー20と、ハンモック30と、ヘッドバンド40と、あごひも50とから構成されている。
帽体10は、半球状をした帽体本体11の端部に鍔部12を一体的に形成したものであり、作業員などの頭部全体を覆うようになっている。この帽体10は、FRP(繊維強化プラスチック)やABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)、PE(ポリエチレン)などの軽量で強度の高い合成樹脂から形成されており、強い衝撃があった場合にはその衝撃を分散させると共に、それ自体が変形したり、割れるなどしてその衝撃を緩和するようになっている。
衝撃吸収ライナー20は、発泡スチロールなどの衝撃吸収体から構成されており、帽体10の内側全体に所定の厚さ、例えば10〜30mmの厚さで形成されている。そして、帽体10に強い衝撃が加わった際には、この衝撃吸収ライナー20が潰れるなどして頭部へ衝撃を緩和するようになっている。
ハンモック30は、複数の帯体(本実施の形態では2本)31、31から構成されており、各帯体31,31をその中間部分で交差させると共に、それぞれの両端を帽体10の内側縁部に連結して取り付けられている。そして、このハンモック30の帯体31,31は、衝撃吸収ライナー20の内面の長さよりも短くなっており、これによってこの帽体10を装着する作業員の頭部と帽体10との間に所定の間隙Sを保持することで帽体10に加わった衝撃が直接頭部に伝わらないようになっている。
ヘッドバンド40は、帽体10の内側であってその周方向に延びるように設けられた環状の帯体であり、これを装着する作業員の前頭部から側頭部を介して後頭部に位置することで帽体10を頭部にしっかりと支える機能を有している。あごひも50は、帽体10の両側から垂れるように設けられた一対の側紐部51,51と、この側紐51,51間を連結するあご紐部52とから構成されており、装着した帽体10を頭部にしっかりと固定するようになっている。
また、図示するようにこの帽体10の外表面であって、その頭頂部にはその前後に亘って帯状の緩衝体60が設けられている。この緩衝体60は、天然ゴムまたは合成ゴムあるいはポリウレタンフォームを主体とする材料から構成されており、接着剤や両面テープなどによって帽体10の外表面に直接貼り付けられている。ここで、この帯状をした緩衝体60のサイズとしては、特に限定されるものでないが、例えば幅20〜100mm、長さ200〜300mm、厚さ10mm以下程度のものが最適である。
このような構成をした作業用ヘルメット100にあっては、強い衝撃に対しては帽体10や衝撃吸収ライナー20が変形したり潰れたりすることでその衝撃を効果的に緩和する。一方、頭上からドライバーやペンチなどの軽量物が落下してきたなどの軽い衝撃に対しては、この帽体10の外表面に設けられた帯状の緩衝体60が帽体10を覆うように保護しているため、それらがあたった際に大きな衝突音が発生するのを防止できる。
これによって、作業員の心理的な不安感やストレスを大幅に軽減できるだけでなく、帽体10自体の損傷も回避できるため、帽体10の寿命を延ばすことができる。なお、この緩衝体60が損傷したり経時劣化してきた場合には、帽体10から古いものを剥がし新しいものに適宜交換することでその機能を長期に亘って発揮することができる。
なお、本実施の形態では、帯状の緩衝体60を帽体10の外表面であってその頭頂部の前後に亘って設けた例を示したが、図4に示すように頭頂部から側頭部に亘ってクロス状に設けたり、帽体10の周辺部の周方向に鉢巻き状に設けても良い。さらに、吹き付け塗装の如く帽体10の外表面全体を覆うようにこの緩衝体60を設けた構成であっても良い。また、この緩衝体60を赤やオレンジ、虹色、蛍光色または黒(帽体が白色の場合)などの目立つ色にし、その存在をアピールするようにしても良い。
100…作業用ヘルメット
10…帽体
11…帽体本体
12…鍔部
20…衝撃吸収ライナー
30…ハンモック
31…帯体
40…ヘッドバンド
50…あごひも
51…側紐部
52…あご紐部
60…緩衝体
S…間隙
10…帽体
11…帽体本体
12…鍔部
20…衝撃吸収ライナー
30…ハンモック
31…帯体
40…ヘッドバンド
50…あごひも
51…側紐部
52…あご紐部
60…緩衝体
S…間隙
Claims (4)
- 帽体の外表面を緩衝体で覆ったことを特徴とする作業用ヘルメット。
- 帽体の外表面であって、その頭頂部からその前後に亘って帯状の緩衝体を備えたことを特徴とする作業用ヘルメット。
- 請求項2に記載の作業用ヘルメットにおいて、
前記帽体の外表面であって、その周辺部の周方向にも帯状の緩衝体を備えたことを特徴とする作業用ヘルメット。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の作業用ヘルメットにおいて、
前記緩衝体が、天然ゴムまたは合成ゴムあるいはポリウレタンフォームを主体とする材料からなることを特徴とする作業用ヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017241630A JP2019108621A (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 作業用ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017241630A JP2019108621A (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 作業用ヘルメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019108621A true JP2019108621A (ja) | 2019-07-04 |
Family
ID=67179160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017241630A Pending JP2019108621A (ja) | 2017-12-18 | 2017-12-18 | 作業用ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019108621A (ja) |
-
2017
- 2017-12-18 JP JP2017241630A patent/JP2019108621A/ja active Pending
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