JP2019108046A - 空中翼を有する船舶 - Google Patents

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【課題】風により推進力を得る新規で有用な船舶を提供する。【解決手段】船体11の両側にそれぞれ設けられた空中翼12、13であって、長手方向に垂直な断面形状が前縁部16と後縁部18とで異なる形状を有する、上記空中翼と、上記空中翼の制御手段33と、風向を測定する風向測定手段32と、を備え、上記制御手段は、上記風向測定手段によって測定した風向に応じて、上記両側のいずれか一方の側の空中翼を起立し、その空中翼の前縁部から該風を迎えるようピッチを制御して、その空中翼に働く揚力により推進力を得る、船舶が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、空中翼を帆走に利用する船舶に関する。
近年、化石燃料の高騰への対応と地球温暖化対策としての二酸化炭素削減の観点から、近代的帆走技術開発の取り組みが行われている。我が国においても総合工学的な取り組みが続けられている(例えば、非特許文献1参照。)
甲板上に配置された硬帆で形成される横帆を備え、横帆が後方からの風を受けて働く推進力を、主機関の補助的な推進手段とする船舶が知られている。船舶は、帆を必要としないときに、帆の存在を無視できる程度まで格納して、向かい風の下での空力抵抗の低減を図っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−240539号公報
大内一之、「船舶風力利用「ウィンドチャレンジャー計画」、J.of the JIME、2012、Vol.47、p566−571
しかしながら、特許文献1の船舶では主機関により駆動され、風力はあくまでも補助的に利用されるであるので、重油等の化石燃料を消費し二酸化炭素を排出するため、エネルギー資源問題および地球環境問題の観点からは好ましくない。
本発明の目的は、上記の課題およびその他の課題に鑑みてなされたもので、風により推進力を得る新規で有用な船舶を提供することである。
本発明の一態様によれば、船舶であって、船体の両側にそれぞれ設けられた空中翼であって、長手方向に垂直な断面形状が前縁部と後縁部とで異なる形状を有する、上記空中翼と、上記空中翼の制御手段と、風向を測定する風向測定手段と、を備え、上記制御手段は、前記風向測定手段によって測定した風向に応じて、上記両側のいずれか一方の側の空中翼を起立し、上記空中翼の前縁部から該風を迎えるようピッチを制御して、上記空中翼に働く揚力により推進力を得る、上記船舶が提供される。
上記態様によれば、船体の両側に空中翼を備え、その長手方向に垂直な断面形状が前縁部と後縁部とで異なる形状を有しており、制御部が、風向測定手段によって測定した風向に応じて、いずれか一方の側の空中翼を起立し、空中翼の前縁部から風を迎えるようピッチを制御することで、空中翼に働く揚力により推進力が得られる船舶が提供できる。
本発明の一実施形態に係る船舶の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の帆走原理を概略説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の前方から風が流入する場合の帆走手法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の後方から風が流入する場合の帆走手法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の水中翼の作用を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る船舶の概略構成を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、図面間において共通する要素については同じ符号を付し、その要素の詳細な説明の繰り返しを省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶の概略構成を示す斜視図である。図1を参照するに、本実施形態に係る船舶10は、船体11の両側に空中翼12、13を備える。空中翼12、13は、船体11の両側に一対あるいは複数対設けられてもよい。
空中翼12、13は、その長手方向に垂直な断面形状が前縁部と後縁部とで異なる形状、つまり非対称な形状を有しており、航空機の空中翼のように、前縁部から流入する空気流により揚力(後の図3に示す空気力Fa)が発生し、この分力として船舶10の推進力を得る。
船舶10は、流入する風の方向に応じて、一方の側、例えば、走行方向に対して右側の空中翼12を起立してその空中翼12の揚力により推進力を得る。この際、他方の側である左側の空中翼13は、転倒されていることが好ましく、これにより、その空中翼13には風による抵抗が生じない。
空中翼12、13は、その基部に回転(旋回)自在の支持部14を有し、空中翼12、13のピッチを変更可能である。ピッチは、空中翼12、13の長手方向に沿った軸の周りの回転に対する角度である。ピッチは風の方向に応じて制御される。
支持部14には空中翼12、13の駆動部15が結合されている。駆動部15は、例えば、甲板に設けられる。駆動部15は、制御部(図2に示す制御部33)の制御によって、空中翼12、13の起立、転倒およびピッチの設定が行うことができる。駆動部15は、例えば、旋回ドライブ(slewing drive)装置を用いてもよい。空中翼12、13は、起立、転倒を容易に行えるようにカウンターウエイト12a、13aを有してもよい。
空中翼12、13は、その前縁部にスラット16とその後縁部にフラップ18とを有することが好ましい。スラット16およびフラップ18は、制御部(図2に示す制御部33)の制御によって駆動部15が翼本体部17との間隙や角度を設定可能である。なお、空中翼12、13は可動のスラット16およびフラップ18の代わりに固定翼でもよい。
空中翼12、13は、船舶10が停船時、例えば接岸時や港内等での機走時は、両側の空中翼12、13は倒すことが好ましく、さらに甲板内あるいは船内に収容することが、貨物の上げ下ろしが容易になる点で好ましい。
船橋19は、船体11の船首、中央部、船尾のいずれに設けられてもよい。船橋19は、空中翼12、13が起立していても視界がより確保できるため、船首に設けられることが好ましい。
船体11の底部には、その中央にセンターボードあるいはキールと称する水中翼が設けられる。その代わりに、特に大型船では、水中翼は、船体11の両側に少なくとも一対の水中翼22が設けられてもよい。水中翼22は、その主面が船体11の長手方向に対して平行で、鉛直方向から45度だけ船体11の上方を向くように傾斜している。これにより、空中翼12、13による横力(図3に示す横力Na)に対抗して船体11の傾きが抑制される。水中翼22は、例えば甲板に設けられた支軸によって懸架され、左右の水中翼22をそれぞれ独立に前後のセット角を調整できるようにしてもよい。これにより、水中翼22は水流の迎え角を設定できる。船体11の底部には、舵20が設けられてもよい。
船舶10は、水中回転翼24を備えてもよい。水中回転翼24は、船体11の底部のいずれの位置に設けてもよいが、船首の底部に少なくとも一方に設けることが、流速低下が少ない点で好ましい。水中回転翼24は、一つあるいは複数設けられてもよい。水中回転翼24は、発電部(図2に示す発電部34)に結合されており、船舶10の走行に伴って回転し、その回転エネルギーを用いて発電部(図2の34)によって発電できる。
甲板上のマスト、船橋19の屋根等に風向風速計を設けてもよく、また、船舶10の位置や速度を測定するため、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)を設けてもよい。
なお、船舶10の全長と空中翼12、13の長手方向の長さは図1に示す関係に限定されない。また、空中翼12、13の数も図1に限定されない。
図2は、本発明の一実施形態に係る船舶の概略構成を示すブロック図である。図2を図1と合わせて参照するに、船舶10は、空中翼の駆動部15と、水中翼の駆動部23と、水中回転翼24と、舵駆動部31と、風向風速計およびGPS32と、制御部33と、発電部34と、蓄電部35とを備える。
制御部33は、風向風速計およびGPS32等の情報、すなわち、風向、風力、船舶10の位置および走行方向に基づいて、船舶10を制御する。制御部33は、風向風速計およびGPS32が測定した風向に基づいて、空中翼駆動部15を介して、空中翼12、13の起立および転倒と、ピッチの制御、スラット16およびフラップ18の制御を行う。これにより、船舶10に流入する風の風向に応じて帆走速度を制御できる。この際、制御部33は、風向風速計およびGPS32が測定した風力にさらに基づいてこれらの制御を行ってもよい。また、制御部33は、舵駆動部31を介して舵20を制御して帆走方向(帆走の際の走行方向)を制御できる。
発電部34は、水中回転翼24と結合しており、水中回転翼24で生じた回転エネルギーにより発電することができ、生み出された電力は蓄電部35に充電され、制御部33、その他の船舶10の様々な機器で利用される。
船舶10は、様々な発生源から回収された二酸化炭素(例えば、CCS(Cabon dioxide Caputure and Storage)由来の二酸化炭素)を輸送する容器またはタンクと、発電部34あるいは蓄電部35からの電力を用いて水電解により水素を生成し、二酸化炭素および水素から触媒等を用いてメタノールに変換する設備(不図示)とを備えてもよい。これにより、風力で帆走する船舶10の推進力を電気エネルギーに変換し、さらに燃料に変換することで、二酸化炭素の低減と燃料生成とを行うことができ、地球環境問題およびエネルギー資源問題への貢献を図れる。
船舶10は、機走のためのエンジン(不図示)あるいはモータを備えてもよい。エンジンは、上述したメタノールを燃料とすることができ、モータは発電された電力を用いることができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る船舶の帆走原理を概略説明するための図である。図3を参照するに、風が船体11の左側前方から流入する場合、空中翼12を起立する。空中翼12は、そのキャンバーの内側の面(以下、この面ば、航空機に用いられる空中翼の下面に相当するので、「下面」と称し、その反対側の面を「上面」と称する。)が船体11の中央側、上面が船体11から外側を向くように設定される。風速(船体が停止していると仮定した場合の相対風速)χで流入する場合、揚力である空気力Faが発生する。空気力Faは、帆走方向の力つまり推進力Taと、船体の横方向への空気力による横力Naに分解できる。これにより、船舶10は推進力Taにより船速vで紙面左方向に帆走する。なお、船速vで帆走する船舶10に流入する風の風速(真風速)はuとなる。
この原理により、船舶10は、流入する風の方向に応じて、空中翼12のピッチを調整することで空気力Faを制御して推進力Taを制御できる。
空中翼12の前縁部にスラット16が設けられることが好ましい。スラット16を前方に押し出して、翼本体部17との間に間隙(スロット)を形成し、スラット下面16aの空気流を翼本体部上面17bに流す。スラット16を下面16aに折るようにして迎え角(スラット角)を増加する。これにより、空気流が翼本体部上面17bから剥がれて失速することを抑制して迎え角を増加できるので、空気力Faをさらに増加して推進力Taを増加できる。
また、空中翼12の後縁部にフラップ18が設けられることが好ましい。フラップ18を後方に押し出して、フラップ下面18aに折るようにしてフラップ角を増加させる。これにより、空中翼12全体のキャンバーを増加させて、翼本体部下面17aおよび上面17bおよびフラップ18の周囲の圧力分布を変えることで、空気力Faをさらに増加して推進力Taを増加できる。
本実施形態の船舶10の空中翼12、13は、前縁部のスラット16および後縁部のフラップを有することで、最大揚力係数3.0が実現できる。これにより船舶10は、十分な推進力Taが得られる。
図4は、本発明の一実施形態に係る船舶の前方から風が流入する場合の帆走手法を説明するための図であり、(a)は船体の前方右側から風が流入する場合、(b)は船体の前方左側から風が流入する場合である。図示の便宜のため、船体と空中翼との大きさの比は適宜変更し、また、倒している空中翼の図示を省略している。以下、図3も合わせて参照する。
図4(a)を参照するに、船体11の右側(右舷)前方から風が流入する場合、左側の空中翼13を起立させる。空中翼13は、支持部14を駆動部15により駆動して前縁部(スラット16)が右側前方からの風Wdを迎え入れるようにピッチPtを設定する。これにより、空中翼13に空気力Fが発生し、その分力の推進力Tにより船体11は前方に走行する。なお、この際、右側の空中翼を倒している。
図4(b)を参照するに、船体11の左側(左舷)前方から風が流入する場合、右側の空中翼12を起立させる。空中翼12は、支持部14を駆動部15により駆動して前縁部(スラット16)が左側前方からの風Wdを迎え入れるようにピッチPtを設定する。これにより、空中翼12に空気力Fが発生し、その分力の推進力Tにより船体11は前方に走行する。なお、この際、左側の空中翼を倒している。
図5は、本発明の一実施形態に係る船舶の後方から風が流入する場合の帆走手法を説明するための図である。図5は、図4と同様に、船体と空中翼との大きさの比は適宜変更し、また、倒している空中翼の図示を省略し、図3も合わせて参照する。
図5を参照するに、船体の後方から風Wdが流入する場合、両側の空中翼12、13を起立させ、その下面(キャンバーの内側の面)を後方に向けるようにピッチPtを設定する。これによりキャンバーの内側が後方から風を受けるので、前方への推進力を得て走行する。なお、後方からの風に対して、図4と同様にして、空中翼13は、支持部14を駆動部15により駆動して空中翼13の前縁部(スラット16)から後方の風を迎え入れるようにピッチPtを設定して発生する揚力(空気力Fa)によっても走行可能である。
図6は、本発明の一実施形態に係る船舶の水中翼の作用を説明するための図である。図6を参照するに、船舶10は船体11の底部の両側に一対の水中翼22を備える。水中翼22は、その主面が船体11の長手方向(紙面に対して垂直方向)に対して平行で、鉛直方向から45度船体11の上方を向くように傾斜している。これにより、空中翼による横力Naと水面からの高さH1と積であるモーメントに対して、水中翼22の抗力Nfと水面からの高さH2との積であるモーメントが対抗することで、船体11の傾きが抑制される。
本実施形態によれば、船舶10は、船体11の両側に空中翼12、13を備え、その長手方向に垂直な断面形状が前縁部と後縁部とで異なる形状を有しており、流入する風の方向に応じて、いずれか一方の側の空中翼12、13を起立し、空中翼12、13の前縁部から風を迎えるようピッチを設定することで、空中翼12、13に働く揚力により推進力が得られる。
本実施形態の船舶10は、その全長は特に限定されないが、例えば350m級あるいはそれ以上の大型船とすることで、空中翼12、13をより多く、および/または長手方向のより長い空中翼12、13を備えることができ、同じ風力でもより多くの推進力、つまり効率を高めることができる。それにより、発電能力を高めることができ、その電力により船舶の機走を補助し、また、蓄電でき、さらに上述したメタノール生成設備を運用可能となる。また、本実施形態の船舶10は、一般の船舶、例えば、物や人を運ぶ商船に加えて、海上発電設備として用いることができる。太平洋では、三陸沖からアリューシャン列島沿いの海域には年間を通して北西風が優勢であるので、日本の太平洋沿岸の港から出港し、その海域へ往路では左舷から、港に戻る復路では右舷から安定しかつ強い風を受けることになる。この風を利用して本実施形態の船舶10により発電、水素製造、メタノール製造等が可能となる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る船舶の概略構成を示す斜視図である。図7を参照するに、本実施形態に係る船舶100は、2つの左右の船体101と、その2つの船体101に支持された本体部102と、2つの左右の船体101に空中翼12、13を支持する支持部14と、支持部14を駆動する駆動部115と、舵20と、水中翼22とを有する。空中翼12、13は、図1に示す空中翼12、13と同様の構造を有する。船舶100は、本体部102の下側に水中回転翼24が設けられており、本体部102内に発電部34および蓄電部35を備える。
本実施形態に係る船舶100は、例えば全長12m程度の小型船である。船舶100は、港の周辺を帆走することで発電を行い蓄電部35に蓄電する。その電力を離島のような化石燃料を使用する発電所のない地域で電力源として用いることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、それぞれの実施形態を組み合わせてもよい。本発明は特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内および発明を実施するための形態の欄に記載した事項において、種々の変形・変更が可能である。
10、100 船舶
11、101 船体
12、13 空中翼
14 支持部
15 駆動部
16 スラット
17 翼本体部
18 フラップ
22 水中翼
24 水中回転翼
32 風向風速計・GPS
34 発電部

Claims (11)

  1. 船舶であって、
    船体の両側にそれぞれ設けられた空中翼であって、長手方向に垂直な断面形状が前縁部と後縁部とで異なる形状を有する、該空中翼と、
    前記空中翼の制御手段と、
    風向を測定する風向測定手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記風向測定手段によって測定した風向に応じて、前記両側のいずれか一方の側の空中翼を起立し、前記空中翼の前縁部から該風を迎えるようピッチを制御して、前記空中翼に働く揚力により推進力を得る、前記船舶。
  2. 前記制御手段は、前記起立した空中翼の他方の側の空中翼を転倒するように制御する、請求項1記載の船舶。
  3. 前記制御手段は、前記風向測定手段によって測定した風向が当該船舶の右側前方から流入する風向の場合は前記船体の左側の空中翼を起立し、前記風向が当該船舶の左側前方から流入する風向の場合は前記船体の右側の空中翼を起立するように制御する、請求項1または2記載の船舶。
  4. 前記空中翼は、前記前縁部にスラットと前記後縁部にフラップとを有する、請求項1〜3のうちいずれか一項記載の船舶。
  5. 前記制御手段は、前記スラットおよびフラップをそれぞれ適応的に制御する、請求項4記載の船舶。
  6. 前記船体の底部の両側に設けられた一対の水中翼であって、その主面が船体の長手方向に対して平行で、鉛直方向に対して船体側に傾斜してなる、該水中翼をさらに備え、
    前記一対の水中翼により船体の傾きが抑制される、請求項1〜5のうちいずれか一項記載の船舶。
  7. 前記制御手段は、当該船舶の進行方向に対して前記水中翼の向きを制御する、請求項6記載の船舶。
  8. 前記船体の底部に設けられた水中回転翼と、
    前記水中回転翼に結合された発電部と、をさらに備え、
    当該船舶の走行によって前記水中回転翼が回転し、前記発電部により発電を行う、請求項1〜7のうちいずれか一項記載の船舶。
  9. 前記制御手段は、前記風向測定手段によって測定した風向が後方から流入する風向の場合は、前記両側の空中翼を起立するように制御して、推進力を得る請求項1〜8のうちいずれか一項記載の船舶。
  10. 前記制御手段は、当該船舶が停船する際は、前記両側の空中翼を転倒するように制御する、請求項1〜9のうち、いずれか一項記載の船舶。
  11. 当該船舶は、2つの船体と、該2つの船体に支持された本体部とを有する双胴船であり、該2つの船体のそれぞれに前記空中翼が支持されてなる、請求項1〜10のうち、いずれか一項記載の船舶。
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