JP2019106627A - 電磁波制御体及びレーダーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】所定方向に伝搬するミリ波を透過し、他の方向に伝搬するミリ波を吸収することにより、ミリ波の伝搬方向を制御することが可能な電磁波制御体、及びこれを備えたレーダーシステムを提供する。【解決手段】[A]電磁波透過層1と電磁波吸収層2とが交互に繰り返して積層された積層体10を備え、積層体10は電磁波透過層1及び電磁波吸収層2が含まれる2つの主面10a,10bを有する、電磁波制御体。[B]レーダー装置と、前記レーダー装置の送信部又は受信部に設置された前記電磁波制御体とを備えた、レーダーシステム。【選択図】図1
Description
本発明は、レーダー装置の送信部又は受信部の近傍に備えられ、送信又は受信されるレーダービームの指向性を制御することが可能な電磁波制御体及びこれを備えたレーダーシステムに関する。
近年、車両の衝突予防システムに用いられるセンサーとしてミリ波レーダーが活用されている。例えば特許文献1には、高周波発生素子を有するパルス変調器、ミキサ、アンテナ等を備えたミリ波送受信器が提案されている。通常、周辺の車両や障害物を精度良く検知するためには開口面積が大きなアンテナが必要であるが、特許文献2には、アンテナ搭載コストを削減した高周波モジュールが提案されている。
車両に搭載されるミリ波又は準ミリ波(以下、特に明記しない限り単に「ミリ波」という。)を用いるレーダー装置においては、検知精度を高める観点から、送信部から放射される信号の指向性を高めること、及び受信部に入射する信号の指向性を高めることが求められている。
本発明は、所定方向に伝搬するミリ波を透過し、他の方向に伝搬するミリ波を吸収することにより、ミリ波の伝搬方向を制御することが可能な電磁波制御体、及びこれを備えたレーダーシステムの提供を課題とする。
[1] 電磁波透過層と電磁波吸収層とが交互に繰り返して積層された積層体を備え、前記積層体は前記電磁波透過層及び前記電磁波吸収層が含まれる2つの主面を有する、電磁波制御体。
[2] 前記積層体の形状が板状であり、互いに対向する前記2つの主面を有し、前記2つの主面同士の距離が5mm以上100mm以下である、[1]に記載の電磁波制御体。
[3] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが1mm以上100mm以下である、[1]又は[2]に記載の電磁波制御体。
[4] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波吸収層の厚みが0.01μm以上10mm以下である、[1]〜[3]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[5] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが前記電磁波吸収層の厚みよりも厚い、[1]〜[4]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[6] 前記電磁波吸収層の表面抵抗が1Ω/□以上である、[1]〜[5]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[7] 前記電磁波吸収層に炭素材料又はセラミックスが含まれている、[1]〜[6]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[8] 前記電磁波透過層が樹脂によって形成されている、[1]〜[7]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[9] レーダー装置と、前記レーダー装置の送信部又は受信部に設置された[1]〜[8]の何れか一項に記載の電磁波制御体とを備えた、レーダーシステム。
[10] 前記レーダー装置が送信又は受信する電磁波の周波数帯が5GHz以上500GHz以下である、[9]に記載のレーダーシステム。
[2] 前記積層体の形状が板状であり、互いに対向する前記2つの主面を有し、前記2つの主面同士の距離が5mm以上100mm以下である、[1]に記載の電磁波制御体。
[3] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが1mm以上100mm以下である、[1]又は[2]に記載の電磁波制御体。
[4] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波吸収層の厚みが0.01μm以上10mm以下である、[1]〜[3]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[5] 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが前記電磁波吸収層の厚みよりも厚い、[1]〜[4]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[6] 前記電磁波吸収層の表面抵抗が1Ω/□以上である、[1]〜[5]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[7] 前記電磁波吸収層に炭素材料又はセラミックスが含まれている、[1]〜[6]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[8] 前記電磁波透過層が樹脂によって形成されている、[1]〜[7]の何れか一項に記載の電磁波制御体。
[9] レーダー装置と、前記レーダー装置の送信部又は受信部に設置された[1]〜[8]の何れか一項に記載の電磁波制御体とを備えた、レーダーシステム。
[10] 前記レーダー装置が送信又は受信する電磁波の周波数帯が5GHz以上500GHz以下である、[9]に記載のレーダーシステム。
本発明の電磁波制御体によれば、所定方向に伝搬するミリ波を透過し、所定以外の方向に伝搬するミリ波を吸収することによって、ミリ波の伝搬方向を制御することができる。本発明の電磁波制御体をレーダー装置の送信部又は受信部の前方に設置することによって、送信部から放射される信号の指向性を高めること、又は受信部に入射する信号の指向性を高めることができる。
本発明のレーダーシステムによれば、検知の指向性を高めることができる。
本発明のレーダーシステムによれば、検知の指向性を高めることができる。
以下の用語の定義は、本明細書及び特許請求の範囲にわたって適用される。
電磁透過層及び電磁波吸収層等の「厚み」は、顕微鏡を用いて測定対象の断面を観察し、無作為に選択した5箇所の厚さを測定し、平均した値である。
「表面抵抗」は、石英ガラス上に金を蒸着して形成した、2本の薄膜金属電極(長さ10mm、幅5mm、電極間距離10mm)を用い、この電極上に被測定物を置き、被測定物上から、被測定物の10mm×20mmの領域を0.049Nの荷重で押し付け、1mA以下の測定電流で測定される電極間の抵抗である。
「ミリ波」は、特に明記しない限り、周波数が10GHz以上30GHz未満の準ミリ波と、周波数が30GHz以上300GHz以下のミリ波との両方を意味する。
図1〜図4における寸法比は、説明の便宜上、実際の寸法とは異なる。
電磁透過層及び電磁波吸収層等の「厚み」は、顕微鏡を用いて測定対象の断面を観察し、無作為に選択した5箇所の厚さを測定し、平均した値である。
「表面抵抗」は、石英ガラス上に金を蒸着して形成した、2本の薄膜金属電極(長さ10mm、幅5mm、電極間距離10mm)を用い、この電極上に被測定物を置き、被測定物上から、被測定物の10mm×20mmの領域を0.049Nの荷重で押し付け、1mA以下の測定電流で測定される電極間の抵抗である。
「ミリ波」は、特に明記しない限り、周波数が10GHz以上30GHz未満の準ミリ波と、周波数が30GHz以上300GHz以下のミリ波との両方を意味する。
図1〜図4における寸法比は、説明の便宜上、実際の寸法とは異なる。
本発明の電磁波制御体の第一実施形態は、図1に示すように、電磁波透過層1と電磁波吸収層2とが交互に繰り返して積層された積層体10を備える。積層体10は電磁波透過層1及び電磁波吸収層2が含まれる2つの主面、すなわち第一主面10aと第二主面10bを有する。ここで「主面」とは、ミリ波の入射又は出射を想定する主要な面を意味する。本実施形態において、積層体10が有する6つの面のうち、最も大きい2つの面が主面である。第一主面10aと第二主面10bを見ると、それぞれの主面において電磁波透過層1及び電磁波吸収層2が存在する。第一主面10a及び第二主面10bは、電磁波透過層1と電磁波吸収層2が積層された方向(図1のX方向)に対して直交している。
積層体10は板状であり、第一主面10aと第二主面10bが互いに対向している。複数の電磁波透過層1は互いに平行に配置され、各電磁波透過層1同士の間に電磁波吸収層2が配置されている。X方向に見て、各電磁波透過層1の厚みは互いに同等であり、各電磁波吸収層2の厚みも互いに同等であり、電磁波透過層1の厚みは電磁波吸収層2の厚みよりも厚い。
図2に示すように、積層体10の第一主面10aに入射したミリ波は、伝搬中に電磁波吸収層2に当たらなければ、電磁波透過層1を透過して、第二主面10bから出射する(図2のM1)。入射したミリ波が電磁波吸収層2に当たった場合には、電磁波吸収層2によって吸収されるか、減衰する(図2のM2)。電磁波吸収層2に当たったミリ波の少なくとも一部は、電磁誘導による渦電流でジュール発熱することによって失われ、電磁波吸収層2に吸収されることが好ましい。
図2に示す積層体10のXZ平面に沿う断面において、第一主面10aに入射したミリ波が透過するか吸収されるかは、電磁波吸収層2とミリ波の入射角がなす角γ、及び積層体10のZ方向の厚みLzによって決まる。なす角γが0°に近いほど、すなわち入射角と電磁波吸収層2の平面方向とが平行に近いほど、厚みLzによらず透過しやすくなる。逆に、なす角が0°から90°に向かうほど、厚みLzが充分な厚みを有すれば、吸収されやすくなる。ここで、第一主面10aに入射する際のミリ波の屈折は無視しているが、屈折を考慮する場合には、入射後のミリ波の伝搬方向と電磁波吸収層2の交わりとを考慮すればよい。
図2に示す積層体10のXZ平面に沿う断面において、隣接する2つの電磁波吸収層2に着目する。第一の電磁波吸収層2A(2)の第一主面10aに面する端部2aと第二の電磁波吸収層2B(2)の第二主面10bに面する端部2dとを結んだ直線と、第二の電磁波吸収層2B(2)の第一主面10aに面する端部2cと第一の電磁波吸収層2A(2)の第二主面10bに面する端部2bとを結んだ直線とのをなす角を透過角θとする。
透過角θは、隣接する2つの電磁波吸収層2の離間距離(すなわちX方向に見た電磁波透過層1の厚みLx)が長くなるほど広くなり、ミリ波は透過し易くなる。この逆も同様である。また、電磁波吸収層2のX方向の厚みが厚くなるほど、前記離間距離が短くなるので透過角θは狭くなり、ミリ波は吸収され易くなる。この逆も同様である。
透過角θは、隣接する2つの電磁波吸収層2の離間距離(すなわちX方向に見た電磁波透過層1の厚みLx)が長くなるほど広くなり、ミリ波は透過し易くなる。この逆も同様である。また、電磁波吸収層2のX方向の厚みが厚くなるほど、前記離間距離が短くなるので透過角θは狭くなり、ミリ波は吸収され易くなる。この逆も同様である。
好適な透過角θは用途に応じて適宜設定され、例えば、5°≦θ≦120°の任意の範囲で調整することができる。車載レーダー用途においては20°≦θ≦100°が好ましく、30°≦θ≦90°がより好ましく、40°≦θ≦80°がさらに好ましい。上記範囲であると車載レーダーの指向性を容易に向上させることができる。
車載用ミリ波レーダーの送信部又は受信部の近傍において、ミリ波が伝搬する経路上に本実施形態の電磁波制御体を設置する場合、次に例示するサイズが挙げられる。
積層体10のZ方向の厚みLz(第一主面10aと第二主面10bの距離)は、例えば、5mm以上100mm以下が好ましく、10mm以上50mm以下がより好ましい。
上記範囲であると、透過角θの調整が容易であり、比較的コンパクトであるので狭いスペースにも容易に設置することができる。上記範囲の下限値以上であると、透過角θを狭めてミリ波の指向性をより高められる。上記範囲の上限値以下であると、電磁波透過層1を透過するミリ波の減衰を低減できる。
上記範囲であると、透過角θの調整が容易であり、比較的コンパクトであるので狭いスペースにも容易に設置することができる。上記範囲の下限値以上であると、透過角θを狭めてミリ波の指向性をより高められる。上記範囲の上限値以下であると、電磁波透過層1を透過するミリ波の減衰を低減できる。
積層体10の積層方向(X方向)に見て、電磁波透過層1の厚みLxは、例えば、1mm以上100mm以下が好ましく、5mm以上50mm以下がより好ましく、5mm以上10mm以下がさらに好ましい。
上記範囲であると、車載用ミリ波レーダーで用いられる周波数20GHz〜300GHz程度のミリ波の透過をより容易に制御することができる。
積層体10が有する各電磁波透過層1の厚みLxは互いに同じでもよいし、異なってもよいが、電磁波制御体の設計、製造及び使用が容易であることから同じであることが好ましい。
上記範囲であると、車載用ミリ波レーダーで用いられる周波数20GHz〜300GHz程度のミリ波の透過をより容易に制御することができる。
積層体10が有する各電磁波透過層1の厚みLxは互いに同じでもよいし、異なってもよいが、電磁波制御体の設計、製造及び使用が容易であることから同じであることが好ましい。
積層体10の積層方向(X方向)に見て、電磁波吸収層2の厚み(すなわち隣接する2つの電磁波透過層1同士の離間距離)は、例えば、0.01μm以上10mm以下が好ましく、0.1μm以上1mm以下がより好ましく、1μm以上0.1mm以下がさらに好ましい。
上記範囲であると、車載用ミリ波レーダーで用いられる周波数20GHz〜300GHz程度のミリ波の透過をより容易に制御することができる。また、上記範囲の下限値以上であると、電磁波吸収層2に当たったミリ波の吸収率(減衰率)が充分に得られ、上記範囲の上限値以下であると、積層体10の主面の開口率を広くすることができる。開口率については後述する。
積層体10が有する各電磁波吸収層2のX方向の厚みは互いに同じでもよいし、異なってもよいが、電磁波制御体の設計、製造及び使用が容易であることから同じであることが好ましい。
上記範囲であると、車載用ミリ波レーダーで用いられる周波数20GHz〜300GHz程度のミリ波の透過をより容易に制御することができる。また、上記範囲の下限値以上であると、電磁波吸収層2に当たったミリ波の吸収率(減衰率)が充分に得られ、上記範囲の上限値以下であると、積層体10の主面の開口率を広くすることができる。開口率については後述する。
積層体10が有する各電磁波吸収層2のX方向の厚みは互いに同じでもよいし、異なってもよいが、電磁波制御体の設計、製造及び使用が容易であることから同じであることが好ましい。
積層体10のXY平面に沿う断面において、その総面積S0に対する、電磁波透過層1が占める面積S1の割合(S1/S0×100%)で表される開口率は、50%以上99.9%以下が好ましく、75%以上99.5%以下がより好ましく、90%以上99%以下がさらに好ましい。
開口率が上記範囲の下限値以上であると、ミリ波が入射面で吸収されることを防ぎ、ミリ波の透過率を高めることができる。開口率が上記範囲の上限値以下であると、ミリ波の吸収率を高めることができる。
開口率が上記範囲の下限値以上であると、ミリ波が入射面で吸収されることを防ぎ、ミリ波の透過率を高めることができる。開口率が上記範囲の上限値以下であると、ミリ波の吸収率を高めることができる。
積層体10の第一主面10aのX方向に沿う長さは、電磁波制御体を設置してミリ波の伝搬経路を覆う領域の面積及び電磁波透過層1の積層数に応じて適宜決定され、例えば、10mm以上500mm以下の範囲で調整される。電磁波透過層1の積層数は、例えば、5以上500以下の範囲で調整される。
同様に、積層体10の第一主面10aのY方向に沿う長さLyは、電磁波制御体を設置してミリ波の伝搬経路を覆う領域の面積に応じて適宜決定され、例えば、10mm以上500mm以下の範囲で調整される。
同様に、積層体10の第一主面10aのY方向に沿う長さLyは、電磁波制御体を設置してミリ波の伝搬経路を覆う領域の面積に応じて適宜決定され、例えば、10mm以上500mm以下の範囲で調整される。
電磁波透過層1の表面抵抗(単位:Ω/□)は、例えば、10の5乗以上が好ましく、10の10乗以上がより好ましく、10の15乗以上がさらに好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、ミリ波の電磁波透過層1の表面における反射を低減することができる。上記範囲の上限値は特に限定されず、汎用の材料を用いる場合には例えば10の20乗以下が挙げられる。
上記範囲の下限値以上であると、ミリ波の電磁波透過層1の表面における反射を低減することができる。上記範囲の上限値は特に限定されず、汎用の材料を用いる場合には例えば10の20乗以下が挙げられる。
電磁波透過層1の材料は、ミリ波を透過可能な材料であれば特に限定されず、積層体10の主面における反射を抑制する観点から、表面抵抗が大きい材料であることが好ましい。また、電磁波透過性を高める観点から、誘電率(ε)又は誘電正接(tanδ)が小さい材料であることが好ましい。具体的には、例えば、ガラス、樹脂、紙等が挙げられる。これらのうち、積層体10の構造的強度を高めやすく、大きな表面抵抗が得られやすいことから、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂が好ましい。
電磁波透過層1を構成する樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、アクリル・ニトリル・ブタジエン共重合体、アクリル・ニトリル・スチレン共重合体、ポリスチレン、(メタ)アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン、パーフルオロアルコキシアルカン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトンケトン、ポリウレタン、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
ここで例示した樹脂のうち、誘電率が小さい観点から、ポリテトラフルオロエチレン(ε<2.1)、パーフルオロアルコキシアルカン(ε=2.1)等のフッ素樹脂、ポリエチレン(ε=2.3〜2.4)、ポリスチレン(ε=2.4〜2.7)、(メタ)アクリル樹脂(ε=2.2〜3.2)等が好ましい。また、誘電正接が小さい観点から、ポリエーテルケトンケトン(tanδ=0.003)、ポリテトラフルオロエチレン(tanδ<1)、ポリエチレン(tanδ<5)、ポリスチレン(tanδ=1〜3)等が好ましい。
ここで例示した樹脂のうち、誘電率が小さい観点から、ポリテトラフルオロエチレン(ε<2.1)、パーフルオロアルコキシアルカン(ε=2.1)等のフッ素樹脂、ポリエチレン(ε=2.3〜2.4)、ポリスチレン(ε=2.4〜2.7)、(メタ)アクリル樹脂(ε=2.2〜3.2)等が好ましい。また、誘電正接が小さい観点から、ポリエーテルケトンケトン(tanδ=0.003)、ポリテトラフルオロエチレン(tanδ<1)、ポリエチレン(tanδ<5)、ポリスチレン(tanδ=1〜3)等が好ましい。
電磁波吸収層2の表面抵抗(単位:Ω/□)は、例えば、1以上が好ましく、5以上がより好ましく、10以上がさらに好ましい。
上記範囲の下限値以上であると、ミリ波の電磁波吸収層2における反射を低減し、吸収率をより高めることができる。上限値は特に限定されず、例えば、10,000以下が挙げられる。
上記範囲の下限値以上であると、ミリ波の電磁波吸収層2における反射を低減し、吸収率をより高めることができる。上限値は特に限定されず、例えば、10,000以下が挙げられる。
電磁波吸収層2の表面抵抗を上記の好適な範囲にすることが容易であることから、電磁波吸収層2には、金属、導電性金属化合物、炭素材料又はセラミックスが含まれることが好ましい。
前記金属としては、例えば、強磁性金属、常磁性金属が挙げられる。強磁性金属としては、例えば、鉄、コバルト及びニッケルよりなる群から選ばれる1種の金属又は2種以上の合金が挙げられる。常磁性金属としては、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、チタン及びクロムよりなる群から選ばれる1種の金属又は2種以上の合金が挙げられる。
前記導電性金属化合物としては、例えば、金属と、ホウ素、炭素、窒素、ケイ素、リン及び硫黄よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素とを含む化合物が挙げられる。ここで、導電性金属化合物における金属は半金属も含む。導電性金属化合物は、合金でもよいし、金属間化合物でもよいし、固溶体でもよいし、それら以外の構造を有して易もよい。前記導電性金属化合物の具体例としては、例えば、窒化ニッケル、窒化チタン、窒化クロム、窒化タンタル、炭化チタン、炭化ケイ素、炭化クロム等が挙げられる。
前記炭素材料としては、例えば、カーボンブラック、黒鉛、炭素繊維、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバ、フラーレン、グラフェン、アモルファスカーボン、ダイヤモンドライクカーボン等が挙げられる。
前記セラミックスとしては、例えば、フェライト、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、チタン酸バリウム、LTCC(低温同時焼成セラミックス)等が挙げられる。
前記金属としては、例えば、強磁性金属、常磁性金属が挙げられる。強磁性金属としては、例えば、鉄、コバルト及びニッケルよりなる群から選ばれる1種の金属又は2種以上の合金が挙げられる。常磁性金属としては、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、チタン及びクロムよりなる群から選ばれる1種の金属又は2種以上の合金が挙げられる。
前記導電性金属化合物としては、例えば、金属と、ホウ素、炭素、窒素、ケイ素、リン及び硫黄よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素とを含む化合物が挙げられる。ここで、導電性金属化合物における金属は半金属も含む。導電性金属化合物は、合金でもよいし、金属間化合物でもよいし、固溶体でもよいし、それら以外の構造を有して易もよい。前記導電性金属化合物の具体例としては、例えば、窒化ニッケル、窒化チタン、窒化クロム、窒化タンタル、炭化チタン、炭化ケイ素、炭化クロム等が挙げられる。
前記炭素材料としては、例えば、カーボンブラック、黒鉛、炭素繊維、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバ、フラーレン、グラフェン、アモルファスカーボン、ダイヤモンドライクカーボン等が挙げられる。
前記セラミックスとしては、例えば、フェライト、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、チタン酸バリウム、LTCC(低温同時焼成セラミックス)等が挙げられる。
電磁波吸収層2は、上述の金属、導電性金属化合物、炭素材料及びセラミックスから選ばれる1種以上の吸収物質に加え、硬化前に接着性を有するバインダをさらに含むことが好ましい。バインダとしては、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、ウレタン樹脂、縮合硬化型シリコーン、付加硬化型シリコーン、熱硬化性アクリル樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂とともに公知の硬化材を含んでもよい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、クロロプレン、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体又はその水素添加物、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体又はその水素添加物等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、ウレタン樹脂、縮合硬化型シリコーン、付加硬化型シリコーン、熱硬化性アクリル樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂とともに公知の硬化材を含んでもよい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、クロロプレン、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体又はその水素添加物、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体又はその水素添加物等が挙げられる。
電磁波吸収層2の総質量に対する前記1種以上の吸収物質の含有量は、例えば、10質量%以上100質量以下、20質量%以上90質量%以下、30質量%以上80質量%以下等の範囲が挙げられる。電磁波吸収層2は前記吸収物質のみから形成されていてもよい。
電磁波吸収層2の総質量に対する前記バインダの含有量は、例えば、前記総質量から前記吸収物質の含有量を除いた残部の質量範囲が挙げられる。
前記吸収物質および前記バインダの含有量は、所望の表面抵抗に応じて適宜設定される。
電磁波吸収層2の総質量に対する前記バインダの含有量は、例えば、前記総質量から前記吸収物質の含有量を除いた残部の質量範囲が挙げられる。
前記吸収物質および前記バインダの含有量は、所望の表面抵抗に応じて適宜設定される。
(変形例)
以上で説明した電磁波制御体における第一主面10a及び第二主面10bの輪郭は矩形であるが、その輪郭は矩形に限定されず、設置する箇所に応じて適宜成形することができ、例えば、正方形、円形、楕円形等の任意の形状とすることができる。
以上で説明した電磁波制御体において、各電磁波吸収層2と、第一主面10a及び第二主面10bとのなす角は90°であるが、そのなす角は90°に限定されず、想定するミリ波の入射角度に応じて適宜調整することができ、例えば、20°以上90°以下の任意の角度とすることができる。
以上で説明した電磁波制御体は板状であり、第一主面10aと第二主面10bが互いに対向する平行な面であるが、2つの主面の相対関係は平行に限定されず、一方が他方に対して傾いた平面であってもよい。この場合、電磁波制御体の形状はブロック形状といえる。
本発明の電磁波制御体は、上述の積層体10を支持する枠や基材を備えていてもよい。また、上述の積層体10の第一主面10a及び第二主面10bの少なくとも一方の表面には、主面を保護する保護層や、主面を加飾する加飾層等の別の層を有していてもよい。
以上で説明した電磁波制御体における第一主面10a及び第二主面10bの輪郭は矩形であるが、その輪郭は矩形に限定されず、設置する箇所に応じて適宜成形することができ、例えば、正方形、円形、楕円形等の任意の形状とすることができる。
以上で説明した電磁波制御体において、各電磁波吸収層2と、第一主面10a及び第二主面10bとのなす角は90°であるが、そのなす角は90°に限定されず、想定するミリ波の入射角度に応じて適宜調整することができ、例えば、20°以上90°以下の任意の角度とすることができる。
以上で説明した電磁波制御体は板状であり、第一主面10aと第二主面10bが互いに対向する平行な面であるが、2つの主面の相対関係は平行に限定されず、一方が他方に対して傾いた平面であってもよい。この場合、電磁波制御体の形状はブロック形状といえる。
本発明の電磁波制御体は、上述の積層体10を支持する枠や基材を備えていてもよい。また、上述の積層体10の第一主面10a及び第二主面10bの少なくとも一方の表面には、主面を保護する保護層や、主面を加飾する加飾層等の別の層を有していてもよい。
(作用効果)
本発明の電磁波制御体は、電磁波透過層と電磁波吸収層が交互に繰り返して配置されている。この配置によって、所定の透過角θの範囲内で入射するミリ波は電磁波透過層を容易に透過し、それ以外の角度で入射するミリ波は電磁波吸収層によって吸収される。したがって、本発明の電磁波制御体をミリ波レーダー装置の送信部又は受信部の近傍に設置することによって、送信部から放射されるミリ波又は受信部に入射するミリ波の指向性を制御することができる。この結果、レーダー装置の機能を妨害するゴースト波(妨害波)を除去又は低減することができる。
本発明の電磁波制御体は、電磁波透過層と電磁波吸収層が交互に繰り返して配置されている。この配置によって、所定の透過角θの範囲内で入射するミリ波は電磁波透過層を容易に透過し、それ以外の角度で入射するミリ波は電磁波吸収層によって吸収される。したがって、本発明の電磁波制御体をミリ波レーダー装置の送信部又は受信部の近傍に設置することによって、送信部から放射されるミリ波又は受信部に入射するミリ波の指向性を制御することができる。この結果、レーダー装置の機能を妨害するゴースト波(妨害波)を除去又は低減することができる。
(レーダーシステム)
本発明のレーダーシステムの第一実施形態は、図3に示すように、レーダー装置21と、レーダー装置21の送信部及び受信部を兼ね備えた送受信部21aの近傍に設置された本発明の電磁波制御体22とを備えた、レーダーシステム20である。
レーダー装置21は、ミリ波を利用して任意の対象Tを検知する公知のレーダー装置である。レーダー装置21における送信部と受信部は同じ箇所に設けられていてもよいし、個別に離れた箇所に設けられていてもよい。電磁波制御体22は送信部及び受信部のうち少なくとも一方に設けられていればよい。電磁波制御体22は、送信部から放射されるミリ波の送信信号23の伝搬経路上、又は受信部へ入射するミリ波の受信信号24の伝搬経路上に設けられており、電磁波制御体22に対して所定の入射角で入射するミリ波を透過し、それ以外の入射角で入射するミリ波を吸収する。電磁波制御体22は送受信部21aに密着して設置されていてもよいし、数ミリ〜数十センチ程度で離間して設置されていてもよい。
本発明のレーダーシステムの第一実施形態は、図3に示すように、レーダー装置21と、レーダー装置21の送信部及び受信部を兼ね備えた送受信部21aの近傍に設置された本発明の電磁波制御体22とを備えた、レーダーシステム20である。
レーダー装置21は、ミリ波を利用して任意の対象Tを検知する公知のレーダー装置である。レーダー装置21における送信部と受信部は同じ箇所に設けられていてもよいし、個別に離れた箇所に設けられていてもよい。電磁波制御体22は送信部及び受信部のうち少なくとも一方に設けられていればよい。電磁波制御体22は、送信部から放射されるミリ波の送信信号23の伝搬経路上、又は受信部へ入射するミリ波の受信信号24の伝搬経路上に設けられており、電磁波制御体22に対して所定の入射角で入射するミリ波を透過し、それ以外の入射角で入射するミリ波を吸収する。電磁波制御体22は送受信部21aに密着して設置されていてもよいし、数ミリ〜数十センチ程度で離間して設置されていてもよい。
(電磁波制御体の製造方法)
電磁波制御体を構成する積層体10は、例えば、以下の方法で製造することができる。
電磁波透過層1の構成材料からなる所望の厚さのシートを複数枚用意する。第一のシートの一方の面に、前記吸収物質及び前記バインダを含む接着性組成物を塗布し、その塗布面に第二のシートを貼付し、接着性組成物を乾燥又は硬化させることによって、2層の電磁波透過層1の間に1層の電磁波吸収層2を挟んだ積層シートが得られる。
同じ要領で、一のシートの表面に前記接着性組成物を介して他のシートを貼付することによって、図4に示すように、電磁波透過層1と電磁波吸収層2が交互に繰り返して積層した積層ブロック100が得られる。この際、シートの厚みを調整することによって電磁波透過層1の厚みを調整でき、接着性組成物の塗布の厚みを調整することによって、電磁波吸収層2の厚みを調整できる。
次いで、得られた積層ブロック100の積層方向に沿って、所望の厚みで切り出すことにより、電磁波制御体を構成する積層体10が得られる。例えば、10mmでスライスすることにより、Lz=10mmとした積層体10が得られる。また、積層ブロックを切り出す角度を積層方向に対して斜めの角度にすると、積層体10の主面10a,10bに対して電磁波透過層1及び電磁波吸収層2が斜めに交わった積層体を切り出すことができる。
電磁波制御体を構成する積層体10は、例えば、以下の方法で製造することができる。
電磁波透過層1の構成材料からなる所望の厚さのシートを複数枚用意する。第一のシートの一方の面に、前記吸収物質及び前記バインダを含む接着性組成物を塗布し、その塗布面に第二のシートを貼付し、接着性組成物を乾燥又は硬化させることによって、2層の電磁波透過層1の間に1層の電磁波吸収層2を挟んだ積層シートが得られる。
同じ要領で、一のシートの表面に前記接着性組成物を介して他のシートを貼付することによって、図4に示すように、電磁波透過層1と電磁波吸収層2が交互に繰り返して積層した積層ブロック100が得られる。この際、シートの厚みを調整することによって電磁波透過層1の厚みを調整でき、接着性組成物の塗布の厚みを調整することによって、電磁波吸収層2の厚みを調整できる。
次いで、得られた積層ブロック100の積層方向に沿って、所望の厚みで切り出すことにより、電磁波制御体を構成する積層体10が得られる。例えば、10mmでスライスすることにより、Lz=10mmとした積層体10が得られる。また、積層ブロックを切り出す角度を積層方向に対して斜めの角度にすると、積層体10の主面10a,10bに対して電磁波透過層1及び電磁波吸収層2が斜めに交わった積層体を切り出すことができる。
上記とは異なる方法も例示できる。電磁波透過層1の構成材料からなる所望の厚さのシートの一方の面に、前記吸収物質を蒸着させた蒸着シートを複数枚用意する。第一のシートの蒸着面に、第二のシートの非蒸着面を貼付することによって、2層の電磁波透過層1の間に1層の電磁波吸収層2を挟んだ積層シートが得られる。この貼付方法は特に限定されず、電磁波透過層1の構成材料が熱可塑性樹脂である場合には加熱及び圧着によって熱融着させることができる。また、接着剤によって貼付してもよい。同じ要領でシートの積層を繰り返すことによって積層ブロック100が得られる。上述した方法で積層ブロック100から積層体10を切り出すことができる。
1…電磁波透過層、2…電磁波吸収層、10…積層体、10a…第一主面、10b…第二主面、20…レーダーシステム、21…レーダー装置、22…電磁波制御体、23…送信信号、24…受信信号、T…検知対象、100…積層ブロック
Claims (10)
- 電磁波透過層と電磁波吸収層とが交互に繰り返して積層された積層体を備え、
前記積層体は前記電磁波透過層及び前記電磁波吸収層が含まれる2つの主面を有する、電磁波制御体。 - 前記積層体の形状が板状であり、互いに対向する前記2つの主面を有し、
前記2つの主面同士の距離が5mm以上100mm以下である、請求項1に記載の電磁波制御体。 - 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが1mm以上100mm以下である、請求項1又は2に記載の電磁波制御体。
- 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波吸収層の厚みが0.01μm以上10mm以下である、請求項1〜3の何れか一項に記載の電磁波制御体。
- 前記積層体の積層方向に見て、前記電磁波透過層の厚みが前記電磁波吸収層の厚みよりも厚い、請求項1〜4の何れか一項に記載の電磁波制御体。
- 前記電磁波吸収層の表面抵抗が1Ω/□以上である、請求項1〜5の何れか一項に記載の電磁波制御体。
- 前記電磁波吸収層に炭素材料又はセラミックスが含まれている、請求項1〜6の何れか一項に記載の電磁波制御体。
- 前記電磁波透過層が樹脂によって形成されている、請求項1〜7の何れか一項に記載の電磁波制御体。
- レーダー装置と、前記レーダー装置の送信部又は受信部に設置された請求項1〜8の何れか一項に記載の電磁波制御体とを備えた、レーダーシステム。
- 前記レーダー装置が送信又は受信する電磁波の周波数帯が5GHz以上500GHz以下である、請求項9に記載のレーダーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017238038A JP2019106627A (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 電磁波制御体及びレーダーシステム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021042966A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 信越ポリマー株式会社 | ノイズフィルタ、レーダシステム、およびノイズフィルタの製造方法 |
JP7424174B2 (ja) | 2020-04-02 | 2024-01-30 | 三菱ケミカル株式会社 | ミリ波レーダー部材用熱可塑性樹脂組成物及び成形体 |
-
2017
- 2017-12-12 JP JP2017238038A patent/JP2019106627A/ja active Pending
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