JP2019105381A - 除熱管、熱交換器、及び反応器 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応器に貫通口を過度に複数形成することなく、気相発熱反応における反応温度を制御可能であり、さらには目的生成物を増産する場合に、除熱能力を向上可能な除熱管、該除熱管を有する熱交換器及び反応器を提供することを目的とする。【解決手段】除熱管は、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び前記反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、前記反応器内を除熱するための除熱管であって、前記除熱管の最上端の高さ位置が、前記冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び前記冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、除熱管、熱交換器、及び反応器に関する。
流動層技術は、19世紀後半に開発されて以来、各種の製造技術に応用がなされている。流動層技術の主たる工業的な応用例としては、プロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリルの製造方法等が挙げられる。アンモ酸化反応のような気相発熱反応を行う流動層反応器は、通常、水や蒸気を流通させることにより反応熱を除去し、反応温度を制御するための除熱管を流動層反応器内部に有している。気相発熱反応における反応温度の制御は、流動層反応器を運転する際に目的生成物の収率を高位に維持すること、さらには安全運転の観点から重要な事項である。
特許文献1には、モリブデンを含有する流動層触媒及び複数の除熱管を内部に有する流動層反応器(反応器)に反応原料を供給して気相発熱反応させる方法が開示されている。この文献の図1に示す例では、反応器は、直管部と、U字状のベント部(曲管部)とからなる除熱管6を備えている。各除熱管6は、反応器壁を貫通して水平に支持された冷媒の導入管から、ベンド部(曲管部)により反応器下方に曲げられ、直管部を経て、更にベンド部(曲管部)で方向を反転するように上方に曲げられている。これを1パスと呼ぶとき、この例では、2パスを有する除熱管、及び3パスを有する除熱管が示されている。また、この例では、各除熱管を反転して下方に曲げるためのベンド部(曲管部)の最上端の高さ位置は、冷媒の導入管が貫通する貫通口の最下層、及び冷媒の導出管が貫通する貫通口の最下層よりも低く形成されている。更に、この例では、除熱管の最上端の高さ位置は、冷媒導出管と水平方向に接続する直管部の最上端の高さ位置に相当しており、冷媒導出管の貫通口の最上端の高さ位置と同じように形成されている。
特許文献2には、流動層触媒を収容する流動層反応器(反応器)と、この反応器内に放射状に配置された複数の除熱管導入管及び導出管と、を有する気相反応装置が開示されている。この文献の図1〜図3に示す例では、反応器1は、反応器に内装した複数の除熱管2a及び2bを有し、各除熱管2a,2bの一端は、除熱管導入配管3aと接続し、各除熱管2a,2bの他端は、除熱管導出配管3bと接続している。各除熱管2a,2bは、反応器壁を貫通して水平に支持された除熱管導入配管3aから、ベンド部により反応器下方に曲げられ、直管部を経て、更にベンド部で方向を反転するように上方に曲げられている。これを1パスと呼ぶとき、この例では、3パスを有する除熱管2a、及び2パスを有する除熱管2bが示されている。また、この例もまた、各除熱管2a,2bを反転して下方に曲げるためのベンド部の最上端の高さ位置は、除熱管導入配管3aが貫通する貫通口の最下層、及び除熱管導出配管3bが貫通する貫通口の最下層よりも低く形成されている。更に、この例もまた、除熱管の最上端の高さ位置は、冷媒導出管と水平方向に接続する直管部の最上端の高さ位置に相当しており、冷媒導出管の貫通口の最上端の高さ位置と同じように形成されている。
特許文献3には、サイクロンを有する流動層反応器を用いてアンモ酸化反応により、α,β−不飽和ニトリルを製造する方法に用いられ、流動層反応器中に、熱交換伝熱面積の特定値以上が触媒濃厚層にある間接熱交換器(2)と、該間接熱交換器(2)の高さ以上からサイクロン入口高さまでの間にある間接熱交換器(3A及び/又は3B)をそれぞれ有する流動層反応器が開示されている。この文献には、反応器上部の触媒希薄層部に、さらに間接熱交換器(3A及び/又は3B)を設けると、反応生成ガスとともに反応器外へ流出するモリブデン化合物及び流動層触媒を、間接熱交換器外表面に付着させ回収できることが開示されている。
特開2010−95451号公報 特開2010−247053号公報 特開平11−349545号公報
しかしながら、生産性を向上する等の観点から、気相発熱反応における反応温度をさらに一層制御することが求められ、特許文献1のような流動層反応器にさらなる改善の余地が求められる。
特許文献2の反応装置のように、複数の除熱管を同じ高さ位置で反応器内に放射状に配置すると、熱交換伝熱面積を大きくすることができ、その結果、反応温度をより一層制御できる。しかしながら、各除熱管に接続される除熱管導入配管3a及び除熱管導出配管3bをそれぞれ反応器1に貫通させるために貫通口形成工事が必要である。また、反応器1に形成する貫通口の数が多すぎると、反応器の強度が十分でなくなる虞もある。さらに、複数の除熱管2が反応器1内に放射状に配置する構成では、新たな除熱管をさらに設置するためのスペースを確保することが困難である。その結果、目的生成物を増産したい場合等において、除熱能力を一層向上させることが困難である。
また、特許文献3の流動層反応器のように、複数の熱交換器(2)及び(3A及び/又は3B)を異なる高さ位置で複数配置しても、熱交換伝熱面積を大きくすることができ、その結果、反応温度をより一層制御できる。しかしながら、この場合においても、反応器上部側の各熱交換器(3A及び/又は3B)の冷媒導入配管及び冷媒導出配管をそれぞれ反応器に貫通させるための貫通口形成工事が必要であり、反応器上部側に貫通口を形成することに起因して、反応器の強度が十分でなくなる虞がある。
そこで、本発明は、反応器に貫通口を過度に複数形成することなく、気相発熱反応における反応温度を制御可能であり、さらには目的生成物を増産する場合に、除熱能力を向上可能な除熱管、該除熱管を有する熱交換器及び反応器を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、除熱管の最上端の高さ位置を、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成すると、上記の問題点が解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の除熱管は、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、反応器内を除熱するための除熱管であって、除熱管の最上端の高さ位置は、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置(以下、これらの高さ位置を「貫通口の最上端の高さ位置」ともいう。)よりも高く形成されている。本明細書において、除熱管の最上端の高さ位置が、貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されているとは、例えば、除熱管の最上端の高さ位置が、貫通口の最上端の高さ位置よりも0cmを超えて高く形成されていることをいい、好ましくは50cm以上高く形成されていることをいい、より好ましくは100cm以上高く形成されていることをいう。
一般的な除熱管は、特許文献1の除熱管のように、反応器の側壁を貫通し、水平方向に延びる冷媒導入管と接続し、かつ反応器の側壁を貫通し、水平方向に延びる冷媒導出管と接続した状態で、反応器内部に収容されている。また、一般的な除熱管は、複数の直管部及びU字状の曲管部を有しており、複数の直管部が、反応器の上下方向に平行に配列し、U字状の曲管部が、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士を順次連続させるように連結していることにより、蛇行状の形態を有している。そして、一般的な除熱管は、隣り合う一対の直管部の上端同士を連結させる曲管部の最上端の高さ位置が、冷媒導入管及び冷媒導出管をそれぞれ貫通させる貫通口の最上端の高さ位置よりも低い位置に形成されている。更に、一般的な除熱管の最上端の高さ位置は、冷媒導出管と水平方向に接続する直管部の最上端の高さ位置に相当しており、冷媒導出管の貫通口の最上端の高さ位置と同じように形成されている。
除熱管が上記の構成であると、熱交換伝熱面積を大きくすることができず、除熱能力が十分ではないため、反応器内の除熱管の数を増加する必要がある。そこで、熱交換伝熱面積を大きくするために、特許文献2の反応装置のように、複数の除熱管を同じ高さ位置で反応器内に放射状に配置したり、特許文献3の流動層反応器のように、除熱管を異なる高さ位置で複数配置したりすることが考えられる。しかしながら、上記の構成では、前述したとおり、反応器の貫通口を形成する工事が必要であり、また、貫通口の数が多すぎると、反応器の強度が十分でなくなる虞もある。特に特許文献2のように放射状に配置する構成では、新たな除熱管をさらに設置するためのスペースの確保も困難であるという問題もあり、目的生成物を増産したい場合等において、除熱能力を一層向上することが困難である。
これに対し、本発明の除熱管では、除熱管の最上端の高さ位置が、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成している。これにより、1つの除熱管当たりの熱交換伝熱面積を大きくでき、除熱効率を高めることができる。その結果、本発明の除熱管であれば、気相発熱反応における反応温度を制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を向上したりできる。より詳細には、例えば、本発明の除熱管を用いて、気相発熱反応を実施する場合、特許文献1のような除熱管に対し、本発明の除熱管であれば、同じ原料供給量で得られる目的生成物の反応成績を向上することができる。また、本発明の除熱管の構成であれば、熱交換伝熱面積を大きくするために、特許文献2のように同じ高さ位置で除熱管を過度に増設したり、特許文献3のように熱交換器を異なる高さ位置で増設したりする必要がない。このため、本発明の除熱管は、反応器に貫通口を過度に複数形成することなく、気相発熱反応における反応温度を制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を向上したりすることができる。
本発明の除熱管は、反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士は、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管と、蛇行管と冷媒導出管とを連結するための連結管とを有し、連結管は、蛇行管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部と、水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部とを有し、除熱管の最上端の高さ位置は、水平直管部の最上端の高さ位置に相当することが好ましい。
連結管の水平直管部の最上端の高さ位置を、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成させることにより、1つの除熱管当たりの熱交換伝熱面積を大きくでき、除熱効率を一層高めることができる。その結果、本発明の除熱管であれば、気相発熱反応における反応温度を一層制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を一層向上したりできる。
本発明の除熱管は、反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士が、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管を有し、蛇行管において、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置は、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されていることが好ましい。
反応器の上下方向に配列した複数の直管部の各直管部を、各貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成させることにより、1つの除熱管当たりの熱交換伝熱面積を大きくでき、除熱効率を高めることができる。その結果、気相発熱反応における反応温度を一層制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を一層向上したりできる。
本発明の除熱管において、蛇行管の冷媒導出管側の端部の高さ位置は、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置よりも高く形成されており、除熱管は、蛇行管と冷媒導出管とを連結するための連結管をさらに有し、連結管は、蛇行管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部と、水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部とを有することが好ましい。
蛇行管の冷媒導出側の端部の高さ位置を、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置よりも高く形成すると、蛇行管と冷媒導出管とを連結する連結管を、蛇行管と接触しないように形成できる。このため、除熱管は、蛇行管と冷媒導出管とを連結するための連結管を、蛇行状管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部、及び水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部の単純な構成とすることができる。
本発明の除熱管は、下記式(1)で表される条件を満たすことが好ましい。
0.1≦(A−C)/(A−B)≦0.5…(1)
A:隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ
B:隣り合う一対の直管部の下端同士を連続させる曲管部の最下端の高さ
C:冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さの内、最も高い高さ
本発明の除熱管は、(A−C)/(A−B)が0.1以上であることにより、熱交換伝熱面積を一層大きくでき、除熱効率を高めることができる。一方、本発明の除熱管を流動層反応器に適用する場合、流動層反応器内で流動層触媒が流動状態となった時、反応器内の上方ほど触媒密度が小さくなる傾向がある。そこで、(A−C)/(A−B)が0.5以下とすることにより、流動層反応器内のうち、触媒密度が比較的高い層内に除熱管が収容されやすく、効率的に反応熱を除去でき、温度制御を一層効率よく行うことができる傾向にある。同様の観点から、(A−C)/(A−B)は、0.15以上0.45以下であることが好ましく、(A−C)/(A−B)は、0.20以上0.40以下であることがより好ましい。
反応器は、流動層触媒を収容する流動層反応器であることが好ましい。すなわち、本発明の除熱管は、流動層反応器用除熱管であることが好ましい。
本発明の除熱管は、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、反応器内を除熱するための一連の除熱管であって、反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士が、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管と、蛇行管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部と、水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部とを有し、蛇行管と冷媒導出管とを連結する連結管とを備え、蛇行管において、蛇行管の冷媒導出管側の端部の高さ位置は、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置よりも高く形成されており、且つ隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置が、前記冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び前記冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されている構成としてもよい。
本発明には、本発明の除熱管と、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管と、反応器の側壁を貫通する冷媒導出管とを備えた熱交換器を含む。
本発明には、本発明の熱交換を備えた反応器を含む。反応器は、流動層触媒を収容する流動層反応器であることが好ましい。
本発明によれば、反応器に貫通口を過度に複数形成することなく、気相発熱反応等における反応温度の制御を向上可能な除熱管、該除熱管を有する熱交換器及び反応器を提供できる。
本発明の反応器の一例を示す正面断面図である。 本発明の反応器の別の一例を示す正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。本発明は、以下の記載に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。また、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。
[流動層反応器、及び流動層反応器を構成する熱交換器]
図1に示す流動層反応器1(反応器1)は、縦型円筒状の形態を有し、反応器1の側壁を貫通する冷媒導入管2と、反応器1の側壁を貫通する冷媒導出管3と、冷媒導入管2及び冷媒導出管3と接続して反応器内を除熱する除熱管4とを備えた熱交換器5を2つ含む。除熱管4は、冷媒導入管2と接続し、蛇行状の形態を有する蛇行管11と、蛇行管11と冷媒導出管3とを連結する連結管12とを備えている。各熱交換器5は、一連の構造を有しており、冷媒導入管2により導入された冷媒は、除熱管4の蛇行管11及び連結管12をこの順序で流通し、冷媒導出管3により外部に導出される。また、2つの熱交換器5のうち、一方の熱交換器は、左右方向の一方の側に配置され、他方の熱交換器は、左右方向の一方の側と反対側に配置されている。これの例では、冷媒として水を用いている。また、反応器1の収容層の高さH及び幅(直径)Wは、それぞれ、9.7m程度、3.4m程度であり、冷媒導入管2、冷媒導出管3、及び除熱管4の材質は、JIS G−3458に規定される鋼管を用いており、各管の外径は、100mm程度である。
(冷媒導入管及び冷媒導出管)
冷媒導入管2及び冷媒導出管3は、それぞれ、反応器1の側壁を貫通し、水平方向に延びる直管状の形態を有する。この例では、各熱交換器5の冷媒導出管3の高さ位置は、冷媒導入管2の高さ位置よりも高く形成されている。冷媒導入管2が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置をH1、冷媒導出管3が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置をH2とし、反応器1の収容槽の底壁の高さ位置をRとすると、H1とRとの高さの差(H1―R)が6.8〜7.0m程度であり、H2とRとの高さの差(H2−R1)が7.1〜7.3m程度であり、H2とH1との高さの差(H2−H1)が0.3m程度である。ただし、本実施形態の除熱管は、各H1−R、H2−R1、及びH2−H1の値又は数値範囲に限定されない。
(除熱管を構成する蛇行管)
除熱管4を構成する蛇行管11は、反応器1の上下方向に平行に配列した4つの直管部21a〜21dと、3つのU字状曲管部22a〜22cと、曲管部23とを備えている。冷媒導入管2の端部から下方向に曲がるようにして、冷媒導入管2の端部と、直管部21aの上端とが、曲管部23を介して接続している。次に、下方向に延びる直管部21aの下端と、直管部21aと隣り合う直管部21bの下端とが、U字状曲管部22aを介して接続している。直管部21bの上端と、直管部21bと隣り合う直管部21cの上端とが、上下方向に反転したU字状曲管部(逆U字状曲管部)22bを介して接続している。直管部21cの下端と、直管部21cと隣り合う直管部21dの下端とが、U字状曲管部22cを介して接続している。また、直管部21dの上端の高さ位置は、逆U字状曲管部22bの最上端の高さ位置よりも高く形成されている。このようにして、蛇行管11は、直管部21a〜21dが、3つのU字状曲管部22a〜22c及び曲管部23を介して順次連続することにより、蛇行状の形態を有している。ここで、一方の直管部の下端と、一方の直管部に隣接する他方の下端とを接続する曲管部の数をパスと呼び、この例では、各熱交換器5は、2パスの除熱管4を有している。
この例では、除熱管4を構成する蛇行管11において、隣り合う一対の直管部21b及び21cの上端同士を連続させる逆U字状曲管部22bの最上端の高さ位置Aは、冷媒導入管2が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置H1、及び冷媒導出管3が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置H2よりも高く形成されている。より詳細には、この例では、逆U字状曲管部22bの最上端の高さ位置A、U字状曲管部22a及び22cの最下端の高さ位置B、及び冷媒導出管3が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置C(H2)において、(A−C)/(A−B)の値は0.29程度である。
(除熱管を構成する連結管)
除熱管4を構成する連結管12は、水平方向と平行に配置した1つの水平直管部31と、上下方向と平行に配置した1つの下方直管部32と、3つの曲管部33a〜33cとを備えている。蛇行管11の直管部21dの上端から水平方向に曲がるようにして、直管部21dの上端と、水平直管部31の一端とが曲管部33aを介して接続されている。水平直管部31の他端から下方向に曲がるようにして、水平直管部31の他端と、下方直管部32の上端とが曲管部33bを介して接続されている。下方直管部32の下端から水平方向に曲がるようにして、下方直管部32の下端と、冷媒導出管3の一端とが曲管部33cを介して接続されている。このようにして、連結管12は、水平直管部31及び下方直管部32が曲管部33a〜33cを介して順次連続することにより、蛇行管11及び冷媒導出管3を連結させている。
各除熱管4全体の高さ及び幅は、それぞれ、6.5m程度、0.9m程度である。
図1に示す除熱管4では、蛇行管11において、隣り合う一対の直管部21b及び21cの上端同士を連続させる曲管部22bの最上端の高さ位置が、冷媒導入管2及び冷媒導出管3をそれぞれ貫通させる貫通口の最上端の高さ位置よりも高い位置に形成されている。このように、反応器1の上下方向に配列した複数の直管部の直管部21b及び21cを、各貫通口よりも高く形成すると、1つの除熱管当たりの熱交換伝熱面積を大きくでき、除熱効率を高めることができる。その結果、気相発熱反応における反応温度を制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を向上したりできる。また、除熱管4により、同じ原料供給量で得られる目的生成物の反応成績が向上する。また、この除熱管4の構成であれば、熱交換伝熱面積を大きくするために、同じ高さ位置で除熱管を過度に増設したり、熱交換器を異なる高さ位置で増設したりする必要がない。このため、図1に示す除熱管4は、反応器1に貫通口を過度に複数形成することなく、気相発熱反応における反応温度を制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を向上したりすることができる。
また、蛇行管11の直管部21dの上端の高さ位置を、曲管部22bの最上端の高さ位置よりも高く形成すると、蛇行管11と冷媒導出管3とを連結する連結管12を、蛇行管11と接触しないように形成できる。このため、除熱管4は、蛇行管11と冷媒導出管3とを単純な構成により連結させることができる。
さらに、図1に示す除熱管4は、(A−C)/(A−B)が0.29程度であることにより、熱交換伝熱面積を一層大きくでき、除熱効率を高めるとともに、流動層反応器内のうち、触媒密度が比較的高い層内に除熱管が収容されやすく、効率的に反応熱を除去でき、温度制御を一層効率よく行うことができる。
なお、本実施形態の除熱管は、図1に示す除熱管4に限定されない。本実施形態の除熱管は、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、反応器内を除熱するための除熱管であって、除熱管の最上端の高さ位置は、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されていればよい。
本実施形態の除熱管は、必ずしも図1に示す除熱管1のように、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置を、冷媒導入管及び冷媒導出管をそれぞれ貫通させる貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成する必要はない。例えば、図2に示す除熱管4Aの直管部21b’及び21c’は、図1に示す直管部21b及び21cの上端の高さ位置よりも低く形成し、これらの直管部21b’及び21c’の上端同士を曲管部22bにより連続させており、曲管部22bの最上端の高さ位置は、冷媒導入管2及び冷媒導出管3をそれぞれ貫通させる貫通口の最上端の高さ位置よりも低く形成されている。この例では、図2に示すように、反応器1A内部の上部側に内装物40が配設されており、除熱管4Aは、この内装物40に接触しないように構成されている。このような形態であっても、水平直管部31の最上端の高さ位置が上記貫通口よりも高く形成されているため、1つの除熱管当たりの熱交換伝熱面積を大きくでき、除熱効率を高めることができる。その結果、本発明の除熱管であれば、気相発熱反応における反応温度を制御したり、目的生産物を増産する場合に、除熱能力を向上したりできる。尚、除熱管4Aが上記のような形態である場合に、必ずしも内装物40が反応器1A内部の上部側に配設される必要はない。
なお、本実施形態の除熱管は、必ずしも除熱管の最上端の高さ位置を形成するために、水平直管部を形成する必要はなく、例えば、図2に示す水平直管部31及び下方直管部32に代えて、直管部21dの上端から、曲管部を介して下方に傾斜した傾斜直管部を形成し、この傾斜直管部を曲管部を介して冷媒導出管と接続させる構成としてもよい。
本実施形態の各除熱管のパス数は、図1に示す除熱管4のように、必ずしもパス数が2である必要はなく、1つであってもよく、複数であってもよいが、2〜3であることが好ましい。
本実施形態の熱交換器は、本実施形態の除熱管と、冷媒導入管と、冷媒導出管とを備えていれば特に限定されない。
冷媒導入管、冷媒導出管、及び除熱管の材質は、図1に示す熱交換器5のように、必ずしもJIS G−3458に規定される鋼管である必要はなく、JIS B−2311に規定されるエルボ管等であってもよい。
本実施形態の熱交換器において、冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置をH1、冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置をH2とするとき、H2−H1は、例えば、0.2〜1.0m程度であればよく、0.3〜0.5m程度であることが好ましい。
本実施形態の反応器は、本実施形態の熱交換器を備えていればよく、図1に示す反応器1のように、必ずしも流動層反応器であることに限定されない。ただし、本実施形態の反応器が流動層反応器であれば、気相発熱反応における反応温度を効率よく制御できるため好ましい。
気相発熱反応としては、特に限定されず、例えば、反応温度が200〜500℃で行われる酸化反応、アンモ酸化反応、及びアルキル化反応が挙げられる。
気相発熱反応に用いられる流動層触媒としては、特に限定されないが、例えば、シリカ等に担持されたモリブデン含有金属酸化物触媒が挙げられる。プロパン又はプロピレンのアンモ酸化を例にとると、Mo−V−(Sb及び/又はTi)系、Mo−V−Fe系、Mo−Bi−Fe系の複合酸化物であって、90質量%以上の触媒粒子の粒子径が10〜197μm、圧壊強度が10MPa以上の触媒が好適に用いられる。
本実施形態において、冷媒としては、必ずしも水に限定されず、例えば、水蒸気、溶融塩等であってもよい。
なお、上述の本実施形態は、本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
本実施形態の除熱管は、特に、気相発熱反応を実施するために用いられる流動層反応器用の除熱管として産業上利用可能性を有する。
1,1A…流動層反応器(反応器)、2…冷媒導入管、3…冷媒導出管、4,4A…除熱管、5…熱交換器、11…蛇行管、12…連結管、21a〜21d,21b’,21c’…直管部、22a〜22d…U字状曲管部、23、33a〜33c…曲管部、31…水平直管部、32…下方直管部、40…内装物、A…隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる逆U字状曲管部の最上端の高さ位置、B…U字状曲管部の最下端の高さ位置、C…冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、H1…冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、H2…冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置

Claims (9)

  1. 反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び前記反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、前記反応器内を除熱するための除熱管であって、
    前記除熱管の最上端の高さ位置が、前記冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び前記冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されている、除熱管。
  2. 前記反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士が、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管と、
    前記蛇行管と前記冷媒導出管とを連結するための連結管とを有し、
    前記連結管が、前記蛇行管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部と、該水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部とを有し、
    前記除熱管の最上端の高さ位置が、前記水平直管部の最上端の高さ位置に相当する、請求項1記載の除熱管。
  3. 前記反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士が、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管を有し、
    前記蛇行管において、隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置が、前記冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び前記冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されている、請求項1記載の除熱管。
  4. 下記式(1)で表される条件を満たす、請求項3記載の除熱管。
    0.1≦(A−C)/(A−B)≦0.5…(1)
    A:隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ
    B:隣り合う一対の直管部の下端同士を連続させる曲管部の最下端の高さ
    C:冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ、及び冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さの内、最も高い高さ
  5. 前記反応器が、流動層触媒を収容する流動層反応器である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の除熱管。
  6. 反応器の側壁を貫通する冷媒導入管、及び前記反応器の側壁を貫通する冷媒導出管と接続して、前記反応器内を除熱するための除熱管であって、
    前記反応器の上下方向に平行に配列した複数の直管部と、曲管部とを備え、隣り合う一対の直管部の下端同士、及び隣り合う一対の直管部の上端同士が、曲管部を介して順次連続することにより蛇行状に形成された蛇行管と、
    該蛇行管の冷媒導出管側の端部から水平方向に延びる水平直管部と、該水平直管部の冷媒導出管側の端部から下方向に延びる下方直管部とを有し、前記蛇行管と前記冷媒導出管とを連結する連結管とを備え、
    前記蛇行管において、前記蛇行管の前記冷媒導出管側の端部の高さ位置が、前記隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置よりも高く形成されており、且つ前記隣り合う一対の直管部の上端同士を連続させる曲管部の最上端の高さ位置が、前記冷媒導入管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置、及び前記冷媒導出管が貫通する側壁の貫通口の最上端の高さ位置よりも高く形成されている、除熱管。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の除熱管と、反応器の側壁を貫通する冷媒導入管と、前記反応器の側壁を貫通する冷媒導出管とを備えた熱交換器。
  8. 請求項7記載の熱交換器を備えた反応器。
  9. 流動層触媒を収容する流動層反応器である、請求項8記載の反応器。
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