JP2019102934A - 制御装置、端末装置、端末装置制御方法、及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信ネットワークの最適化を行う時間を短縮する。【解決手段】端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける制御装置であって、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定する決定部と、前記対象端末装置が、前記決定した基地局装置に無線接続するよう制御する制御部とを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、制御装置、端末装置、端末装置制御方法、及び無線通信システムに関する。
近年、無線通信ネットワークにおいて、例えば、LTE(Long Term Evolution)やワイファイ(Wi-Fi:Wireless Fidelity)などの、複数のRAT(Radio Access Technology)が共存する場合がある。
このように、複数RATが共存する無線通信ネットワークにおいては、端末装置は、無線通信を行うとき、複数のRATの基地局装置から無線接続するRATを選択する。端末装置は、RAT選択において、例えば、無線状態(例えば受信レベル)が最も良好な基地局装置のRATを選択し、選択したRATの基地局装置を介して、通信相手装置と無線通信を行う。このように、端末装置がRATを選択する場合、自装置の無線特性が良好であるようにRATが選択され、無線通信ネットワーク全体として無線特性が良好なRATの選択は行われない場合がある。そこで、例えば、制御装置が各端末装置の接続先のRATを選択することで、無線通信ネットワーク全体として無線特性が良好な状態にする最適化を行う場合がある。
RATの選択に関する技術は、以下の特許文献1〜3に記載されている。
特開2004−349976号公報 特開2008−160723号公報 国際公開第2005/117473号
制御装置は、例えば、全端末装置と接続可能なRATの全ての組み合わせについて無線特性を推定し、最も無線特性が良好となる組み合わせを、各端末装置の接続するRATとして決定する全探索方式を行う場合がある。しかし、端末装置が増加に伴い、端末装置とRATとの組み合わせが指数的に増加する。そのため、端末装置が増加すると、制御装置での処理時間が長くなり、最適化が所定時間内に実施できないため、無線通信ネットワークの無線特性が良好にならない場合がある。
そこで、一開示は、無線通信ネットワークの最適化を行う時間を短縮する制御装置、端末装置、端末装置制御方法、及び無線通信システムを提供することにある。
端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける前記制御装置であって、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定する決定部と、前記対象端末装置が、前記決定した第1基地局装置又は第2基地局装置に無線接続するよう制御する制御部とを有する。
一開示は、無線通信ネットワークの最適化を行う時間を短縮する。
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図2は、制御装置400の構成例を示す図である。 図3は、端末装置100の構成例を示す図である。 図4は、無線通信システム10における、最適化処理のシーケンスの例を示す図である。 図5は、周辺基地局情報通知処理S102の処理フローチャートの例を示す図である。 図6は、周辺基地局情報通知受信処理S104の処理フローチャートの例を示す図である。 図7は、通信中基地局情報テーブル421の例を示す図である。 図8は、周辺基地局情報テーブル422の例を示す図である。 図9は、接続先制御処理のシーケンスの例を示す図である。 図10は、端末再配置処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。 図11は、端末グループ分配処理S250の処理フローチャートの例を示す図である。 図12は、端末グループ毎接続先決定処理S260の処理フローチャートの例を示す図である。 図13は、MAX方式による端末グループ決定指標の例を示す図である。 図14は、ABS方式による端末グループ決定指標の例を示す図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
無線通信システム10は、端末装置100−1〜8と、端末装置100−1〜8と無線通信する第1基地局装置200及び第2基地局装置300と、端末装置100−1〜8の無線通信を制御する制御装置400とを有する。制御装置400は、第1基地局装置200及び第2基地局装置300と無線接続可能な端末装置(再配置対象端末装置)を、再配置対象端末装置における第1基地局装置200及び第2基地局装置300が送信する信号の受信品質(例えば、受信電力)に応じて、1以上の端末グループに振り分ける。そして、制御装置400は、端末グループごとに、端末グループに属する再配置対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定する。また、制御装置400は、再配置対象端末装置が、決定した第1基地局装置200又は第2基地局装置300に無線接続するよう制御する。
<通信システムの構成例>
図1は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、端末装置100−1〜8、第1基地局装置200、第2基地局装置300、及び制御装置400を有する。
端末装置100−1〜8(以降、端末装置100と呼ぶ場合がある)は、無線通信システム10の利用者が使用する通信装置であり、例えば、スマートフォンやタブレット端末である。図1において、端末装置100は8台であるが、7台以下であってもよいし、9台以上であってもよい。
端末装置100は、第1基地局装置200又は第2基地局装置300と無線接続し、無線接続した基地局装置を介して、コンテンツサーバや他の通信装置と通信を行う。端末装置100は、例えば、制御装置400から無線接続する基地局装置(以降、接続先基地局と呼ぶ場合がある)を指示され、指示に従って接続先基地局と無線接続する。
第1基地局装置200は、端末装置100と無線を介して接続し、無線信号と有線信号との変換処理を行う。第1基地局装置200は、例えば、LTEにおけるeNodeB(evolved Node B)や、第5世代無線通信システム(5G)におけるgNodeBである。第1基地局装置200は、端末装置100と無線通信が可能なエリア(以降、通信エリアと呼ぶ場合がある)200Aを有する。
第2基地局装置300は、端末装置100と無線を介して接続し、無線信号と有線信号との変換処理を行う。第2基地局装置300は、例えば、ワイファイにおける無線LANルータである。第2基地局装置300は、通信エリア300Aを有する。なお、第1基地局装置200と第2基地局装置300は、異なるRATの基地局装置であり、通信エリアの少なくとも一部が重複する。
端末装置100は、複数RATの基地局装置の通信エリアが重複する範囲内に位置する場合、複数のRAT(又は基地局装置)と無線接続することが可能である。端末装置100は、例えば、最も無線特性のよい基地局装置を選択し、選択した基地局装置と無線接続を行う。しかし、端末装置100の判断で接続する基地局装置が決定すると、無線通信システム10全体としての無線特性が最適でない場合がある。そこで、無線通信システム10では、制御装置400を設置する。
制御装置400は、例えば、定期的に、端末装置100の接続基地局の最適化を行う。制御装置400は、例えば、無線通信システム10の無線特性が最適となるよう、端末装置100−1〜8が無線接続する基地局装置(RAT)を決定し、端末装置100−1〜8それぞれに、決定した基地局装置に無線接続するよう指示する。
<制御装置の構成例>
図2は、制御装置400の構成例を示す図である。制御装置400は、例えば、コンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)410、ストレージ420、メモリ430、及びNIC(Network Interface Card)440を有する。
制御装置400は、無線通信システム10において、端末装置100が無線接続する基地局装置又はRATを制御する装置である。
ストレージ420は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ420は、通信中基地局情報テーブル421、周辺基地局情報テーブル422、周辺基地局情報通知受信プログラム423、及び端末再配置プログラム424を有する。
通信中基地局情報テーブル421は、端末装置100と、端末装置100が通信中に基地局装置を対応づけて記憶するテーブルである。
周辺基地局情報テーブル422は、端末装置100と、端末装置100が無線接続可能な基地局装置(周辺基地局)を対応づけて記憶するテーブルである。また、周辺基地局情報テーブル422は、周辺基地局情報として、例えば、端末装置100における周辺基地局から送信された信号の受信電力(受信強度)に関する情報も記憶する。
メモリ430は、ストレージ420に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ430、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
NIC440は、第1基地局装置200、第2基地局装置300、及び他の通信ネットワークなどの通信装置と接続し、通信を行う装置であり、例えば、ネットワークインターフェースカードである。また、NIC340は、例えば、ハブなどを介して、他の通信装置と接続してもよい。
CPU410は、ストレージ420に記憶されているプログラムを、メモリ430にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU410は、周辺基地局情報通知受信プログラム423を実行することで、取得部を構築し、周辺基地局情報通知受信処理を行う。周辺基地局情報通知受信処理は、周辺基地局情報通知を端末装置100から受信し、受信した周辺基地局情報通知に含まれる周辺基地局情報を、端末装置100と対応づけて内部メモリに記憶する処理である。
CPU410は、端末再配置プログラム424を実行することで、決定部及び制御部を構築し、端末再配置処理を行う。端末再配置処理は、端末装置100の接続先基地局を決定し、決定した接続先基地局に接続するよう端末装置100を制御する処理である。端末再配置処理は、端末グループ分配処理と端末グループ毎接続先決定処理を有する。
また、CPU410は、端末再配置プログラム424のサブモジュールである端末グループ分配モジュール4241を実行することで、決定部を構築し、端末グループ分配処理を行う。端末グループ分配処理は、端末グループの数や1つの端末グループに属する端末装置の台数を決定し、各端末装置100を端末グループに割り振る処理である。
また、CPU410は、端末再配置プログラム424のサブモジュールである端末グループ毎接続先決定モジュール4242を実行することで、決定部を構築し、端末グループ毎接続先決定処理を行う。端末グループ毎接続先決定処理は、端末グループごとに全探索方式で無線通信システム10の無線特性を推定し、推定した結果に基づき端末グループに属する端末装置100の接続先基地局を決定する処理である。
<端末装置の構成例>
図3は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、メモリ130、及びRF(Radio Frequency)回路140を有する。端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信機器である。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、無線通信プログラム121、周辺基地局情報通知プログラム122、及び接続先切替指示受信プログラム123を有する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路140は、第1基地局装置200や第2基地局装置300と無線接続する装置である。RF回路140は、例えば、アンテナを有し、アンテナを介して無線信号を送受信する。
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU110は、無線通信プログラム121を実行することで、無線通信処理を行う。無線通信処理は、他の通信装置と通信を行うとき、基地局装置と無線接続し、無線接続した基地局装置を介して他の通信装置とデータを含むパケットを送受信することで、無線通信を行う処理である。
CPU110は、周辺基地局情報通知プログラム122を実行することで、通知部を構築し、周辺基地局情報通知処理を行う。周辺基地局情報通知処理は、例えば定期的に、周辺基地局(無線接続可能な基地局装置)の通信品質を測定し、測定した結果(周辺基地局情報)を含む周辺基地局情報通知を、制御装置400に送信する処理である。例えば、端末装置100は、周辺基地局の測定において、基地局装置が送信するパイロット信号などの測定用の信号を受信し、受信した信号の受信電力を測定し、受信電力が所定値以上である基地局装置を周辺基地局とする。
CPU110は、接続先切替指示受信プログラム123を実行することで、接続部を構築し、接続先切替指示受信処理を行う。接続先切替指示受信処理は、制御装置400から接続先切替指示を受信し、接続先切替指示で指示された基地局装置に無線接続する処理である。
<最適化処理>
制御装置400は、端末装置100の接続先を決定する最適化処理を行う。制御装置400は、最適化処理において、端末装置100から周辺基地局情報を取得する。周辺基地局情報は、例えば、端末装置100が無線接続可能な基地局装置を検索した結果を含む情報である。そして、制御装置400は、最適化処理において、端末装置100の接続先を決定し、決定した接続先となるよう端末装置100を制御する。
以下、周辺基地局情報の取得と、端末装置100の接続先の制御それぞれについて説明する。なお、以下に説明するシーケンスにおいて、端末装置100−3〜8については省略する。端末装置100−3〜8は、端末装置100−1又は端末装置100−2と同様の処理を行う。
<1.周辺基地局情報取得処理>
図4は、無線通信システム10における、最適化処理のシーケンスの例を示す図である。
端末装置100−1は、第1基地局装置200と無線接続し、通信中である(S100)。また、端末装置100−2は、第2基地局装置300と無線接続し、通信中である(S101)。
端末装置100−1は、周辺基地局情報を通知する契機が発生したことを検出すると、周辺基地局情報通知処理を行う(S102)。
図5は、周辺基地局情報通知処理S102の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、周辺基地局情報を通知する契機が発生するのを待ち受ける(S102−1のNo)。
周辺基地局情報を通知する契機は、例えば、インターバルタイマのタイムアウトである。端末装置100は、例えば、所定時間のインターバルタイマを発行し、インターバルタイマのタイムアウトを検出したとき、周辺基地局情報を通知することで、定期的に(所定時間間隔で)周辺基地局情報通知を制御装置400に送信する。
また、周辺基地局情報を通知する契機は、例えば、制御装置400から周辺基地局情報を測定又は通知するよう指示(要求)されたことであってもよい。端末装置100は、例えば、制御装置400から周辺基地局情報を通知する要求メッセージの受信に応答し、周辺基地局情報通知を制御装置400に送信する。
端末装置100は、周辺基地局情報を通知する契機を検出すると(S102−1のYes)、無線接続可能な基地局装置(周辺基地局)の通信品質を測定する(S102−2)。端末装置100は、無線接続可能な基地局装置の通信品質の測定において、例えば、基地局装置が報知(送信)する信号を受信し、受信電力が所定値以上である基地局装置を、無線接続可能な基地局装置と判定する。
そして、端末装置100は、測定結果を含む周辺基地局情報通知を、制御装置400に送信し(S102−3)、再度周辺基地局情報を通知する契機の発生を待ち受ける(S102−1)。周辺基地局情報通知は、例えば、無線接続可能な基地局装置の識別子、及び無線接続可能な基地局装置から受信した信号の無線品質(例えば、受信電力、エラーレート)を含む。また、周辺基地局情報通知は、端末装置100が通信中の基地局装置に関する情報を含んでもよい。
図4のシーケンスに戻り、端末装置100−1は、周辺基地局情報通知処理S102において、周辺基地局情報を通知する契機を検出し(図5のS102−1のYes)、無線接続可能な基地局装置を測定する(図5のS102−2)。端末装置100−1は、通信中である第1基地局装置200と、第2基地局装置300を、無線接続可能な基地局装置として検出する。そして、端末装置100−1は、例えば、第1基地局装置200と第2基地局装置300が送信する信号の受信電力を含む周辺基地局情報通知を、制御装置400に送信する(S103、図5のS102−3)。
制御装置400は、周辺基地局情報通知を受信し、周辺基地局情報通知受信処理を行う(S104)。
図6は、周辺基地局情報通知受信処理S104の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置400は、周辺基地局情報通知を受信するのを待ち受ける(S104−1のNo)。制御装置400は、周辺基地局情報通知を受信すると(S104−2)、周辺基地局情報通知の送信元の端末装置100が通信中の基地局装置の識別子を、通信中基地局情報テーブル421に記憶する(S104−2)。
制御装置400は、例えば、受信した周辺基地局情報通知の送信経路情報に基づき、送信元の端末装置100が通信中の基地局装置の識別子を特定する。また、制御装置400は、例えば、周辺基地局情報に通信中の基地局装置の識別子に関する情報が含まれる場合、周辺基地局情報通知から通信中の基地局装置の識別子を取得してもよい。制御装置400は、通信中の基地局装置の識別子を端末装置100と対応づけて、通信中基地局情報テーブル421に記憶する。
そして、制御装置400は、受信した周辺基地局情報通知を、送信元の端末装置100の周辺基地局情報として、周辺基地局情報テーブル422に記憶し(S104−3)、再度周辺基地局情報通知の受信を待ち受ける(S104−1)。制御装置400は、周辺基地局情報テーブル422において、端末装置100ごとに周辺基地局情報を記憶する。
図4のシーケンスに戻り、制御装置400は、周辺基地局情報通知受信処理S104において、周辺基地局情報通知を受信し(図6のS104−1のYes)、周辺基地局情報通知S103の送信元である端末装置100−1の通信中の第1基地局装置200の識別子を、通信中基地局情報テーブル421に記憶する(図6のS104−2)。
そして、制御装置400は、受信した周辺基地局情報通知S103に含まれる第1基地局装置200と第2基地局装置300の受信電力を、送信元の端末装置100−1の周辺基地局情報として、周辺基地局情報テーブル422に記憶する(図6のS104−3)。
端末装置100−2は、端末装置100−1と同様に、周辺基地局情報通知処理S102において、周辺基地局情報通知を送信する(S105、図5のS102−3)。周辺基地局情報通知S105は、例えば、端末装置100−2が通信中の第2基地局装置300と第1基地局装置200それぞれが送信する信号の受信電力を含む。
制御装置400は、端末装置100−2から周辺基地局情報通知を受信し、周辺基地局情報通知受信処理S104を行う。そして、制御装置400は、通信中基地局情報テーブル421(図6のS104−2)、及び、周辺基地局情報テーブル422を更新する(図6のS104−3)。
図7は、通信中基地局情報テーブル421の例を示す図である。通信中基地局情報テーブル421は、図4のシーケンスにおいて、制御装置が周辺基地局情報通知S103及びS105を受信し、周辺基地局情報通知受信処理S104を実行することで、図7(A)の状態となる。図7(A)によると、端末装置100−1は第1基地局装置200と通信中であり、端末装置100−2は第2基地局装置300と通信中である。
図8は、周辺基地局情報テーブル422の例を示す図である。図8は、図4のシーケンスにおける端末装置100−1,2が送信する周辺基地局情報通知S103及びS105に加え、図示しない端末装置100−3〜8が送信する周辺基地局情報通知を、制御装置400が受信した後の周辺基地局情報テーブル422の例である。
周辺基地局情報テーブル422の情報要素は、例えば、「端末装置」及び「周辺基地局からの受信電力(dBm)」である。「端末装置」は、周辺基地局情報通知を送信した端末装置100であり、制御装置400が基地局装置又はRATを指定し、最適化を行う対象となる端末装置100である。「周辺基地局からの受信電力(dBm)」は、端末装置100における、無線接続可能な基地局装置が送信した信号の受信電力であり、単位はdBmである。
図8によると、端末装置100−1〜8は、それぞれ第1基地局装置200及び第2基地局装置300と無線通信が可能である。そして、周辺基地局情報テーブル422には、端末装置100−1〜8における、第1基地局装置200及び第2基地局装置300が送信した信号の、最新の受信電力が記憶される。最新の受信電力は、各端末装置100から受信した最後の(最近の)周辺基地局情報通知に含まれる受信電力である。
<2.接続先制御処理>
図9は、接続先制御処理のシーケンスの例を示す図である。端末装置100−1は、第1基地局装置200と無線接続し、通信中である(S100)。また、端末装置100−2は、第2基地局装置300と無線接続し、通信中である(S101)。
制御装置400は、端末装置100を再配置する契機を検出し、動的計画法(全探索方式)に基づいた端末再配置処理を行う(S200)。再配置は、無線通信ネットワーク10の最適化の一処理であり、例えば、端末装置100の接続先の基地局装置又はRATを決定し、決定した基地局装置又はRATに無線接続するよう端末装置100を制御する処理である。
図10は、端末再配置処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置400は、端末装置を再配置する契機が発生するのを待ち受ける(S200−1のNo)。
端末装置を再配置する契機は、例えば、再配置インターバルタイマのタイムアウトである。制御装置400は、再配置インターバルタイマを発行し、再配置インターバルタイマのタイムアウトを検出したとき、端末再配置処理を行う。
制御装置400は、端末装置を再配置する契機を検出すると(S200−1のYes)、端末グループ分配処理を行う(S250)。端末グループ分配処理S250については、後述する。
制御装置400は、端末グループ分配処理S250で決定した端末グループの1つを選択する(S200−2)。そして、制御装置400は、選択した端末グループに属する端末装置100の接続先基地局装置を決定する端末グループ毎接続先決定処理を行う(S260)。端末グループ毎接続先決定処理S260については、後述する。
制御装置400は、未選択の端末グループが存在する場合(S200−3のYes)、未選択の端末グループから他の端末グループを選択し(S200−4)、再度端末グループ毎接続先決定処理S260を行う。その際、動的計画法(全探索方式)において、すでに選択済みの端末グループにおける結果を考慮する。制御装置400は、未選択の端末グループが存在しなくなるまで(S200−3のNo)、処理S200−4と端末グループ毎接続先決定処理S260を繰り返す。そして、制御装置400は、未選択の端末グループが存在しなくなると(S200−3のNo)、再度端末装置の再配置する契機の検出を待ち受ける(S200−1)。すなわち、制御装置400は、全ての端末グループに対して、端末グループ毎接続先決定処理S260を実行する。
図11は、端末グループ分配処理S250の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置400は、自装置のプロセッサ(CPU410)の処理能力、端末装置を再配置する時間間隔(例えば、再配置インターバルタイマのタイマ値)、及び端末装置100の台数に基づき、端末グループのグループ数を決定する(S250−1)。なお、自装置のプロセッサの処理能力は、例えば、CPU410の処理能力である。また、自装置のプロセッサの処理能力は、例えば、CPU410の処理能力を最適化処理以外の処理で定常的に使用する場合、当該最適化処理以外の処理で使用する処理量を、CPU410の処理能力から減じた数値であってもよい。
制御装置400は、例えば、以下の式(1)を満たすように、グループ数を決定する。
Gn×Tx < Tin ・・・式(1)
Gnは、グループ数である。Txは、自装置のプロセッサがx台の端末装置100について、後述する端末グループ毎接続先決定処理S260を実行する処理時間である。Tinは、端末装置を再配置する(無線通信システム10を最適化する)時間間隔である。すなわち、端末グループのグループ数に端末グループ毎接続先決定処理S260の処理時間を乗じた時間が端末装置の再配置に要する時間であり、制御装置400は、再配置に要する時間を、端末装置を再配置する時間間隔より小さい時間値に調整することで、端末装置を再配置する時間間隔内で端末装置の再配置を行うことができる。
なお、後述する端末グループ毎接続先決定処理S260は、端末グループの全ての端末装置100と複数の基地局装置(第1基地局装置200及び第2基地局装置300)との全組み合わせについて無線特性(例えば、スループット)を算出する全探索方式を行う。そのため、端末グループの端末装置100の台数の増加に伴い、端末装置と基地局装置との組み合わせが指数的に増加し、処理時間も指数的に増加する。そのため、1つの端末グループに属する端末装置100の台数(式(1)におけるx)を少なくすることで、端末装置の再配置に要する時間が短縮できる。しかし、なるべく多い台数の端末装置100で全探索方式を行うことで、最適化の精度が向上するため、制御装置400は、上記式(1)を満たし、かつxが最大となる(又は最大に近似する)端末グループのグループ数を決定することが好ましい。
端末装置100がa台、接続可能な基地局装置がb台の場合、全組み合わせ数Nabは以下の式(2)となる。
Nab = b ・・・式(2)
式(2)は、Nabは、bのa乗と等しいことを示す。例えば、aが8(端末装置100−1〜8)、bが2(第1基地局装置200及び第2基地局装置300)の場合、全組み合わせ数は2の8乗(=256)となる。しかし、例えば、制御装置400が2つの端末グループに分配した場合、1つの端末グループの端末装置の台数aは4となるため、各端末グループの全組み合わせは2の4乗(=16)となる。そのため、2つの端末グループにおける全組み合わせの合計は、16×2(=32)となる。よって、制御装置400は、1つの端末グループで再配置を行う場合、256の組み合わせについて無線特性を推定するが、2つの端末グループで再配置を行う場合、32の組み合わせについて無線特性を推定することとなり、端末装置100を再配置する処理時間が短縮される。
次に、制御装置400は、全ての端末装置100を、端末グループ決定指標が大きい順にソートする(S250−2)。端末グループ決定指標は、端末装置100を端末グループに割り振るための指標であり、例えば、端末装置100における無線接続可能な基地局装置が送信する信号の受信電力に基づく数値である。
端末グループ決定指標は、例えば、以下の式(3)で算出される。
Bg = max(R1、R2・・・Rn) ・・・式(3)
Bgは、端末グループ決定指標である。Rnは、無線接続可能な基地局装置が送信する信号の端末装置100における受信電力であり、nは、無線接続可能な基地局装置の台数である。式(3)は、受信電力が最も大きい基地局装置の受信電力を選出し、端末グループ決定指標とすることを示す。
式(3)による端末グループ決定指標が大きいということは、ある基地局装置から信号を良好に受信できることを示す。すなわち、端末グループ決定指標が大きいほど、端末装置100は、ある基地局装置の近くに位置するとみなすことができる。制御装置400は、式(3)を用いて端末装置100をソートし、端末グループ決定指標のソート順に端末グループを割り振ることで、電波状態が良好な順番(いずれの基地局装置であるかは問わない)によるグループ分けを行うことができる。以降、式(3)により端末グループ決定指標を算出する方式を、MAX方式と呼ぶ場合がある。
なお、Rnは、基地局装置の通信方式や送信出力に差異があるため、基地局装置ごとにオフセット値を加算した値であってもよい。
また、端末グループ決定指標は、例えば、以下の式(4)で算出される。
Bg =abs(R1−R2) ・・・式(4)
式(4)は、2つの基地局装置から送信される信号の受信電力の差異の絶対値(差異電力)を、端末グループ決定指標とすることを示す。
式(4)による端末グループ決定指標が大きいということは、ある基地局装置からの受信電力と、もう一方の基地局装置からの受信電力の差異が大きいということを示す。すなわち、端末グループ決定指標が大きいということは、端末装置100がある基地局装置の近傍、かつもう一方の基地局装置の遠方に位置するとみなすことができる。制御装置400は、式(4)を用いることで、ある基地局装置に近く、もう一方の基地局装置からは遠い、すなわち、接続先基地局が近い基地局装置となる可能性が高い順に、グループ分けを行うことができる。以降、式(4)により端末グループ決定指標を算出する方式を、ABS方式と呼ぶ場合がある。
なお、式(3)と同じく、R1又はR2は、基地局装置ごとにオフセット値を加算した値であってもよい。
そして、制御装置400は、ソート順に従い、各端末装置100を、決定したグループ数の端末グループに割り振り(S250−3)、処理を終了する。
図12は、端末グループ毎接続先決定処理S260の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置400は、端末グループ毎接続先決定処理S260において、各端末グループの端末装置100に対して、全探索方式で無線特性を推定し、無線特性が最もよい組み合わせとなるよう、端末装置100の接続先を制御する。なお、図10における無線特性は、再配置の対象となる端末装置100の平均スループットとする。
制御装置400は、選択した端末グループの端末装置100とい接続先の基地局装置との全組み合わせを抽出する(S260−1)。そして、制御装置400は、抽出した全組み合わせについて、各端末装置100の推定スループットを算出する(S260−2)。推定スループットは、例えば、端末装置100における基地局装置から送信された信号の受信電力に基づき、算出する。
そして、制御装置400は、各端末装置100の推定スループットから、組み合わせ毎の平均スループットを算出する(S260−3)。そして、制御装置400は、平均スループットが最も高い組み合わせを、端末装置100と接続先の基地局装置の組み合わせと決定する(S260−4)。
制御装置400は、決定した組み合わせとなるよう、各端末装置100に接続先の基地局装置を指示する接続先切替指示を送信し(S260−5)、処理を終了する。なお、制御装置400は、通信中基地局情報テーブル421を参照し、決定した組み合わせにおける接続先の基地局装置が通信中の基地局装置である端末装置100に対しては、接続先切替指示を送信しない。制御装置400は、決定した組み合わせにおける接続先の基地局装置が通信中の基地局装置であるか否かを、通信中基地局情報テーブル421を参照し、判定する。また、制御装置400は、接続先切替指示の送信後、通信中基地局情報テーブル421を、送信した接続先切替指示に従い、最新の通信状態に更新する。
図9のシーケンスに戻り、制御装置400は、端末再配置処理S200において、端末装置100を再配置する契機を検出する(図8のS200−1のYes)。そして、制御装置400は、端末再配置処理S200において、端末グループ分配処理S250を行う。以下、MAX方式及びABS方式で端末グループ決定指標を算出するそれぞれの場合の端末グループについて説明する。
図13は、MAX方式による端末グループ決定指標の例を示す図である。なお、第1基地局装置200と第2基地局装置300の受信電力を調整するため、第1基地局装置200の受信電力に、オフセット値15を加算し、受信電力を比較する。オフセットは、例えば、第1基地局装置200と第2基地局装置300のそれぞれの通信方式(例えば、LTEとワイファイ)の差異による受信電力差に基づく値である。また、オフセットは、例えば、第1基地局装置200と第2基地局装置300のそれぞれの送信出力の差異に基づく値であってもよい。
図13に示すように、端末装置100−1〜4及び6〜8の端末グループ決定指標は、第1基地局装置200の受信電力にオフセット値15を加算した値のほうが第2基地局装置300の受信電力より大きいため、第1基地局装置200の受信電力にオフセット値15を加算した値となる。一方、端末装置100−5の端末グループ決定指標は、第1基地局装置200の受信電力にオフセット値15を加算した値のほうが第2基地局装置300の受信電力より小さいため、第2基地局装置300の受信電力値となる。
そして、制御装置400は、端末グループ決定指標の大きい順にソートする(図11のS250−2)。図13の「順位」は、ソート順を示す。ここで、制御装置400は、例えば、2グループに端末装置100−1〜8を振り分ける(図11のS250−3)。制御装置400は、1つの端末グループに属する端末装置100の台数が、なるべく同じになるように各端末グループの端末装置100の台数を決定する。この場合、制御装置400は、2つの端末グループの端末装置100の台数が同じになるよう、各端末グループの端末装置100の台数を4台と決定する。
なお、端末装置100の台数と端末グループの数によっては、全端末グループに属する端末装置100の台数が同じにならない場合がある。この場合、制御装置400は、端末装置100の台数の端末グループ間の差異が、2以上とならないように端末装置100を端末グループに割り振る。
制御装置400は、端末装置100−1〜8を、4台ずつ、2つの端末グループに振り振る。制御装置400は、ソート順1〜4の端末装置100−4、7、8、3を端末グループ1に振り分ける。そして、制御装置400は、ソート順5〜8の端末装置100−2、1、5、6を端末グループ2に振り分ける。
図14は、ABS方式による端末グループ決定指標の例を示す図である。なお、第1基地局装置200と第2基地局装置300の受信電力を調整するため、第1基地局装置200の受信電力に、オフセット値10を加算する。
ABS方式で各端末装置100の端末グループ決定指標を算出すると、図14の「端末グループ決定指標」の値となる。そして、制御装置400は、端末グループ決定指標の大きい順にソートする(図11のS250−2)。
制御装置400は、端末装置100−1〜8を、4台ずつ、2つの端末グループに振り振る。制御装置400は、ソート順1〜4の端末装置100−4、8、1、3を端末グループ1に振り分ける。そして、制御装置400は、ソート順5〜8の端末装置100−2、6、7、5を端末グループ2に振り分ける。
図9のシーケンスに戻り、制御装置400は、端末再配置処理S200において、端末グループ毎接続先決定処理S260を行う。
制御装置400は、端末グループ毎接続先決定処理S260において、端末グループ1と端末グループ2それぞれについて、全探索方式を行い、端末装置100の平均スループットを算出し(図12のS260−3)、各端末装置100の接続先を決定する(図12のS260−4)。制御装置400は、例えば、端末装置100−1の接続先を第2基地局装置300、端末装置100−2の接続先を第1基地局装置200と決定する。制御装置400は、端末グループ毎接続先決定処理S260において、端末装置100−1,2に、切替後の接続先を含む接続先切替指示を送信する(S201、S202、図12のS260−5)。
端末装置100−1は、接続先切替指示を受信すると、接続先切替指示に含まれる切替先の第2基地局装置300とコネクションを確立し(S203)、第2基地局装置300と通信中となる(S204)。同様に、端末装置100−2は、接続先切替指示を受信すると、接続先切替指示に含まれる切替先の第1基地局装置200とコネクションを確立し(S205)、第1基地局装置200と通信中となる(S206)。
そして、制御装置400は、端末装置100−1,2の通信中基地局情報テーブル421を更新する。通信中基地局情報テーブル421は、図7(B)に示すように、端末装置100−1の通信中基地局は第2基地局装置300で、端末装置100−2の通信中基地局は第1基地局装置200と更新される。
第1の実施の形態において、制御装置400は、端末装置100を、基地局装置が送信する信号の受信品質(受信電力)に応じて端末グループに振り分け、端末グループごとに端末装置それぞれが無線接続する基地局装置を決定する。そして、制御装置400は、端末グループ毎に全探索法を行い、端末装置100の接続先を決定する。これにより、制御装置400は、全探索法を行う端末装置100の台数を端末グループに属する数とすることで、全端末装置100に対して全探索法を行う場合と比較し、少ない処理時間で端末装置100の接続先を決定することができる。
なお、第1の実施の形態において、端末装置100が接続可能な基地局装置は第1基地局装置200及び第2基地局装置300の2台であるが、3台以上であってもよい。また、制御装置400は、端末装置100の接続先の基地局装置を決定するが、端末装置100が通信を行うRATを決定してもよい。
[その他の実施の形態]
第1の実施の形態において、制御装置400は、無線特性の指標として、平均スループットを用いて接続先の基地局装置を決定した。
しかし、制御装置400は、無線特性の指標として、例えば、端末装置100間の公平性(PF:Proportional Fairness)を用いてもよい。PFは、例えば、端末装置100の推定スループットの対数の平均値である。
また、制御装置400は、無線特性の指標として、例えば、端末装置100のユーザ体感品質(QoE:Quality of Experience)を用いてもよい。QoEは、例えば、端末装置100の要求スループットに対する推定スループットの割合の平均値である。なお、要求スループットは、例えば、端末装置100が周辺基地局情報通知に含め、制御装置400に送信される。制御装置400は、要求スループットが含まれる周辺基地局情報通知を受信し、要求スループットを取得する。
以上の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける制御装置であって、
前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定する決定部と、
前記対象端末装置が、前記決定した基地局装置に無線接続するよう制御する制御部とを有する
制御装置。
(付記2)
前記決定部は、前記決定において、前記端末グループに属する対象端末装置と、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置との全ての組み合わせについて無線特性を推定し、前記推定した無線特性に応じて、前記全ての組み合わせから、前記端末グループに属する対象端末装置が無線接続する基地局装置を決定する
付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記決定部は、前記制御装置が有するプロセッサの処理能力、及び前記対象端末装置の台数に応じて、前記端末グループの数及び前記端末グループに属する対象端末装置の数を決定する
付記1記載の制御装置。
(付記4)
前記制御部は、所定時間間隔で前記制御を行い、
前記決定部は、前記所定時間内に前記対象端末装置の無線接続する基地局装置を決定できる、前記端末グループの数及び前記端末グループに属する対象端末装置の数を決定する
付記3記載の制御装置。
(付記5)
前記受信品質は、受信電力を含み、
前記決定部は、前記第1基地局装置の第1受信電力と前記第2基地局装置の第2受信電力のうち、より受信電力が高い基地局装置の受信電力を選出し、前記選出した受信電力が高い順に前記対象端末装置を前記端末グループに割り振る
付記1記載の制御装置。
(付記6)
前記受信品質は、受信電力を含み、
前記決定部は、前記第1基地局装置の第1受信電力と前記第2基地局装置の第2受信電力の差異を示す差異電力が大きい順に、前記対象端末装置を前記端末グループに割り振る
付記1記載の制御装置。
(付記7)
前記決定部は、前記第1受信電力を、前記第1方式と前記第2方式の差異による受信電力差を加算して算出する
付記5又は6記載の制御装置。
(付記8)
さらに、前記対象端末装置が送信する前記第1受信電力及び前記第2受信電力を含むメッセージを受信し、前記第1受信電力及び前記第2受信電力を内部メモリに記憶する取得部を有する
付記5又は6記載の制御装置。
(付記9)
前記無線特性は、前記端末装置の無線通信における推定スループットの平均値を含む
付記1記載の制御装置。
(付記10)
前記無線特性は、前記端末装置の無線通信における要求スループットに対する推定スループットの割合の平均値を含む
付記1記載の制御装置。
(付記11)
前記無線特性は、前記端末装置の無線通信における推定スループットの対数の平均値を含む
付記1記載の制御装置。
(付記12)
端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、
無線接続可能な基地局装置の送信する信号の受信電力に関する情報を前記制御装置に通知する通知部と、
前記制御装置から第1基地局装置又は第2基地局装置に無線接続する指示を受信する受信部と、
前記受信した指示に応答し、前記指示された基地局装置と無線接続する接続部とを有し、
前記指示された基地局装置は、前記制御装置が、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれについて決定した基地局装置のうち、前記端末装置が無線接続する基地局装置である、
端末装置。
(付記13)
端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムの、前記制御装置における端末装置制御方法であって、
前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定し、
前記対象端末装置が、前記決定した基地局装置に無線接続するよう制御する
端末装置制御方法。
(付記14)
端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムであって、
前記端末装置は、無線接続可能な基地局装置が送信する信号の受信品質を前記制御装置に通知し、
前記制御装置は、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定し、前記対象端末装置に対して、前記決定した基地局装置に無線接続するよう指示し、
前記端末装置は、前記指示に応答し、前記指示された基地局装置に無線接続する
無線通信システム。
10 :無線通信システム
100 :端末装置
110 :CPU
120 :ストレージ
121 :無線通信プログラム
122 :周辺基地局情報通知プログラム
123 :接続先切替指示受信プログラム
130 :メモリ
140 :RF回路
200 :第1基地局装置
300 :第2基地局装置
400 :制御装置
410 :CPU
420 :ストレージ
421 :通信中基地局情報テーブル
422 :周辺基地局情報テーブル
423 :周辺基地局情報通知受信プログラム
424 :端末再配置プログラム
430 :メモリ
4241 :端末グループ分配モジュール
4242 :端末グループ毎接続先決定モジュール

Claims (10)

  1. 端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける制御装置であって、
    前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定する決定部と、
    前記対象端末装置が、前記決定した基地局装置に無線接続するよう制御する制御部とを有する
    制御装置。
  2. 前記決定部は、前記決定において、前記端末グループに属する対象端末装置と、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置との全ての組み合わせについて無線特性を推定し、前記推定した無線特性に応じて、前記全ての組み合わせから、前記端末グループに属する対象端末装置が無線接続する基地局装置を決定する
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記決定部は、前記制御装置が有するプロセッサの処理能力、及び前記対象端末装置の台数に応じて、前記端末グループの数及び前記端末グループに属する対象端末装置の数を決定する
    請求項1記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、所定時間間隔で前記制御を行い、
    前記決定部は、前記所定時間内に前記対象端末装置の無線接続する基地局装置を決定できる、前記端末グループの数及び前記端末グループに属する対象端末装置の数を決定する
    請求項3記載の制御装置。
  5. 前記受信品質は、受信電力を含み、
    前記決定部は、前記第1基地局装置の第1受信電力と前記第2基地局装置の第2受信電力のうち、より受信電力が高い基地局装置の受信電力を選出し、前記選出した受信電力が高い順に前記対象端末装置を前記端末グループに割り振る
    請求項1記載の制御装置。
  6. 前記受信品質は、受信電力を含み、
    前記決定部は、前記第1基地局装置の第1受信電力と前記第2基地局装置の第2受信電力の差異を示す差異電力が大きい順に、前記対象端末装置を前記端末グループに割り振る
    請求項1記載の制御装置。
  7. さらに、前記対象端末装置が送信する前記第1受信電力及び前記第2受信電力を含むメッセージを受信し、前記第1受信電力及び前記第2受信電力を内部メモリに記憶する取得部を有する
    請求項5又は6記載の制御装置。
  8. 端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムにおける端末装置であって、
    無線接続可能な基地局装置の送信する信号の受信電力に関する情報を前記制御装置に通知する通知部と、
    前記制御装置から第1基地局装置又は第2基地局装置に無線接続する指示を受信する受信部と、
    前記受信した指示に応答し、前記指示された基地局装置と無線接続する接続部とを有し、
    前記指示された基地局装置は、前記制御装置が、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれについて決定した基地局装置のうち、前記端末装置が無線接続する基地局装置である、
    端末装置。
  9. 端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムの、前記制御装置における端末装置制御方法であって、
    前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定し、
    前記対象端末装置が、前記決定した基地局装置に無線接続するよう制御する
    端末装置制御方法。
  10. 端末装置と、前記端末装置と第1方式で無線通信する第1基地局装置と、前記端末装置と前記第1方式とは異なる第2方式で無線通信する第2基地局装置と、前記端末装置の無線通信を制御する制御装置とを有する無線通信システムであって、
    前記端末装置は、無線接続可能な基地局装置が送信する信号の受信品質を前記制御装置に通知し、
    前記制御装置は、前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置と無線接続可能な対象端末装置を、前記対象端末装置における前記第1基地局装置及び前記第2基地局装置が送信する信号の受信品質に応じて1以上の端末グループに振り分け、前記端末グループごとに前記端末グループに属する対象端末装置のそれぞれが無線接続する基地局装置を決定し、前記対象端末装置に対して、前記決定した基地局装置に無線接続するよう指示し、
    前記端末装置は、前記指示に応答し、前記指示された基地局装置に無線接続する
    無線通信システム。
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