JP2019102527A - 温度調整装置及びステアリング - Google Patents

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Yuichi Nanbu
勇一 南部
健志 長田
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【課題】熱電変換素子によって効率よくステアリングを冷却することができる温度調整装置及びステアリングを提供する。【解決手段】ステアリング20の芯金に接するように温度調整装置1が設けられている。温度調整装置1は、熱電変換素子2が設けられた伝熱ブロック10を有する。伝熱ブロック10内に複数の密閉室13が設けられ、各密閉室13内に水などの液体Lと空気などの気体Gが収容されている。伝熱ブロック10が昇温すると、液体Lが蒸発し、この際の蒸発潜熱により伝熱ブロック10が降温する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等のステアリングに設置するのに好適な温度調整装置に関するものであり、特に熱電変換素子を用いた温度調整装置に関する。また、本発明は、この温度調整装置を備えたステアリングに関する。
従来、ステアリングホイールの温度調整装置としては、例えば特許文献1,2に記載されたものが知られている。特許文献1の装置では、ステアリングホイールにペルチェ素子が設置されており、ステアリングホイールのリング部の表面の熱がペルチェ素子によってリング部の芯材に伝達されるようになっている。これにより、リング部の表面が冷却される。
特許文献2には、ペルチェ素子の熱を熱伝導部材によってステアリングハンドルに伝達させるステアリングの加熱冷却装置が記載されている。
特開2004−291889号公報 特開2015−3698号公報
本発明は、熱電変換素子によって効率よくステアリングを冷却することができる温度調整装置と、この温度調整装置を備えたステアリングを提供することを目的とする。
本発明の温度調整装置は、通電されることにより一端側が加熱側となり他端側が冷却側となる熱電変換素子と、該熱電変換素子の加熱側に直接に又は伝熱部材を介して接続された伝熱ブロックとを有し、該伝熱ブロックに、液体及び気体を収容した密閉室が設けられている。
本発明の一態様では、前記液体は水であり、気体は空気である。
本発明の一態様では、前記伝熱ブロックは、一方向に長く延在する形状を有しており、複数の密閉室が該一方向に配列されている。
本発明の一態様では、前記密閉室の列が平行に複数列設けられている。
本発明の一態様では、前記伝熱ブロックの1つの面に凹部が設けられており、該凹部に前記熱電変換素子が嵌装されている。
本発明のステアリングは、かかる本発明の温度調整装置を備える。
本発明の温度調整装置では、熱電変換素子からの熱により伝熱ブロックが昇温すると、密閉室内の液体が蒸発し、この際の蒸発潜熱により伝熱ブロックの熱が吸収される。これにより、熱電変換素子の加熱側が降温する。
本発明の温度調整装置によると、温度が高くなったステアリングを迅速に冷却することができる。
実施の形態に係る温度調整装置の一部破断斜視図である。 実施の形態に係る温度調整装置の伝熱ブロック及び熱電変換素子を示す斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。
図1〜4を参照して実施の形態に係る温度調整装置1について説明する。
この温度調整装置1は、熱電変換素子2の加熱側が密着した伝熱ブロック10を有する。なお、この実施の形態では、熱電変換素子2が伝熱ブロック10に直接的に接しているが、熱電変換素子2が伝熱部材を介して伝熱ブロック10に伝熱可能に保持された構成とされてもよい。
伝熱ブロック10は、この実施の形態では長方形盤状であり、前面(受熱面)に浅い凹部11が設けられ、該凹部に熱電変換素子2が嵌装されるようになっている。熱電変換素子2は一方の面が冷却面、他方の面が放熱面になっており、放熱面と該凹部の底面とが接する。伝熱ブロック10の前面の周縁部には、熱電変換素子2のハーネス3を通すための溝12が設けられている。
伝熱ブロック10内には、複数の密閉室13が設けられており、該密閉室13内に液体Lと気体Gとが収容されている。この実施の形態では、熱電変換素子2は略長方形板状であり、伝熱ブロック10も略長方形の盤状である。密閉室13は伝熱ブロックの長手方向に2列に配列されているが、1列又は3列以上でもよく、これに限定されない。
伝熱ブロック10は、銅、アルミニウムなど高熱伝導性金属材料にて構成されている。伝熱ブロック10は、高熱伝導性材料の高分子材料性とされてもよい。
液体としては、水、メチルアルコール、エチルアルコール、ブタノール、これらの2種以上の混合物などが例示されるが、これに限定されない。液体としては、沸点が60〜120℃特に80〜100℃であるものが好ましく、特に水が好ましい。気体としては、空気、窒素、アルゴン、これらの混合物などが好ましく、特に空気が好ましいが、これに限定されない。常温(20℃)における密閉室13内の液体の量は、密閉室13の容積の40〜80%特に50〜60%程度が好ましい。
伝熱ブロック10は、例えば、密閉室13となる凹陥部を有したベースの該凹陥部に少量の液体を注入した後、蓋を被せ、溶接、接着などにより蓋とベースとを気密に接合することにより製造される。ただし、伝熱ブロック10の製造方法はこれに限定されない。
温度調整装置1が自動車のステアリング用の温度調整装置である場合、伝熱ブロック10の長さが40〜50mmであり、幅が20〜30mmであり、厚さが10〜15mmであることが好ましい。
温度調整装置1が常温(室温)又はそれよりも低温である場合、密閉室13内の液体成分は凝縮して液状となっている。熱電変換素子2からの熱によって伝熱ブロック10が昇温すると、液体が蒸発し、この際の蒸発潜熱により、伝熱ブロック10の保有熱が奪熱され、伝熱ブロック10が降温する。
このように、伝熱ブロック10が降温することにより、熱電変換素子2の加熱側が降温するので、熱電変換素子2による冷却が効率よく行われる。その後、伝熱ブロック10が降温すると密閉室13内の気体中の液体成分が凝縮して液体に戻る。
本発明の温度調整装置はステアリングの冷却に好適である。図1は温度調整装置1を備えたステアリング20の斜視図である。
ステアリング20は、この実施の形態では所謂2本スポークタイプのものであり、その中央のステアリングハブ部21から左右に向かってそれぞれスポーク部22が延出し、各スポーク部22の先端側がそれぞれホイール部25に連なっている。ただし、ステアリング20は3本のスポークを有しているものであってもよい。
ホイール部25及びスポーク部22は、芯金と、芯金を覆う発泡ウレタン等の発泡合成樹脂層(図示略)と、発泡合成樹脂ウレタン層を覆う皮革などの表皮材等を有する。ホイール部25の芯金26に接するようにして、ホイール部25の左右の2箇所に温度調整装置1が設けられている。
上記説明は本発明の一例であり、本発明は上記以外の各種形態とされてもよい。例えば、上記実施の形態では、伝熱ブロック10の外面は平面状となっているが、フィンを設けるなどして凹凸を形成し、放熱特性を高めるようにしてもよい。また、ステアリングにおける温度調整装置1の設置位置及び設置数は上記以外でもよく、例えばスポーク部に温度調整装置1が設置されてもよい。
1 温度調整装置
2 熱電変換素子
10 伝熱ブロック
13 密閉室
20 ステアリング

Claims (6)

  1. 通電されることにより一端側が加熱側となり他端側が冷却側となる熱電変換素子と、
    該熱電変換素子の加熱側に直接に又は伝熱部材を介して接続された伝熱ブロックとを有し、該伝熱ブロックに、液体及び気体を収容した密閉室が設けられている温度調整装置。
  2. 請求項1の温度調整装置において、前記液体は水であり、気体は空気であることを特徴とする温度調整装置。
  3. 請求項1又は2の温度調整装置において、前記伝熱ブロックは、一方向に長く延在する形状を有しており、複数の密閉室が該一方向に配列されていることを特徴とする温度調整装置。
  4. 請求項3の温度調整装置において、前記密閉室の列が平行に複数列設けられていることを特徴とする温度調整装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の温度調整装置において、前記伝熱ブロックの1つの面に凹部が設けられており、該凹部に前記熱電変換素子が嵌装されていることを特徴とする温度調整装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の温度調整装置を備えたステアリング。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526930A (ja) * 2001-02-09 2004-09-02 ビーエスエスティー エルエルシー 熱的な分離を利用した効率改善型熱電システム
JP2007153026A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Toyoda Gosei Co Ltd ステアリングホイール

Patent Citations (2)

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