JP2019102480A - Printed wiring board manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はプリント配線板の製造方法に関し、特に、スルーホールにソルダペーストを配置した後に、スルーホールに挿入実装部品のリードを挿入し、加熱することにより実装されたプリント配線板の製造方法に関するものである。 The present invention relates to a method of manufacturing a printed wiring board, and more particularly, to a method of manufacturing a printed wiring board mounted by heating a solder paste inserted into a through hole after inserting solder paste into the through hole. It is.
スルーホールにソルダペーストを充填し、そこへ挿入実装部品のリードを挿入し、加熱実装する技術は、たとえば特開平5−75245号公報(特許文献1)に開示されている。特開平5−75245号公報においては、プリント配線板の一方の主表面のうち、スルーホールに隣接する領域に、絶縁性シートが貼り付けられる。この絶縁性シートがソルダペーストの流出を遮る。これにより、ソルダペーストがスルーホールから流出することによるブリッジ不良が抑制される。 A technique for filling a through hole with a solder paste, inserting a lead of an insertion mounting component into the through hole, and thermally mounting it is disclosed, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 5-75245 (Patent Document 1). In Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-75245, an insulating sheet is attached to a region adjacent to a through hole in one of the main surfaces of a printed wiring board. The insulating sheet blocks the outflow of the solder paste. Thereby, the bridge failure due to the solder paste flowing out of the through hole is suppressed.
特開平5−75245号公報の図2の左側のリード22は、鉛直方向に関する下側から上側へ挿入される。このような場合には、たとえ挿入される側である上側のスルーホールの周囲に絶縁性シート24が配置されなくても、ソルダペーストの流出はある程度抑えられる。しかし特開平5−75245号公報の図2の右側のリード16は、鉛直方向に関する上側から下側へ挿入される。この場合、下側から上側へリードが挿入される場合に比べて、プリント配線板の下側の主表面上のソルダペーストの流出量が多くなることが危惧される。ソルダペーストには下向きの重力が加わるためである。しかるに特開平5−75245号公報においては、プリント配線板の下側の主表面上には絶縁性シートが貼り付けられていない。つまりスルーホールから外部へのソルダペーストの流出を遮る部材が設けられていない。このためリード16の挿入時に重力により大量のソルダペーストが下方へ流れ、さらにプリント配線板の下側の主表面上に流出する可能性がある。
The lead 22 on the left side of FIG. 2 of JP-A-5-75245 is inserted from the lower side to the upper side in the vertical direction. In such a case, even if the insulating sheet 24 is not disposed around the upper through hole which is the side to be inserted, the outflow of the solder paste is suppressed to some extent. However, the
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものである。その目的は、スルーホール内に供給されたソルダペーストの流出をより確実に抑制可能なプリント配線板の製造方法を提供することである。 The present invention has been made in view of the above problems. An object of the present invention is to provide a method of manufacturing a printed wiring board capable of more reliably suppressing the outflow of solder paste supplied into through holes.
本発明のプリント配線板の製造方法は、以下の工程を備えている。スルーホールが形成された基板に段差部が形成される。スルーホール内にソルダペーストが配置される。ソルダペーストが配置されたスルーホール内に挿入実装部品のリードが挿入される。加熱によりソルダペーストを溶融させてリードが基板に固定される。リードを挿入する工程においては基板の鉛直方向に関する上側の主表面側から、上側の主表面と反対側である鉛直方向に関する下側の主表面側に向けてリードが挿入される。段差部は、基板の下側の主表面上のスルーホールに隣接する領域に、下側の主表面から下側に向けて延びるように形成される。 The method for producing a printed wiring board of the present invention comprises the following steps. A stepped portion is formed on the substrate in which the through hole is formed. Solder paste is placed in the through holes. The lead of the insertion mounting part is inserted into the through hole in which the solder paste is arranged. The solder paste is melted by heating to fix the leads to the substrate. In the step of inserting the leads, the leads are inserted from the upper main surface side in the vertical direction of the substrate toward the lower main surface side in the vertical direction opposite to the upper main surface. The stepped portion is formed to extend downward from the lower main surface in a region adjacent to the through hole on the lower main surface of the substrate.
本発明によれば、基板の鉛直方向に関する下側の主表面上のスルーホールに隣接する領域に段差部が形成される。段差部はソルダペーストの流出を遮る。このため、スルーホール内に上側から下側へリードが挿入されることに起因する、スルーホール内のソルダペーストの流出をより確実に抑制することができる。 According to the present invention, the stepped portion is formed in the region adjacent to the through hole on the lower main surface in the vertical direction of the substrate. The stepped portion blocks the outflow of the solder paste. For this reason, the outflow of the solder paste in the through hole can be more reliably suppressed because the lead is inserted from the upper side to the lower side in the through hole.
以下、実施の形態について図に基づいて説明する。
実施の形態1.
本実施の形態のプリント配線板の製造方法について図1〜図10を用いて説明する。図1を参照して、まずプリント配線板の土台となる基板1が準備される。基板1はたとえば平面視において矩形状の上側主表面1a、およびこれと反対側の下側主表面1bを有する。なおここで上側主表面1aとは基板1の鉛直方向に関する上側の主表面を意味し、特に後述するスルーホール内へのリードの挿入工程において上側に配置される主表面を意味する。またここで下側主表面1bとは基板1の鉛直方向に関する下側の主表面を意味し、特に後述するスルーホール内へのリードの挿入工程において下側に配置される主表面を意味する。基板1の厚みは上側主表面1aと下側主表面1bとの距離で定義できる。基板1の厚みはその全体においてほぼ一定である。
Hereinafter, embodiments will be described based on the drawings.
The manufacturing method of the printed wiring board of this Embodiment is demonstrated using FIGS. 1-10. Referring to FIG. 1, first, a
基板1はたとえば、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含有させた材料により形成されている。しかしこれに限らず、基板1は、ガラス不織布または紙基材に、ポリイミド樹脂またはフェノール樹脂が含浸された材料により形成されてもよい。
The
まず基板1の所望の箇所にスルーホール2が形成される加工がなされる。スルーホール2は、基板1を貫通するように形成された孔部である。スルーホール2は、上側主表面1aから下側主表面1bまで、上側主表面1aおよび下側主表面1bにほぼ直交する方向に延びるように形成されている。
First, processing is performed to form the through
図2を参照して、スルーホール2の内壁面に導電層3が形成される。導電層3はたとえば銅の薄膜であり、めっきにより形成されることが好ましい。図2に示すように、導電層3は、スルーホール2の内壁面から、上側主表面1aおよび下側主表面1bのスルーホール2に隣接する部分に乗り上げるように連なっていてもよい。また基板1の上側主表面1a上および下側主表面1b上には、一般公知の感光剤としてのレジスト4が塗布される。ただし図2のように導電層3が上側主表面1aおよび下側主表面1bにまで乗り上げる場合、この乗り上げた導電層3に隣接する領域(導電層3の外側の領域)にレジスト4が塗布されることが好ましい。
Referring to FIG. 2,
図3を参照して、基板1の上下が反転され、下側主表面1bが上側主表面1aよりも鉛直方向の上側に配置される状態となる。次に、基板1の下側主表面1b上にマスク、すなわちメタルマスク5が設置される。なお下側主表面1bを覆うレジスト4上にメタルマスク5が設置されてもよい。
Referring to FIG. 3, the upper and lower sides of
メタルマスク5は一方の主表面、およびこれと反対側の他方の主表面を有するたとえば矩形の平面形状を有する部材である。メタルマスク5はこれを貫通するように形成された開口部6aを有する。開口部6aはメタルマスク5の上記一方の主表面から上記他方の主表面まで、一方の主表面および他方の主表面にほぼ直交する方向に延びるように形成されている。メタルマスク5は、その開口部6aが、スルーホール2と平面的に重なる領域以外の領域に配置されるように設置される。メタルマスク5の開口部6aは、特にスルーホール2の外側に隣接する領域と重なるように設置されることが好ましい。ただし図3のように、上側主表面1aおよび下側主表面1bのスルーホール2の外側に隣接する領域に導電層3が形成される場合は、導電層3の外側に隣接する領域(レジスト4と重なる領域)に開口部6aが配置されるようにメタルマスク5が設置されることが好ましい。
The
図4を参照して、メタルマスク5(マスク)の開口部6aを充填するように印刷材料が供給される。具体的には、印刷材料として、たとえばエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含むインク7が、メタルマスク5の鉛直方向上側(基板1が配置される側と反対側)の主表面上に塗布される。なおエポキシ樹脂の代わりにアクリル樹脂またはシリコーン樹脂を含むインク7が用いられてもよい。その状態で、スキージ8がメタルマスク5の主表面に部分的に接触した状態で図中の矢印が示す方向Mに移動される。これによりスキージ8は、塗布されたインク7をメタルマスク5の表面上で広げる。このとき、インク7はメタルマスク5の開口部6a内に充填される。
Referring to FIG. 4, the printing material is supplied to fill
その後、メタルマスク5が下側主表面1b上から取り外される。これによりインク7はレジスト4上の一部の領域にパターンとして形成される。次に、基板1がリフロー炉などの高温炉内に投入され、250℃に加熱される。これによりインク7はエポキシ樹脂を含む材料からなるシルク7aのパターンとして硬化される。シルク7aは、下側主表面1bまたはその上のレジスト4の上に形成され、基板1の下側主表面1bから下側(図4においては反転されているため上側)に向けて延びるように形成される。シルク7aのパターンは、スルーホール2(の外側)に隣接する領域に形成される。ただし図4に示すように、シルク7aは、基板1の下側主表面1b上のスルーホール2に隣接する領域の導電層3の外側に隣接する領域に形成されてもよい。ここではスルーホール2に隣接する領域とは、スルーホール2そのもののすぐ外側の領域のみならず、スルーホール2の外側の導電層3のさらに外側に隣接する領域を含むものとする。段差部としてのシルク7aのパターンは、以上に示すシルクスクリーン印刷法により形成される。以上により、スルーホール2が形成された基板1に段差部としてのシルク7aのパターンが形成される。
Thereafter,
図示されないが、本実施の形態においては、シルク7aは、平面視においてスルーホール2に隣接する領域の全体を囲むように形成されていることが好ましい。
Although not shown, in the present embodiment, the
図5を参照して、基板1の上下が反転され、再度上側主表面1aが下側主表面1bよりも鉛直方向の上側に配置される状態となる。次に、基板1の上側主表面1a上にマスク、すなわちメタルマスク5が設置される。なお上側主表面1aを覆うレジスト4上にメタルマスク5が設置されてもよい。
Referring to FIG. 5, the upper and lower sides of
ここでのメタルマスク5も、上記のメタルマスク5と同様に、一方の主表面、およびこれと反対側の他方の主表面を有するたとえば矩形の平面形状を有する部材である。メタルマスク5はこれを貫通するように形成された開口部6bを有する。開口部6bはメタルマスク5の上記一方の主表面から上記他方の主表面まで、一方の主表面および他方の主表面にほぼ直交する方向に延びるように形成されている。メタルマスク5は、その開口部6bが、スルーホール2と平面的に重なる領域に配置されるように設置される。なお開口部6bは、スルーホール2と、その外側の上側主表面1aおよび下側主表面1bに導電層3が乗り上げた領域との双方と平面的に重なるように配置されてもよい。
The
図5のメタルマスク5は、たとえばSUSにより形成されており、厚みはたとえば150μmである。当該厚みは100μm以上200μm以下であることが好ましい。
The
図6および図7を参照して、スルーホール2内にソルダペースト9aが印刷される。具体的には、粘性を有するソルダペースト9aが、メタルマスク5の鉛直方向上側(基板1が配置される側と反対側)の主表面上に塗布される。ソルダペースト9aは、たとえばはんだボールとフラックスとの混合物であることが好ましい。
Referring to FIGS. 6 and 7,
たとえばはんだボールは、一般的な鉛フリーはんだであるSn−3.0Ag−0.5Cuの合金組成である。ただしはんだボールはこれに限らず、たとえばSn−Cu系はんだ、Sn−Bi系はんだ、Sn−In系はんだ、Sn−Sb系はんだ、Sn−Pb系はんだからなる群から選択されるいずれかであってもよい。はんだボールのサイズは、これを球形と近似した場合、粒径が約30μmである。またフラックスはたとえばロジンを主成分としている。ただしこれに限らず、たとえばポリマー系のフラックスが用いられてもよい。 For example, solder balls have an alloy composition of Sn-3.0Ag-0.5Cu, which is a general lead-free solder. However, the solder ball is not limited to this, and is, for example, any one selected from the group consisting of Sn-Cu solder, Sn-Bi solder, Sn-In solder, Sn-Sb solder, and Sn-Pb solder. May be The size of the solder ball is approximately 30 μm in particle size when it approximates to a spherical shape. The flux is, for example, mainly composed of rosin. However, not limited to this, for example, a polymer-based flux may be used.
ソルダペースト9aが塗布された状態で、スキージ8がメタルマスク5の主表面に部分的に接触した状態で図中の矢印が示す方向Mに移動される。これによりスキージ8は、塗布されたソルダペースト9aをメタルマスク5の表面上で広げる。このとき、ソルダペースト9aはメタルマスク5の開口部6b内に充填される。メタルマスク5の開口部6bはスルーホール2と平面的に重なるように設置されているため、開口部6b内のソルダペースト9aは、その真下のスルーホール2内に収納される。
With the
以上のようにスクリーン印刷法を用いて、スルーホール2内にソルダペースト9aが供給される。ただしソルダペースト9aの供給は、スクリーン印刷法に限らず、たとえばディスペンサによる供給がなされてもよい。
As described above, the
ソルダペースト9aは、スルーホール2内の全体に充填されるように収納されてもよい。しかし図7に示すように、ソルダペースト9aは、スルーホール2内の一部、たとえば上側主表面1a側の約半分の領域のみを充填するように収納されてもよい。
The
図8を参照して、次に、メタルマスク5が上側主表面1a上(レジスト4上)から取り外される。これによりソルダペースト9aはスルーホール2内にパターンとして形成される。次に、挿入実装部品10が準備される。挿入実装部品10は挿入実装部品本体10aと、そこから延びるリード10bとを有している。ソルダペースト9aが印刷されたスルーホール2内に、挿入実装部品10のリード10bが挿入される。
Referring to FIG. 8, next,
挿入実装部品本体10aはたとえばナイロン製のコネクタ部品であり、外部電極端子であるリード10bはたとえば表面が錫めっきされた銅電極リードである。
The insertion
準備された挿入実装部品10のリード10bは、上側主表面1a側から下側主表面1b側に向けて、スルーホール2内に挿入される。これにより挿入実装部品本体10aは、基板1の上側主表面1a側に配置される。
The lead 10b of the prepared
次に、加熱によりソルダペースト9aを溶融させてリード10bを基板1に固定する。これにより、リード10bがソルダペースト9aを介して基板1に固定される。具体的には、基板1がリフロー炉などの高温炉内に投入され、250℃に加熱される。これによりソルダペースト9aが溶融されスルーホール2内の全体に拡散する。
Next, the
図9を参照して、溶融されたソルダペースト9aに含まれるはんだボールは凝集し、凝集はんだ9bとしてスルーホール2の内部に収納される。凝集はんだ9bはスルーホール2の導電層3の表面とリード10bとを電気的に接続するように接着する。すなわち凝集はんだ9bはスルーホール2内でリード10bとのはんだ接合部を形成する。一方、ソルダペースト9aに含まれるフラックスは、加熱時に凝集はんだ9bから押し出され、スルーホール2の外側に流出しようとする。特にここでは、上側主表面1a側から下側主表面1b側に向けてリード10bが挿入されるため、フラックス11は下側主表面1b側に向けて流出する。スルーホール2から流出したフラックス11は、スルーホール2の外側に隣接するシルク7aにより、そこからさらに外側への流出が抑えられる。シルク7aが土手のように機能するためである。以上により、リード10bはソルダペースト9aの特に凝集はんだ9bを介して基板1のスルーホール2に接着される。
Referring to FIG. 9, the solder balls contained in melted
次に、基板1の上下が反転され、再度下側主表面1bが上側主表面1aよりも鉛直方向の上側に配置される状態となる。次に、基板1の下側主表面1b上または下側主表面1b上のレジスト4上に、一般公知の成膜方法および通常の写真製版技術などを使用することにより、導電性のパッド12が形成される。このとき、図9に示すように、基板1はその下方すなわち上側主表面1a側から、バックプレート13によって支持される。
Next, the upper and lower sides of the
バックプレート13は、ソルダペースト9aのスクリーン印刷法による供給時に基板1が上側主表面1aなどに沿う方向に関して反らないようにするために下側から支持するための部材である。バックプレート13としては、通常は平坦なプレートが用いられる。しかし本実施の形態においては、上面の一部に凹みが設けられたバックプレート13が用いられることが好ましい。これにより、上側主表面1aが下側主表面1bよりも下方に配置されるよう設置された際に上側主表面1aの下側に突出する挿入実装部品本体10aの部分がバックプレート13に干渉することを抑制することができる。より具体的には、図9のように基板1の上側主表面1a側のレジスト4がバックプレート13に載置される。これにより、上側主表面1aから上側(図9の下側)に突出する挿入実装部品本体10aは、バックプレート13に形成された凹みの内部に収納される。
The
パッド12は、下側主表面1b上またはその上のレジスト4上の、スルーホール2の外側の任意の領域に形成される。パッド12はたとえば銅の薄膜からなるパターンである。次にパッド12の上にソルダペースト9aが供給される。
The
具体的には、図6および図7に示す工程と同様に、まず基板1の下側主表面1b上(およびレジスト4上)にマスク、すなわちメタルマスク5が設置される。このメタルマスク5は、一方の主表面から他方の主表面までこれを主表面にほぼ直交する方向に貫通するように形成された開口部6cを有している。メタルマスク5は、その開口部6cが、パッド12と平面的に重なる位置に配置されるように設置される。この状態で、図6の工程と同様の粘性を有するソルダペースト9aが、スクリーン印刷法により、メタルマスク5の鉛直方向上側(基板1が配置される側と反対側)の主表面上に塗布される。すなわちソルダペースト9aが塗布された状態で、スキージ8が図中の矢印が示す方向Mに移動される。これにより、ソルダペースト9aはメタルマスク5の開口部6c内に充填される。
Specifically, as in the steps shown in FIGS. 6 and 7, first, a mask, that is,
図10を参照して、パッド12の上にソルダペースト9aが供給された後、メタルマスク5を外し、図10に示すように表面実装部品14がパッド12の上に搭載される。次に、加熱により表面実装部品14がソルダペースト9aを介してパッド12の上に接着される。これにより表面実装部品14は基板1に実装される。具体的には、基板1がリフロー炉などの高温炉内に投入され、250℃に加熱される。これにより図10に示すようにソルダペースト9aが溶融され凝集はんだ9bとなり、当該凝集はんだ9bによりパッド12と表面実装部品14とが接着される。なおこのとき、先にリード10bの接着に用いられたスルーホール2内の凝集はんだ9bは加熱により再度溶融する。しかしはんだには表面張力が作用する。このため挿入実装部品10のリード10bが再度スルーホール2に接着されない状態となるなどの不具合は回避される。
Referring to FIG. 10, after
ここで接着される表面実装部品14はたとえばセラミックコンデンサ、チップ抵抗、SOP(Small Outline Package)、QFP(Quad Flat Package)からなる群から選択されるいずれかであることが好ましい。以上の工程により、本実施の形態のプリント配線板が形成される。
The
図11は図1〜図10の工程により形成されたプリント配線板の完成品の、図10中の点線で囲まれた部分XIを上下反転させた概略断面図である。図12は実施の形態1における図11に示す構造を矢印Aに示す方向から見た概略平面図である。図11および図12を参照して、本実施の形態におけるプリント配線板の完成品は、挿入実装部品10のリード10bが、ピン・イン・ペーストはんだ付け工法によりスルーホール2内に接着されている。上記のように、本実施の形態においては、シルク7aは、平面視においてスルーホール2に隣接する領域の全体を囲むように形成されている(図12参照)。図12においてはシルク7aはスルーホール2に隣接する領域に、円形の平面外周形状を有するように形成されている。しかしこれに限らず、シルク7aは、たとえば正方形状など任意の平面外周形状を有するように形成することができる。
FIG. 11 is a schematic cross-sectional view of the finished printed wiring board formed by the steps of FIGS. 1 to 10, with the portion XI surrounded by the dotted line in FIG. 10 inverted vertically. 12 is a schematic plan view of the structure shown in FIG. 11 in the first embodiment as viewed from the direction indicated by arrow A. FIG. Referring to FIGS. 11 and 12, in the finished product of the printed wiring board according to the present embodiment, lead 10b of
図11に示すように、フラックス11はシルク7aからはみ出さないように配置されることが好ましい。また図11に示すように、凝集はんだ9bの部分は上側主表面1a側において縁部が主表面1aに沿う方向およびスルーホール2の延びる上下方向のいずれに対しても傾いた方向に延びることが好ましい。
As shown in FIG. 11, it is preferable that the
次に、比較例を参照しながら、本実施の形態の作用効果について説明する。
図13〜図15は本実施の形態の比較例としてのプリント配線板の製造方法および完成品を示す概略断面図である。具体的には、図13は本実施の形態の図7の工程に対応する。図14は本実施の形態の図8の工程に対応する。図15は本実施の形態の図11に対応する、完成品の一部分である。
Next, the operation and effect of the present embodiment will be described with reference to a comparative example.
13 to 15 are schematic cross sectional views showing a method of manufacturing a printed wiring board as a comparative example of the present embodiment and a finished product. Specifically, FIG. 13 corresponds to the process of FIG. 7 of the present embodiment. FIG. 14 corresponds to the process of FIG. 8 of the present embodiment. FIG. 15 is a part of a finished product corresponding to FIG. 11 of the present embodiment.
図13〜図15を参照して、比較例のプリント配線板、およびその製造方法は、基本的に本実施の形態のプリント配線板、およびその製造方法と同様である。このため同一の構成要素には同一の符号を付しその説明を繰り返さない。ただし図13〜図15においては、段差部としてのシルク7aが下側主表面1b(の上のレジスト4)上に形成されていない。この点において比較例は本実施の形態と異なっている。
13 to 15, the printed wiring board of the comparative example and the method of manufacturing the same are basically the same as the printed wiring board of the present embodiment and the method of manufacturing the same. Therefore, the same components are denoted by the same reference numerals and the description thereof will not be repeated. However, in FIG. 13 to FIG. 15, the
比較例においても、たとえば図14の工程においてソルダペースト9aが供給されたスルーホール2内にリード10bが鉛直方向上側から下側へ向けて挿入された状態でソルダペースト9aが加熱される。このとき、ソルダペースト9aが溶融することによりはんだボールが凝集し、はんだ接合部としての凝集はんだ9bを形成する。一方、ソルダペースト9a内のフラックスは基板1の下側主表面1b側からスルーホール2の外側へ流出する。この流出を遮るシルク7aなどの段差部が形成されないためである。フラックスは重力により基板1の下側主表面1b側に漏出し、下側主表面1b上を濡れ広がる。基板1の下側主表面1b側に流出したフラックスは、周囲に配置される他の電子部品のはんだ付け部に付着する。これにより、たとえば図9に示す工程の実施時におけるソルダペースト9aの印刷不良、部品搭載不良、はんだ付け不良などの影響を及ぼすことがある。
Also in the comparative example,
このように、特にスルーホール2の上側から下側へリード10bを挿入する際に、スルーホール2内の溶融はんだの漏出が問題となる。溶融はんだは重力により容易に下降するためである。
As described above, particularly when the
そこで本実施の形態においては上記のように下側主表面1b上(またはその上のレジスト4上)のスルーホール2に隣接する領域に、段差部としてのシルク7aが形成されている。これにより、ソルダペースト9aを加熱する際にスルーホール2から重力により下方へ流れたフラックス11(図9参照)が、スルーホール2外へ流出し、下側主表面1b上を濡れ広がる不具合を抑制することができる。シルク7aが土手の役割を有するためである。
Therefore, in the present embodiment, as described above, the
また、シルク7aが形成されることにより、スルーホール2から見てシルク7aの外側に形成されるパッド12上に供給されるソルダペースト9aが、スルーホール2内に流入する可能性を低減することができる。またシルク7aにより、スルーホール2から漏出したフラックスなどがパッド12上に付着する可能性を低減することができるため、パッド12における短絡不良などを抑制することができる。
In addition, the formation of the
段差部としてのシルク7aはシルクスクリーン印刷法により形成される。また段差部としてのシルク7aはエポキシ樹脂を含む材料により形成される。これらにより、所望の厚みおよび所望の強度を有する段差部としてのシルク7aを安定に形成することができる。
The
また段差部としてのシルク7aは、メタルマスクの開口部内を充填するように印刷材料が形成され、それが硬化されることにより形成される。このため所望の厚みおよび所望の強度を有するシルク7aの段差部を安定に形成することができる。
Further, the
本実施の形態においては、シルク7aは、スルーホール2の全体を囲むように形成される。このため、スルーホール2内に供給されるソルダペーストに含まれるフラックスの流出を、スルーホール2の周囲の全体にて遮ることができる。このためシルク7aによるフラックスの流出抑制効果が高められる。
In the present embodiment, the
ところでシルク7aは、上側主表面1a側から下側主表面1bに向かう方向に沿う方向の厚みがたとえば20μmとなるように形成される。シルク7aの当該厚みは10μm以上50μm以下であることが好ましい。仮にシルク7aの厚みが10μm未満であれば、スルーホール2からのフラックス11の流出を抑制する効果が弱くなる。またシルク7aの厚みが50μmを超える場合には、プリント配線板の梱包時または搬送時にシルク7aが基板1から脱落する恐れがある。またたとえばシルク7aの厚みが0.4mmなど、100μmを超える場合には、たとえば図9の工程においてメタルマスク5がシルク7aの表面に接するように載置される。この場合、シルク7aの厚みが厚く、パッド12とメタルマスク5の最下面との間に隙間が形成される。この結果、開口部6c内のみにソルダペースト9aを充填することが困難となり、パッド12上のみへのソルダペースト9aの供給が困難となる。
The
その他、本実施の形態においては、スルーホール2内を上側主表面1a側から下側主表面1b側へリード10bが挿入された状態において、リード10bの先端部は、スルーホール2内に収まることが好ましい。言い換えれば、スルーホール2内に挿入されたリード10bは、下側主表面1bから外側へ突出することなく、その先端部がスルーホール2の内部に配置された状態で導電層3と凝集はんだ9bを介して接合されることが好ましい。これは以下の理由による。すなわち図9に示すようにリード10bが挿入され接合される工程の後工程において、さらに基板1が上下反転されメタルマスク5を用いてソルダペースト9aを供給するスクリーン印刷法が適用される場合がある。この場合に、仮にリード10bの先端部が下側主表面1bから外部に突出してれば、印刷工程において不具合を来す可能性があるためである。
In addition, in the present embodiment, in the state where lead 10b is inserted from the side of upper
実施の形態2.
図16は実施の形態2における図11に示す構造を矢印Aに示す方向から見た概略平面図である。本実施の形態においては基本的に実施の形態1の図1〜図10と同様の工程により、図11と同様の構成の完成品としてのプリント配線板が形成される。このため本実施の形態においては図1〜図11に示す製造工程および完成品の概略断面図の説明を繰り返さない。
Second Embodiment
FIG. 16 is a schematic plan view of the structure shown in FIG. 11 in the second embodiment as viewed from the direction indicated by arrow A. In the present embodiment, a printed wiring board as a finished product having the same configuration as that of FIG. 11 is formed basically by the same steps as those of FIGS. 1 to 10 of the first embodiment. Therefore, in the present embodiment, the description of the manufacturing process shown in FIGS. 1 to 11 and the schematic cross sectional view of the finished product will not be repeated.
図16を参照して、本実施の形態においても実施の形態1の図12のシルク7aと同様に、シルク7bは、平面視においてスルーホール2に隣接する領域を囲むように形成されている。ただし本実施の形態においては、シルク7bは、平面視においてスルーホール2に隣接する領域の一部のみに形成されている。すなわちシルク7bはスルーホール2に隣接する領域の一部に、これが欠損した切欠き部15を有するように形成されている。なお図16のシルク7bも、図12のシルク7aと同様に、円弧状の平面形状を有するように形成されている。しかしこれに限らず、シルク7bは、部分的に欠損した切欠き部15を有する限り、たとえば正方形状など任意の平面外周形状を有するように形成することができる。
Referring to FIG. 16, in the present embodiment as well as
以上のように、本実施の形態においては、段差部としてのシルク7bは、スルーホール2に隣接する領域において、スルーホール2の一部のみを囲むように形成される。この点において本実施の形態は、スルーホール2の全体を囲むように形成される実施の形態1のシルク7aと構成上異なっている。
As described above, in the present embodiment, the
次に、図17を参照しながら、本実施の形態の作用効果について説明する。
図17は図16のシルク7bを有する構成におけるスルーホール2内のフラックス11の流出態様を示す概略平面図である。なお図17は図16と同じ方向から見た態様を示している。図17を参照して、たとえばスルーホール2内に供給されるソルダペーストに多量のフラックス11が含まれる場合には、その周囲の段差部であるシルク7bからフラックス11が溢れて流出することがある。するとフラックス11がその周囲の電子部品等のはんだ付け部に付着することがある。これにより、ソルダペースト9aの印刷不良、部品搭載不良、はんだ付け不良などの影響を及ぼすことがある。
Next, the function and effect of the present embodiment will be described with reference to FIG.
FIG. 17 is a schematic plan view showing an outflow aspect of the
しかしこのような流出を抑制する観点から、シルク7bをたとえば50μmを超える厚みとすれば、上記のように搬送時などにシルク7bが基板1から脱落したり、メタルマスク5をその上に載置し印刷工程を行なう際に不具合を生じる場合がある。またそもそもシルク7bを厚く形成すれば、材料費が高騰するためにプリント配線板の製造コストが高騰する。
However, from the viewpoint of suppressing such outflow, if the
そこで本実施の形態のシルク7bのように切欠き部15を設け、スルーホール2の一部のみを囲むように形成させる。これにより、スルーホール2からのフラックス11を、切欠き部15から優先的に流出させることができる。このため、スルーホール2から流出されるフラックス11が、下側主表面1b上のうち切欠き部15の外側に隣接する領域のみに拡がるようにすることができる。この結果、フラックス11が下側主表面1bにおけるスルーホール2の周りすべての方向に拡がることを抑制することができる。したがって、下側主表面1bを平面視したときにスルーホール2から見て切欠き部15の外側に隣接する領域に電子部品のはんだ付け部が存在しないように切欠き部が配置されていれば、当該はんだ付け部にフラックス11が付着することによる問題を回避することができる。たとえフラックス11が下側主表面1b上に流出しても、そこに電子部品のはんだ付け部などが存在しなければ、特に問題はないためである。
Therefore, as in the
すなわちシルク7bが切欠き部15を有することにより、切欠き部15以外のシルク7bの部分からフラックス11が溢れる可能性を低減することができる。このため、フラックス11が下側主表面1bの全面に拡がることを抑制することができる。
That is, when the
本実施の形態においては、特にスルーホール2から離れる方向において切欠き部15と対向する領域には、電子部品およびそれに伴うはんだ付け部が配置されないことが好ましい。すなわち電子部品およびそれに伴うはんだ付け部は、下側主表面1b上のうち、スルーホール2から離れる方向において切欠き部15と対向する領域以外の領域に配置されることが好ましい。
In the present embodiment, it is preferable that the electronic component and the associated soldering portion not be disposed particularly in a region facing the
実施の形態3.
図18は本実施の形態の図11に対応する、完成品の一部分である。図19は実施の形態3における図18に示す構造を矢印Bに示す方向から見た概略平面図である。本実施の形態においては基本的に実施の形態1の図1〜図10と同様の工程により、図18に示す構成の完成品としてのプリント配線板が形成される。このため本実施の形態においては図1〜図10に示す製造工程の説明を繰り返さない。
Third Embodiment
FIG. 18 is a part of a finished product corresponding to FIG. 11 of the present embodiment. FIG. 19 is a schematic plan view of the structure shown in FIG. 18 in the third embodiment as viewed from the direction indicated by arrow B. In the present embodiment, a printed wiring board as a finished product of the configuration shown in FIG. 18 is formed basically by the same steps as in FIGS. 1 to 10 of the first embodiment. Therefore, in the present embodiment, the description of the manufacturing process shown in FIGS. 1 to 10 will not be repeated.
図18および図19を参照して、本実施の形態のプリント配線板においては、実装される挿入実装部品10が、3本のリード10bと、これら3本のリード10bに共通に接続される挿入実装部品本体10cとを有する構成となっている。このように本実施の形態においては、挿入実装部品10が、複数の外部電極端子としてのリード10bを有している。図18および図19の挿入実装部品10は、一例として3本のリード10bを有する3ピンタイプである。しかしこれに限らず、単一の挿入実装部品10に含まれるリード10bの本数は任意であり、2本であっても4本以上であってもよい。挿入実装部品10に含まれる3本のリード10bは、実施の形態1のリード10bと同様である。また挿入実装部品本体10cはたとえばナイロン製のコネクタ部品である。
Referring to FIGS. 18 and 19, in the printed wiring board according to the present embodiment, insertion is performed in which insertion mounted
3本のリード10bのそれぞれは、基板1の異なるスルーホール2に挿入され、ソルダペースト9a(凝集はんだ9b)の接合部を介して導電層3と接合されている。また段差部としてのシルク7cは、シルク7a,7bと同様の材料および工程により形成されている。シルク7cは、1つの挿入実装部品10に含まれるそれぞれのリード10bが挿入されるスルーホール2のすべてを外側から囲むように、当該複数のスルーホール2に隣接する領域に形成されている。なお図19においてはシルク7cは、矩形の平面外周形状を有している。しかしこれに限らず、たとえば楕円形状を有していてもよい。あるいは図19のシルク7cの4つの角部のそれぞれを円弧状にした形状としてもよい。また図19においてはシルク7cは、3つのスルーホール2の全体を囲む平面形状を有している。しかしシルク7cは、たとえば実施の形態2のように部分的に切欠き部15を有し、3つのスルーホール2の一部のみを囲む平面形状であってもよい。
Each of the three
本実施の形態のように、挿入実装部品10が複数のリード10bを有し、それらを挿入する複数のスルーホール2をまとめて囲むように形成されたシルク7cを有することによっても、実施の形態1,2と同様の、フラックス11の流出を抑制する効果を奏する。
As in the present embodiment, the
なお、以上に述べた各実施の形態(に含まれる各例)に記載した特徴を、技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせるように適用してもよい。 The features described in the above-described embodiments (each example included in the embodiments) may be applied as appropriate in a technically consistent range.
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 It should be understood that the embodiments disclosed herein are illustrative and non-restrictive in every respect. The scope of the present invention is indicated not by the above description but by the claims, and is intended to include all the modifications within the meaning and scope equivalent to the claims.
1 基板、1a 上側主表面、1b 下側主表面、2 スルーホール、3 導電層、4 レジスト、5 メタルマスク、6a,6b,6c 開口部、7 インク、7a,7b,7c シルク、8 スキージ、9a ソルダペースト、9b 凝集はんだ、10 挿入実装部品、10a,10c 挿入実装部品本体、10b リード、11 フラックス、12 パッド、13 バックプレート、14 表面実装部品、15 切欠き部。
Claims (6)
前記スルーホール内にソルダペーストを配置する工程と、
前記ソルダペーストが配置された前記スルーホール内に挿入実装部品のリードを挿入する工程と、
加熱により前記ソルダペーストを溶融させて前記リードを前記基板に固定する工程とを備え、
前記リードを挿入する工程においては前記基板の鉛直方向に関する上側の主表面側から、前記上側の主表面と反対側である鉛直方向に関する下側の主表面側に向けて前記リードが挿入され、
前記段差部は、前記基板の前記下側の主表面上の前記スルーホールに隣接する領域に、前記下側の主表面から下側に向けて延びるように形成される、プリント配線板の製造方法。 Forming a stepped portion on the substrate in which the through hole is formed;
Placing a solder paste in the through hole;
Inserting a lead of an insertion mounting component into the through hole in which the solder paste is disposed;
Melting the solder paste by heating to fix the leads to the substrate;
In the step of inserting the lead, the lead is inserted from the upper main surface side with respect to the vertical direction of the substrate toward the lower main surface side with respect to the vertical direction opposite to the upper main surface,
The method for manufacturing a printed wiring board, wherein the stepped portion is formed to extend downward from the lower main surface in a region adjacent to the through hole on the lower main surface of the substrate. .
The stepped portion includes a step of installing a mask having an opening on the lower main surface, a step of supplying a printing material to fill the opening of the mask, and a step of curing the printing material And forming the printed wiring board according to any one of claims 1 to 5.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017228028A JP2019102480A (en) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | Printed wiring board manufacturing method |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017228028A Pending JP2019102480A (en) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | Printed wiring board manufacturing method |
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2017
- 2017-11-28 JP JP2017228028A patent/JP2019102480A/en active Pending
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