JP2019101561A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トラック数格納領域のサイズに制限されることなく、ファイルを記憶し、記憶したファイルを読み出すこと。【解決手段】ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して複数の記憶部に記憶させる。所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させる。前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記ファイルを読み出す。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
メインフレームが順編成ファイルを直接アクセス記憶装置に作成する場合、例えば、直接アクセス記憶装置内のVTOC(Volume Table Of Contents)で順編成ファイルの情報を管理している。順編成ファイルは、データがファイルの先頭から順に連続して記録され、ファイル先頭からの順序や位置を手がかりにアクセスするタイプのファイルである。VTOC内のトラック数格納領域には、順編成ファイルに記録されたデータのうち最後尾のデータの位置(トラック番号)、すなわち順編成ファイルに最後に記録されたデータが位置するトラック番号が記述される。メインフレームがトラック数格納領域のサイズを2バイトで管理していると、ファイルの割当てトラック数は、2バイト上限の65535トラックが最大となる。この場合、1ブロックあたりのブロック長が23KBであり、1トラックに2ブロック作成出来ると、23KB×2×65535トラック=3GBがファイル容量の最大値となる。
サーバーコンピュータとネットワークの負荷を軽減して大容量のファイルに対するI/O処理を高速に行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。複数のファイルシステムが共有する記録媒体上の領域をファイルシステム毎にパーティション分割することなく、或る1つのファイルシステムに生じる空き領域を他ファイルシステムからも有効に使用出来るようにする技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。メインフレームで認識出来る容量を超えたオープンシステムのボリュームに格納されたデータを、メインフレーム上のバックアップソフトを使ってバックアップ/リストアする技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−293634号公報 特開2006−201953号公報 特開2002−55862号公報
上述のように、ファイル容量の最大値は、トラック数格納領域のサイズにより制限される。データ量が現在の順編成ファイルのファイル容量の最大値3GBより大きい場合、メインフレームが直接アクセス記憶装置において3GBより大きいデータを1つのファイルとして扱うのは困難である。
本発明の課題は、トラック数格納領域のサイズに制限されることなく、ファイルを記憶し、記憶したファイルを読み出すことである。
実施の形態に係る情報処理装置は、複数の記憶部、第1処理部、および第2処理部を有する。
前記第1処理部は、ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させる。
前記第1処理部は、所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させる。
前記第2処理部は、前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出す。
前記第2処理部は、前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す。
実施の形態によれば、トラック数格納領域のサイズに制限されることなく、ファイルを記憶し、記憶したファイルを読み出すことが出来る。
実施の形態に係る仮想順編成ファイルを示す図である。 実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 カタログ登録簿の例である。 実施の形態に係る情報処理装置の処理を説明する図である。 実施の形態に係るユーティリティ部によるファイル作成削除処理のフローチャートである。 実施の形態に係るファイルのオープン処理のフローチャートである。 実施の形態に係るライト処理のフローチャートである。 実施の形態に係るリード処理のフローチャートである。 実施の形態に係るファイルのクローズ処理のフローチャートである。 実施の形態に係るデータ管理部によるファイル削除/ファイル名変更処理のフローチャートである。 情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
順編成ファイルの容量を拡大するために、例えば、トラック数格納領域を2バイトから3バイトに拡張するように、トラック数格納領域の構造を変更することが考えられる。しかしながら、トラック数格納領域の構造は公開されており、また、読み込み方法も公開されているため、トラック数格納領域の構造を変更すると順編成ファイルを利用するアプリケーションプログラムの変更も必要となる。このように、トラック数格納領域の構造を変更すると、既存のアプリケーションプログラムをそのまま使用することが困難である。
図1は、実施の形態に係る仮想順編成ファイルを示す図である。
一つの順編成ファイル(以降、ファイルと記述)容量の拡大には、トラック数格納領域の構造上の限界がある。実施の形態では、トラック数格納領域を拡張せず、順編成ファイルを親ファイル、子ファイルで組み合わせ、複数のファイルを仮想的に一つのファイルとして扱い、アプリケーションプログラムとは別のシステムが自動的に読み書きされるファイルを切り替えることで大容量化を実現する。以降、親ファイルと1以上の子ファイルから構成される仮想的な一つのファイルを仮想順編成ファイルと称する。
実施の形態によれば、ファイルにアクセスするアプリケーションプログラムの変更は不要で、親ファイルと子ファイルを意識することなくファイルにアクセスすることが出来る。
実施の形態では、以下のような命名規則に従って、親ファイルと子ファイルは命名される。尚、ファイル名は、複数の修飾子がピリオド(.)で連結されて構成されているとする。ファイル名は、ファイル識別情報の一例である。
親ファイルと子ファイルの最終修飾子はxnnnとし、xは英字(A〜Z)、nnnは数字とする。
親ファイルと子ファイルの最終修飾子のxは、任意の英字である。
親ファイル(先頭ファイル)の最終修飾子のnnnは000とする。
子ファイルの最終修飾子のnnnは001から順にファイルごとに1増加する。
例えば、親ファイルのファイル名は、A.B.A000となり、親ファイルの次の子ファイルのファイル名は、A.B.A001となる。以下、子ファイルのファイル名は、順にA.B.A002、A.B.A003、・・・となる。
尚、最終修飾子の文字数は、4文字に限らず、任意の数でよい。また、最終修飾子は、親ファイルと子ファイルの順序が分かればよく、1ずつ増加する数字に限らず、A,B、C、・・のようにアルファベット順に英字を割り当ててもよい。
また、ジョブ制御文(FD文)やコマンドに記述するファイル名は、親ファイルだけとする。
図2は、実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置101は、ユーティリティ部111、JCL(Job Control Language)実行部121、コマンド入力部131、応用プログラム部141、データ管理部151、および記憶部161−i(i=1〜4)を有する。情報処理装置101は、例えば、メインフレーム等の大型コンピュータである。図2は、情報処理装置101が仮想順編成ファイル171を記憶している場合を示す。
記憶部161−iは、情報処理装置101で使用されるデータやプログラムなどを記憶する記憶装置である。記憶部161−1〜161−4には、それぞれ1つのボリュームが設定されている。記憶部161−1,161−2、161−3には、ボリューム名としてそれぞれVOL001、VOL002、VOL003が割り当てられている。
記憶部161−iは、VTOC162−iおよび順編成ファイルであるファイル163−iを記憶する。ファイル163−1、ファイル163−2、および163−3により仮想順編成ファイル171が構成される。
VTOC162−iは、ボリューム内の領域の使用状態を管理するための制御ブロックであり、ボリューム内のファイルの情報が記載される。VTOC162−iには、ボリューム内のファイルのファイル名、割当てトラック数、ファイル内のデータのうち最後尾のデータの位置(トラック番号)、仮想順編成ファイルフラグ(図2では※と表記)などが記載されている。尚、実施の形態において、ファイル内の最後尾のデータの位置(トラック番号)、すなわちファイルに最後に記録されたデータが位置するトラック番号は、VTOC162−i内のトラック数格納領域に記載される。トラック数格納領域に記載されるトラック番号は、ファイルに記録されているデータのサイズを示す。また、トラック数格納領域のサイズは2バイトであるとする。また、1つのトラックには2ブロックが含まれ、1つのブロックのブロック長は23KBとする。尚、トラック数格納領域のサイズ、ブロック数、ブロック長は一例であり、これに限られるものではない。
仮想順編成ファイルフラグは、ファイルが仮想順編成ファイルを構成するファイルであるかを示す。仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、当該仮想順編成ファイルフラグに対応するファイルは仮想順編成ファイルを構成するファイルであることを示す。仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、当該仮想順編成ファイルフラグに対応するファイルは仮想順編成ファイルを構成するファイルでなく、通常のファイルであることを示す。また、仮想順編成ファイルフラグは、当該仮想順編成ファイルフラグに対応するファイルに対する削除およびファイル名の変更の可否を示す。仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、当該仮想順編成ファイルフラグに対応するファイルの削除およびファイル名の変更が拒否されることを示す。すなわち、データ管理部151は、仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、当該仮想順編成ファイルフラグに対応するファイルの削除およびファイル名の変更が出来ないことを示す。
図2において、ファイル163−1、ファイル163−2、および163−3により仮想順編成ファイル171が構成されているので、VTOC162−1内のファイル名=A.B.A000に対応する仮想順編成ファイルフラグは有効となっている。VTOC162−2内のファイル名=A.B.A001に対応する仮想順編成ファイルフラグとVTOC162−3内のファイル名=A.B.A002に対応する仮想順編成ファイルフラグも同様に有効となっている。
実施の形態において、ファイル163−1は、親ファイル163−1と称し、ファイル163−2、163−3は、子ファイル163−2、163−3と称する場合がある。
上述の仮想順編成ファイルを構成するファイルのファイル名の命名規則に基づき、親ファイル163−1のファイル名は、A.B.A000、子ファイル163−2のファイル名は、A.B.A001、子ファイル163−2のファイル名は、A.B.A002である。
記憶部161−4は、カタログ登録簿165を記憶する。
図3は、カタログ登録簿の例である。
カタログ登録簿165は、ファイルがどのボリュームに格納されているかを示す。カタログ登録簿165には、ファイル名と格納場所が対応付けられて記述されている。カタログ登録簿165は、対応関係情報の一例である。
ファイル名は、ファイルの名前を示す。
格納場所は、記憶部161−iに割り当てられているボリューム名である。
例えば、図3のカタログ登録簿165において、ファイル名=「A.B.A000」、格納場所=「VOL001」は、ファイル名がA.B.A000であるファイルが、ボリューム名がVOL001である記憶部161−1に記憶されていることを示す。
図4は、実施の形態に係る情報処理装置の処理を説明する図である。
ユーティリティ部111は、情報処理装置101にインストールされたユーティリティプログラムの機能を実現する。ユーティリティ部111は、仮想順編成ファイル171の作成および削除を行う。ユーティリティ部111は、カタログ登録簿165への情報の登録および削除を行う。ユーティリティ部111は、VTOC162−iへの仮想順編成ファイルフラグの設定を行う。ユーティリティ部111は、上述した命名規則に基づくファイル名を親ファイル163−1と子ファイル163−2,163−3に設定する。ユーティリティ部111は、第1処理部の一例である。
JCL実行部121は、JCLが記述されたJCLファイルを読み出し、当該JCLファイルに記述された命令を実行し、JCLファイルに記述されたファイルに対する処理を応用プログラム部141に通知する。
コマンド入力部131は、キーボード等の入力装置からユーザにより入力されたコマンドを受信し、当該コマンドを応用プログラム部141に渡す。例えば、入力されたコマンドには、ファイルに対する処理命令が含まれている。
応用プログラム部141は、情報処理装置101にインストールされた応用(アプリケーション)プログラムの機能を実現する。応用プログラム部141は、JCL実行部121またはコマンド入力部131から入力された、指定されたファイルに対するOPEN、WRITE(データの書出し)、READ(データの読み出し)、およびCLOSEをデータ管理部151に発行する。
データ管理部151は、応用プログラム部141から親ファイル163−1に対して、OPENが発行されると、すべての子ファイル163−2,163−3に対して、アロケーション(ファイルの割当て)を行う。
データ管理部151は、応用プログラム部141からWRITE(データの書出し)が発行され、処理中のファイルが満杯になると、処理中のファイルをCLOSEし、次の子ファイルが存在すれば、子ファイルをOPENしてWRITEを継続する。
データ管理部151は、応用プログラム部141からCLOSEが発行されると、処理中のファイルをCLOSEし、すべての子ファイル163−2,163−3に対して、アンアロケーション(ファイルの割当て解除)を行う。尚、データ管理部151は、CLOSEの前に処理中のファイルに対してデータの書き込み行っていた場合は、ファイル内のデータの最後にEOFをファイルの書き込み、トラック数格納領域に最後に書き込んだデータの位置(トラック番号)を書き込む。
データ管理部151は、応用プログラム部141からREAD(データの読込み)が発行された場合、処理中のファイルのデータの読み出しが完了し、次の子ファイルがあれば、読み出すファイルを次の子ファイルに切り替えて処理を継続する。
データ管理部151は、VTOC162−iの仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、ファイルの削除の要求があっても拒否し、またファイル名の変更の要求があっても拒否する。すなわち、データ管理部151は、仮想順編成ファイルフラグが無効の場合のみ、ファイルの削除およびファイル名の変更を行い、仮想順編成ファイルフラグが有効の場合、ファイルの削除およびファイル名の変更を行わない。データ管理部151は、第2処理部の一例である。
以下、情報処理装置101における各種処理をフローチャートを用いて説明する。
図5は、実施の形態に係るユーティリティ部による仮想順編成ファイルの作成/削除処理のフローチャートである。
ユーザから仮想順編成ファイルの作成または削除を依頼する制御文を入力する。ユーティリティ部111は、制御文による仮想順編成ファイルの作成依頼または削除依頼を受信する。作成依頼または削除依頼には、作成または削除の対象となる仮想順編成ファイルを構成する親ファイルのファイル名(例えば、A.B.A000)が含まれている。
ステップS501において、ユーティリティ部111は、受信した依頼の種別を判定する。仮想順編成ファイルの作成依頼を受信した場合、制御はステップS502に進み、仮想順編成ファイルの削除依頼を受信した場合、制御はステップS503に進む。
ステップS502において、ユーティリティ部111は、ユーザから入力された制御文に基づいて、仮想順編成ファイルを作成する。詳細には、ユーティリティ部111は、以下の処理(1)〜(3)を行う。
(1)ユーティリティ部111は、仮想順編成ファイルに含まれる親ファイルと子ファイルを作成、すなわち親ファイルと子ファイルのボリュームへの領域割当てを行う。また、ユーティリティ部111は、作成した親ファイルおよび子ファイルの情報のカタログ登録簿165への登録を行う。ユーティリティ部111は、1ボリュームに1ファイル作成する。必要なボリューム数(子ファイルの数)は、制御文で指定された仮想順編成ファイルの容量(サイズ)と、トラック数格納領域のサイズと、制御文で指定されたボリュームの空き容量により異なる。ユーティリティ部111は、例えば、指定されたボリュームを空き容量の多い順にソートし、親ファイル、子ファイルの順にファイルを作成し、指定された仮想順編成ファイルの容量を満足するまで子ファイルの作成を繰返す。ユーティリティ部111は、指定された仮想順編成ファイルの容量をトラック数格納領域のサイズと指定されたボリュームの空き容量に基づいて分割し、親ファイルおよび子ファイルを作成する。親ファイルおよび子ファイルの割り当てトラック数は、トラック数格納領域のサイズが2バイトとすると、2バイト上限の65535トラックが最大となる。この場合、1ブロックあたりのブロック長が23KBであり、1トラックに2ブロック作成出来ると、23KB×2×65535トラック=3GBが親ファイルおよび子ファイルの容量の最大値となる。また、ボリュームの空き容量が、親ファイルおよび子ファイルの容量の最大値より小さい場合は、当該ボリュームに作成される親ファイルまたは子ファイルの容量は、当該ボリュームの空き容量となる。また、親ファイルのファイル名(例えば、A.B.A000)はユーザから入力された制御文で指定されており、ユーティリティ部111は、指定された親ファイルのファイル名と上述の命名規則に基づくファイル名を親ファイルと子ファイルに付与する。例えば、親ファイルのファイル名はA.B.A000となり、子ファイルのファイル名はA.B.A001、A.B.A002、・・・となる。ユーティリティ部111は、ファイルに付与されたファイル名と当該ファイルが格納されるボリュームの対応関係をカタログ登録簿165に記載する。
(2)ユーティリティ部111は、親ファイルと子ファイルが格納された記憶部161−iのVTOC162−iに当該記憶部161−i格納している親ファイルまたは子ファイルに関する情報を記載する。
(3)ユーティリティ部111は、記憶部161−iのVTOC162−iの親ファイルまたは子ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグを有効に設定する。
ステップS503において、ユーティリティ部111は、仮想順編成ファイルを削除する。詳細には、ユーティリティ部111は、以下の処理(1)〜(2)を行う。
(1)ユーティリティ部111は、記憶部161−iのVTOC162−iの削除依頼された親ファイルおよび当該親ファイルが構成する仮想順編成ファイルに含まれる子ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグを無効に設定する。
(2)ユーティリティ部111は、カタログ登録簿165から、削除依頼された親ファイルおよび当該親ファイルが構成する仮想順編成ファイルに含まれる子ファイルのファイル名に対応するレコードを削除する。ユーティリティ部111は、削除依頼された親ファイルおよび当該親ファイルが構成する仮想順編成ファイルに含まれる子ファイルを削除する。詳細には、ユーティリティ部111は、削除依頼された親ファイルおよび当該親ファイルが構成する仮想順編成ファイルに含まれる子ファイルの削除依頼をデータ管理部151に送信し、データ管理部151は、削除依頼された親ファイルと子ファイルを削除する。
図6は、実施の形態に係るファイルのオープン処理のフローチャートである。
データ管理部151は、応用プログラム部141からファイルのOPENの依頼を受信する。当該依頼には、OPENの対象となるファイル(処理対象ファイル)のファイル名が含まれている。
ステップS511において、データ管理部151は、処理対象ファイルが仮想順編成ファイル171を構成するファイルであるかを処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグに基づいて判定する。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルであると判定し、制御はステップS512に進む。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルでないと判定し、制御はステップS513に進む。
尚、仮想順編成ファイル171に対する処理を行う場合、処理対象ファイルのファイル名として、親ファイルのファイル名が依頼に含まれている。
ステップS512において、データ管理部151は、データ管理部151は、処理対象ファイル、すなわち親ファイルのOPEN処理を行う。データ管理部151は、全ての子ファイルの割当て処理をおこなう。また、データ管理部151は、AD(追加)指定OPENの場合、既存データの最後のファイルに書き込み位置を位置付ける。
ステップS513において、データ管理部151は、処理対象ファイルに対するOPEN処理を行う。当該OPEN処理は、仮想順編成ファイルではない通常のファイルに対する従来のOPEN処理と同様である。
図7は、実施の形態に係るライト処理のフローチャートである。
ここで、上述のオープン処理は、完了しているものとする。データ管理部151は、応用プログラム部141から親ファイルへのWRITEの依頼と書き込みデータを受信する。また、仮想順編成ファイル171にデータを最初から書き込む場合、書き込み位置の初期位置は親ファイルの先頭のトラックの先頭のブロックに位置付けられる。また、仮想順編成ファイル171にデータを追記する場合、既存のデータが存在する最後ファイルのデータのブロックの次のブロックに書き込み位置が位置付けられる。データ管理部151は、例えば、1ブロック分の書き込みデータを受信する。ここで、処理対象ファイルは、書き込み位置が設定されている親ファイル163−1または子ファイル163−2,163−3である。
ステップS521において、データ管理部151は、処理対象ファイルの現在設定されている書き込み位置にデータを書き込み可能か判定する。データ管理部151は、処理対象ファイルが満杯である(処理対象ファイルに空き領域が無い)、すなわち現在の書き込み位置が処理対象ファイルの最後尾である場合、書き込み不可能と判定し、制御はステップS523に進む。データ管理部151は、処理対象ファイルが満杯で無い場合、制御はステップS522に進む。
ステップS522において、データ管理部151は、現在設定されている書き込み位置に書き込みデータを書き込む。データ管理部151は、書き込み位置を次のブロックに設定する。尚、現在設定されている書き込み位置が処理対象ファイルの最後のブロック(最後尾)である場合、次のブロックはないので、書き込み位置はそのままとする。データ管理部151は、今回書き込んだブロックの次のブロックに対する書き込みデータを受信すると、ステップS521以降の処理を再び実行する。
ステップS523において、データ管理部151は、処理対象ファイルが仮想順編成ファイル171を構成するファイルであるかを処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグに基づいて判定する。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルであると判定し、制御はステップS524に進む。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルでないと判定し、制御はステップS526に進む。
ステップS524において、データ管理部151は、処理対象ファイルの次の子ファイルがあるか判定する。詳細には、データ管理部151は、上述の命名規則とカタログ登録簿165に基づいて、処理対象ファイルの次の子ファイルがあるか判定する。例えば、処理対象ファイルのファイル名がA.B.A000とすると、最終修飾子に1を加算したファイル名であるA.B.A001が次の子ファイルのファイル名となる。データ管理部151は、カタログ登録簿165を参照し、ファイル名=A.B.A001がカタログ登録簿165に記載されている場合、処理対象ファイルの次の子ファイルがあると判定する。処理対象ファイルの次の子ファイルがあると判定された場合、制御はステップS525に進み、処理対象ファイルの次の子ファイルがないと判定された場合、制御はステップS526に進む。
ステップS525において、データ管理部151は、処理対象ファイルにEOFを書き込み、処理対象ファイルに対応するVTOCに処理対象ファイルのデータの最終位置(トラック番号)などを書き込む。データ管理部151は、次の子ファイルの先頭のトラックの先頭のブロックに書き込み位置を位置付ける。
ステップS526において、データ管理部151は、応用プログラム部141に空き領域無し(スペース不足)を示すエラーを応答する。
図8は、実施の形態に係るリード処理のフローチャートである。
ここで、上述のオープン処理は、完了しているものとする。先ず、データ管理部151は、応用プログラム部141から親ファイルのデータの読み出し依頼を受信する。
ステップS531において、データ管理部151は、現在設定されている処理対象ファイルの読み出し位置のデータを読み出す。例えば、仮想順編成ファイル171のデータを最初から読み出す場合、読み出し位置の初期位置は親ファイル163−1の先頭のトラックの先頭のブロックに位置付けられる。
ステップS532において、データ管理部151は、読み出したデータがEOF(すなわち、ファイルの最後)であるか判定する。読み出したデータがEOFである場合、制御は、ステップS536に進み、読み出したデータがEOFでない場合、データ管理部151は、読み出したデータを応用プログラム部141に出力し、読み出し位置を次のブロックに設定する。
ステップS533において、データ管理部151は、処理対象ファイルが仮想順編成ファイル171を構成するファイルであるかを処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグに基づいて判定する。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルであると判定し、制御はステップS534に進む。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルでないと判定し、制御はステップS536に進む。
ステップS534において、データ管理部151は、処理対象ファイルの次の子ファイルがあるか判定する。詳細には、データ管理部151は、上述の命名規則とカタログ登録簿165に基づいて、処理対象ファイルの次の子ファイルがあるか判定する。例えば、処理対象ファイルのファイル名がA.B.A000とすると、最終修飾子に1を加算したファイル名であるA.B.A001が次の子ファイルのファイル名となる。データ管理部151は、カタログ登録簿165を参照し、ファイル名=A.B.A001がカタログ登録簿165に記載されている場合、処理対象ファイルの次の子ファイルがあると判定する。処理対象ファイルの次の子ファイルがあると判定された場合、制御はステップS535に進み、処理対象ファイルの次の子ファイルがないと判定された場合、制御はステップS536に進む。
ステップS535において、データ管理部151は、処理対象ファイルの次の子ファイルの先頭のトラックの先頭のブロックに読み出し位置を位置付ける。処理対象ファイルの次の子ファイルが新たな処理対象ファイルとなる。
ステップS536において、データ管理部151は、応用プログラム部141にデータの終了を示すEOD(End Of Data)を出力する。
図9は、実施の形態に係るファイルのクローズ処理のフローチャートである。
先ず、データ管理部151は、応用プログラム部141からファイルのCLOSEの依頼を受信する。当該依頼には、CLOSEの対象となるファイル(処理対象ファイル)のファイル名が含まれている。
ステップS541において、データ管理部151は、処理対象ファイルが仮想順編成ファイル171を構成するファイルであるかを処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグに基づいて判定する。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルであると判定し、制御はステップS542に進む。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルでないと判定し、制御はステップS543に進む。
ステップS542において、データ管理部151は、処理中のファイルのCLOSE処理を行う。また、データ管理部151は、処理対象ファイルが含まれる仮想順編成ファイルの全ての子ファイルの割り当て解放処理(アンアロケーション)を行う。
ステップS543において、データ管理部151は、処理対象ファイルに対してCLOSE処理を行う。当該CLOSE処理は、仮想順編成ファイルではない通常のファイルに対する従来のCLOSE処理と同様である。
図10は、実施の形態に係るデータ管理部によるファイル削除/ファイル名変更処理のフローチャートである。
データ管理部151は、応用プログラム部141からファイルの削除またはフェイル名の変更の依頼を受信する。当該依頼には、削除対象またはファイル名の変更対象となるファイル(処理対象ファイル)のファイル名が含まれている。
ステップS551において、データ管理部151は、処理対象ファイルが仮想順編成ファイル171を構成するファイルであるかを処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグに基づいて判定する。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが有効(ON)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルであると判定し、制御はステップS552に進む。処理対象ファイルに対応する仮想順編成ファイルフラグが無効(OFF)の場合、処理対象ファイルは仮想順編成ファイル171を構成するファイルでないと判定し、制御はステップS553に進む。
ステップS552において、データ管理部151は、応用プログラム部141に対してエラーを応答する。
ステップS553において、データ管理部151は、受信した依頼に従って、処理対象ファイルに対する処理(削除またはファイル名の変更)を行う。削除またはファイル名の変更の処理は、従来の処理と同様である。
このように、仮想順編成ファイルフラグが有効である場合には、仮想順編成ファイルを構成するファイルの削除やファイル名の変更を行わないことで、整合性がとれなくなることを回避出来る。
実施の形態の情報処理装置によれば、読み書き対象のファイルを自動的に切替えることにより複数のファイルを1つのファイルとして扱うことで、トラック数格納領域のサイズに制限されることなく、ファイルを記憶し、記憶したファイルを読み出すことが出来る。
実施の形態の情報処理装置によれば、従来と比べてトラック数格納領域を変更しないため、ファイルの読み書きを行う応用アプリケーションプログラムの変更が不要となる。
オープンサーバで作成した大量データを従来のメインフレームに、データ転送するには、オープンサーバで3GB以下のファイルに分割して、分割したファイルを別々にメインフレームに転送している。また、従来のメインフレームで1つのファイルとして処理するには、磁気テープを使用して、別々に転送したファイルを1つのファイルにまとめる等の作業を行なっており、時間がかかるという問題がある。実施の形態の情報処理装置によれば、仮想順編成ファイルを用いることにより、オープンサーバでファイルの分割などの作業が不要となり、運用時間を短縮出来る。
図11は、情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
実施の形態の生体認証装置101は、例えば、図11に示すような情報処理装置(コンピュータ)1によって実現可能である。
情報処理装置1は、Central Processing Unit(CPU)2、メモリ3、入力装置4、出力装置5、記憶部6、記録媒体駆動部7、及びネットワーク接続装置8を備え、それらはバス9により互いに接続されている。
CPU2は、情報処理装置1全体を制御する中央処理装置(プロセッサ)である。CPU2は、ユーティリティ部111、JCL実行部121、コマンド入力部131、応用プログラム部141、およびデータ管理部151として動作する。
メモリ3は、プログラム実行の際に、記憶部6(あるいは可搬記録媒体10)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等のメモリである。CPU2は、メモリ3を利用してプログラムを実行することにより、上述した各種処理を実行する。
入力装置4は、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力、情報処理装置1で用いられるデータの取得等に用いられる。入力装置4は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。
出力装置5は、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果を出力したり、CPU2による制御により動作する装置である。出力装置5は、例えば、ディスプレイ、またはプリンタ等である。
記憶部6は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、SSD(Solid State Drive)等である。情報処理装置1は、記憶部6に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。記憶部6は、記憶部161−iに対応する。
記録媒体駆動部7は、可搬記録媒体10を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体としては、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体10に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。
ネットワーク接続装置8は、Local Area Network(LAN)やWide Area Network(WAN)等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インターフェースである。ネットワーク接続装置8は、通信ネットワークを介して接続された装置へデータを送信したり、通信ネットワークを介して接続された装置からデータを受信したりする。
尚、情報処理装置1が図11のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の記憶部と、
ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させる第1処理部と、
前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す第2処理部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記第2処理部は、前記親ファイルを指定する書き込み依頼を受信すると、前記親ファイルに空きがある場合には前記親ファイルにデータを書き込み、前記親ファイルが満杯である場合には前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記データを前記1以上の子ファイルに書き込むことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記複数の記憶部それぞれは、自身が記憶しているファイルの削除およびファイル識別情報の変更の可否を示すフラグを記憶し、
前記第1処理部は、前記親ファイルまたは前記子ファイルを前記複数の記憶部に記憶する場合、前記フラグを有効に設定し、
第2処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記1または2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記第2処理部は、ファイルのファイル識別情報の変更依頼を受信した場合、前記変更依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記第1処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを無効に設定し、前記第2処理部に前記削除依頼されたファイルの削除を依頼し、
前記第2処理部は、前記削除依頼されたファイルを削除することを特徴とする付記3または4記載の情報処理装置。
(付記6)
複数の記憶部を有するコンピュータが
ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、
所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させ、
前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、
前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す
ことを特徴とする情報処理方法。
(付記7)
前記親ファイルを指定する書き込み依頼を受信すると、前記親ファイルに空きがある場合には前記親ファイルにデータを書き込み、前記親ファイルが満杯である場合には前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記データを前記1以上の子ファイルに書き込むことを特徴とする付記6記載の情報処理方法。
(付記8)
前記複数の記憶部それぞれは、自身が記憶しているファイルの削除およびファイル識別情報の変更の可否を示すフラグを記憶し、
前記コンピュータの第1処理部は、前記親ファイルまたは前記子ファイルを前記複数の記憶部に記憶する場合、前記フラグを有効に設定し、
前記コンピュータの第2処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記6または7記載の情報処理方法。
(付記9)
前記第2処理部は、ファイルのファイル識別情報の変更依頼を受信した場合、前記変更依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記8記載の情報処理方法。
(付記10)
前記第1処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを無効に設定し、前記第2処理部に前記削除依頼されたファイルの削除を依頼し、
前記第2処理部は、前記削除依頼されたファイルを削除することを特徴とする付記8または9記載の情報処理方法。
(付記11)
複数の記憶部を有するコンピュータに
ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、
所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させ、
前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、
前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す
処理を実行させるプログラム。
(付記12)
前記コンピュータは、前記親ファイルを指定する書き込み依頼を受信すると、前記親ファイルに空きがある場合には前記親ファイルにデータを書き込み、前記親ファイルが満杯である場合には前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記データを前記1以上の子ファイルに書き込むことを特徴とする付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記複数の記憶部それぞれは、自身が記憶しているファイルの削除およびファイル識別情報の変更の可否を示すフラグを記憶し、
前記コンピュータの第1処理部は、前記親ファイルまたは前記子ファイルを前記複数の記憶部に記憶する場合、前記フラグを有効に設定し、
前記コンピュータの第2処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記11または12記載のプログラム。
(付記14)
前記第2処理部は、ファイルのファイル識別情報の変更依頼を受信した場合、前記変更依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする付記13記載のプログラム。
(付記15)
前記第1処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを無効に設定し、前記第2処理部に前記削除依頼されたファイルの削除を依頼し、
前記第2処理部は、前記削除依頼されたファイルを削除することを特徴とする付記13または14記載のプログラム。
101 情報処理装置
111 ユーティリティ部
121 JCL実行部
131 コマンド入力部
141 応用プログラム部
151 データ管理部
161−i 記憶部
162−i VTOC
163−i ファイル
165 カタログ登録簿

Claims (7)

  1. 複数の記憶部と、
    ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させる第1処理部と、
    前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す第2処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2処理部は、前記親ファイルを指定する書き込み依頼を受信すると、前記親ファイルに空きがある場合には前記親ファイルにデータを書き込み、前記親ファイルが満杯である場合には前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記データを前記1以上の子ファイルに前記データを書き込むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の記憶部それぞれは、自身が記憶しているファイルの削除およびファイル識別情報の変更の可否を示すフラグを記憶し、
    前記第1処理部は、前記親ファイルまたは前記子ファイルを前記複数の記憶部に記憶する場合、前記フラグを有効に設定し、
    第2処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 前記第2処理部は、ファイルのファイル識別情報の変更依頼を受信した場合、前記変更依頼されたファイルに対応するフラグを参照し、当該フラグが有効の場合、エラーを応答することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第1処理部は、ファイルの削除依頼を受信した場合、前記削除依頼されたファイルに対応するフラグを無効に設定し、前記第2処理部に前記削除依頼されたファイルの削除を依頼し、
    前記第2処理部は、前記削除依頼されたファイルを削除することを特徴とする請求項3または4記載の情報処理装置。
  6. 複数の記憶部を有するコンピュータが
    ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、
    所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させ、
    前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、
    前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す
    ことを特徴とする情報処理方法。
  7. 複数の記憶部を有するコンピュータに
    ファイル内に記録済みのデータ量を示す情報を格納する格納領域のサイズと、指定されたファイルのサイズと、に基づいて、前記指定されたファイルを、親ファイルと1以上の子ファイルに分割して前記複数の記憶部に記憶させ、
    所定の規則に基づき前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してファイル識別情報を付与し、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルに対してそれぞれ付与されたファイル識別情報と、前記親ファイルおよび前記1以上の子ファイルそれぞれが記憶された記憶部との対応関係を示す対応関係情報を、前記複数の記憶部のいずれかに記憶させ、
    前記親ファイルを指定する読み出し依頼を受信すると、前記複数の記憶部のうち前記親ファイルが記憶された記憶部から前記親ファイルを読み出し、
    前記対応関係情報および前記所定の規則に基づいて、前記1以上の子ファイルが前記複数の記憶部のいずれかに記憶されているかを判定し、前記1以上の子ファイルが記憶されている場合、前記1以上の子ファイルが記憶された記憶部から前記1以上の子ファイルを読み出す
    処理を実行させるプログラム。
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