JP5691234B2 - ディスクアレイ装置、及び、ミラーリング制御方法 - Google Patents

ディスクアレイ装置、及び、ミラーリング制御方法 Download PDF

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本発明は、ディスクアレイ装置、及び、ミラーリング制御方法に関する。
ディスクアレイシステムにおいて、システム障害や不具合の発生を回避してシステムの信頼性を高めるために、2台以上の物理ディスクを冗長に構成し、すべてのディスクに同一データを書き込む、ミラー構成が知られている。
しかし、全ての物理ディスクをかかるミラー構成とすると、大量の重複データが物理ディスクに保存されてしまうため、物理ディスクの容量コストを削減することが難しいという問題が生じてしまう。
この問題を解消するため、近年、物理ディスクの容量コストを削減する技術の1つとして、特許文献1に開示されるような、重複排除(又は、重複除外)技術が注目されている。重複排除技術を用いると、重複データは削除され、重複していないオリジナルデータを物理ディスクに格納することが可能となる。削除された重複データにはポインタ情報が割り当てられ、割り当てられたポインタをたどってオリジナルデータを参照することができる。
特開2009−87021号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるように、重複排除技術を用いてオリジナルデータを物理ディスクに格納する場合、該物理ディスクからデータを読み出すには、指定されたアドレスを該物理ディスクのアドレスに変換し、変換後のアドレスに基づいてデータを読み出す必要があるため、読み出しの際にディスクアレイシステムの性能が低下してしまう。
そこで、本発明は、物理ディスクの容量コストを削減しながらも信頼性を保持しつつ、システム性能の低下を回避可能とするディスクアレイシステム、及びミラーリング制御方法を提案する。
かかる課題を解決するため、本発明は、コントローラと、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、前記オリジナルデータを、該オリジナルデータ中のデータの重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となった前記オリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、前記コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出す手段と、を備える。
かかる課題を解決するため、参考例は、コントローラと、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、第1ディスクとミラー構成であり、且つ、オリジナルデータを重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となったオリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象であるオリジナルデータをキャッシュメモリ又は第1ディスクから読み出す手段、を備える。
また、本発明は、コントローラを有するディスクアレイ装置の制御方法であって、前記ディスクアレイ装置は、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、前記オリジナルデータを、該オリジナルデータ中のデータの重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となった前記オリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、前記コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出すステップ、を実行する。
また、参考例は、コントローラを有するディスクアレイ装置のミラーリング制御方法であって、ディスクアレイ装置は、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、第1ディスクとミラー構成であり、且つ、オリジナルデータを重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となったオリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象であるオリジナルデータをキャッシュ又は第1ディスクから読み出すステップ、を実行する。
本発明によれば、重複排除技術が適用される物理ディスクと、重複排除技術が適用されない通常の物理ディスクと、をミラー構成とすることで、物理ディスクの容量コストを削減しながらも信頼性を保持することができる。また、外部からリード要求があった場合には、重複排除が適用されない通常の物理ディスクからデータを読み出すため、システム性能の低下を回避することができる。
本実施形態におけるディスクアレイシステム1を示すブロック図である。 I/Oポリシー管理テーブル320の一例を示す表である。 キャッシュ管理テーブル340の一例を示す表である。 物理ディスク管理テーブル360の一例を示す表である。 重複排除管理テーブル380の一例を示す表である。 I/O制御手段400が実行するフローチャートである。 重複排除制御手段420が実行するフローチャートである。 キャッシュ管理手段440が実行するフローチャートである。 物理ディスク管理手段460が実行するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
(1)ディスクアレイシステムの構成
図1は、本実施形態によるディスクアレイシステム1の構成を示したブロック図である。ストレージシステム1は、中央演算装置である複数のホスト計算機100,102が第1通信線5を介して移行先のディスクアレイ装置200と接続される。なお、第1通信線5は、主にSAN(Storage Area Network)が使用される。
ホスト計算機100,102は、CPU(図示せず)、バスに接続されたメモリ(図示せず)、入力部(図示せず)、出力部(図示せず)及び入出力インタフェース(図示せず)など、通常のコンピュータ装置と同様のハードウェアを備えている。ホスト計算機100,102は、物理的には、専用化したシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれであってもよい。たとえば、一般的な構成の情報処理装置において、後述するミラーリング制御方法における各処理を規定したソフトウェアを実行することにより、本実施形態のホスト計算機100,102として動作させることもできる。
ディスクアレイ装置200は、ストレージコントローラ(図示せず)を備える。
ストレージコントローラは、マイクロプロセッサ(図示せず)、バスに接続されたメモリ(図示せず)、キャッシュメモリ(以下、単に、キャッシュという。)250、入力部(図示せず)、出力部(図示せず)、入出力インタフェース(図示せず)、及びHDDコントローラ(図示せず)など、通常のストレージコントローラと同様のハードウェアを備えている。ストレージコントローラは、複数の物理ディスク(図示せず)と第2通信線(図示せず)を介して接続されており、該物理ディスクへのデータの入出力などを制御する。なお、第2通信線としては、FC(Fibre Channel),SAS(Serial Attached SCSI),SATA(Serial ATA)のいずれかが使用される。
また、本実施形態におけるストレージコントローラは、ハッシュ技術を用いた重複排除処理を実行する。ストレージコントローラが、ホスト計算機100,102からライト要求を受信した場合、ホスト計算機100,102からの送信されたデータ(オリジナルデータ)にハッシュ値を割り当てる。ストレージコントローラは、ハッシュ値が一致するか否かで、該データが重複データか否かを判断し、ハッシュ値が一致しなかったデータ(重複していないオリジナルデータ)を物理ディスク280,282に格納する。なお、ハッシュ値の割り当ては、物理ディスクの分割記憶領域であるブロック単位で行われる。一方、ストレージコントローラが、ホスト計算機からリード要求を受信した場合、物理ディスク300,302又はキャッシュ250からデータを読み出す。
このような処理を実行するストレージコントローラは、機能的には、I/O制御手段400、重複排除制御手段420、キャッシュ管理手段440、及び物理ディスク管理手段460を有している。
I/O制御手段400は、ホスト計算機100,102と通信を行い、ホスト計算機100,102からのI/O要求を受信し、受信したI/O要求に基づきディスクアレイ装置200を制御する。具体的には、I/O制御手段400は、ホスト計算機100,102から受信したライト要求に基づき、ホスト計算機100,102から受信したデータを物理ディスク300,302に書き込む。また、I/O制御手段400は、ホスト計算機100,102から受信したリード要求に基づき、キャッシュ250又は物理ディスク300,302からデータを読み出す。さらに、I/O制御手段400は、後述する各種テーブルの更新等を行う。
重複排除制御手段420は、I/O制御手段400からのライト要求に基づき、データの重複を排除し、重複していないデータを、物理ディスク280,282に格納する。また、重複排除制御手段420は、後述する重複排除管理テーブル380の更新を実行する。さらに、重複排除制御手段420は、データのメタデータをメタデータディスク240に格納する。なお、メタデータとは、重複していないデータを識別する情報をいい、例えば、該データの容量、最終更新日、ハッシュ値等の情報をいう。
キャッシュ管理手段440は、I/O制御手段400からの更新要求に基づき、後述するキャッシュ管理テーブル340を更新する。
物理ディスク管理手段460は、I/O制御手段400からの更新要求に基づき、後述する物理ディスク管理テーブル360を更新する。
複数の物理ディスクは、ディスクプール220を構成する物理ディスク280,300,282,302群と、メタデータを格納する物理ディスク240群と、を構成する。
ディスクプール220を構成する物理ディスク群は、例えば、物理ディスク280と物理ディスク300、物理ディスク282と物理ディスク302、の如く、ペアが組まれており、これらペア物理ディスクがミラーを構成する。
ペア物理ディスク280,282,300,302のうち、一方は重複排除技術が適用され、重複していないデータを格納する物理ディスク280,282(以下、重複排除物理ディスク、という。)(第2ディスク)であり、他方は重複排除技術が適用されず、通常のデータを格納する物理ディスク(以下、非重複排除物理ディスクという。)(第1ディスク)300,302である。なお、重複排除物理ディスク280,282は、例えば1台の物理ディスクを共有してもよく、必ずしも物理ディスク300,302と物理的に1対1の関係になるようにペアを組む必要はない。
ディスクプール220は、ミラーを構成する物理ディスク280,300,282,302群から構成した仮想的な記憶領域である。
論理ディスク260,262は、ディスクプール220の容量を割り当てることで設定される。ホスト計算機100,102からのI/Oは、キャッシュ250を介して、これら論理ディスク260,262に対して行われる。また、本実施形態においては、論理ディスク260は、ペア物理ディスク280,300と対応付けられており、論理ディスク262は、ペア物理ディスク282,302と対応付けられている。
メモリは、I/Oポリシー管理テーブル320、キャッシュ管理テーブル340、物理ディスク管理テーブル360、及び、重複排除管理テーブル380を格納する。
図2は、I/Oポリシー管理テーブル320の一例を示している。I/Oポリシー管理テーブル320は、ディスクアレイ装置200のI/O特性を判別するためのポリシーを管理する。
例えば、図2に示すI/Oポリシー管理テーブル320は、キャッシュ250にリード対象のデータが一時的に格納されているか否かを示す「キャッシュ上のデータの有無」欄、そのデータを格納する論理ディスク260,262に対してホスト計算機100,102からのリード要求が行われた論理ディスク260,262の番号を示す「論理ディスクID」欄、リード対象のデータが格納されている物理ディスク280,300,282,302の番号を示す「物理ディスクID」欄から構成される。
図3は、キャッシュ管理テーブル340の一例を示している。キャッシュ管理テーブル340は、キャッシュ250に保持されているデータのマッピング情報を管理するものであり、キャッシュ250とディスクプール220と論理ディスク260,262との対応関係を管理する。
例えば、図3に示すキャッシュ管理テーブル340は、キャッシュ250の記憶領域を分割した分割記憶領域の番号を示す「キャッシュブロックID」欄、そのキャッシュブロックと対応付けられたディスクプール220のアドレスを示す「ディスクプールアドレス」欄、そのキャッシュブロックと対応付けられた論理ディスク260,262の番号を示す「論理ディスクID」欄から構成される。
図4は、物理ディスク管理テーブル360の一例を示している。物理ディスク管理テーブル360は、ペア物理ディスクに格納されたデータのマッピング情報を管理するものであり、同一データを格納する、ペア物理ディスクと論理ディスク260,262との対応関係を管理する。
例えば、図4に示す物理ディスク管理テーブル360は、論理ディスク260,262の番号を示す「論理ディスクID」欄、該論理ディスク260,262と対応付けられたディスクであって、且つ、非重複排除物理ディスク300,302のアドレスを示す「非重複排除物理ディスクアドレス」欄、該論理ディスク260,262と対応付けられた非重複排除物理ディスク300,302とペアのディスクであって、且つ、重複排除物理ディスク280,282のアドレスを示す「重複排除物理ディスクアドレス」欄から構成される。
図5は、重複排除管理テーブル380の一例を示している。重複排除管理テーブル380は、データに割り当てられたハッシュ値を管理するものであって、該ハッシュ値が割り当てられたデータを格納する重複排除物理ディスク280,282と、該物理ディスク300,302と対応付けられた論理ディスク260,262と、メタデータが格納されるメタデータディスク240と、の対応関係を管理する。
例えば、図5に示す重複排除管理テーブル380は、ハッシュ値が割り当てられたデータを格納する重複排除物理ディスク280,282の番号を示す「物理ディスクID」欄、該データが格納されているアドレスを示す「物理ディスクアドレス」欄、該物理ディスクと対応付けられた論理ディスク260,262を示す「論理ディスクID」欄、該物理ディスクのアドレスと対応付けられている論理ディスク260,262のアドレスを示す「論理ディスクアドレス」欄、メタデータを格納する「メタデータディスクブロック」欄、ホスト計算機100,102から送信されたデータに割り当てられたハッシュ値を示す「ハッシュ値」欄、から構成される。
(2)I/O処理
このように構成されたディスクアレイシステム1において、ディスクアレイ装置200がホスト計算機100,102から受信したI/O要求に基づいて実行するI/O処理について、図6乃至図9を用いて説明する。図6は、I/O制御手段400が実行するフローチャートであり、図7は、重複排除制御手段420が実行するフローチャートである。また、図8は、キャッシュ管理手段440が実行するフローチャートであり、図9は、物理ディスク管理手段460が実行するフローチャートである。
(2−1)I/O制御手段が実行するI/O処理
まず、I/O制御手段400がホスト計算機100,102からI/O要求を受信した場合に実行する処理について、図6を用いて説明する。
I/O制御手段400がホスト計算機100,102からI/O要求を受信すると、ホスト計算機100,102からの要求がライト要求か、又はリード要求か、を判断する(S60)。
I/O制御手段400は、ホスト計算機100,102からの要求がライト要求であると判断すると(S60 Yes)、ホスト計算機100,102から送信されたデータを、所定の非重複排除物理ディスク300,302に書き込む(S61)。
次に、I/O制御手段400は、重複排除制御手段420に対して、所定の非重複排除物理ディスク300,302に書込んだデータが重複データか否かの判断を行うよう指示する(S62)。
I/O制御手段400は、重複排除制御手段420から、該指示に基づく報告を受信すると(S63)、キャッシュ管理手段440にキャッシュ管理テーブル340の更新を指示し(S64)、物理ディスク管理手段460に物理ディスクテーブル360の更新を指示する(S65)。
I/O制御手段400は、キャッシュ管理手段440からキャッシュ管理テーブル340の更新終了報告を受信し(S66)、物理ディスク管理手段460から物理ディスクテーブル360の更新終了報告を受信すると(S67)、I/O制御手段400が実行するI/O処理を終了する。
一方、ステップS60において、I/O制御手段400は、ホスト計算機100,102からの要求がリード要求であると判断すると(S60 No)、I/Oポリシー管理テーブル320、キャッシュ管理テーブル340、及び物理ディスクテーブル360を参照する(S68)。
具体的には、I/O制御手段400は、I/Oポリシー管理テーブル320を参照し、ホスト計算機100,102が要求するデータがキャッシュ250に格納されているのか、又は非重複排除物理ディスク300,302に格納されているのか、を判断する。
ホスト計算機100,102が要求するデータがキャッシュ250に格納されている場合には、I/O制御手段400は、キャッシュ管理テーブル340を参照し、ホスト計算機100,102が要求するデータを読み出す(S69)。
または、ホスト計算機100,102が要求するデータが非重複排除物理ディスク300,302に格納されている場合には、I/O制御手段400は、物理ディスクテーブル360を参照し、ホスト計算機100,102が要求するデータを読み出す(S69)。
I/O制御手段400は、読み出したデータをホスト計算機100,102に送信すると、I/O制御手段400が実行するI/O処理を終了する。
(2−2)重複排除制御手段が実行するI/O処理
次に、ステップS62において、I/O制御手段400が重複排除制御手段420に対し指示を送信し、重複排除制御手段420が該指示を受信した場合に実行する処理について、図7を用いて説明する。
まず、重複排除制御手段420が該指示を受信すると、該指示に続いて送信されるデータを受信する。該データは、非重複排除物理ディスク300,302に書込まれたデータと同一のデータである。
重複排除制御手段420は、受信したデータのハッシュ値を演算すると(S71)、重複排除管理テーブル380を参照し、重複排除管理テーブル380内に、ステップS71で演算したハッシュ値と同一のハッシュ値があるか否かを判断(照合)する(S72)。
重複排除制御手段420は、重複排除管理テーブル380内に演算したハッシュ値と同一のハッシュ値があると判断すると(S72 Yes)、受信したデータは重複データであるので、重複排除物理ディスク280,282には格納せず、重複排除管理テーブル380のみ更新する(S73)。具体的には、例えば、重複排除制御手段420は、演算したハッシュ値と同一のハッシュ値を有する重複排除管理テーブル380に、データの書き込み対象となった論理ディスクID(例えば、「01」)と論理ディスクアドレス(例えば、「100〜119」)との情報を追加し、該テーブル380を更新する。
一方、重複排除制御手段420は、重複排除管理テーブル380内に演算したハッシュ値と同一のハッシュ値がないと判断すると(S72 Yes)、受信したデータは重複データではないので、ステップS61において、先に該データが書き込まれている非重複排除物理ディスク300,302とペアの重複排除物理ディスク280,282に該データ(重複していないデータ)を格納し、重複排除管理テーブル380を更新する(S74)。
具体的には、例えば、重複排除制御手段420は、重複排除管理テーブル380に、新たに生成されたハッシュ値(例えば、「Baaa」)、データの書き込み対象となった論理ディスクID(例えば、「03」)、論理ディスクアドレス(例えば、「500〜519」)、該データのメタデータを格納したメタデータディスク240のブロック番号(例えば、「#300」)、該データを格納した重複排除物理ディスクID(例えば、「02」)、及びアドレス(例えば、「200〜229」の情報を追加し、該テーブル380を更新する。
重複排除制御手段420は、I/O制御手段400に対して、重複排除管理テーブル380の更新に伴って更新処理が必要となるキャッシュ管理テーブル340、及び物理ディスク管理テーブル360の更新要求を行うと(S76)、この処理を終了する。
(2−3)キャッシュ管理手段が実行するI/O処理
次に、ステップS64において、I/O制御手段400がキャッシュ管理手段440に対する指示を送信し、キャッシュ管理手段440が該指示を受信した場合に実行する処理について、図8を用いて説明する。
まず、キャッシュ管理手段440が該指示を受信すると、重複排除管理テーブル380の更新に伴うキャッシュ管理テーブル340の更新指示が、管理情報の削除処理か、又は管理情報の追加処理か、を判断する(S81)。
キャッシュ管理手段440は、キャッシュ管理テーブル340の更新指示が、管理情報の削除処理であると判断すると(S81 Yes)、ステップS75において、所定のキャッシュブロックから読み出したデータを重複排除物理ディスク280,282に格納したことに伴う削除処理であると、判断する。
キャッシュ管理手段440は、データを読み出したキャッシュブロックID、このIDに対応付けられているディスクプールアドレス、該データの書き込み対象である論理ディスクID、及び論理ディスクアドレス、の管理情報を削除する(S82)。
一方、キャッシュ管理手段440は、キャッシュ管理テーブル340の更新指示が、管理情報の追加処理であると判断すると(S81 No)、該データの書込み対象である論理ディスクID、及び論理ディスクアドレス、該データを一時的に保存するキャッシュブロックID、ステップS61において、該データを書込んだ非重複排除物理ディスク300,302上に形成されたディスクプールアドレス、の管理情報を追加する(S83)。
キャッシュ管理手段440は、キャッシュ管理テーブル340の更新を終了すると、終了報告をI/O制御手段400に送信し(S84)、この処理を終了する。
(2−4)物理ディスク管理手段が実行するI/O処理
次に、ステップS64において、I/O制御手段400が物理ディスク管理手段460に対する指示を送信し、物理ディスク管理手段460が該指示を受信した場合に実行する処理について、図9を用いて説明する。
まず、物理ディスク管理手段460が該指示を受信すると、重複排除管理テーブル380の更新に伴う物理ディスク管理テーブル360の更新指示が、ペア物理ディスクの管理情報に関する追加処理か、否か、を判断する(S91)。
物理ディスク管理手段460は、物理ディスク管理テーブル360の更新指示が、ペア物理ディスクの管理情報に関する追加処理であると判断すると(S91 Yes)、ステップS61において、データを書込んだ非重複排除物理ディスク300,302のアドレス、ステップS75において、該データを書込んだ重複排除物理ディスク280,282のアドレス、及びデータの書込み対象となった論理ディスクIDのマッピング情報を追加し、ステップS93に進む。
一方、物理ディスク管理手段460は、物理ディスク管理テーブル360の更新指示が、ペア物理ディスクの管理情報に関する追加処理ではなく、非重複排除物理ディスク300,302の管理情報に関する追加処理であると判断すると(S91 No)、ステップS61において、データを書込んだ、非重複排除物理ディスク300,302のアドレス、及びデータの書込み対象となった論理ディスクIDのマッピング情報を追加し、ステップS93に進む。
物理ディスク管理手段460は、物理ディスク管理テーブル360にマッピング情報を追加し終えると、該終了報告をI/O制御手段400に送信し(S93)、この処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、重複排除技術が適用される物理ディスクと、重複排除が適用されない通常の物理ディスクと、をミラー構成とし、すでに保存されているデータがある場合には、該データを通常の物理ディスクにのみ保存することで、物理ディスクの容量コストを削減しながらも信頼性を保持することができる。
また、外部からリード要求があった場合には、重複排除が適用されない通常の物理ディスクからデータを読み出すため、アドレス変換が不要となる結果、システム性能の低下を回避することができる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)コントローラと、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、前記第1ディスクとミラー構成であり、且つ、オリジナルデータを重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となったオリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、前記コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出す手段、を備えるディスクアレイ装置。
(付記2)前記第2ディスクに格納される各オリジナルデータについて、前記オリジナルデータに割り当てられたハッシュ値と、前記オリジナルデータが格納される物理アドレスと、前記オリジナルデータに対応する論理アドレスとを対応付けて格納するテーブルを備え、前記コントローラは、前記外部から受信したライト要求に基づき、前記外部から受信した前記オリジナルデータを前記第1ディスクに書き込む手段と、前記受信したオリジナルデータのハッシュ値を演算し、該演算したハッシュ値と、前記第2ディスクに格納されている各オリジナルデータに割り当てられたハッシュ値とを照合し、該照合結果に基づき、前記テーブルを更新するとともに、重複していない前記オリジナルデータを前記第2ディスクに書き込む手段と、を備える付記1記載のディスクアレイ装置。
(付記3)コントローラを有するディスクアレイ装置のミラーリング制御方法であって、前記ディスクアレイ装置は、オリジナルデータを格納する第1ディスクと、前記第1ディスクとミラー構成であり、且つ、前記オリジナルデータを重複を排除して格納する第2ディスクと、ライト又はリード対象となった前記オリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、前記コントローラは、外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出すステップ、を実行するミラーリング制御方法。
本発明は、物理ディスクの容量コストを削減しながらも信頼性を保持しつつ、システム性能の低下を回避可能とするディスクアレイ装置又は該ディスクアレイ装置を含むシステムに広く適用することができる。
1…ディスクアレイシステム、100,102…ホスト計算機、200…ディスクアレイ装置、220…ディスクプール、240…メタデータディスク、250…キャッシュ、260,262…論理ディスク、280,282…重複排除物理ディスク(第2ディスク)、300,302…非重複排除物理ディスク(第1ディスク)、320…I/Oポリシー管理テーブル、340…キャッシュ管理テーブル、360…物理ディスク管理テーブル、380…重複排除管理テーブル、400…I/O制御手段、420…重複排除制御手段、440…キャッシュ管理手段、460…物理ディスク管理手段。

Claims (3)

  1. コントローラと、
    オリジナルデータを格納する第1ディスクと、
    前記オリジナルデータを、該オリジナルデータ中のデータの重複を排除して格納する第2ディスクと、
    ライト又はリード対象となった前記オリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、
    前記コントローラは、
    外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出す手段
    を備えるディスクアレイ装置。
  2. 前記第2ディスクに格納される各オリジナルデータについて、前記オリジナルデータに割り当てられたハッシュ値と、前記オリジナルデータが格納される物理アドレスと、前記オリジナルデータに対応する論理アドレスとを対応付けて格納するテーブルを備え、
    前記コントローラは、前記外部から受信したライト要求に基づき、前記外部から受信した前記オリジナルデータを前記第1ディスクに書き込む手段と、前記受信したオリジナルデータのハッシュ値を演算し、該演算したハッシュ値と、前記第2ディスクに格納されている各オリジナルデータに割り当てられたハッシュ値とを照合し、該照合結果に基づき、前記テーブルを更新するとともに、重複していない前記オリジナルデータを前記第2ディスクに書き込む手段と、を備える請求項1記載のディスクアレイ装置。
  3. コントローラを有するディスクアレイ装置の制御方法であって、
    前記ディスクアレイ装置は、
    オリジナルデータを格納する第1ディスクと、
    前記オリジナルデータを、該オリジナルデータ中のデータの重複を排除して格納する第2ディスクと、
    ライト又はリード対象となった前記オリジナルデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、を有し、
    前記コントローラは、
    外部から受信したリード要求に基づき、リード対象である前記オリジナルデータを前記キャッシュメモリ又は前記第1ディスクから読み出すステップ、
    を実行する制御方法
JP2010102350A 2010-04-27 2010-04-27 ディスクアレイ装置、及び、ミラーリング制御方法 Expired - Fee Related JP5691234B2 (ja)

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