JP2019098225A - 水浄化システム - Google Patents

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慶信 嶋山
Yoshinobu Ahimayama
慶信 嶋山
稲本 吉宏
Yoshihiro Inamoto
吉宏 稲本
和大 齋藤
Kazuhiro Saito
和大 齋藤
真二郎 野間
Shinjiro Noma
真二郎 野間
崇 榊原
Takashi Sakakibara
崇 榊原
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Abstract

【課題】原水(被処理水)の水質変化に対して自動で応答し、適正な酸化剤の供給量を維持する水浄化システムを提供する。【解決手段】水浄化システム1は、酸化剤供給部2と、供給調整部3と、濾過部4と、検知センサ5と、制御部6とを備える。酸化剤供給部2は、水中の金属イオンを不溶化させる酸化剤を供給する。供給調整部3は、酸化剤供給部2からの酸化剤の供給量を調整する。濾過部4は、不溶化した金属成分と水中の不純物とを濾過により水から取り除く。検知センサ5は、酸化剤供給部2よりも下流に設置され、水の酸化剤含有量を検出する。制御部6は、濾過処理が開始されてから所定時間後の酸化剤含有量が所定値以上である場合は、酸化剤供給量を減らす。制御部6は、濾過処理が開始されてから所定時間後の酸化剤含有量が所定値以下である場合は、酸化剤供給量を増やす。【選択図】図1

Description

本発明は、濾過によって水を浄化する水浄化システムに関する。
従来、被処理水中の有害物質を酸化剤によって不溶化し、濾過によって取り除く浄水装置が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る浄化装置は、オゾンや次亜塩素酸塩等の酸化剤を用いて砒素イオン等を酸化することにより、難溶性の酸化物に変換した後に、膜濾過を用いて砒素の難溶性酸化物を水から取り除くものである。
特開2005−13972号公報
このような従来の浄化装置では、被処理水中の有害物質濃度が変化した場合に、その水質変化に対応することができない。例えば、有害物質濃度が減少した場合には、酸化剤の供給量が過多になってしまう。あるいは、有害物質濃度が増加した場合には、酸化剤の供給量が不足することとなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものである。原水(被処理水)の水質変化に対して自動で応答し、適正な酸化剤の供給量を維持する水浄化システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る水浄化システムは、水中の金属イオンを不溶化させる酸化剤を供給する酸化剤供給部と、前記酸化剤供給部からの酸化剤の供給量を調整する供給調整部と、前記酸化剤供給部から供給された酸化剤によって不溶化した金属成分と、水中の不純物と、を濾過により水から取り除く濾過部と、前記酸化剤供給部よりも下流に設置され、水の酸化剤含有量を検出するための検知センサと、前記検知センサの検知結果に基づいて、前記供給調整部を動作させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以上である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を減らし、前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以下である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を増やすものである。
本発明によれば、原水(被処理水)の水質変化に対して応答し、適正な酸化剤の供給量を維持することができる。
実施の形態1に係る水浄化システムの概略的な構成図 実施の形態1に係る水浄化システムの逆支弁の配置を示す図 実施の形態1に係る水浄化システムの塩素量調整の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る酸化剤供給部の構成図 実施の形態1に係る酸化剤台の構成図
以下では、本発明の実施の形態に係る水浄化システムについて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一例を示すものであって、数値、材料、構成要素等についても一例に過ぎず、本発明を限定する趣旨のものではない。
また、各図において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る水浄化システムの概略的な構成図である。図2は、実施の形態1に係る水浄化システムの逆支弁の配置を示す模式図である。図3は、実施の形態1に係る水浄化システムの塩素量調整の動作を示すフローチャートである。図4は、実施の形態1に係る酸化剤供給部の模式図である。図5は、実施の形態1に係る酸化剤台の模式図である。
[構成]
本実施の形態の水浄化システム1は、井戸や貯水槽等から汲み上げた原水(被処理水)から濾過によって不純物を取り除くことで、原水を浄化し、生活用水として取り出すためのシステムである。
図1に示すように、水浄化システム1は、井戸や貯水槽側から取水口9へ、供給ポンプ8と、供給調整部3と、酸化剤供給部2と、濾過部4と、検知センサ5と、酸化剤除去部7と、取水口9が種々の配管10によって連結されている。
配管10には、汲み上げ配管10aと、供給配管10bと、濾過後配管10cと、浄化後配管10dと、分岐配管10eと、合流配管10fとがある。汲み上げ配管10aは、井戸や貯水槽等の原水源と供給ポンプ8との間をつないでいる。供給配管10bは、供給ポンプ8と濾過部4とをつないでいる。濾過後配管10cは、濾過部4と酸化剤除去部7とをつないでいる。浄化後配管10dは、酸化剤除去部7と取水口9とをつないでいる。
供給配管10bには分岐配管10eと合流配管10fによるバイパスが備えられている。供給配管10bから分岐した分岐配管10eは、バイパス上において供給配管10bと酸化剤供給部2の上流側とをつないでいる。また、酸化剤供給部2の下流側において、合流配管10fが酸化剤供給部2と供給配管10bとをつないでいる。すなわち、合流配管10fと供給配管10bとの連結部分は、分岐配管10eと供給配管10bとの連結部分より下流側にある。なお、図2に示すように、供給配管10bにおいて、分岐配管10eと供給配管10bとの連結部分よりも下流であって、合流配管10fと供給配管10bとの連結部分よりも上流に、逆支弁11が設けられていることが好ましい。酸化剤が供給された水が、酸化剤が供給される前の水の方へ逆流することを防ぐことができる。
酸化剤供給部2は、供給配管10bの間に設けられている。酸化剤供給部2には、供給配管10bを通る原水の一部を取り入れるための分岐配管10eと、酸化剤供給部2内を通った水を供給配管10bに合流させる合流配管10fとを有する。
分岐配管10eには、酸化剤供給部2へ流れる水量を調整するための供給調整部3が設けられている。供給調整部3は、例えば、制御部6によって制御されるバルブや弁等である。供給調整部3は、そのバルブや弁等の開き具合によって、酸化剤供給部2へ流れる水量を多段階に調整するものである。供給調整部3は、例えば、5段階や8段階に水量を調整可能であるが、何段階で調整可能とするかは適宜に設定することができる。
使用者は、取水口9の蛇口を捻ることで、濾過処理後の水を生活用水として活用することができる。なお、図1には取水口9が1個しか記載されていないが、水浄化システム1が有する取水口9は1個に限定されない。例えば、5個や10個等の適宜の数の取水口9を設置することができる。また、本実施の形態においては、取水口9は蛇口を捻ることで水が出てくるものを説明しているが、取水口9の構成はこれに限定されない。例えば、ボタンを押すことで水を取り出す構成としてもよいし、あるいは、手の動き等を検知した場合に水を取り出すことができる構成を備えてもよい。
さて、検知センサ5と供給調整部3は制御部6に接続されている。
検知センサ5は、水の酸化剤含有量を検出するものである。検知センサ5の検知結果は、制御部6に出力される。制御部6は、検知センサ5の検知結果を用いて供給調整部3を制御し、酸化剤供給部2からの酸化剤供給量を制御するものである。
[配管]
図1に示す、汲み上げ配管10aと、供給配管10bと、濾過後配管10cと、浄化後配管10dと、分岐配管10eと、合流配管10fの配管10は、ポンプの水圧に耐えられる材質、構造であればよい。耐久性・加工のし易さから、例えば、塩化ビニル樹脂や鋼管、あるいは、これらの複合材料を用いた直管を用いることができる。なお、損失水頭が低くなるように、呼び径は大きい方が好ましく、例えば、15mmから50mm程度のもので、厚みは1mmから5mm程度のものが好ましい。
[供給ポンプ]
図1に示す供給ポンプ8は、井戸や貯水槽等から原水を汲み上げるために用いられる。供給ポンプ8としては、例えば、電動機で駆動するポンプを用いることができる。より具体的には、渦巻きポンプ、ジェットポンプ、カスケードポンプ等の遠心ポンプや、軸流ポンプ、斜流ポンプ等を用いることができる。
水浄化システム1を一般的な家庭に用いる場合、井戸の深さは、浅井戸であれば10mから20m程度、深井戸であれば20mから30m以上汲み上げる必要がある。そのため、配管や濾過装置の損失水頭を考慮すると、20m以上の揚程があるものが好ましく、渦巻きポンプやジェットポンプ等の遠心ポンプがより好ましい。
また、供給ポンプ8として、圧力タンクと圧力スイッチを備え、所定の圧力以下で動作する自動式ポンプを用いることが好ましい。取水口9の蛇口を捻ることによる圧力変化を検知して自動で供給ポンプ8を動作させることができ、使用者が手動でポンプのスイッチを押下する必要がなくなるためである。
なお、供給ポンプ8には、上記の圧力検知による自動式ポンプ以外にも、スイッチ操作で動作をする非自動式ポンプや、外部からの入力によって動作をする自動式ポンプ等を用いることができる。
また、水浄化システム1を一般家庭で使用する場合であれば、供給ポンプ8は、汲み上げる水量が5Lから15L毎分程度得られるような揚程と流量の特性を持つものが好ましい。
[酸化剤供給部]
図1に示す酸化剤供給部2は、濾過部4によって原水中から取り除くために、原水中の金属イオン等のイオン物質を不溶化させる酸化剤を、濾過処理前の水に供給するものである。酸化剤の作用により原水中のイオン物質を不溶化し、濾過処理によって取り除くことで、水が徐々に変色等することを抑制することができる。例えば、井戸水等には、鉄イオン等が多く含有されている場合があり、鉄イオンが多く含有されている水においては、時間とともに鉄イオンが酸化されることに起因して水の色が徐々に赤褐色化してしまう。水の赤褐色化を防止するため、あらかじめ、そのようなイオン物質を取り除いておくことが好ましい。
酸化剤としては、鉄イオン等のイオン物質を不溶化するものを用いることができ、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、塩素、オゾン等を用いることができる。特に、塩素系の酸化剤を用いれば、塩素系酸化剤の殺菌効果によって、よりクリーンな水を水浄化システム1により得ることができる。
本実施の形態においては、酸化剤として固形塩素12を酸化剤として用いている。図4に示すように、固形塩素12は、酸化剤供給部2内の酸化剤設置部21に設置されている。酸化剤設置部21は、設置台21a及び支持部21bを備える。固形塩素12は、設置台21aの上に設置される。
図5に示すように、設置台21aは、円盤状の部材であり、その上面と下面間で貫通した貫通孔22を複数備えている。複数の貫通孔22は、設置台21aの上面と下面の中心部分には開口していない。複数の貫通孔22の数は適宜に設定可能であるが、実施の形態1においては12個の貫通孔22が開口している。
設置台21aは、支持部21bの複数の支持突起24の上に設置される。複数の支持突起24の数は3個以上の数で適宜に設定可能であるが、実施の形態1においては8個の支持突起24が設けられている。
支持部21bは、円筒の上に円盤が設置された形状となっており、円盤の上面に複数の支持突起24が設けられている。支持部21bは、分岐配管10eと連結しており、分岐配管10eを通過した水を設置台21aまで導く導水孔23を有する。導水孔23は、支持部21bの円筒の孔と、円盤の中心に開口した孔とが連結して構成されている。
設置台21aが支持突起24の上に設置されていることで、設置台21aと支持部21bの円盤との間に、支持突起24の高さの空間が存在する。そのため、導水孔23を通ってきた水は、設置台21aと支持部21bの円盤との間の空間を通って、貫通孔22から固形塩素12側に流れ出る。
貫通孔22から酸化剤である固形塩素12側に流れ出た水は、固形塩素12と接触した後に、合流配管10fを通って、供給配管10b内の原水と合流する。酸化剤である固形塩素12と接触した水には塩素が溶解しているため、合流配管10fを通って固形塩素12と接触した水が供給配管10b内の原水と合流することで、濾過処理前の原水に酸化剤である塩素が供給される。
酸化剤供給部2から供給された酸化剤によって、原水中のイオン物質が酸化析出し、不溶化する。例えば、原水中に鉄イオンが含まれている場合であれば、Fe(OH)等を成分に含む鉄イオンが酸化された鉄の微粒子として析出する。
ここで、導水孔23の上方である設置台21aの中心部分には、貫通孔22は開口しておらず、また、貫通孔22が複数存在する。そのため、貫通孔22を通過した水が、固形塩素12の一部とのみ接触することが妨げられるので、固形塩素12が部分的にのみ溶解することを抑制することができる。
[濾過部]
図1に示す濾過部4は、原水中の不純物、及び、酸化剤供給部2から供給された酸化剤によって不溶化した金属成分を、濾過によって取り除く。濾過部4は、供給配管10bを通過してきた原水を、濾材を用いて濾過するものである。
本実施の形態において、濾過部4は、粒状の濾材によって水の濾過を行う。粒状濾材は、粒子径約10μm以上の粗大粒子や凝集物を捕捉して除去することを目的としている。なお、粒状濾材は、粒状濾材に吸着するような表面電位を有する粒子や、原水中のイオン等の存在によっては、粒子径約1μmから10μmの粒子の除去も可能となる。
粒状濾材としては、例えば、濾過砂、ペレット状の繊維濾過材等、除去対象物に適した濾材を用いることができる。粒状濾材の材質は、例えば、砂、アンスラサイト、ガーネット、セラミックス、粒状活性炭、オキシ水酸化鉄、マンガン砂等、水中で沈降し、圧力で変形し難い硬度を持つものを用いることができる。粒状濾材の粒子径としては、例えば、0.3mmから5.0mmで、均等係数1.2から2.0等のものを用いるとよい。
濾材としては、1つの種類の濾材のみを用いてもよいし、また、複数の種類のものを用いてもよい。複数種類の濾材を組み合わせる場合は、単一種類の濾材を用いる場合より濾過効率が高く、さらに、損失水頭を低く抑えられるため、複層濾過法を用いることが好ましい。複層濾過法とは、比重の違いを利用し濾過を行う層としてサイズの異なる粒子を小さい粒子から順に積層する方法である。複層濾過法では、比重が大きくサイズが小さい粒子と、比重が小さくサイズが大きい粒子とを混合して多層構造にするのが一般的である。
濾材の比重としては、例えば、砂は2.5g/cmから2.7g/cmであり、アンスラサイトは1.4g/cmから1.8g/cmであり、ガーネットは3.8g/cmから4.1g/cmである。
粒状濾材としては、例えば、0.3mmのガーネットと、0.6mmの砂と、1.0mのアンスラサイトを2:1:1の割合で混合して使用することができるが、これは、濁質の粒子特性に応じて混合比率や粒子径を調整することが好ましい。
粒状濾材の充填量は、濾過性能と耐久性、損失水頭等を考慮して決定されることが好ましい。粒状濾材を増やすと、濁質成分の保持量が増加するので除去性能が向上し、洗浄までの間隔を延ばすことができて洗浄頻度を減らすことができる。一方、損失水頭が上昇するため、流量が減少する。
また、濾過部4の外装としては、供給ポンプ8付近に配置されるため、供給ポンプ8の最高出力揚程以上の耐圧性があるものが好ましい。例えば、濾過部4の外装の素材としては、金属や、樹脂等を用いることができる。
耐久性及び耐候性の観点からは、外装の素材として樹脂を用いる場合は、ガラス繊維等で強化した樹脂が好ましい。井戸水を原水とする場合等、水浄化システム1が屋外に設置される場合は、特に、耐久性や耐候性が必要になる。十分な耐久性及び耐候性を得るためには、濾過部4の外装の材質を考慮する以外にも、例えば、その外装の肉厚を厚くしてもよいし、あるいは、その外装の表面コーティング等を行ってもよい。濾過部4の形状としては、耐久性等を考慮すると、円筒形や球形や楕円形等が好ましいが、濾過部4の形状としては、例えば、直方体や立方体等を採用してもよい。
[酸化剤除去部]
図1に示す酸化剤除去部7は、酸化剤供給部2から供給された酸化剤を、濾過処理後の水から取り除く。酸化剤除去部7によって、濾過処理後の水から酸化剤を取り除くことで、使用者が濾過処理後の水を安全に生活用水として活用することができる。
本実施の形態において、酸化剤除去部7は、活性炭を用いて酸化剤を除去する。具体低には、酸化剤除去部7内を流れる水を、多孔質である活性炭の層を通過させ、酸化剤を活性炭に吸着させることで、濾過処理後の水から酸化剤を取り除く。なお、酸化剤を取り除くために用いるものは活性炭に限定されない。例えば、ゼオライト等の多孔質材料を表面修飾した材料を用いてもよい。また、酸化剤を中和等の化学反応で取り除く構成としてもよい。酸化剤を化学反応で取り除く場合は、塩等の析出物が生じる場合は、濾過等によって析出物を取り除くことが好ましい。
[検知センサ]
本実施の形態では、酸化剤供給部2から供給する酸化剤としては固形塩素12を用いているため、図1に示す検知センサ5としては、残留塩素センサを用いることが好ましい。しかしながら、水中の酸化剤含有量を検出することができるものであれば、検知センサ5として用いることができる。
例えば、検知センサ5として、水浄化システム1内の水の一部をラマン分光や赤外分光等を用いて分析し、酸化剤含有量を検出するような構成を用いてもよい。また、検知センサ5として、水の濁度または色度を計測するものを用いてもよい。水の濁度または色度を用いる場合、制御部6は、検知センサ5が検知した水の濁度または色度と、所定の濁度または色度とを比較することで、水中の酸化剤含有量を算出する。この場合、濾過部4によって懸濁物質等が取り除かれる前に水の濁度または色度を検知できるため、検知センサ5は、供給配管10bにおいて酸化剤供給部2と濾過部4の間に設置されることが好ましい。なお、酸化剤が不足した場合、酸化剤による凝集が十分でなく、金属成分や不純物等が濾過部4を通過することとなるため、濾過部4の下流に検知センサ5を設けた場合でも、水中の酸化剤含有量の算出は可能である。
検知センサ5は、酸化剤供給部2からの酸化剤の供給量の過不足を検知するために用いるものであるため、酸化剤供給部2より下流であって、酸化剤除去部7の上流に設けられている必要がある。
本実施の形態において、検知センサ5は、濾過後配管10cに、つまり、濾過部4の下流であって、酸化剤除去部7の上流に設置されている。
この構成により、検知センサ5へ到達する水は、濾過部4を通過することによって水中の不純物や酸化析出した金属成分等が取り除かれたものとなるので検知センサ5の劣化を防止することができる。
[制御部]
図1に示す制御部6は、検知センサ5からの検知結果を用いて、供給調整部3を制御し、酸化剤供給部2からの酸化剤の供給量を調整するものである。また、制御部6は、検知センサ5からの検知結果を用いて、水浄化システム1内で濾過処理が行われているか否かを判断するものでもある。
具体的には、制御部6は、検知センサ5の検出した酸化剤含有量から供給量の過不足を検知することができる。また、取水口9から水を取り出すと濾過後配管10c内には水の流れが生ずるので検知センサ5の検出した酸化剤含有量は、必ずしも一定の値を示すものではない。取水口9から流出する水の流れによって揺らぎを生じる。このことを利用して水の流れの有無検出することもできる。そこで、制御部6は、検知センサ5の検出した酸化剤含有量の変化から水浄化システム1内で、濾過処理が行われているか否かについても検知することもできる。つまり、制御部6は、検知センサ5の検知結果から、水浄化システム1内で濾過処理が行われている時間を検出することができる。酸化剤含有量が揺らいでいる時間を計測することで、濾過処理が行われている時間とすることができる。
次に、濾過処理が所定時間継続した後の水中の酸化剤含有量が所定値以上である場合は、供給調整部3を調整し、酸化剤の供給量を1段階減少させる。一方、制御部6は、検知センサ5の検知結果から、濾過処理が所定時間継続した後の水中の酸化剤含有量が所定値以下である場合は、供給調整部3を調整し、酸化剤の供給量を1段階増加させる。
制御部6は、酸化剤供給量を調整した後もさらに、濾過処理が所定時間継続した場合であって、その後の水中の酸化剤含有量が所定値以上である場合は、供給調整部3を調整し、酸化剤の供給量を1段階減少させる。一方、制御部6は、酸化剤供給量を調整した後もさらに、濾過処理が所定時間継続した場合であって、その後の水中の酸化剤含有量が所定値以下である場合は、供給調整部3を調整し、酸化剤の供給量を1段階増加させる。
制御部6は、このように酸化剤供給量の調整を繰り返すことで、水中の酸化剤含有量を所定値に近づけていく。これによって、井戸水等の原水の水質が変動した場合でも、水質変化に対して自動で応答し、適正な酸化剤の供給量を維持する。
また、原水の水質が短期的に変化しただけのような場合でも、酸化剤供給量を段階的に調整することで、酸化剤の供給を増やし過ぎたり、減らし過ぎたりすることがなくなる。なお、酸化剤供給量の調整については、検知センサ5の検知結果と所定値との差に基づいて、その差が大きい程、酸化剤供給の調整量も大きくするような構成としてもよい。
酸化剤含有量の所定値については、適宜に設定可能な値であるが、酸化剤として塩素系酸化剤を用いた場合は、浄化処理後の水を生活用水として用いる場合は、所定値として塩素濃度10ppmが好ましい。また、浄化処理後の水を飲用水としても用いる場合は、所定値として、塩素濃度5ppmが好ましい。
また、制御部6は濾過処理が所定時間継続した場合に、酸化剤供給量の調整を行う。ここで、この所定時間については、適宜に設定可能であるが、濾過部4内の水が入れ替わる程度の時間以上の時間であることが好ましい。濾過部4の水が入れ替わって濾過後配管10cを通過する水の酸化剤含有量が安定するためである。
制御部6は、例えば、CPU等である。CPUとしては、水浄化システム1が専用のCPUを備えていてもよいし、使用者の所有のPCを用いてもよい。また、水浄化システム1が無線又は有線の通信部を備えており、検知センサ5の検知情報等を外部CPUに送信するような構成としてもよい。この場合、複数の水浄化システム1を1つのCPUで制御することができる。
[濾過処理が行われているか否かについて別の検知方法]
なお、水浄化システム1内で、濾過処理が行われているか否かについても検知するために検知センサ5のほかに別のセンサを備えても良い。例えば、圧力を検知し、供給配管10bや濾過後配管10c内の水圧の変化から、水が流れているか否かを検知するものを用いてもよい。また、別のセンサは、水の流れがある場合に回転又は揺動するロータ等を備えており、このロータ等の回転又は揺動によって水が流れているか否かを検知する構成としてもよい。
上記のような水の流れを検知するセンサは、検知センサ5とは別の場所、例えば、供給配管10bの酸化剤供給部2と濾過部4との間等に設置してもよい。
あるいは、別のセンサとして、供給ポンプ8等に設置して、供給ポンプ8が動作しているか否かを検知するような構成としてもよい。この場合、検知センサ5が、供給ポンプ8が動作していると検知している場合に、制御部6は、水浄化システム1において濾過処理が行われていると判断する。
供給ポンプ8が動作しているか否かの検知方法としては、例えば、供給ポンプ8への電力供給を監視する構成としてもよいし、あるいは、供給ポンプ8が周期的な振動をしているか否かを検知する構成としてもよい。
[動作]
以下では、本実施の形態に係る水浄化システム1の動作について説明する。まずは、水浄化システム1における、水浄化処理の動作について説明する。
[水浄化処理]
まず、図1において供給ポンプ8が動作し、井戸等の原水源から原水が汲み上げられる。原水は、供給ポンプ8によって、汲み上げ配管10aを通って汲み上げられる。汲み上げられた原水は、供給配管10bを通って濾過部4に供給される。この際、供給配管10bを流れる原水の一部が分岐配管10eを通って酸化剤供給部2に供給される。
酸化剤供給部2に供給された原水は、酸化剤供給部2内の固形塩素12と接触し、その一部を溶解した後に、合流配管10fを通って、供給配管10b内の原水と合流する。固形塩素12と接触しその一部を溶解した原水が、供給配管10b内の原水と合流することで、原水に酸化剤が供給される。
酸化剤が供給されることで、原水内の鉄イオン等の金属イオン等が、酸化された鉄の微粒子等の金属成分として析出する。酸化剤が供給され、金属成分が析出した原水は、供給配管10bを通って、濾過部4に供給される。
濾過部4では、粒状濾材を用いて、酸化剤により析出した金属成分を含む不純物が、原水から取り除かれる。濾過部4を通過し、酸化剤により析出した金属成分を含む不純物が取り除かれた水は、濾過後配管10cを通って、酸化剤除去部7に供給される。
この際、検知センサ5によって、水中の酸化剤含有量が検出され、検知結果が制御部6に出力される。制御部6は、検知センサ5からの検知結果を用いて、供給調整部3を制御し、酸化剤供給量を調整する。酸化剤供給量の調整については、後述する。
酸化剤除去部7を通過する水が、酸化剤除去部7内の活性炭層を通過することで、活性炭の吸着作用により、水中の酸化剤が取り除かれる。酸化剤除去部7を通過し、酸化剤が除去された水は、浄化後配管10dを通って、取水口9に供給される。取水口9に供給された水は、取水口9の蛇口を捻ることで、生活用水として取り出すことができる。
[酸化剤供給量の調整]
以下、図3のフローチャートを用いて、酸化剤供給量を調整する際の、水浄化システム1の動作について説明する。
水浄化システム1は、水浄化システム1内で濾過処理が行われている際に、酸化剤供給部2からの酸化剤供給量の調整を行う。検知センサ5は、濾過後配管10c内に水が流れているか否かを検知し、その検知結果を制御部6に出力する。制御部6は、検知センサ5が、水が流れていると検知している場合に、水浄化システム1内で濾過処理が行われていると判断する。
制御部6は、水浄化システム1において、濾過処理が所定時間以上行われているか否かを判断する(ステップS10)。濾過処理を開始してから所定時間が経過していない場合(ステップS10でNo)、制御部6は、水浄化システム1において濾過処理が行われているか否かの監視を続ける。
濾過処理を開始してから所定時間経過した場合(ステップS10でYes)、検知センサ5は、濾過処理開始から所定時間経過後の、濾過後配管10内の水の酸化剤含有量Aを測定する(ステップS20)。検知センサ5は、測定した酸化剤含有量Aを制御部6に出力する。
続いて、制御部6は、酸化剤含有量Aと所定値Bとを比較する(ステップS30)。
酸化剤含有量Aが所定値Bより大きい場合(ステップS30でA>B)、制御部6は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を1段階減少させる(ステップS40)。その後、制御部6は、検知センサ5の検知結果を用いて、水浄化システム1内で濾過処理が終了しているか否かを判断する(ステップS60)。濾過処理が終了している場合(ステップS60でYes)、酸化剤供給量の調整を終了する。濾過処理が終了していない場合(ステップS60でNo)、制御部6は、水浄化システム1において濾過処理が行われているか否かの監視を続ける。
酸化剤含有量Aが所定値Bより小さい場合(ステップS30でA<B)、制御部6は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を1段階増加させる(ステップS50)。その後、制御部6は、検知センサ5の検知結果を用いて、水浄化システム1内で濾過処理が終了しているか否かを判断する(ステップS60)。濾過処理が終了している場合(ステップS60でYes)、酸化剤供給量の調整を終了する。濾過処理が終了していない場合(ステップS60でNo)、制御部6は、水浄化システム1において濾過処理が行われているか否かの監視を続ける。
酸化剤含有量Aが所定値Bと同値である場合(ステップS30でA>BでもなくA<Bでもない場合A=Bと判断)、制御部6は、酸化剤供給量を維持し、濾過処理が終了したか否かを判断する(ステップS60)。濾過処理が終了している場合(ステップS60でYes)、酸化剤供給量の調整を終了する。濾過処理が終了していない場合(ステップS60でNo)、制御部6は、水浄化システム1において濾過処理が行われているか否かの監視を続ける。
なお、上記説明では、酸化剤供給量の調整を行わない条件として「A=B」として説明したが、誤差値Cを用いて、酸化剤供給量の調整を行わない条件として「(B−C)<A<(B+C)」としてもよい。この場合、酸化剤供給量を増加させる条件は、「A<(B−C)」であり、酸化剤供給量を減少させる条件は、「A>(B+C)」である。
具体的には、例えば、酸化剤として塩素系酸化剤を用い、所定値として塩素濃度10ppmを用いた場合で、9ppm〜11ppmまでの塩素濃度を許容できる場合は、酸化剤供給量の調整を行わない条件は「9<A<11」である。また、酸化剤供給量を増加させる条件は「A<9」であり、酸化剤供給量を減少させる条件は「A>11」である。
[実施の形態に係る水浄化システムの効果等]
以下において、実施の形態1に係る水浄化システム1の要点について、あらためて説明する。
本実施の形態に係る水浄化システム1は、酸化剤供給部2と、供給調整部3と、濾過部4と、検知センサ5と、制御部6と、を備える。酸化剤供給部2は、水中の金属イオンを不溶化させる酸化剤を供給するものである。供給調整部3は、酸化剤供給部2からの酸化剤の供給量を調整するものである。濾過部4は、酸化剤供給部2から供給された酸化剤によって不溶化した金属成分と、水中の不純物と、を濾過により水から取り除くものである。検知センサ5は、酸化剤供給部2よりも下流に設置され、水の酸化剤含有量を検出するものである。制御部6は、検知センサ5の検知結果に基づいて、供給調整部3を動作させるものである。制御部6は、濾過部4において濾過処理が開始されてから所定時間後の、検知センサ5の検出した酸化剤含有量が所定値以上である場合は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を減らすものである。制御部6は、濾過部4において濾過処理が開始されてから所定時間後の、検知センサ5の検出した酸化剤含有量が所定値以下である場合は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を増やすものである。
上記構成を有する水浄化システム1を用いれば、制御部6は、検知センサ5の検知結果に基づいて、供給調整部3を動作させるので、原水の水質が変動した場合でも、水質変化に対応し、適正な酸化剤の供給量を維持することができる。
また、本実施の形態に係る水浄化システム1は、供給調整部3は、酸化剤供給量を多段階に調整可能であるものが好ましい。加えて、制御部6は、濾過部4において濾過処理が開始されてから所定時間後の、検知センサ5の検出した酸化剤含有量が所定値以上である場合は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を1段階減らすものが好ましい。さらに、制御部6は、濾過部4において濾過処理が開始されてから所定時間後の、検知センサ5の検出した酸化剤含有量が所定値以下である場合は、供給調整部3を制御して、酸化剤供給量を1段階増やすものが好ましい。そして、制御部6は、酸化剤供給量を1段階ずつ調整することで、酸化剤含有量が所定値に近づくように制御するものである。
上記構成により、原水の水質の短期的に変化しただけのような場合でも、制御部6は、酸化剤供給量を1段階ずつ調整することができるので、酸化剤の供給を増やし過ぎたり、減らし過ぎたりすることがなくなる。
また、本実施の形態に係る水浄化システム1は、検知センサ5は、濾過部4よりも下流に設置され、濾過部4を通過した水の酸化剤含有量を検出することが好ましい。
上記構成によって、検知センサ5は濾過部4よりも下流に設置されているので水中の不純物や酸化析出した金属成分等によって、検知センサ5が劣化されることを防止することができる。
また、本実施の形態に係る水浄化システム1は、酸化剤は、塩素系の酸化剤であり、検知センサ5は、残留塩素センサであることが好ましい。
上記構成により、塩素系酸化剤の殺菌効果によって、よりクリーンな水を水浄化システム1により得ることができ、また、酸化剤含有量である残留塩素量を効果的に検出することができる。
また、本実施の形態に係る水浄化システム1は、検知センサ5は、水の濁度または色度を検知し、制御部6は、検知センサ5が検知した水の濁度または色度から、酸化剤含有量を算出することも好ましい。
上記構成により、どのような酸化剤を用いた場合であっても、水の濁度または色度から、酸化剤含有量を算出して水中の酸化剤含有量を検出することができる。
また、本実施の形態に係る水浄化システム1は、濾過部4よりも下流において、水の流れを検知する水流センサを備え、制御部6は、水流センサが水の流れを検知した場合に、濾過処理が行われていると判断することが好ましい。
上記構成により、水浄化システム1内で濾過処理が行われているか否かの判断を効率的に行うことができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態1を用いて、本発明に係る水浄化システム1について説明してきたが、本発明は実施の形態1に係る水浄化システム1に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1においては、原水の一部を酸化剤と接触させることで原水に酸化剤を供給していたが、酸化剤供給部2の酸化剤の供給法は、これに限定されない。例えば、酸化剤が含有した液体を、供給配管10bを通る原水に滴下するような構成としてもよい。この場合、供給調整部3は、酸化剤の滴下量を多段階で調整することができるバルブや弁等であることが好ましい。
また、実施の形態1においては、供給調整部3は、バルブや弁等として説明したが、供給調整部3の構成はこれに限定されない。例えば、バネやモータによって段階的に開口部の大きさが変化する扉状の構成を採用してもよい。あるいは、供給調整部3は、歯車を有し、その歯車の回転速度等によって、酸化剤供給部2に取り入れる水の量を調整するような構成としてもよい。
また、実施の形態1においては、濾過部4の濾材として粒状濾材を用いて説明したが、濾材の構成はこれに限定されない。例えば、膜濾過のように膜やフィルム等を用いた構成や、ゼオライト等の多孔質材料を濾材として用いた構成を用いてもよい。
なお、上述の実施の形態1並びに変形例1及び2については、本発明の実施態様の例示に過ぎず、素材や形状等についても好ましいものの例示に過ぎず、本発明はこれらの実施の形態にのみ限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることは可能である。
本発明に係る水浄化システムは、原水(被処理水)の水質変化に対して自動で応答し、適正な酸化剤の供給量を維持することができ、例えば、井戸水や貯水槽の水を原水として、その原水を濾過処理によって浄化を行う水浄化システム等として有用である。
1 水浄化システム
2 酸化剤供給部
3 供給調整部
4 濾過部
5 検知センサ
6 制御部
8 供給ポンプ
10 配管
10a 汲み上げ配管
10b 供給配管
10c 濾過後配管
10d 浄化後配管
10e 分岐配管
10f 合流配管
21 酸化剤設置部
21a 設置台
21b 支持部
22 貫通孔
24 指示突起

Claims (6)

  1. 水中の金属イオンを不溶化させる酸化剤を供給する酸化剤供給部と、
    前記酸化剤供給部からの酸化剤の供給量を調整する供給調整部と、
    前記酸化剤供給部から供給された酸化剤によって不溶化した金属成分と、水中の不純物と、を濾過により水から取り除く濾過部と、
    前記酸化剤供給部よりも下流に設置され、水の酸化剤含有量を検出するための検知センサと、
    前記検知センサの検知結果に基づいて、前記供給調整部を動作させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以上である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を減らし、
    前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以下である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を増やす、水浄化システム。
  2. 前記供給調整部は、酸化剤供給量を多段階に調整可能であり、
    前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以上である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を1段階減らし、
    前記制御部は、前記濾過部において濾過処理が開始されてから所定時間後の、前記検知センサの検出した酸化剤含有量が所定値以下である場合は、前記供給調整部を制御して、酸化剤供給量を1段階増やし、
    前記制御部は、酸化剤供給量を1段階ずつ調整することで、酸化剤含有量が所定値に近づくように制御する、請求項1記載の水浄化システム。
  3. 前記検知センサは、前記濾過部よりも下流に設置され、前記濾過部を通過した水の酸化剤含有量を検出する、請求項1または2記載の水浄化システム。
  4. 前記酸化剤は、塩素系の酸化剤であり、
    前記検知センサは、残留塩素センサである、請求項1〜3のいずれか一項記載の水浄化システム。
  5. 前記検知センサは、水の濁度または色度を検知し、
    前記制御部は、前記検知センサが検知した水の濁度または色度から、酸化剤含有量を算出する、請求項1〜3のいずれか一項記載の水浄化システム。
  6. 前記濾過部よりも下流において、水の流れを検知する水流センサを備え、
    前記制御部は、前記水流センサが水の流れを検知した場合に、濾過処理が行われていると判断する、請求項1〜5のいずれか一項記載の水浄化システム。
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