JP2019095414A - レール内部の探傷装置及び探傷方法 - Google Patents

レール内部の探傷装置及び探傷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 レール頭部の内部に形成される横裂のレール幅方向における発生位置を特定することができるレール探傷装置及びレール探傷方法の提供。【解決手段】 超音波をレール内部に送信する送信振動子を有し該レールの一方の側面にあてがわれる送信側探触子と、レール内部からの超音波を受信する受信振動子を有しレールの他方の側面にあてがわれる受信側探触子と、を備えたレール探傷装置及びこれを用いてレールの内部に形成された横裂の位置を特定するレール内部の探傷方法である。受信側探触子は、受信振動子を複数個アレイ状に配置されており、この受信側探触子における複数の受信振動子のうちのいずれが超音波を受信したかを把握することにより、横裂のレール内部における発生位置を特定する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道のレール内部に発生した亀裂を検出するレール内部の探傷装置及び探傷方法に関し、特に、レールに超音波を入射させその反射波を受信することでレール頭部から目視できないレール内部に発生した横裂の位置を特定するレール内部の探傷装置及び探傷方法に関する。
鉄道軌道に適用されるレールの頭頂部には、車輪が繰り返し転がることによる接触疲労を原因とした平らに落ち込んだ形状の黒斑を生じることがある。このとき、黒斑の表面を起点とする亀裂が発生し得る。この亀裂は、当該起点から水平方向に進展する水平裂と、当該水平裂から枝分かれして進展する横裂と、に分類され、いずれもレール頭部からレール内部に向けて形成される。
通常、レール内部に発生した亀裂については、これを目視で確認することが困難であるため、透過法による超音波探傷技術が用いられ得る。すなわち、超音波を送信する送信側の探触子と、この超音波を受信する受信側の探触子と、をレール頭部を挟んでそれぞれ対向する両側位置に接触配置させ、レール内部を透過した超音波の変化に基づいて該レール内部に発生した亀裂の有無を把握するのである。
例えば、特許文献1には、このような超音波探傷技術を用いて、レール内部に形成された横裂の有無を検出する装置及び方法が開示されている。ここでは、送信側探触子と受信側探触子とをレール頭部を挟んで対向する両側位置に配置し、この2つの探触子の間の距離が長手方向に第1距離及び鉛直方向に第2距離を有するように設定され、受信側探触子で受信した超音波の強度を測定し、横裂の有無を検出している。
一方、特許文献2には、レール内部の横裂の深さを測定できる横裂深さ測定装置が開示されている。ここでは、レール頭部の一方の側面に送信用探触子を接触配置させるとともに、他方の側面にはレール頭部の深さ方向に複数の素子をアレイ状に整列させた受信用探触子を接触させ、送信用探触子から深さ方向に複数の超音波信号を送信させる。この超音波信号をアレイ状に整列させた受信用探触子で受信した場合に、この超音波信号を受信できなかった素子の分布に基づいて、レール内部の横裂の深さを測定するとしている。
特開2001−183349号公報 特開2000−9698号公報
レール頭部の内部に亀裂が生じた場合、当該亀裂の生じた領域を部分的に除去し、この除去した部分に補修溶接等を行って補修を行う必要がある。このとき、レールの黒斑部分には亀裂の起点が目視できる場合があり、当該起点の近傍を除去することとなるが、亀裂が内部に進展する方向や亀裂のモード(水平裂か横裂か)が特定できなければ、部分的な除去作業を行っても、依然として内部に亀裂が残存してしまうこととなる。
しかしながら、上記した特許文献1に開示された装置及び方法は、レール頭部の内部における横裂の有無を判別するものであって、レール頭部の内部における幅方向のどの位置に亀裂が存在しているかまでを特定できるものではない。一方、特許文献2に開示された測定装置では、横裂の深さは特定できるものの、当該深さに達する横裂が幅方向のどの位置に存在するかを特定することはできない。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、レール頭部の内部に形成される横裂のレール幅方向における発生位置を特定することができるレール探傷装置及びレール探傷方法を提供することにある。
本発明によるレール探傷装置は、超音波をレール内部に送信する送信振動子を有し該レールの一方の側面にあてがわれる送信側探触子と、レール内部からの超音波を受信する受信振動子を有し該レールの他方の側面にあてがわれる受信側探触子と、を備え、前記送信側探触子は、前記レールの側面から前記レールの長手方向に対して鋭角となる傾斜角度をなす方向に前記超音波を進行させるように前記送信振動子を配向させて設けられ、前記受信側探触子は、前記受信振動子を複数個アレイ状に配置しつつ、前記受信振動子のうちの1つである透過波受信振動子を前記送信側探触子からの前記超音波を直接受信するよう配向及び位置させ、他の前記受信振動子である反射波受信振動子を前記超音波の反射波を受信するよう配向及び位置させて設けられており、前記受信側探触子における複数の前記受信振動子のうちのいずれが前記超音波を受信したかを把握することにより、前記横裂のレール頭部における発生位置を特定することを特徴とする。
また、本発明によるレール内部における横裂の発生位置を特定するレール内部の探傷方法は、超音波をレール内部に送信する送信振動子を有し該レールの一方の側面にあてがわれる送信側探触子と、レール内部からの超音波を受信する受信振動子を有し該レールの他方の側面にあてがわれる受信側探触子と、を用い、前記送信側探触子は、前記レールの側面から前記レールの長手方向に対して鋭角となる傾斜角度をなす方向に前記超音波を進行させるように前記送信振動子を配向させて設けられるとともに、前記受信側探触子は、前記受信振動子を複数個アレイ状に配置しつつ、前記受信振動子のうちの1つである透過波受信振動子を前記送信側探触子からの前記超音波を直接受信するよう配向及び位置させ、かつ他の前記受信振動子である反射波受信振動子を前記超音波の反射波を受信するよう配向及び位置させて構成されており、前記受信側探触子における複数の前記受信振動子のうちのいずれが前記超音波を受信したかを把握することにより、前記横裂のレール頭部における発生位置を特定することを特徴とすることを特徴とする。
上記した発明において、前記反射波受信振動子は、前記透過波受信振動子よりも、前記レールの前記長手方向に沿って前記送信振動子側にアレイ状に配置されるように構成してもよい。このとき、前記反射波受信振動子は、前記レールの長手方向に対して前記傾斜角度をなす方向に進行する前記超音波を受信するように配向されるのが好ましい。
また、上記した発明において、前記送信側探触子及び前記受信側探触子のセットを前記レールの前記側面にあてがいながら前記レールの長手方向及び上下方向に移動自在であるように構成してもよい。さらに、前記傾斜角度は45度であるのが好ましい。
かかる発明によれば、受信側探触子として複数個の反射波受信振動子がアレイ状に配置された構造のものを用いるため、該受信側探触子における超音波を受信した反射波受信振動子の位置に基づいて、レール内部の横裂の幅方向における発生位置を特定することが可能となる。
本発明の代表的な一例によるレール探傷装置の概要を示す部分上面図である。 本発明の代表的な一例によるレール探傷方法の概要を示す部分上面図である。 本発明の代表的な一例によるレール探傷方法の概要を示す部分上面図である。 本発明の代表的な一例によるレール探傷方法の概要を示す部分上面図である。 本発明の代表的な一例によるレール探傷方法の概要を示す部分上面図である。
以下、本発明によるレール探傷装置及びこれを用いたレール探傷方法の概要について、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本発明の代表的な一例によるレール探傷装置の概要を示す部分上面図であり、ここに示すように、レール探傷装置100は、レール10の一方の側面11にあてがわれて超音波IWをレール10の内部に送信する送信振動子112を有する送信側探触子110と、レール10の他方の側面12にあてがわれてレール10を透過した超音波IWを受ける受信振動子122a乃至122iを有する受信側探触子120と、を備える。
送信振動子112は、信号配線114を介して電源や制御部等を含む測定機本体(図示せず)に接続されており、測定機器の制御部からの信号に基づいて、レール10の側面11からレール10の長手方向Lに対して鋭角となる傾斜角度、典型的には、45度の角度をなす方向に超音波(入射波)IWを送信するように配向して構成される。ここで、送信振動子112は、レール10と接触する面の幅をdとして形成されている。
一方、受信側探触子120は、超音波を受信して電気信号に変換する複数の受信振動子122a乃至122iがレール10の長手方向に沿う直線上にアレイ状に配置されている。ここで、受信振動子122a乃至122iは、レール10と接触する面の幅をdとして形成されている。複数の受信振動子122a乃至122iは、信号配線124を介して測定機本体(図示せず)に接続されており、受信した超音波信号に対応する電気信号を測定機本体に送る。図示を省略する測定機本体は、例えば、電源やレール探傷装置100の全体の動作を制御する制御部や受信した超音波の電気信号を解析する解析部、あるいは受信したデータや解析結果等を表示する表示部等を備える。
受信側探触子120にアレイ状に配置された複数の受信振動子122a乃至122iは、レール10に接触する受信面に所定の方向性を有するものであって、レール10の長手方向Lに対して所定の傾斜角度(例えば送信振動子112が送信する超音波の入射角度)をなす方向に進行する超音波を選択的に受信するように配向させて設けられている。ここで、受信振動子122a乃至122iのうち、符号122iで示した振動子を「透過波受信振動子」と称し、残りの符号122a乃至122hで示した振動子を「反射波受信振動子」と称する。
図1に示すように、反射波受信振動子122a乃至122hと透過波受信振動子122iとは、レール10の長手方向Lにおける受信方向が異なるように配列される。そして、複数の反射波受信振動子122a乃至122hは、透過波受信振動子122iよりも、レール10の長手方向Lに沿って送信振動子112側に配置されている。
レール探傷装置100においては、送信側探触子110は、受信側探触子120にアレイ状に配置された複数の受信振動子122a乃至122iの中央部に位置する反射波受信振動子122eとレール10を挟んで対向する位置に配置されている。そして、レール10の内部に送信された超音波IWは、レール10の内部に超音波IWの伝達を阻害する要因(例えば亀裂等)がなければ、そのままの入射角を維持しつつ一方の側面11から他方の側面12まで伝搬し、常に透過波受信振動子122iで受信されるような位置関係となる。また、レール探傷装置100は、図示を省略するが、送信側探触子110及び受信側探触子120のセットをレール10の側面11及び12にあてがいながら長手方向Lに相対移動させる機構、あるいはレール10上下方向に相対移動させる機構をそれぞれ備えて移動自在にされていてもよい。そして移動毎にレール内部の傷の検出測定を行うのである。
図2乃至図5は、レール頭部の内部に形成された横裂の幅方向位置を特定するために実施される、本発明の代表的な一例によるレール探傷方法の概要を示す部分上面図である。なお、図2乃至図5において、図示した横裂30はレール10の内部に存在するものを実線で示したものとする。
図2に示すように、本発明の代表的な一例によるレール探傷方法において、レール10の内部に発生した横裂30の幅方向位置を特定するには、レール10の一方の側面12におけるその上面に形成された黒斑20が透過波受信振動子122iの近傍の位置P1に位置するように、レール10と送信側探触子110及び受信側探触子120とを位置決めする。
この状態で、レール10の側面11からレール10の長手方向Lに対して鋭角となる傾斜角度、典型的には、45度の角度をなす方向に、送信振動子112から超音波(入射波)IWを送信する。このとき、入射波IWは横裂30とは交差せずに真っすぐレール10内を伝搬し、入射波IWがそのまま側面12側に接触する透過波受信振動子122iで受信される。すなわち、黒斑20が位置P1にあるときは、入射波IWの伝搬経路上には横裂30が存在しないと判別できることになる。
次に、図3に示すように、黒斑20の位置が長手方向Lに距離d1だけシフトした位置P2となるように、レール10と送信側探触子110及び受信側探触子120のセットとを相対移動させる。ここで、典型例として、移動する距離d1は送信振動子112あるいは受信振動子122a乃至122iの幅dと同一(すなわちd=d1)であるとする。この位置関係で送信振動子112から超音波を送信すると、入射波IWは、図2の場合と同様に、側面11に対して45度の角度で入射して伝搬し、幅方向にD1だけ進んだ位置でレール10の内部の横裂30に到達する。そして、入射波IWは、横裂30と交差する反射点RPにおいてレール10の長手方向に対して45度の角度をなす方向に反射波RWとして反射される。
反射された反射波RWは、レール10の内部を幅方向にD2だけ伝搬し、他方の側面12に接触する受信側探触子120の反射波受信振動子122gがこの反射波RWを受信する。すなわち、黒斑20が位置P2にあるとき、入射波IWの延長線上に横裂30が存在しない場合には、入射波IWは仮想波VWの方向に伝搬して透過波受信振動子122iが超音波を受信するが、反射波受信振動子122gが超音波を受信したため、入射波IWの延長線上に横裂30が存在するものと判別できることになる。そして、図3に示すように、反射波RWを受信した反射波受信振動子が受信側探触子120の中央部に位置する反射波受信振動子122eよりも図示上右側に位置する場合、横裂30上の反射点RPの幅方向位置は、D1>D2となる位置であると推定できる。
次に、図4に示すように、黒斑20の位置が長手方向Lにさらに距離d1だけシフトした位置P3となるように、レール10と送信側探触子110及び受信側探触子120のセットとを相対移動させる。この位置関係で送信振動子112から超音波を送信すると、入射波IWは、図2の場合と同様に、側面11に対して45度の角度で入射して伝搬し、幅方向にD1だけ進んだ位置でレール10の内部の横裂30に到達する。そして、入射波IWは、横裂30と交差する反射点RPにおいてレール10の長手方向に対して45度の角度をなす方向に反射波RWとして反射される。
反射された反射波RWは、レール10の内部を幅方向にD2だけ伝搬し、他方の側面12に接触する受信側探触子120の反射波受信振動子122eがこの反射波RWを受信する。すなわち、黒斑20が位置P3にあるとき、入射波IWの延長線上に横裂30が存在しない場合には、入射波IWは仮想波VWの方向に伝搬して透過波受信振動子122iが超音波を受信するが、反射波受信振動子122eが超音波を受信したため、入射波IWの延長線上にも横裂30が存在するものと判別できることになる。このように、図4に示すように、反射波RWを受信側探触子120の中央部に位置する反射波受信振動子122eが受信した場合、横裂30上の反射点RPの幅方向位置は、D1=D2となる位置すなわち中間位置であると推定できる。
続いて、図5に示すように、黒斑20の位置が長手方向Lにさらに距離d1だけシフトした位置P4となるように、レール10と送信側探触子110及び受信側探触子120のセットとを相対移動させる。この位置関係で送信振動子112から超音波を送信すると、入射波IWは、図2の場合と同様に、横裂30とは交差せずに真っすぐレール10内を伝搬し、入射波IWがそのまま側面12側に接触する透過波受信振動子122iで受信される。すなわち、黒斑20が位置P4にあるときは、入射波IWの伝搬経路上には横裂30が存在しないと判別できることになる。
このように、本発明の代表的な一例によるレール探傷装置100によれば、レール10の内部に発生した亀裂が横裂30のように幅方向に所定の範囲に形成されたものであっても、その存在範囲を特定することが可能となる。すなわち、レール探傷装置100において、送信側探触子110は、レール10の一方の側面11から長手方向Lに対して鋭角となる傾斜角度をなす方向に超音波を進行させるように送信振動子112を配向させて設けられ、受信側探触子120は、送信振動子112からの超音波を直接受信するよう配向及び位置させた透過波受信振動子122iと、該超音波の反射波を受信するよう配向及び位置させた反射波受信振動子122a乃至122hと、を複数個アレイ状に配置し、受信側探触子120における複数の受信振動子122a乃至122iのうちのいずれが超音波を受信したかを把握することにより横裂30のレール頭部における発生位置を特定する。
すなわち、受信側探触子120とレール10を挟んで対向する送信側探触子110との位置関係を固定とした状態で、レール10とレール探傷装置100とを長手方向Lに対して相対移動させるとともに、移動した毎に送信振動子112から超音波を送信して受信振動子122a乃至122iで受信する。このとき、入射波IWを透過波受信振動子122iで受信した場合、入射波IWの伝搬経路上には横裂30が存在しないと判別できる。
一方、送信振動子112から入射波IWを送信した際に、アレイ状に配置された受信側探触子120の反射波受信振動子122a乃至122hのいずれかで超音波を受信した場合、入射波IWが横裂30によって反射されて反射波RWとなったものと判断できる。このとき、受信した反射波受信振動子122a乃至122hの長手方向Lにおける位置に応じて、横裂30がレール10の内部の幅方向におけるどの位置にあるかを特定することも可能となる。
以上、本発明による代表的な実施例及びこれに伴う変形例について述べたが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜、当業者によって変更され得る。すなわち、当業者であれば、添付した特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
例えば、超音波を受信する受信振動子122a乃至122iの長手方向の幅を適宜選択することにより、レール10の幅方向における横裂30の存在範囲をより正確に特定することができる。すなわち、受信振動子122a乃至122iの長手方向の幅(例えば、図1に示した符号d)を狭くすることにより、反射波RWの検出幅が狭くなるため、亀裂検出における位置精度を高めることが可能となる。
10 レール
20 黒斑
30 横裂
100 レール探傷装置
110 送信側探触子
112 送信振動子
114、124 信号配線
120 受信側探触子
122a〜122i 受信振動子



Claims (12)

  1. 超音波をレール内部に送信する送信振動子を有し該レールの一方の側面にあてがわれる送信側探触子と、レール内部からの超音波を受信する受信振動子を有し該レールの他方の側面にあてがわれる受信側探触子と、を備えたレール内部の探傷装置であって、
    前記送信側探触子は、前記レールの側面から前記レールの長手方向に対して鋭角となる傾斜角度をなす方向に前記超音波を進行させるように前記送信振動子を配向させて設けられ、
    前記受信側探触子は、前記受信振動子を複数個アレイ状に配置しつつ、前記受信振動子のうちの1つである透過波受信振動子を前記送信側探触子からの前記超音波を直接受信するよう配向及び位置させ、他の前記受信振動子である反射波受信振動子を前記超音波の反射波を受信するよう配向及び位置させて設けられており、
    前記受信側探触子における複数の前記受信振動子のうちのいずれが前記超音波を受信したかを把握することにより、横裂のレール頭部における発生位置を特定することを特徴とするレール内部の探傷装置。
  2. 前記反射波受信振動子は、前記透過波受信振動子よりも、前記レールの前記長手方向に沿って前記送信振動子側にアレイ状に配置されていることを特徴とする請求項1記載のレール内部の探傷装置。
  3. 前記反射波受信振動子は、前記レールの長手方向に対して前記傾斜角度をなす方向に進行する前記超音波を受信するように配向させて設けられていることを特徴とする請求項2記載のレール内部の探傷装置。
  4. 前記送信側探触子及び前記受信側探触子のセットを前記レールの前記側面にあてがいながら前記長手方向に移動自在であることを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに記載のレール内部の探傷装置。
  5. 前記送信側探触子及び前記受信側探触子のセットを前記レールの前記側面にあてがいながら前記レールの上下方向に移動自在であることを特徴とする請求項4記載のレール内部の探傷装置。
  6. 前記傾斜角度は45度であることを特徴とする請求項1乃至5うちの1つに記載のレール内部の探傷装置。
  7. 超音波をレール内部に送信する送信振動子を有し該レールの一方の側面にあてがわれる送信側探触子と、レール内部からの超音波を受信する受信振動子を有し該レールの他方の側面にあてがわれる受信側探触子と、を用いてレール内部における横裂の発生位置を特定するレール内部の探傷方法であって、
    前記送信側探触子は、前記レールの側面から前記レールの長手方向に対して鋭角となる傾斜角度をなす方向に前記超音波を進行させるように前記送信振動子を配向させて設けられるとともに、前記受信側探触子は、前記受信振動子を複数個アレイ状に配置しつつ、前記受信振動子のうちの1つである透過波受信振動子を前記送信側探触子からの前記超音波を直接受信するよう配向及び位置させ、かつ他の前記受信振動子である反射波受信振動子を前記超音波の反射波を受信するよう配向及び位置させて構成されており、
    前記受信側探触子における複数の前記受信振動子のうちのいずれが前記超音波を受信したかを把握することにより、前記横裂のレール頭部における発生位置を特定することを特徴とすることを特徴とするレール内部の探傷方法。
  8. 前記反射波受信振動子は、前記透過波受信振動子よりも、前記レールの前記長手方向に沿って前記送信振動子側にアレイ状に配置されていることを特徴とする請求項7記載のレール内部の探傷方法。
  9. 前記反射波受信振動子は、前記レールの長手方向に対して前記傾斜角度をなす方向に進行する前記超音波を受信するように配向させて設けられていることを特徴とする請求項8記載のレール内部の探傷方法。
  10. 前記送信側探触子及び前記受信側探触子のセットを前記レールの前記側面にあてがいながら前記長手方向に移動させ、その移動毎に前記超音波を送信及び受信することを特徴とする請求項7乃至9のうちの1つに記載のレール内部の探傷方法。
  11. 前記送信側探触子及び前記受信側探触子のセットを前記レールの前記側面にあてがいながら前記レールの上下方向に移動させ、その移動毎に前記超音波を送信及び受信することを特徴とする請求項10記載のレール内部の探傷方法。
  12. 前記傾斜角度は45度であることを特徴とする請求項7乃至11うちの1つに記載のレール内部の探傷方法。


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