JP2019094375A - 蓄熱放熱材とその製造方法 - Google Patents

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享 和田
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Abstract

【課題】高温高湿およびヒートショックの長期間の信頼性試験においても相変化材料の染み出し等がない相変化材料を用いた蓄熱放熱材を提供することを目的とする。【解決手段】相変化材料と第1の硬化性樹脂を含む第1の層と、上記第1の層の一方面に位置する第2の硬化性樹脂を含む第2の層と、を有する蓄熱放熱材を用いる。また、相変化材料と第1の硬化性樹脂とを混合し、第1の層を作成する工程と、上記第1の層の表面に存在する上記相変化材料を水洗し、上記第1の層の表面に凹凸を作成する工程と、上記凹凸に、第2の硬化性樹脂をコーティングし、第2の層を作成する工程と、を含む蓄熱放熱材の製造方法を用いる。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄熱放熱材とその製造方法に関する。特に、相変化材料を用いた蓄熱放熱材とその製造方法に関する。
昨今のモータは小型化や軽量化、高出力化が図られており、これに起因して高密度電流によるコイル発熱時の温度の上昇が大きな問題となっている。この熱を如何に効果的に放熱するか、もしくは温度上昇自体を如何に抑制するかが当該技術分野における重要な解決課題の一つとなっている。
これらの問題を解決するため、ステータコアとコイルを固定するワニスに相変化材料が配合されており、モータ駆動時のコイルで発熱した熱を相変化材料の融解潜熱で吸収することが開示されている。
この相変化材料とは、物質の融解等の相変化を利用したものであり、顕熱蓄熱を用いる材料に比べて、蓄熱密度が高く、相変化温度が一定であるため、熱の取り出し温度が安定であるという利点があり、実用化されてきている。
特に、糖アルコールは、融解潜熱量が大きいことから、少ない容量で効率的に熱を蓄えることができる物質として知られている。また、他の相変化材料である無機水和塩や脂肪酸などの有機物に比べて、毒性がなく安全な物質で、耐腐食性も良好である。これらの理由から、糖アルコールの蓄熱材としての利用が期待されている。例えば、糖アルコールを用いた相変化材料として、特許文献1には、ポリエチレングリコール、糖アルコール、及び糖類からなる蓄熱材組成物が記載されている。
この糖アルコールを用いた相変化材料に関して、例えば特許文献2にて放熱性を向上させ、また温度上昇を遅延させることができる蓄熱性熱伝導性硬化性組成物及び硬化物が開示されている。
特開2013−115868号公報 特開2016−79230号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2では、単に硬化性液状樹脂に混ぜることが記載されているだけであり、これでは、長期間使用に対する相変化材料の染み出し等の信頼性劣化が懸念される。例えば、硬化性液状樹脂としてシリコーンを用いた場合、シリコーンは透湿性があり、高温高湿(85℃、85%)の長期間の信頼性試験にて表面に相変化材料が析出してしまう。また、硬化性液状樹脂としてエポキシを使用した場合では、高温および低温を繰り返すヒートショックの長期間の信頼性試験にて相変化材料がブリードアウトしてしまう。これら相変化材料の染み出しは、蓄熱性能の劣化だけでなく、他の部品に対する電気的ショートの原因となるため、発生させてはいけない信頼性項目のひとつである。
そこで、本発明は、高温高湿およびヒートショックの長期間の信頼性試験においても相変化材料の染み出し等がない蓄熱放熱材とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、相変化材料と第1の硬化性樹脂を含む第1の層と、上記第1の層の一方面に位置する第2の硬化性樹脂を含む第2の層と、を有する蓄熱放熱材を用いる。
また、相変化材料と第1の硬化性樹脂とを混合し、第1の層を作成する工程と、上記第1の層の表面に存在する上記相変化材料を水洗し、上記第1の層の表面に凹凸を作成する工程と、上記凹凸に、第2の硬化性樹脂をコーティングし、第2の層を作成する工程と、を含む蓄熱放熱材の製造方法を用いる。
本発明によれば、相変化材料とシリコーンなどの熱伝導性硬化樹脂とを混ぜ、さらに表面上の相変化材料を除去する。
このことにより、放熱性を向上させ、さらに、ヒートショックの長期間の信頼性試験においてもブリードアウトが発生しない。また、信頼性を保持することが可能となる。さらに、表面をエポキシなどの疎水性硬化性樹脂にて覆うことにより、湿度を遮断し、相変化材料の析出もなく信頼性を保持することが可能となる。
実施の形態1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面構造図 実施の形態1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の水洗前の表面観察写真を示す図 実施の形態1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の水洗後の表面観察写真を示す図 実施の形態1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材のヒートショック試験後の断面写真を示す図 実施の形態2の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面構造図 比較例1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面構造図 比較例2の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面構造図
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<蓄熱放熱材100の構成>
図1は、実施の形態1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面図である。蓄熱放熱材100は、2層構造である。表1に各層の含有物を示す。第1の層101は、第1の硬化性樹脂104と相変化材料105を含む。第2の層102は、第2の硬化性樹脂106を含む。
第1の層101が、蓄熱放熱材100の本体(中心)であり、第1の層101は、放熱性を向上させ、さらに、ヒートショックの長期間の信頼性試験においてもブリードアウトが発生せず、蓄熱性能を保持する層であり、第2の層102は湿度を遮断し、相変化材料105の析出もなく信頼性を保持する層である。
Figure 2019094375
<第1の層101>
第1の層101は、蓄熱放熱材100の本体であり、シリコーンなど熱伝導性硬化性樹脂で構成される第1の硬化性樹脂104と相変化材料105とで形成する。また、第1の層101の厚みは、相変化材料105にて必要とする蓄熱量により決定する。また、相変化材料105の添加割合が多ければ、厚みは薄くなるが、熱伝導率の値は小さくなり、熱を通しにくくなるため、蓄熱量と蓄熱速度に依存して厚みは決定する。
また、第1の層101は、第1の硬化性樹脂104にて凹凸状の表面を形成する。この厚みは、相変化材料105をコートするために形成するため、100μm以上あればよい。また、凹凸の形状は、相変化材料105の形状に依存する。すなわち、その凹凸の大きさの平均は、相変化材料105の粒子径の平均と同じとなる。
<第2の層102>
第2の層102は、第2の硬化性樹脂106にて形成される。第2の硬化性樹脂106の厚みは、湿度を遮断すればよいため、100μm以上あればよい。
<第1の硬化性樹脂104>
第1の硬化性樹脂104の形態としては、シリコーンなど熱伝導性硬化性樹脂を用いる。この熱伝導性硬化性樹脂は、放熱、伝熱の目的に使用され、例えばシリコーンゴム等のベースゴムに熱伝導性フィラーを高充填し硬化させた、軟質放熱シートなどが好ましい。
<相変化材料105>
相変化材料105の形態としては、糖アルコールを用いる。特に、糖アルコール類として、ポリエチレングリコール、キシリトール、トレイトール、エリスリトール、ガラクチトール、イジトール、ダルシトール、マンニトール、イノシトール、ガラクチトール、及びペンタエリスリトール等またこれらの誘導体が挙げられる。
相変化材料105の粒子径は、10〜100μmとすることにより、より効率的に蓄熱することが可能である。
相変化材料105の融解熱量としては示差走査型熱量計(DSC)で測定された融解熱量が100[J/g]以上であることが好ましい。相変化材料105の融点は、100〜180℃が好ましく、より好ましくは120℃付近であることが好ましい。
<第2の硬化性樹脂106>
第2の硬化性樹脂106の形態としては、エポキシなど疎水性硬化性樹脂を用いる。この疎水性硬化性樹脂は、高温において表面をコートする目的に使用されるため、耐熱性のあるものを使用する。
<全体として>
第1の層101での第1の硬化性樹脂104に混合する相変化材料105の重量濃度は、5〜40重量%の範囲にあることが望ましく、より望ましくは、15〜20重量%である。相変化材料105の濃度をあげればあげるほど蓄熱量は高くなるが、熱伝導率が悪くなるためである。
(蓄熱放熱材100の製造方法)
蓄熱放熱材100の製造方法は、(1)〜(3)の3工程からなる。
(1) 混合工程
(2) 水洗浄工程
(3) コーティング工程
の3つの工程である。以下にそれぞれを説明する。
(1)混合工程
混合工程では、相変化材料105と第1の硬化性樹脂104とを混合し、第1の層101を作成する工程である。第1の硬化性樹脂104に対して、相変化材料105を5〜40重量%の範囲に、より望ましくは、15〜20重量%となるように添加し、成形した後、硬化させる。相変化材料を均一に分散させるため、よく混ぜ合わせる。成形後の表面には、まだ相変化材料105が存在した状態である。
(2)水洗浄工程
次に、(1)で作成した成形物の表面に存在する相変化材料105を水洗し、第1の層101の凹凸を作成する工程である。相変化材料105の糖アルコールは水に溶けるため、純水にて水洗し、表面より相変化材料105を除去する。図2に水洗前の第1の層101の表面観察写真を示す。表面の白いものが相変化材料105である。図3に水洗後の表面観察写真を示す。表面にあった相変化材料105が水洗され、その後が残っていることが確認できる。
(3)コーティング工程
最後に、(2)にて作成したものを第2の硬化性樹脂106にてコーティングし、第2の層102を作成する工程である。コーティング方法は、そのまま第2の硬化性樹脂106に漬ける方法や、金属内部に(2)で作成したものを配置し、疎水性硬化性樹脂を注型する方法など、最終使用用途により選択する。
<実施の形態1の効果>
高温高湿の信頼性試験やヒートショック試験の信頼性試験にて、相変化材料105の析出がない。このため、蓄熱性能の劣化がなく、他の部品に対する電気的ショートの原因とならない相変化材料105を用いた蓄熱放熱材を提供することが可能である。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面図である。蓄熱放熱材200は、3層構造である。説明しない事項は、実施の形態1と同様である。
表2に各層の含有物を示す。第1の層201は、第1の硬化性樹脂104と相変化材料105を含む。第2の層202は、第2の硬化性樹脂106を含む。第3の層203は、接着材207を含む。さらに、半導体やICなどの発熱体208を有する。
第1の層201が、蓄熱放熱材200の機能の本体(中心)であり、第1の層201は、放熱性を向上させ、さらに、ヒートショックの長期間の信頼性試験においてもブリードアウトが発生せず、蓄熱性能を保持する層である。また、第1の層201は、第2の層202は湿度を遮断し、相変化材料105の析出もなく信頼性を保持する層である。
Figure 2019094375
<第1の層201>
第1の層201は、蓄熱放熱材200の本体である。第1の層201は、シリコーンなど熱伝導性硬化性樹脂の第1の硬化性樹脂104と、相変化材料105とで形成する。
また、第1の層201の厚みは、相変化材料105にて必要とする蓄熱量により決定される。
また、相変化材料105の添加割合が多ければ、第1の層201の厚みは薄くなるが、熱伝導率の値は小さくなり、熱を通しにくくなる。このため、蓄熱量と蓄熱速度に依存して、第1の層201の厚みは決定される。
また、第1の層201は、第1の硬化性樹脂104にて凹凸状の表面を形成する。第1の硬化性樹脂104の厚みは、相変化材料105をコートするために、100μm以上あればよい。また、凹凸の形状は、相変化材料105の形状に依存する。すなわち、その凹凸の大きさの平均は、相変化材料105の粒子径の平均と同じ10〜100μmである。
この凹凸の大きさを10〜100μmとすることにより、第1の硬化性樹脂104の厚みを薄くすることが可能となり、より効率的に相変化材料105に伝熱することが可能となる。また、凹凸とすることで接着材207との接触面積を大きくすることができ、発熱体208の熱をより効果的に蓄熱することが可能となる。
<第2の層202>
第2の層202は、第2の硬化性樹脂106にて形成される。第2の硬化性樹脂106の厚みは、湿度を遮断すればよいため、100μm以上あればよい。
<第3の層203>
第3の層203は、接着材207にて形成される。発熱体208との接合に使用するため、厚みは100μm以上あればよい。
<接着材207>
接着材207の形態としては、シリコーンなど熱伝導性接着剤を用いる。この熱伝導性接着剤は、放熱、伝熱性を持ち、発熱体208との接着に用いられる。
<発熱体208>
発熱体208は、半導体やICなど熱を発する部品であり、蓄熱放熱材200はこの部品から発生する熱量を蓄熱し、熱拡散させないように機能する。
<実施の形態2の効果>
高温高湿の信頼性試験やヒートショック試験の信頼性試験にて、相変化材料105の析出がないため、蓄熱性能の劣化がなく、他の部品に対する電気的ショートの原因とならない相変化材料105を用いた蓄熱放熱材を提供することが可能である。さらに、第1の層201と第3の層203の接触面積が大きいことにより発熱体208の熱を効率的に相変化材料105に吸収することが可能となる。
以下に実施例1、比較例1、2を示す。条件、結果は、表3に示す。
Figure 2019094375
<実施例1>
第1の硬化性樹脂104である熱伝導性硬化性樹脂は、ポリマテック社CGW−3を用いた。第2の硬化性樹脂106である疎水性硬化性樹脂は、パナソニック社CV5032を用いた。図1の構造を作製した。相変化材料105は、三菱ケミカルフーズ社エリスリトールを用いた。
第1の層101の作成のため、相変化材料105と第1の硬化性樹脂104の重量比率を17:83にて混ぜ、室温にて放置することにより硬化させた。
次に、第1の層101の凹凸作成のため、この硬化させた混合物を純水にて洗い流し、表面より相変化材料105を除去した。
最後に、第2の層102の作成のため、この混合物と第1の硬化性樹脂104の重量比率を12:88とし、蓄熱放熱材100を作成した。各層の厚みはおおよそ以下のとおりである。第1の層101は2.5mmである。第2の層102は、1.5mmである。
<比較例1>
第1の硬化性樹脂104である熱伝導性硬化性樹脂は、ポリマテック社CGW−3を用いた。相変化材料105は、三菱ケミカルフーズ社エリスリトールを用いた。相変化材料105と第1の硬化性樹脂104の重量比率を17:83として、図6の蓄熱放熱材料を作成した。
図6は、比較例1の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面図である。蓄熱放熱材1100は、1層構造である。第1の層1101は、第1の硬化性樹脂104と相変化材料105を含む。
<比較例2>
第2の硬化性樹脂106である疎水性硬化性樹脂は、パナソニック社CV5032を用いた。相変化材料105は、三菱ケミカルフーズ社エリスリトールを用いた。
相変化材料105と第2の硬化性樹脂106の重量比率を2:98とし、図7の蓄熱放熱材料を作成した。
図7は、比較例2の相変化材料を用いた蓄熱放熱材の断面図である。蓄熱放熱材1200は、1層構造である。第1の層1201は、第2の硬化性樹脂106と相変化材料105を含む。
<試験>
蓄熱放熱材100の効果を確認するため、実施例1と比較例1を高温高湿(85℃、85%)の信頼性試験を100時間実施した。比較例1では表面に相変化材料の析出が確認できたが、実施例1では相変化材料の析出が見られなかった。
また、実施例1と比較例2を−40℃〜150℃、各30分、50サイクルのヒートショック試験を実施した。比較例2では表面に相変化材料の析出が確認できたが、実施例1では相変化材料の析出が見られなかった。
図4にヒートショック試験後の実施例1の断面図を示す。こちらでも相変化材料の析出がないことがわかる。
<考察>
比較例1では高温高湿の信頼性試験にて、比較例2ではヒートショック試験の信頼性試験にて、相変化材料の析出があった。実施例1では両試験において析出が見られなかった。すなわち、実施例1の組成および構造を持つことにより、蓄熱性能の劣化がなく、他の部品に対する電気的ショートの原因とならない相変化材料を用いた蓄熱放熱材を提供することが可能である。
本発明の蓄熱放熱材は、蓄熱放熱材材料として広く利用される。特に、120℃あるいはそれ以上の、温度域にて利用される。あらゆる機器の蓄熱放熱用途に利用される。
100 蓄熱放熱材
101 第1の層
102 第2の層
104 第1の硬化性樹脂
105 相変化材料
106 第2の硬化性樹脂
200 蓄熱放熱材
201 第1の層
202 第2の層
203 第3の層
207 接着材
208 発熱体
1100 蓄熱放熱材
1101 第1の層
1200 蓄熱放熱材
1201 第1の層

Claims (8)

  1. 相変化材料と第1の硬化性樹脂を含む第1の層と、
    前記第1の層の一方面に位置する第2の硬化性樹脂を含む第2の層と、
    を有する蓄熱放熱材。
  2. 前記第1の層と前記第2の層との界面は、球形の凹凸がある請求項1記載の蓄熱放熱材。
  3. 前記球形の凹凸の形状は、前記相変化材料の粒子の形状と同等である請求項2記載の蓄熱放熱材。
  4. 前記第1の層の他方面に第3の硬化性樹脂を含む第3の層を、さらに有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄熱放熱材。
  5. 前記第1の層と前記第3の層との界面は、球形の凹凸がある請求項4記載の蓄熱放熱材。
  6. 前記相変化材料は、糖アルコールである請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄熱放熱材。
  7. 前記相変化材料は、粒子径10μm以上、100μm以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄熱放熱材。
  8. 相変化材料と第1の硬化性樹脂とを混合し、第1の層を作成する工程と、
    前記第1の層の表面に存在する前記相変化材料を水洗し、前記第1の層の表面に凹凸を作成する工程と、
    前記凹凸に、第2の硬化性樹脂をコーティングし、第2の層を作成する工程と、を含む蓄熱放熱材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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