JP2019092455A - 圃場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電波が微弱な特定小電力無線を用いて、圃場の管理負担が少ない圃場管理システムを提供する。【解決手段】圃場管理システム1は、用水から圃場への給水または圃場から用水への排水を行う水栓を開閉する水栓開閉装置2と、水栓開閉装置2を遠隔制御するための制御コマンドを水栓開閉装置2に送信するサーバセンタ3と、サーバセンタ3と水栓開閉装置2との通信を中継するゲートウェイ4と、を備え、ゲートウェイ4と水栓開閉装置2との通信は特定小電力無線によって行われ、前記制御コマンドは、水栓開閉装置2が前記制御コマンドを受信してから所定期間にわたる水栓開閉装置2の動作を規定するコマンドである。【選択図】図1

Description

本発明は、田圃等の圃場の状態を管理する圃場管理システムに関する。
近年、農家の高齢化が進み、圃場の状態(水田の水位等)を管理するための負担を軽減する要望が高まっている。これに対し、例えば特許文献1および特許文献2には、圃場への給水を行う給水栓または圃場からの排水を行う排水栓(以下、水栓)を自動開閉させる給水装置または排水装置(以下、水栓開閉装置)を統括制御装置によって遠隔制御するシステムが開示されている。
特許文献1では、統括制御装置は、広域無線局、水田中継無線局および個別無線局といった中継局を介して水栓開閉装置を制御しており、水田中継無線局と個別無線局との間、および個別無線局と水栓開閉装置との間は、特定小電力無線による通信を行っている。
特許文献2では、統括制御装置において、生育期間通年にわたる圃場の水位を設定するためのパターンモデルを生育管理目標ごとに複数用意し、選択されたパターンモデルに沿って圃場の水位を制御するシステムが開示されている。さらに特許文献2では、作期区分および水位設定値を管理者が自由に決定可能な弾力的なパターンモデルも用意されており、管理者の要望や品種、気候や土壌などの生育環境等の諸条件に応じた適切な圃場管理を行うことで、良質米の高収量が得られるとされている。
特開平9−205908号公報 特許第3598325号
特定小電力無線は、伝送距離が比較的大きく、電波法の免許を要しないが、通信容量が1980バイトと小さい。特許文献2のシステムにおいて水位の管理をパターンモデルに沿って制御するためには、統括制御装置から大量の給水計画を送る必要があるため、通信手段として特定小電力無線を用いることはできない。しかし、大容量のデータを通信可能なシステムを構築するためには、電波法に規定された免許を受ける必要があり、コストも高くなる。
そのため、現状の特定小電力無線を用いたシステムでは、制御コマンドのデータ量を小さくするため、水栓開閉装置をリアルタイムに動作させる制御コマンドを送信している。しかし、特定小電力無線は電波が微弱であるため、水栓開閉装置のアンテナが故障していた場合だけでなく、水栓開閉装置の近傍に大型車が駐車するだけでも、通信が途絶えてしまう。そうなると、制御コマンドが水栓開閉装置に伝わらず、開栓および閉栓の動作ができなくなる恐れがある。また、上述のように、農家の高齢化が進んでいるため、管理者が頻繁に圃場を確認することは難しく、圃場の状態を著しく悪化させる恐れがあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、電波が微弱な特定小電力無線を用いて、圃場の管理負担が少ない圃場管理システムを提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、水栓開閉装置を制御するための制御コマンドを、水栓開閉装置が前記制御コマンドを受信してから所定期間にわたる水栓開閉装置の動作を規定するコマンドとすることにより、圃場の管理負担を低減できることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づき、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
用水から圃場への給水または圃場から用水への排水を行う水栓を開閉する水栓開閉装置と、
前記水栓開閉装置を遠隔制御するための制御コマンドを前記水栓開閉装置に送信する統括制御装置と、
前記統括制御装置と前記水栓開閉装置との通信を中継するゲートウェイと、
を備え、
前記ゲートウェイと前記水栓開閉装置との通信は特定小電力無線によって行われ、
前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記制御コマンドを受信してから所定期間にわたる前記水栓開閉装置の動作を規定するコマンドである、圃場管理システム。
項2.
前記所定期間は、2日〜30日である、項1に記載の圃場管理システム。
項3.
前記所定期間は、5日〜15日である、項2に記載の圃場管理システム。
項4.
前記制御コマンドのデータ量は、200バイト以下である、項1〜3のいずれかに記載の圃場管理システム。
項5.
前記制御コマンドのデータ量は、110バイト以下である、項4に記載の圃場管理システム。
項6.
前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記水栓を開栓または閉栓するタイミングを含む、項1〜5のいずれかに記載の圃場管理システム。
項7.
前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記水栓を開栓するときの、前記水栓の開度を含む、項1〜6のいずれかに記載の圃場管理システム。
項8.
前記水栓は、用水から圃場への給水を行う給水栓であり、
前記制御コマンドは、前記所定期間における給水開始のタイミング、給水時間および給水開度を含む、項1〜7のいずれかに記載の圃場管理システム。
項9.
前記制御コマンドは、ASCII文字で記述されている、項1〜8のいずれかに記載の圃場管理システム。
項10.
前記制御コマンドの数値は、アラビア数字と英文字アルファベットを表記に含む62進数による数値である、項9に記載の圃場管理システム。
項11.
前記特定小電力無線の周波数帯は、920MHz帯である、項1〜10のいずれかに記載の圃場管理システム。
項12.
前記水栓開閉装置を複数備え、
前記ゲートウェイは複数の前記水栓開閉装置のいずれかと通信を行い、
前記水栓開閉装置間の通信は特定小電力無線によって行われる、項1〜11のいずれかに記載の圃場管理システム。
本発明によれば、電波が微弱な特定小電力無線を用いて、圃場の管理負担が少ない圃場管理システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る圃場管理システムの全体構成を示すブロック図である。 水栓開閉装置および給水栓の正面図および断面図である。 水栓開閉装置の機能ブロック図である。 サーバセンタの機能ブロック図である。 ゲートウェイの機能ブロック図である。 給水計画データの一例である。 圃場管理システムの変形例である。 下り電文のCSVデータの書式の一例である。 上り電文のCSVデータの書式の一例である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。
(圃場管理システムの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る圃場管理システム1の全体構成を示すブロック図である。本実施形態では、圃場が水田である場合を想定しており、圃場管理システム1は、水栓開閉装置2と、サーバセンタ(統括制御装置)3と、ゲートウェイ4と、携帯端末5と、固定端末6と、を主に備えている。
水栓開閉装置2は、用水から圃場への給水を行う給水栓(水栓)7を開閉する装置である。水栓開閉装置2および給水栓7はそれぞれn(n≧1)個設けられている。本実施形態では、例えばn=10である。圃場は複数に区画されており、各区画の用水との境界に給水栓7が設けられている。便宜上、n個の水栓開閉装置2を水栓開閉装置2−1〜2−nと称することもある。水栓開閉装置2の間隔は、特定小電力無線による通信が可能なものであれば特に限定されないが、例えば約100mである。
本実施形態では、水栓開閉装置2と給水栓7とは一体的に構成されているが、必ずしも一体的に構成しなくてもよい。なお、水栓開閉装置2は、水位計や温度計に接続されており、圃場の水位や温度を計測することができる。これらの計測値は、センサ情報として、サーバセンタ3に送信される。
サーバセンタ3は、水栓開閉装置2を遠隔制御するための制御コマンドを水栓開閉装置2に送信する統括制御装置である。サーバセンタ3は、クラウド上に設けられている。
ゲートウェイ4は、サーバセンタ3と水栓開閉装置2との通信を中継するアクセスポイントである。ゲートウェイ4は、圃場の近傍に設けられており、サーバセンタ3とはインターネットNを介して通信を行う。一方、ゲートウェイ4と水栓開閉装置2との通信は特定小電力無線によって行われる。
特定小電力無線は、一定の周波数帯域について電波が微弱な無線であり、電波法の免許を要しない。そのため、圃場管理システム1を低コストで構築することができる。特定小電力無線の周波数帯は、315MHz帯、400MHz帯、920MHz帯および1200MHz帯があり、通信距離および消費電力の観点から、920MHz帯が好ましい。
ゲートウェイ4は、n個の水栓開閉装置2のいずれかと通信を行う。本実施形態では、ゲートウェイ4は、自身から最も近距離に位置する水栓開閉装置2−1と通信を行う。なお、水栓開閉装置2が1台のみである場合は、ゲートウェイ4は当該水栓開閉装置2と通信を行う。
水栓開閉装置2が複数台ある場合は、水栓開閉装置2間の通信も特定小電力無線によって行われる。具体的には、水栓開閉装置2−1→水栓開閉装置2−2→水栓開閉装置2−3→・・・→水栓開閉装置2−nの順にバケツリレー方式で制御コマンドが転送される。
携帯端末5および固定端末6は、圃場の管理者が所有するコンピュータであり、インターネットNを介してサーバセンタ3と通信可能である。携帯端末5は、スマートフォンやタブレットによって構成することができ、固定端末6は、汎用のパーソナルコンピュータによって構成することができる。管理者は、携帯端末5および/または固定端末6からサーバセンタ3にアクセスして、サーバセンタ3から水栓開閉装置2に送信される制御コマンドや、制御コマンドを作成するための給水計画の内容を、適宜更新することができる。また、携帯端末5はBluetooth(登録商標)通信によって、水栓開閉装置2の動作を直接制御することもできる。
(水栓開閉装置および給水栓の構成)
図2は、水栓開閉装置2および給水栓7の正面図および断面図であり、図3は、水栓開閉装置2の機能ブロック図である。水栓開閉装置2は給水栓7の上端に取り付けられており、制御装置21、ソーラーパネル22、バッテリ23、直流モータ24、リミットスイッチ25、水位計26、温度計27、回転軸28およびスピンドル連接部29を主に備えている。
また、給水栓7は、給水バルブ71を備えており、給水バルブ71は、スピンドル連接部29に接続されており、直流モータ24によって回転軸28が回転すると、スピンドル連接部29と共に給水バルブ71が回転する。給水バルブ71の回転により、圃場への給水が開始または停止される。
水栓開閉装置2の制御装置21は、図3に示すように、制御部2a、RTC2b、DC/DCコンバータ2c、低電圧検出回路2d、過電圧制限回路2e、モータ駆動回路2f、過電流検出回路2g、記憶装置2h、特定小電力無線モジュール2i、Bluetoothモジュール2j、表示器2kおよび操作スイッチ2mを主に備えている。
制御部2aはマイクロコンピュータによって構成することができ、水栓開閉装置2の各種動作のための演算処理を行う。RTC2bは、時計用ICであり、現在の日時の情報を制御部2aに入力する。DC/DCコンバータ2cは、制御装置21の電源回路である。低電圧検出回路2dは、バッテリ23の充電不足や経年劣化による電源電圧の異常を検出する。過電圧制限回路2eは、ソーラーパネル22の発電によるバッテリ23への過充電を防止する。モータ駆動回路2fは、直流モータ24を駆動する。過電流検出回路2gは、直流モータ24に供給される電流の異常を検出する。
記憶装置2hは、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、サーバセンタ3から受信した制御コマンドD等を記憶する。記憶装置2hの容量は、1度の通信で送信される制御コマンドを記憶できる容量であればよい。
特定小電力無線モジュール2iは、水栓開閉装置2がゲートウェイ4や他の水栓開閉装置2と特定小電力無線によって通信を行うためのモジュールである。Bluetoothモジュール2jは、水栓開閉装置2が携帯端末5等とBluetooth(登録商標)によって通信を行うためのモジュールである。表示器2kは、水栓開閉装置2の異常や動作状態の表示を行う。操作スイッチ2mは、制御コマンドD1によらずに管理者がマニュアルで給水栓7の開閉動作を行ったり、制御モードの切り替えを行うためのスイッチである。
リミットスイッチ25は、給水バルブ71の開閉の上限値および下限値を検出する。水位計26は、フロートセンサ等で構成される。制御コマンドD1によらない制御モードにおいて、水位の所定の上限値で給水を停止させ、水位の所定の下限値で給水を開始することもできる。
(サーバセンタの構成)
図4は、サーバセンタ3の機能ブロック図である。本実施形態において、サーバセンタ3はクラウド上のサーバ装置であるが、管理者が所有する汎用のコンピュータであってもよい。サーバセンタ3は、制御部3a、RTC3b、記憶装置3c、無線LANモジュール3dおよび有線LANモジュール3eを主に備えている。
制御部3aは、サーバセンタ3のCPUが各種プログラムをメモリに読み出して実行することにより実現される機能ブロックであり、サーバセンタ3の動作全般を制御する。RTC3bは、時計用ICであり、現在の日時の情報を制御部3aに入力する。
記憶装置3cは、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)で構成される。記憶装置3cには、給水計画データD2およびマップデータD3等が記憶されている。給水計画データD2は、1年間の圃場の水位を管理するためのデータであり、稲の品種、圃場の気候などに応じて設定される。
制御部3aは、給水計画データD2に基づいて、水栓開閉装置2に送信する制御コマンドD1を生成する。給水計画データD2の具体例は後述する。マップデータD3は、圃場管理システム1の管理対象となっている水栓開閉装置2および給水栓7の個数、位置等に関する情報である。
無線LANモジュール3dおよび有線LANモジュール3eは、それぞれ無線LANおよび有線LANによってサーバセンタ3が他の機器と通信を行うためのモジュールである。
(ゲートウェイの構成)
図5は、ゲートウェイ4の機能ブロック図である。ゲートウェイ4は、制御部4a、特定小電力無線モジュール4b、記憶装置4c、無線LANモジュール4d、有線LANモジュール4eおよび3G/LTEモジュール4fを主に備えている。
制御部4aは、ゲートウェイ4のCPUが各種プログラムをメモリに読み出して実行することにより実現される機能ブロックであり、ゲートウェイ4の動作全般を制御する。
特定小電力無線モジュール4bは、ゲートウェイ4が水栓開閉装置2(2−1)と特定小電力無線によって通信を行うためのモジュールである。
記憶装置4cは、例えば不揮発性メモリで構成される。記憶装置4cは、サーバセンタ3から受信した制御コマンドD1等を記憶する。
無線LANモジュール4d、有線LANモジュール4eおよび3G/LTEモジュール4fは、それぞれ無線LAN、有線LANおよび3G/LTEによってゲートウェイ4が他の機器と通信を行うためのモジュールである。
(制御コマンドの概要)
サーバセンタ3からゲートウェイ4を介して水栓開閉装置2に送信される制御コマンドD1は、水栓開閉装置2が制御コマンドD1を受信してから所定期間にわたる水栓開閉装置2の動作を規定するコマンドである。制御コマンドD1は、例えば、水栓開閉装置2が給水栓7を開栓または閉栓するタイミング、および/または、水栓開閉装置2が給水栓7を開栓するときの、給水栓7の開度を含む。本実施形態では、制御コマンドD1は、所定期間における給水開始のタイミング、給水時間および給水開度などを含む。
水栓開閉装置2に受信された制御コマンドD1は、記憶装置2hに格納される。前記所定期間は特に限定されないが、例えば2日〜30日であり、好ましくは5日〜15日である。本実施形態では、前記所定期間は10日である。
制御コマンドD1のデータ量は、特定小電力無線によって伝送可能な量であり、好ましくは200バイト以下、さらに好ましくは110バイト以下である。本実施形態では、後述するように、数値等がアラビア数字と英文字アルファベットを表記に含む62進数のASCII文字で記述されている。数値とASCII文字との対応関係の一例を表1に示す。
このように、0〜9の数値をASCII文字の"0"〜"9"とし、10〜35の数値をASCII文字の"A"〜"Z"で表わし、36〜61の数値をASCII文字の"a"〜"z"で表わしている。ASCII文字によって、時刻などを記述することにより、制御コマンドD1のデータ量を抑えることができる。
サーバセンタ3との通信状態が良好な場合、サーバセンタ3からは、定期的に(例えば15分ごと)に更新された制御コマンドD1がゲートウェイ4を介して水栓開閉装置2に送信される。水栓開閉装置2が制御コマンドD1を受信する度に、記憶装置2hに記憶されている制御コマンドD1が書き換えられ、水栓開閉装置2は、常に最新の制御コマンドD1に基づいて給水栓7の開閉動作を行う。
しかし、特定小電力無線の電波は微弱なため、通信が不安定であるという欠点を有する。この点、制御コマンドD1は、水栓開閉装置2が制御コマンドD1を受信してから所定期間(本実施形態では10日間)にわたる水栓開閉装置2の動作を規定するコマンドであるため、サーバセンタ3からの通信が途絶えた状態が継続しても、水栓開閉装置2は、制御コマンドD1に基づいて、10日間にわたって給水栓7の開閉動作を行うことができる。これにより、サーバセンタ3からの通信が途絶えたまま、圃場の管理者が何らかの理由で、圃場の状態を確認せずに放置したとしても、水栓開閉装置2が自律的に給水栓7の開閉動作を行うため、例えば長期間、給水が行われずに作物が枯れてしまうといった事態を回避することができる。よって、電波が微弱な特定小電力無線を用いて、圃場の管理負担が少ない圃場管理システムを提供することができる。
(制御コマンドの生成)
制御コマンドD1は、図4に示すサーバセンタ3の制御部3aが、給水計画データD2に基づいて生成する。給水計画データD2は、田植えを行う5月から収穫を行う9月までの、圃場の水位を管理するためのデータであり、栽培暦に従って管理者等が作成する。給水計画データD2の一例を図6に示す。
図6の例では、田植えの時期から一定期間(5月10日〜6月7日)は、圃場の水位を一定(3cmまたは5cm)にする。この間は、毎日3時間給水を行う。圃場が集積した田圃である場合には、一つの圃場に給水している間は、減水圧により隣の圃場に供給する流量が確保できない場合があるので、一つの圃場に順番に給水し、同時に開弁している給水弁の数を制限する。これにより、各圃場に一定の流量を確保できる。
断水時期(6月8日〜30日)には、稲の根をしっかりはらせるために、給水を行わない。
間断潅水の時期(7月1日〜17日)には、数日おきに数時間水をはり、水がなくなると給水するという方法で幼穂の育成を促す。
夏の暑い時期(7月18日〜8月27日)には、高温障害等を避けるため夜間灌漑を行う。夕方から夜にかけて給水し、圃場の温度を下げることで、米の品質が向上する。また、昼は給水せずに寒暖差を設けることで、米の食味が向上する。
稲刈りまでの成熟期(8月28日〜9月12日)には、充分水をはり米の最終的な成熟を促進する。そのため、例えば毎日5時間程度給水を行う。
いずれの時期においても、雨が降った場合などには、管理者が携帯端末5または固定端末6からサーバセンタ3にアクセスして、給水計画データD2を編集することにより、給水時間等を変更することが可能である。さらに、豪雨等による大量な雨の時には、排水を行って必要以上の水位にならないように給水計画データD2を編集することも可能である。
サーバセンタ3の制御部3aは、図6に矩形の破線で示すウィンドウWを設定する。ウィンドウWは、10日間の幅を有しており、制御部3aは、ウィンドウW内の給水計画内容を制御コマンドD1として生成し、水栓開閉装置2に送信する。図6に示す例では、5月10日から10日間における給水計画を示す制御コマンドD1が生成される。ウィンドウW内の期間の開始日は、制御コマンドD1を生成する日に対応する。よって、月日の経過とともに、ウィンドウWは図6の右方向にシフトする。なお、ウィンドウWの幅は、適宜変更可能である。
このように、制御部3aは、一定期間ごとに給水計画を分割することで、制御コマンドD1を生成しているので、常に最適な給水計画データを水栓開閉装置2に送信できる。よって、本実施形態に係る圃場管理システム1によって、年間の給水処理を自動で行うことができる。また、給水計画を変更したい場合、制御コマンドD1の期間の延長や省略をすることで給水計画のシフトが可能となる。
(付記事項)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能であり、例えば、上記実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる形態も、本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記実施形態では、水栓開閉装置2は給水栓7を開閉する給水制御装置であったが、排水栓を開閉する排水制御装置であってもよいし、給水および排水の両方を制御する装置であってもよい。
また、図1および図4に示すサーバセンタ3を複数の装置で構成してもよい。例えば、図7に示す圃場管理システム1’では、サーバセンタ3がウェブサーバ3−1、データ分析サーバ3−2およびストレージ3−3に置き換えられている。ストレージ3−3には、図4に示す記憶装置3cと同様、給水計画データD2やマップデータD3等が記憶されている。データ分析サーバ3−2は、給水計画データD2に基づいて、水栓開閉装置2に送信する制御コマンドD1を生成する機能等を有している。ウェブサーバ3−1は、データ分析サーバ3−2が生成した制御コマンドD1を、インターネットNを介してゲートウェイ4等に送信する。
以下の実施例では、水栓開閉装置2が給水制御装置である場合の制御コマンドD1の具体例について説明する。なお、本発明は実施例に限定されない。
制御コマンドD1は、上記実施形態で述べたように、給水開始のタイミング、給水時間および給水開度などを含むが、その他に、水栓開閉装置の識別情報(ID)などを含む。以下では、1回の通信で送受信される制御コマンドD1を電文と称すことがある。
(データ構造)
制御コマンドD1のデータ構造の一例を下記に示す。
I.上り電文(水栓開閉装置2→ゲートウェイ3)
1. 基本情報:水栓開閉装置ID、ゲートウェイID、タイムスタンプ
2. 給水開始タイミング:週周期、定間隔周期、ランダムカレンダのいずれか
3. 給水時間:1分〜24時間
4. 給水開度:1〜10段階
5. ステータス:状態表示
6. センサ情報1(水温、水位、その他)
7. センサ情報2(水温、水位、その他)
II.下り電文(ゲートウェイ3→水栓開閉装置2)
1. 基本情報:水栓開閉装置ID、ゲートウェイID、タイムスタンプ
2. 給水計画:最大でランダムカレンダ10箇所、週周期、定周期のいずれか。
3. 判定値設定:各種警報や、モードの設定値情報
制御コマンドを構成するフィールドの内容一覧を表2に示す。
表2において、◎は常に制御コマンド内に含まれるフィールドであり、○は何れかが一つが選択され使用されるフィールドであり、△は制御コマンド内に含まれる場合と含まれない場合があるフィールドである。また、SCはサーバセンタの略称であり、GWはゲートウェイの略称であり、FDは水栓開閉装置の略称であり、RCは携帯端末(例えばリモコンユニット(アンドロイドOSのスマートフォン))の略称である。
各フィールドでは、アスキーの記号を頭に配置し、コンマ記号で区切ることで、データの識別を容易にしている。携帯端末と水栓開閉装置との間では、1パケット20バイト以下の制約があるため、1回の制御コマンドを1フィールドとしている。下り電文および上り電文では、定間隔周期、週間周期、ランダムカレンダおよび計画クリアは、排他的に使用される。無線センサ1、無線センサ2のフィールド情報は、使用されない場合もある。個体情報は、新規設定や変更設定の際に使用される。
続いて、各フィールドの書式について説明する。
水栓開閉装置IDおよびゲートウェイIDはそれぞれ、水栓開閉装置2およびゲートウェイ4を識別するための情報である。水栓開閉装置IDのフィールド書式の一例を表3に示す。
水栓開閉装置IDは2桁(製品バージョン部)+5桁(シリアル番号部)=7桁の数値文字列である。製品バージョン部の十の位の意味は、以下のとおりである。
0,1 タイマー型
2,3 リモコン型
4,5 連動型
6〜9 遠隔型
ゲートウェイIDのフィールド書式の一例を表4に示す。
ゲートウェイIDは、水栓開閉装置IDと同様、2桁(製品バージョン部)+5桁(シリアル番号部)=7桁の数値文字列である。
給水開始タイミングは、給水を開始する月日および時分を示す数値である。給水開始タイミングは、週周期、定間隔周期、ランダムカレンダのいずれかで表わすことができる。
週周期のフィールド書式の一例を表5に示す。
表5における週間周期開始日は、表6のようにビット割付することにより特定される。
表6において、日〜土の枠に、0(給水を実行しない)または1(給水を実行する)が割り付けられる。これにより、日〜火は0〜7の数値で特定され、水〜土は0〜Fの数値で特定される。
定間隔周期のフィールド書式の一例を表7に示す。
ランダムカレンダのフィールド書式の一例を表8に示す。
ランダムカレンダでは、給水実行日を最大10日まで指定できる。給水実行日が設定されていない場合は0月0日とする。
ステータスのフィールド書式の一例を表9に示す。
表9における本体状態、警告情報、有線水位センサおよび自動給止水状態は、表10のようにビット割付することにより特定される。
表10において、各ビットは以下のように定義される。
栓開閉状態:0=給水栓が閉状態、1=給水栓が開状態
運転状態:00=切、10=自動運転モード、01=手動運転モード
LSW異常:0=異常なし、1=異常あり
低電圧検出:0=異常なし、1=バッテリ低電圧
モータ過負荷状態:00=正常,10=過負荷異常,01=過負荷警告
有線センサ:0=センサ無、1=センサ有
上限水位:0=検出なし、1=上限水位検出
下限水位:0=検出なし、1=下限水位検出
自動給水水温:0=通常、1=水温異常による自動給水実施
自動給水下限:0=通常、1=下限水位による自動給水実施
自動止水上限:0=通常、1=上限水位による自動止水実施
無線センサ1のフィールド書式の一例を表11に示す。
無線センサ2のフィールド書式の一例を表12に示す。
表11および表12において、無線センサからの情報がない場合は、“符号”以下全てを0の値とする。
判定値設定のフィールド書式の一例を表13に示す。
表13において、自動給止水有効およびセンサ優先は、表14のようにビット割付することにより特定される。
表14において、各ビットは以下のように定義される。
無線上限:0=無線センサの水位値による自動止水無効、1=有効
無線下限:0=無線センサの水位値による自動給水無効、1=有効
無線センサ:0=無線センサ無し、1=無線センサ有
有線下限:0=有線下限センサ無し、1=有線下限センサ有
個体情報のフィールド書式の一例を表15に示す。
緯度では、北緯を示す“N”は省略され、経度では、統計を示す“E”および百の位は省略されている。また、仮名称では、ASCII文字を数値変換せず、そのまま文字として扱う。
要求コマンドのフィールド書式の一例を表16に示す。
要求電文の識別子は、電気BOXに要求する電文の識別子である。また、要求内容のビットは、以下のように定義される。
0=停止
1=バルブ開動作
2=バルブ閉動作
なお、電文要求時において、手動給水栓開閉は”停止”、計画クリア非実行に設定し、電文要求以外の時は要求電文識別子は”−”とする。
レスポンスのフィールド書式の一例を表17に示す。
電文エラーのビットは、以下のように定義される。
0=正常(使用予定なし)
1=BCCエラー(携帯端末から水栓開閉装置に対して、設定されてない給水計画の電文要求があった場合の、電気BOXからのレスポンス)
2=要求電文の設定情報なし(水栓開閉装置に給水計画が設定されてない場合(初期状態または計画クリア実施後)の、電気BOXからゲートウェイへのレスポンス)
計画クリアのフィールド書式の一例を表18に示す。
(サーバセンタ⇔ゲートウェイ⇔水栓開閉装置間の通信電文)
図1に示すサーバセンタ3がゲートウェイ4および水栓開閉装置2(2−1)との間で送受信する電文のCSVデータの書式の一例を図8および図9に示す。
図8は、サーバセンタ3からゲートウェイ4を介して水栓開閉装置2−1に送信される下り電文の書式である。水栓開閉装置ID、ランダムカレンダ、判定値設定、要求コマンドの各フィールドはカンマ(,)で区切られ、これらのデータが水栓開閉装置1台分の電文を構成している。下り電文には、1台目の水栓開閉装置2−1からn台目の水栓開閉装置2−nまでのn台分のデータが含まれている。1台目の水栓開閉装置2−1は、自己に必要なデータを抽出し、残りのデータ(2台目の水栓開閉装置IDからn台目の水栓開閉装置の要求コマンドまでの電文)を水栓開閉装置2−2に転送する。以降、バケツリレー方式で水栓開閉装置2−nまで電文が転送される。
下り電文に含まれる水栓開閉装置1台分の電文のバイト数は、表19に示すように、最大53バイトとなる。
例えば水栓開閉装置2が10台設けられている場合、下り電文のペイロード最大サイズは、530バイトとなる。
図9は、水栓開閉装置2−1からゲートウェイ4を介してサーバセンタ3に送信される上り電文の書式である。括弧で示されたフィールドは、必要な場合のみ付加される。
上り電文に含まれる水栓開閉装置1台分の電文のバイト数は、表20に示すように、最大104バイトとなる。
例えば水栓開閉装置2が10台設けられている場合、上り電文のペイロード最大サイズは、1040バイトとなる。
以上のように、下り電文および上り電文のいずれのペイロード最大サイズも、特定小電力無線の通信容量である1980バイトを下回るため、安定して通信を行うことができる。また、1台の水栓開閉装置あたり、最大サイズの上り電文および下り電文が送受信されたとしても、157バイト程度で通信が行えるため、非常に安価で頻度の少ない通信が可能となる。
本発明に係る圃場管理システムは、水田の他、作物を育てるための水が存在するあらゆる圃場に適用できる。
1 圃場管理システム
1’ 圃場管理システム
2 水栓開閉装置
3 サーバセンタ(統括制御装置)
4 ゲートウェイ
5 携帯端末
6 固定端末
7 給水栓
D1 制御コマンド

Claims (12)

  1. 用水から圃場への給水または圃場から用水への排水を行う水栓を開閉する水栓開閉装置と、
    前記水栓開閉装置を遠隔制御するための制御コマンドを前記水栓開閉装置に送信する統括制御装置と、
    前記統括制御装置と前記水栓開閉装置との通信を中継するゲートウェイと、
    を備え、
    前記ゲートウェイと前記水栓開閉装置との通信は特定小電力無線によって行われ、
    前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記制御コマンドを受信してから所定期間にわたる前記水栓開閉装置の動作を規定するコマンドである、圃場管理システム。
  2. 前記所定期間は、2日〜30日である、請求項1に記載の圃場管理システム。
  3. 前記所定期間は、5日〜15日である、請求項2に記載の圃場管理システム。
  4. 前記制御コマンドのデータ量は、200バイト以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の圃場管理システム。
  5. 前記制御コマンドのデータ量は、110バイト以下である、請求項4に記載の圃場管理システム。
  6. 前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記水栓を開栓または閉栓するタイミングを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の圃場管理システム。
  7. 前記制御コマンドは、前記水栓開閉装置が前記水栓を開栓するときの、前記水栓の開度を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の圃場管理システム。
  8. 前記水栓は、用水から圃場への給水を行う給水栓であり、
    前記制御コマンドは、前記所定期間における給水開始のタイミング、給水時間および給水開度を含む、請求項1〜7のいずれかに記載の圃場管理システム。
  9. 前記制御コマンドは、ASCII文字で記述されている、請求項1〜8のいずれかに記載の圃場管理システム。
  10. 前記制御コマンドの数値は、アラビア数字と英文字アルファベットを表記に含む62進数による数値である、請求項9に記載の圃場管理システム。
  11. 前記特定小電力無線の周波数帯は、920MHz帯である、請求項1〜10のいずれかに記載の圃場管理システム。
  12. 前記水栓開閉装置を複数備え、
    前記ゲートウェイは複数の前記水栓開閉装置のいずれかと通信を行い、
    前記水栓開閉装置間の通信は特定小電力無線によって行われる、請求項1〜11のいずれかに記載の圃場管理システム。
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