JP2019092444A - 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品 - Google Patents

青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2019092444A
JP2019092444A JP2017225136A JP2017225136A JP2019092444A JP 2019092444 A JP2019092444 A JP 2019092444A JP 2017225136 A JP2017225136 A JP 2017225136A JP 2017225136 A JP2017225136 A JP 2017225136A JP 2019092444 A JP2019092444 A JP 2019092444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetables
fruit
fruits
vegetable
different
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017225136A
Other languages
English (en)
Inventor
竜平 小山
Ryuhei Koyama
竜平 小山
裕也 樋口
Yuya Higuchi
裕也 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Original Assignee
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Yamamura Glass Co Ltd filed Critical Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority to JP2017225136A priority Critical patent/JP2019092444A/ja
Publication of JP2019092444A publication Critical patent/JP2019092444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

【課題】従来の青果物混合品の、調理の容易さ、栄養価の調整が可能であること、視覚的な付加価値の高さ等の利点を損なわない一方で、長期間の鮮度の保持が可能である、青果物混合品を提供すること。【解決手段】2種以上の品種の異なる青果物を含む、2株以上の根を備える青果物について、2株以上の青果物が備える根を、1つの多孔質材料に内包させることにより、青果物混合品を構成する。2株以上の青果物は、2種以上の品目の異なる青果物を含むのが好ましい。また、2株以上の青果物が、2種以上の科の異なる青果物を含むのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、2種以上の品種の異なる青果物が一体に固定された、青果物混合品と、当該青果物混合品を含む包装製品とに関する。
近年、調理の省力化、廃棄食材の低減、及び、食材又は調理後の料理についての、味、栄養、外観等に関する高付加価値化等の観点から、食材に対して、種々の改良が加えられている。
上記観点で改良された商品として、例えば、カットされた複数種の野菜を、同一の包装袋内に包装した青果物混合品が、広く流通している。
このような青果物混合品は、開封後、そのままサラダや炒め物等の調理に利用できる利点を有する。また、このような青果物混合品は、複数種の野菜を個別に購入する場合よりも低価格で購入することができる場合が多い。
さらに、複数の野菜を個別に購入する場合、通常、野菜によってサイズが異なることから、料理の種類に応じては、しばしば購入した野菜を使い切ることが出来ない。この場合、使い残された野菜が廃棄されることが多い。しかし、上記の青果物混合品であれば、このような野菜の廃棄が生じにくい。
このような青果物混合品として、例えば、栄養価の観点から特定の種類の必須野菜と、特定の種類の選択野菜とを選択したうえで、選択された複数種の野菜のカットされた幼葉(ベビーリーフ)を混合したベビーリーフミックスが提案されている(特許文献1を参照。)。一例として、特許文献1の実施例1には、エンサイ、コウタイサイ、レッドキャベツ、及びルッコラの、カットされたベビーリーフを等重量で混合した、ベビーリーフミックスが具体的に開示されている。
特開2017−60441号公報
しかしながら、特許文献1に記載のベビーリーフミックスやその他一般的なカット野菜では、可食部をカットして用いているため、その切断面から劣化しやすく、長期間の鮮度の保持が難しい問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであって、従来の青果物混合品の、調理の容易さ、栄養価の調整が可能であること、視覚的な付加価値の高さ等の利点を損なわない一方で、長期間の鮮度の保持が可能である、青果物混合品を提供することを目的とする。
本発明者らは、2種以上の品種の異なる青果物を含む、2株以上の根を備える青果物について、2株以上の青果物が備える根を、1つの多孔質材料に内包させることにより、青果物混合品を構成することにより上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は、以下の(1)〜(10)を提供する。
(1)2株以上の青果物と、1つの多孔質材料とを含み、
青果物が、葉菜又は根菜であり、且つ、根を備え、
2株以上の青果物が、2種以上の品種の異なる青果物を含み、
2株以上の青果物の根が、1つの多孔質材料に内包されることで、2株以上の前記青果物が一体に固定されている、青果物混合品。
(2)2株以上の青果物が、2種以上の品目の異なる青果物を含む、(1)に記載の青果物混合品。
(3)2株以上の青果物が、2種以上の科の異なる青果物を含む、(1)又は(2)に記載の青果物混合品。
(4)1つの多孔質材料上で、2種以上の異なる青果物が同一に栽培されることで、2株以上の青果物が備える根が、1つの多孔質材料に内包されることによって、2株以上の青果物が一体に固定されている、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の青果物混合品。
(5)2種以上の異なる青果物が、その少なくとも一部において互いに異なる色相を示す、少なくとも2種の品種の青果物を含み、色相が、赤、青、黄、紫、緑、橙色、茶、黒、白、及び灰色から選択される色相である、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の青果物混合品。
(6)2種以上の異なる前記青果物が、ハーブを含む、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の青果物混合品。
(7)2株以上の青果物が1品種以上の葉菜を含み、1以上の葉菜の株のうち、もっとも草丈が長い株の草丈が、15cmを超える、(1)〜(6)のいずれか1つに記載の青果物混合品。
(8)2株以上の青果物が1品種以上の葉菜を含み、1以上の葉菜の株のうち、もっとも草丈が長い株の草丈が、35cm以下である、(1)〜(7)のいずれか1つに記載の青果物混合品。
(9)(1)〜(8)のいずれか1つに記載の青果物混合品の1つ以上が、1つの包装容器内に包装された包装製品。
(10)2つ以上の青果物混合品が、1つの包装容器内に包装されており、且つ2種以上の青果物混合品を含み、
2種以上の青果物混合品が、青果物についての品種の組み合わせが互いに異なる2種以上の青果物混合品を含む、(9)に記載の包装製品。
本発明によれば、従来の青果物混合品の、調理の容易さ、栄養価の調整が可能であること、視覚的な付加価値の高さ等の利点を損なわない一方で、長期間の鮮度の保持が可能である、青果物混合品を提供することができる。
実施例1で得られた青果物混合品の外観の写真を示す図である。
≪青果物混合品≫
青果物混合品は、2株以上の青果物と、多孔質材料とを含む。ここで、青果物は、葉菜又は根菜である。
また、2株以上の青果物は、2種以上の品種の異なる青果物を含み、且つそれぞれ根を備える。
さらに、青果物混合品において、2株以上の青果物の根が1つの多孔質材料に内包されることで、2株以上の青果物が一体に固定されている。
ここで、「品種」とは、植物分類学上の亜種(subspecies)、及び変種(variety)の下位の分類である品種(forma)であって、遺伝的構成が異なることに起因して、特定の形質において他品種から明確に識別し得る植物群を意味する。
また、1つの多孔質材料により青果物の根が内包されているとは、2株以上の青果物の根の周囲に、1つの多孔質材料が配置されていることを意味する。
例えば、多孔質材料により青果物の根が内包されている態様の具体例としては、2株以上の青果物の根の全体、又は一部が、ブロック状の多孔質材料で被覆されている態様や、2株以上の青果物の根が、筒状の多孔質材料により束ねられている態様等が挙げられる。
2株以上の青果物の根の全体、又は一部が多孔質材料で被覆されている場合、例えば、1つのブロック状の多孔質材料上で、2種以上の異なる青果物を同一に栽培して多孔質材料の内部に根を張らせることで、複数の青果物を1つの多孔質材料によって固定する方法や複数の青果物を、それらの根の位置が概ね合うように配置した後、液状の硬化性発泡材料を根の周囲に注入し、発泡硬化物によって根を一体に固定する方法が挙げられる。
2株以上の青果物の根が、筒状の多孔質材料により束ねられている場合、例えば、複数の青果物を、それらの根の位置が概ね合うように配置した後に、柔軟な多孔質のシート材料を根の束の周囲を巻き付けること等によって、青果物混合品を製造し得る。
この時、筒状に丸められた多孔質のシート材料は、輪ゴムで括る方法や、熱圧着等の方法によって根に対して固定されてもよい。
これらの方法の中では、多孔質材料の内部で、根が多孔質材料と緻密に絡み合うことで、青果物が多孔質材料に強固に固定されることや、複数の青果物の根の位置を揃えるための手間や特別な装置が不要であることから、1つの多孔質材料上で、2種以上の異なる青果物を同一に栽培する方法が好ましい。
なお、1つの多孔質材料上で2種以上の異なる青果物を同一に栽培することにより青果物混合品を製造する場合、栽培条件や、青果物のサイズによっては、多孔質材料の外部に根が過度に伸長する場合がある。この場合、青果物混合品の外観を良好にする点から、多孔質材料の外部に伸長した根を切り落とすのが好ましい。
根を切り落とす場合切断面が生じるが、基部が残り、且つ当該切断面は青果物の食用に供される部分と離れた位置に生じるので、根を切り落とすことによる青果物の鮮度保持への悪影響は少ない。
また、根を切り落とすことで、青果物混合品の重量及び体積が減るため、青果物混合品を流通させる際に、トラック等へ積載される青果物混合品の数を増やせる点等で有利である。
さらに、後述するように、青果物混合品を包装容器内に包装する場合があるが、根を切り落とし青果物混合品の体積を減少させることで、1つの包装容器に包装できる青果物混合品の数を増やせる場合がある。
また、青果物混合品が根菜を含む場合、通常、根菜の可食部の先端が多孔質材料に包まれることで、根菜と、他の青果物とが一体化される。この場合、青果物の組み合わせは、根菜同士の組み合わせであってもよく、根菜と葉菜との組み合わせであってもよい。
例えば、ラディッシュと、カブとからなる青果物と、ブロック状の多孔質材料とから青果物混合品を構成する場合、ラディッシュ、及びカブがそれぞれの可食部の先端において多孔質材料によって固定されつつ、多孔質材料の面上からラディッシュ、及びカブの可食部が突出した状態に、青果物混合品が構成される。
ここで、ラディッシュ、カブ等について、主に食用に供される肥大した直根を便宜的に「可食部」と称する。また、ラディッシュ、カブ等について、可食部における、葉側とは反対側の端部を「可食部の先端」と称する。
上記の通り、青果物混合品は、2種以上の品種の異なる青果物を含む。このため、上記の青果物混合品は、例えば、特許文献1に記載されるような従来の青果物混合品と同様に、調理の容易さ、栄養価の調整が可能であること、視覚的な付加価値の高さ等の利点を有する。
また、上記の通り、青果物混合品は、根を備える2株以上の青果物を一体化して構成されている。このため、かかる青果物混合品では、従来のカットされた青果物を混合した青果物混合品における、切断面から進行する劣化の課題が解決され、青果物混合品の長期の鮮度保持が可能である。また、複数種の野菜を個別に栽培した場合でも、製品化する際にその重量合わせや梱包に手間がかからない。
上記の青果物混合品を用いて調理を行う場合、青果物混合品から多孔質材料を分離した後に、青果物が調理に用いられる。
この際、複数種の青果物を、一括して多孔質材料と分離させることができるため、調理が容易である。青果物と多孔質材料とを分離させる方法は特に限定されない。典型的には、包丁や料理用鋏等を用いて多孔質材料を切断除去したり、手によって多孔質材料をむしり取ったりする方法により、青果物と多孔質材料とを分離する。
なお、青果物混合品が根菜を含む場合、根菜は、多孔質材料から分離された後、葉を除去してから調理に使用されてもよい。
青果物混合品において、多孔質材料と分離された青果物の用途は特に限定されない。多孔質材料と分離された青果物は、そのままの大きさで料理に用いられてもよく、所望するサイズに刻んで料理に用いられてもよい。多孔質材料と分離された青果物は、典型的には、サラダ、炒め物、生春巻き、スープ、煮物、鍋料理や、食肉や魚等の焼成調理品におけるトッピング等に好適に用いられる。
また、青果物は、必要に応じて果物とともに、ジューサー又はミキサーにより摩砕され、野菜ジュースとされるのも好ましい。
以下、青果物と、多孔質材料とについてそれぞれ説明する。
<青果物>
前述の通り、青果物としては、葉菜又は根菜が用いられる。青果物の種類としては、葉菜、又は根菜であって、多孔質材料を用いて一体化できる限りにおいて特に限定されないが、葉菜を用いることがより好ましい。「葉菜類」とは、葉や茎の部分を主に食用とする野菜をいい、例えば、レタス、水菜、ホウレンソウ、春菊、小松菜、チンゲンサイ、キャベツ、白菜、しそ、からし菜、ケール、スイスチャード、大麦若葉、セルリー、ルッコラ、バジル、クレソン等が挙げられるが、これらに限定されない。
青果物混合品が、2種以上の品種の異なる青果物を含むことと、これによる利点とについては前述の通りである。
青果物混合品に含まれる青果物の品種数は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。青果物混合品に含まれる青果物の品種数は、例えば、2品種以上10品種以下が好ましく、2品種以上5品種以下がより好ましく、2品種又は3品種が特に好ましい。
青果物混合品に含まれる青果物の品種数が上記の範囲内であると、青果物混合品の製造が容易である一方で、2種以上の品種の異なる青果物を用いることによる利点を生かしやすい。
1つの青果物混合品に含まれる青果物の株数は、1つの多孔質材料により一体に固定可能な数であれば特に限定されない。1つの青果物混合品に含まれる青果物の株数は、多孔質材料の形状やサイズに応じて適宜選択される。
典型的には、1つの青果物混合品に含まれる青果物の株数は、2以上50以下が好ましく、2以上30以下がより好ましく、3以上15以下が特に好ましい。
青果物混合品における2株以上の青果物は、2種以上の品目の異なる青果物を含むのが好ましい。
また、青果物混合品における2株以上の青果物は、2種以上の科の異なる青果物を含むのがより好ましい。
なお、青果物についての品種の異同は、同一の品目内、又は同一の科内の範囲内において判定されるわけではない。青果物の品目や科が相違する場合には、青果物の品種も必ず相違する。
品目や科が異なる青果物は、通常、葉、茎、根等の形状や色相が異なる。このため、品目や科が異なる複数の青果物を用いて青果物混合品を製造すると、生け花やガーデニングにおける寄せ植えと同様の観点から、見栄えが良く商品価値の高い青果物混合品を製造することが出来る。
また、品目や科が異なる青果物は、品目や科が相違することによって、含まれる栄養素の組成が異なる場合が多い。このため、品目や科が異なる複数の青果物を含む青果物混合品では、青果物の種類を適宜選択することによって、栄養素のバランスを整えることが容易である。
さらに、品目や科が異なる青果物は、歯応えや舌触り等の食感、食味、香り等が相違する。このため、品目や科が異なる複数の青果物を含む青果物混合品を料理用の食材として用いると、複雑な(単調でない)食感、食味、香り等を呈する、より多くの人に好まれやすい料理を提供することができる。
ここで、青果物について「品目」とは、市場で認知されている野菜の種類の名前である。代表的な品目としては、例えば農林水産省の農林水産統計に記載の品目である、カブ、ゴボウ、ダイコン、ニンジン、小松菜、チンゲンサイ、フキ、ミツバ、春菊、水菜、セルリー、カリフラワー、ブロッコリー、ニラ、白菜、キャベツ、ホウレンソウ、ネギ、及びレタス(サラダ菜)等が挙げられる。
なお、品目は、前述の「品種」と、後述の「科」との中位概念であって、市場で認知されている野菜の種類の名前であれば、農林水産統計に記載の品目には限定されない。
農林水産統計に記載されていないが、市場で認知されている品目名としては、例えば、スイスチャード、クレソン、ケール、ルッコラ、大麦若葉等が挙げられる。
また、青果物について「科」とは、植物分類学上の科である。典型的には、青果物混合品において用いられる葉菜又は根菜である青果物は、アブラナ科、セリ科、ヒユ科、キク科、マメ科、シソ科、ネギ科、イネ科、及びシナノキ科から選択される。
アブラナ科の青果物の品目の具体例としては、キャベツ、白菜、小松菜、水菜、からし菜、ケール、クレソン、チンゲンサイ、ブロッコリー、カリフラワー、カイワレダイコン、ルッコラ、ダイコン、カブ、及びホースラディッシュ等が挙げられる。
セリ科の青果物の品目の具体例としては、セルリー(ホワイトセルリー)、ミツバ、コリアンダー(パクチー)、パセリ、イタリアンパセリ、セリ、チャービル、フェンネル、ディル及びニンジン等が挙げられる。
ヒユ科の青果物の品目の具体例としては、ホウレンソウ、スイスチャード、オカヒジキ、アマランサス及びテーブルビート等が挙げられる。
キク科の青果物の品目の具体例としては、レタス、春菊、エンダイブ、チコリー、ヨモギ、フキ、ツワブキ、エストラゴン、ゴボウ、キクイモ等が挙げられる。
マメ科の青果物の品目の具体例としては、ケツルアズキ(モヤシ)、大豆、緑豆、レンズマメ、ヒヨコマメ等が挙げられる。ただし、青果物混合品において、マメ科の青果物に関しては、種子ではなく、新芽であるスプラウトを青果物として用いる。
シソ科の青果物の品目の具体例としては、しそ、エゴマ、バジル、ミント、オレガノ、ラベンダー、ローズマリー、レモンバーム、セージ、マジョラム、及びタイム等が挙げられる。
ネギ科の青果物の品目の具体例としては、ネギ、アサツキ、ニラ、及びノビル等が挙げられる。
イネ科の青果物の品目の具体例としては、大麦(大麦若葉)、小麦(小麦若葉)、トウモロコシ等が挙げられる。
シナノキ科の青果物の品目の具体例としては、モロヘイヤ等が挙げられる。
青果物混合品が、2種以上の品種の異なる青果物を含む場合、品目の好ましい組み合わせの具体例としては、ホワイトセルリー、クレソン、ルッコラ、ケール、バジル、スイスチャード、小松菜、ホウレンソウ、及び大麦からなる群より選択される2種、又は3種の組み合わせが挙げられる。
好ましい組み合わせの具体例としては、以下1)〜14)の組み合わせが挙げられる。
1)ホワイトセルリー/クレソン
2)ホワイトセルリー/ルッコラ
3)ホワイトセルリー/ケール
4)ホワイトセルリー/バジル
5)ホワイトセルリー/クレソン/ルッコラ
6)ホワイトセルリー/クレソン/ケール
7)ホワイトセルリー/クレソン/バジル
8)ホワイトセルリー/ルッコラ/ケール
9)ホワイトセルリー/ルッコラ/バジル
10)ホワイトセルリー/ケール/バジル
11)スイスチャード/小松菜
12)スイスチャード/ホウレンソウ
13)スイスチャード/小松菜/ホウレンソウ
14)ケール/大麦
青果物混合品が、2種以上の科の異なる青果物を含む場合、青果物が、アブラナ科と、アブラナ科以外の他の科の青果物の組み合わせや、セリ科の青果物と、セリ科以外の他の科の青果物との組み合わせが好ましい。
好ましい組み合わせの具体例としては、以下a)〜k)の組み合わせが挙げられる。
a)アブラナ科/セリ科
b)アブラナ科/ヒユ科
c)アブラナ科/シソ科
d)アブラナ科/セリ科
e)セリ科/ヒユ科
f)セリ科/シソ科
g)アブラナ科/セリ科/ヒユ科
h)アブラナ科/セリ科/シソ科
i)アブラナ科/ヒユ科/シソ科
j)セリ科/ヒユ科/シソ科
k)アブラナ科/イネ科
また、見栄えの良い青果物混合品を提供できることから、2種以上の異なる青果物が、その少なくとも一部分において互いに異なる色相を示す、少なくとも2種の品種の青果物を含むのが好ましい。
ここで、上記の色相は、赤、青、黄、紫、緑、橙色、茶、黒、白、及び灰色から選択される色相である。
なお、赤、青、黄、紫、緑、橙色、茶、黒、白、及び灰色とは、色彩の分類上の定義には限定されない。例えば、青みがかった赤色は赤色とし、黄味がかった白色は白色とする。
また、青果物について、一部において特定の色相を示す青果物とは、全体として緑色であるが茎が白い青果物(例えばホワイトセルリー)や茎が紫色の青果物(例えば紫ミズナ)、全体として緑色であるが茎が赤色、黄色、又は白色である青果物(例えばスイスチャード)や、全体として緑色であるが葉脈が赤い青果物(例えばケール)や、全体として緑であるが、根が橙色である青果物(例えばニンジン)や黒色である青果物(黒ダイコン)等が該当する。
例えば、青果物が、茎が白く葉が緑色である葉菜と、茎が赤く葉が緑色である葉菜とを含む場合等が、2種以上の品種の異なる青果物が、その少なくとも一部分において互いに異なる色相を示す、少なくとも2種の品種の青果物を含む場合に該当する。
品目名を挙げて具体的に例示すると、青果物が、スイスチャード(赤色)と、ホワイトセルリー(白色)とを含む場合等が上記の場合に該当する。
2種以上の品種の異なる青果物が、ハーブを含むのも好ましい。青果物混合品において、青果物がハーブを含む場合、香りや食味の点でアクセントとなり、青果物混合品の食材としての商品価値を高めることができる。
例えば、ローズマリー、ミント、セージ、マジョラム等のハーブを含む青果物混合品は、スープ、煮物、鍋料理や、食肉や魚等の焼成調理品における、肉や魚の臭みの低減に有効である。
ハーブとは、農業分野の当業者に一般的にハーブとして認識されている青果物であれば特に限定されない。
ハーブの具体例としては、クレソン、ルッコラ、チコリー、エストラゴン、しそ、エゴマ、バジル、ミント、オレガノ、ラベンダー、ローズマリー、レモンバーム、マジョラム、タイム、コリアンダー(パクチー)、パセリ、ディル及びイタリアンパセリ等が挙げられる。
青果物混合品において、青果物が1品種以上の葉菜を含む場合、1以上の葉菜の株のうち、もっとも草丈が長い株の草丈は、5cm以上が好ましく、10cm以上がより好ましく、15cmを超えるのが特に好ましい。
この場合、葉菜について、ある程度成長しているため葉菜の品種に応じた特有の香りや味を呈する青果物混合品を提供でき、また、十分に食べ応えがある青果物混合品を提供することができる。
青果物混合品において、青果物が1品種以上の葉菜を含む場合、1以上の葉菜の株のうち、もっとも草丈の長い株の草丈は、35cm以下が好ましく、30cm以下がより好ましい。
この場合、青果物混合品における青果物の可食部の量が過度に多くなく適切な量であるため、青果物混合品を用いて調理を行う場合に、調理をしやすい。
また、青果物混合品のサイズが大きすぎないことから、青果物混合品の流通時等の箱等への梱包、小売店での青果物混合品の陳列、飲食店又は家庭での青果物混合品の冷蔵庫への収納等が容易である。また、青果部物混合品の傷つき等も抑制できる。
青果物混合品が青果物として葉菜を含む場合、葉菜の全ての株の草丈が、葉菜の全ての株の草丈の平均値に対して±50%以内の範囲内であるのが好ましく、±30%以内の範囲内であるのがより好ましく、±20%以内の範囲内であるのが特に好ましい。
葉菜の草丈が揃っていることにより、見栄えの良い青果物混合品を提供できるためである。
複数種の青果物それぞれについて、サイズを揃えたうえで多孔質材料によって根をまとめて青果物混合品を製造する場合、青果物をサイズ毎に選別するのに手間がかかる場合がある。他方、1つの多孔質材料上で、2種以上の異なる青果物を同一に栽培することにより青果物混合品を製造する場合、このような、青果物のサイズ毎の選別のような手間をかけることなく、栽培条件の調整により、葉菜の複数の全ての株の草丈のバラツキを小さくしやすい利点がある。
他方、敢えて、青果物のサイズにバラツキを生じさせるのが好ましい場合がある。通常、青果物について、品目や品種毎に美味しさ・見た目・使い勝手の点で最も好ましいとされるサイズが異なる。この点を考慮し、青果物混合品において、青果物を構成する各品種のサイズを個別に異なるサイズに設定するのも好ましい。
また、青果物混合品が青果物として2種以上の葉菜を含み、且つ当該葉菜がハーブを含む場合、ハーブの草丈のうち最も草丈が長い株の草丈が、ハーブ以外の葉菜の株のうち最も草丈が長い株の草丈よりも短いのが好ましい。
より具体的には、ハーブ以外の葉菜の株のうち最も草丈が長い株の草丈が25cm以上35cm以下であって、ハーブの草丈のうち最も草丈が長い株の草丈が5cm以上20cm以下であるのがより好ましい。
一般にハーブは、強い香りや、苦み、渋み、辛み等を有することが多い。この点、ハーブの草丈を、ハーブ以外の葉菜の草丈よりも短めに設定することにより、青果物混合品を用いた料理において、ハーブに由来する香りや、苦み、渋み、辛み等を適度な範囲に抑えることができる。
なお、ハーブの中では比較的香りが弱く、苦み、渋み、辛み等もさほど強くないことから、ハーブとしてクレソンやルッコラ等を用いる場合には、ハーブの草丈を、ハーブ以外の葉菜と同等に設定することが許容される。
また、青果物混合品が青果物としてハーブを含む場合、多孔質材料から分離された状態の青果物の重量における、ハーブの重量の割合は、ハーブの種類によっても異なるが、50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が特に好ましい。
<多孔質材料>
多孔質材料の材質は、樹脂等の有機材料でもよく、ガラス、陶器(セラミック)、鉱物(例えばロックウール)等の無機材料でもよい。青果物混合品の流通時に、青果物を傷つけたりしにくい点から、外力により弾性変形可能な軟質の材料が好ましい。このような軟質の多孔質材料は、典型的には樹脂発泡体である。
多孔質材料としては、スポンジ状の多孔質材料、繊維材料からなるフェルト状の多孔質材料、織布、織布の積層体、不織布、不織布の積層体等を特に制限なく用いることができる。これらの多孔質材料の中では、空隙率や、細孔径の調整が容易であることや、繊維の抜け落ちによる発塵等が生じにくいこと等から、スポンジ状の多孔質材料が好ましい。
スポンジ状の多孔質材料を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。弾力性に富むことから樹脂からなる多孔質材料としては、ウレタンフォームが好ましい。
多孔質材料の形状は特に限定されず、立方体、直方体、円柱、三角柱、五角中、正四面体、球、楕円球、半球等の種々の形状を採用しうる。多孔質材料の入手や製造が容易であることや、作業台等に置いた場合に安定であること等から、多孔質材料の形状としては立方体、又は直方体が好ましい。
また、前述のように、複数の青果物の株の根をまとめたうえで、根の外周を多孔質材料により包む場合、筒状、又はシート状の多孔質材料が好ましい。
多孔質材料が立方体、又は直方体である場合、多孔質材料の一辺の長さは、それぞれ0.5cm以上10cm以下が好ましく、1cm以上5cm以下がより好ましく、2cm以上5cm以下が特に好ましい。
1つの多孔質材料上で、2種以上の異なる青果物を同一に栽培することにより青果物混合品を製造する場合、多孔質材料は、栽培支持体としての役割も果たす。この場合についても、多孔質材料は、樹脂製の多孔質材料であるのが好ましい。また、形状についても、立方体、又は直方体が好ましい。なお、多孔質材料上から種子の脱落を防ぐために、青果物の種子を播く面に1つ以上の凹部を設けるのも好ましい。栽培支持体として立方体、又は直方体の多孔質材料を用いる場合、多孔質材料の一辺の長さは、前述の範囲内であるのが好ましい。
青果物混合品において、多孔質材料は、乾燥した状態であってもよく、湿潤した状態であってもよく、湿潤した状態であるのが好ましい。多孔質材料が湿潤している場合、多孔質材料が含む液体は、水であってもよいが、植物にとっての栄養分を含む水溶液であるのが好ましい。植物にとっての栄養部を含む水溶液としては、多孔質体により固定される青果物の栽培に使用し得る養液であるのが好ましい。
多孔質材料が、水、好ましくは養液で湿潤している場合、青果物が根から水や栄養分を吸収できるため、青果物混合品の鮮度を長期間保持しやすい。
以上説明した多孔質材料に根を内包させることで、前述の、2種以上の品種の青果物を含む2株以上の青果物を一体に固定することで、青果物混合品が製造される。
≪包装製品≫
青果物混合品を商品として流通させる場合、青果物混合品は、包装されていなくてもよく、包装されていてもよい。
青果物混合品の乾燥や、青果物混合品における傷の発生を防ぎやすい観点から、青果物混合品は包装容器内に包装されるのが好ましい。
つまり、青果物混合品は、1以上の青果物混合品が、包装容器内に包装された包装製品として流通するのが好ましい。
包装製品において、1つの包装容器に包装される青果物混合品の数は特に限定されない。1つの包装容器に包装される青果物混合品の数は、典型的には、1以上10以下が好ましく、1以上5以下がより好ましく、1以上3以下が特に好ましい。
青果物混合品を含む包装製品について、包装形態は特に限定されない。典型的には、1以上の青果物混合品を、箱又は袋等の包装容器に封入するのが好ましい。
2つ以上の青果物混合品を、1つの包装容器内に包装する場合、2つ以上の青果物混合品それぞれにおける、2株以上の青果物についての品種の組み合わせは、互いに同一であっても、異なっていてもよい。
具体的には、ホワイトセルリー、クレソン、及びルッコラからなる2つ以上の青果物混合品を、1つの包装容器内に包装する場合は、2つ以上の青果物混合品それぞれにおける、2株以上の青果物についての品種の組み合わせが同一である場合に該当する。
他方、ホワイトセルリー、クレソン、及びルッコラからなる1つ以上の青果物混合品と、スイスチャード、及び小松菜からなる1つ以上の青果物混合品とを、1つの包装容器内に包装する場合は、2つ以上の青果物混合品それぞれにおける、2株以上の青果物についての品種の組み合わせが異なる場合に該当する。
前者については、同種の青果物混合品が、1つの包装容器に包装されることによって、多量の料理を効率よく作ることが可能である点で有用である。
他方、後者については、1つの包装容器に、形状や彩りの異なる複数種の青果物混合品が含まれることによって、さらに見栄えの良い包装製品を提供でき、複数種の野菜を個別に栽培した場合と比べ、製品化する際にその重量合わせや梱包に手間がかからない点で有用である。
包装容器の材質は、特に限定されず、紙、樹脂シート、樹脂フィルム等を用いることができる。また、青果物の呼吸量を抑制し保存性を高める目的等で、包装容器内に二酸化炭素や窒素を封入してもよい。
また、青果物混合品が、包装容器内に包装されている場合、青果物混合品の可食部の乾燥を抑制できる点から、多孔質材料が、水や養液等により湿潤しているのが好ましい。
≪青果物混合品の製造方法≫
青果物混合品の製造方法について、前述の通り、多孔質材料に根を内包させることで、前述の、2種以上の品種の青果物を含む2株以上の青果物を一体に固定することができる方法であれば特に限定されない。
中でも好ましい方法としては、多孔質材料からなる1つの栽培支持体上で、2種以上の異なる青果物を含む、2株以上の青果物を同一に栽培する方法が挙げられる。
ここで、青果物の栽培方法としては、土を使用せずに、ミネラルやその他のイオンを含有した養液を用いて植物を栽培する水耕栽培を用いることが好ましい。水耕栽培とは、農地を必要とせず、設備さえあれば立地や自然環境を問わず、適切な条件下に栄養、光、水、温度、二酸化炭素等の生育条件を完全に管理した状態で植物を栽培することであり、それにより植物の生育を早め、収穫効率を高めることができ、収穫の時期調整も容易に行えるとともに、植物に付着する菌数を抑制することができるため、土耕栽培に比べ野菜等を新鮮な状態で長く保持することができるという利点がある。
以下、多孔質材料からなる1つの栽培支持体上で、2種以上の異なる青果物を含む、2株以上の青果物を同一に栽培することにより青果物混合品を製造する方法について説明する。
多孔質材料からなる1つの栽培支持体上で、2種以上の異なる青果物を含む、2株以上の青果物を同一に栽培することにより青果物混合品を製造する場合、2品種以上の青果物それぞれについて、品種毎に、所望する株数に応じた1以上の種子を多孔質材料上に播く。各品種についての1つの多孔質材料に播かれる種子の数は、青果物混合品における各品種の所望する株数と、各品種の種子の発芽率等を勘案したうえで、少なくとも1つの種子が発芽するように適宜決定される。
種子を播く際には、品種に応じて、発芽及び生育の観点から適切な多孔質材料を用いるのが好ましい。多孔質材料について、発芽及び生育の良否に影響与える条件としては、例えば、材質・穴加工の有無・穴のサイズ等がある。
なお、青果物の品種の組み合わせによっては、明環境下で発芽しやすい好光性の種子と、暗環境下で発芽しやすい嫌光性の種子とを組み合わせて用いる場合がある。この場合、双方の種子を良好に発芽させるために、種子を明環境下におく期間と、種子を暗環境下におく期間とを設けるのが好ましい。
また、青果物の品種の組み合わせによっては、養液の存在下で発芽しやすい種子と、養液の存在下で発芽しにくい種子とを組み合わせて用いる場合がある。この場合、双方の種子を良好に発芽させるために、種子を養液と接触させる期間と、種子を水と接触させる期間とを設けるのが好ましい。
なお、上記の通り、品種毎に好ましい発芽条件が異なったり、品種毎に、所望する青果物のサイズに到達するまでの生育速度(生育日数)が異なったりする。このため、これらの条件を考慮したうえで、種子は、品種毎に異なる時期、好ましくは異なる日に、多孔質材料上の凹部に播かれるのが好ましい。
青果物混合品の生産性の観点から、種子が播かれる時期について、最も早い時点と最も遅い時点との差は、14日以内であるのが好ましく、10日以内であるのがより好ましく、8日以内であるのが特に好ましい。
種子を播いた後、品種に応じた発芽条件、育苗条件下にて、発芽、育苗させた後、多孔質材料上に定着した苗を、栽培本圃に定植して、調製された同一の環境条件において複数の品種の青果物を生育させる。
播種から青果物混合品の収穫までの期間は特に限定されないが、典型的には5日以上50日以下であるのが好ましく、15日以上45日以下がより好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されない。
〔実施例1〕
ホワイトセルリー、ルッコラ、及びクレソンを青果物として含み、1つの栽培支持体上でこれらの青果物を同一に栽培することにより製造された青果物混合品について、以下説明する。実施例1で用いた各青果物について、品目毎の色相と区分とを以下に示す。
<品目:色相/区分>
ホワイトセルリー:白色(茎)/葉菜
ルッコラ:緑色/ハーブ
クレソン:緑色/ハーブ
I)栽培支持体として、切れ目を有しつつ切断可能に連結された25mm角の直方体形状の軟質のポリウレタンフォームのブロックの集合体を用いた。ポリウレタンフォームのブロック1つにつき、ホワイトセルリーの種子を6つ播いた後に、水道水に潅水した。潅水後、種子を市販の透明な樹脂フィルムで覆った後、後述の発芽条件に種子をおいた。
II)I)の6日後に、樹脂フィルムを外し、次いでクレソンの種子とルッコラの種子とを、ポリウレタンフォームのブロック1つにつき3つずつ播いた。その後、水道水を水耕液(養液)に変更し、種子を透明な樹脂フィルムで覆った後、後述の発芽条件に種子をおいた。
III)I)の12日後に樹脂フィルムを外した。
IV)I)の14日後に、苗が定着したポリウレタンフォームのブロック集合体を、個別のブロックに分離した後、各ブロックを水耕栽培装置に移植した。水耕栽培装置において、穴の開いた発泡パネルの開口に苗が定着したブロックをはめ込んだ後、苗を後述の生育条件においた。
V)I)の37日後にポリウレタンフォームのブロックにより一体化されたホワイトセルリー、ルッコラ、及びクレソンからなる青果物混合品を、水耕栽培装置より収穫した。なお、収穫後、ポリウレタンフォームのブロックから外部に伸長した根を切り落とした。また、根を切断された青果物混合品を1つ、OPPの防曇フィルムの包装袋内に包装し、青果物混合品を含む包装製品を得た。
下表1に、実施例1における播種から収穫までのタイムスケジュールを示す。なお、下表1における「除去」は、ホワイトセルリーの播種から12日後の樹脂フィルムの除去である。
また、収穫された青果物混合品のうち任意に選択した37個について、質量(ポリウレタンフォームを含む)、ホワイトセルリーの株数、ルッコラの株数、クレソンの株数、及び青果物混合品中の全株のうち最も草丈が長い株の草丈(単位cm、0.5cm単位で計測)を測定した。これらを、表2に記す。
さらに、実施例1で得られた青果物混合品の外観の写真を、図1に示す。
<発芽条件>
光源:LED光源(光量子:85〜155μmol、m−2、s−1)
養液:養液栽培用肥料(OATアグリオ社製SA処方)の水希釈液(肥料濃度:1.8〜1.9(ms/cm)、pH:5.7〜6.3)
明期/暗期:14/10時間
空間温度:18〜25℃
<生育条件>
光源:LED光源(光量子:85〜155μmol、m−2、s−1)
養液:養液栽培用肥料(OATアグリオ社製SA処方)の水希釈液(肥料濃度:1.8〜1.9(ms/cm)、pH:5.7〜6.3)
明期/暗期:14/10時間
空間温度:18〜25℃
CO濃度:1200〜1800ppm
上記表2によれば、実施例1の方法に従って、草丈や重量にある程度のバラツキが認められるものの、最長草丈や質量が特定の範囲内におさまった青果物混合品を多数個同時に製造可能であることが分かる。実施例1で製造した青果物混合品では、香りの強いホワイトセルリーについて、草丈が長くなり過ぎないように設定されている。このため、実施例1で製造した青果物混合品から分離された青果物全量を用いて調理を行う場合、ホワイトセルリーの香りが強すぎない食べやすい料理を提供できる。
〔実施例2〕
スイスチャード、及び小松菜を青果物として含み、1つの栽培支持体上でこれらの青果物を同一に栽培することにより製造された青果物混合品について、以下説明する。実施例2で用いた各青果物について、品目毎の色相と区分とを以下に示す。
<品目:色相/区分>
スイスチャード:赤色、黄色、白色(茎、葉脈)/葉菜
小松菜:緑色/葉菜
I)栽培支持体として、切れ目を有しつつ切断可能に連結された25mm角の直方体形状の軟質のポリウレタンフォームのブロックの集合体を用いた。ポリウレタンフォームのブロック1つにつき、スイスチャードの種子を1つ播いた後に、水道水に潅水した。潅水後、種子を市販の透明な樹脂フィルムで覆った後、光照射を行わない暗環境下で、発芽条件に種子をおいた。
II)I)の7日後に、樹脂フィルムを外し、次いで小松菜の種子を、ポリウレタンフォームのブロック1つにつき1つずつ播いた。その後、水道水を水耕液(養液)に変更し、種子を透明な樹脂フィルムで覆った後、発芽条件に種子をおいた。
III)I)の9日後に樹脂フィルムを外した。
IV)I)の11日後に、苗が定着したポリウレタンフォームのブロック集合体を、個別のブロックに分離した後、各ブロックを水耕栽培装置に移植した。水耕栽培装置において、穴の開いた発泡パネルの開口に苗が定着したブロックをはめ込んだ後、苗を生育条件においた。
V)I)の35日後にポリウレタンフォームのブロックにより一体化されたスイスチャード、及び小松菜からなる青果物混合品を、水耕栽培装置より収穫した。なお、収穫後、ポリウレタンフォームのブロックから外部に伸長した根を切り落とした。
発芽条件、及び生育条件について、スイスチャードの発芽を光を照射しない暗環境下で行ったことを除き、実施例1と同様である。
収穫された青果物混合品のうち42個について、質量(ポリウレタンフォームを含む)と、スイスチャードの草丈と、小松菜の草丈とを測定した。
その結果、42個の青果物混合品についての、質量は30gから70gの範囲内であった。また、スイスチャードの草丈と、小松菜の草丈とは、それぞれ15cmから30cmの範囲内であった。実施例2で製造した青果物混合品では、独特のえぐみのあるスイスチャードに加えて、味に癖の少ない小松菜が同程度含まれるように設定されている。このため、実施例2で製造した青果物混合品から分離された青果物全量を用いて調理を行う場合、スイスチャードの独特のえぐみが強すぎない食べやすい料理を提供できる。
〔実施例3〕
ホワイトセルリー、ケール、及びバジルを青果物として含み、1つの栽培支持体上でこれらの青果物を同一に栽培することにより製造された青果物混合品について、以下説明する。実施例3で用いた各青果物について、品目毎の色相と区分とを以下に示す。
<品目:色相/区分>
ホワイトセルリー:白色(茎)/葉菜
ケール:赤色(葉脈)/葉菜
バジル:緑色/ハーブ
I)栽培支持体として、切れ目を有しつつ切断可能に連結された25mm角の直方体形状の軟質のポリウレタンフォームのブロックの集合体を用いた。ポリウレタンフォームのブロック1つにつき、バジルの種子を1つ播いた後に、水道水に潅水した。潅水後、種子を市販の透明な樹脂フィルムで覆った後、発芽条件に種子をおいた。
II)I)の2日後に、樹脂フィルムを外し、次いでホワイトセルリーの種子を、ポリウレタンフォームのブロック1つにつき6つずつ播いた。その後、樹脂フィルムで再度種子を覆い、種子を発芽条件においた。
III)I)の7日後に、樹脂フィルムを外し、次いでケールの種子を、ポリウレタンフォームのブロック1つにつき1つずつ播いた。その後、水道水を水耕液(養液)に変更し、種子を透明な樹脂フィルムで覆った後、発芽条件に種子をおいた。
IV)I)の12日後に樹脂フィルムを外した。
V)I)の14日後に、苗が定着したポリウレタンフォームのブロック集合体を、個別のブロックに分離した後、各ブロックを水耕栽培装置に移植した。水耕栽培装置において、穴の開いた発泡パネルの開口に苗が定着したブロックをはめ込んだ後、苗を生育条件においた。
VI)I)の36日後にポリウレタンフォームのブロックにより一体化されたホワイトセルリー、ケール、及びバジルからなる青果物混合品を、水耕栽培装置より収穫した。なお、収穫後、ポリウレタンフォームのブロックから外部に伸長した根を切り落とした。また、根を切断された青果物混合品を1つ、OPPの防曇フィルムの包装袋内に包装し、青果物混合品を含む包装製品を得た。
発芽条件、及び生育条件について、実施例1と同様である。
収穫された青果物混合品のうち14個について、質量(ポリウレタンフォームを含む)と、ホワイトセルリーの草丈と、ケールの草丈と、バジルの草丈とを測定した。ホワイトセルリーの草丈については、複数の株のなかでの最長の草丈である。
上記測定の結果、14個の青果物混合品についての質量は25gから60gの範囲内であった。また、スイスチャードの草丈は、5cmから20cmの範囲内であった。ケールの草丈は、20cmから30cmの範囲内であった。バジルの草丈は、5cmから15cmの範囲内であった。
実施例3で製造した青果物混合品では、香りの強いバジルについて、草丈が短めに設定されている。このため、実施例3で製造した青果物混合品から分離された青果物全量を用いて調理を行う場合、バジルの香りが強すぎない食べやすい料理を提供できる。
〔実施例4〕
スイスチャード、及びホウレンソウを青果物として含み、1つの栽培支持体上でこれらの青果物を同一に栽培することにより製造された青果物混合品について、以下説明する。実施例4で用いた各青果物について、品目毎の色相と区分とを以下に示す。
<品目:色相/区分>
スイスチャード:赤色、黄色、白色(茎、葉脈)/葉菜
ホウレンソウ:緑色/葉菜
I)栽培支持体として、切れ目を有しつつ切断可能に連結された25mm角の直方体形状の軟質のポリウレタンフォームのブロックの集合体を用いた。ポリウレタンフォームのブロック1つにつき、スイスチャードの種子2つと、ホウレンソウの種子1つとを播いた後に、水道水に潅水した。潅水後、種子を市販の透明な樹脂フィルムで覆った後、光照射を行わない暗環境下で、発芽条件に種子をおいた。
II)I)の4日後に、樹脂フィルムを外し、光照射を開始した。
III)I)の11日後に、苗が定着したポリウレタンフォームのブロック集合体を、個別のブロックに分離した後、各ブロックを水耕栽培装置に移植した。水耕栽培装置において、穴の開いた発泡パネルの開口に苗が定着したブロックをはめ込んだ後、苗を生育条件においた。
IV)I)の35日後にポリウレタンフォームのブロックにより一体化されたスイスチャード、及びホウレンソウからなる青果物混合品を、水耕栽培装置より収穫した。なお、収穫後、ポリウレタンフォームのブロックから外部に伸長した根を切り落とした。また、根を切断された青果物混合品を2つずつ、OPPの防曇フィルムの包装袋内に包装し、青果物混合品を含む包装製品を得た。
発芽条件、及び生育条件について、発芽を光を照射しない暗環境下で行ったことを除き、実施例1と同様である。
収穫された青果物混合品のうち42個について、質量(ポリウレタンフォームを含む)と、スイスチャードの草丈と、ホウレンソウの草丈とを測定した。ホウレンソウの草丈については、ホウレンソウが2株生育している場合には、2株のうち長いほうの草丈である。
上記測定の結果、42個の青果物混合品についての、質量は30gから65gの範囲内であった。また、スイスチャードの草丈と、ホウレンソウの草丈とは、それぞれ15cmから30cmの範囲内であった。実施例4で製造した青果物混合品では、独特のえぐみのあるスイスチャードに加えて、味に癖の少ないホウレンソウが同程度含まれるように設定されている。このため、実施例4で製造した青果物混合品から分離された青果物全量を用いて調理を行う場合、スイスチャードの独特のえぐみが強すぎない食べやすい料理を提供できる。

Claims (10)

  1. 2株以上の青果物と、1つの多孔質材料とを含み、
    前記青果物が、葉菜又は根菜であり、且つ、根を備え、
    2株以上の前記青果物が、2種以上の品種の異なる青果物を含み、
    2株以上の前記青果物の前記根が、1つの前記多孔質材料に内包されることで、2株以上の前記青果物が一体に固定されている、青果物混合品。
  2. 2株以上の前記青果物が、2種以上の品目の異なる青果物を含む、請求項1に記載の青果物混合品。
  3. 2株以上の前記青果物が、2種以上の科の異なる青果物を含む、請求項1又は2に記載の青果物混合品。
  4. 1つの前記多孔質材料上で、2種以上の異なる前記青果物が同一に栽培されることで、2株以上の前記青果物が備える前記根が、1つの前記多孔質材料に内包されることによって、2株以上の前記青果物が一体に固定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の青果物混合品。
  5. 2種以上の異なる前記青果物が、その少なくとも一部において互いに異なる色相を示す、少なくとも2種の品種の前記青果物を含み、前記色相が、赤、青、黄、紫、緑、橙色、茶、黒、白、及び灰色から選択される色相である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の青果物混合品。
  6. 2種以上の異なる前記青果物が、ハーブを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の青果物混合品。
  7. 2株以上の前記青果物が1品種以上の葉菜を含み、1以上の前記葉菜の株のうち、もっとも草丈が長い株の草丈が、15cmを超える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の青果物混合品。
  8. 2株以上の前記青果物が1品種以上の葉菜を含み、1以上の前記葉菜の株のうち、もっとも草丈が長い株の草丈が、35cm以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の青果物混合品。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の青果物混合品の1つ以上が、1つの包装容器内に包装された包装製品。
  10. 2つ以上の前記青果物混合品が、1つの前記包装容器内に包装されており、且つ2種以上の前記青果物混合品を含み、
    2種以上の前記青果物混合品が、前記青果物についての前記品種の組み合わせが互いに異なる2種以上の前記青果物混合品を含む、請求項9に記載の包装製品。
JP2017225136A 2017-11-22 2017-11-22 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品 Pending JP2019092444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017225136A JP2019092444A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017225136A JP2019092444A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019092444A true JP2019092444A (ja) 2019-06-20

Family

ID=66970060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017225136A Pending JP2019092444A (ja) 2017-11-22 2017-11-22 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019092444A (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55179186U (ja) * 1979-06-11 1980-12-23
JPS56158083A (en) * 1980-05-12 1981-12-05 Murai Kunihiko Adjusting device for vegetable
JPS6158529A (ja) * 1984-08-30 1986-03-25 赤松化成工業株式会社 小野菜の水耕栽培出荷方法
JPH0956281A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 Mishima Shokuhin Kk 葉野菜水耕栽培方法及び葉野菜搬送用ユニット
JP2002027961A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Kitamura:Kk 野菜の自動下葉とり装置
US20050035016A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-17 Walter Scott Container for holding live plants for display and sale for a long duration
JP2008265821A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Ibaraki Prefecture 根付き水耕栽培作物の包装体
JP2011155946A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Kaze No Midori Juku:Kk 植物のデザイン栽培方法及び植物のデザイン栽培キット
JP2014036636A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Honda Electronic Co Ltd 超音波霧化栽培装置用の栽培容器、超音波霧化栽培システム、超音波霧化栽培方法
JP2015534463A (ja) * 2012-10-11 2015-12-03 ライク・ズワーン・ザードテールト・アン・ザードハンデル・ベスローテン・フェンノートシャップ ボックス入りの野菜、キノコまたはハーブ
JP2017127221A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 有限会社ソルチ スプラウト栽培方法及びスプラウト栽培キット

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55179186U (ja) * 1979-06-11 1980-12-23
JPS56158083A (en) * 1980-05-12 1981-12-05 Murai Kunihiko Adjusting device for vegetable
JPS6158529A (ja) * 1984-08-30 1986-03-25 赤松化成工業株式会社 小野菜の水耕栽培出荷方法
JPH0956281A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 Mishima Shokuhin Kk 葉野菜水耕栽培方法及び葉野菜搬送用ユニット
JP2002027961A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Kitamura:Kk 野菜の自動下葉とり装置
US20050035016A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-17 Walter Scott Container for holding live plants for display and sale for a long duration
JP2008265821A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Ibaraki Prefecture 根付き水耕栽培作物の包装体
JP2011155946A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Kaze No Midori Juku:Kk 植物のデザイン栽培方法及び植物のデザイン栽培キット
JP2014036636A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Honda Electronic Co Ltd 超音波霧化栽培装置用の栽培容器、超音波霧化栽培システム、超音波霧化栽培方法
JP2015534463A (ja) * 2012-10-11 2015-12-03 ライク・ズワーン・ザードテールト・アン・ザードハンデル・ベスローテン・フェンノートシャップ ボックス入りの野菜、キノコまたはハーブ
JP2017127221A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 有限会社ソルチ スプラウト栽培方法及びスプラウト栽培キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Treadwell et al. Microgreens: a new specialty crop: HS1164, rev. 9/2020
Di Gioia et al. Sprouts, microgreens and “baby leaf” vegetables
Fontana et al. Producing garden cress (Lepidium sativum L.) for the fresh-cut chain using a soilless culture system
Nayak et al. Microgreens: A potential source of energy
JP6608985B2 (ja) 青果物混合品の製造方法、及び青果物混合品を含む包装製品の製造方法
Johns Growing tomatoes
JP2019092444A (ja) 青果物混合品、及び青果物混合品を含む包装製品
JP2020195352A (ja) 青果物混合品、及び青果物混合品の製造方法
Rauniyar et al. Micro greens: production and its nutritional health benefits.
Braunstein Microgreen Garden: Indoor Grower's Guide to Gourmet Greens
Cantliffe et al. The determinate ‘Tasti-Lee’tomato competes with indeterminate, greenhouse cultivars for yield, fruit quality, and sensory analysis when produced hydroponically
Elzer-Peters No-Waste Kitchen Gardening: Regrow Your Leftover Greens, Stalks, Seeds, and More
Rohini et al. MICRO GREENS PRODUCTION
Koley et al. Microgreens are new generation smart food
Kadam et al. Other crucifers
US20140212549A1 (en) Extended shelf life microgreen products and methods
Riaz et al. Response of some new hybrids of Gladiolus grandiflorus to different corm storage temperatures
Kumar et al. Microgreen use as nutritive vegetable
Slatnar et al. Comparison of selected traits of sweet fennel (F. vulgare var. azoricum) cultivars
Beattie Culture and uses of okra
Bartholomew Square Foot Gardening High-Value Veggies: Homegrown Produce Ranked by Value
Jett Evaluating Asian Vegetables in West Virginia
Mirsaeedghazi et al. Short review on the condition of green bean production and its packaging
KR20240050460A (ko) 유령기에 수확하는 작물의 재배법 및 배양토
MacDonald IS HERE

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20171211

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221004