JP2019091983A - 状況確認装置、状況確認システム、および状況確認方法 - Google Patents

状況確認装置、状況確認システム、および状況確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イベントの現場において、人を配置しなくても、イベントに応じた領域の状況を確認できるようにする。【解決手段】状況確認装置10は、イベントの会場、又は、イベントに関連する場所に配置される。状況確認装置10は、本体1と、本体1に取り付けられ路面上を転動可能な車輪2と、本体1に取り付けられ対象領域を撮像して動画データを生成するカメラ3と、本体1に取り付けられカメラ3が生成した動画データを、通信ネットワークを介してリアルタイムに端末へ送信する通信装置4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、イベント(行事や催しなど)の会場、又は当該イベントに関連する場所の状況を確認する状況確認装置、状況確認システム、および状況確認方法に関する。
地域の活性化のためのコミュニティーイベントや、スポーツを通じて人と人とのコミュニケーションを図るスポーツイベントや、記念式典、展示会などの他のイベントを開催する場合に、イベントが適切に行われるように、その現場の状況を確認することが要求される。
そのために、イベント会場又はイベント関連場所に人を配置して、人が、イベントの状況を把握し、把握した状況に応じて適切な対応をとることが必要である。例えば、イベント会場において、特定の領域(例えば複数の出店が存在するイベント会場における人気店の前)に人が集中し過ぎて、当該領域を人が通れなくなっている場合には、人の通路を確保できるように係員が人々を誘導する必要がある。
また、イベント関連場所は、例えば、イベント参加者が利用する駐車場である。この場合、当該駐車場において、係員が、駐車場の状況を確認し必要な場合には自動車の誘導をする。
特開2005−175701号公報
しかし、イベント会場又はイベント関連場所において、イベントの状況の確認を人が行う場合には、状況確認を行うための人員が多くなる。また、真夏や真冬にイベントを屋外で開催する場合には、状況確認をする人が、暑さで熱中症になったり、寒さで風を引いたりする可能性がある。
そのため、人が現場に居なくても、イベント会場又はイベント関連場所の状況をリアルタイムで確認できるようにすることが望まれる。この場合、例えば特許文献1に記載されているような設備(鉄道駅舎の自動改札や店舗の自動ドア)の稼働状況を監視する監視カメラを用いて、イベント会場又はイベント関連場所の状況を確認することが考えられる。
しかし、イベント毎に、会場の場所が異なったり、あるいは、同じ会場であってもイベントに応じて状況確認をする現場の領域が異なったりする場合がある。そのため、イベント毎に、イベントに応じた領域の状況を確認できるように、監視カメラを既存の構造物に取り付ける手間が発生してしまう。また、イベント会場が屋外の場合には、監視カメラを取り付ける構造物が無いこともある。
そこで、本発明の目的は、イベントの現場において、人を配置しなくても、また、カメラを既存の構造物に取り付けなくても、イベントに応じた領域の状況を確認できるようにする状況確認装置、状況確認システム、および状況確認方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明による状況確認装置は、イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するための装置であって、
本体と、
本体に取り付けられ路面上を転動可能な車輪と、
本体に取り付けられ対象領域を撮像して動画データを生成するカメラと、
本体に取り付けられカメラが生成した動画データを、通信ネットワークを介してリアルタイムに端末へ送信する通信装置とを備える。
また、本発明による状況確認システムは、イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するためのシステムであって、
会場又はイベントに関連する場所へ配置される上述の状況確認装置と、
通信ネットワークを介して状況確認装置と通信可能な端末とを備え、
状況確認装置において、カメラが対象領域を撮像して動画データを生成し、通信装置が、当該動画データを、通信ネットワークを介してリアルタイムに端末へ送信し、
端末は、受信した動画データをリアルタイムに表示するディスプレイを有する。
さらに、本発明による状況確認方法は、イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するための方法であって、
会場又はイベントに関連する場所に配置された上述の状況確認装置においてカメラが対象領域を撮像して動画データを生成する場合に、
通信装置から送信された動画データを、通信ネットワークを介して受信し、
該受信した動画データをリアルタイムに表示する。
状況確認装置の本体には、路面上を転動可能な車輪が取り付けられているので、イベント会場又はイベント関連場所の所望の位置へ状況確認装置を容易に移動できる。すなわち、本体に取り付けられたカメラが所望の対象領域を撮像できる位置へ状況確認装置を容易に移動できる。
また、カメラが撮像した動画データを、リアルタイムに、別の位置にある端末に送信するので、人は、イベント会場又はイベント関連場所に居なくても、端末に表示された動画データを見ることで、イベント会場又はイベント関連場所の状況をリアルタイムに確認できる。よって、イベントの現場において、人を配置しなくても、また、カメラを既存の構造物に取り付けなくても、イベントに応じた対象領域の状況をリアルタイムに確認できる。
本発明の実施形態による状況確認装置の構成を示す。 図1において伸長部が伸長した状態を示す。 本発明の実施形態による状況確認システムの構成を示す。 本発明の実施形態による状況確認方法のフローチャートである。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
(状況確認装置)
図1(A)は、本発明の実施形態による状況確認装置10の構成を示す側面図である。図1(B)は、図1(A)のB−B矢視図であって状況確認装置10の正面図である。状況確認装置10は、イベント会場又はイベント関連場所の状況を、人がその場に居なくてもリアルタイムに確認できるようにする装置である。状況確認装置10は、本体1と車輪2とカメラ3と通信装置4とボックス5と投光装置6と電力源7を備える。
本体1は、基部8と、基部8から上方へ延びている伸長部9とを含む。伸長部9の下端部は基部8に結合されていてよい。伸長部9は、鉛直方向に伸縮可能に構成されていてよい。この場合、伸長部9は伸長した状態が維持される構成を有している。
伸長部9は、図1では収縮した状態にあり、図2では伸長した状態にある。図2(A)(B)は、それぞれ図1(A)(B)において伸長部9が伸長した状態を示す。
伸長部9は、例えば、第1および第2の筒状部材9a,9bを含む。図1の例では、各筒状部材9a,9bは、円筒形の部材である。第1の筒状部材9aの下端部は、基部8に結合されている。第2の筒状部材9bの外径は第1の筒状部材9aの内径よりも小さいことにより、第1の筒状部材9aの内部に挿入されている。また、第2の筒状部材9bは、その軸方向に、下方位置と上方位置との間で、第1の筒状部材9aに対して鉛直方向に移動可能となっている。第2の筒状部材9bは、図1では下方位置にあり、図2では上方位置にある。
第1の筒状部材9aに対する第2の筒状部材9bの移動は、手で直接行ってもよいし、本体1に設けた適宜のハンドルを手で操作して行ってもよい。これにより、第2の筒状部材9bを、下方位置と上方位置の一方から他方へ移動させることができる。
第2の筒状部材9bを上方位置に維持するために、例えば、第1および第2の筒状部材9a,9bには、それぞれ、貫通孔11a,11bが形成されている。第2の筒状部材9bが上方位置にある状態では、貫通孔11a,11bは、水平方向に互いに整合する。この状態で、図2のように、これらの貫通孔11a,11bに棒状のロック部材12を取り外し可能に挿入できるようになっている。この挿入により、第1の筒状部材9aに対する第2の筒状部材9bの移動はロック部材12を介して第1の筒状部材9aに阻止され、第1の筒状部材9aの重量がロック部材12を介して第1の筒状部材9aに支持される。これにより伸長部9は伸長した状態に維持される。なお、図1のように第2の筒状部材9bが下方位置にある時には、伸長部9は鉛直方向に収縮した状態となり、第2の筒状部材9bの下端が例えば第1の筒状部材9aの底面又は基部8に支持されていることにより当該状態が維持される。
伸長部9は、図1の例では、第1および第2の筒状部材9a,9bを有する2段の構成となっているが、筒状部材9a,9bと同様に構成された3以上の筒状部材を有する三段以上の構成となっていてもよい。ただし、伸長部9は、伸縮可能であり、且つ、伸長した状態に維持できる構成であれば、上述の構成に限定されず、他の構成を有していてもよい。
車輪2は、基部8に取り付けられている。車輪2は、路面上を転動可能である。すなわち、車輪2は、自身の中心軸C回りに回転自在に基部8に取り付けられている。本実施形態では、車輪2は、駆動装置により回転駆動されるものではなく、人が本体1を押すことにより車輪2が路面上を転動可能となっている。
本体1の姿勢を安定して支持するために、中心軸Cが互いに平行な複数(例えば4つ)の車輪2が設けられていてよい。すなわち、状況確認装置10を水平な路面に置く場合に、状況確認装置10を人や他の物で支えなくても、状況確認装置10が転倒しないように状況確認装置10の荷重が複数の車輪2を介して路面に支持される。車輪2の外周部はタイヤになっていてよい。なお、各車輪2に対して、ストッパ(図示せず)が設けられていてよい。ストッパは、対応する車輪2の回転を阻止する位置と、対応する車輪2の回転に干渉しない位置との間で、人により操作されてよい。
カメラ3は、本体1(図1では伸長部9)に取り付けられている。本実施形態では、カメラ3は、図2のように、伸長した状態の伸長部9の上端側部分(例えば上端部)に取り付けられている。カメラ3は、イベント会場又はイベント関連場所における対象領域を撮像して動画データをリアルタイムに生成する。なお、カメラ3は、生成した動画データを記憶する記憶部(図示せず)を有していてもよい。
状況確認装置10に設けるカメラ3の数は、1つであっても、複数であってもよい。後者の場合、複数のカメラ3は、互いに異なる方向を向くように本体1(伸長部9)に取り付けられてよい。図1の例では、複数のカメラ3は、互いに反対方向を向く2つのカメラ3である。複数のカメラ3を設ける場合、後述する通信装置4とボックス5は、各カメラ3に対して設けられてよい。この場合、各通信装置4は後述する同じ構成を有していてよく、各ボックス5は後述する同じ構成を有していてよい。
カメラ3の向きは、後述する端末14からの遠隔操作により調整可能であってもよい。この場合には、カメラ3には、自身の向き(すなわちカメラ3の撮像方向)を変更する駆動装置(図示せず)が設けられている。
通信装置4は、カメラ3が生成した動画データを、通信ネットワーク13(後述の図3)を介して外部の端末14へリアルタイムに送信する。通信装置4は、無線通信により通信ネットワーク13に接続可能である。通信ネットワーク13はインターネットであってよい。
通信装置4は、各端末14からのログイン要求に対して認証を行う認証機能を有していてよい。この場合、通信装置4は、各端末14に対して予め定めた認証情報(例えば
識別情報とパスワード)を記憶する記憶部4aを有する。いずれかの端末14が、通信ネットワーク13を介して通信装置4に、認証情報を含むログイン要求を送信した場合に、通信装置4は、当該認証情報に一致する認証情報が記憶部4a内に記憶されているかを判断する。この判断の結果が肯定の場合には、当該端末14をカメラ3にログインさせる。これにより、当該端末14はカメラ3にログインした状態になり、当該端末14は、カメラ3が生成した動画データを通信装置4からリアルタイムに受信するようになる。一方、上記判断の結果が否定の場合には、当該端末14はカメラ3にログインできず、通信装置4は、カメラ3が生成した動画データを当該端末14に送信しない。
ボックス5は、カメラ3と通信装置4を収容する内部空間を有する。カメラ3と通信装置4は、内部空間に設置されている。ボックス5は伸長部9に取り付けられている。したがって、カメラ3と通信装置4は、ボックス5を介して伸長部9に取り付けられている。ボックス5は、内部空間を区画する壁部を有する。壁部には窓15が形成されており、カメラ3は、窓15を通して対象領域を撮像する。窓15には、透明な材質で形成された窓部材16が嵌められていてよい。なお、ボックス5を設けずに、カメラ3と通信装置4を本体1(伸長部9)に取り付けてもよい。ボックス5は、外部からその内部空間に塵が進入しないように防塵性を有していてよい。また、ボックス5は、外部からその内部空間に雨水が進入しないように防水性を有していてよい。ボックス5は、これらの防塵性と防水性の一方又は両方を有していてよい。なお、通信装置4の構成要素のうちアンテナだけは、ボックス5の外面に取り付けられてよく、通信装置4の他の構成要素は、ボックス5の内部空間に配置されてよい。
投光装置6は、本体1(図1では伸長部9)に取り付けられている。投光装置6は、カメラ3が撮像する対象領域に投光可能である。すなわち、カメラ3の撮像範囲に投光装置6が投光するように、投光装置6とカメラ3は伸長部9に取り付けられている。投光装置6は、例えばLEDを用いたものであってよい。
複数のカメラ3が本体1に設けられている場合には、複数のカメラ3の撮像範囲にそれぞれ投光する複数の投光装置6が設けられてもよい。
電力源7は、カメラ3、カメラ3の上記駆動装置、通信装置4、および投光装置6に電力を供給する。したがって、カメラ3、カメラ3の上記駆動装置、通信装置4、および投光装置6は、電力源7からの電力により、それぞれ、上述のように機能する。電力源7は、バッテリーであってもよいし、発電装置であってもよい。この発電装置7は、燃料(例えばガソリン)により発電機を駆動して発電を行うものであってもよいが、これに限定されない。発電装置7は、発電した電力を蓄電池に蓄え、当該蓄電池から、カメラ3とカメラ3の上記駆動装置と通信装置4と投光装置6に電力を供給してよい。なお、図1と図2において、電力源7からカメラ3等への電力供給線の図示を省略している。
(状況確認システム)
図3は、本発明の実施形態による状況確認システム20の構成を示すブロック図である。状況確認システム20は、上述した状況確認装置10と端末14を備える。状況確認装置10と端末14は、通信ネットワーク13を介して通信可能である。通信ネットワーク13は、インターネットであってよい。
状況確認装置10の通信装置4は、無線通信により通信ネットワーク13に接続する。
図3において、複数の端末14が存在する(ただし、端末14の数は1つであってもよい)。以下において、1つの端末14について説明するが、他の端末14も以下と同じ構成を有していてよい。
端末14は、通信ネットワーク13に接続可能である。この接続は、無線通信と有線通信のいずれによってなされてもよい。端末14は、所定の場所(例えば室内)に設置された端末14(例えばパソコン)であってもよいし、携帯可能な端末14(例えばタブレット又はスマートフォン)であってもよい。端末14は、通信装置4から送信された動画データを、通信ネットワーク13を介してリアルタイムに受信する。また、端末14は、このように受信した動画データを表示するディスプレイ14aを有する。
通信装置4と端末14が通信ネットワーク13を介して接続された状態で、カメラ3が対象領域を撮像することにより生成した動画データが、通信ネットワーク13を介して通信装置4から端末14へリアルタイムに送信されてよい。また、このように送信された動画データが端末14に受信されディスプレイ14aにリアルタイムに表示される。
端末14は、通信ネットワーク13を介して、通信装置4に認証情報を含むログイン要求を送信するように構成されていてよい。例えば、人が端末14を操作することにより、認証情報の入力と当該送信が行われてよい。
端末14には、カメラ3の向きを調整するための操作を人が操作可能であってもよい。この場合、端末14は、行われた当該操作に応じて操作指令を生成して、当該操作指令を通信装置4に送信する。操作指令は、カメラ3の向きの変更方向(例えば、カメラ3の現在の向きに対して右側、左側、下側、又は上側)と、当該変更方向へのカメラ3の向きの変更量とを含んでよい。
(状況確認方法)
図4は、本発明の実施形態による状況確認方法を示すフローチャートである。この方法は、上述の状況確認システム20を用いて行われる。状況確認方法は、ステップS1〜S5を有する。
ステップS1において、状況確認装置10を、イベント会場又はイベント関連場所へ移動して配置する。ここで、状況確認装置10を配置する位置は、イベント会場又はイベント関連場所における対象領域をカメラ3が撮像できる位置である。対象領域は、イベント会場において混雑が予想される領域(例えば人が通る狭い通路や、人気のありそうな出店の前など)であってよい。イベント関連場所は、例えば、イベントの参加者が利用する駐車場であってよく、対象領域は、当該駐車場内の領域であってもよい。
ステップS1において、人が、通信装置4の電源とカメラ3の電源をオンする操作(例えばボタンを押す操作)を通信装置4とカメラ3に行うことにより、電力源7からの電力で通信装置4とカメラ3を作動させる。これにより、通信装置4は無線通信で通信ネットワーク13(例えばインターネット)に自身を接続し、カメラ3は、対象領域を撮像した動画データを生成する。
また、伸長部9が伸縮可能に構成されている場合には、ステップS1において、状況確認装置10を配置した後、伸長部9を伸長させてよい。これにより、カメラ3の位置をより高くして、カメラ3の視野を確保する。
ステップS2において、通信ネットワーク13に接続されている端末14が、ログイン要求を通信装置4へ送信し、これにより、通信装置4は、通信ネットワーク13を介して当該ログイン要求を受信する。なお、ボックス5毎に、通信装置4が設けられている場合には、ステップS2は、各通信装置4に対して行われてよい。
ステップS3において、通信装置4は、受信したログイン要求に含まれている認証情報に一致する認証情報が記憶部4a内に存在するかを判断する。当該判断の結果が肯定の場合には、通信装置4は、当該端末14をカメラ3にログインさせ、処理がステップS4へ移行する。ステップS3の判断の結果が否定である場合には、端末14をカメラ3にログインさせず状況確認方法の処理を終了する。なお、ボックス5毎に、通信装置4が設けられている場合には、ステップS2でログイン要求を受信した各通信装置4が、ステップS3を行ってよい。
ステップS4において、通信装置4は、ステップS3でカメラ3にログインした端末14に、当該カメラ3が生成した動画データを、通信ネットワーク13を介してリアルタイムに送信する。これにより、端末14は、受信した動画データをディスプレイ14aにリアルタイムに表示する。
なお、ボックス5毎に、通信装置4が設けられている場合には、ステップS3で肯定の判断をした各通信装置4が、対応するカメラ3の動画データについてステップS4を行ってよい。この場合、端末14は、複数のカメラ3がそれぞれ生成した動画データを、ディスプレイ14aの複数の領域にそれぞれリアルタイムに表示してよい。あるいは、人が端末14を操作することにより、ディスプレイ14aに表示させる動画データを切り換えてもよい。すなわち、人が端末14を操作することにより、カメラ3を選択することができ、当該選択がなされる度に、新たに選択されたカメラ3が生成した動画データがディスプレイ14aにリアルタイムに表示されてもよい。
ステップS5において、人は、ディスプレイ14aに表示された動画データを見て、カメラ3の向きを調整するための操作を端末14に行ってもよい。この操作が行われた場合には、端末14は、当該操作を示す上述の操作指令を生成して、通信ネットワーク13を介して当該操作指令を通信装置4に送信する。これにより、通信装置4は、操作指令を受信すると、当該操作指令をカメラ3に入力する。カメラ3は、その駆動装置により、入力された操作指令に従って向きを変える。なお、ボックス5毎に、通信装置4が設けられている場合には、ステップS5は、いずれかのカメラ3と当該カメラ3に対応する通信装置4に対して行われてよい。
ステップS4において、又は、ステップS5の後、端末14は、継続的に、カメラ3が生成した動画データを受信し、当該動画データがディスプレイ14aに表示される。人は、このように表示された動画データを見て、対象領域の状況を確認し、その状況に応じた対応を取ることができる。
例えば、ディスプレイ14aを見た人は、対象領域がイベント参加者で混雑し過ぎていると判断した場合には、対象領域の参加者を誘導してもらうように現場の係員に連絡し、または、会場へ入場する参加者の数を制限するように現場の係員に連絡できる。あるいは、ディスプレイ14aを見た人は、イベント関連場所としての駐車場において不適切な位置に駐車した自動車があると判断した場合には、イベント会場にその旨をアナウンスするように現場の係員に連絡できる。また、ディスプレイ14aを見た人は、上記駐車場が混雑し過ぎていると判断した場合には、駐車場において自動車を誘導してもらうように現場の係員に連絡できる。また、ディスプレイ14aを見た人は、対象領域で行われているショーの進行がスケジュールよりも遅れていると判断した場合には、ショーの進行の速めるように現場の係員に連絡できる。
(実施形態の効果)
状況確認装置10の本体1には、路面上を転動可能な車輪2が取り付けられているので、イベント会場又はイベント関連場所の所望の位置へ状況確認装置10を容易に移動できる。すなわち、本体1に取り付けられたカメラ3が所望の対象領域を撮像できる位置へ状況確認装置10を容易に移動できる。
また、カメラ3が撮像した動画データを、リアルタイムに、別の位置にある端末14に送信するので、人は、イベント会場又はイベント関連場所に居なくても、端末14に表示された動画データを見ることで、イベント会場又はイベント関連場所の状況をリアルタイムに確認できる。よって、イベントの現場(イベント会場又はイベント関連場所)において、人を配置しなくても、また、カメラを既存の構造物に取り付けなくても、イベントに応じた対象領域の状況をリアルタイムに確認できる。
また、状況確認装置10により、イベントを適切に開催するために現場に配置する人員を減らすことができる。
複数のカメラ3を状況確認装置10に設けることにより、広い視野範囲の状況を確認できる。
カメラ3は、基部8から上方へ延びている伸長部9に取り付けられているので、カメラ3の視界を確保しやすい。
また、伸長部9は、鉛直方向に伸縮可能に構成されているので、状況確認装置10を移動させる時には伸長部9を収縮した状態して、その移動を容易にでき、状況確認装置10を所望の位置へ移動させたら、伸長部9を伸長させることで、カメラ3を上方へ移動させてその視界を確保できる。
カメラ3と通信装置4は、ボックス5内に設置されているので、状況確認装置10を屋外で使用しても、塵や雨水が、カメラ3と通信装置4に進入することを防止でき、真夏の熱や真冬の寒気からカメラ3と通信装置4を保護できる。
更に、カメラ3と通信装置4がボックス5に取り付けられているので、カメラ3と通信装置4がボックス5と一体となっている。そのため、状況確認装置10の組み立てが容易になる。
投光装置6は、カメラ3が撮像する対象領域に投光可能であるので、夜間に行われるイベントであっても、カメラ3は、投光装置6により照らされた対象領域を撮像できる。したがって、夜間であっても、対象領域の状況を、別の場所にある端末14でリアルタイムに確認できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の変更例1、2の一方又は両方を採用してもよい。この場合、以下で説明しない点は上述と同じであってよい。
(変更例1)
通信装置4が上述の認証機能を有していない場合には、端末14が、例えば人に操作されることにより、通信ネットワーク13を介して通信装置4にアクセスしてよい。これにより、通信装置4は、カメラ3が生成した動画データを、通信ネットワーク13を介して当該端末14へリアルタイムに送信する。
(変更例2)
複数のカメラ3に対し1つの通信装置4が設けられてもよい。この場合について説明する。
カメラ3毎にボックス5を設ける場合には、通信装置4は、いずれかのボックス5の内部空間に設けられてよい。
上述のステップS5において、人は、カメラ3を指定するための操作と、カメラ3の向きを調整するための操作とを端末14に行ってよい。これにより、端末14は、指定されたカメラ3を示す指定情報と上述の操作指令を生成して、通信ネットワーク13を介して当該指定情報と当該操作指令を通信装置4に送信する。これにより、通信装置4は、当該指定情報と操作指令を受信すると、当該指定情報が示すカメラ3に当該操作指令を入力する。当該カメラ3は、その駆動装置により、入力された操作指令に従って向きを変える。
1 本体、2 車輪、3 カメラ、4 通信装置、4a 記憶部、5 ボックス、6 投光装置、7 電力源(発電装置)、8 基部、9 伸長部、9a 第1の筒状部材、9b 第2の筒状部材、10 状況確認装置、11a,11b 貫通孔、12 ロック部材、13 通信ネットワーク、14 端末、14a ディスプレイ、15 窓、16 窓部材、20 状況確認システム、C 中心軸

Claims (7)

  1. イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するための状況確認装置であって、
    本体と、
    前記本体に取り付けられ路面上を転動可能な車輪と、
    前記本体に取り付けられ対象領域を撮像して動画データを生成するカメラと、
    前記本体に取り付けられ前記カメラが生成した動画データを、通信ネットワークを介してリアルタイムに端末へ送信する通信装置とを備える状況確認装置。
  2. 前記本体は、基部と、該基部から上方へ延びている伸長部とを含み、
    前記基部には、前記車輪が取り付けられており、前記伸長部には、前記カメラが取り付けられている、請求項1に記載の状況確認装置。
  3. 前記伸長部は、鉛直方向に伸縮可能に構成されている、請求項2に記載の状況確認装置。
  4. 前記カメラと前記通信装置が収容された内部空間を有するボックスを備え、
    前記ボックスが前記本体に取り付けられていることにより、前記カメラと前記通信装置は、前記ボックスを介して前記本体に取り付けられており、
    該ボックスは、前記内部空間を区画する壁部を有し、該壁部には窓が形成されており、
    前記カメラは、前記窓を通して対象領域を撮像する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の状況確認装置。
  5. 前記本体に取り付けられ、前記カメラが撮像する対象領域に投光可能な投光装置を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の状況確認装置。
  6. イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するための状況確認システムであって、
    前記会場又は前記関連する場所へ配置される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の状況確認装置と、
    通信ネットワークを介して前記状況確認装置と通信可能な端末とを備え、
    前記状況確認装置において、前記カメラが対象領域を撮像して動画データを生成し、前記通信装置が、当該動画データを、前記通信ネットワークを介してリアルタイムに前記端末へ送信し、
    前記端末は、受信した前記動画データをリアルタイムに表示するディスプレイを有する、状況確認システム。
  7. イベントの会場、又は、イベントに関連する場所の状況をリアルタイムに確認するための状況確認方法であって、
    前記会場又は前記関連する場所に配置された、請求項1〜5のいずれか一項に記載の状況確認装置において前記カメラが対象領域を撮像して動画データを生成する場合に、
    前記通信装置から送信された前記動画データを、通信ネットワークを介して受信し、
    該受信した動画データをリアルタイムに表示する、状況確認方法。
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