JP2019090859A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示領域を広げることができ、かつ接着層の端面における反射光が目立つことを防ぐことができ、表示品位に優れた表示装置を提供できる。【解決手段】透明板2と、透明板2の第1表面2aに対し、表示面が接着層4を介して貼り付けられた液晶パネル3と、液晶パネル3を保持するベゼル6と、を備え、液晶パネル3と対向する領域の透明板2の外周には、液晶パネル3の外周部を覆うとともに、透明板2の法線方向から見て接着層4に重ならないように設けられた遮光部7を有し、ベゼル6は、透明板2と液晶パネル3との間に配置され、遮光部7によって覆われた位置に設けられるフランジ部63を有し、接着層4の端面4aには、透明板2の面方向で接着層4の端面4aから遮光部7までの全体にわたって充填材9Aが充填されている。【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置に関する。
従来、液晶表示装置、有機エレク卜口ルミネッセンス表示装置等の表示パネルを備えた表示装置として、カバーガラス(透明板)と、透明板の一方の表面に対し、表示面が接着層を介して貼り付けられた液晶パネルと、液晶パネルを保持するベゼルと、を備えたものが知られている。このような表示装置では、透明板の端部周辺にベゼルを隠すための遮光部が配置されている。
そして、上述した表示装置では、透明板に接着層を介して液晶パネルを直接貼り付け、その後で液晶パネルに対してベゼルで保持されたバックライトを取り付ける作業により製作されている。このように液晶パネルとバックライトとを別々に取り付ける組立方法となることから、手間とコストがかかっていた。そこで、組み立てにかかるコストを低減する表示装置として、たとえば特許文献1に示されるような、液晶パネルとバックライトとをベゼルと共に一体に設けた表示装置本体としてモジュール化し、表示装置本体を透明板に接着層を介して貼り合せたものが提案されている。
しかし、近年の表示装置では、透明板付きの液晶パネルの外側の遮光部を狭くし、液晶パネルの表面から突出するように設けられたベゼルと接着層の端面との隙間も狭くした設計(これを狭ベゼルという)とすることで、画像表示領域(アクティブエリア)を広げることが行われている。
ところが、このような狭ベゼルにした場合、液晶パネルとバックライトとをベゼルと共にモジュール化したときに、ベゼル、液晶パネル、及び透明板の間に隙間があり、この隙間から光が漏れてしまう。透明板にはベゼルを隠すための遮光部が端部周辺に配置されるが、透明板の表面から視認した際に、アクティブエリアとベゼルとの間の領域に接着層の端面が位置されることになり、バックライトからの漏れ光や外光の反射によって接着層の端面で光の散乱/反射が起こり、その端面が目立ってしまう問題があった。
とくに、液晶パネルとバックライトとがモジュール化された構成の場合には、接着層にガラスをインサートするなど、液晶パネルと透明板との間の距離が大きくなり、上述したような接着層の端面における反射光がさらに目立つことから、その点で改善の余地があった。
ところが、このような狭ベゼルにした場合、液晶パネルとバックライトとをベゼルと共にモジュール化したときに、ベゼル、液晶パネル、及び透明板の間に隙間があり、この隙間から光が漏れてしまう。透明板にはベゼルを隠すための遮光部が端部周辺に配置されるが、透明板の表面から視認した際に、アクティブエリアとベゼルとの間の領域に接着層の端面が位置されることになり、バックライトからの漏れ光や外光の反射によって接着層の端面で光の散乱/反射が起こり、その端面が目立ってしまう問題があった。
とくに、液晶パネルとバックライトとがモジュール化された構成の場合には、接着層にガラスをインサートするなど、液晶パネルと透明板との間の距離が大きくなり、上述したような接着層の端面における反射光がさらに目立つことから、その点で改善の余地があった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、表示装置としての画像表示領域を広げることができ、かつ接着層の端面における反射光が目立つことを防ぐことができ、表示品位に優れた表示装置を提供する。
前記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、透明板と、前記透明板の一方の表面に対し、表示面が接着層を介して貼り付けられた液晶パネルと、前記液晶パネルを保持する保持部材と、を備えた表示装置であって、前記液晶パネルと対向する領域の前記透明板の外周には、前記液晶パネルの外周部を覆うとともに、前記透明板の法線方向から見て前記接着層に重ならないように設けられた遮光部を有し、前記保持部材は、前記透明板と前記液晶パネルとの間に配置され、前記遮光部によって覆われた位置に設けられるフランジ部を有し、前記接着層の端面には、前記透明板の面方向で前記接着層の端面から前記遮光部までの少なくとも一部に充填材が介在されていることを特徴としている。
本発明では、保持部材のフランジ部が遮光部によって覆われ隠れた状態になるので、遮光部によって囲まれた液晶パネルの画像表示面のみが見えることになる。つまり、本発明では、バックライトを保持する保持部材(フランジ部)を覆い隠す遮光部が接着層に重ならない位置であっても、接着層の端面から前記遮光部までの少なくとも一部に介在された充填材によって、接着層の端面における光の散乱/反射が起きにくくなる結果、前記端面が見えにくくなる。
このように本発明では、優れた表示品位をもたせつつ、遮光部を狭くして接着層の端面とベゼルとの隙間も狭くした構成を実現できるので、画像表示領域(アクティブエリア)を広げることができる。
このように本発明では、優れた表示品位をもたせつつ、遮光部を狭くして接着層の端面とベゼルとの隙間も狭くした構成を実現できるので、画像表示領域(アクティブエリア)を広げることができる。
また、本発明に係る表示装置において、前記充填材は、前記端面に入射する光を吸収する光吸収部材であることが好ましい。
この場合には、接着層の端面に少なくとも遮光部までの間に光吸収部材が充填されているので、この光吸収部材によって前記端面に入射する外光やバックライト光を吸収できる。これにより、接着層の端面からの反射光を防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る表示装置において、前記充填材は、前記面方向で少なくとも前記接着層の端面から前記遮光部までの全体にわたって介在されていてもよい。
この場合には、接着層の端面と遮光部との間に隙間なく充填材が介在しているので、接着層の端面からの反射光をより確実に防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る表示装置において、前記充填材は、前記接着層の端面の少なくとも一部を被覆する光吸収塗料であることが好ましい。
この場合には、接着層の端面の少なくとも一部が光吸収塗料で被覆されているので、この光吸収塗料によって前記端面に入射する外光やバックライト光を吸収できる。これにより、接着層の端面からの反射光を防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る表示装置において、前記透明板には、前記一方の表面と反対側の他方の表面に反射ミラーが設けられていてもよい。
この場合には、光吸収部材による接着層の端面の反射光を防止することに加え、透明板の他方の表面に設けられる反射ミラーによって、透明板における反射を制御することで接着層の端面の反射光を防止でき、反射光が目立つことによる表示品位の低下をより確実に抑制することができる。
本発明の表示装置によれば、表示装置としての画像表示領域を広げることができ、かつ接着層の端面における反射光が目立つことを防ぐことができ、表示品位に優れたものを提供することができる。
以下、本発明による実施の形態の表示装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態による表示装置1は、透明板2と、透明板2の一方の表面(第1表面2a)に対して取り付けられた表示装置本体10と、を備えている。表示装置本体10は、透明板2の第1表面2aに対し、表示面3aが接着層4を介して貼り付けられた液晶パネル3と、液晶パネル3を透明板2とは反対側から照射するバックライト5と、液晶パネル3及びバックライト5を保持するベゼル6(保持部材)と、を一体に設けて構成されている。なお、図1では、バックライト5を分かり易く説明するために、簡略化して示している。
透明板2は、表示装置本体10を配置する第1表面2aと、第1表面2aの反対側となる第2表面2bとを有し、表示パネル3の面積よりも大きな形状となっている。透明板2は、矩形状の透明板状体から構成され、たとえば、ソーダライムガラス、アルミノシリケートガラス、アルミノボロシリケートガラス等の無機ガラス、又はポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等からなる有機ガラスから構成される。
透明板2の厚さ寸法は、透明板2に想定される荷重に応じて、適宜に設定できるが、たとえば、0.5mm以上とすることができる。なお、透明板2には、必要に応じて化学強化処理、反射防止膜形成処理を施してもよい。
透明板2の厚さ寸法は、透明板2に想定される荷重に応じて、適宜に設定できるが、たとえば、0.5mm以上とすることができる。なお、透明板2には、必要に応じて化学強化処理、反射防止膜形成処理を施してもよい。
第1表面2aにおける液晶パネル3と対向する領域の透明板2の外周には、液晶パネル3の外周部3bを覆うとともに、透明板2の面方向に直交する方向(法線方向)から見て接着層4に重ならないように設けられた遮光部7を有している。
遮光部7は、透明板2の第1表面2aの周縁部に設けられている。接着層4は、第1表面2aにおいて、遮光部7で囲まれた領域より小さな形成面積により設けられている。
遮光部7は、透明板2の第1表面2aの周縁部に設けられている。接着層4は、第1表面2aにおいて、遮光部7で囲まれた領域より小さな形成面積により設けられている。
遮光部7は、図2に示すように、表示装置本体10を貼り合わせた際に表示装置本体10の画像表示領域(以下、「アクティブエリアP」という)以外の領域(すなわちアクティブエリアPの外側の領域)であって、かつ上述したように接着層4に重ならない位置に設けられている。さらに、遮光部7は、表示装置本体10のベゼル6が透明板2の法線方向で第2表面2b側から見て隠れるように配置されている。すなわち、透明板2の全領域のうち、遮光部7で囲まれた矩形領域が、液晶パネル3の画像表示面の領域とほぼ一致している。
透明板2がガラス板の場合、黒色顔料を含むセラミック印刷等の印刷法を用いて遮光部7を形成すると、遮光性が高く好ましい。透明板2として化学強化ガラス板を用いる場合には、遮光インクとして有機系材料を用いることで印刷時の透明板2の焼成温度を低下させることができる。ただし、遮光部7は、必ずしも印刷法により形成されたものでなくてもよい。たとえば、別途作製した遮光部7と透明板2とを貼り合わせてもよい。その他、種々の薄膜形成法や透明面材の表面改質処理法を用いて遮光部7を形成できる。
本実施の形態の表示装置1は、遮光部7を有するので、接着層4によって液晶パネル3を透明板2の第1表面2aに貼付した後、透明板2を第2表面2b側から見たときに、液晶パネル3の画像表示面の領域の外側領域を遮光部7によって隠すことができる。
これにより、透明板2を第2表面2b側から見たときに、液晶パネル3に接続されたフレキシブルプリント配線板等の配線部材が、遮光部7によって隠される。また、表示装置本体10のベゼル6、及びベゼル6に備えられた後述する取付部材8も遮光部7によって隠される。これにより、透明板2を第2表面2b側から見たときには、遮光部7によって囲まれた液晶パネル3の画像表示面のみが見える。
これにより、透明板2を第2表面2b側から見たときに、液晶パネル3に接続されたフレキシブルプリント配線板等の配線部材が、遮光部7によって隠される。また、表示装置本体10のベゼル6、及びベゼル6に備えられた後述する取付部材8も遮光部7によって隠される。これにより、透明板2を第2表面2b側から見たときには、遮光部7によって囲まれた液晶パネル3の画像表示面のみが見える。
接着層4は、透明板2を表示装置本体10と貼り合わせるためのものである。接着層4は、第1表面2aに設けられている。接着層4は、遮光部7よりも小さい形成面積を有している。すなわち、透明板2の第1表面2aは、接着層4が設けられる領域と、遮光部7が設けられる領域と、を有する。
接着層4は、液状の光硬化性樹脂組成物を硬化させたものである。光硬化性樹脂組成物は、光硬化性を有する硬化性化合物、光重合開始剤、及び、必要に応じて非硬化性オリゴマーを含む液状の組成物である。非硬化性オリゴマーは、光硬化性樹脂組成物の硬化時に、組成物中の硬化性化合物と硬化反応を生じない水酸基を有するオリゴマーである。
光硬化性を有する硬化性化合物としては、ウレタンアクリレートオリゴマー、シリコーンオリゴマー、アクリルオリゴマー等が挙げられる。なお、光硬化性樹脂組成物の代わりに熱硬化性樹脂組成物を用いることもできる。この場合、光重合開始剤の代わりに熱重合開始剤を含む。
前記光硬化性樹脂組成物を硬化させた接着層としては、ウレタンアクリレートポリマー、シリコーンポリマー、アクリルポリマー等が挙げられる。
光硬化性を有する硬化性化合物としては、ウレタンアクリレートオリゴマー、シリコーンオリゴマー、アクリルオリゴマー等が挙げられる。なお、光硬化性樹脂組成物の代わりに熱硬化性樹脂組成物を用いることもできる。この場合、光重合開始剤の代わりに熱重合開始剤を含む。
前記光硬化性樹脂組成物を硬化させた接着層としては、ウレタンアクリレートポリマー、シリコーンポリマー、アクリルポリマー等が挙げられる。
接着層4は、予め所定の厚さのシート状に形成してある。
接着層4の厚さは液晶パネル3の構成に合わせて適宜調整できるが、0.03〜10mmの範囲であるものを好適に使用できる。前記下限値以上であることで、透明板2に液晶パネル3を十分に固定できることに加え、ベゼル6の厚みをカバーでき、施工性の点で好ましい。前記上限値以下であることで、接着層4の重さを抑えられる点で好ましい。特に好ましくは1.5〜5mmの範囲である。
また、複数層の接着層4により、図示しない透明板を挟持した構成とすることもできる。当該構成の採用により、ベゼル6の厚みをカバーし、かつ、接着層4の重さを抑えることができる。かかる構成における透明板は、ガラスやアクリル等の透明材料から構成されることが好ましい。
接着層4は、せん断弾性率が102〜105Paの範囲であるものを好適に使用できる。前記下限値以上であると、透明板2に液晶パネル3を十分に固定でき、前記上限値以下であると、気泡が発生しても短時間で消失しやすい。
また、接着層4の端面4aには、この端面4aに接するように充填材9Aが設けられている。
接着層4の厚さは液晶パネル3の構成に合わせて適宜調整できるが、0.03〜10mmの範囲であるものを好適に使用できる。前記下限値以上であることで、透明板2に液晶パネル3を十分に固定できることに加え、ベゼル6の厚みをカバーでき、施工性の点で好ましい。前記上限値以下であることで、接着層4の重さを抑えられる点で好ましい。特に好ましくは1.5〜5mmの範囲である。
また、複数層の接着層4により、図示しない透明板を挟持した構成とすることもできる。当該構成の採用により、ベゼル6の厚みをカバーし、かつ、接着層4の重さを抑えることができる。かかる構成における透明板は、ガラスやアクリル等の透明材料から構成されることが好ましい。
接着層4は、せん断弾性率が102〜105Paの範囲であるものを好適に使用できる。前記下限値以上であると、透明板2に液晶パネル3を十分に固定でき、前記上限値以下であると、気泡が発生しても短時間で消失しやすい。
また、接着層4の端面4aには、この端面4aに接するように充填材9Aが設けられている。
液晶パネル3は、周知のものであるが、たとえば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を備えたTFT素子基板とカラーフィルター(Color Filter)を備えたCF基板との間に液晶を封入し、このTFT素子基板とCF基板とを一対の偏光板によって挟持することにより構成されている。そして、透明板2の第1表面2aに対面する偏光板(図示省略)が接着層4によって透明板2の第1表面2aに貼り付けられる。これによって、液晶パネル3が透明板2に固定される。液晶パネル3の厚さは、例えば0.5mm〜2.0mmである。
液晶パネル3の駆動方式は、特に限定されないが、たとえば、インプレイン・スイッチング(In-Plane Switching)等の横電界方式が挙げられる。また、本実施の形態では、液晶パネル3を接着層4によって透明板2の第1表面2aに直接貼り付ける形態としているが、これに限定されるものではない。
バックライト5は、発光ダイオード(LED) 等の発光素子と、導光板と、必要に応じてフリズムシート、光拡散シート等の1枚又は複数枚の光学フィルムと、ミラーと、を備える。すなわち、発光素子から射出された光は、導光板に入射して内部を導光する間にミラーで反射し、光学フィルムを介して液晶パネル3に向けて射出される。光学フィルムは、導光板から射出された光の強度を均一化したり、視野角を変更したり、光の利用効率を改善する機能を有する。そのため、光学フィルムと液晶パネル3とは、必要に応じて間隔をあけて配置されている。
バックライト5を保持するベゼル6は、たとえば、金属製であり、底面61aを有する背面板61と、背面板61に対して略垂直な位置に有する枠部62と、枠部62の突端から透明板2の面方向で表示装置本体10の内側に向けて突出するフランジ部63と、を有している。枠部62は、背面板61の全周縁部に沿って設けられていてもよく、一部が切り欠かれて間欠的に設けられていてもよい。このように構成されるベゼル6は、たとえば板厚1mmのアルミニウム製板状材を、プレス成型することによって構成されており、軽量化が図られている。
ベゼル6の背面板61の底面61a側には、バックライト5を外周側から保持する凹部(図示省略)が形成されている。ベゼル6の枠部62の内側面62aは、液晶パネル3の端面3cから離間している。すなわち、枠部62と液晶パネル3の端面3cとの間には隙間が形成された状態になっている。また枠部62の突端面62bは、透明板2に設けられる遮光部7から離間している。すなわち、枠部62の突端面62bと遮光部7との間には隙間が形成された状態になっている。
また、枠部62の外側面62cには、後述する取付部材8が取り付けられる。
また、枠部62の外側面62cには、後述する取付部材8が取り付けられる。
ベゼル6のフランジ部63は、透明板2と液晶パネル3との間に配置され、遮光部7によって覆われた位置に設けられている。フランジ部63の端面63aは、透明板2の法線方向から見て遮光部7の内端7aよりも外側に位置している。そして、フランジ部63は、透明板2及び液晶パネル3のそれぞれに対して透明板2の法線方向に隙間をあけて配置されている。
フランジ部63、透明板2、接着層4の端面4a、及び液晶パネル3によって囲まれる隙間部Sには、上述したように接着層4の端面4aに接するように充填材9Aが充填されている。充填材9Aは、透明板2の面方向で少なくとも接着層4の端面4aから遮光部7までの全体にわたって介在された状態となっている。そして、充填材9Aは、フランジ部63、透明板2、接着層4の端面4a、及び液晶パネル3に密着した状態となっている。充填材9Aとしては、とくに限定されるものではないが、透明板2との屈折率差の小さい材料であることが好ましい。透明板2との屈折率差の小さい材料であれば、接着層4の端面4aにおける光の散乱/反射が起きにくくなる結果、端面4aが見えにくくなる。たとえば、充填材9Aは、熱硬化性樹脂組成物や2液硬化性樹脂組成物、湿熱硬化性樹脂組成物を硬化させてなる硬化物であることが好ましい。また、上記樹脂組成物は、硬化時の収縮の小さい材料であることが好ましい。硬化収縮が小さいことで、液晶パネル3を透明板2に貼り合わせた際に、液晶パネル3の表面に表示ムラが発生することを防止できる。さらには、上記硬化物は透明であることが好ましい。特に好ましい充填材9Aは、シリコーン、エポキシ等の透明樹脂である。また、充填材9Aは、光を吸収する材料であってもよい。
表示装置本体10は、ベゼル6の枠部62の外側面62cと接合する1以上の取付部材8を有し、これら取付部材8を介して透明板2の第1表面2aに固定される。具体的に説明すると、取付部材8の基部81を、透明板2の第1表面2aの遮光部7を有する領域に不図示の粘着剤によって貼り付ける。そして、取付部材8の取付部82とベゼル6の枠部62の外側面62cとを接合する。これにより、表示装置本体10が、取付部材8を介して透明板2の第1表面2aに接合される。本実施の形態においては、取付部材8としてアングルを使用し、取付部材8と、ベゼル6の枠部62の外側面62cとをボルト83によって接合している。なお、取付部材8とベゼル6の枠部62の外側面62cとの接合方法はボルトを用いた方法には限定されない。
次に、本実施の形態の表示装置1の組立手順について説明する。
表示装置1は、図1に示すように、透明板2の第1表面2aに、モジュール化された表示装置本体10の液晶パネル3の画像表示面を接着層4を介して隙間なく貼り付けることにより製造する。
表示装置本体10は、予めベゼル6の背面板61の底面61aにバックライト5を保持させ、さらにバックライト5の背面板61と反対側の面に液晶パネル3を配置させた状態で一体的に設けられている。このとき、ベゼル6のフランジ部63の位置は、透明板2に取り付ける状態と同じ位置に決められている。また、表示装置本体10のベゼル6には、枠部62の外側面62cに予め取付部材8を取り付けておく。
表示装置1は、図1に示すように、透明板2の第1表面2aに、モジュール化された表示装置本体10の液晶パネル3の画像表示面を接着層4を介して隙間なく貼り付けることにより製造する。
表示装置本体10は、予めベゼル6の背面板61の底面61aにバックライト5を保持させ、さらにバックライト5の背面板61と反対側の面に液晶パネル3を配置させた状態で一体的に設けられている。このとき、ベゼル6のフランジ部63の位置は、透明板2に取り付ける状態と同じ位置に決められている。また、表示装置本体10のベゼル6には、枠部62の外側面62cに予め取付部材8を取り付けておく。
図2に示すように、表示装置本体10を接着層4を介して透明板2に貼り合せる際には、枠部62に取り付けられている取付部材8の基部81を粘着剤に接着し、取付部材8の取付部82とベゼル6の枠部62の外側面62cとをボルト83によって締結する。これにより、表示装置本体10が透明板2の第1表面2aに対し、液晶パネル3と取付部材8とによって透明板2の法線方向に支持される。上記の手順によって表示装置1が組み立てられる。
次に、上述した表示装置1の作用について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、ベゼル6のフランジ部63が遮光部7によって覆われ隠れた状態になるので、遮光部7によって囲まれた液晶パネル3の画像表示面のみが見えることになる。
本実施の形態では、図2に示すように、ベゼル6のフランジ部63が遮光部7によって覆われ隠れた状態になるので、遮光部7によって囲まれた液晶パネル3の画像表示面のみが見えることになる。
つまり、本実施の形態では、バックライト5を保持するベゼル6のフランジ部63を覆い隠す遮光部7が接着層4に重ならない位置であっても、接着層4の端面4aと遮光部7との間に隙間なく介在された充填材9Aによって接着層4の端面4aにおける光の散乱/反射が起きにくくなる結果、端面4aが見えにくくなる。さらには、充填材9Aが光吸収性材料である場合、その端面4aに入射する外光やバックライト光を吸収できる。そのため、接着層4の端面4aからの反射光を防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。とくに本実施の形態では、接着層4の端面4aと遮光部7との間に隙間なく充填材9Aが介在しているので、接着層4の端面4aからの反射光をより確実に防ぐことができる。
このように本実施の形態では、優れた表示品位をもたせつつ、遮光部7を狭くして接着層4の端面4aとベゼル6のとの隙間も狭くした構成を実現できるので、画像表示領域(アクティブエリアP)を広げることができる。
このように本実施の形態では、優れた表示品位をもたせつつ、遮光部7を狭くして接着層4の端面4aとベゼル6のとの隙間も狭くした構成を実現できるので、画像表示領域(アクティブエリアP)を広げることができる。
このように本実施の形態では、表示装置1としての画像表示領域を広げることができ、かつ接着層4の端面4aにおける反射光が目立つことを防ぐことができ、表示品位に優れたものを提供することができる。
以上、本発明による表示装置の実施の形態について説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更できる。
たとえば、上述した実施の形態のような接着層4の端面4aに設けられる充填材9Aとして、図3に示す表示装置1Aのように、接着層4の端面4aに光吸収塗料9Bを被覆したものを用いてもよい。
この場合には、接着層4の端面4aに、入射する光を吸収するたとえば黒色の光吸収塗料9Bが被覆されているので、この光吸収塗料9Bによって前記端面4aに入射する外光やバックライト光を吸収できる。これにより、接着層4の端面4aからの反射光を防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。なお、光吸収塗料9Bの色は黒に限定されることはなく、光吸収性を有し、反射を防止できる色であればとくに制限されることはない。
この場合には、接着層4の端面4aに、入射する光を吸収するたとえば黒色の光吸収塗料9Bが被覆されているので、この光吸収塗料9Bによって前記端面4aに入射する外光やバックライト光を吸収できる。これにより、接着層4の端面4aからの反射光を防ぐことができ、反射光が目立つことによる表示品位の低下を抑制することができる。なお、光吸収塗料9Bの色は黒に限定されることはなく、光吸収性を有し、反射を防止できる色であればとくに制限されることはない。
また、透明板2の第2表面2bに反射ミラー(図示省略)を設けるようにしてもよい。この場合には、光吸収部材による接着層の端面の反射光を防止することに加え、透明板の他方の表面に設けられる反射ミラーによって、透明板における反射を制御することで接着層4の端面4aの反射光を防止でき、反射光が目立つことによる表示品位の低下をより確実に抑制することができる。
また、本実施の形態では、接着層4の構成として、厚みを大きくする場合には、ガラス板で挟持されて厚みを増大させた部材を採用してもよい。
さらに、ベゼル6と透明板2とを固定する取付部材8の構成も、上述した実施の形態に限定されることはなく、他の構造の部材を用いてもよい。
また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜できる。
1 表示装置
2 透明板
2a 第1表面(一方の表面)
2b 第2表面(他方の表面)
3 液晶パネル
3a 表示面
3b 外周部
4 接着層
4a 端面
5 バックライト
6 ベゼル(保持部材)
7 遮光部
8 取付部材
9A 充填材
9B 光吸収塗料(充填材)
10 表示装置本体
62 枠部
63 フランジ部
S 隙間部
2 透明板
2a 第1表面(一方の表面)
2b 第2表面(他方の表面)
3 液晶パネル
3a 表示面
3b 外周部
4 接着層
4a 端面
5 バックライト
6 ベゼル(保持部材)
7 遮光部
8 取付部材
9A 充填材
9B 光吸収塗料(充填材)
10 表示装置本体
62 枠部
63 フランジ部
S 隙間部
Claims (5)
- 透明板と、前記透明板の一方の表面に対し、表示面が接着層を介して貼り付けられた液晶パネルと、前記液晶パネルを保持する保持部材と、を備えた表示装置であって、
前記液晶パネルと対向する領域の前記透明板の外周には、前記液晶パネルの外周部を覆うとともに、前記透明板の法線方向から見て前記接着層に重ならないように設けられた遮光部を有し、
前記保持部材は、前記透明板と前記液晶パネルとの間に配置され、前記遮光部によって覆われた位置に設けられるフランジ部を有し、
前記接着層の端面には、前記透明板の面方向で前記接着層の端面から前記遮光部までの少なくとも一部に充填材が介在されていることを特徴とする表示装置。 - 前記充填材は、前記端面に入射する光を吸収する光吸収部材である請求項1に記載の表示装置。
- 前記充填材は、前記面方向で少なくとも前記接着層の端面から前記遮光部までの全体にわたって介在されている請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記充填材は、前記接着層の端面の少なくとも一部を被覆する光吸収塗料である請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記透明板には、前記一方の表面と反対側の他方の表面に反射ミラーが設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017217671A JP2019090859A (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017217671A JP2019090859A (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 表示装置 |
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JP2019090859A true JP2019090859A (ja) | 2019-06-13 |
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Family Applications (1)
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JP2017217671A Pending JP2019090859A (ja) | 2017-11-10 | 2017-11-10 | 表示装置 |
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JP (1) | JP2019090859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022085340A1 (ja) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | ミネベアミツミ株式会社 | 液晶表示装置 |
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2017
- 2017-11-10 JP JP2017217671A patent/JP2019090859A/ja active Pending
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WO2022085340A1 (ja) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | ミネベアミツミ株式会社 | 液晶表示装置 |
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