JP2019089542A - トラクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントローダや排ガス処理機構を構成する排ガス処理部の支持性能を良好にすることができるトラクタを提供する。【解決手段】ボンネット(6)内部にエンジン(7)及び第一の排ガス処理部(31)を設け、ボンネットの左右一側方に第二の排ガス処理部(32)を設け、第一の排ガス処理部(31)と第二の排ガス処理部(32)をパイプ(34)で接続し、エンジン(7)が載置される機体フレーム(12)と第二の排ガス処理部(32)との間にフロントローダを取り付けるフロントローダブラケット(36)及びフロントローダに対して油圧を取り出すアダプタを設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、トラクタに関する。
従来、作業車両(たとえば、農業用トラクタ)は、エンジンの排ガスを、2つの排ガス処理部を順に通過させて浄化処理する排ガス処理機構を備える。たとえば、2つの排ガス処理部は、ボンネットの内部において、一方(第1の排ガス処理部)がエンジンの上方に配置され、他方(第2の排ガス処理部)がボンネットの左右いずれかの外部に配置される。
ここで、上述したような作業車両には、第2の排ガス処理部の支持構成として、たとえば、円筒状の第2の排ガス処理部を横向きの状態で凹状に設けられた支持部の内部に配置したものがある(たとえば、特許文献1参照)。
米国特許第7937936号明細書
本発明は、フロントローダや排ガス処理機構を構成する排ガス処理部の支持性能を良好にすることができるトラクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のトラクタは、ボンネット内部にエンジン及び第一の排ガス処理部を設け、ボンネットの左右一側方に第二の排ガス処理部を設け、
第一の排ガス処理部と第二の排ガス処理部をパイプで接続し、
エンジンが載置される機体フレームと第二の排ガス処理部との間にフロントローダを取り付けるフロントローダブラケット及びフロントローダに対して油圧を取り出すアダプタを設けることを特徴とする。
請求項2に記載のトラクタは、請求項1に記載の発明において、ミッションケースを設け、
第二の排ガス処理部を支持する支持部材を設け、支持部材はミッションケースから左右一側方に突出するカラー部材に取り付けられ、
フロントローダブラケットを支持部材と機体フレームに連結することを特徴とする。
請求項3に記載のトラクタは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、支持部材は第二の排ガス処理部を載置する底部と前記パイプと第二の排ガス処理部との接続部分を被覆する被覆部を備え、前記アダプタは前記パイプと第二の排ガス処理部との間にあって、かつ、支持部材の上方で被覆部に接近する位置に設けたことを特徴とする。
請求項4に記載のトラクタは、請求項3に記載の発明において、前記底部には、前記パイプの接続端部が配置される位置に開口を設けることを特徴とする。
本発明によれば、フロントローダを機体フレームと支持部材との連結に供することで、製造にかかるコストを安価にすることができる。
また、支持部材上にフロントローダに供する装置が設けられることで、構造的にも安価に製造することができる。また、スペースを有効利用することができる。
また、被覆部によりパイプが露出しないため、車両の美観を高めることができる。また、支持部材に配置されるパイプの熱が開口から支持部材の外部へ放出されるため、支持部材に熱がこもることを防止することができる。さらに、支持部材にゴミなどが堆積することを防止することができる。
図1は、実施形態に係る作業車両の概略左側面図である。 図2は、ボンネットの内部構造を示す正面図である。 図3は、ボンネットの内部構造を示す平面図である。 図4は、排ガス処理機構を示す斜視図である。 図5は、第2の排ガス処理部および支持部材を示す斜視図である。 図6は、支持部材を示す斜視図である。 図7は、燃料タンクおよび尿素水タンクを示す斜視図である。 図8は、燃料サブタンクを示す斜視図である。 図9は、燃料ポンプを示す斜視図である。
以下に、本発明に係る作業車両の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施形態に係る作業車両1の概略左側面図である。図1に示すように、実施形態に係る作業車両1は、圃場などで自走しながら対地作業を行う農業用のトラクタ(以下、作業車両を「トラクタ」とする)である。なお、以下では、作業車両としてのトラクタ1の前進方向を前方側(図1の左側)とし、前進方向の逆向きの方向を後方側(図1の右側)とし、トラクタ1の前後方向と直交する直交方向を左右方向とし、トラクタ1の前後方向と直交する鉛直方向を上下方向としている。
トラクタ1は、エンジン7によって発生し、主変速装置および副変速装置によって減速した動力を、前輪増速切換機構を介して、前輪4へ伝達可能になっている。トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力を伝達すると、エンジン7から伝達される動力によって前輪4および後輪5の四輪が駆動される。また、トラクタ1は、前輪増速切換機構が動力の伝達を遮断すると、エンジン7から伝達される動力によって後輪5の二輪が駆動される。すわなち、トラクタ1は、二輪駆動および四輪駆動の切換えが可能になっている。また、トラクタ1の機体2後部には、ロータリなどの作業機を装着可能なPTO(Power take-off)出力軸3が配設されている。
機体2は、主変速装置、副変速装置、前輪増速切換機構、PTO出力軸3へ駆動力を伝達するPTO伝導部などが収容されたミッションケース8と、ミッションケース8の前部に取り付けられたパネルダッシュ9と、キャビン15を支持し、かつ、エンジン7などが設置された機体フレーム12などで構成されている。機体2を構成するミッションケース8、パネルダッシュ9および機体フレーム12は、金属で構成されている。なお、機体フレーム12は、キャビン15を支持する部分と、ボンネット6の下方でエンジン7などが設置される部分とに大別される。
エンジン7は、パネルダッシュ9の前方側で機体フレーム12上に搭載されるとともに、ボンネット6によって覆われている。ミッションケース8は、パネルダッシュ9から機体2の後部にわたって設けられている。ミッションケース8の後部上方には操縦席10が設けられている。操縦席10の左右それぞれの側方には泥除け用のフェンダ11が設けられている。ボンネット6は、機体2に回動自在に取り付けられ、内部空間を開閉自在に取り付けられている。
操縦席10は、オペレータがトラクタ1の操縦時に座るものであって、機体フレーム12に支持されたキャビン15に取り囲まれている。操縦席10の前方には、前輪4の操舵に用いるステアリングハンドル13と、オペレータに各種情報を提供する表示パネルと、オペレータが各種操作を行う操作パネルとが設けられている。ステアリングハンドル13は、ハンドルポスト14に回転可能に支持されている。ハンドルポスト14の下方側、すなわち、操縦席10にオペレータが座った場合におけるオペレータの足元付近には、クラッチペダル20の他、後輪5をペダル操作に応じて制動するブレーキペダル、ペダル操作に応じて機体2が加速するアクセルペダルが設けられている。
また、操縦席10の右側には、トラクタ1の後部に装着されたロータリなどの作業機を上下に昇降操作する作業機昇降レバーが設けられ、操縦席10の左側には、トラクタ1の走行時における主変速装置の変速に関する操作を行う主変速レバー、副変速装置に関する操作を行う副変速レバーが設けられている。主変速レバーは、主変速装置の変速である主変速の操作を行い、主変速を自動的に行う自動変速およびオペレータの任意で行う手動変速を切り換えることができる。なお、主変速レバーは、手動変速では、主変速装置の減速比を8段のいずれかに切り換える。また、副変速レバーは、副変速装置を操作し、走行速度を、超低速、低速、中速、高速および中立に切り換えることができる。
また、キャビン15の下方には、エンジン7に供給される燃料を貯留する燃料タンク16が設けられている。さらに、キャビン15の下方には、後述する排ガス処理機構30を構成する第2の排ガス処理部32(図2参照)に供給する尿素水を貯留する尿素水タンク17が設けられている。なお、燃料タンク16および尿素水タンク17の配置については、図7を用いて後述する。
また、機体2は、キャビン15の左右の少なくともいずれかの外部(本実施形態では、キャビン15の左右それぞれの外部)にオペレータがキャビン15へ乗り降りする場合に使用する昇降ステップ21が設けられている。また、機体2は、ボンネット6の左右の少なくともいずれかの外部に浄化処理されたエンジン7の排ガスを大気中に排出するマフラー22が直立して設けられている。
図2は、ボンネット6の内部構造を示す正面図である。図3は、ボンネット6の内部構造を示す平面図である。なお、図3では、説明の便宜上、キャビン15を省略している。図2および図3に示すように、ボンネット6の内部から外部にかけて、エンジン7の排ガスを浄化処理して排ガス内の大気汚染物質を除去する排ガス処理機構30が設けられている。また、排ガス処理機構30は、2つの排ガス処理部、すなわち、第1の排ガス処理部31(図3参照)および第2の排ガス処理部32を含んで構成されている。第1の排ガス処理部31は、ボンネット6の内部においてエンジン7の上方に配置されている。第2の排ガス処理部32は、ボンネット6の左右いずれかの外部に配置されている。
排ガス処理機構30は、第1の排ガス処理部31に、排ガス内の一酸化窒素(NO)を効率的に酸化させるDOC(Diesel Oxidation Catalyst)の機能を有している。また、排ガス処理機構30は、第2の排ガス処理部32に、尿素水(NH3)を用いたSCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)の機能を有している。このような排ガス処理機構30では、DOCにおいて、排ガス内の一酸化窒素(NO)を二酸化炭素(NO2)に変換し、SCRにおいて、二酸化窒素(NO2)に尿素水(NH3)を供給し、二酸化窒素(NO2)を水(H2O)と窒素ガス(N2)とに変換することで、排ガス内の窒素酸化物(NOX)を除去する。なお、一般的に、窒素酸化物(NOX)を規定量除去するためにはDOCおよびSCRの双方が必須となる。
なお、図3に示すように、ボンネット6の右側の外部に第2の排ガス処理部32および第2の排ガス処理部32の上部に突設されたマフラー22が配置されている。また、キャビン15の支持部材40とは反対側(左側)の外部に第2の排ガス処理部32に供給する尿素水を貯留する尿素水タンク17が配置されている。このように、ボンネット6の左右いずれかの外部のうち、一方に第2の排ガス処理部32が配置され、他方に尿素水タンク17が配置されることで、機体2のバランスを良好にすることができる。また、スペースを有効に利用することができる。
また、図3に示すように、燃料タンク16は、機体2の左右にわたって延伸している。そして、たとえば、フロントローダへ向けて油圧を移動させる油圧ホース50は、燃料タンク16の側面に設けられたジョイスティックバルブ51を通過させてミッションケース8から燃料タンク16の下部へ配索されている。これにより、油圧ホース50の配索が容易となる。さらに、燃料タンク16の下面には、外形を切欠き状に凹ませたホース挿通部が設けられている。油圧ホース50をホース挿通部に通すことで、油圧ホース50が燃料タンク16の下面から突出することを抑えることができる。これにより、油圧ホース50の配索が容易となる。
次に、図4および図5を参照して排ガス処理機構30の構成について説明する。図4は、排ガス処理機構30を示す斜視図である。図5は、第2の排ガス処理部32および支持部材40を示す斜視図である。なお、上述したように、排ガス処理機構30は、第1の排ガス処理部31(DOC)および第2の排ガス処理部32(SCR)を含んで構成されている。図4に示すように、第1の排ガス処理部31は、エンジン7上に取り付けられている。第1の排ガス処理部31にはエンジン7の排ガスが流入される。また、上述したように、第1の排ガス処理部31では、排ガス内の一酸化窒素(NO)を二酸化炭素(NO2)に変換する。また、第2の排ガス処理部32は、円筒状に形成されており、ボンネット6の左右いずれかの外部(本実施形態では、ボンネット6の右側の外部)に後述する支持部材40に支持されて直立状態で取り付けられている。第2の排ガス処理部32には第1の排ガス処理部31で一次処理された排ガスが流入される。上述したように、第2の排ガス処理部32では、二酸化窒素(NO2)に尿素水(NH3)を供給して二酸化窒素(NO2)を水(H2O)と窒素ガス(N2)とに変換する。これにより、排ガス内の窒素酸化物(NOX)が除去される。第2の排ガス処理部32で二次処理された排ガスは、マフラー22から大気中へ排出される。
第2の排ガス処理部32は、熱遮板33によって外周が覆われている。このように、熱遮板33に外周が覆われていることで、第2の排ガス処理部32の断熱効果を高めることができる。また、第1の排ガス処理部31と第2の排ガス処理部32との間は、パイプ(テールパイプ)34によって接続されている。また、エンジン7が載置される機体フレーム12と第2の排ガス処理部32が載置される支持部材40との間に、フロントローダが取り付けられるフロントローダブラケット36(以下、単に「ローダブラケット」という)が設けられている。機体フレーム12と支持部材40とは、ローダブラケット36を用いて連結されている。このように、既存の部品を機体フレーム12と支持部材40との連結に供することで、製造にかかるコストを安価にすることができる。
また、支持部材40上において、第2の排ガス処理部32とエンジン7との間に、フロントローダに対して油圧を取り出すためのアダプタ38が設けられている。このように、支持部材40上に他の装置(たとえば、フロントローダ)に供する装置(たとえば、油圧取出装置)が設けられることで、構造的にも安価に製造することができる。また、スペースを有効利用することができる。
また、ローダブラケット36によって機体フレーム12と支持部材40とを連結する場合、カラー部材37(図5参照)によって機体フレーム12と支持部材40とを事前に仮連結する。図5に示すように、この場合、ミッションケース8から左右いずれかの側方へ突出して設けられたカラー部材37に支持部材40を取り付け、取り付けた状態でローダブラケット36を機体フレーム12と支持部材40との双方に固定する。この後、カラー部材37を取り外してローダブラケット36による機体フレーム12と支持部材40との連結が完了する。このような連結方法によれば、簡単な作業で連結を行うことができ、これにより、製造にかかるコストを安価にすることができる。
ここで、第2の排ガス処理部32は、支持部材40に支持されることで、ボンネット6の左側の外部に配置されている。以下では、図6を参照して支持部材40の構成について説明する。図6は、支持部材40を示す斜視図である。なお、図6では、支持部材40から第2の排ガス処理部32やパイプ34を取り外した状態を示している。図6に示すように、支持部材(支持ブラケット)40は、第2の排ガス処理部32が載置される板状の底部41を有している。底部41は、左右に長い板状に形成されている。また、底部41は、機体フレーム12のキャビン15を支持する部分(以下、この部分を「機体フレーム12a」と表記する)の前方へ突出し、かつ、第2の排ガス処理部32が昇降ステップ21の前方で左右いずれか(本実施形態では、右側)へ片寄せて載置されるように配置されている。
すなわち、底部41には、ボンネット6から見た外方側の半部(本実施形態では、右半部)に片寄せて第2の排ガス処理部32が載置される。また、底部41には、ボンネット6から見た内方側の半部(本実施形態では、左半部)に片寄せてパイプ34の第2の排ガス処理部32との接続端部35(図5参照)が配置される。支持部材40は、パイプ34が配置される左半部にパイプ34の接続端部35を覆う被覆部42を有している。被覆部42は、底部41にパイプ34の接続端部35が配置された場合に、接続端部35の周囲に隙間が形成される程度の径の穴が設けられている。これにより、パイプ34が露出しないため、車両の美観を高めることができる。また、底部41には、パイプ34の接続端部35が配置される位置に開口43が設けられている。また、支持部材40は、底部41が機体フレーム12aに固定され、被覆部42がキャビン15の下部からL字状の固定部材(ゴムマウント)44によって吊下げ固定されている。さらに、支持部材40は、鋳物で一体的に形成されることが好ましい。これにより、美観を高めることができる。さらに、支持部材40が鋳物で一体的であることに加えて、底部41が平坦であることから、第2の排ガス処理部32およびパイプ34を保護することができる他、圃場の作物を傷つけることを防止することができる。
このようなトラクタ1の構成によれば、支持部材40が第2の排ガス処理部32を下方から支持するため、第2の排ガス処理部32を適切な支持強度で支持することができる。これにより、第2の排ガス処理部32の支持性能を良好にすることができる。また、簡素な構成であるため、支持部材40を安価に得ることができる。さらに、第2の排ガス処理部32が機体2から左右いずれか(右側)に離れて配置されることで、操縦席10からキャビン15の左右(右側)下部が見えやすくなり、操縦席10からの視認性を良好にすることができる。
また、支持部材40に配置されるパイプ34の熱が開口43から支持部材40の外部へ放出されるため、支持部材40に熱がこもることを防止することができる。さらに、支持部材40にゴミなどが堆積することを防止することができる。
また、第2の排ガス処理部32は、支持部材40の底部41によって下方から支持されるとともに、底部41から延出している固定プレート45によって上部が固定されている(図3参照)。これにより、第2の排ガス処理部32を強固に保持することができる。なお、第2の排ガス処理部32では、固定プレート45に上部を固定させるために、後述するカバー33の上面のフランジ部分を上方へ延長している。
また、上述したように、第2の排ガス処理部32には、外周面を覆うカバー33として熱遮板(以下、カバーを「熱遮板」という)が設けられている。熱遮板33には、複数の通気穴33aが設けられている。通気穴33aは、熱遮板33における第2の排ガス処理部32の前方に配置された前輪4(図1参照)と対向する側とは反対側の面(熱遮板33の後側の面)に設けられている。すなわち、熱遮板33の前側の面には通気穴33aを設けないことが好ましい。なお、通気穴33aは、熱遮板33の前輪4から見て対面する範囲を避けていればよい。したがって、たとえば、熱遮板33が前輪4から見て左右いずれかにずれて配置されている場合、通気穴33aを設けない範囲は、熱遮板33が前輪4の一直線上にある場合よりも左右いずれかへずれるようになる。また、通気穴33aは、円筒状の熱遮板33の周面全体における後側の3分の2程度の範囲に設けられることが好ましい。
このようなトラクタ1の構成によれば、熱遮板33に覆われた第2の排ガス処理部32の放熱性を良好にすることができる。また、熱遮板33に通気穴33aが設けられていても、前輪4(図1参照)側から飛んできた泥などが通気穴33aから中に入ることを抑えることができる。
次に、図7および図8を参照して機体2に配置されている燃料タンク16および尿素水タンク17について説明する。図7は、燃料タンク16および尿素水タンク17を示す斜視図である。図8は、燃料サブタンク60を示す斜視図である。図7に示すように、機体2の左右における支持部材40を備える側の反対側には、尿素水タンク17が設けられている。尿素水タンク17は、エンジン7との間に設けられたローダブラケット36に固定されている。これにより、尿素水タンク17を簡素な構造で配置することができ、製造にかかるコストを安価にすることができる。また、機体2の左側には、尿素水タンク17と前後に並んで燃料タンク16が設けられている。尿素水タンク17の供給口17aと燃料タンク16の供給口16aとは、前後に並列して設けられている。なお、燃料タンク16は、機体2(キャビン15)の下方で左右に延伸して設けられている。また、キャビン15の左右いずれか(左側)の外部において、尿素水タンク17は、燃料タンク16の前側に配置されている。これにより、尿素SCRシステムを搭載したタイプのトラクタを容易に構成することができる。
図8に示すように、機体2(キャビン15)の左右いずれか(本実施形態では、右側)の外部には、燃料タンク16とは別系統でエンジン7(図3参照)に燃料を供給する燃料サブタンク60が設けられている。燃料サブタンク60は、キャビン15の左右の外部に設けられた昇降ステップ21(図3参照)のうち一方を取り外して設けられる。この場合、オペレータは、キャビン15の左右における反対側の昇降ステップ21を使用して乗り降りする。なお、燃料サブタンク60は、燃料タンク16に接続されて、燃料タンク16からエンジン7に燃料を供給するようにしてもよい。この場合、燃料サブタンク60は、キャビン15の下方で燃料タンク16に近接して配置されることが好ましい。
このようなトラクタ1の構成によれば、燃料サブタンク60を備えることで、燃料の総量を増やすことができ、作業可能な時間を延長することができる。また、簡素な構成で燃料を増やすことができる。
なお、2つの燃料タンク(燃料タンク16および燃料サブタンク60)の高さが異なる場合は、燃料漏れが発生することがあり、燃料漏れに対する品質確保が容易ではない。このため、燃料サブタンク60は、燃料タンク16と同等高さとなるように配置されることが好ましい。これにより、燃料漏れに対する品質確保が容易となる。また、各タンク16,60の高さが同等であることで、燃料の残量管理が容易となる。
また、燃料サブタンク60は、燃料タンク16に対して2本以上のホースで接続されることが好ましい。これにより、燃料サブタンク60と燃料タンク16との間の流動性を確保することができる。また、燃料サブタンク60と燃料タンク16とを接続するホースに逆止弁が設けられてもよい。これにより、燃料サブタンク60と燃料タンク16との間で、燃料タンク16から燃料が逆流することを防止することができる。
なお、本実施形態では、キャビン15の前方には、フロントローダに用いる油圧の取出口として、上述したアダプタ38が設けられている。また、本実施形態では、キャビン15の下方に設けられた燃料タンク16(図2参照)の支持ブラケット55を油圧ホース50のカバーにも兼用している。これらの構成によれば、フロントローダに対する油圧ホース50の配索を容易に行うことができる。
次に、図9を参照して尿素水タンク17から第2の排ガス処理部32に尿素水を供給する尿素水ポンプ65について説明する。図9は、尿素水ポンプ65を示す斜視図である。図9に示すように、尿素水ポンプ(サプライポンプ)65は、キャビン15の下方、昇降ステップ21の内方側に設けられるとともに、第2の排ガス処理部32に対して近接して設けられている。これにより、スペースを有効利用することができる。そして、機体2を大型化させることもないため、製造にかかるコストを安価にすることができる。
また、尿素水ポンプ65には、板状のポンプカバー(サプライカバー)66が取り付けられている。ポンプカバー66は、たとえば、金属製であり、尿素水ポンプ65の少なくとも外部に露出している正面および上面を覆うようにL字状に屈曲形成されている。これにより、尿素水ポンプ65に泥などが付着することを防止することができるとともに、金属製であることで、尿素水ポンプ65の冷却効果を高めることができる。また、尿素水ポンプ65がポンプカバー66に隠されることで、車両の美観を高めることができる。なお、ポンプカバー66は、尿素ポンプ65の他に、油圧ホース50やジョイスティックバルブ51なども覆うように形成されている。以下では、尿素水ポンプ65、油圧ホース50およびジョイスティックバルブ51などの各種の供給に関する構成部品を「サプライモジュール」と総称する場合がある。
また、尿素水ポンプ65のポンプカバー66には、スリット状の複数の通気穴67が設けられている。これにより、尿素水ポンプ65の熱を外部へ逃がすことができる。これにより、尿素水ポンプ65の冷却効果を高めることができる。また、意匠的にも見栄えがよいため、車両の美観を高めることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業車両(トラクタ)
2 機体
3 PTO出力軸
4 前輪
5 後輪
6 ボンネット
7 エンジン
8 ミッションケース
9 ダッシュパネル
10 操縦席
11 フェンダ
12 機体フレーム
12a (キャビンを支持する)機体フレーム
13 ステアリングハンドル
14 ハンドルポスト
15 キャビン
16 燃料タンク
16a 供給口
17 尿素水タンク
17a 供給口
20 クラッチペダル
21 昇降ステップ
22 マフラー
30 排ガス処理機構
31 第1の排ガス処理部(DOC)
32 第2の排ガス処理部(SCR)
33 カバー(熱遮板)
33a 通気穴
34 パイプ(テールパイプ)
35 接続端部
36 フロントローダブラケット
37 カラー部材
38 アダプタ
40 支持部材(支持ブラケット)
41 底部
42 被覆部
43 開口
44 固定部材(ゴムマウント)
45 固定プレート
50 油圧ホース
51 ジョイスティックバルブ
55 支持ブラケット
60 燃料サブタンク
65 尿素水ポンプ(サプライポンプ)
66 ポンプカバー(サプライカバー)
67 通気穴

Claims (4)

  1. ボンネット内部にエンジン及び第一の排ガス処理部を設け、ボンネットの左右一側方に第二の排ガス処理部を設け、
    第一の排ガス処理部と第二の排ガス処理部をパイプで接続し、
    エンジンが載置される機体フレームと第二の排ガス処理部との間にフロントローダを取り付けるフロントローダブラケット及びフロントローダに対して油圧を取り出すアダプタを設けることを特徴とするトラクタ。
  2. ミッションケースを設け、
    第二の排ガス処理部を支持する支持部材を設け、
    支持部材はミッションケースから左右一側方に突出するカラー部材に取り付けられ、
    フロントローダブラケットを支持部材と機体フレームに連結することを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  3. 支持部材は第二の排ガス処理部を載置する底部と前記パイプと第二の排ガス処理部との接続部分を被覆する被覆部を備え、前記アダプタは前記パイプと第二の排ガス処理部との間にあって、かつ、支持部材の上方で被覆部に接近する位置に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラクタ。
  4. 前記底部には、前記パイプの接続端部が配置される位置に開口を設けることを特徴とする請求項3に記載のトラクタ。
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