JP2019089480A - カバー部材、画像投影装置および移動体用内装部材 - Google Patents

カバー部材、画像投影装置および移動体用内装部材 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体内における投影光を通過させるための開口の画像投影面への映り込みによる視界低下を抑制すると共に、デザイン性の低下を抑制することができるカバー部材、画像投影装置および移動体用内装部材を提供する。【解決手段】画像投影部材の画像投影面に対して投影光を投射する投射部と画像投影面との間に配置されるカバー部材であって、投射部により投射される投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部と、光透過部に隣接して設けられた、光透過部から離れる方向に向かって、着色濃度が上昇する着色濃度変化部とを備えたカバー部材により開口を覆う。【選択図】図2

Description

本発明は、車両等の移動体に備えられる画像投影装置、画像投影装置が設置される移動体用内装部材、および画像投影装置あるいは移動体用内装部材に備えられるカバー部材に関する。
従来より、自動車等の移動体の運転者に対して方向指示、注意喚起、および/または走行速度等の情報を表示する装置として、ヘッドアップディスプレイ装置が知られている。ヘッドアップディスプレイ装置を用いることにより、表示する画像の虚像をフロントウィンドウ(ウィンドシールド)またはコンバイナ等の透明な画像投影面に映し出して、運転者は視界から目をそらすことなく自動車等の運転に必要な情報を認識することができる。
図16に示すように、自動車内において計器などが収められるダッシュボード100の内部に設置され、ダッシュボード100に設けられた開口102から投影光をフロントウィンドウ104の画像表示領域110に向けて投射するヘッドアップディスプレイ装置が知られている。そして、このようなダッシュボードおよびヘッドアップディスプレイ装置の構成においては、投影光を通過させるために設けられた開口102に、内部に塵埃が入り込まないように透明カバー108が設けられた構成が提案されている。
一方、図16に示すようにダッシュボード100の表面に開口102が存在すると、運転者がフロントウィンドウ104を通して外を見る際に、開口102および開口内部の構造がフロントウィンドウ104に映り込み、運転視界の妨げとなるという問題がある。
特許文献1には、このような開口の映り込みにより運転者による運転視界の低下を抑制するため、開口の水平方向両端部において、開口側から外側に向けて色の変化、または反射率の変化をつける構成が提案されている。また、特許文献2には、開口のエッジ部を曲面とし、かつその曲面の表面色を、開口から離れた位置から開口に向かって徐々に明度が低下する表面色とする構成が提案されている。
また、特許文献3では、開口内部の構造の映り込みを防止するために、可視光線を部分的に透過させる半透明なカバーを開口カバーとして用いることが提案されている。
特開2017−107050号公報 特開2016−587号公報 特開2015−169661号公報
特許文献1、2の構成によれば、ダッシュボードの開口のエッジ部にグラデーションを設けることにより、フロントウィンドウに映り込む開口の反射像を目立たなくすることができる。しかしながら、従来の開口に設けられる透明カバーは、ダッシュボード表面の開口から深さ方向に下がった位置に設置されていることから、透明カバー設置位置までの開口側壁102a(図16参照)が運転者あるいは外側から視認される。したがって、ダッシュボードに開口が設けられていることが容易に視認され、見栄えが良くない。
特許文献3に記載のようい開口に半透明なカバーを備えた場合、フロントウィンドウへの開口内部の構造の映り込みを抑制することができる。しかしながら、特許文献3においても、開口に設けられるカバーは、ダッシュボード表面の開口から深さ方向に下がった位置に設置されている。したがって、上記と同様にダッシュボードに開口が設けられていることが容易に視認され、見栄えが良くない。
ヘッドアップディスプレイは自動車だけでなく、オートバイ、航空機あるいは船舶などの他の移動体においても利用される。いずれの移動体の内装部材においても投影光を通過させるための開口は見栄えを低下させ、デザイン上好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑み、移動体内における投影光を通過させるための開口の画像投影面への映り込みによる視界低下を抑制すると共に、デザイン性の低下を抑制することができるカバー部材、画像投影装置および移動体用内装部材を提供することを目的とする。
本発明のカバー部材は、画像投影部材の画像投影面に対して投影光を投射する投射部と画像投影面との間に配置されるカバー部材であって、
投射部から投射される投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部と、光透過部に隣接して設けられた、光透過部から離れる方向に向かって、着色濃度が上昇する着色濃度変化部とを備えたカバー部材である。
本発明のカバー部材においては、着色濃度変化部が、光透過部の全外周に亘って備えられていることが好ましい。
本発明のカバー部材においては、光透過部に表面反射防止処理が施されていることが好ましい。
本発明のカバー部材においては、少なくとも一方の主面の全域に亘って表面反射防止処理が施されていてもよい。
本発明の画像投影装置は、本発明のカバー部材と、投射部とを備えた画像投影装置である。
本発明の画像投影装置においては、投射部が、投影光のうち着色濃度変化部を通過する光を、光透過部を通過する光の輝度よりも高い輝度で投射するものであることが好ましい。
本発明の第1の移動体用内装部材は、移動体に備えられている画像投影面と、画像投影面に対して投影光を投射する投射部が配置される投射部収容部とを区画する移動体用内装部材であって、
投影光の光束が通過する領域に開口を有する枠体と、
枠体の開口を覆って配置される、本発明のカバー部材とを含み、
カバー部材の着色濃度変化部は、着色濃度が上昇するにつれて枠体の色に近づく移動体用内装部材である。
本発明の第1の移動体用内装部材においては、枠体の外表面とカバー部材の外表面とが、少なくとも両者の境界において面一であることが好ましい。
本発明の第1の移動体用内装部材においては、枠体が曲面を有し、カバー部材が枠体の曲面に沿った曲面を有するものであってもよい。
本発明の第2の移動体用内装部材は、移動体に備えられている画像投影面と、画像投影面に対して投影光を投射する投射部が配置される投射部収容部とを区画する移動体用内装部材であって、
投射部から出射される投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部、光透過部を取り囲む領域に設けられた遮蔽性の枠体部、および光透過部の少なくとも運転者に最も遠い端部に隣接し、光透過部と枠体部との間に設けられた、光透過部から枠体部に向かって徐々に着色濃度が上昇し、枠体部の色に近づく着色濃度変化部を備えた移動体用内装部材である。
本発明の第2の移動体用内装部材においては、着色濃度変化部が光透過部の全外周に亘って備えられていることが好ましい。
本発明の第2の移動体用内装部材が、枠体部、光透過部および着色濃度変化部が一体成型されてなることが好ましい。
本発明のカバー部材、画像投影装置および移動体用内装部材によれば、移動体内における投影光を通過させるための開口の画像投影面への映り込みによる視界低下を抑制することができ、また、デザイン性の低下を抑制することができる。
第1の実施形態のカバー部材、画像投影装置としてのヘッドアップディスプレイ装置および移動体用内装部材としてのダッシュボードの概略構成を示す図である。 ダッシュボードおよびヘッドアップディスプレイ装置近傍を示す拡大断面図である。 図2のダッシュボードに備えられたカバー部材の上面図である。 図2のダッシュボードの開口およびカバー部材の構造を模式的に示す斜視図である。 ダッシュボードの外観を示す図である。 設計変更例1のカバー部材の上面図である。 第1の実施形態のカバー部材の断面模式図である。 設計変更例2のカバー部材の断面模式図である。 カバー部材の着色濃度変化部の濃度変化の例を示す図である。 カバー部材の着色濃度変化部の濃度変化の他の例を示す図である。 カバー部材の着色濃度変化部の領域と、投影画像の画像表示制御について説明するための図である。 設計変更例のダッシュボードおよびヘッドアップディスプレイの概略構成を示す断面図である。 図12のダッシュボードに備えられたカバー部材の構造の斜視図である。 第2の実施形態の移動体用内装部材としてのダッシュボードの外観を示す図である。 ダッシュボードおよびヘッドアップディスプレイ装置の概略構成を示す断面図である。 投影光が透過するための開口を有するダッシュボードの外観を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態のカバー部材20、画像投影装置および移動体用内装部材を説明するための自動車の運転席の模式図である。図1に示すヘッドアップディスプレイ装置30が画像投影装置の一実施形態であり、自動車のダッシュボード40が移動体用内装部材の一実施形態である。
図2は図1に示すダッシュボード40およびヘッドアップディスプレイ装置30(以下において、HUD装置30と称する。)近傍の一部を拡大して示す拡大断面図である。図3はダッシュボード40に備えられたカバー部材20の上面図、図4はダッシュボード40の開口42およびカバー部材20の構造を模式的に示す斜視図である。また、図5はダッシュボード40の外観を示す図である。
図1に示すように、HUD装置30は、自動車10のダッシュボード40内に配置され、HUD装置30から射出した走行速度等の情報を示す画像をフロントウィンドウ(ウィンドシールド)12で反射させ、運転者14のフロントウィンドウ12越し前方に虚像Vとして拡大表示する。本実施形態において、フロントウィンドウ12が画像投影部材であり、フロントウィンドウ12の車内側の面が画像投影面11を構成する。本実施形態において画像投影面11は、投射された画像を運転者側に反射する画像反射面である。なお、フロントウィンドウ12の代わりに透明反射部材(コンバイナ)を別途配置し、画像投影面として機能させてもよい。
HUD装置30は、1次表示画像を表示する画像表示素子と複数のレンズを内包する投射光学系32と投射光学系32から投射された投影光を画像投影面11に向けて反射する曲面ミラー34とを備えた投射部36を備えている。そして、このHUD装置30の投射部36はダッシュボード40の内部に配置されている。
ダッシュボード40は、投射部36からフロントウィンドウ12に向けて投射される投影光の光束が通過する領域に開口42が設けられた枠体45と、この開口を覆うように配置されたカバー部材20とを備えている。すなわち、ダッシュボード40は、車内において、画像投影面11を構成するフロントウィンドウ12と、画像投影面11に向けて投影光を投射する投射部36が収容される投射部収容部48とを区画するものであり、カバー部材20は、投射部36と画像投影面11との間の投影光光路に配置されている。
カバー部材20は、ダッシュボード40の一部を構成するものであるが、他の一面において、投射部36と共にHUD装置30の一部を構成するものでもある。さらに、カバー部材20は、単独で商取引の対象となり得る部材である。
図3に示すように、カバー部材20は、投射部36から投射される投影光の光束領域50の少なくとも中心52に位置する領域に設けられた光透過部22と、光透過部22に隣接して設けられ、かつ、光透過部22から離れる方向(遠ざかる方向)に向かって着色濃度が上昇する着色濃度変化部24とを備えている。ここで、光束領域50とは、設置位置に設置されたカバー部材20の主面における、投射部36から出射された投影光が入射する領域である。光束領域50と光透過部22とは大きさ、および形状が一致していてもよいし、大きさおよび形状の一方もしくは両方が異なっていてもよい。形状が一致するとは、両者の輪郭が相似形であることを意味する。投影光の光束領域50の中心52とは、表示画面の中心を通る光線が通る位置を意味する。
光透過部22は、投影光の光透過率が70%以上であることとする。投影光が無偏光である場合には、無偏光の可視光(波長400nm〜750nm)に対する光透過率が70%以上であればよく、投影光が偏光である場合には、その偏光の可視光に対する透過率が70%以上であればよい。すなわち、光透過部22は、投影光が直線偏光であれば、その直線偏光を70%以上透過する偏光板により構成されていてもよい。偏光板を用いることにより、外光が光透過部22から入射する際、およびダッシュボード40の内部にて反射して出射する際に光強度を減衰させることができる。したがって、ダッシュボード40の内部構造の反射像がフロントウィンドウ12に映り込むのを抑制することができ、運転者の外を見る視認性の向上を図ることができる。
着色濃度変化部24において、着色濃度が上昇することは光透過率が低下することを意味し、着色濃度変化部24は、光透過部22との境界47から外側に向かって、光透過部22の光透過率から徐々に光透過率が低下する光透過率変化部である。ダッシュボード40の、開口42を有する枠体45には着色が施されており、枠体45は光を透過しない遮蔽部である。そして、カバー部材20の着色濃度変化部24は、着色濃度が上昇するにつれて、枠体45の色に近づく色で着色がなされている(図3参照)。
図2および図4に示すように、ダッシュボード40において、開口42を有する枠体45の開口周縁にはカバー部材20を受ける受部として機能する段差部46が設けられている。ここで、開口42は枠体45の外表面から内表面に貫通する孔部分である。カバー部材20の厚みtは、枠体45の外表面と段差部46の表面との段差dと略一致する厚みである。これにより、受部(段差部46)にカバー部材20を設置した場合に、カバー部材20の外表面と枠体45の外表面とが両者の境界47において面一となる。カバー部材20の主面は、開口42よりも大きく、カバー部材20は段差部46の側壁46aの内側に嵌め合わせることができ、側壁46aとの間に隙間がほとんど生じない大きさを有していることが好ましい。
開口42の形状は矩形に限らず、円形、楕円形、半円形など所望の画像表示領域形状に応じて設定することができる。そして、カバー部材20は開口42を覆ってダッシュボード40の枠体45に嵌め込むことができ、枠体45との間に隙間が生じないように設置できる形状であることが好ましい。
なお、図4において枠体45の着色は省略しているが、枠体45の少なくとも開口42の周囲は一様な着色が施されており、開口42の側壁42a、段差部46および段差部46の側壁46aはすべて同一色である。開口42の下方に投射部36の収容部48が設けられている。本例においては、投射部36の収容部48は、ダッシュボード40と縁が切れており、収容部48の上方にダッシュボード40が載置されて構成されている。但し、収容部48の一部がダッシュボード40の内表面に一体的に備えられていてもよい。
収容部48はダッシュボード40と同一色、もしくはダッシュボード40と同系色で明度の高い色とされていることが好ましい。ダッシュボード40と同一色もしくは同系色で高明度であれば、光透過部22を通して収容部48の壁面48aが見えても、壁面として認識されにくくなり、開口42が目立たない。
カバー部材20が上述のような着色濃度変化部24を備えており、枠体45の開口42を覆って受部に設置された状態で枠体45と面一となっているので、図5に示すように、開口42が目立たなくなる。すなわち、開口が露出され、開口から開口壁面や投射部の収容部壁面が視認されていた場合と比較して見栄えを大幅に改善することができる。
また、カバー部材20の着色濃度変化部24が、開口42上の周縁部に重畳するように配置されているので、斜め方向から開口42を視認する際に、開口42内の収容部48の壁面48aの少なくとも一部が着色濃度変化部24により遮られるため、開口42を目立たせない効果が高い。
さらに、カバー部材20が着色濃度変化部24を備えているので、カバー部材20の反射像がフロントウィンドウに映り込んだ場合にも、境目が目立たない。反射像がくっきりとした像でないため、運転者がフロントウィンドウを通して外を見る際の視認性を高めることができる。また、フロントウィンドウ12の画像表示領域70にカバー部材20の反射像や開口内部構造が鮮明に映り込むと、投影画像との虚像位置が異なるため、運転者による投影画像の視認性低下につながる。しかしながら、着色濃度変化部24の存在により、フロントウィンドウに映り込む反射像が不鮮明なものとなるので、投影画像と混同することなく、投影画像の視認性も向上させることができる。
上記のカバー部材20において、着色濃度変化部24は光透過部22の全外周に亘って設けられているが、図6に示す設計変更例1のカバー部材20Aのように、光透過部22の周囲の一部にのみ着色濃度変化部24が設けられていてもよい。なお、着色濃度変化部24が光透過部22の周囲の一部にのみ設けられている場合、着色濃度変化部24が設けられている部分が、運転者から最も遠い端部に隣接して、すなわち、フロントウィンドウ側となるように配置する。これにより、少なくとも運転者から最も視認されやすいフロントウィンドウ側の開口端部を目立たなくすることができる。しかしながら、図3等に示したカバー部材20のように、着色濃度変化部24が、光透過部の全外周に亘って備えられていることが、いずれの方向から見た場合にも開口を目立たなくすることができるためより好ましい。
図7は、カバー部材20の断面模式図である。図7に示すように、カバー部材20は、光透過部22および着色濃度変化部24を有するカバー部材本体21の両主面にそれぞれ反射防止膜26、27が形成されたものであることが好ましい。反射防止膜26、27としては、例えば、蒸着法により形成された誘電体多層膜を適用することができる。
カバー部材本体21は、例えば、透明な基材21aの一方の主面に、光透過部22および着色濃度変化部24を備えた転写層21bが転写形成された構成である。なお、転写層が基材の両主面に設けられていてもよい。インサート成形あるいはインモールド成形などの成形方法で基材21aの主面に転写層21bを備えたカバー部材本体21を形成することができる。
カバー部材20は、転写層21b側が外表面となるようにダッシュボード40の枠体45に嵌め込まれて用いられることが好ましい。
基材21aの主面に各種印刷法により着色濃度変化部を印刷してカバー部材本体21を形成してもよい。各種印刷法としては、スクリーン印刷法、グラビア印刷法、およびインクジェット印刷法などが挙げられる。各種塗布法により基材21aの主面に着色濃度変化部を塗布形成してもよい。また、一方の面に光透過部および着色濃度変化部が転写され、他方粘着層が備えられたフィルムを用意し、このフィルムを基材21aの主面に貼付することによりカバー部材本体21を形成することもできる。
なお、透明な基材21aは可撓性を有しない剛性の高い部材であってもよいし、可撓性を有するフィルム状部材であってもよい。すなわち、カバー部材自体が可撓性を有していても有していなくてもよい。
反射防止膜26、27としては、カバー部材本体21の一主面に備えられた場合における、入射角0°で入射する可視光に対する反射率(以下において、垂直反射率と称する。)が2%以下であることが好ましく、1%以下であることがより好ましく、0.5%以下であることが特に好ましい。
一般に反射防止膜は、垂直反射率と比較して、入射方向の法線からの傾きが大きくなるほど、すなわち入射角度が大きくなるほど反射率が高くなる。入射角30°において垂直反射率の2倍程度の反射率を有する。なお、入射角45°における反射率が1%以上50%以下であることが好ましい。
上記のような正面反射を抑制する反射防止膜を備えることにより、フロントウィンドウへのカバー部材の反射像の映り込みが目立たなくなる。また、斜め入射光に対しては、ダッシュボードと同様にある程度の反射が生じるので、光透過部内部は見えにくくなり、開口を目立たなくする効果を奏する。
図8は、設計変更例2のカバー部材20Bの断面模式図を示す。図8のカバー部材20Bにおいては、反射防止膜28は、カバー部材本体21の一方の主面の光透過部22の領域にのみ設けられていてもよい。
カバー部材としては、少なくとも光透過部に表面反射防止処理が施されていれば、すなわち、光透過部に反射防止膜を備えていれば、反射像のフロントウィンドウへの映り込みを抑制することができる。しかしながら、反射防止膜はカバー部材の少なくとも一方の主面において、光透過部のみならず着色濃度変化部を含む全域に亘って設けられていることが好ましい。なお、反射防止膜はカバー部材の両主面に備えられていることが好ましいが、一面にのみ備える場合には、ダッシュボードに備えられた場合に内表面となる面に備えることが好ましい。
ここで、カバー部材20の着色濃度変化部24の濃度変化の態様について説明する。着色濃度変化部24は、光透過部22の中心から離れるにつれて、着色濃度が上昇する濃度変化を有していればよい。着色濃度変化部24において、着色濃度は光透過部22からの距離に応じて連続的に上昇していてもよいし、段階的に上昇していてもよい。着色濃度は光透過部22から離れるにつれて上昇していれば、その変化度合いは任意である。しかしながら、例えば、光透過部22との境界の最小濃度値からカバー部材外縁の最大濃度値までの濃度変化が、下記式に沿っていることが好ましい。
N=a・xb1 , 1/5≦b≦5 (1)
または
N=a・(sinx)b2 , 1/5≦b≦5 (2)
上記式(1)、(2)において、Nは濃度値であり、xは濃度変化方向の位置座標、a,aは比例定数(ただし、a>0、a>0)である。
なお、ここでは、上記を満たす任意の式で表される濃度値Nの±30%以内で濃度変化していれば、上記式に沿って濃度変化していると見做す。
図9および図10は、カバー部材20の着色濃度変化部24の濃度変化の例を示す。図9に示す着色濃度変化部24は、(1)式においてb=1、すなわち位置xの一次関数に沿って濃度変化している。また、図10に示す着色濃度変化部24は、(2)式においてb=1、すなわち位置xのsin関数に沿って濃度変化している。比例定数a,aは着色濃度変化部24の幅および最小濃度値と最大濃度値の差等を考慮して任意に定めればよい。
図11の上図はカバー部材20の着色濃度変化部24が、(1)式においてb=0.5、すなわち√2次関数に沿って変化したものである。また、図11においては、着色濃度変化部24の幅が図9、図10等の例と比較して大きく設定されている。図11に示すように、カバー部材20は着色濃度変化部24の領域が広く、光透過部22が投射部36からの投影光の光束領域50よりも狭くなっていてもかまわない。
HUD装置30が、光束領域50よりも狭い光透過部22を備えたカバー部材20を備える場合には、投影画像60のうち、着色濃度変化部24に対応する領域64(図11の下図参照)の輝度を、光透過部22に対応する領域62の輝度よりも高い輝度で投射するように輝度調整を行うことが好ましい。したがって、投射部36には、投影光のうち着色濃度変化部24を通過する光を、光透過部22を通過する光の輝度よりも高い輝度で投射するように輝度補正を行う輝度補正部が備えられていることが好ましい。輝度補正部は、着色濃度変化部24の濃度変化に応じて、各位置を通過する光の輝度を調整する。この場合、画像表示領域に投影された投影画像60を全白表示させた場合における輝度が投影画像60全域において一様となるように、光透過部表示画像データもしくは各位置の輝度を補正する。これにより、光束領域50が着色濃度変化部24に重なる領域においても、投影画像60の輝度が低下して暗く見えるといった不具合を生じさせず、良好な投影画像を運転者に視認させることができる。
図12は、設計変更例のダッシュボード140およびHUD装置30の概略構成を示す断面図である。図13は、図12のダッシュボード140に備えられているカバー部材120の斜視図である。
図12に示すダッシュボード140は外表面の全域がなだらかな曲面となっている。このように、ダッシュボードは、デザインによって全面が曲面とされている場合や、一部に曲面を有する場合があり、多様な表面形状を取り得る。ダッシュボードのデザインに応じて枠体145は曲面を有し、カバー部材120も枠体145の曲面に沿った曲面を有していてもよい。
本例においてもカバー部材120が、光透過部122とその周囲に外側ほど着色濃度が上昇する着色濃度変化部124を備えているので、上記実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
図14および図15を参照して本発明の移動体用内装部材の第2の実施形態を説明する。図14は、本発明の移動体用内装部材の第2の実施形態である自動車のダッシュボード80の外観を示す図であり、図15は、ダッシュボード80およびHUD装置30の断面図である。なお、先に説明した第1の実施形態の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
ダッシュボード80は、フロントウィンドウ12により構成される画像投影面11と、画像投影面11に対して投影光を投射する投射部36が配置される投射部収容部48とを区画する。
投射部36から出射される投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部82、光透過部82を取り囲む領域に設けられた遮蔽性の枠体部85および光透過部82と枠体部85との間に設けられている着色濃度変化部84を備えている。
着色濃度変化部84は、光透過部82から枠体部85に向かって徐々に着色濃度が上昇し、枠体部85の色に近づくように着色濃度が変化している領域である。ここでは、着色濃度変化部84は光透過部82の全外周に亘って設けられている。すなわち、着色濃度変化部84が光透過部82を囲むように形成されている。但し、着色濃度変化部84は、光透過部82の少なくとも運転者から最も遠い端部、すなわち光透過部82のフロントウィンドウ12側に隣接する領域に設けられていればよい。
上記第1の実施形態においては、ダッシュボード40が、枠体45と枠体45に設けられた開口42を覆うように備えられるカバー部材20とから構成されているが、本実施形態において、ダッシュボード80は、枠体部85、光透過部82および着色濃度変化部84が一体的に構成されており、第1の実施形態の枠体45とカバー部材20とのようには分離できない。光透過部82および着色濃度変化部84は、第1の実施形態のカバー部材20の光透過部22および着色濃度変化部24とそれぞれ同等の機能を有する部分である。ダッシュボード80は、枠体とカバー部材とを別途に作製した後、枠体にカバー部材を嵌め込み、分離できないように一体化して形成されたものであってもよい。しかしながら、ダッシュボード80は、枠体部85、光透過部82および着色濃度変化部84が一体成型されたものであることが好ましい。
図15に示すように、本実施形態のダッシュボード80は、透明な基材81aの表面に光透過部82および着色濃度変化部84および枠体部85用の着色がなされた転写層81bが転写形成された構成である。インサート成形あるいはインモールド成形などの成形方法を用いて、基材81aの表面に転写層81bを備えたダッシュボード80を形成することができる。また、基材81aの表面に各種印刷法、塗布法により枠体部85および着色濃度変化部84の着色を施してダッシュボード80を形成してもよい。
本ダッシュボード80は開口を備えていないので見栄えが良い。また、各部を一体成型する場合、デザインの自由度を高めることができる。また、光透過部82と枠体部85との間に着色濃度変化部84を備えているので、光透過部82の境界を不明瞭にすることができ、光透過部82の反射像がフロントウィンドウに映り込んだ場合にも、反射像の境界がぼやけて映り込みが目立たなくなる。
上記において、本発明の移動体用内装部材の実施形態として、自動車のダッシュボードを例に挙げたが、移動体用内装部材は、船舶、航空機、自動車以外の車両およびオートバイなどの移動体のダッシュボード、あるいはインストルメントパネルなどにも適用することができる。
10 自動車
11 画像投影面
12 フロントウィンドウ
14 運転者
20、20A、20B、120 カバー部材
21 カバー部材本体
21a 基材
21b 転写層
22、122 光透過部
24、124 着色濃度変化部
26、27、28 反射防止膜
30 ヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)
32 投射光学系
34 曲面ミラー
36 投射部
40、140 ダッシュボード
42 開口
42a 側壁
45、145 枠体
46 段差部
46a 側壁
47 境界
48 収容部
48a 壁面
50 光束領域
52 光束領域の中心
60 投影画像
62 光透過部に対応する画像領域
64 着色濃度変化部に対応する画像領域
70 画像表示領域
80 ダッシュボード
81a 基材
81b 転写層
82 光透過部
84 着色濃度変化部
85 枠体部
100 ダッシュボード
102 開口
102a 開口側壁
104 フロントウィンドウ
108 透明カバー
110 画像表示領域

Claims (12)

  1. 画像投影部材の画像投影面に対して投影光を投射する投射部と前記画像投影面との間に配置されるカバー部材であって、
    前記投射部から投射される前記投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部と、該光透過部に隣接して設けられ、かつ、前記光透過部から離れる方向に向かって着色濃度が上昇する着色濃度変化部とを備えたカバー部材。
  2. 前記着色濃度変化部が、前記光透過部の全外周に亘って備えられている請求項1記載のカバー部材。
  3. 前記光透過部に表面反射防止処理が施されている請求項1または2記載のカバー部材。
  4. 少なくとも一方の主面の全域に亘って表面反射防止処理が施されている請求項1または2記載のカバー部材。
  5. 請求項1から4いずれか1項に記載のカバー部材と、
    前記投射部とを備えた画像投影装置。
  6. 前記投射部が、前記投影光のうち前記着色濃度変化部を通過する光を、前記光透過部を通過する光の輝度よりも高い輝度で投射する請求項5に記載の画像投影装置。
  7. 移動体に備えられている画像投影面と、該画像投影面に対して投影光を投射する投射部が配置される投射部収容部とを区画する移動体用内装部材であって、
    前記投影光の光束が通過する領域に開口を有する枠体と、
    前記枠体の開口を覆って配置される、請求項1から4いずれか1項に記載のカバー部材とを含み、
    前記カバー部材の前記着色濃度変化部は、前記着色濃度が上昇するにつれて前記枠体の色に近づく移動体用内装部材。
  8. 前記枠体の外表面と前記カバー部材の外表面とが、少なくとも両者の境界において面一である請求項7に記載の移動体用内装部材。
  9. 前記枠体が曲面を有し、前記カバー部材が、前記枠体の前記曲面に沿った曲面を有する請求項7または8に記載の移動体用内装部材。
  10. 移動体に備えられている画像投影面と、該画像投影面に対して投影光を投射する投射部が配置される投射部収容部とを区画する移動体用内装部材であって、
    前記投射部から投射される前記投影光の光束領域の少なくとも中心に位置する領域に設けられた光透過部、該光透過部を取り囲む領域に設けられた遮蔽性の枠体部、および前記光透過部の少なくとも運転者から最も遠い端部に隣接し、該光透過部と前記枠体部との間に設けられた、前記光透過部から前記枠体部に向かって徐々に着色濃度が上昇し、前記枠体部の色に近づく着色濃度変化部を備えた移動体用内装部材。
  11. 前記着色濃度変化部が前記光透過部の全外周に亘って備えられている請求項10に記載の移動体用内装部材。
  12. 前記枠体部、前記光透過部および前記着色濃度変化部が一体成型されてなる請求項10または11に記載の移動体用内装部材。
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