JP2019088087A - 電力変換装置 - Google Patents

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尊衛 嶋田
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公久 古川
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Abstract

【課題】低コストでありながら高効率な電力変換装置を実現する。【解決手段】電力変換装置50は、三相入力端子と三相出力端子とを有する三相電力変換セル10と、それぞれが単相入力端子と単相出力端子とを有する複数の単相電力変換セル21〜26と、を備え、三相電力変換セル10の三相入力端子のそれぞれに単相電力変換セル21〜26の単相入力端子が直列接続され、三相電力変換セル10の三相出力端子のそれぞれに単相電力変換セル21〜26の単相出力端子が直列接続され、三相交流電力を入力して三相交流電力を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
太陽電池の直流電力を交流に変換して電力系統に連系する太陽光発電システムや、交流電源から受電した電力を任意の電圧や周波数の交流に変換してモータを駆動するインバータ装置等では、出力電力容量の増加に伴って高い交流電圧を出力する要望がある。ここで、高い交流電圧を出力するために、スイッチング素子の耐圧を高くすると、スイッチング周波数を低くせざるを得なくなる傾向がある。そして、スイッチング周波数が低くなると、フィルタの体積が大型化したり、コストが高くなる等の問題が生じる。
その対策として、下記特許文献1の請求項2には、「太陽電池を入力電源としてその発電電力を単相交流電力へ変換する電力変換装置において、前記太陽電池の直流電力を交流電力に変換する第1電力変換器と、前記第1電力変換器の出力を1次側入力とし、2次側に絶縁出力をもつトランスと、前記トランスからの絶縁された電力を単相交流電力に変換する複数の第2電力変換器とを備え、前記複数の第2 電力変換器の各単相交流出力端子を直列接続した出力線端を負荷または系統電源に接続し、前記第2電力変換器の出力電圧は多重パルス幅変調を行い、前記負荷へ電力を供給、または前記系統電源へ回生を行うことを特徴とする太陽光電力変換装置」と記載されている。
また、直流電力を三相交流電力に変換する電力変換装置において、三相インバータの各出力線に単相インバータを直列接続したものが知られている。かかる構成により、電力変換装置を小型化、低コスト化することができる。
特許第3663455号公報
上記特許文献1に記載された技術によって三相交流を出力する場合には、各相のインバータモジュール直列数が三相分必要となるため、例えば直列数が3の場合は計9個のインバータモジュールが必要となり、コスト増大の要因になる。また、この直流から交流に変換する技術を適用して、例えばモータを駆動するインバータ装置のように、交流から交流に変換する電力変換装置を実現するためには、装置を2組用意する必要がある。すなわち、両装置の直流側を接続し、一方の装置の交流側から電力を入力し、他方の装置の交流側から電力を出力することになる。しかしこの構成では、入力電力が双方の装置の絶縁トランスを通過することになるため、やはりコストの増大や電力変換効率の低下が懸念される。
また、三相インバータの各出力線に単相インバータを直列接続する構成では、各単相インバータの平均電力がゼロになるように動作するため、直流側から入力された電力は三相インバータを経由して出力する必要があり、三相インバータを通過する電力が大きくなる。そこで、入力側から各単相インバータの直流部に電力供給することで三相インバータの電力を低減する方法も考えられるが、その場合には絶縁型のDC−DCコンバータが必要になる。このような装置を2組用意して交流から交流に変換する電力変換装置を実現する場合は、特許文献1に記載の技術と同様に、電力変換効率の低下やコストアップが懸念される。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、低コストでありながら高効率な電力変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の電力変換装置は、三相入力端子と三相出力端子とを有する三相電力変換セルと、それぞれが単相入力端子と単相出力端子とを有する複数の単相電力変換セルと、を備え、前記三相電力変換セルの前記三相入力端子のそれぞれに前記単相電力変換セルの前記単相入力端子が直列接続され、前記三相電力変換セルの前記三相出力端子のそれぞれに前記単相電力変換セルの前記単相出力端子が直列接続され、三相交流電力を入力して三相交流電力を出力することを特徴とする。
本発明によれば、低コストでありながら高効率な電力変換装置を実現できる。
本発明の第1実施形態による電力変換装置のブロック図である。 本発明の第2実施形態による電力変換装置のブロック図である。 本発明の第3実施形態における三相電力変換セルの回路図である。 本発明の第4実施形態における単相電力変換セルの回路図である。 本発明の第5実施形態における三相電力変換セルの回路図である。 本発明の第6実施形態における単相電力変換セルの回路図である。 本発明の第7実施形態における充放電回路の回路図である。
[第1実施形態]
〈第1実施形態の構成〉
図1は、本発明の第1実施形態による電力変換装置50のブロック図である。
電力変換装置50は、入力端子1,2,3(第1の端子群)と、出力端子4,5,6(第2の端子群)と、三相電力変換セル10と、単相電力変換セル21〜26と、を備えている。また、入力端子1〜3は三相交流電源7に接続され、出力端子4〜6は三相交流負荷8に接続されている。
三相電力変換セル10、単相電力変換セル21〜26とも、図中の左側が入力端子になり、右側が出力端子になる。三相電力変換セル10の一の入力端子と、入力端子1との間には、単相電力変換セル21,22の入力端子が直列に接続されている。また、三相電力変換セル10の他の入力端子と、入力端子2との間には、単相電力変換セル23,24の入力端子が直列に接続されている。同様に、三相電力変換セル10の他の入力端子と、入力端子3との間には、単相電力変換セル25,26の入力端子が直列に接続されている。
また、三相電力変換セル10の一の出力端子と、出力端子4との間には、単相電力変換セル21,22の出力端子が直列に接続されている。また、三相電力変換セル10の他の出力端子と、出力端子6との間には、単相電力変換セル23,24の出力端子が直列に接続されている。同様に、三相電力変換セル10の他の出力端子と、出力端子5との間には、単相電力変換セル25,26の出力端子が直列に接続されている。
かかる構成により、電力変換装置50は、三相交流電源7から入力された三相交流電力を任意の電圧や周波数の三相交流電力に変換して三相交流負荷8に出力する。図1に示した例では、三相各相を構成する電力変換セルの直列数を「3」としたため、合計の電力変換セル数は「7」になる。但し、電力変換セルの直列数は「3」に限られるものではない。電力変換セルの直列数をNとすると、合計の電力変換セル数Mは、「M=3(N−1)+1」になる。このように、本実施形態によれば、比較的少ない電力変換セル数で電力変換装置50を構成することができる。
〈第1実施形態の効果〉
以上のように本実施形態によれば、三相入力端子と三相出力端子とを有する三相電力変換セル(10)と、それぞれが単相入力端子と単相出力端子とを有する複数の単相電力変換セル(21〜26)と、を備え、三相電力変換セル(10)の三相入力端子のそれぞれに単相電力変換セル(21〜26)の単相入力端子が直列接続され、三相電力変換セル(10)の三相出力端子のそれぞれに単相電力変換セル(21〜26)の単相出力端子が直列接続され、三相交流電力を入力して三相交流電力を出力する。
これにより、電力変換セルの数を抑制しつつ、電力変換装置を構成することができ、低コストでありながら高効率な電力変換装置を実現できる。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態による電力変換装置51のブロック図である。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図2において、入力端子1,2,3と、単相電力変換セル22,24,26との間には、リアクトルL1,L2,L3がそれぞれ挿入されている。また、出力端子4,5,6と、単相電力変換セル22,26,24との間には、リアクトルL4,L5,L6がそれぞれ挿入されている。
上述した以外の点において、電力変換装置51は、第1実施形態の電力変換装置50(図1参照)と同様に構成されている。本実施形態においては、リアクトルL1〜L6を備えたことにより、入出力電流に含まれる高周波成分を抑制することができる。さらに、本実施形態によれば、三相電力変換セル10、単相電力変換セル21〜26が備えるリアクトル(図示略)を小型化し、または省略することができる。
[第3実施形態]
〈第3実施形態の構成〉
次に、本発明の第3実施形態による電力変換装置の構成を説明する。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の構成は第1実施形態のもの(図1参照)とほぼ同様であるが、第1実施形態における三相電力変換セル10に代えて、図3に示す三相電力変換セル11が適用される点が異なる。なお、図3は、三相電力変換セル11の回路図である。
三相電力変換セル11は、三相コンバータ11aと、三相インバータ11cと、コンデンサC0(直流電圧発生部)と、制御部11dと、三相入力端子J11,J12,J13と、三相出力端子J14,J15,J16と、を備えている。
また、三相コンバータ11aは、スイッチング素子Q11〜Q16と、ダイオードDQ11〜DQ16と、リアクトルL11,L12,L13と、を備えている。スイッチング素子Q11,Q12は直列接続され、その接続点と三相入力端子J11との間にリアクトルL11が接続されている。また、スイッチング素子Q13,Q14は直列接続され、その接続点と三相入力端子J12との間にリアクトルL12が接続されている。また、スイッチング素子Q15,Q16は直列接続され、その接続点と三相入力端子J13との間にリアクトルL13が接続されている。また、ダイオードDQ11〜DQ16は、それぞれ、スイッチング素子Q11〜Q16に対して逆並列接続されている。
また、三相インバータ11cは、スイッチング素子S11〜S16と、ダイオードDS11〜DS16と、リアクトルL14,L15,L16と、を備えている。スイッチング素子S11,S12は直列接続され、その接続点と三相出力端子J14との間にリアクトルL14が接続されている。また、スイッチング素子S13,S14は直列接続され、その接続点と三相入力端子J15との間にリアクトルL15が接続されている。また、スイッチング素子S15,S16は直列接続され、その接続点と三相入力端子J16との間にリアクトルL16が接続されている。また、ダイオードDS11〜DS16は、それぞれ、スイッチング素子S11〜S16に対して逆並列接続されている。
制御部11dは、スイッチング素子Q11〜Q16,S11〜S16のオン/オフ状態を制御する。電力潮流の方向を三相入力端子J11〜J13から三相出力端子J14〜J16に向かう方向にする場合、三相コンバータ11aは、三相入力端子J11〜J13から入力された三相交流電圧を直流電圧に変換し、コンデンサC0の両端間に印加する。また、三相インバータ11cは、コンデンサC0の両端に現れる直流電圧を三相交流電圧に変換し、三相出力端子J14〜J16から出力する。また、電力潮流の方向は、三相出力端子J14〜J16から三相入力端子J11〜J13に向かう方向であってもよい。すなわち、三相電力変換セル11は、三相入力端子J11〜J13と、三相出力端子J14〜J16との間で、双方向に電力変換することが可能である。
〈第3実施形態の効果〉
以上のように、本実施形態の三相電力変換セル(11)は、三相入力端子(J11〜J13)から三相交流電力を入力し直流電力を出力する三相コンバータ(11a)と、三相コンバータ(11a)から直流電力を入力し三相出力端子(J14〜J16)から三相交流電力を出力する三相インバータ(11c)と、を備える。
これにより、簡易な構成で、三相交流電力の相互間の変換が可能になる。
[第4実施形態]
〈第4実施形態の構成〉
次に、本発明の第4実施形態による電力変換装置の構成を説明する。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の構成は第1実施形態のもの(図1参照)とほぼ同様であるが、第1実施形態における単相電力変換セル21〜26に代えて、図4に示す単相電力変換セル27が適用される点が異なる。なお、図4は、単相電力変換セル27の回路図である。
単相電力変換セル27は、単相コンバータ27aと、DC−DCコンバータ27bと、単相インバータ27cと、制御部27dと、コンデンサC1,C2(直流電圧発生部)と、単相入力端子J21,J22と、単相出力端子J23,J24と、を備えている。
単相コンバータ27aは、スイッチング素子Q21〜Q24と、ダイオードDQ21〜DQ24と、リアクトルL21,L22と、を備えている。スイッチング素子Q21,Q22は直列接続され、その接続点と単相入力端子J21との間にリアクトルL21が接続されている。また、スイッチング素子Q23,Q24は直列接続され、その接続点と単相入力端子J22との間にリアクトルL22が接続されている。また、ダイオードDQ21〜DQ24は、それぞれ、スイッチング素子Q21〜Q24に対して逆並列接続されている。これにより、単相コンバータ27aは、単相入力端子J21,J22から供給された交流電力によって、コンデンサC1を充電する。
DC−DCコンバータ27bは、スイッチング素子H21〜H24と、ダイオードDH21〜DH24と、共振インダクタLr1と、共振コンデンサCr1と、トランスT1と、ダイオードD21〜D24と、を備えている。また、トランスT1は、巻線N1,N2を備えている。スイッチング素子H21〜H24はフルブリッジ接続されており、これらスイッチング素子H21〜H24には、ダイオードDH21〜DH24が逆並列接続されている。
スイッチング素子H21〜H24は、コンデンサC1の両端間に現れた直流電圧を高周波交流電圧に変換するようにオン/オフ状態が制御される。高周波交流電圧によって生じた高周波交流電流は、共振インダクタLr1と共振コンデンサCr1とを介して、巻線N1に流れる。ダイオードD21〜D24はブリッジ接続されており、巻線N2から入力した高周波交流電流を整流してコンデンサC2の両端間に出力する。このように、DC−DCコンバータ27bは、電力変換効率を高めるために共振形コンバータの回路構成を採用している。また、DC−DCコンバータ27bは、トランスT1において単相コンバータ27a側の回路と単相インバータ27c側の回路とが絶縁されているため、絶縁型のDC−DCコンバータである。
単相インバータ27cは、スイッチング素子S21〜S24と、ダイオードDS21〜DS24と、リアクトルL23,L24と、を備えている。スイッチング素子S21,S22は直列接続され、その接続点と単相出力端子J23との間にリアクトルL23が接続されている。また、スイッチング素子S23,S24は直列接続され、その接続点と単相出力端子J24との間にリアクトルL24が接続されている。また、ダイオードDS21〜DS24は、それぞれ、スイッチング素子S21〜S24に対して逆並列接続されている。
制御部27dは、スイッチング素子Q21〜Q24,H21〜H24,S21〜S24のオン/オフ状態を制御する。これにより、単相電力変換セル27は、単相入力端子J21,J22から入力された単相交流電力を、任意の電圧および周波数を有する単相交流電力に変換して、単相出力端子J23,J24から出力できる。ここで、DC−DCコンバータ27bに含まれるトランスT1によって、単相入力端子J21,J22と、単相出力端子J23,J24とは絶縁されている。
〈第4実施形態の効果〉
以上のように本実施形態によれば、複数の単相電力変換セル(27)は、各々トランス(T1)を備え、一台の単相電力変換セル(27)における単相入力端子と単相出力端子との間が絶縁されている。
より具体的には、各々の単相電力変換セル(27)は、単相入力端子(J21,J22)から単相交流電力を入力し直流電力を出力する単相コンバータ(27a)と、単相コンバータ(27a)から直流電力を入力しトランス(T1)を介して直流電力を出力する絶縁型のDC−DCコンバータ(27b)と、DC−DCコンバータ(27b)から直流電力を入力し単相出力端子(J23,J24)から単相交流電力を出力する単相インバータ(27c)と、を備える。
これにより、単相入力端子(J21,J22)と単相出力端子(J23,J24)との電位を大きく異ならせることができる。
さらに、DC−DCコンバータ(27b)は、トランス(T1)の巻線(N1)に対して直列に接続された共振コンデンサ(Cr1)を有する。これにより、トランス(T1)の巻線N1側の回路を共振させ、電力変換効率を一層高めることができる。
[第5実施形態]
〈第5実施形態の構成〉
次に、本発明の第5実施形態による電力変換装置の構成を説明する。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の構成は第1実施形態のもの(図1参照)とほぼ同様であるが、第1実施形態における三相電力変換セル10に代えて、図5に示す三相電力変換セル12が適用される点が異なる。なお、図5は、三相電力変換セル12の回路図である。
三相電力変換セル12は、三相コンバータ12aと、三相インバータ12cと、DC−DCコンバータ12bと、制御部12dと、コンデンサC3,C4(直流電圧発生部)と、三相入力端子J11,J12,J13と、三相出力端子J14,J15,J16と、を備えている。
ここで、三相コンバータ12aおよび三相インバータ12cは、第3実施形態の三相電力変換セル11(図3参照)における三相コンバータ11aおよび三相インバータ11cと同様に構成されている。
DC−DCコンバータ12bは、スイッチング素子H11〜H14と、ダイオードDH11〜DH14と、共振インダクタLr2と、共振コンデンサCr2と、トランスT2と、ダイオードD11〜D14と、を備えている。また、トランスT2は、巻線N3,N4を備えている。スイッチング素子H11〜H14はフルブリッジ接続されており、これらスイッチング素子H11〜H14には、ダイオードDH11〜DH14が逆並列接続されている。
スイッチング素子H11〜H14は、コンデンサC3の両端間に現れた直流電圧を高周波交流電圧に変換するようにオン/オフ状態が制御される。高周波交流電圧によって生じた高周波交流電流は、共振インダクタLr2と共振コンデンサCr2とを介して、巻線N3に流れる。ダイオードD11〜D14はブリッジ接続されており、巻線N4から入力した高周波交流電流を整流してコンデンサC4の両端間に出力する。このように、DC−DCコンバータ12bは、電力変換効率を高めるために共振形コンバータの回路構成を採用している。また、DC−DCコンバータ12bは、トランスT2において三相コンバータ12a側の回路と三相インバータ12c側の回路とが絶縁されているため、絶縁型のDC−DCコンバータである。
制御部12dは、スイッチング素子Q11〜Q16,H11〜H14,S11〜S16のオン/オフ状態を制御する。これにより、三相電力変換セル12は、三相入力端子J11〜J13から入力された三相交流電力を、任意の電圧および周波数を有する三相交流電力に変換して、三相出力端子J14〜J16から出力できる。ここで、DC−DCコンバータ12bに含まれるトランスT2によって、三相入力端子J11〜J13と、三相出力端子J14〜J16とは絶縁されている。これにより入出力間の零相電圧を大きく異ならせることができるようになるため、例えば三相各相電圧に3次高調波成分を重畳させて電圧利用率を改善することが可能になる。
〈第5実施形態の効果〉
以上のように本実施形態によれば、三相電力変換セル(12)は、三相入力端子(J11〜J13)から三相交流電力を入力し直流電力を出力する三相コンバータ(12a)と、三相コンバータ(12a)から直流電力を入力しトランス(T2)を介して直流電力を出力する絶縁型のDC−DCコンバータ(12b)と、DC−DCコンバータ(12b)から直流電力を入力し三相出力端子(J14〜J16)から三相交流電力を出力する三相インバータ(12c)と、を備える。
これにより、三相入力端子(J11〜J13)と、三相出力端子(J14〜J16)との電位を大きく異ならせることができる。
[第6実施形態]
〈第6実施形態の構成〉
次に、本発明の第4実施形態による電力変換装置の構成を説明する。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の構成は第1実施形態のもの(図1参照)とほぼ同様であるが、第1実施形態における単相電力変換セル21〜26に代えて、図6に示す単相電力変換セル28が適用される点が異なる。なお、図6は、本実施形態における単相電力変換セル28の回路図である。
図6において、単相電力変換セル28は、単相コンバータ28aと、DC−DCコンバータ28bと、単相インバータ28cと、制御部28dと、コンデンサC1,C2と、単相入力端子J21,J22と、単相出力端子J23,J24と、を備えている。
ここで、単相コンバータ28aおよび単相インバータ28cは、単相電力変換セル27(図4参照)における単相コンバータ27aおよび単相インバータ27cと同様に構成されている。
DC−DCコンバータ28bは、スイッチング素子H21〜H28と、ダイオードDH21〜DH28と、共振インダクタLr3,Lr4と、共振コンデンサCr3,Cr4と、トランスT3と、を備えている。また、トランスT3は、巻線N5,N6を備えている。スイッチング素子H21〜H24はフルブリッジ接続されており、これらスイッチング素子H21〜H24には、ダイオードDH21〜DH24が逆並列接続されている。
スイッチング素子H21〜H24は、コンデンサC1の両端間に現れた直流電圧を高周波交流電圧に変換するようにオン/オフ状態が制御される。高周波交流電圧によって生じた高周波交流電流は、共振インダクタLr3と共振コンデンサCr3とを介して、巻線N5に流れる。また、スイッチング素子H25〜H28はフルブリッジ接続されており、これらスイッチング素子H25〜H28には、ダイオードDH25〜DH28が逆並列接続されている。スイッチング素子H25〜H28は、同期整流を行うように、オン/オフ状態が制御される。すなわち、スイッチング素子H25〜H28は、共振コンデンサCr4および共振インダクタLr4を介して巻線N6から入力した高周波交流電流を整流し、コンデンサC2の両端間に出力する。
これによりDC−DCコンバータ28bは、コンデンサC1とコンデンサC2との間で、高い効率で双方向に電力変換することが可能である。ここで、単相コンバータ28aは、単相入力端子J21,J22と、コンデンサC1との間で双方向に電力変換することが可能である。同様に、単相インバータ28cは、単相出力端子J23,J24と、コンデンサC2との間で双方向に電力変換することが可能である。従って、本実施形態における単相電力変換セル28は、単相入力端子J21,J22と単相出力端子J23,J24との間で双方向に電力変換することが可能である。
上述したように、本実施形態に適用される三相電力変換セル11(図3参照)においては、双方向に電力変換することが可能である。従って、この三相電力変換セル11と、単相電力変換セル28とを適用することにより、本実施形態の電力変換装置は、入力端子1〜3と出力端子4〜6(図1参照)との間で、双方向に、効率よく電力変換することが可能になる。これにより、例えば三相交流負荷8としてモータを適用した場合には、この三相交流負荷8から三相交流電源7に電力を回生することができる。
〈第6実施形態の効果〉
以上のように本実施形態によれば、三相交流電力を入出力する第1の端子群(1〜3)と、三相交流電力を入出力する第2の端子群(4〜6)と、をさらに備え、電力潮流が第1の端子群(1〜3)から第2の端子群(4〜6)に向かう方向、およびその逆方向への電力変換を適宜行う。
これにより、回生電力を電源系統に帰還させることができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態による電力変換装置の構成を説明する。なお、以下の説明において、上述した他の実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本実施形態の構成は第1実施形態のもの(図1参照)とほぼ同様であるが、第1実施形態における三相電力変換セル10に代えて、図3に示した三相電力変換セル11が適用される。さらに、本実施形態においては、三相電力変換セル11に対して、図7に示す充放電回路30が接続される。なお、図7は、充放電回路30の回路図である。
図7において、充放電回路30は、三相電力変換セル11と、バッテリ40との間に接続されている。充放電回路30は、スイッチング素子32,34と、コントローラ35と、リアクトル36と、を備えている。スイッチング素子32,34は直列に接続され、三相電力変換セル11において直流電圧が発生する直流電圧発生部、すなわちコンデンサC0の両端に接続される。リアクトル36とバッテリ40とは直列に接続され、この直列回路がスイッチング素子34に対して並列に接続されている。
ここで、バッテリ40の端子電圧は、コンデンサC0の端子電圧以下にしておくとよい。コントローラ35は、バッテリ40を充電または放電するように、スイッチング素子32,34のオン/オフ状態を制御する。すなわち、コントローラ35は、バッテリ40の充電時には、スイッチング素子34をオフ状態に保ちつつ、スイッチング素子32のオン/オフ状態を交互に切り替える。また、コントローラ35は、バッテリ40の放電時には、スイッチング素子32をオフ状態にしスイッチング素子34をオン状態にしてリアクトル36に磁束エネルギーを蓄える状態と、スイッチング素子34をオフ状態にしスイッチング素子32をオン状態にして蓄えた磁束エネルギーを電流として三相電力変換セル11に供給する状態と、を交互に繰り返す。すなわち、バッテリ40の放電時には、充放電回路30は昇圧チョッパ回路として機能する。
〈第7実施形態の効果〉
以上のように本実施形態によれば、三相電力変換セル(10)または複数の単相電力変換セル(21〜26)のうち少なくとも一部は、直流電圧が発生する直流電圧発生部(C0)を有するものであり、バッテリ(40)と直流電圧発生部(C0)との間に接続され、直流電圧発生部(C0)に対してバッテリ(40)から適宜放電させるとともに、直流電圧発生部(C0)に発生する電圧によってバッテリ(40)を適宜充電する充放電回路(30)をさらに備える。
これにより、三相交流電源7に停電等が発生した場合においても、三相交流負荷8に対して安定して電力供給を続けることができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、もしくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記第3〜第7実施形態においては、図3〜図6に示した三相コンバータ11a,12a、三相インバータ11c,12c、単相コンバータ27a,28a、および単相インバータ27c,28cをフルブリッジ回路として構成した。しかし、これらの要素に対して、例えば3レベル回路等、他の回路方式を適用してもよい。これにより、効率よく電力変換容量を増加させることができる場合もある。
(2)また、上記各実施形態においては、一台の三相電力変換セル10,11,12と、複数の単相電力変換セル21〜26,27,28と、を組み合わせている。ここで、三相電力変換セルは、単相電力変換セルよりも単位電力容量あたりのコストを安くできる場合が多い。そこで、三相電力変換セルの電力容量を、一台の単相電力変換セルの電力容量より大きくすることにより、電力変換装置のコストを低減させてもよい。
(3)また、上記各実施形態においては、電力変換装置の構成として、三相電力変換セルの三相各相に直列接続する単相電力変換セルの数を「2」としたが、より多くの単相電力変換セルを直列接続すれば、電力変換装置の容量を増加させることが可能である。
(4)また、上記第6実施形態において適用される三相電力変換セル11(図3参照)と、単相電力変換セル28(図6参照)とは、共に双方向電力変換が可能なセルであった。しかし、三相電力変換セルおよび単相電力変換セルのうち一部のみを双方向電力変換が可能なものにしてもよい。例えば、三相電力変換セル11と、単相電力変換セル27(図4参照)と、を組み合わせてもよい。一部のセルのみで双方向電力変換を行うと、図1において出力端子4〜6から入力端子1〜3への電力変換容量は、入力端子1〜3から出力端子4〜6への電力変換容量よりも小さくなる。しかし、単方向電力変換が可能なセルは、双方向電力変換が可能なセルよりも安価に製造できるため、コスト的には有利になる。
(5)上記第7実施形態において、充放電回路30は、三相電力変換セル11の直流電圧発生部(コンデンサC0)と、バッテリ40との間に接続された。しかし、他のセルまたは他の実施形態における直流電圧発生部(例えば、図4または図6のコンデンサC1,C2、図5のコンデンサC3,C4等)とバッテリ40との間に充放電回路30を接続してもよい。
1〜3 入力端子(第1の端子群)
4〜6 出力端子(第2の端子群)
10 三相電力変換セル
11,12 三相電力変換セル
11a,12a 三相コンバータ
12b DC−DCコンバータ
11c,12c 三相インバータ
21〜26,27,28 単相電力変換セル
27a,28a 単相コンバータ
27b,28b DC−DCコンバータ
27c,28c 単相インバータ
30 充放電回路
40 バッテリ
50,51 電力変換装置
C0,C1,C2,C3,C4 コンデンサ(直流電圧発生部)
Cr1,Cr2,Cr3,Cr4 共振コンデンサ
J11〜J13 三相入力端子
J14〜J16 三相出力端子
J21,J22 単相入力端子
J23,J24 単相出力端子
T1〜T3 トランス

Claims (9)

  1. 三相入力端子と三相出力端子とを有する三相電力変換セルと、
    それぞれが単相入力端子と単相出力端子とを有する複数の単相電力変換セルと、
    を備え、
    前記三相電力変換セルの前記三相入力端子のそれぞれに前記単相電力変換セルの前記単相入力端子が直列接続され、
    前記三相電力変換セルの前記三相出力端子のそれぞれに前記単相電力変換セルの前記単相出力端子が直列接続され、
    三相交流電力を入力して三相交流電力を出力する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 複数の前記単相電力変換セルは、各々トランスを備え、一台の前記単相電力変換セルにおける前記単相入力端子と前記単相出力端子との間が絶縁されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記三相電力変換セルの電力容量は、一台の前記単相電力変換セルの電力容量より大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 各々の前記単相電力変換セルは、
    前記単相入力端子から単相交流電力を入力し直流電力を出力する単相コンバータと、
    前記単相コンバータから直流電力を入力しトランスを介して直流電力を出力する絶縁型のDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータから直流電力を入力し前記単相出力端子から単相交流電力を出力する単相インバータと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記DC−DCコンバータは、
    前記トランスの巻線に対して直列に接続された共振コンデンサを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記三相電力変換セルは、
    前記三相入力端子から三相交流電力を入力し直流電力を出力する三相コンバータと、
    前記三相コンバータから直流電力を入力し前記三相出力端子から三相交流電力を出力する三相インバータと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記三相電力変換セルは、
    前記三相入力端子から三相交流電力を入力し直流電力を出力する三相コンバータと、
    前記三相コンバータから直流電力を入力しトランスを介して直流電力を出力する絶縁型のDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータから直流電力を入力し前記三相出力端子から三相交流電力を出力する三相インバータと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 三相交流電力を入出力する第1の端子群と、
    三相交流電力を入出力する第2の端子群と、
    をさらに備え、電力潮流が前記第1の端子群から前記第2の端子群に向かう方向、およびその逆方向への電力変換を適宜行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 前記三相電力変換セルまたは複数の前記単相電力変換セルのうち少なくとも一部は、直流電圧が発生する直流電圧発生部を有するものであり、
    バッテリと前記直流電圧発生部との間に接続され、前記直流電圧発生部に対して前記バッテリから適宜放電させるとともに、前記直流電圧発生部に発生する電圧によって前記バッテリを適宜充電する充放電回路をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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