JP2019087302A - 燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造 - Google Patents

燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池スタックが搭載された車両において水蒸気白煙が発生することを抑制する。【解決手段】燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造は、燃料電池スタックに接続される接続部と、車両の外部に開口する開口部と、を有し、燃料電池スタックから排出される排ガスが流れる排ガス配管と、排ガス配管に接続され、排ガス配管に外気を導入する外気導入部と、外気導入部よりも排ガス配管の開口部側に設けられ、排ガスに含まれる水分を低減する水分低減部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造に関する。
燃料電池から排出される排ガスには、燃料電池によって生成された生成水が水蒸気として含まれている。燃料電池は高温(例えば、比較的運転温度の低い固体高分子型燃料電池でも約80℃)で運転されているために、通常、排ガスの温度は外気の温度よりも高い。そのため、排ガスが外気に排出されると、排ガスの温度が低下して飽和水蒸気量が低下し、水蒸気が結露した白煙(水蒸気白煙)が発生する場合がある。
特開2008−269983号公報
特許文献1には、乾燥剤を用いた水分低減器が排ガスの流路に配置された、燃料電池システムが開示されている。この燃料電池システムでは、水蒸気白煙が発生すると判断された場合に、水分低減器により排ガスの水分を低減させて、水蒸気白煙の発生を抑制している。しかし、水蒸気白煙が発生することをより効率的に抑制する技術が望まれていた。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造が提供される。この排ガス配管構造は、前記燃料電池スタックに接続される接続部と、前記車両の外部に開口する開口部と、を有し、前記燃料電池スタックから排出される排ガスが流れる排ガス配管と;前記排ガス配管に接続され前記排ガス配管に外気を導入する外気導入部と;前記外気導入部よりも前記排ガス配管の前記開口部側に設けられ、前記排ガスに含まれる水分を低減する水分低減部と;を備える。
この形態によれば、外気導入部から導入された外気と排ガス配管を流れる排ガスとが混合されるので、外気導入部よりも開口部側である下流側の排ガスの温度は、外気導入部よりも上流側の排ガスの温度と比べて低下する。そのため、外気導入部よりも下流側の排ガス配管を流れる、排ガス中の水蒸気分圧が増加するので、排ガスは、水蒸気分圧が増加した状態で水分低減部に導入される。したがって、外気導入部によって排ガス配管に外気が導入されない場合と比較して、水分低減部において、排ガス中の水分を効率的に低減することができる。その結果、開口部から水蒸気白煙が発生することを抑制することができる。
本開示は、上述した燃料電池システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、排ガス配管構造を備える燃料電池システム、排ガス配管構造を備える車両、燃料電池スタックから排出される排ガス中の水分低減方法等の形態で実現することができる。
燃料電池システムの概略構造を示す構成図である。 車両の排ガス配管構造を示す図である。 第2実施形態に係る排ガス配管構造を示す図である。 第3実施形態に係る排ガス配管構造を示す図である。 第3実施形態に係る排ガス配管構造を示す図である。 第4実施形態に係る排ガス配管構造を示す図である。 第5実施形態に係る排ガス配管構造を示す図である。
・第1実施形態
図1は、燃料電池システム10の概略構造を示す構成図である。燃料電池システム10は、車両1に搭載される。燃料電池システム10は、パワースイッチ3のON操作によって起動し、OFF操作によって停止する。燃料電池システム10は、燃料電池スタック20と、アノードガス供給部60と、アノードガス循環排出部70と、カソードガス供給部30と、カソードガス排出部40と、冷媒供給部80と、制御部90とを備える。
燃料電池スタック20は、複数枚の燃料電池セル21が積層されたスタック構造を有する。各燃料電池セル21は、電解質膜を挟んでアノードとカソードが配置された構造を有する。アノードに水素を含む燃料ガスが接触し、カソードに外気中の酸素を含む酸化ガスが接触することにより、両電極で電気化学反応が起こり、起電力が発生する。カソードでは、アノード側から電解質膜を透過してきた水素イオンと酸素が反応して水が生成する。生成した水は水蒸気となり、カソードから排出されるカソード排ガスに含まれて、後述の排ガス配管41を流れる。
制御部90は、CPUとメモリ91とを備えるコンピュータとして構成されており、ECU(Electronic Control Unit)とも呼ばれる。制御部90は、発電要求を受けて、以下に説明する燃料電池システム10の各構成部を制御し、燃料電池スタック20から出力電流を出力する。車両1には、車両1の外部の温度である外気温度を計測する外気センサ5が設けられており、制御部90には、外気センサ5の計測結果が送信される。
アノードガス供給部60は、アノードガス配管61と、水素タンク62と、開閉弁63と、レギュレータ64とを備える。水素タンク62には、水素が充填されている。水素タンク62は、アノードガス配管61を介して燃料電池スタック20のアノードと接続されている。
開閉弁63及びレギュレータ64は、アノードガス配管61に、この順序で上流側(つまり水素タンク62に近い側)から設けられている。開閉弁63は、制御部90からの指令により開閉し、水素タンク62からの水素の流入を制御する。レギュレータ64は、水素の圧力を調整するための減圧弁であり、その開度が制御部90によって制御されている。
アノードガス循環排出部70は、アノード排ガス配管71と、気液分離器72と、アノードガス循環配管73と、水素循環用ポンプ74と、アノード排水配管75と、排水弁76とを備える。アノード排ガス配管71は、燃料電池スタック20のアノードの出口と気液分離器72とを接続する配管であり、発電反応に用いられることのなかった未反応ガス(水素や窒素など)を含むアノード排ガスを気液分離器72へと誘導する。
気液分離器72は、アノードガス循環配管73と、アノード排水配管75とに接続されている。気液分離器72は、アノード排ガスに含まれる気体成分と水分とを分離し、気体成分については、アノードガス循環配管73へと誘導し、水分についてはアノード排水配管75へと誘導する。
アノードガス循環配管73は、アノード排ガス配管71に接続されている。アノードガス循環配管73には、水素循環用ポンプ74が設けられている。水素循環用ポンプ74は、気液分離器72において分離された気体成分に含まれる水素を、アノードガス配管61へ送り出す。
アノード排水配管75は、気液分離器72において分離された水分を車両1の外部へと排出するための配管である。本実施形態では、アノード排水配管75は、燃料電池スタック20のカソード側に接続された排ガス配管41と接続されており、排ガス配管41を介して水分を車両1の外部へと排出する。アノード排水配管75は、排ガス配管41と接続されていなくともよく、水分は、車両1の外部に設けられた開口から排出されてもよい。排水弁76は、アノード排水配管75に設けられており、制御部90からの指令に応じて開閉する。
冷媒供給部80は、冷媒用配管81と、ラジエータ82と、冷媒循環用ポンプ83と、を備える。冷媒用配管81は、燃料電池スタック20に設けられた冷媒用の入口マニホールドと出口マニホールドとを連結する配管であり、燃料電池スタック20を冷却するための冷媒を循環させる。ラジエータ82は、冷媒用配管81に設けられており、冷媒用配管81を流れる冷媒と外気との間で熱交換させることにより、冷媒を冷却する。
冷媒循環用ポンプ83は、冷媒用配管81において、ラジエータ82より下流側(燃料電池スタック20の冷媒入口側)に設けられており、ラジエータ82において冷却された冷媒を燃料電池スタック20に送り出す。
カソードガス供給部30は、カソードガス配管31と、エアコンプレッサ32と、インタークーラ33とを備える。カソードガス配管31は、燃料電池スタック20のカソード側に接続された配管である。エアコンプレッサ32は、カソードガス配管31を介して燃料電池スタック20と接続されており、外気を取り込んで圧縮し、圧縮された外気を燃料電池スタック20に供給する。インタークーラ33は、エアコンプレッサ32により圧縮されたカソードガスの温度を下げるための装置である。
図2は、車両1の排ガス配管構造50の概略構成を示す図である。以下、図1及び図2を参照し、カソードガス排出部40について説明する。カソードガス排出部40は、排ガス配管41と、排ガスセンサ42と、調圧弁43と、外気導入部51と、水分低減部53と、マフラ57と、を備える。
排ガス配管41は、燃料電池スタック20のカソード側に接続された配管である。排ガス配管41は、燃料電池スタック20に接続される接続部45と、車両1の外部において開口する開口部44(図2)を備える。接続部45と開口部44とは排ガス配管41の開口端である。本実施形態では、排ガス配管41には、燃料電池スタック20から排出されるカソード排ガスと、アノード排水配管75から排ガス配管41に流入したアノード排ガス及び水分とが流れる。カソード排ガス及びアノード排ガスは、開口部44から外気へ排出される。カソード排ガス及びアノード排ガスを、まとめて「排ガス」とも呼ぶ。
調圧弁43、排ガスセンサ42、外気導入部51、水分低減部53、マフラ57は、排ガス配管41に、この順序で上流側(つまり燃料電池スタック20に近い側)から接続されている。本実施形態では、アノード排水配管75は、外気導入部51よりも上流側に接続されている。他の実施形態では、アノード排水配管75は、外気導入部51と水分低減部53との間に接続されていてもよいし、排ガス配管41に接続されていなくてもよい。
調圧弁43は、制御部90からの指令により排ガス配管41におけるカソード排ガスの圧力(燃料電池スタック20の背圧)を調整する。
排ガスセンサ42は、燃料電池スタック20から排出された排ガスの温度と、排ガスの単位体積当たりの水蒸気量を計測するセンサである。排ガスセンサ42は、その計測結果を制御部90に送信する。排ガスセンサ42は排ガス配管41の任意の位置に設けることができる。排ガスセンサ42は、例えば、排ガス配管41とアノード排水配管75との接続箇所と、調圧弁43と、の間に設けられてもよい。
外気導入部51は、排ガス配管41に接続され、排ガス配管41へ外気を導入する機構である。本実施形態では、外気導入部51はエアブロアにより構成される。外気導入部51は、制御部90からの指令により駆動し、排ガス配管41へ外気を導入する。外気導入部51により導入された外気は、排ガス配管41と外気導入部51との接続箇所Pにおいて燃料電池スタック20から排出された排ガスと混合される。通常、排ガスセンサ42により計測される温度は、外気センサ5により計測される外気温度よりも低い。例えば、排ガスセンサ42により計測される排ガスの温度は、約80℃である。そのため、外気と混合された後の排ガスの温度は低下する。他の実施形態では、排ガス配管41と外気導入部51との接続箇所Pにおける排ガス配管41の内径は、排ガス配管41の他の箇所に比べて太くなっていてもよい。また、排ガス配管41に接続され、外気と排ガスとを混合するための混合室を、接続箇所Pの箇所に設けてもよい。こうすることにより、排ガスと外気との混合をより促進し、排ガスの温度をより低下させることができる。
水分低減部53は、外気導入部51よりも排ガス配管41の開口部44側に設けられ、排ガスに含まれる水分を低減する。本実施形態では、水分低減部53は気液分離器である。気液分離器としては、排ガスを高速旋回させることによって水分を遠心方向に飛翔させて気液分離するサイクロン式の気液分離器を用いることができる。また、気液分離器としては、冷却フィンや保冷材を備え、冷却フィンや保冷材により排ガスを冷却して水分を生成させる気液分離器、整流板を備え、排ガスの流速を低下させるとともに排ガスを冷却して水分を生成させる気液分離器を用いることができる。水分低減部53に接続された排水配管54には、排水弁56が設けられており、制御部90からの指令に応じて開閉して水分を排出する。他の実施形態では、排水配管54には排水弁56が設けられていなくともよく、水分低減部53から排出された水分は、排水配管54を介して車両1外へ排出されてもよい。
マフラ57は、開口部44から排出される排ガスの音を低減する消音装置である。本実施形態では、マフラ57は、外気導入部51及び水分低減部53よりも下流に配置されている。そのため、外気導入部51、水分低減部53から発生する音は、マフラ57によって低減される。他の実施形態では、マフラ57は、外気導入部51と水分低減部53の間に配置されていてもよいし、外気導入部51より上流側に配置されていてもよい。
制御部90は、外気センサ5により計測された外気温度と、排ガスセンサ42により計測された排ガス中の水蒸気量(水蒸気分圧)とを用いて、開口部44から水蒸気白煙が発生するか否かを判定する。「水蒸気白煙が発生する」とは、開口部44から外気に排出された排ガスに含まれる水蒸気が白く視認できる状態になることをいう。制御部90は、温度と飽和水蒸気量との関係をメモリ91に記憶しており、外気導入部51に到達する前の排ガス中の水蒸気量が、外気温度に対する飽和水蒸気量より大きい場合に、水蒸気白煙が発生すると判定する。制御部90は、外気導入部51に到達する前の排ガス中の水蒸気量を外気温度に対する飽和水蒸気量で除算した結果が、予め定められた閾値、例えば、1、0.9といった数値である場合に、水蒸気白煙が発生すると判定してもよい。閾値は、実験やシミュレーションにより求められてもよい。本実施形態では、制御部90は、水蒸気白煙が発生すると判定した場合に、外気導入部51を駆動する。制御部90は、水蒸気白煙が発生しないと判定した場合に、外気導入部51が駆動している場合にはその駆動を停止し、外気導入部51が駆動していない場合には非駆動状態を維持する。他の実施形態では、制御部90は、外気センサ5、排ガスセンサ42の計測結果によらず、パワースイッチ3がONされた場合に外気導入部51を駆動し、パワースイッチ3がOFFされた場合に外気導入部51を停止するようにしてもよい。この場合には、燃料電池システム10は、外気センサ5、排ガスセンサ42を備えていなくともよい。
以上のようにして構成された排ガス配管構造50では、外気導入部51から導入された外気と排ガス配管41を流れる排ガスとが混合されるので、外気導入部51よりも下流側の排ガスの温度は、外気導入部51よりも上流側の排ガスの温度と比べて低下する。そのため、外気導入部51よりも下流側の排ガス配管41を流れる、排ガス中の水蒸気分圧が増加するので、排ガスは、水蒸気分圧が増加した状態で水分低減部53に導入される。したがって、外気導入部51によって排ガス配管41に外気が導入されない場合と比較して、水分低減部53において、排ガス中の水分を効率的に低減することができる。その結果、開口部44から水蒸気白煙が発生することを抑制することができる。
・第2実施形態
図3は、第2実施形態に係る排ガス配管構造50aを示す図である。第2実施形態の排ガス配管41aは、外気導入部51aとの接続箇所Pにおいて、排ガス配管41aの内径が縮小したベンチュリ管が配置された構造を有する。具体的には、図3に示すように、排ガス配管41aの内径は、外気導入部51aと排ガス配管41aの接続箇所Pにおいて最も小さくなるように上流側から接続箇所Pに向けて小さくなり、接続箇所Pから下流側に向けて大きくなっている。接続箇所Pでは、いわゆるベンチュリ効果により、排ガス配管41aの他の箇所に比べて圧力が低下している。
外気導入部51aは、排ガス配管41aに接続される配管56aと、開閉弁52aと、を備える。開閉弁52aが制御部90からの指令により開くと、圧力が低下した接続箇所Pに向けて外気が導入される。第2実施形態の排ガス配管構造50a、燃料電池システム10、車両1のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、ベンチュリ管と開閉弁52aとにより排ガス配管41に外気を導入することができるので、外気導入部51としてエアブロアを用いる場合と比較して、燃料電池システム10の構成を簡易にすることができる。
・第3実施形態
図4及び図5は、第3実施形態に係る排ガス配管構造50bを示す図である。第3実施形態の排ガス配管41bは、外気導入部51bとの接続箇所Pにおいて、排ガス配管41aの内径が最も縮小したベンチュリ管vが配置された構造(図4)と、接続箇所P以外の箇所の内径と同一の内径を有するストレート管sが配置された構造(図5)と、が切り替えて接続される。外気導入部51bは、接続箇所Pに接続され、外気に開口した配管56bである。制御部90は、外気導入部51bに接続された図示しないモータを制御し、図4に示すように、外気導入時にはベンチュリ管vを排ガス配管41bに接続する。制御部90は、例えば、水蒸気白煙が発生すると判定した場合に、ベンチュリ管vを排ガス配管41bに接続する。ベンチュリ管vが排ガス配管41bに接続されると、圧力が低下した接続箇所Pに向けて外気が導入される。制御部90は、図5に示すように、外気非導入時にはストレート管sを排ガス配管41bに接続する。第3実施形態の排ガス配管構造50b、燃料電池システム10、車両1のその他の構成は、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏するのに加え、外気非導入時には、ストレート管sにより排ガスを開口部44へ効率的に導くことができる。
・第4実施形態
図6は、第4実施形態に係る排ガス配管構造50cを示す図である。第4実施形態の水分低減部53cは、筐体内部に水分吸着材料が充填された構造を有する。水分吸着材料は、例えば、ゼオライト、シリカ等である。排ガス中の水分は、水分低減部53cにおいて水分吸着材料に吸着される。水分低減部53cには、ヒータ58が近接して配置されている。ヒータ58は、制御部90からの指令により水分低減部53cを加熱する。本実施形態では、制御部90は、パワースイッチ3がONにされた場合にヒータ58による加熱を開始し、パワースイッチ3がOFFにされた場合に加熱を停止する。水分低減部53cが加熱されることによって、水分吸着材料の水分吸着能力が再生される。第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
・第5実施形態
図7は、第5実施形態に係る排ガス配管構造50dを示す図である。排ガス配管構造50dは、エアコンプレッサ32とインタークーラ33の間のカソードガス配管31と、水分低減部53cと、を接続するバイパス配管46と、バイパス配管46上に設けられたバイパス弁47と、を備える。バイパス弁47は、制御部90からの指令により開閉する。制御部90は、パワースイッチ3がONにされた場合にバイパス弁47を開き、パワースイッチ3がOFFにされた場合にバイパス弁47を閉じる。バイパス弁47が開かれることで、エアコンプレッサ32下流の比較的高温度の外気が水分低減部53cに流入する。こうすることで、水分吸着材料の水分吸着能力が再生される。第5実施形態によれば、第4実施形態と同様の効果を奏する。
・他の実施形態
上記実施形態において、水分低減部53が気液分離器である場合には、気液分離器はマフラ57と一体に構成されていてもよい。
第4実施形態において、制御部90は、水蒸気白煙が発生すると判定した場合にヒータ58をONにし、水蒸気白煙が発生しないと判定した場合にヒータ58をOFFにしてもよい。また、例えば、制御部90は、水分低減部53cの水分吸着能力と、水分吸着能力が不十分となる燃料電池スタック20の積算運転時間の閾値と、水分吸着能力が回復可能なヒータ58の駆動時間と、の関係をメモリ91に記憶していてもよい。制御部90は、燃料電池スタック20の積算運転時間が閾値に達した場合に、ヒータ58をONにし、水分吸着能力が回復可能な時間が経過した場合に、ヒータ58をOFFにしてもよい。制御部90は、第5実施形態に係るバイパス弁47の開閉を、ヒータ58のON、OFFと同様に制御してもよい。
上述の各実施形態は組み合わせることも可能である。例えば、第1、第2、第3実施形態のうちのいずれかの実施形態と、第4、第5実施形態のいずれかとは、組み合わせられてもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、他の実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…車両
5…外気センサ
10…燃料電池システム
20…燃料電池スタック
21…燃料電池セル
30…カソードガス供給部
31…カソードガス配管
32…エアコンプレッサ
33…インタークーラ
40…カソードガス排出部
41…排ガス配管
41a…排ガス配管
41b…排ガス配管
42…排ガスセンサ
43…調圧弁
44…開口部
45…接続部
46…バイパス配管
47…バイパス弁
50…排ガス配管構造
50a…排ガス配管構造
50b…排ガス配管構造
50c…排ガス配管構造
50d…排ガス配管構造
51…外気導入部
51a…外気導入部
51b…外気導入部
52a…開閉弁
53…水分低減部
53c…水分低減部
54…排水配管
56…排水弁
56a…配管
56b…配管
57…マフラ
58…ヒータ
60…アノードガス供給部
61…アノードガス配管
62…水素タンク
63…開閉弁
64…レギュレータ
70…アノードガス循環排出部
71…アノード排ガス配管
72…気液分離器
73…アノードガス循環配管
74…水素循環用ポンプ
75…アノード排水配管
76…排水弁
80…冷媒供給部
81…冷媒用配管
82…ラジエータ
83…冷媒循環用ポンプ
90…制御部
91…メモリ
P…接続箇所
s…ストレート管
v…ベンチュリ管

Claims (1)

  1. 燃料電池スタックが搭載された車両の排ガス配管構造であって、
    前記燃料電池スタックに接続される接続部と、前記車両の外部に開口する開口部と、を有し、前記燃料電池スタックから排出される排ガスが流れる排ガス配管と、
    前記排ガス配管に接続され前記排ガス配管に外気を導入する外気導入部と、
    前記外気導入部よりも前記排ガス配管の前記開口部側に設けられ、前記排ガスに含まれる水分を低減する水分低減部と、
    を備える、排ガス配管構造。
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