JP2019086314A - 耐放射線回路及び圧力伝送装置並びにその校正方法 - Google Patents

耐放射線回路及び圧力伝送装置並びにその校正方法 Download PDF

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【課題】原子力プラント、放射線利用施設などの放射線環境において使用される圧力伝送器に好適な計測の正確性の高い耐放射線回路を提供することを目的とする。【解決手段】少なくとも1つの半導体素子を備える耐放射線回路において、半導体素子のドリフトを診断するドリフト診断装置と、半導体素子に接して配置されるヒータと、ドリフト診断装置が診断した半導体素子のドリフトの値に応じてヒータを制御するヒータ制御装置とを備え、ヒータ制御装置は、耐放射線回路の動作中に前記ヒータを動作するように制御することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、耐放射線回路及び校正方法に係り、特に、原子力プラント、放射線利用施設などの放射線環境において、放射線照射による影響を低減し、長時間安定に使用可能な半導体を含む回路に好適な耐放射線回路及び校正方法に関する。
原子力プラント等の放射線利用施設においては、プラントおよび施設のプロセスを計測するために、計測器が複数設置されている。これらの計測器には、半導体素子を含む回路が備わっている。
回路を構成する素子の中では、一般的に半導体素子が放射線に弱いとされており、放射線が照射されると半導体素子の酸化膜中で電子とホールが生成される。半導体素子の酸化膜中では、導電体と比較すると電子の移動度が小さいため、電子とホールは再結合せずに放射線の照射量に応じて増加していく。酸化膜中の電子は、ホールよりは移動度が大きいため、酸化膜中から抜け出すが、ホールは移動度が小さいため正の電荷として酸化膜中に蓄積する。この蓄積されたホールは、計測値のドリフトや計測器の故障の原因となる。
特に、計測器を放射線の線量率が高いような環境で使用する場合は、このように放射線の影響を受けやすい。したがって、原子力プラントの場合は、事故時のような過酷状況において高線量の放射線に耐えうる半導体素子を用いた計測器が必要とされている。
回路内の半導体素子に対する放射線の影響を低減させる方法として、特許文献1には、「集積回路の電力供給を停止し、発熱回路に電力を供給して、該集積回路に所定の期間伝熱を行いアニールし、その終了後に発熱回路をオフし、該集積回路に電力を供給して再び動作状態に復帰させる」方法が開示されている。
特願昭60−55654号公報
回路を放射線の影響から完全に回復させるためには、半導体素子を300℃まで加熱する必要がある。一方、従来から半導体素子として用いられているSi半導体は、150℃以上に上昇させるとSi半導体が熱暴走を起こし、回路を故障させる原因となる。
そこで、特許文献1に記載の方法では、動作させる集積回路と、集積回路に伝熱する発熱回路とに対して、同時に電力供給しないように制御している。すなわち、集積回路中の素子をアニーリングしている間は、集積回路の動作を停止させることで、Si半導体素子の熱暴走を防止しつつ、回路を放射線影響から回復させている。
しかし、原子力プラントの安全系のプロセス計測に用いる計測器において、特許文献1のように停止させながら使用することを前提としている回路を用いることは運用上現実的ではない。したがって、回路が含まれる計測器の動作を止めることなく、回路内の半導体素子のドリフトを回復できる耐放射線回路が必要とされている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、計測の正確性の高い耐放射線回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも1つの半導体素子を備える耐放射線回路において、半導体素子のドリフトを診断するドリフト診断装置と、半導体素子に接して配置されるヒータと、ドリフト診断装置が診断した半導体素子のドリフトの値に応じてヒータを制御するヒータ制御装置とを備え、ヒータ制御装置は、前記耐放射線回路の動作中に前記ヒータを動作するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、計測の正確性の高い耐放射線回路を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路における、装置の構成図である。 耐放射線回路における、アニーリングによる半導体素子(一例としてオペアンプ)の放射線影響を回復させる説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路における、アニーリングによる半導体素子の放射線影響を回復させる校正方法を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路を、絶対圧を計測する圧力伝送装置に適用した構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路を、差圧を計測する圧力伝送装置に適用した構成図である。 半導体素子を含む回路を、差圧を計測する圧力伝送装置に適用し、高温高圧タンクに設置する場合の従来技術を示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路を、差圧を計測する圧力伝送装置に適用し、高温高圧タンクに設置する場合の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る耐放射線回路における、装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る耐放射線回路における、装置の構成図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路を図1から図6を用いて詳細に説明する。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路における、装置の構成図を示す。
図1において、耐放射線回路(以下、回路とする)10は、半導体素子11と、各半導体素子11に接して設置された加熱機構12(本実施例ではヒータとする)を有する。半導体素子11には、オペアンプ111、トランジスタ112、ダイオード、ツェナーダイオードなどがあるが、これに限られない。また、ヒータ12を制御するヒータ制御装置13と、各半導体素子の放射線照射による計測値のドリフトを診断するドリフト診断装置14を備える。
本実施形態に係る回路10は、計測値のドリフトを回復させるために、半導体素子11に接したヒータ12を用いて加熱する方法をとる。ここで、半導体素子11を完全に回復させるためには、300℃まで加熱する必要があるが、従来から半導体素子として用いられているSi半導体は、150℃以上に加熱すると熱暴走を起こして回路の故障の原因となる。
そこで、本実施形態に係る回路10内の半導体として、例えばSiC半導体を用いる。SiC半導体はバンドギャップが広く、耐放射線、耐熱性能が高く、300℃まで加熱してもSi半導体のように熱暴走を起こさない。なお、必ずしもSiC半導体に限る必要はなく、半導体素子11のドリフト回復に必要な温度まで加熱しても熱暴走などによる回路の故障を引き起こさない半導体であれば、本実施形態に係る回路に適用することができる。このような半導体としては、他にダイアモンド等がある。
上記構成において、ヒータ12は常時加熱状態(例えば300℃)であってもよいが、回路10中のその他の素子(例えばコンデンサなど)への熱影響を考慮し、加熱時間は短時間とすることが望ましい。例えば、ヒータ制御装置13は、ドリフト診断装置14から半導体素子11のドリフトがしきい値を超えたことを入力された場合にヒータ12の加熱を開始し、ドリフト診断装置14から半導体素子11のドリフトがしきい値以下となったことを入力された場合にはヒータ12の加熱を停止させるとよい。以下、このようなヒータ12の加熱時間を制御する方法について説明する。
図2に、回路10のオペアンプ111を例として、アニーリングによるの放射線影響を回復させる説明図を示す。
図2に示すように、基準となる計測値のドリフト許容値とドリフトしきい値の2点を事前に設定する。ドリフト許容値は、回路として許容できるドリフト量であり、これを超過すると回路が故障する値とする。ドリフト許容値から余裕を見た値(例えばドリフト許容値の90%)をドリフトしきい値とする。ドリフト許容値およびドリフトしきい値は測定する対象の素子ごとに予め定められているものであっても良いし、オペレータが入力装置(図示しない)を用いて入力するようにしても良い。
オペアンプ111に放射線が照射されると、酸化膜中に電子とホールが生成されて、移動度の低いホールは、酸化膜中に正の電荷として蓄積する。これにより、オフセット電圧が増加して計測値がドリフトする。オフセット電圧のドリフトが、ドリフトしきい値を超過した場合、ヒータ12をONにして、ヒータ12はオペアンプ111へのアニーリングを開始する。また、ドリフトが正常値、例えば図2に示すようにオフセット電圧の初期値まで回復した場合には、ヒータ12をOFFにする。
なお、ヒータをOFFにする値は必ずしも初期値まで回復した場合ではなくてもよい。初期値以外の値をドリフトが回復したと判断する正常値として設定しても良いし、初期値から一定の範囲内まで回復した場合には正常値であると判断し、ヒータ12をOFFするようにしてよい。
上記構成において、アニーリングの温度は、高温なほどドリフトを回復させる時間が短縮され、コンデンサなどの他の素子への熱影響を緩和できるため、各半導体素子11の耐熱温度の上限に近いほど望ましい。
図3に、アニーリングによる半導体素子11の放射線影響を回復させる校正方法のフローチャート図を示す。
まず、回路の動作を開始すると、ドリフト診断装置14は接続された各半導体素子11のドリフト診断を開始する(S1)。
ドリフト診断装置14は、診断した各半導体素子11のドリフトが、事前に設定した各半導体素子11のドリフトしきい値を超えているか否かを判断する(S2)。
ドリフト診断装置14が半導体素子11のドリフトがドリフトしきい値以下であると判断した場合は、ヒータ制御装置13は該当する半導体素子11に設置するヒータ12を稼動させない。一方、半導体素子11のドリフトがドリフトしきい値を超過していると判断した場合、ヒータ制御装置13は該当する半導体素子11に設置するヒータ12を加熱させる(S3)。
ヒータ制御装置13は、該当する半導体素子11のオフセット電圧のドリフトが、正常値まで回復したと判断されるまでヒータ12による加熱を継続し(S4)、正常値まで回復したと判断された場合には、ヒータ12の加熱を終了させる(S5)。
図4及び図5に、本発明の第一の実施形態に係る耐放射線回路10を適用した圧力伝送器20の構成図を示す。圧力伝送装置20は、絶対圧を計測する構成と差圧を計測する構成の2種類があり、図4では絶対圧を計測する圧力伝送装置20A、図5では差圧を計測する圧力伝送装置20Bについて説明する。
図4に、本発明の第1の実施形態に係る回路10を、絶対圧を計測する圧力伝送装置20Aに適用した構成図を示す。
絶対圧を計測する圧力伝送装置20Aは、回路10、薄い金属膜である受圧ダイアフラム22、封入液24が内封された導圧路23、センサ25を備える。
圧力伝送装置20Aは、測定流体21の圧力を受圧ダイアフラム22で受ける。受圧ダイアフラム22で受けた圧力は、導圧路23内の封入液24を介して、センサ25に伝えられる。センサ25で受けた圧力は、オペアンプ111やトランジスタ112などの半導体素子11で構成される回路10で圧力値に変換される。
圧力伝送装置20Aにおいて、回路10内の各半導体素子11にはヒータ12が設置されている。また、各半導体素子11にはドリフト診断装置14が接続され、ヒータ12にはヒータ制御装置13が接続される。
モニタ26は、ドリフト診断装置14から出力された各半導体素子11のドリフト量やアニーリングによる回復量などを表示するものであり、ドリフト診断装置14に接続される。
回路10内の半導体素子11が放射線に照射されると、圧力伝送装置20Aの計測値がドリフトする。このドリフトは、図3のフローチャートに従って、ヒータ12が回路10を構成する半導体素子11をアニーリングすることで回復し、圧力伝送装置20Aのドリフトは正確な計測値を提供することができる。また、計測値のドリフトがドリフト許容値を超えないように抑制することで、計測器の故障を防止し信頼性の高い計測器を提供することができる。
図5に、本発明の第1の実施形態に係る耐放射線回路10を、差圧を計測する圧力伝送装置20Bに適用した構成図を示す。
差圧の圧力伝送装置20Bは、置換器部30、キャピラリ部31、本体部32で構成される。置換部30は受圧ダイアフラム22と中間ダイアフラム27、キャピラリ部31は中間ダイアフラム27、キャピラリチューブ31’、シールダイアフラム28、本体部32はセンサ25、シールダイアフラム28、センタダイアフラム29を備える。置換器部30、キャピラリ部31、本体部32の間はそれぞれ封入液24が内封された導圧路23で接続されている。
絶対圧の圧力伝送装置20Aと同様に、圧力伝送装置20Bにおいて、受圧ダイアフラム22で受けた測定流体21の圧力は、導圧路23の封入液24を介してセンサ25まで伝えられる。センサ25は高圧側と低圧側の差圧を計測し、回路10を介して圧力値を出力する。
圧力伝送装置20Bにおいて、回路10内の各半導体素子11にはヒータ12が設置されている。また、各半導体素子11にはドリフト診断装置14が接続され、ヒータ制御装置13が接続される。モニタ26はドリフト診断装置14に接続される。
回路10内の半導体素子11が放射線に照射されると、圧力伝送装置20Bの計測値がドリフトする。このドリフトは、図3のフローチャートに従って、ヒータ12が回路10内を構成する半導体素子11をアニーリングすることで回復し、圧力伝送装置20Bは正確な計測値を提供することができる。また、計測値のドリフトがドリフト許容値を超えないようにを抑制することで、計測器の故障を防止し信頼性の高い計測器を提供することができる。
次に、図5及び図6を用いて本発明の第1の実施形態に係る回路10を、差圧を計測する圧力伝送装置20Bに適用し、高温高圧タンク40に設置する場合について説明する。図5に、半導体素子を含む回路を差圧を計測する圧力伝送装置に適用した場合の構成図を示す。また、図6に、本発明の第1の実施形態に係る回路10を、差圧を計測する圧力伝送装置20Bに適用し、高温高圧タンク40に設置する場合の構成図を示す。
原子力プラント内の高温高圧タンク40は、タンク近傍で100度以上の高温になる場所もあり、放射線の線量率も高いことから、従来は圧力伝送装置20を計装配管41によって低温・低放射線環境に隔離する手法が用いられていた。
一方、本実施形態に係る耐放射線回路10には耐熱・耐放射線性に優れたSiC半導体を用いることで、計装配管41を設けることなく、高温高圧タンク40内の圧力をタンクから直接計測することが可能となる。これにより、計装配管41を設置するコストを低減することができる。
本発明の第2の実施形態に係る耐放射線回路を図8を用いて詳細に説明する。
図8において、耐放射線回路を構成する各半導体素子11に接するように加熱機構12(例えばヒータなど)が設置されており、その加熱機構を制御するヒータ制御装置13と、各半導体素子11の放射線照射によるドリフトを診断するためのドリフト診断装置14と、各半導体素子11のドリフト量、回復量、ヒータ12の温度などを表示するモニタ26を備えている。
これにより、オペレータが半導体素子のドリフト量、回復量、ヒータ12の温度などを容易に確認することができる。
本発明の第3の実施形態に係る耐放射線回路を図9を用いて詳細に説明する。
図9において、耐放射線回路10を構成する各半導体素子11に接するように加熱機構12(例えばヒータなど)が設置されており、その加熱機構を制御するヒータ制御装置と、各半導体素子11の放射線照射によるドリフトを計測するためのドリフト診断装置14と、各半導体素子11のドリフト量、回復量、ヒータ12の温度などを表示するモニタ26と、半導体素子11の温度を補正する半導体温度補正装置44を備えている。
上記構成において、半導体素子11の温度補正装置は、各半導体素子11をヒータでアニーリングする際に生じる温度影響、すなわち温度ドリフトを補正するものである。温度補正により、回路10の動作中に温度変化による出力変動をなくしつつドリフトの回復が可能であり、より正確な出力を示すことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、様々な変形例が含まれる。上記実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることもできる。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成を追加・削除・置換することもできる。
また、上述した実施形態に含まれる技術的特徴は、特許請求の範囲に明示された組み合わせに限らず、適宜組み合わせることができる。
10 回路
11 半導体素子
111 オペアンプ
112 トランジスタ
12 ヒータ
13 ヒータ制御装置
14 ドリフト診断装置
20 圧力伝送器
21 測定流体
22 受圧ダイアフラム
23 導圧路
24 封入液
25 センサ
26 モニタ
27 中間ダイアフラム
28 シールダイアフラム
29 センタダイアフラム
30 置換部
31 キャピラリ部
32 本体部
40 高温高圧タンク
41 計装配管
42 気層
43 液層
44 半導体素子温度補正装置

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの半導体素子を備える耐放射線回路において、
    前記半導体素子のドリフトを診断するドリフト診断装置と、
    前記半導体素子に接して配置されるヒータと、
    前記ドリフト診断装置が診断した前記半導体素子のドリフトの値に応じて前記ヒータを制御するヒータ制御装置とを備え、
    前記ヒータ制御装置は、前記耐放射線回路の動作中に前記ヒータを動作するように制御することを特徴とする耐放射線回路。
  2. 請求項1に記載の耐放射線回路において、
    前記ドリフト診断装置は、診断した前記半導体素子のドリフトの値が所定のしきい値以上である否かを判断することを特徴とする耐放射線回路。
  3. 請求項2に記載の耐放射線回路において、
    前記ヒータ制御装置は、前記ドリフト診断装置が、前記半導体素子のドリフトの値が前記所定のしきい値以上であると判断した場合に、前記ヒータを動作させることを特徴とする耐放射線回路。
  4. 請求項3に記載の耐放射線回路において、
    前記ヒータ制御装置は、前記ドリフト診断装置が、前記半導体素子のドリフトの値が正常値であると判断した場合に、前記ヒータを停止させることを特徴とする耐放射線回路。
  5. 請求項1乃至4に記載の耐放射線回路において、
    前記半導体素子は、SiC半導体であることを特徴とする耐放射線回路。
  6. 請求項1乃至5に記載の耐放射線回路において、
    前記ドリフト診断装置が計測した前記半導体素子のドリフトの値を表示するモニタを備える耐放射線回路。
  7. 請求項1乃至6に記載の耐放射線回路において、
    前記半導体素子に対して前記ヒータによる加熱で生じる温度ドリフトを補正する半導体素子補正装置を備えることを特徴とする耐放射線回路。
  8. 少なくとも1つの半導体素子を備える耐放射線回路を有する圧力伝送装置において、
    前記耐放射線回路は、
    前記半導体素子のドリフトを診断するドリフト診断装置と、
    前記半導体素子に接して配置されるヒータと、
    前記ドリフト診断装置が診断した前記半導体素子のドリフトの値に応じて前記ヒータを制御するヒータ制御装置とを備え、
    前記ヒータ制御装置は、前記耐放射線回路の動作中に前記ヒータを動作するように制御することを特徴とする圧力伝送装置。
  9. 耐放射線回路内の半導体素子のドリフトを診断し、
    前記半導体素子のドリフトの値に応じて、前記耐放射線回路の動作中に前記半導体素子を加熱することを特徴とする校正方法。
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