JP2019084039A - 放射線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射線を減衰させることなく、被写体が内部機器に接触することを防止または抑制する。【解決手段】放射線撮影装置1は、筐体11の内側空間13へ被検者Pの乳房を挿入するための開口部121が設けられた天板12と、内側空間13に挿入された被検者Pの乳房に放射線を照射する放射線発生部22と、放射線発生部22が照射した放射線を検出する放射線検出部23と、放射線発生部22と放射線検出部23とが配置された回転フレーム21を有する回転部2と、回転部2に所定の距離以下に接近した物体を検出する物体検出部4とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、放射線撮影装置に関する。
特許文献1には、乳房CT撮影をする乳房用放射線撮影装置として、乳房を挿入するための開口部が設けられた天板と、開口部を通る回転軸の周りを回転駆動する放射線発生装置および放射線検出器を有し、開口の周辺を回転駆動しながら取得した放射線透過画像を再構成して、放射線断層画像を生成する構成が開示されている。特許文献2には、放射線散乱と吸収を抑制し、乳房が放射線発生装置・放射線検出器などの内部機器との接触を防止するために内部カバーを備える構成を開示している。
特許文献1には、乳房用放射線撮影装置の内部機器と乳房の間に何も設けられない構造が示されている。しかしながら、このような構成では、被写体である被検者の乳房が回転駆動している内部機器に接触するおそれがある。また、特許文献2に記載の構成では、被写体である被検者の乳房が内部機器と一体に回転駆動する回転カバーに接触するおそれがある。また、内部カバーが設けられる構成では、放射線発生装置から照射された放射線が内部カバーを透過する際に減衰して得られる放射線画像の画質が低下することがある。上述した実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、放射線を減衰させることなく、被写体が内部機器に接触することを防止または抑制することである。
上述の課題を解決するために、本発明は、筐体の内側空間へ被検者の乳房を挿入するための開口部が設けられた天板を有し、前記内側空間に挿入された前記被検者の乳房を撮影する放射線撮影装置であって、放射線発生部と、放射線を検出する放射線検出部と、前記放射線発生部と前記放射線検出部とが配置された回転フレームを有する回転部と、前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出する物体検出部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線を減衰させることなく、被写体が内部機器に接触することを防止または抑制することができる。
以下に、本発明の各実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の各実施形態では、放射線撮影装置として、被検者がうつ伏せに寝た状態(伏臥位)で撮影を行う乳房用放射線撮影装置を示す。ただし、本発明の放射線撮影装置は、このような乳房用放射線撮影装置に限定されない。例えば、本発明は、被検者が立って撮影を行う立位の乳房用放射線撮影装置にも適用できる。要は、本発明は、被写体の周囲を放射線発生部と放射線検出部とが回転しながら撮影する放射線撮影装置であれば適用できる。
(第1の実施形態)
図1(a)は、第1の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を模式的に示す図である。図1(b)は、第1の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を示すブロック図である。図2は、図1(a)のII−II線断面図であり、天板12に設けられる開口部121の近傍の構成を模式的に示す図である。なお、各図において、本発明と関係のない部分の図示は省略してある。図1と図2に示すように、放射線撮影装置1の筐体11の上側には、被検者Pが乗ることができる天板12が配置される。天板12には開口部121が設けられる。放射線撮影装置1の筐体11の内部には、天板12の開口部121の下側の位置に、内側空間13が設けられる。天板12の上に乗ってうつ伏せ(伏臥位)になった被検者Pは、天板12に設けられた開口部121から内側空間13に、被写体の例である乳房を挿入できる。
図1(a)は、第1の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を模式的に示す図である。図1(b)は、第1の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を示すブロック図である。図2は、図1(a)のII−II線断面図であり、天板12に設けられる開口部121の近傍の構成を模式的に示す図である。なお、各図において、本発明と関係のない部分の図示は省略してある。図1と図2に示すように、放射線撮影装置1の筐体11の上側には、被検者Pが乗ることができる天板12が配置される。天板12には開口部121が設けられる。放射線撮影装置1の筐体11の内部には、天板12の開口部121の下側の位置に、内側空間13が設けられる。天板12の上に乗ってうつ伏せ(伏臥位)になった被検者Pは、天板12に設けられた開口部121から内側空間13に、被写体の例である乳房を挿入できる。
放射線撮影装置1の内部には、回転駆動機構20により回転する回転部2が配置される。回転部2は、内側空間13に挿入された被検者Pの乳房(被写体)の周囲を回転しながら当該乳房を撮影する。回転部2は、例えば、放射線撮影装置1の筐体11に固定された固定部3に対して回転可能な回転フレーム21と、回転フレーム21に配置される放射線発生部22および放射線検出部23を有する。回転フレーム21は、例えば底部211と側壁部212とを有し、上面視において、天板12に設けられた開口部121の中心を回転中心として回転可能である。そして、放射線発生部22と放射線検出部23は、回転中心を挟んで所定の距離をおいて離れて対向するように配置される。例えば、図2(a)(b)に示すように、放射線発生部22と放射線検出部23とは、回転フレーム21の側壁部212に、互いに対向するように配置される。このため、回転フレーム21が回転すると、放射線検出部23と放射線発生部22とは、上面視において回転中心を挟んで対向した状態を維持しながら回転フレーム21と一体に回転する。
放射線発生部22は、放射線を照射できる構成であればよく、具体的な構成は特に限定されない。放射線発生部22には、例えば公知の各種放射線管球などが適用できる。放射線検出部23は、放射線発生部22が照射して被検者Pの乳房(被写体)を透過した放射線を検出し、放射線画像を生成する。放射線検出部23は、検出した放射線に応じて放射線画像を生成する構成であればよく、具体的な構成は限定されない。放射線検出部23には、公知の各種FPDなど、公知の各種放射線検出器や放射線検出装置などが適用できる。回転駆動機構20は、回転部2を回転させることができればよく、具体的な構成は限定されない。例えば、回転駆動機構20は、モーターなどの回転動力源と、回転動力源が出力する回転動力を回転部2に伝達するベルトや歯車やシャフトと、回転駆動機構20の各部材を回転可能に支持するベアリングなどを有する。
内側空間13には、接触防止面41と接触防止領域42が設定される。接触防止面41は、内側空間13に存在する物体が、回転している回転部2(例えば、回転フレーム21の内周面や、放射線発生部22や、放射線検出部23)に接触する可能性がある位置を示す仮想的な面である。接触防止領域42は、回転部2や回転フレーム21の内周面や放射線発生部22と接触防止面41との間の領域である。接触防止領域42は回転している回転部2(例えば、回転フレーム21の内周面や、放射線発生部22や、放射線検出部23)に接触する可能性がある領域を示す仮想的な領域である。例えば、接触防止面41は、回転部2や回転フレーム21の内周面や放射線発生部22や放射線検出部23から所定の距離を離れた位置に設定される。換言すると、回転部2の回転中心線の方向視において、回転中心から所定の距離を離れた位置に接触防止面41が設定される。そして、回転部2の回転中心から見て、接触防止面41の外側であって接触防止面41と回転部2との間の領域が、接触防止領域42に設定される。また、接触防止面41よりも回転部2の回転中心に近い側の領域は、内側空間13の内部に存在する物体が回転している回転部2に接触しない領域(説明の便宜上、この領域を「非接触領域43」と称する)である。なお、接触防止面41の具体的な位置(例えば回転部2からの距離)や接触防止領域42の具体的な範囲は、特に限定されない。接触防止面41の位置や接触防止領域42の範囲は、回転部2の構成、例えば回転フレーム21の形状や寸法、放射線発生部22や放射線検出部23の形状や寸法や配置位置などに応じて適宜設定される。
回転部2には、接触防止領域42に入り込んでいる物体(回転部2に所定の距離以下に接近した物体)を検出する物体検出部4が配置される。図2(a)は、物体検出部4として、レーザーカーテンセンサやワイドエリアセンサが適用された例を示す。レーザーカーテンセンサは、レーザー照射部とレーザー受信部間に物体があるとレーザーが受信できないことを利用して物体を検出するセンサである。この場合、図2(a)に示すように、レーザー照射部は、回転部2(回転フレーム21の側壁部212)から所定の距離離れた位置に、面状(カーテン状や帯状)のレーザーを照射する。そして、面状のレーザーの位置が接触防止面41の位置となり、それよりも回転部2に近い側の領域が接触防止領域42となる。したがって、レーザーが受信できない場合には、物体が接触防止領域42に入り込んでいる(物体が回転部2に所定の距離以下に接近している)ことを示す。図2(b)は、物体検出部4として、赤外線センサや超音波センサが適用された例を示す。赤外線センサや超音波センサは、放射状の赤外線や超音波を発し、物体で反射した赤外線や超音波を検出することで物体までの距離を検出する。そして、検出された距離が所定の距離以下である場合には、物体が接触防止領域42に入り込んでいる(物体が回転部2に所定の距離以下に接近している)ことを示す。この場合には、物体検出部4を中心とする所定の半径の球面(物体検出部4が複数並べて配置される構成であればそれらの組み合わせ)が接触防止面41となり、その内側の領域(物体検出部4に近い側の領域)が接触防止領域42となる。物体検出部4は回転部2に配置され、回転部2と一体となって回転する。このため、接触防止面41および接触防止領域42と回転部2との相対的な位置関係は、回転部2が回転している場合であっても一定に保持される。
なお、物体検出部4は、レーザーカーテンセンサ、ワイドエリアセンサ、赤外線センサ、超音波センサに限定されない。物体検出部4は、接触防止領域42に入り込んでいる物体(回転部2に所定の距離以下に接近している物体)を検出できる構成であればよい。また、物体検出部4は、非接触で物体の検出や物体までの距離を検出できる構成であることが好ましい。例えば、物体検出部4には、公知の各種非接触方式の物体検出センサや距離センサが適用できる。
報知部63は、物体検出部4により接触防止領域42に物体が存在することが検出された場合には、そのことを報知する動作や処理を実行する。報知部63は、接触防止領域42に物体が存在することを使用者等(医師や放射線撮影技師や被検者P)に報知できる構成であればよく、具体的な構成は限定されない。報知部63には、例えば、音声によって報知する音声発生器や、光によって報知する発光器などが適用できる。また、後述する表示部62が報知部63の機能を有してもよい。
このほか、放射線撮影装置1には、内側空間13の内部を撮影できる撮影部5と、撮影部5が撮影した映像を表示できる表示部62とが配置される。例えば、撮影部5は、回転フレーム21の底部211に配置され、天板12に設けられた開口部121および開口部121から挿入された乳房を撮影できる。撮影部5には、暗くても撮影可能な暗視カメラ(赤外線カメラ)や、可視光を撮影するカメラなど、公知の各種デジタルカメラなどが適用できる。さらに、撮影部5により撮影される画像の輝度を高めるため、回転部2に光源がさらに配置される構成であってもよい。なお、撮影部5の構成は特に限定されない。表示部62は、天板12に乗った被検者Pが見ることができる構成や、放射線撮影装置1を操作する図略の外部コンソールに設けられる構成が適用できる。そして、撮影部5により撮影された内側空間13の画像は、これらの表示部62に表示される。これにより、天板12に乗っている被検者Pや、放射線撮影装置1を操作する使用者(医師や放射線撮影技師)は、被検者Pの乳房の位置を確認できる。したがって、撮影前セッティングの手戻りを低減できる。さらに、物体検出部4によって検出された物体がどういったものであり、どこに存在するかを視覚で確認できる。なお、表示部62の構成も特に限定されず、公知の各種液晶表示装置など、各種表示装置が適用できる。
図1(b)に示すように、放射線撮影装置1は、さらに撮影装置制御部61と画像処理部67を有する。撮影装置制御部61は、放射線発生部22や放射線検出部23など、放射線撮影装置1の各部を制御する。そして、撮影装置制御部61は、回転駆動機構20を制御して回転部2を回転させながら、放射線発生部22と放射線検出部23を制御することにより、開口部121から内側空間13に挿入された被検者Pの乳房(被写体)を撮影する。画像処理部67は、撮影された(放射線検出部23が生成した)複数の放射線画像を再構成処理することにより、放射線断面画像を生成する。また、撮影装置制御部61は、物体検出部4による物体の検出結果に基づいて、接触防止領域42に物体が存在するか(接触防止領域42に物体が入り込んでいるか)を判断し、判断結果に基づいて報知部63を制御してもよい。この場合、撮影装置制御部61は、接触防止領域42に物体が存在すると判断すると、報知部63を制御し、接触防止領域42に物体が存在することを報知する動作や処理を報知部63に実行させる。
撮影装置制御部61と画像処理部67には、それぞれ、CPUとROMとRAMを有するコンピュータが適用できる。この場合、撮影装置制御部61として機能するコンピュータのROMには、放射線撮影装置1の各部を制御するためのコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。このコンピュータのCPUは、このコンピュータプログラムをROMから読み出し、RAMをワークエリアとして用いて実行する。これにより、コンピュータが撮影装置制御部61として機能して放射線撮影装置1の各部が制御され、被検者Pの乳房を撮影できる。同様に、画像処理部67として機能するコンピュータのROMには、画像処理を実行するためのコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。このコンピュータのCPUは、このコンピュータプログラムをROMから読み出し、RAMをワークエリアとして用いて実行する。これにより、このコンピュータは画像処理部67として機能し、放射線検出部23が生成した放射線画像に対して所定の画像処理を実行できる。なお、撮影装置制御部61と画像処理部67は、別々のハードウェアであってもよく、1つのハードウェアであってもよい。
次に、物体検出部4の配置と、接触防止面41と接触防止領域42の構成例について説明する。物体検出部4の配置や、接触防止面41と接触防止領域42は、内側空間13の形状や開口部121からの距離などに応じて設定される。図3と図4は、物体検出部4の配置の例を模式的に示す図であり、天板12に設けられた開口部121の側から見た図である。図3は、回転フレーム21の側壁部212が、放射線発生部22と放射線検出部23が配置される2辺に設けられる構成の例を示す。また、図3(a)は物体検出部4としてレーザーカーテンセンサが適用される例を示し、図3(b)は超音波センサが適用される例を示す。
放射線発生部22と放射線検出部23は、回転フレーム21のうちの天板12の開口部121に近い位置に配置される。このため、開口部121から内側空間13に入り込んだ被検者Pの体の一部は、放射線発生部22や放射線検出部23に接触しやすい。そこで、図3(a)に示すように、物体検出部4としてレーザーカーテンセンサが適用される構成においては、2基のレーザーカーテンセンサのレーザー発生部が、回転フレーム21の底面に、2つの側壁部212のそれぞれに近い位置に配置される。そして、それぞれ天板12の側に向かって面状のレーザーを照射する(レーザーカーテンを形成する)。これらの面状のレーザーの位置がそれぞれ接触防止面41となる、また、放射線発生部22に近い側の面状のレーザーよりも放射線発生部22に近い側の領域と、放射線検出部23に近い側の面状のレーザーよりも放射線検出部23に近い側の領域が、それぞれ接触防止領域42となる。また、面状のレーザーどうしの間の領域(接触防止面41どうしの間の領域)が非接触領域43となる。図においては、ハッチングを施してある領域が接触防止領域42を示す。
なお、天板12に設けられる開口部121からの距離が大きく、開口部121から入り込んだ被検者Pの体の一部が到達しない高さには、接触防止面41や接触防止領域42を設定しなくてもよい。例えば、放射線発生部22と、回転フレーム21のうちの放射線発生部22の周辺に位置する部分は、開口部121から入り込んだ物体が接触する可能性は低いとみなしてよい、そして、放射線発生部22の側に接触防止面41や接触防止領域42を設定してなくてもよい。すなわち、図3(a)において、放射線発生部22の側に位置する接触防止面41と接触防止領域42は存在しなくてもよい。これにより、放射線撮影装置1の構成の簡略化や、物体検出部4の数の削減を図ることができる。なお、放射線発生部22から接触防止面41までの具体的な距離や、放射線検出部23から接触防止面41までの具体的な距離は特に限定されない。これらは、放射線撮影装置1の構成などに応じて適宜設定される。
図3(b)に示すように、物体検出部4として超音波センサが適用される構成においては、複数の物体検出部4が放射線発生部22と放射線検出部23のそれぞれの近傍に配置される。例えば、回転フレーム21の側壁部212の放射線発生部22が設けられる面に直角な方向視において、放射線発生部22の左右両側に1つずつの物体検出部4が設けられる構成が適用できる。放射線検出部23の側についても同様である。このような構成によれば、それぞれの放射線検出部23を中心とする球面状の接触防止面41を設定することができる。そして、接触防止面41の内側(放射線発生部22に近い側)の領域が接触防止領域42となる。なお、このような構成においても、放射線発生部22と、回転フレーム21のうちの放射線発生部22の周辺に位置する部分は、開口部121から入り込んだ物体が接触する可能性は低いとみなし、放射線発生部22の側に接触防止面41や接触防止領域42を設定しない構成であってもよい。
図4は、回転フレーム21が開口部121から挿入された物体の四方(全周)を囲む構成である。なお、図4(a)(b)においては、ハッチングを施した領域が接触防止領域42を示す。例えば、回転フレーム21は、開口部121に近い側が開口する有底の直方体の箱状の構成であり、底部211と4辺の側壁部212を有する。そして、回転フレーム21の4辺の側壁部212のうちのいずれか1の側壁部212に放射線発生部22が配置され、この側壁部212に対向する他の側壁部212に放射線検出部23が配置される。この場合、図4(a)に示すように、回転フレーム21の底部211には、4つの物体検出部4が配置され、それぞれ、開口部121の側に向かってレーザーを照射する。そして、上面視において、4つの物体検出部4のそれぞれが照射する面状のレーザーが接触防止面41となり、面状のレーザーと側壁部212のとの間の領域が接触防止領域42となり、面状のレーザーに囲まれる領域が非接触領域43となる。
なお、図4(a)においては、回転フレーム21が上面視において四辺形であり、四辺(4つの側壁部212)のそれぞれに沿って接触防止面41が設けられる構成を示したが、このような構成に限定されない。例えば、回転フレーム21は、上面視において四辺形以外の多角形であってもよい。この場合、各辺の側壁部212に沿って接触防止面41が設定される構成が適用できる。この場合には、非接触領域43(接触防止面41に囲まれる領域)の上面視の形状は、回転フレーム21の上面視の形状と略相似となる。このように、接触防止面41と接触防止領域42の形状を、回転フレーム21の側壁部212の内周面の形状に合わせて設定する構成が適用できる。このような構成によれば、物体を挿入してもよい領域である非接触領域43を広げることができ、乳房を挿入する空間を広く確保できる。
ただし、回転フレーム21の側壁部212の形状と非接触領域43の形状とが異なっていてもよい。図4(b)は、回転フレーム21の側壁部212の形状と非接触領域43の形状とが異なる構成の例を示す。図4(b)に示すように、回転フレーム21の側壁部212の形状が上面視で四辺形であり、非接触領域43の形状が三角形であってもよい。この場合、回転フレーム21の底部211に3つの物体検出部4が配置され、それぞれ開口部121の側に向かって面状のレーザーを照射する。このような構成であれば、配置される物体検出部4の数を削減しつつ、接触防止領域42に入り込む物体を検出できる。
図5は、表示部62に表示される内側空間13の画像(内側空間画像622と称する)の例を示す図である。図5に示すように、表示部62は、撮影部5により撮影された内側空間画像622に、接触防止面41と接触防止領域42の少なくとも一方を重ねて表示してもよい。撮影部5が回転フレーム21の底部211に配置される構成であれば、図5に示すように、内側空間画像622には、天板12に設けられる開口部121と、開口部121から挿入された被検者Pの乳房が写る。さらに内側空間画像622には、開口部121を挟むように、放射線発生部22と放射線検出部23と、それらが配置される側壁部212が写る。この場合、画像処理部67または撮影装置制御部61が、撮影部5により撮影された内側空間画像622に接触防止面41と接触防止領域42の少なくとも一方を重ねる(合成する)処理を実行し、処理された内側空間画像622を表示部62に表示させる。接触防止面41や接触防止領域42の表示態様は特に限定されない。例えば、接触防止面41の位置に線や面を重ねる、接触防止領域42に塗りつぶしやハッチングを重ねるという態様が適用できる。これにより、接触防止面41や接触防止領域42の設定位置の目安を使用者に認識させることができる。そして、使用者は、接触防止面41や接触防止領域42の目安を視覚的に認識することで、内側空間13へ挿入した乳房と接触防止面41や接触防止領域42の相互位置を確認できるため、撮影前セッティングの手戻りを低減できる。
このほか、天板12に被検者Pが乗っていることを検出できるセンサが配置されていてもよい。例えば、被検者Pが立ち上がったり移動したりした場合には、被検者Pの体の一部が開口部121から内側空間13に入り込むことがある。そこで、撮影装置制御部61は、このセンサの検出結果に基づいて天板12の上面に被検者Pの体が接触しているか否かを判断し、接触していない場合には回転部2の回転を禁止や停止してもよい。このような構成であれば、被検者Pが立ち上がったり天板12から離れる動作をしたりした場合に、開口部121から内側空間13に入り込んでも、入り込んだ体の一部が回転している回転部2に接触することが防止される。このようなセンサとしては、接触センサや感圧センサが適用できる。また、このようなセンサの配置位置としては、天板12の上面であって開口部121の周囲(すなわち、天板12の上面のうち、伏臥位となって乳房を開口部121から挿入している場合に被検者Pの体の一部が接触する位置)が適用できる。
さらに、撮影装置制御部61は、回転駆動機構20の駆動力源に掛かる負荷を監視し、負荷が通常よりも高くなった場合(過電圧になった場合)に、回転部2の回転を停止する構成であってもよい。このような構成であれば、被検者Pの体の一部が回転部2に接触して回転部2の回転に負荷が掛かった場合に、回転部2の回転が継続することが防止される。
以上、第1の実施形態によれば、放射線を減衰させることなく、被写体が内部機器に接触することを防止または抑制できる。例えば、マンモグラフィは、被写体コントラストの低い軟部組織である乳腺構造と病変部を区別し、良好な画像を取得するために、放射線発生部22の管電圧を低くして画像を取得する。例えば、胸部単純撮影時の管電圧100kV程度に対して、マンモグラフィでの一般的な管電圧は20kVから35kVの低電圧で撮影する。管電圧を低くすると照射される放射線エネルギが小さくなるため、放射線の透過力が小さくなり、軟部組織の構造を区別して撮影することが可能となる。しかしながら、放射線の透過力が小さい場合、放射線撮影装置の内部機器と乳房の間に、接触や衝突を防止するためのカバーを設けると、放射線がカバーによって減弱されるため、画質が低下する可能性がある。これに対して、本発明の実施形態によれば、カバーが設けられないから、低被曝で画質の良い放射線画像を取得できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を示す図である。回転部2と回転駆動機構20には、第1の実施形態と共通の構成が適用できる。なお、第1の実施形態と共通の構成には、第1の実施形態と同じ符号を付し、説明を省略することがある。図6に示すように、放射線撮影装置1は、報知部63と、回転制御部64と、放射線制御部65と、回転位置検出部66とを有する。報知部63は、接触防止領域42に物体が存在することを報知する。報知部63は、このほか、放射線撮影装置1の状態(例えば、電源ON/OFFの状態、スリープ状態、撮影準備完了、放射線情報、放射線照射状態、画像取得、画像転送、画像再構成演算、警告等)を光や音等で使用者等に報知する。報知部63には、各種の表示装置や発光装置や音声発生装置が適用できる。回転制御部64は、回転駆動機構20を制御する。放射線制御部65は、放射線発生部22を制御する。回転位置検出部66は、回転部2の回転位置(回転角度)を検出する。回転位置検出部66には、ジャイロセンサやロータリーエンコーダなどが適用できる。撮影装置制御部61は、報知部63、回転制御部64、放射線制御部65、回転位置検出部66など、放射線撮影装置1の各部を制御する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る放射線撮影装置1の構成例を示す図である。回転部2と回転駆動機構20には、第1の実施形態と共通の構成が適用できる。なお、第1の実施形態と共通の構成には、第1の実施形態と同じ符号を付し、説明を省略することがある。図6に示すように、放射線撮影装置1は、報知部63と、回転制御部64と、放射線制御部65と、回転位置検出部66とを有する。報知部63は、接触防止領域42に物体が存在することを報知する。報知部63は、このほか、放射線撮影装置1の状態(例えば、電源ON/OFFの状態、スリープ状態、撮影準備完了、放射線情報、放射線照射状態、画像取得、画像転送、画像再構成演算、警告等)を光や音等で使用者等に報知する。報知部63には、各種の表示装置や発光装置や音声発生装置が適用できる。回転制御部64は、回転駆動機構20を制御する。放射線制御部65は、放射線発生部22を制御する。回転位置検出部66は、回転部2の回転位置(回転角度)を検出する。回転位置検出部66には、ジャイロセンサやロータリーエンコーダなどが適用できる。撮影装置制御部61は、報知部63、回転制御部64、放射線制御部65、回転位置検出部66など、放射線撮影装置1の各部を制御する。
なお、撮影装置制御部61は、CPUとROMとRAMを含むコンピュータを有する。コンピュータのCPUには、放射線撮影装置1の各部を制御するためのコンピュータプログラムが格納されている。コンピュータのCPUは、ROMに格納されているコンピュータプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとして用いて実行する。これにより、放射線撮影装置1の各部が制御され、後述する処理が実現する。
図7は、放射線撮影装置1が撮影スタンバイを開始してから撮影開始するまでの物体検出に関する処理の例を示すフローチャートである。撮影装置制御部61は、放射線撮影装置1の電源がONにされると、図7に示す処理を開始する。なお、撮影装置制御部61は、図7に示す処理の開始にあたり、まず、使用者等の操作に応じて、撮影条件(管電圧、管電流、撮影枚数等)を設定する。なお、被検者Pは、例えばこの段階で、天板12に乗って伏臥位となり、乳房を開口部121から内側空間13に挿入すればよい。
ステップS101の「物体検出開始」では、物体検出部4は、物体検出を開始する。
ステップS102の「物体を検出?」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による物体検出の結果から、物体が接触防止領域42に入り込んでいるか否か(物体検出部4が接触防止領域42に存在する物体を検出したか否か)を判断する。物体が接触防止領域42に入り込んでいる場合はステップS104に進み、入り込んでいない場合はステップS103に進む。
ステップS104の「物体を検出したことを報知する」では、撮影装置制御部61は報知部63を制御し、接触防止領域42に物体が入り込んだことを報知させる。そしてステップS105に進む。
ステップS105の「回転部の回転駆動を禁止する」では、回転制御部64は、回転駆動機構20が回転部2を回転駆動することを禁止する。すなわち、使用者が回転部2を回転させる操作を行った場合であっても、回転制御部64は、回転駆動機構20が回転部2を回転駆動しないようにする。このような処理によれば、接触防止領域42に入り込んだ物体が回転部2に接触することを、回転部2の回転駆動前に防ぐことができる。
ステップS103の「撮影開始指示が入力された?」では、撮影装置制御部61は、使用者から撮影開始の指示が入力されたか(撮影開始の操作があったか)を判断する。撮影開始指示が入力されていない場合にはステップS102へ進み、物体検出の判断を繰り返す。撮影開始指示が入力された場合には、撮影装置制御部61は、回転制御部64や放射線発生部22や放射線検出部23を制御し、放射線画像の撮影を開始する。
図8は、放射線画像の撮影開始から終了までにおける物体検出に関する処理の例を示すフローチャートである。
ステップS201の「回転部の回転駆動、放射線照射を開始」では、回転制御部64は、撮影装置制御部61の制御に基づき、回転駆動機構20による回転部2の回転駆動を開始する。放射線制御部65は、撮影装置制御部61の制御に基づき、放射線発生部22を制御して放射線照射を開始する。
ステップS202の「物体を検出?」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による検出結果から、物体が接触防止領域42に入り込んだか否か(物体検出部4が接触防止領域42の内部に存在する物体を検出したか否か)を判断する。物体が入り込んでいない場合(物体を検出しなかった場合)には、ステップS203に進む。物体が入り込んでいると判断された場合(物体を検出した場合)にはステップS207へ進む。
ステップS203の「回転部が回転終了位置である?」では、撮影装置制御部61は、回転位置検出部66によって検出された回転部2の位置が、撮影終了位置であるかを判断する。撮影終了位置ではない場合には、ステップS206へ進む。撮影終了位置であると判断した場合には、ステップS204へ進む。
ステップS206の「回転部の回転駆動、放射線照射を継続」では、回転制御部64は回転駆動機構20による回転部2の回転駆動を継続し、放射線制御部65は放射線発生部22による放射線照射を継続する。そして、ステップS202に進む。
ステップS204の「回転部の回転駆動及び放射線照射を停止」では、回転制御部64は、撮影装置制御部61の制御に基づいて、回転駆動機構20による回転部2の回転駆動を停止する。また、放射線制御部65は、撮影装置制御部61の制御に基づいて、放射線発生部22による放射線照射を停止する。そしてステップS205に進む。
ステップS205の「物体検出終了」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による物体検出を終了する。これにより、放射線画像の撮影が終了する。
ステップS207の「物体を検出したことを報知する」では、撮影装置制御部61は、報知部63を制御して、物体を検出したことを報知させる。そして、ステップS208に進む。
ステップS208の「回転部の回転駆動及び放射線照射を停止」では、回転制御部64は、撮影装置制御部61の制御に基づき、回転駆動機構20による回転部2の回転駆動を停止する。また、放射線制御部65は、撮影装置制御部61の制御に基づき、放射線発生部22による放射線照射を停止する。そして、ステップS209に進む。このように、回転部2の回転駆動中に、接触防止領域42に物体が存在することが検出された場合には、回転部2の回転駆動と、放射線発生部22による放射線照射を停止する。このような構成によれば、接触防止領域42に入り込んだ物体が回転駆動中の回転部2に接触すること防止できるとともに、被検者Pの無効被曝を防止できる。
ステップS209の「物体を検出?」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による検出結果から、物体が接触防止領域42に入り込んでいるか否かを判断する。物体が接触防止領域42に入り込んでいる場合には、ステップS207から繰り返す。物体が入り込んでいない場合には、ステップS210に進む。
ステップS210の「回転部が撮影開始位置である?」では、撮影装置制御部61は、回転位置検出部66によって検出される回転部2の位置が、撮影開始位置であるかを判断する。撮影開始位置であると判断した場合は、ステップS211に進む。撮影終了位置ではないと判断した場合は、ステップS212に進む。
ステップS211の「物体検出終了」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による物体検出を終了する。これにより放射線撮影の処理が終了する。
ステップS212の「回転部を回転開始位置へ回転駆動する」では、回転制御部64は、撮影装置制御部61の制御に基づき、回転駆動機構20を制御して回転部2を撮影開始位置へ回転駆動させる。このように、回転部2の回転駆動の停止(S208)の後、接触防止領域42に物体が存在することが検出されなくなった場合(S209)には、回転制御部64は、回転駆動機構20を制御して回転部2を回転開始位置に戻す。そしてステップS213に進む。
ステップS213の「物体を検出?」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による検出結果から、物体が接触防止領域42に入り込んでいるか否かを判断する。物体が入り込んでいる場合には、ステップS207から繰り返す。物体が入り込んでいない場合には、ステップS214に進む。
ステップS214の「回転部が撮影開始位置である?」では、撮影装置制御部61は、回転位置検出部66によって検出される回転部2の位置が撮影開始位置であるか否かを判断する。撮影開始位置ではないと判断した場合には、ステップS212から繰り返す。撮影開始位置であると判断した場合は、ステップS215に進む。
ステップS215の「物体検出終了」では、撮影装置制御部61は、物体検出部4による物体検出を終了する。これにより、放射線画像の撮影が終了する。
このような処理によって、放射線画像撮影の開始前と撮影中に、接触防止領域42に入り込んだ物体が回転駆動中の回転部2に接触することを防止できる。
以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲は、各実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、放射線撮影装置に好適な技術である。そして、本発明によれば、放射線の減衰を防止または抑制しつつ、被写体が内部機器に接触することを防止または抑制できる。
1:放射線撮影装置、11:放射線撮影装置の筐体、12:天板、121:天板に設けられる開口部、13:内側空間、2:回転部、20:回転駆動機構、21:回転フレーム、211:回転フレームの底部、212:回転フレームの側壁部、22:放射線発生部、23:放射線検出部、3:固定部、4:物体検出部、41:接触防止面、42:接触防止領域、43:非接触領域、5:撮影部、61:撮影装置制御部、62:表示部、622:内側空間画像、63:報知部、64:回転制御部、65:放射線制御部、66:回転位置検出部、67:画像処理部、P:被検者
Claims (9)
- 筐体の内側空間へ被検者の乳房を挿入するための開口部が設けられた天板を有し、前記内側空間に挿入された前記被検者の乳房を撮影する放射線撮影装置であって、
放射線発生部と、
放射線を検出する放射線検出部と、
前記放射線発生部と前記放射線検出部とが配置された回転フレームを有する回転部と、
前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出する物体検出部と、
を有することを特徴とする放射線撮影装置。 - 前記回転部から所定の距離を離れた位置に接触防止面が設定され、
前記物体検出部は、前記接触防止面より前記回転部に接近した物体を検出することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。 - 前記内側空間を撮影する撮影部と、
前記撮影部により撮影された画像を表示する表示部と、
をさらに有し、
前記表示部は、前記撮影部が撮影した前記画像に、前記接触防止面の位置を重ねて表示することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。 - 前記物体検出部は、前記回転部に配置され、前記回転部と一体に回転することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記検出部が前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出したことを報知する報知部をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
- 前記回転部を回転駆動させる回転駆動機構と、
前記回転駆動機構を制御する回転制御部と、
さらに有し、
前記検出部が前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出した場合には、前記回転制御部は、前記回転部の回転駆動を禁止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。 - 前記回転部を回転駆動させる回転駆動機構と、
前記回転駆動機構を制御する回転制御部と、
さらに有し、
前記回転駆動機構が前記回転部を回転駆動している間に、前記検出部が前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出した場合には、前記回転制御部は、前記回転部の回転駆動を停止することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。 - 前記回転部を回転駆動させる回転駆動機構と、
前記回転駆動機構を制御する回転制御部と、
前記放射線発生部を制御する放射線制御部と、
さらに有し、
前記回転駆動機構が前記回転部を回転駆動し、前記放射線発生部が放射線を照射している間に、前記検出部が前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出した場合には、前記回転制御部は前記回転部の回転駆動を停止し、前記放射線制御部は前記放射線発生部による放射線の照射を停止することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。 - 前記回転部の回転位置を検出する回転位置検出部をさらに有し、
前記回転部の回転駆動の停止の後において、前記検出部が前記回転部に所定の距離以下に接近した物体を検出しなくなった場合には、前記回転部は放射線撮影の開始位置へ戻ることを特徴とする請求項7または8に記載の放射線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017214599A JP2019084039A (ja) | 2017-11-07 | 2017-11-07 | 放射線撮影装置 |
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JP2017214599A JP2019084039A (ja) | 2017-11-07 | 2017-11-07 | 放射線撮影装置 |
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---|---|
JP2019084039A true JP2019084039A (ja) | 2019-06-06 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017214599A Pending JP2019084039A (ja) | 2017-11-07 | 2017-11-07 | 放射線撮影装置 |
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JP (1) | JP2019084039A (ja) |
-
2017
- 2017-11-07 JP JP2017214599A patent/JP2019084039A/ja active Pending
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