JP2019083449A - ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】レイヤ2冗長化構成においてMACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更すること。【解決手段】中継装置群により構成されるネットワークシステムにおいて、各中継装置は、MACアドレステーブルと切替情報テーブルとを保持しており、切替情報テーブルは、第1中継装置がネットワーク装置と接続する出力ポートと、通信経路の切替前のIPアドレスと、通信経路の切替後のIPアドレスと、を規定しており、第1中継装置は、通信遮断を検出した場合、切替情報テーブルを参照して、出力ポートに対応する切替前後のIPアドレスを含む第1切替要求を第2中継装置に送信し、第2中継装置は、第1切替要求に基づいて、MACアドレステーブルにおける宛先の中継装置のIPアドレスを、切替後のIPアドレスに書き換える。【選択図】図1

Description

本発明は、データを中継するネットワークシステムに関する。
非特許文献1は、レイヤ3ネットワーク上に約1600万のレイヤ2のマルチテナント環境を実現するVXLAN(Virtual Extended Local Area Network)技術を開示する。非特許文献1に記載の技術は、各物理サーバ内の仮想スイッチ等に1つの仮想トンネルエンドポイント(VXLAN Tunnel End Point。以下、VTEP)を設け、VTEPがレイヤ2フレームをレイヤ3パケットでカプセル化し、カプセル化したパケットを宛先の端末が属するVTEPに送信する。非特許文献1に記載の技術は、カプセル化の際に、テナントを特定する仮想ネットワークインタフェース識別子(VNI)をパケット内に追加する。非特許文献1に記載の技術は、パケットを受信したVTEPがVNIと内部のレイヤ2フレームの宛先MACアドレスからデカプセル化後に転送先を判定し、転送もしくは宛先が無ければ廃棄する。
広域イーサネット(イーサネットは登録商標)に代表されるレイヤ2VPN(Virtual Private Network)では、レイヤ2冗長化技術を組み合わせることによりネットワークの信頼性を高めている。このようなネットワークにおいて、レイヤ2ネットワークのトポロジ変更によりレイヤ2経路を切り替える場合、VPNを終端する装置(End Point)が他のEnd PointへとMACアドレスエントリをクリアする要求を送信し、MACアドレステーブルからエントリをクリアし、一度すべてのパケットをフラッディングさせてから再びMACアドレスエントリを再学習することでレイヤ2経路の切り替えを行う必要がある。
特許文献1は、装置またがりのリンクアグリゲーションを用いてユーザ網−レイヤ2VPN網間を冗長化するための技術を公開する。特許文献1では、装置をまたがってリンクアグリゲーションを構成している側からリンクアグリゲーションを集約している側への通信において、MACアドレスを学習するまでは装置またがりのリンクアグリゲーションを構成する装置にすべてのパケットがフラッディングで中継される。そして、あらかじめ取り決めた装置側でパケットを廃棄することで通信が成立する。
特開2011−4421号公報
レイヤ2VPNとレイヤ2冗長化技術を組み合わせてネットワークを構築している場合、トポロジ変更が発生するとレイヤ2経路の切り替えのためにMACアドレステーブルから全MACアドレスエントリがクリアされる。そのため、すべてのパケットが一時的にフラッディングされてしまい、再度MACアドレスを学習するまでEnd Point間の帯域が無駄に消費されるという問題がある。
また、特許文献1では、リンクアグリゲーションを集約している側のハッシュ結果によってはリンクアグリゲーションを集約している側から装置またがり側への通信がパケットを廃棄する役目の装置に中継されることがある。このとき、装置またがりリンクアグリゲーションを構成している装置の内、取り決めによってパケットを中継する役目の装置に中継する必要があるため、レイヤ2VPN網内の帯域を2倍消費することになる上に冗長化プロトコルが装置またがりリンクアグリゲーションと同様の機能を具備するレイヤ2冗長化技術に限られてしまうため、そのまま本課題に適用することはできない。
本発明は、レイヤ2冗長化構成においてMACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更することを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となるネットワークシステムは、第1通信装置から第2通信装置へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群により構成されるネットワークシステムであって、前記第2通信装置に接続されているネットワーク装置は、前記中継装置群のうち第1中継装置および第2中継装置に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定であり、前記各中継装置は、MACアドレステーブルと切替情報テーブルとを保持しており、前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレスごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレスを規定しており、前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記ネットワーク装置と接続する出力ポートと、前記第1中継装置の前記出力ポートと前記ネットワーク装置との間の通信遮断による前記第1通信装置から前記第2通信装置への通信経路の切替前のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、前記通信遮断による前記通信経路の切替後のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、を規定しており、前記第1中継装置は、前記通信遮断を検出し、前記通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスを含む第1切替要求を前記第2中継装置に送信し、前記第2中継装置は、前記第1中継装置からの前記第1切替要求を受信し、前記第1切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の通信装置である前記第2通信装置のMACアドレスへのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、ことを特徴とする。
本願において開示される発明の他の側面となるネットワークシステムは、第1通信装置から第2通信装置または第3通信装置へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群により構成されるネットワークシステムであって、前記第2通信装置に接続されている第1ネットワーク装置は、前記中継装置群のうち第1中継装置および第2中継装置に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定であり、前記第3通信装置に接続されている第2ネットワーク装置は、前記第1中継装置および前記第2中継装置に接続されるとともに、前記第2中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第1中継装置とは通信を遮断する設定であり、前記各中継装置は、MACアドレステーブルと切替情報テーブルとを保持しており、前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレスごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレスを規定しており、前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記第1ネットワーク装置と接続する第1出力ポートと、前記第1中継装置の前記第1出力ポートと前記第1ネットワーク装置との間の第1通信遮断による前記第1通信装置から前記第2通信装置への第1通信経路の切替前のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、前記第1通信遮断による前記第1通信経路の切替後のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、を規定するとともに、前記第2中継装置が前記第2ネットワーク装置と接続する第2出力ポートと、前記第2中継装置の前記第2出力ポートと前記第2ネットワーク装置との間の第2通信遮断による前記第1通信装置から前記第3通信装置への第2通信経路の切替前のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、前記第2通信遮断による前記第2通信経路の切替後のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、を規定しており、前記第1中継装置は、前記第1通信遮断を検出し、前記第1通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記第1出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスと書換対象である前記第2通信装置のMACアドレスとを含む切替要求を前記第2中継装置に送信し、前記第2中継装置は、前記第1中継装置からの前記切替要求を受信し、前記切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記書換対象である前記第2通信装置のMACアドレスへのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、ことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、レイヤ2冗長化構成においてMACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図1は、実施例1にかかるネットワークシステムの構成を示す説明図である。 図2は、ネットワーク装置の構成を示す説明図である。 図3は、ルーティング情報テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図4は、仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図5は、トンネル情報テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図6は、MACアドレステーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図7は、切替情報テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図8は、障害発生時のMACアドレステーブル書き換え動作のシーケンス図である。 図9は、実施例1にかかる出力インタフェース書換要求のパケットフォーマットを示す説明図である。 図10は、出力インタフェース書換要求送信処理手順例を示すフローチャートである。 図11は、出力インタフェース書換要求送信処理手順例を示すフローチャートである。 図12は、MACアドレスを書き換える前のMACアドレステーブルを示す説明図である。 図13は、MACアドレスを書き換えた後のMACアドレステーブルを示す説明図である。 図14は、実施例2にかかる切替情報テーブルの記憶内容例を示す説明図である。 図15は、実施例2にかかるMACアドレス書き換え動作処理手順例を示すフローチャートである。 図16は、実施例3にかかるネットワークシステムの構成を示す説明図である。 図17は、実施例3にかかる出力インタフェース書換要求送信処理手順例を示すフローチャートである。 図18は、実施例3にかかる出力インタフェース書換要求のパケットフォーマットを示す説明図である。 図19は、実施例3にかかるMACアドレス書き換え動作処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて、以下の順序で説明する。
A. 実施例1:
A1.システム構成
A2.ネットワーク装置の構成
A3.テーブルの内容
A4.障害発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作
A5.実施例1の効果
B. 実施例2:
B1.システム構成
B2.ネットワーク装置の構成
B3.テーブルの内容
B4.MACアドレスクリア発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作
B5.実施例2の効果
C. 実施例3:
C1.システム構成
C2.ネットワーク装置の構成
C3.テーブルの内容
A.実施例1
実施例1では、レイヤ2冗長化構成の障害の検出時におけるレイヤ2トポロジ変更について説明する。実施例1では、レイヤ2冗長化構成に障害が発生した場合にMACアドレステーブルをクリアすることがなく、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジが変更される。
<A1.システム構成>
図1は、実施例1にかかるネットワークシステムの構成を示す説明図である。ネットワークシステム100は、たとえば、ネットワーク装置110,120,130,140,210,220,230および端末310,320,330により構成される。
ネットワーク装置110は、物理ポートIF112を介して、インターネット400およびVNI(VXLAN Network Identifier:仮想ネットワークインタフェース識別子)が「1」であるVXLAN410に接続されている。ネットワーク装置110は、物理ポートIF111を介して、ネットワーク装置210(L2SW−A)の物理ポートIF212に接続されている。
ネットワーク装置120は、物理ポートIF122を介して、インターネット400およびVNIが1であるVXLAN410に接続されている。ネットワーク装置120は、物理ポートIF121を介して、ネットワーク装置210の物理ポートIF213に接続されている。
ネットワーク装置130は、物理ポートIF132を介して、インターネット400およびVXLAN410に接続されている。ネットワーク装置130は、物理ポートIF131を介してネットワーク装置220(L2SW−B)の物理ポートIF222に接続されている。
ネットワーク装置140は、物理ポートIF142を介して、インターネット400およびVXLAN410に接続されている。ネットワーク装置130は、物理ポートIF141を介して、ネットワーク装置230(L2SW−C)の物理ポートIF232に接続されている。
ネットワーク装置210(L2SW−A)は、たとえば、L2スイッチであり、物理ポートIF211を介して端末310に接続されている。また、ネットワーク装置210は、物理ポートIF212と物理ポートIF213でアップリンクリダンダントを構成することで冗長化されており、通常時は物理ポートIF213の通信を遮断(block)するように設定されている。実施例1では、ネットワーク装置210は、物理ポートIF212の接続先であるネットワーク装置110の物理ポートIF111の障害を検出すると、物理ポートIF213の通信遮断設定を解除して、物理ポートIF213からMACアドレスクリア要求を送信するものとする。
ネットワーク装置220(L2SW−B)は、たとえば、L2スイッチであり、物理ポートIF221を介して端末320に接続され、物理ポートIF222を介してネットワーク装置130に接続されている。ネットワーク装置230は、たとえば、L2スイッチであり、物理ポートIF231を介して端末320に接続され、物理ポートIF232を介してネットワーク装置140に接続されている。
ネットワーク装置110,120,130,140において、インターネット400に接続されている物理ポートIF112,IF122,IF132,IF142を「コア側」、ネットワーク装置210,220,230に接続されている物理ポートIF111,IF121,IF131,IF141を「アクセス側」とする。
端末310は、MAC(Media Access Control)アドレス:MAC−Aでネットワーク装置210に接続されている。端末320は、MACアドレス:MAC−Bでネットワーク装置220に接続されている。端末330は、MACアドレス:MAC−Cでネットワーク装置230に接続されている。
図1において、受信したパケットの宛先端末が別ネットワーク(不図示)のネットワーク装置に接続されている場合、ネットワーク装置110,120,130,140は、インターネット400を介してVXLANプロトコルを用いたパケットの転送を行う。
ネットワーク装置110からインターネット400へ接続するIPアドレスは、「IP−A1」である。ネットワーク装置120からインターネット400へ接続するIPアドレスは、「IP−A2」である。ネットワーク装置130からインターネット400へ接続するIPアドレスは、「IP−B」である。ネットワーク装置140からインターネット400へ接続するIPアドレスは、「IP−C」である。
ネットワーク装置110には、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1が設定され、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1に割り当てられるIPアドレスは「IP−A1」である。ネットワーク装置120には、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A2が設定され、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A2に割り当てられるIPアドレスは「IP−A2」である。ネットワーク装置130には、仮想トンネルエンドポイントVTEP−Bが設定され、仮想トンネルエンドポイントVTEP−Bに割り当てられるIPアドレスは「IP−B」である。ネットワーク装置140には、仮想トンネルエンドポイントVTEP−Cが設定され、仮想トンネルエンドポイントVTEP−Cに割り当てられるIPアドレスは「IP−C」である。
ネットワーク装置110,120,130,140には、ルーティング情報が設定されており、これにより、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1,VTEP−A2,VTEP−B,VTEP−C間で接続されて形成されるトンネル経路が、インターネット400を介して接続される。
端末310,320、330間で相互に送受信されるレイヤ2フレーム(以下、単に、フレーム)をネットワーク装置110,120,130,140間でインターネット400を介して転送するために、ネットワーク装置110,120,130,140でVXLANに関する設定がされる。端末310,320,330が属するVLAN410は、仮想ネットワークインタフェース識別子VNI1にマッピングされている。これにより、仮想ネットワークインタフェース識別子VNI1がマッピングされたVLAN410は、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1,VTEP−A2,VTEP−B,VTEP−Cで構成される。なお、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1,VTEP−A2,VTEP−B,VTEP−Cのうち、任意の仮想トンネルエンドポイントについては、「VTEP」と表記する。
ネットワーク装置110,120,130,140では、VXLANプロトコルに従って、端末310,320,330から受信したフレームをレイヤ3パケット(以下、単に「パケット」)でカプセル化して、パケットの宛先端末に対応する仮想トンネルエンドポイントVTEPに転送する。当該パケットを受信したネットワーク装置110,120,130,140は、受信したパケットをデカプセル化して、デカプセル化されたフレームを自装置に接続している該当の端末310,320,330に転送する。
ここで、レイヤ2トポロジ変更例について説明する。通信経路R1は、送信元の端末320からネットワーク装置220,130,110,210を経由して宛先の端末310に到達する通常の通信経路である。
通信経路R2は、実施例1を適用しない場合において、物理ポートIF111で障害が発生した場合のレイヤ2トポロジ変更によるフラッディングを示す通信経路である。ネットワーク装置210は、物理ポートIF111の障害検出により、物理ポートIF213のブロッキングを解除する。レイヤ2ネットワークのトポロジ変更によりレイヤ2経路を切り替える場合、VPN終端装置(End Point)であるネットワーク装置110が、他のVPN終端装置であるネットワーク装置120,130,140にMACアドレスのエントリをクリアする要求(MACアドレスクリア要求)を送信し、ネットワーク装置110,120,130,140は各々、MACアドレステーブルからエントリをクリアする。そして、ネットワーク装置110,120,130,140は各々、一度すべてのパケットをフラッディングさせてから再びMACアドレステーブルのエントリを再学習することでレイヤ2経路の切り替えを行う。
通信経路R3は、実施例1を適用した場合において、物理ポートIF111で障害が発生した場合のレイヤ2トポロジ変更を示す通信経路である。ネットワーク装置210は、物理ポートIF111の障害検出により、物理ポートIF213のブロッキングを解除する。レイヤ2ネットワークのトポロジ変更によりレイヤ2経路を切り替える場合、VPN終端装置(End Point)であるネットワーク装置110は、他のVPN終端装置であるネットワーク装置120,130,140に、出力インタフェース書換要求を送信する。
これにより、ネットワーク装置120,130,140は、出力インタフェース書換要求を受信することにより、各々のMACアドレステーブルにおいてレイヤ2経路を切り替えに必要な箇所のみ書き換え、ネットワーク装置210からのMACアドレスクリア要求を廃棄して、MACアドレステーブルの再学習のためのフラッディングをしない。これにより、端末320からのパケットは、ネットワーク装置110を経由せず、ネットワーク装置220,130、120,210を経由して、宛先の端末310に到達する。
<A2.ネットワーク装置の構成>
図2は、ネットワーク装置110の構成を示す説明図である。実施例1における他のネットワーク装置120,130,140も同様の構成を備えるが、ここではネットワーク装置110を代表して説明する。
ネットワーク装置110は、モジュールと物理ポートとを備える。モジュールは、VXLANプロトコルに従って制御およびパケット中継を行う。物理ポートは、端末、ネットワーク装置、またはインターネット400に接続される。図2のネットワーク装置110の場合、ネットワーク装置110は、上記モジュールとして、ソフトウェア処理モジュールM510と中継処理モジュールM520を備える。また、ネットワーク装置110は、上記物理ポートとして、パケット転送用の物理ポートIF111,IF112を備える。
ソフトウェア処理モジュールM510は、ソフトウェア処理を行うプロセッサであり、制御メッセージ送受信部610、障害検出部F620、MACアドレス制御部F630、切替情報テーブルT750として機能する。また、ソフトウェア処理モジュールM510は、中継処理モジュールM520と接続され、中継処理モジュールM520で保持される情報の設定や更新を行う。
中継処理モジュールM520は、回路とメモリとを備える。回路は、パケット転送処理を行うオーバーレイ処理部F650と、レイヤ3パケット転送部F640と、により構成される。メモリは、パケット処理をするためのルーティング情報テーブルT710、仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720、トンネル情報テーブルT730、MACアドレステーブルT740を格納する。そして、中継処理モジュールM520は、物理ポートIF111、IF112に接続される。
オーバーレイ処理部F650は、アクセス側の物理ポートIF111から受信したフレームをカプセル化してパケットとし、コア側のインターネット400から受信したパケットをデカプセル化してフレームとする。レイヤ3パケット転送部F640は、ルーティング情報テーブルT710を参照し、パケットの転送先を決定してインターネット400に向けてコア側の物理ポートIF112から転送する。
ルーティング情報テーブルT710は、レイヤ3パケット転送部F640がルーティング検索するときに参照するテーブルである。ルーティング情報テーブルT710は、宛先経路毎の出力インタフェースを設定するためのルーティング情報を有する。出力インタフェースに関する情報は、たとえば、Nexthopアドレス、出力ポート番号を含む。ルーティング情報テーブルT710の詳細は、図3で後述する。
仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720は、オーバーレイ処理部F650がカプセル化処理およびデカプセル化処理をして、処理されたパケットやフレームをインタフェースへの出力をするときに参照するテーブルである。仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720の詳細は、図4で後述する。
トンネル情報テーブルT730は、オーバーレイ処理部F650がカプセル化処理およびデカプセル化処理をするときに参照するテーブルである。トンネル情報テーブルT730の詳細は、図5で後述する。
MACアドレステーブルT740は、オーバーレイ処理部F650がカプセル化処理およびデカプセル化処理をするときに参照し、また、MACアドレスの学習結果を登録するテーブルである。MACアドレステーブルT740の詳細は、図6で後述する。
<A3.テーブルの内容>
図2に示した各種テーブルについて説明する。他のネットワーク装置120,130,140のテーブルも同様の構成を備えるが、ここではネットワーク装置110のテーブルを代表して説明する。
[ルーティング情報テーブルT710]
図3は、ルーティング情報テーブルT710の記憶内容例を示す説明図である。ルーティング情報テーブルT710は、宛先経路F711毎に出力インタフェースF712が対応付けされたルーティング情報をエントリとして記憶する。ルーティング情報は、ネットワーク装置110が宛先経路F711にパケットを出力する場合の出力インタフェースF712を規定する。宛先経路F711は、宛先となるIPアドレスを記憶する。出力インタフェースF12は、NexthopアドレスF713と、出力ポート番号F714と、を有する。NexthopアドレスF713は、宛先経路F711に送信されるパケットの転送先IPアドレスである。出力ポート番号F714は、当該パケットが出力される物理ポートを特定する識別子である。
[仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720]
図4は、仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720の記憶内容例を示す説明図である。仮想ネットワーク・マッピング情報テーブルT720は、ネットワーク装置F721毎に、仮想トンネルエンドポイントVTEP F722、仮想ネットワークインタフェース識別子VNI F723、VLAN ID F724が対応付けされた仮想ネットワーク・マッピング情報をエントリとして記憶する。仮想ネットワーク・マッピング情報は、図1のVNI410に対応する。具体的には、図1の仮想ネットワークインタフェース識別子VNI1を構成する仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1,VTEP−A2,VTEP−B,VTEP−Cそれぞれの対応付けを示す情報が、各ネットワーク装置110,120,130,140に対応付けされる。
[トンネル情報テーブルT730]
図5は、トンネル情報テーブルT730の記憶内容例を示す説明図である。トンネル情報テーブルT730は、VTEP毎にインターネット400で形成するトンネル通信路と、トンネル通信路に対応する送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスと、が対応付けされたトンネル情報をエントリとして記憶する。トンネル情報は、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1,VTEP−A2,VTEP−B,VTEP−C間で接続されて形成されるトンネル経路を規定する情報である。つまり、トンネル情報テーブルT730は、ネットワーク装置F731毎に、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1、VTEP−A2、VTEP−B、VTEP−Cを登録する。トンネル情報テーブルT730は、VTEPに付随する情報として、VTEP毎に接続するVNI F733とVNI毎にカプセル化するときの送信元IPアドレスF733と宛先IPアドレスF734を登録する。
[MACアドレステーブルT740]
図6は、MACアドレステーブルT740の記憶内容例を示す説明図である。MACアドレステーブルT740は、仮想ネットワークインタフェース識別子VNI毎に学習しているMACアドレスの出力先インタフェースが設定されているテーブルである。MACアドレステーブルT740は、仮想ネットワークインタフェース識別子VNI F741と、MACアドレスF742と、出力インタフェースF743と、を有する。
出力インタフェースF743は、コア側F744の出力インタフェースと、アクセス側F745の出力インタフェースを含む。コア側F744は、カプセル化して出力するときの宛先VTEPのIPアドレスを有する。アクセス側F745は、フレームを出力するポート番号とVLAN IDとを有する。MACアドレステーブルT740は、パケットが送受信されたときにオーバーレイ処理部F650が学習することにより更新される。
[切替情報テーブルT750]
図7は、切替情報テーブルT750の記憶内容例を示す説明図である。切替情報テーブルT750は、ネットワーク装置110が物理ポートの障害を検出した際に送信する出力インタフェース書換要求メッセージの内容を決定するためのテーブルである。切替情報テーブルT750は、ポート番号F751と、Old VTEP F752と、New VTEP F753と、を含む切替情報を、エントリとして記憶する。切替情報テーブルT750の内容はレイヤ2冗長化プロトコルとVXLANの構成により決定されるため、たとえば、ネットワーク運用者が設計した内容で設定される。
実施例1では、ネットワーク装置210の物理ポートIF212,213でアップリンクリダンダントが構成されており、物理ポートIF213に通信遮断設定(block)がされている。ネットワーク装置110の物理ポートIF111が障害、たとえばリンクダウンした場合、ネットワーク装置210は、物理ポートIF213の通信遮断設定(block)を解除するとともに、アップリンクリダンダントを構成している物理ポートIF213からMACアドレスクリア要求を送信することで通信を継続する。
このとき、端末310から端末320への通信が発生すると、ネットワーク装置130で端末310のMACアドレスを再学習し、ネットワーク装置130のMACアドレステーブルにおいて、端末310のMACアドレスF742が「MAC−A」であるエントリのコア側F744(VTEPの宛先IPアドレス)が「IP−A2」となる。
実施例1では、各ネットワーク装置110,120,130,140の切替情報テーブルT750に、ネットワーク装置110の物理ポートIF111で障害が発生した場合に備えて、VTEPを「IP−A1」から「IP−A2」に変更するエントリが登録されてあるものとする。なお、レイヤ2冗長化プロトコルは、物理ポートが障害した場合の迂回路があらかじめ一意に決まるものであれば何を使用してもよい。このように、各ネットワーク装置110,120,130,140のMACアドレステーブルを書き換えることでMACアドレスクリアが不要になるため、ネットワーク装置120,130,140は、ネットワーク装置210からのMACアドレスクリア要求を廃棄することになる。
<A4.障害発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作>
ネットワーク装置110が物理ポートIF111の障害を検出した場合を例にして障害発生時のMACアドレステーブルT740の書き換え動作を説明する。
[障害発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作シーケンス例]
図8は、障害発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作のシーケンス図である。図8は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置110のソフトウェア処理モジュールM510で実行される障害検出時の出力インタフェース書換要求送信動作から、ネットワーク装置120,130,140が出力インタフェース書換要求を受信してMACアドレステーブルを書き換えるまでのシーケンスを示す。
実施例1では、ネットワーク装置110が物理ポートIF111のダウンを検出するタイミングで実行開始される。ネットワーク装置110は、物理ポートIF111のダウンを検出すると(S911)、ネットワーク装置120,130,140のMACアドレステーブルの出力インタフェースF743のコア側714が「IP−A1」となっているエントリを「IP−A2」に書き換えるために、図9に示すパケットフォーマットP1010を用いて出力インタフェース書換要求を生成し、ネットワーク装置120,130,140に送信する(S912)。
図9は、実施例1にかかる出力インタフェース書換要求のパケットフォーマットP1010を示す説明図である。ネットワーク装置110が送信する出力インタフェース書換要求には、MACアドレスを書き換えることを示す情報がメッセージ種別P1011に設定され、ネットワーク装置110のVTEP−A1に対応するIPアドレスである「IP−A1」が書き換え元IPアドレス(Old VTEP Address)P1012に設定され、ネットワーク装置120の仮想トンネルエンドポイントVTEP−A2に対応するIPアドレスである「IP−A2」が書き換え先IPアドレス(New VTEP Address)P1013に設定されている。
なお、パケットフォーマットP1010は、出力インタフェース書換要求であることを意味する情報、書き換え元IPアドレス、および書き換え先IPアドレスを備えていれば形式は問わない。
図8に戻り、ネットワーク装置120,130,140は、出力インタフェース書換要求を受信し(S913)、出力インタフェース書換要求の書き換え元IPアドレスP1012と書き換え先IPアドレスP1013の指示に従い、各々MACアドレステーブルの出力インタフェースF743のコア側714を「IP−A1」から「IP−A2」に書き換える(S914)。
[出力インタフェース書換要求送信処理手順例]
図10は、出力インタフェース書換要求送信処理手順例を示すフローチャートである。図10は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置110が物理ポートF111の障害を検出してから出力インタフェース書換要求送信するまでの処理の流れを示す。この出力インタフェース書換要求送信処理は、各ネットワーク装置110,120,130,140で実行可能である。出力インタフェース書換要求送信処理は、ソフトウェア処理モジュールM510の障害検出部F620が障害を検出したタイミングで実行開始される。
ネットワーク装置110の障害検出部F620は、物理ポートIF111で障害が発生したことを検出すると、MACアドレス制御部F630に物理ポートIF111が障害したことを通知する(C811)。MACアドレス制御部F630は、障害した物理ポートIF111を用いて、ポート番号F751をキーとして切替情報テーブルT750を検索する(C812)、ポート番号F751が「IF111」である切替情報が存在する場合(C812:Yes)、MACアドレス制御部F630は、当該切替情報のOld VTEP F752(IP−A1)およびNew VTEP F753(IP−A2)を用いて出力インタフェース書換要求を生成し、制御メッセージ送受信部F610から出力インタフェース書換要求を送信する(C813)。
実施例1では、切替情報テーブルT750のポート番号F751が物理ポートIF111であるエントリが該当し、ネットワーク装置120,130,140では、出力インタフェース書換要求によりOld VTEP F752である「IP−A1」からNew VTEP F753である「IP−A2」への出力インタフェースF743の書き換えが実施される。また、ネットワーク装置110は、トンネル情報テーブルT730を参照し、宛先IPアドレスF735に設定されているすべての宛先に、出力インタフェース書換要求を送信する。
実施例1では、仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1が所属しているVXLAN410のVNIが「VNI1」であるため、宛先IPアドレスF735に「IP−A2」,「IP−B」,「IP−C」が選ばれる。なお、該当するポート番号F751の切替情報が存在しない場合(C812)、何もせずに終了する。
[MACアドレス書き換え動作処理手順例]
図11は、実施例1にかかるMACアドレス書き換え動作処理手順例を示すフローチャートである。図11は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置120,130,140が出力インタフェース書換要求を受信してからMACアドレステーブルを書き換えるまでの処理の流れを示す。このMACアドレス書き換え動作処理は、ネットワーク装置110がネットワーク装置120,130,140から出力インタフェース書換要求を受信した場合も実行される。MACアドレス書き換え動作処理は、ソフトウェア処理モジュールM510の制御メッセージ送受信部F610が出力インタフェース書換要求を受信したタイミングで実行開始される。
ネットワーク装置120,130,140の制御メッセージ送受信部F610は、メッセージを受信すると、メッセージ種別P1011を参照して、当該受信したメッセージの種類を判別する(C821)。受信したメッセージがネットワーク装置110からの出力インタフェース書換要求である場合(C821:Yes)、ネットワーク装置120,130,140の制御メッセージ送受信部F610は、MACアドレスの書き換え指示をMACアドレス制御部F630に出力し、当該指示を受け取ったMACアドレス制御部F630は、当該指示に従いMACアドレステーブルの書き換えを行う(C822)。ここで理解のために実施例1におけるネットワーク装置120,130,140のMACアドレステーブルT742,T743,T744を図12と図13に示す。
図12は、MACアドレスを書き換える前のMACアドレステーブルを示す説明図である。ネットワーク装置120では、MACアドレステーブルT742のMACアドレスエントリM1121が書換対象となる。同様にネットワーク装置130では、MACアドレステーブルT743のMACアドレスエントリM1131が書換対象となる。ネットワーク装置140では、MACアドレステーブルT744のMACアドレスエントリM1141が書換対象となる。
図13は、MACアドレスを書き換えた後のMACアドレステーブルを示す説明図である。ネットワーク装置120では、MACアドレステーブルT742のMACアドレスエントリM1122のコア側F744(VTEPの宛先IPアドレス)が、「IP−A1」から「IP−A2」に書き換わっている。
同様に、ネットワーク装置130では、MACアドレステーブルT743のMACアドレスエントリM1132のコア側F744(VTEPの宛先IPアドレス)が、「IP−A1」から「IP−A2」に書き換わっている。ネットワーク装置140では、MACアドレステーブルT744のMACアドレスエントリM1142のコア側F744(VTEPの宛先IPアドレス)が、「IP−A1」から「IP−A2」に書き換わっている。
MACアドレステーブルT742〜T744を書き換えたことにより、MACアドレステーブルT742〜T744をクリアする必要がなくなる。このため、図11において、この後受信したメッセージの種類がMACアドレスクリア要求である場合(C821:No)、MACアドレスクリア要求を受信したVTEP−A2(ネットワーク装置120),VTEP−B(ネットワーク装置130),VTEP−C(ネットワーク装置140)は、切替情報テーブルT750を参照して切替情報(エントリ)があるか否かを判断する(C823)。切替情報がある場合(C823:Yes)、MACアドレスクリア要求を受信したVTEP−A2(ネットワーク装置120),VTEP−B(ネットワーク装置130),VTEP−C(ネットワーク装置140)は、MACアドレスクリア要求を受信しても伝播せずに廃棄する。切替情報がない場合(C823:No)、MACアドレスクリア要求を受信したVTEP−A2(ネットワーク装置120),VTEP−B(ネットワーク装置130),VTEP−C(ネットワーク装置140)は、MACアドレステーブルをクリアしてフラッディングする(C825)。なお、実施例1では、一例として物理ポートの障害を取り上げているが、物理ポートのダウンを伴う運用保守についても同様の手順にてレイヤ2トポロジの変更が可能である。
<A5.実施例1の効果>
このように、実施例1のネットワークシステム100では、レイヤ2冗長化構成の障害検出時に、MACアドレステーブルをクリアすることがないため、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずにレイヤ2トポロジの変更が可能となる。
B.実施例2
実施例1では、レイヤ2冗長化構成の障害の検出時におけるレイヤ2トポロジ変更について説明したが、実施例2では、レイヤ2冗長化構成の障害の復旧時におけるレイヤ2トポロジ変更について説明する。実施例2のネットワークシステム100は、レイヤ2冗長化構成が障害から復旧した際もMACアドレステーブルT742〜T744をクリアすることなく、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更(復旧)する。
<B1.システム構成>
実施例2のシステム構成は、実施例1と同一であるため、説明を省略する。
<B2.ネットワーク装置の構成>
実施例2のネットワーク装置の構成は、実施例1と同一であるため、説明を省略する。
<B3.テーブルの内容>
実施例2のテーブルの内容は、切替情報テーブルT750を除いて実施例1と同一である。切替情報テーブルT750以外については、説明を省略する。
[切替情報テーブルT750]
図14は、実施例2にかかる切替情報テーブルT750の記憶内容例を示す説明図である。切替情報テーブルT750は、条件F754を備えることのみ実施例1と異なる。条件F754には、MACアドレスクリア要求を受信した場合に経路切替を実施するのか、物理ポートがダウンした場合に経路切替を実施するのかという経路切替の条件が設定される。ここで、レイヤ2冗長化プロトコルは、障害を検出したためMACアドレスをクリアするのか、復旧したためMACアドレスをクリアするのかというMACアドレスのクリア原因を特定する情報をMACアドレスクリア種別としてMACアドレスクリア要求に付加するものとする。MACアドレスのクリア種別を意識しない場合、レイヤ2冗長化プロトコルが、復旧時に送信するMACアドレスクリア要求により障害時の切替動作を行ってしまうからである。
<B4.MACアドレスクリア発生時のMACアドレステーブルの書き換え動作>
ネットワーク装置120がMACアドレスクリア(復旧)を受信した場合を例にして説明する。
[MACアドレス書き換え動作処理手順例]
図15は、実施例2にかかるMACアドレス書き換え動作処理手順例を示すフローチャートである。図15は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置120がMACアドレスクリア要求を受信してから出力インタフェース書換要求送信するまでの処理の流れを示す。出力インタフェース書換要求を送信する契機が物理ポートのダウンだけではなく、MACアドレスクリア要求の受信も契機とすることが実施例1と異なる。
この出力インタフェース書換要求送信処理は、ネットワーク装置110、130、140がMACアドレスクリア要求を受信した場合も実行される。出力インタフェース書換要求送信処理は、ネットワーク装置120がソフトウェア処理モジュールM510の障害検出部F620が、ネットワーク装置210の物理ポートIF213からMACアドレスクリア要求を受信したタイミングで実行開始される。
障害検出部F620は、物理ポートIF121でMACアドレスクリア要求を受信すると、MACアドレス制御部F630に物理ポートIF111でMACアドレスクリア要求を受信したことおよびMACアドレスクリア要求のMACアドレスクリア種別を通知する(C831)。
MACアドレス制御部F630は、MACアドレスクリア要求を受信した物理ポートIF121のポート番号(IF121)とMACアドレスクリア種別とを用いて、ポート番号F751をキーとして、図14の切替情報テーブルT750を検索する(C8325)。ポート番号F751が「IF121」である切替情報が存在する場合(C832:Yes)、MACアドレス制御部F630は、受信したMACアドレスクリア要求を廃棄し(C833)、出力インタフェース書換要求を生成して、制御メッセージ送受信部F610から送信する(C834)。ポート番号F751が「IF121」である切替情報が存在しない場合(C832:No)、MACアドレス制御部F630は、MACアドレステーブルをクリアしてフラッディングする。
実施例2では、切替情報テーブルT750のポート番号F751が「IF121」、条件F754が「MACアドレスクリア(復旧)」であるエントリが該当する(C832:Yes)。ネットワーク装置120が送信する出力インタフェース書換要求には、MACアドレスを書き換えることを示す情報がメッセージ種別P1011に設定され、ネットワーク装置120のVTEP−A2に対応するIPアドレスである「IP−A2」が書き換え元IPアドレス(Old VTEP Address)P1012に設定され、復旧するネットワーク装置110の仮想トンネルエンドポイントVTEP−A1に対応するIPアドレスである「IP−A1」が書き換え先IPアドレス(New VTEP Address)P1013に設定されている。
MACアドレス制御部F630は、図5のトンネル情報テーブルT730を参照し、宛先IPアドレスF735に設定されているすべての宛先へ出力インタフェース書換要求を送信する(C834)。実施例2では仮想トンネルエンドポイントVTEP−A2(ネットワーク装置F731が「120」)が所属しているVNIが「VNI1」であるため、宛先IPアドレスF735としてIP−A1(ネットワーク装置110)、IP−B(ネットワーク装置130)、IP−C(ネットワーク装置140)が選ばれる。
出力インタフェース書換要求の送信先のネットワーク装置110,130,140は、出力インタフェース書換要求を受信すると、図14において、出力インタフェース書換要求のOld VTEP F752である「IP−A2」からNew VTEP F753である「IP−A1」への出力インタフェースF743の書き換えを実施する。なお、該当する物理ポートの切替情報が存在しない場合(C832:No)、上述したように、MACアドレス制御部F630は、MACアドレステーブルをクリアしてフラッディングすることになる。
<B5.実施例2の効果>
このように、実施例2のネットワークシステム100では、実施例1の効果に加え、レイヤ2冗長化構成が障害から復旧した際もMACアドレステーブルをクリアすることがないため、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずにレイヤ2トポロジの変更が可能となる。
C.実施例3
実施例3は、実施例1および実施例2のネットワークシステム100で構成されているレイヤ2冗長化を複数にした例である。実施例3では、ネットワークシステム100が複数のレイヤ2冗長化で構成されていても、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずにレイヤ2トポロジを変更する。
<C1.システム構成>
図16は、実施例3にかかるネットワークシステムの構成を示す説明図である。図16では、図1の構成と同一構成については説明を省略し、図1の構成と異なる点を中心に説明する。
実施例3のネットワークシステム1600のシステム構成では、ネットワーク装置110が、実施例1の構成に加え、物理ポートIF113を介してネットワーク装置240の物理ポートIF242に接続されている。また、ネットワーク装置120が、実施例1の構成に加えて、物理ポートIF123を介してネットワーク装置240の物理ポートIF243に接続されている。また、ネットワーク装置230は、物理ポートIF241を介して端末340に接続されている。
端末310は、MACアドレス:MAC−Aでネットワーク装置210に接続されている。端末340は、MACアドレス:MAC−Dでネットワーク装置240に接続されている。
ネットワーク装置240は、実施例1には存在しないネットワーク装置である。ネットワーク装置240は、物理ポートIF242と物理ポートIF243でアップリンクリダンダントを構成することで冗長化されており、通常時は物理ポートIF243の通信を遮断するように設定されている。
実施例1と同様に、ネットワーク装置110が、物理ポートIF111のダウン契機で出力インタフェース書換要求を送信してしまうと、端末320からネットワーク装置110を経由した端末340宛の通信経路が、端末320からネットワーク装置120を経由した通信経路に切り替わってしまう。この場合、ネットワーク装置240の物理ポートIF243が通信を遮断する設定になっているため通信不可となり、実施例1の手順をそのまま適用することができない。
<C2.ネットワーク装置の構成>
実施例3のネットワーク装置の構成は、実施例1と同一であるため、説明を省略する。
<C3.テーブルの内容>
実施例3のテーブルの内容は、実施例1と同一であるため、説明を省略する。
<C4.障害発生時のMACアドレステーブル書き換え動作>
ネットワーク装置110が物理ポートIF111のダウンを検出した場合を例にして説明する。
[出力インタフェース書換要求送信処理手順例]
図17は、実施例3にかかる出力インタフェース書換要求送信処理手順例を示すフローチャートである。図17は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置110が物理ポートIF111の障害を検出してから出力インタフェース書換要求を送信するまでの処理の流れを示す。出力インタフェース書換要求に新たな情報を追加して送信する点が実施例1と異なる。
この出力インタフェース書換要求送信処理は、各ネットワーク装置120,130,140の物理ポートで障害が検出された場合でも実行される。出力インタフェース書換要求送信処理は、ソフトウェア処理モジュールM510の障害検出部F620が障害を検出したタイミングで実行開始される。
障害検出部F620は、物理ポートIF111で障害が発生したことを検出すると、MACアドレス制御部F630に物理ポートIF111が障害したことを通知する(C841)。MACアドレス制御部F630は、障害した物理ポートIF111のポート番号(IF111)を用いて、ポート番号F751をキーにして切替情報テーブルT750を検索する(C842)。ポート番号F751が「IF111」である切替情報が存在する場合(C842:Yes)、MACアドレス制御部F630は、当該切替情報のOld VTEP F752(IP−A1)およびNew VTEP F753(IP−A2)を用いて出力インタフェース書換要求を生成し、制御メッセージ送受信部F610から送信する(C843)。ポート番号F751が「IF111」である切替情報が存在しない場合(C842:No)、何もせずに終了する。ここで、理解のために、実施例3での出力インタフェース書換要求のパケットフォーマットを示す。
図18は、実施例3にかかる出力インタフェース書換要求のパケットフォーマットを示す説明図である。実施例3では、切替情報テーブルT750のポート番号F751が「IF111」であるエントリが該当し、ネットワーク装置120,130,140では、出力インタフェース書換要求によりOld VTEP F752である「IP−A1」からNew VTEP F753である「IP−A2」への出力インタフェースF743の書き換えが実施される。
ここで実施例1と同様に、ネットワーク装置110が送信する出力インタフェース書換要求には、MACアドレスを書き換えることがメッセージ種別P1021に設定される。また、ネットワーク装置110が送信する出力インタフェース書換要求には、ネットワーク装置110のVTEP−A1に対応するIPアドレスである「IP−A1」が書き換え元IPアドレス(Old VTEP Address)P1022に設定される。また、ネットワーク装置110が送信する出力インタフェース書換要求には、ネットワーク装置120のVTEP−A2に対応するIPアドレスである「IP−A2」が書き換え先IPアドレス(New VTEP Address)P1023に設定される。
実施例3ではさらに、ネットワーク装置110は、図6に示すネットワーク装置110のMACアドレステーブルT740で出力インタフェースF743のアクセス側F745のポート番号が「IF111」となっているMACアドレスF742である「MAC−A」を抽出し、書換対象のMACアドレスリスト(MAC Address List)P1024に設定する。
パケットフォーマットP1010は、出力インタフェース書換要求であることを意味する情報、書き換え元IPアドレス、書き換え先IPアドレス、書換対象のMACアドレスが識別できる情報を備えていれば形式は問わない。
[MACアドレス書き換え動作処理手順例]
図19は、実施例3にかかるMACアドレス書き換え動作処理手順例を示すフローチャートである。図19は、具体的には、たとえば、ネットワーク装置120,130,140がネットワーク装置110から出力インタフェース書換要求を受信してからMACアドレステーブルを書き換えるまでの処理の流れを示す。このMACアドレス書き換え動作処理は各ネットワーク装置110がネットワーク装置120,130,140のいずれかから出力インタフェース書換要求を受信する場合も実行される。MACアドレス書き換え動作処理は、ソフトウェア処理モジュールM510の制御メッセージ送受信部F610が出力インタフェース書換要求を受信したタイミングで実行開始される。
制御メッセージ送受信部F610は、出力インタフェース書換要求を受信すると、MACアドレスの書き換え指示をMACアドレス制御部F630に出力する(C851)。当該指示を受け取ったMACアドレス制御部F630は、当該指示に従いMACアドレステーブルT740の書き換えを行う(C852)。実施例3では、書換対象のMACアドレスリストP1024に「MAC−A」が設定されているため、MACアドレスF742が「MAC−D」であるMACアドレスエントリの出力インタフェースF743は書き換えられない(図12で図示はされていないが、各MACアドレステーブルT742〜T743において、MACアドレスF742が「MAC−D」であるMACアドレスエントリも存在する。)。
すなわち、図12の各MACアドレステーブルT742〜T743において、MACアドレスF742が「MAC−A」であるMACアドレスエントリM1121,M1131,M1141のみが書換対象となる。したがって、MACアドレスF742が「MAC−D」であるMACアドレスエントリはそのままであるため、端末340の通信は継続することが可能となる。すなわち、書換前と同様、端末320からのフレームは、ネットワーク装置220、ネットワーク装置130、ネットワーク装置110、ネットワーク装置240を経由して、端末340に到達する。
<C5.実施例3の効果>
このように、実施例3では、実施例1の効果に加え、複数のレイヤ2冗長化で構成されていても、無駄なフラッディングで帯域を浪費せずにレイヤ2トポロジの変更が可能となる。
(1)以上説明したように、上述したネットワークシステム100は、第1通信装置(たとえば、送信元の端末320)から第2通信装置(たとえば、宛先の端末310)へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群(たとえば、ネットワーク装置110,120,130,140)により構成される。
第2通信装置に接続されているネットワーク装置(たとえば、ネットワーク装置210)は、前記中継装置群のうち第1中継装置(たとえば、ネットワーク装置110)および第2中継装置(たとえば、ネットワーク装置120)に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定である(レイヤ2冗長化構成)。
前記各中継装置は、MACアドレステーブル(T740,T742〜T744)と切替情報テーブル(T750)とを保持する。
前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレス(F742)ごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレス(出力インタフェースF743のコア側F744であるVTEPの宛先IPアドレス)を規定する。
前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記ネットワーク装置と接続する出力ポート(ポート番号F751)と、前記第1中継装置の前記出力ポートと前記ネットワーク装置との間の通信遮断による前記第1通信装置から前記第2通信装置への通信経路の切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)である前記第1中継装置のIPアドレス(たとえば、F752の値「IP−A1」)と、前記通信遮断による前記通信経路の切替後のIPアドレス(New VTEP F753)である前記第2中継装置のIPアドレス(たとえば、F753の値「IP−A2」)と、を規定する。
前記第1中継装置は、前記通信遮断を検出し、前記通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記出力ポート(たとえば、IF111)に対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスを含む第1切替要求を前記第2中継装置に送信する。
前記第2中継装置は、前記第1中継装置からの前記第1切替要求を受信し、前記第1切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の通信装置である前記第2通信装置のMACアドレスへのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレス(出力インタフェースF743のコア側F744であるVTEPの宛先IPアドレス)を、前記切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)から前記切替後のIPアドレス(New VTEP F753)に書き換える。
これにより、レイヤ2冗長化構成に障害やメンテナンスによる通信遮断が発生した場合に、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(2)また、上記(1)のネットワークシステム100では、前記第2中継装置は、前記通信遮断に基づいて前記ネットワーク装置が前記第2中継装置との通信を遮断する設定を解除したことにより、前記ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、前記通信遮断された前記第1中継装置の出力ポート(たとえば、IF111)が前記切替情報テーブルに規定されている出力ポート(ポート番号F751)である場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄してもよい。
これにより、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(3)また、上記(1)のネットワークシステム100では、前記第1中継装置は、さらに、前記第1切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置(たとえば、ネットワーク装置130,140)に送信する。
前記第3中継装置は、前記第1中継装置からの前記第1切替要求を受信し、前記第1切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換えてもよい。
これにより、第3中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(4)また、上記(1)のネットワークシステム100では、前記切替情報テーブルは、さらに、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスへの切替条件(条件F754)を規定する。
前記第1中継装置は、前記ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、前記第1切替要求と前記MACアドレスクリア要求の種別(MACアドレスのクリア原因を特定する情報)とに基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換えてもよい。
これにより、障害によりMACアドレスをクリアするMACアドレスクリア要求を受信した場合に、第1中継装置は、復旧によりMACアドレスをクリアするMACアドレスクリア要求を受信した場合と区別して、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(5)また、上記(1)のネットワークシステム100では、前記切替情報テーブルは、さらに、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスへの切替条件(条件F754)として、前記第1中継装置と前記ネットワーク装置との間の通信の復旧を規定しており、前記切替条件が復旧である場合、前記切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)が前記第2中継装置のIPアドレス(IP−A2)で、かつ、前記切替後のIPアドレス(New VTEP F753)が前記第1中継装置のIPアドレス(IP−A1)である。
前記第2中継装置は、前記第1中継装置と前記ネットワーク装置との間の通信が復旧した場合に前記ネットワーク装置から送信される、種別が復旧であるMACアドレスクリア要求を受信し、前記種別が復旧であるMACアドレスクリア要求を受信した場合、復旧対象の出力ポート(IF121)と前記種別に一致する前記切替条件(F754:MACアドレスクリア(復旧))とが前記切替情報テーブルに存在するか否かを判定し、前記切替情報テーブルに存在すると判定された場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)および前記切替後のIPアドレス(New VTEP F753)を含む第2切替要求を前記第1中継装置に送信する。
前記第1中継装置は、前記第2中継装置からの前記第2切替要求を受信し、前記第2切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレス(出力インタフェースF743のコア側F744であるVTEPの宛先IPアドレス)を、前記切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)である第2中継装置のIPアドレス(IP−A2)から前記切替後のIPアドレス(New VTEP F753)である前記第1中継装置のIPアドレス(IP−A1)に書き換えてもよい。
これにより、レイヤ2冗長化構成が障害やメンテナンスによる通信遮断後に復旧した場合に、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(6)また、上記(5)のネットワークシステム100では、前記第2中継装置は、前記切替情報テーブルに存在すると判定された場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄してもよい。
これにより、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(7)また、上記(5)のネットワークシステム100では、請求項5に記載のネットワークシステムであって、前記第2中継装置は、さらに、前記第2切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置(たとえば、ネットワーク装置130,140)に送信する。
前記第3中継装置は、前記第2中継装置からの前記第2切替要求を受信し、前記第2切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスである第2中継装置のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスに書き換えてもよい。
これにより、第3中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(8)また、第1通信装置(たとえば、送信元の端末320)から第2通信装置(たとえば、宛先の端末310)または第3通信装置(たとえば、宛先の端末340)へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群(たとえば、ネットワーク装置110,120,130,140)により構成されるネットワークシステム1600もある。
前記第2通信装置に接続されている第1ネットワーク装置(たとえば、ネットワーク装置210)は、前記中継装置群のうち第1中継装置および第2中継装置に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定である(レイヤ2冗長化構成)。
前記第3通信装置に接続されている第2ネットワーク装置(たとえば、ネットワーク装置240)は、前記第1中継装置および前記第2中継装置に接続されるとともに、前記第2中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第1中継装置とは通信を遮断する設定である(レイヤ2冗長化構成)。
前記各中継装置は、MACアドレステーブル(T740,T742〜T744)と切替情報テーブル(T750)とを保持する。
前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレスごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレス(出力インタフェースF743のコア側F744であるVTEPの宛先IPアドレス)を規定する。
前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記第1ネットワーク装置と接続する第1出力ポート(IF111)と、前記第1中継装置の前記第1出力ポートと前記第1ネットワーク装置との間の第1通信遮断により前記第1通信装置から前記第2通信装置への第1通信経路の切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)である前記第1中継装置のIPアドレス(たとえば、F752の値「IP−A1)と、前記第1通信遮断により前記第1通信経路の切替後のIPアドレス(New VTEP F753)である前記第2中継装置のIPアドレス(たとえば、F753の値「IP−A2)と、を規定する。
また、前記切替情報テーブルは、前記第2中継装置が前記第2ネットワーク装置と接続する第2出力ポート(IF123)と、前記第2中継装置の前記第2出力ポートと前記第2ネットワーク装置との間の第2通信遮断により前記第1通信装置から前記第3通信装置への第2通信経路の切替前のIPアドレス(Old VTEP F752)である前記第2中継装置のIPアドレス(たとえば、F753の値「IP−A2」)と、前記第2通信遮断により前記第2通信経路の切替後のIPアドレス(New VTEP F753)である前記第1中継装置のIPアドレス(たとえば、F752の値「IP−A1」)と、を規定する。
前記第1中継装置は、前記第1通信遮断を検出し、前記第1通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記第1出力ポート(たとえば、IF111)に対応する前記切替前のIPアドレス(たとえば、F752の値「IP−A1」)および前記切替後のIPアドレス(たとえば、F753の値「IP−A2」)と書換対象である前記第2通信装置のMACアドレス(たとえば、MACアドレスF742の値「MAC−A」)を含む切替要求を前記第2中継装置に送信する。
前記第2中継装置は、前記第1中継装置からの前記切替要求を受信し、前記切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記書換対象である前記第2通信装置のMACアドレス(MAC−A)へのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレス(出力インタフェースF743のコア側F744であるVTEPの宛先IPアドレス)を、前記切替前のIPアドレス(たとえば、F752の値「IP−A1」)から前記切替後のIPアドレス(たとえば、F753の値「IP−A2」)に書き換える。
このように、レイヤ2冗長化を複数にした場合であっても、いずれかのレイヤ2冗長化構成に障害やメンテナンスによる通信遮断が発生したり当該通信遮断後に復旧したりした場合に、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に依存することなく、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(9)また、上記(8)のネットワークシステム1600では、前記第2中継装置は、前記第1通信遮断に基づいて前記第1ネットワーク装置が前記第2中継装置との通信を遮断する設定を解除したことにより、前記第1ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、前記第1通信遮断された前記第1中継装置の前記第1出力ポート(たとえば、IF111)が前記切替情報テーブルに規定されている出力ポート(ポート番号F751)である場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄してもよい。
これにより、第2中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
(10)また、上記(8)のネットワークシステム1600では、前記第1中継装置は、さらに、前記切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置(たとえば、ネットワーク装置130,140)に送信する。
前記第3中継装置は、前記第1中継装置からの前記切替要求を受信し、前記切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換えてもよい。
これにより、第3中継装置は、MACアドレスクリア要求に基づくMACアドレステーブルのクリアを回避することができ、無駄なフラッディングを抑制することができる。したがって、当該フラッディングで帯域を浪費せずに、レイヤ2トポロジを変更することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、または置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
100,1600 ネットワークシステム
110,120,130,140 ネットワーク装置(中継装置)
210,220,230,240 ネットワーク装置
310,320,330,340 端末(通信装置)
T710 ルーティング情報テーブル
T720 仮想ネットワーク・マッピング情報テーブル
T730 トンネル情報テーブル
T740,T742,T743,T744 MACアドレステーブル
T750 切替情報テーブル

Claims (10)

  1. 第1通信装置から第2通信装置へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群により構成されるネットワークシステムであって、
    前記第2通信装置に接続されているネットワーク装置は、前記中継装置群のうち第1中継装置および第2中継装置に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定であり、
    前記各中継装置は、MACアドレステーブルと切替情報テーブルとを保持しており、
    前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレスごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレスを規定しており、
    前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記ネットワーク装置と接続する出力ポートと、前記第1中継装置の前記出力ポートと前記ネットワーク装置との間の通信遮断による前記第1通信装置から前記第2通信装置への通信経路の切替前のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、前記通信遮断による前記通信経路の切替後のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、を規定しており、
    前記第1中継装置は、
    前記通信遮断を検出し、
    前記通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスを含む第1切替要求を前記第2中継装置に送信し、
    前記第2中継装置は、
    前記第1中継装置からの前記第1切替要求を受信し、
    前記第1切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の通信装置である前記第2通信装置のMACアドレスへのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記第2中継装置は、
    前記通信遮断に基づいて前記ネットワーク装置が前記第2中継装置との通信を遮断する設定を解除したことにより、前記ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、
    前記通信遮断された前記第1中継装置の出力ポートが前記切替情報テーブルに規定されている出力ポートである場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記第1中継装置は、さらに、前記第1切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置に送信し、
    前記第3中継装置は、
    前記第1中継装置からの前記第1切替要求を受信し、
    前記第1切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記切替情報テーブルは、さらに、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスへの切替条件を規定しており、
    前記第1中継装置は、
    前記ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、
    前記第1切替要求と前記MACアドレスクリア要求の種別とに基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
    前記切替情報テーブルは、さらに、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスへの切替条件として、前記第1中継装置と前記ネットワーク装置との間の通信の復旧を規定しており、前記切替条件が復旧である場合、前記切替前のIPアドレスが前記第2中継装置のIPアドレスで、かつ、前記切替後のIPアドレスが前記第1中継装置のIPアドレスであり、
    前記第2中継装置は、
    前記第1中継装置と前記ネットワーク装置との間の通信が復旧した場合に前記ネットワーク装置から送信される、種別が復旧であるMACアドレスクリア要求を受信し、
    前記種別が復旧であるMACアドレスクリア要求を受信した場合、復旧対象の出力ポートと前記種別に一致する前記切替条件とが前記切替情報テーブルに存在するか否かを判定し、
    前記切替情報テーブルに存在すると判定された場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスを含む第2切替要求を前記第1中継装置に送信し、
    前記第1中継装置は、
    前記第2中継装置からの前記第2切替要求を受信し、
    前記第2切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスである第2中継装置のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項5に記載のネットワークシステムであって、
    前記第2中継装置は、
    前記切替情報テーブルに存在すると判定された場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項5に記載のネットワークシステムであって、
    前記第2中継装置は、さらに、前記第2切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置に送信し、
    前記第3中継装置は、
    前記第2中継装置からの前記第2切替要求を受信し、
    前記第2切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスである第2中継装置のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  8. 第1通信装置から第2通信装置または第3通信装置へのデータを仮想トンネルエンドポイントとして中継する中継装置群により構成されるネットワークシステムであって、
    前記第2通信装置に接続されている第1ネットワーク装置は、前記中継装置群のうち第1中継装置および第2中継装置に接続されるとともに、前記第1中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第2中継装置とは通信を遮断する設定であり、
    前記第3通信装置に接続されている第2ネットワーク装置は、前記第1中継装置および前記第2中継装置に接続されるとともに、前記第2中継装置とは通信可能な設定であり、かつ、前記第1中継装置とは通信を遮断する設定であり、
    前記各中継装置は、MACアドレステーブルと切替情報テーブルとを保持しており、
    前記MACアドレステーブルは、宛先の通信装置のMACアドレスごとにデータを転送する宛先の中継装置のIPアドレスを規定しており、
    前記切替情報テーブルは、前記第1中継装置が前記第1ネットワーク装置と接続する第1出力ポートと、前記第1中継装置の前記第1出力ポートと前記第1ネットワーク装置との間の第1通信遮断による前記第1通信装置から前記第2通信装置への第1通信経路の切替前のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、前記第1通信遮断による前記第1通信経路の切替後のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、を規定するとともに、前記第2中継装置が前記第2ネットワーク装置と接続する第2出力ポートと、前記第2中継装置の前記第2出力ポートと前記第2ネットワーク装置との間の第2通信遮断による前記第1通信装置から前記第3通信装置への第2通信経路の切替前のIPアドレスである前記第2中継装置のIPアドレスと、前記第2通信遮断による前記第2通信経路の切替後のIPアドレスである前記第1中継装置のIPアドレスと、を規定しており、
    前記第1中継装置は、
    前記第1通信遮断を検出し、
    前記第1通信遮断を検出した場合、前記切替情報テーブルを参照して、前記第1出力ポートに対応する前記切替前のIPアドレスおよび前記切替後のIPアドレスと書換対象である前記第2通信装置のMACアドレスとを含む切替要求を前記第2中継装置に送信し、
    前記第2中継装置は、
    前記第1中継装置からの前記切替要求を受信し、
    前記切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記書換対象である前記第2通信装置のMACアドレスへのデータを転送する前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  9. 請求項8に記載のネットワークシステムであって、
    前記第2中継装置は、
    前記第1通信遮断に基づいて前記第1ネットワーク装置が前記第2中継装置との通信を遮断する設定を解除したことにより、前記第1ネットワーク装置からのMACアドレスクリア要求を受信し、
    前記第1通信遮断された前記第1中継装置の前記第1出力ポートが前記切替情報テーブルに規定されている出力ポートである場合、前記MACアドレスクリア要求を廃棄する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  10. 請求項8に記載のネットワークシステムであって、
    前記第1中継装置は、さらに、前記切替要求を前記中継装置群のうち前記第1中継装置および前記第2中継装置以外の第3中継装置に送信し、
    前記第3中継装置は、
    前記第1中継装置からの前記切替要求を受信し、
    前記切替要求に基づいて、前記MACアドレステーブルにおける前記宛先の中継装置のIPアドレスを、前記切替前のIPアドレスから前記切替後のIPアドレスに書き換える、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
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