JP2019080662A - 電場処理フライヤ− - Google Patents
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Abstract
【課題】電場処理フライヤーで使用する電源装置を小型・軽量化する。【解決手段】油脂加熱媒体に高電圧電場を印加して、食品の電場加熱加工処理を行う電場処理フライヤーの高電圧電場が直流高電圧電源から供給される。直流高電圧発生には、鋸波から直流高電圧を発生するイグナイター、方形波から直流高電圧を発生するイグナイター、半波整流コック−クロフト・ウォルトン回路及び両波整流コック−クロフト・ウォルトン回路が使用される。これらの直流高電圧発生回路は,従来の変圧器と比較して極めて小型、軽量であり、供給する電流も電池駆動が可能なほど小さいので、安全である。【選択図】図6
Description
本発明は、食品を加熱された食用油中で加熱加工する際に、電場を印加する電場処理フライヤーに関する。
食品を食用油により加熱加工する装置に、食用油等である油脂加熱媒体に6000V超の商用交流による電場を印加して、食品の電場加熱加工処理を行う電場処理フライヤーがある。
電場処理フライヤーは、高圧交番電圧の電界により加熱媒体である油脂を改質し、改質された油脂により、被処理食物が電場加熱加工されると考えられている。
先行技術の電場処理フライヤーについて図1〜図5により説明する。
先行技術の電場処理フライヤーについて図1〜図5により説明する。
図1は、特許5386346号の電場処理フライヤーの構造概念図であり、(a)は正面断面図、(b)は上面断面図である。
この電場処理フライヤーは食用油収容容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器と内部容器との間に高電圧商用交流が印加される。このとき、外部容器は接地されている。
この電場処理フライヤーは食用油収容容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器と内部容器との間に高電圧商用交流が印加される。このとき、外部容器は接地されている。
この図において、1は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス等の金属板で構成された外部容器である。
2は上部が開放された有底直方体形状であり、ステンレス等の金属板からなる内部容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
内部容器2は外部容器1の内部に絶縁体3を介して間隔を開けて収納され、外部容器1と内部容器2とは絶縁体3により電気的に分離されている。
2は上部が開放された有底直方体形状であり、ステンレス等の金属板からなる内部容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
内部容器2は外部容器1の内部に絶縁体3を介して間隔を開けて収納され、外部容器1と内部容器2とは絶縁体3により電気的に分離されている。
外部容器1及び内部容器2に各々対応する外蓋4及び内蓋5が設けられ、外蓋4と内蓋5との間には絶縁体6が介挿されている。
外蓋4は、外部容器1と同様にステンレス板等で構成され、内蓋5は内部容器2と同様に金網又はパンチングメタルで構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋4及び内蓋5は閉じられ、そのとき外蓋4は外部容器2に、内蓋5は内部容器2に電気的に接続される。
外蓋4は、外部容器1と同様にステンレス板等で構成され、内蓋5は内部容器2と同様に金網又はパンチングメタルで構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋4及び内蓋5は閉じられ、そのとき外蓋4は外部容器2に、内蓋5は内部容器2に電気的に接続される。
外部容器1と内部容器2との間に後に図5で説明する電源装置8から、商用交流電源から変圧器で昇圧された6800Vの商用交流高電圧が供給される。
外部容器1の底部外側に熱源としてシーズヒータ7が配置されている。
シーズヒータ7の配置は外部容器1の底部外側の他に、外部容器1の側部外側、外部容器1の底部内側、外部容器1の側部内側に配置されることもある。
シーズヒータ7には商用交流電源から加熱用の電力が供給される。
シーズヒータ7の配置は外部容器1の底部外側の他に、外部容器1の側部外側、外部容器1の底部内側、外部容器1の側部内側に配置されることもある。
シーズヒータ7には商用交流電源から加熱用の電力が供給される。
シーズヒータ7は、金属製のヒータパイプの中にニクロム線ヒータが収納され、ニクロム線ヒータとヒータパイプが電気的に絶縁されるように酸化マグネシウム等の絶縁粉末がヒータパイプ内に充填され、両端が絶縁体で封止されている。
図2に示したのは、特許5970297号の改良された電場処理フライヤーの構造概念図であり、(a)は正面断面図、(b)は上面断面図である。
この電場処理フライヤーは食用油収容容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器と内部容器との間に高電圧商用交流が印加される。
さらに、外部容器と内部容器との間にどちらの容器とも電気的に接続されない中間容器を有している。
このとき、外部容器は接地されている。
この電場処理フライヤーは食用油収容容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器と内部容器との間に高電圧商用交流が印加される。
さらに、外部容器と内部容器との間にどちらの容器とも電気的に接続されない中間容器を有している。
このとき、外部容器は接地されている。
この図において、1は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス等の金属板で構成された外部容器である。
2は、上部が開放された有底直方体形状であり、ステンレス等の金属板からなる内部容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
9は、上部が開放された有底直方体形状であり、外部容器と内部容器の間に配置されたステンレス等の金属板からなる中間容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
外部容器1と中間容器9、中間容器2と内部容器2との間に絶縁体3が介挿され、外部容器1、中間容器9,内部容器2は電気的に分離されている。
2は、上部が開放された有底直方体形状であり、ステンレス等の金属板からなる内部容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
9は、上部が開放された有底直方体形状であり、外部容器と内部容器の間に配置されたステンレス等の金属板からなる中間容器であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成されている。
外部容器1と中間容器9、中間容器2と内部容器2との間に絶縁体3が介挿され、外部容器1、中間容器9,内部容器2は電気的に分離されている。
外部容器1、中間容器9及び内部容器2に各々対応する外蓋4、中蓋10及び内蓋5が設けられ、外蓋4と中蓋10との間、中蓋10と内蓋5との間には絶縁体6が介挿され、外蓋1、中蓋9,内蓋2は電気的に分離されている。
外蓋4は、外部容器1と同様にステンレス板等で構成され、中蓋10及び内蓋5は内部容器2と同様に金網又はパンチングメタルで構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋4及び内蓋5は閉じられ、そのとき外蓋4は外部容器2に、内蓋5は内部容器2に電気的に接続される。
外蓋4は、外部容器1と同様にステンレス板等で構成され、中蓋10及び内蓋5は内部容器2と同様に金網又はパンチングメタルで構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋4及び内蓋5は閉じられ、そのとき外蓋4は外部容器2に、内蓋5は内部容器2に電気的に接続される。
外部容器1と内部容器2との間に後に図5で説明する電源装置8から、商用交流電源から変圧器で昇圧された6800Vの商用交流高電圧が供給される。
外部容器1の底部外側に熱源としてシーズヒータ7が配置されている。
シーズヒータ7の配置は外部容器1の底部外側の他に、外部容器1の側部外側、外部容器1の底部内側、外部容器1の側部内側に配置されることもある。
シーズヒータ7には商用交流電源から加熱用電力が供給される。
シーズヒータ7の配置は外部容器1の底部外側の他に、外部容器1の側部外側、外部容器1の底部内側、外部容器1の側部内側に配置されることもある。
シーズヒータ7には商用交流電源から加熱用電力が供給される。
シーズヒータ7は、金属製のヒータパイプの中にニクロム線ヒータが収納され、ニクロム線ヒータとヒータパイプが電気的に絶縁されるように酸化マグネシウム等の絶縁粉末がヒータパイプ内に充填され、両端が絶縁体で封止されている。
熱源としてはシーズヒータ以外に特開2017−113250号公報に示された高周波誘導(IH)加熱ヒータが使用できる。
次にIHヒータを使用する電場処理フライヤーを説明する。
次にIHヒータを使用する電場処理フライヤーを説明する。
図3に示したのは図1のシーズヒータ使用電場処理フライヤーに対応するIHヒータを使用する電場処理フライヤー構造概念図であり、(a)は正面断面図、(b)は上面断面図である。
この電場処理フライヤーも油容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器は接地され、外部容器と内部容器との間に商用交流高電圧が印加される。
この電場処理フライヤーも油容器である外部容器と油透過性容器である内部容器を有し、外部容器は接地され、外部容器と内部容器との間に商用交流高電圧が印加される。
この図において、11は上部が開放された有底直方体形状で、加熱媒体である食用油が収容される磁性ステンレス板で構成された外部容器である。
12は上部が開放された直方体形状であり、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
内部容器12は外部容器11の内部に絶縁体13を介して間隔を開けて収納され、外部容器11と内部容器12とは絶縁体13により電気的に分離されている。
12は上部が開放された直方体形状であり、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
内部容器12は外部容器11の内部に絶縁体13を介して間隔を開けて収納され、外部容器11と内部容器12とは絶縁体13により電気的に分離されている。
外部容器11及び内部容器12に各々対応する外蓋14及び内蓋15が設けられ、外蓋14と内蓋15との間には絶縁体16が介挿されている。
外蓋4は、外部容器11と同様にステンレス板等で構成され、内蓋15は内部容器12と同様に金網あるいは有孔金属板で構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋14及び内蓋15は閉じられ、そのとき外蓋14は外部容器12に、内蓋15は内部容器12に電気的に接続される。
外蓋4は、外部容器11と同様にステンレス板等で構成され、内蓋15は内部容器12と同様に金網あるいは有孔金属板で構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋14及び内蓋15は閉じられ、そのとき外蓋14は外部容器12に、内蓋15は内部容器12に電気的に接続される。
外部容器11と内部容器12との間に後に図5で説明する電源装置8から、AC100Vの商用交流電源から変圧器で6800Vに昇圧された商用交流高電圧が供給される。
外部容器11の底部外側に熱源として高周波誘導加熱コイル17が配置されている。
高周波誘導加熱コイル17の配置は外部容器11の底部外側の他に、外部容器11の側部外側、外部容器11の底部内側、外部容器11の側部内側に配置されることもある。
高周波誘導加熱コイル17の配置は外部容器11の底部外側の他に、外部容器11の側部外側、外部容器11の底部内側、外部容器11の側部内側に配置されることもある。
高周波誘導加熱コイル17には例えば200kHzの高周波電流が供給され、高周波電流により磁性ステンレスである外部容器11に誘導電流が誘起され、誘起された誘導電流により外部容器が発熱する。
図2で説明した中間容器を有する電場処理フライヤーに高周波誘導加熱を採用することが可能なことは言うまでもないことであり、さらなる説明は煩瑣になるので省略する。
図4により従来使用されている電源装置を説明する。
この図において、(a)は、実施例の電源装置の概要構成説明図、(b)は、入力される商用交流の波形説明図、(c)は、電場処理フライヤーの電極に供給される電流の波形説明図である。
この図において、(a)は、実施例の電源装置の概要構成説明図、(b)は、入力される商用交流の波形説明図、(c)は、電場処理フライヤーの電極に供給される電流の波形説明図である。
この電源装置は、単純に変圧器8のみで構成されている。
変圧器8には1次側巻き線に(b)に示した商用交流AC100Vが供給され、2次側巻き線から商用交流AC6800Vが出力され、出力端子21及び22から電場処理フライヤーの外部容器1,11及び内部容器2,12に(c)に示した商用交流AC6800Vが供給される。
外部容器1,11は、電場処理フライヤーの操作者が触れる箇所であるため、感電防止対策として、外部容器1,11に接続される出力端子、例えば出力端子22は接地される。
変圧器8には1次側巻き線に(b)に示した商用交流AC100Vが供給され、2次側巻き線から商用交流AC6800Vが出力され、出力端子21及び22から電場処理フライヤーの外部容器1,11及び内部容器2,12に(c)に示した商用交流AC6800Vが供給される。
外部容器1,11は、電場処理フライヤーの操作者が触れる箇所であるため、感電防止対策として、外部容器1,11に接続される出力端子、例えば出力端子22は接地される。
変圧器の1次側巻線にAC100Vが供給され、2次側巻線からAC6800Vが出力される変圧器の、1次側の巻線数と2次側の巻線回数の比は1:68と大きい。したがって、1次側の巻線回数を500回と仮定した場合、2次側の巻線回数は34000回となる。
このような大きな2次側の巻き線回数の変圧器は大型にならざるを得ず、さらに巻き回数の増加による巻き線抵抗の増加及び、インダクタンスの増加による出力電圧降下を考慮すると、巻き線の線径を大きくせざるを得なくなり、変圧器はますます大型にならざるを得ない。
動力用電力は200Vで供給され、電灯用電力は100Vで供給されているが、これらは電柱に取り付けられている柱上変圧器で6600Vから降圧されて供給されている。柱上変圧器から理解されるように、6800Vを使用することによる絶縁対策を考慮すると最終的な変圧器の容積は13l、重量は9.6kgにもなる。
それだけでなく、線径の増大は最大出力の増加をもたらし、漏電、感電事故の被害が大きくなる。
動力用電力は200Vで供給され、電灯用電力は100Vで供給されているが、これらは電柱に取り付けられている柱上変圧器で6600Vから降圧されて供給されている。柱上変圧器から理解されるように、6800Vを使用することによる絶縁対策を考慮すると最終的な変圧器の容積は13l、重量は9.6kgにもなる。
それだけでなく、線径の増大は最大出力の増加をもたらし、漏電、感電事故の被害が大きくなる。
本出願においては、電場処理フライヤーに高電圧を供給する電源装置を小型・軽量であるだけでなく漏電、感電事故の被害を軽減することを課題とする。
これまで電場処理フライヤーには商用交流を昇圧して得られる6000V以上の交流電圧のみが電場処理に有効であると考えられていた。その結果必然的に大容積かつ大重量の商用交流変圧器のみが使用されていた。
このことに疑問を持った本発明者が検討した結果、商用交流変圧器以外の電源装置の使用可能性を試験した結果、周波数を大幅に高くすることにより、それほど高くない電圧によっても電場処理が行えることを見いだした。
このことに疑問を持った本発明者が検討した結果、商用交流変圧器以外の電源装置の使用可能性を試験した結果、周波数を大幅に高くすることにより、それほど高くない電圧によっても電場処理が行えることを見いだした。
電場処理フライヤーは原理的に電力を消費しないので、使用する電源装置は高電圧・小電流である。
周波数を高くすることにより、変圧器が小型・軽量になる。
また、高電圧発生にフライバックトランスを採用することにより、電場処理フライヤーの電源装置がさらに小型・軽量になる。
それだけでなく、直流電流が少ないことにより、万一感電事故あるいは漏電事故が発生したとしても、被害は小さい。
周波数を高くすることにより、変圧器が小型・軽量になる。
また、高電圧発生にフライバックトランスを採用することにより、電場処理フライヤーの電源装置がさらに小型・軽量になる。
それだけでなく、直流電流が少ないことにより、万一感電事故あるいは漏電事故が発生したとしても、被害は小さい。
以下、この出願に係る発明の実施例を説明する。
図6に示すのは、実施例1の電源装置を適用した電場処理フライヤーである。
この図において、(a)は実施例1の電源装置が適用される図1及び図3で説明した従来のものと共通する基本的構成を有する電場処理フライヤーの正面断面図及び上面断面図、(b)実施例1の電源装置が適用される図2及び図4で説明した従来のものと共通する改良された構成を有する電場処理フライヤーの正面断面図及び上面断面図、(c)は実施例1の電源装置の概要構成図、(d)は商用交流の電圧波形、(e)は途中段階の電圧波形、(f)は電場処理フライヤー本体に供給される電圧波形である。
この図において、(a)は実施例1の電源装置が適用される図1及び図3で説明した従来のものと共通する基本的構成を有する電場処理フライヤーの正面断面図及び上面断面図、(b)実施例1の電源装置が適用される図2及び図4で説明した従来のものと共通する改良された構成を有する電場処理フライヤーの正面断面図及び上面断面図、(c)は実施例1の電源装置の概要構成図、(d)は商用交流の電圧波形、(e)は途中段階の電圧波形、(f)は電場処理フライヤー本体に供給される電圧波形である。
この電源装置は、商用交流を適切な電圧、この例では350V、に昇圧し、昇圧された商用交流を整流して350Vの直流を得、得られた350Vの直流から高い周波数、この場合37kHz、の交流に変換し、得られた37kHz350Vの交流電圧を、電場処理フライヤー本体に供給する。
(a)において、31は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス板等で構成された外部容器である。
32は上部が開放された直方体形状であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
内部容器32は外部容器1の内部に絶縁体33を介して間隔を開けて収納され、外部容器31と内部容器32とは絶縁体33により電気的に分離されている。
32は上部が開放された直方体形状であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
内部容器32は外部容器1の内部に絶縁体33を介して間隔を開けて収納され、外部容器31と内部容器32とは絶縁体33により電気的に分離されている。
外部容器31及び内部容器32に各々対応する外蓋34及び内蓋35が設けられ、外蓋34と内蓋35との間には絶縁体36が介挿されている。
外蓋34は、外部容器31と同様にステンレス板等で構成され、内蓋35は内部容器32と同様に金網あるいは有孔金属板で構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋34及び内蓋35は閉じられ、そのとき外蓋34は外部容器32に、内蓋35は内部容器32に電気的に接続される。
外蓋34は、外部容器31と同様にステンレス板等で構成され、内蓋35は内部容器32と同様に金網あるいは有孔金属板で構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋34及び内蓋35は閉じられ、そのとき外蓋34は外部容器32に、内蓋35は内部容器32に電気的に接続される。
外部容器31,内部容器32の形状は直方体形状の他に、円筒形状がある。
外部容器31と内部容器32との間に(c)に示す電源装置から、(f)に示す交流出力が供給される。
外部容器31の底部外側に熱源として図示しないシーズヒータが配置されている。
シーズヒータの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
シーズヒータの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
シーズヒータに代わる熱源として、外部容器31の底部外側に配置された高周波誘導加熱コイルを使用することもできる。
高周波誘導加熱コイルの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
高周波誘導加熱コイルの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
(b)において、31は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス板等で構成された外部容器である。
32は上部が開放された直方体形状であり、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように、金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
32は上部が開放された直方体形状であり、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように、金網又はパンチングメタルで構成された内部容器である。
外部容器31と内部容器32との間に外部容器31及び内部容器32のどちらにも接続されない中間容器39が配置されている。
外蓋34及び内蓋35の間に外蓋34及び内蓋35のどちらにも接続されない中間蓋40が配置されている。
中間容器39及び中間蓋40は、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように、金網又はパンチングメタルで構成されている。
外蓋34及び内蓋35の間に外蓋34及び内蓋35のどちらにも接続されない中間蓋40が配置されている。
中間容器39及び中間蓋40は、加熱媒体である改質された食用油が透過可能なように、金網又はパンチングメタルで構成されている。
外部容器31と中間容器39,中間容器39と内部容器32とは絶縁体33によって絶縁され、外蓋34と中間蓋40,中間蓋40と内蓋35とは絶縁体36によって絶縁されている。
外部容器31、中間容器39,内部容器32の形状は直方体形状の他に、円筒形状がある。
外部容器31と内部容器32との間に(c)に示す電源装置から、(f)に示す高い周波数の交流電流が供給される。
外部容器31の底部外側に熱源として図示しないシーズヒータが配置されている。
シーズヒータの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
シーズヒータの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
シーズヒータに代わる熱源として、外部容器31の底部外側に配置された高周波誘導加熱コイルを使用することもできる。
高周波誘導加熱コイルの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
高周波誘導加熱コイルの配置は外部容器31の底部外側の他に、外部容器31の側部外側、外部容器31の底部内側、外部容器31の側部内側も可能である。
(c)に示す電源装置には、商用交流が供給される。
41は、商用交流電源であり、(d)に示す100Vの商用交流が供給される。
42は、昇圧用変圧器であり、100Vの商用交流を(e)に示す350Vの商用交流に昇圧する。
43は、整流回路であり、350Vの商用交流から350Vの直流を得る。
44は、直交変換回路であり、350Vの直流を(f)に示す37kHz350Vの交流に変換する。
41は、商用交流電源であり、(d)に示す100Vの商用交流が供給される。
42は、昇圧用変圧器であり、100Vの商用交流を(e)に示す350Vの商用交流に昇圧する。
43は、整流回路であり、350Vの商用交流から350Vの直流を得る。
44は、直交変換回路であり、350Vの直流を(f)に示す37kHz350Vの交流に変換する。
この電源装置は、従来の変圧器が容積13l、重量9.6kgもあるのに対し、容積3l、重量2.5kgと容積も重量も小さい。
図7に、本発明の実施例2の電場処理フライヤーの電源装置を示す。
この実施例の説明では電場処理フライヤー本体は実施例1のものと共通するので再度の説明は省略する。
この図において、(a)は電源装置の概要構成図、(b)及び(c)は途中段階の電圧波形、(d)は電場処理フライヤー本体に供給される電圧波形である。
この実施例の説明では電場処理フライヤー本体は実施例1のものと共通するので再度の説明は省略する。
この図において、(a)は電源装置の概要構成図、(b)及び(c)は途中段階の電圧波形、(d)は電場処理フライヤー本体に供給される電圧波形である。
この電源装置は、方形波発生回路の出力である方形から微分回路により正極性及び負極性のパルス電圧を得、得られた正負パルス電圧を昇圧回路により昇圧し、得られた正負高電圧パルス電圧を、電場処理フライヤー本体に供給する。
(a)に示す電源装置は、最小構成として電池駆動が可能である。
51は、任意の方形波発生回路であり、(b)に示す方向が37kHzで変化する方形波を発生する。
52は、微分回路であり、(b)に示された方形波の立ち下がり部により(c)に示す−350Vの負のパルスを、立ち上がり部により(c)に示す+350Vの正のパルスを得る。正及び負のパルスは37kHzで変化する。
53は、任意の昇圧回路であり、(c)に示された正及び負のパルス電圧を昇圧して正及び負の高電圧パルスを得、得られた高電圧パルスを出力端子54,55から電場処理フライヤーの外側電極及び内側電極に供給する。
51は、任意の方形波発生回路であり、(b)に示す方向が37kHzで変化する方形波を発生する。
52は、微分回路であり、(b)に示された方形波の立ち下がり部により(c)に示す−350Vの負のパルスを、立ち上がり部により(c)に示す+350Vの正のパルスを得る。正及び負のパルスは37kHzで変化する。
53は、任意の昇圧回路であり、(c)に示された正及び負のパルス電圧を昇圧して正及び負の高電圧パルスを得、得られた高電圧パルスを出力端子54,55から電場処理フライヤーの外側電極及び内側電極に供給する。
この電源装置は、駆動用の電源を除けば極めて小型・軽量である。
本件出願発明にかかる電場処理フライヤーは飲食店等で利用する通常のフライヤーの他に、天麩羅、餃子等油を用いて加熱加工する食品加工装置全般に好適である。
説明した実施例の電場処理フライヤーでは、電極が同心状に配置されているが、電場処理フライヤーにはこの他に平板状の電極が並行しているもの、半円筒状の電極が対向しているものがあるが、これらの電場処理フライヤーにも実施例の電源装置が適用可能であることはいうまでもない。
1,11,31 外部容器
2,12,32 内部容器
3,6、13,16,33,36 絶縁体
4,14,34 外蓋
5,15,35 内蓋
7 シーズヒータ
8,18 電場生成用電源
9,19,39 中間容器
10,20,40 中間蓋
17 電磁誘導コイル
21 変圧器
22,23.45,46,54,55 出力端子
44 直交変換回路
51 方形波発生回路
52 微分回路
53 昇圧回路
2,12,32 内部容器
3,6、13,16,33,36 絶縁体
4,14,34 外蓋
5,15,35 内蓋
7 シーズヒータ
8,18 電場生成用電源
9,19,39 中間容器
10,20,40 中間蓋
17 電磁誘導コイル
21 変圧器
22,23.45,46,54,55 出力端子
44 直交変換回路
51 方形波発生回路
52 微分回路
53 昇圧回路
Claims (3)
- 油脂加熱媒体に高電圧電場を印加して、食品の電場加熱加工処理を行う電場処理フライヤーであって、
前記高電圧電場が中周波数中電圧電源を供給されることを特徴とする、電場処理フライヤー。 - 前記直流高電圧電源が、商用低電圧交流を中電圧に昇圧する変圧器、前記中電圧を直流に整流する整流器及び前記直流を中周波に変換する直交変換器からなることを特徴とする請求項1の電場処理フライヤー。
- 前記直流高電圧電源が、方形波から直流高電圧を発生するイグナイターであることを特徴とする請求項1の電場処理フライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017208777A JP2019080662A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電場処理フライヤ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017208777A JP2019080662A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電場処理フライヤ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019080662A true JP2019080662A (ja) | 2019-05-30 |
Family
ID=66670869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017208777A Pending JP2019080662A (ja) | 2017-10-30 | 2017-10-30 | 電場処理フライヤ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019080662A (ja) |
-
2017
- 2017-10-30 JP JP2017208777A patent/JP2019080662A/ja active Pending
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