JP2019078734A

JP2019078734A - ドローン案内表示システム

Info

Publication number: JP2019078734A
Application number: JP2017216784A
Authority: JP
Inventors: 昇黒川; Noboru Kurokawa
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2017-10-23
Filing date: 2017-10-23
Publication date: 2019-05-23

Abstract

【課題】運転者にとってわかりやすい鳥瞰図を表示するドローン案内表示システムを提供する。【解決手段】ドローン案内表示システムは従来のカーナビゲーションシステムでは案内が困難であると思われる地点をについて、低空からの視点のバードビュー（登録商標）を提供する。ドローン（登録商標）を用いてバードビュー（登録商標）を作製することによって、従来よりも低い視点からの鮮明な映像を用いた案内が可能になる。また、定期的に情報を更新、案内地点の追加を行うことで、バードビュー（登録商標）の向上を図る。【選択図】なし

Description

ナビゲーション

本発明は、従来のカーナビゲーションシステムのみでは走行することが簡単でない経路において、補助として使用するナビゲーションシステムに関するものである。

現在、車の経路案内の手段としてカーナビゲーションシステムが用いられている。画面に地図を表示し、車の位置情報、走行する経路を示す線などを重ねることによって経路を案内することを基本とし、車の右左折時など、案内の難しい地点では拡大図や立体図を用いて運転者にとって分かりやすいような工夫がなされている。

しかし、現在のナビゲーションシステムでは運転者が順路を理解することが困難な道が多く存在する。例えば、信号機が短い区間にいくつか並んでいる道路では、現在地からいくつ目の信号を曲がるか、曲がる信号の名前は何かという案内がなされることがあるが、それでもなお、運転者にとって不十分な案内であることが多い。

また、住宅街やオフィス街などでは道路の本数が多いことや似たような建物が多いことから、ナビゲーションシステムを理解しにくくなることが多い。

これらの問題点の解決策としてバードビュー（登録商標）という鳥瞰図を用いたナビゲーションシステムがある。現在、建物を簡易な立体図として表現したものや衛星写真を用いたものなどがあるが、前者では、建物ごとの見分けがつきにくいため、住宅街やオフィス街などの案内の際にわかりにくい場合があり、後者では衛星写真を斜めから見るような形での案内となるため、建物の多い場所ではわかりにくい場合がある。バードビュー（登録商標）を用いたナビゲーションシステムの向上のために、ドローン（登録商標）を用いて撮影した鳥瞰図を用いる方法を提案する。

発明が解決しようとする課題

解決しようとする問題点は、現在のカーナビゲーションシステムでは、走行が簡単でない道が存在する点であり、そういった道を走行する際に運転者にとってわかりやすい鳥瞰図を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

本発明は、ドローン（登録商標）を用いて、作製する近距離からの鳥瞰図をカーナビゲーションシステムにおけるバードビュー（登録商標）へ導入することを最も主要な特徴とする。

発明の効果

本発明のドローン案内表示システムは、低高度から撮影した鳥瞰図を車が右左折する際などのカーナビゲーションシステムとして用いることで運転者にとってわかりやすいナビゲーションを実現する。前述したように従来のナビゲーションに用いられている、建設物の形状を簡易な立体図として表現したバードビュー（登録商標）では建設物の見分けがつきにくいという点が、衛星写真を用いたバードビュー（登録商標）では立体のイメージがしにくいという点があるが、本発明はこれらの事柄を改善することが可能である。

従来のナビゲーションシステムでは案内が難しいと思われる経路について、右左折する地点の５００ｍ手前から右左折する地点まで、低高度ほどから、ドローン（登録商標）を用いて動画の撮影を行う。この時、撮影に用いるカメラは地面に対して垂直な直線から進行方向へ４５度程度傾ける。低空から撮影を行うことで、従来よりも運転者にとって見やすいバードビュー（登録商標）を提供する。

ドローン（登録商標）が０．５ｍ進行する毎に動画から静止画を作製する。得られた１０００枚の画像を車の位置情報に合わせて画面に表示させることで、バードビュー（登録商標）として用いることが可能である。車が時速５０ｋｍで走行する際に約２７．８ＦＰＳ（１秒間で２７．８枚の静止画を見ること）のバードビュー（登録商標）となり、車の走行速度が時速４５ｋｍ以下であれば、３０ＦＰＳ以上での案内が可能である。

作製したバードビューの案内開始地点（右左折地点の５００ｍ手前）をナビゲーションシステムに登録する。ナビゲーションシステムの画面上に案内開始地点をマーキングする。位置情報に対応し、車がマーキングされた地点を通過した際に案内を開始する。案内開始地点での車の走行速度を元にバードビュー（登録商標）の静止画の表示速度（１枚の静止画を表示する秒数）を調整する。また、表示する静止画と静止画の表示速度は車の位置情報が更新される度に更新する。これによってバードビュー（登録商標）の位置と車の走行位置の誤差を減らすことができる。

ドローン案内表示システムは従来のカーナビゲーションシステムでは案内が困難であると思われる地点を優先して導入を開始し、定期的に情報を更新、案内地点の追加を行うことで、常に分かりやすいナビゲーションシステムを提供することが可能である。

運転者が道を間違えやすい地点のバードビュー（登録商標）を作成しナビゲーションシステムに用いる。定期的にバードビュー（登録商標）を更新、追加することでナビゲーションシステムの改善が可能。

Claims

ナビゲーションシステムにおいて使用するバードビューのうち、ドローンを用いて作製する、低空からの視点を特徴とするバードビュー。ナビゲーションシステムに実際の写真を用いるため、建物毎の区別がつきやすく、曲がる地点を正確に把握しやすいという特徴がある。
低空からの、走行車の視点に近い案内を特徴とする請求項１に記載のナビゲーションシステム。
ドローンを用いて撮影した写真を直接用いることを特徴とする請求項１に記載のナビゲーションシステム。