JP2019078295A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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浩昭 成田
Hiroaki Narita
浩昭 成田
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Abstract

【課題】停電時のリターン動作の結果を外部に通知することができるスプリングリターン型の電動アクチュエータを提供する。【解決手段】電動アクチュエータ100は、アクチュエータ全体を制御する制御部4と、通電時に制御信号に応じてバルブ200を駆動する駆動部15と、停電時にバルブ200を所定の開度位置までリターン動作させるスプリングユニット7と、電気エネルギーを蓄える蓄電部12と、停電時にリターン動作によってモータ8で発生する回生電力により蓄電部12を充電する回生電力部13を備える。制御部4は、蓄電部12に蓄積された電気エネルギーを用いて停電時に動作し、リターン動作が完了した場合、または停電から一定の許容時間の経過後にバルブ200が所定の開度位置に達していないエラーが発生した場合に、開度位置信号を外部に出力する。【選択図】 図2

Description

本発明は、停電時においてバルブを強制的に全閉方向へ動作させるためにスプリングを利用するスプリングリターン型の電動アクチュエータに関するものである。
現在、停電時においてバルブを強制的に全閉方向へ動作させるためにスプリングを利用するスプリングリターン型のアクチュエータがある(特許文献1参照)。
しかし、従来のスプリングリターン型のアクチュエータには、停電後に所望の全閉位置までバルブをリターン動作させることができたかどうかを外部に通知する機能が設けられていなかったのでリターン動作の異常は、外部の環境条件から推定するしかなかった。
スプリングリターン型のアクチュエータでは、スプリング、減速機などの機構部品が故障すると、停電時にバルブを全閉位置までリターン動作させることができない。しかしながら、上記のとおり停電後に通信またはアナログ出力などの方法により外部に通知する機能をアクチュエータが備えていないため、リターン動作の結果を外部から確認することが難しいという問題点があった。
特開2002−206656号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、停電時のリターン動作の結果を外部に通知することができるスプリングリターン型の電動アクチュエータを提供することを目的とする。
本発明の電動アクチュエータは、外部から電源が供給される通電時に制御信号に応じてモータによってバルブを駆動するように構成された駆動部と、前記通電時に外部から指令された開度目標値と前記バルブの開度とが一致するように前記制御信号を出力するように構成された開度制御部と、前記電源が遮断された停電時に前記バルブを所定の開度位置までリターン動作させるように構成されたスプリングユニットと、電気エネルギーを蓄えるように構成された蓄電部と、この蓄電部に蓄積された電気エネルギーを用いて前記停電時に動作し、前記リターン動作が完了した場合、または停電から一定の許容時間の経過後に前記バルブが前記所定の開度位置に達していないエラーが発生した場合に、前記バルブの開度を示す開度位置信号を外部に出力するように構成された動作結果通知部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、外部と通信するための通信部をさらに備え、前記動作結果通知部は、前記開度位置信号を前記通信部を介して外部に送信することを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、外部と通信するための通信部と、送信待機時間を予め記憶する記憶部とをさらに備え、前記動作結果通知部は、前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、停電の時点から前記送信待機時間が経過した後に前記開度位置信号を前記通信部を介して外部に送信し、前記送信待機時間は、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に、これらの電動アクチュエータの各々について異なる値になるように予め設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記通電時の前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第1の出力部と、前記停電時の前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第2の出力部とをさらに備え、前記動作結果通知部は、前記通電時に前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力し、前記停電時に前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、前記開度位置信号を前記第2の出力部を介して外部に出力することを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記通電時または前記停電時に前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第1の出力部と、停電検出信号をON/OFFの電圧または電流の形式で出力するように構成された第2の出力部とをさらに備え、前記動作結果通知部は、前記通電時に前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力し、前記停電時に停電検出信号を前記第2の出力部を介して外部に出力すると共に、前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力することを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記停電時に前記リターン動作によって前記モータで発生する回生電力により前記蓄電部を充電するように構成された回生電力部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部と、前記停電時に前記リターン動作によって前記モータで発生する回生電力により前記蓄電部を充電するように構成された回生電力部とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電動アクチュエータの1構成例は、前記モータで発生する余剰の回生電力を消費するように構成された回生電力処理部をさらに備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、蓄電部に蓄積された電気エネルギーを用いて停電時に動作し、リターン動作が完了した場合またはエラーが発生した場合に、開度位置信号を外部に出力する動作結果通知部を設けることにより、リターン動作の結果を外部に通知することができ、電動アクチュエータのメンテナンス性の向上に貢献することができる。外部のホスト装置は、停止時の開度位置信号が全閉あるいは全開になっていないことにより、電動アクチュエータに異常が発生したことを検知できる。
また、本発明では、停電時にリターン動作が完了した場合またはエラーが発生した場合に、電動アクチュエータ毎に異なる送信待機時間だけ待機した後に各電動アクチュエータが開度位置信号を外部に送信するので、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合でも、各電動アクチュエータの同時送信による開度位置信号の衝突を回避することができる。
また、本発明では、停電時にリターン動作が完了した場合またはエラーが発生した場合に、開度位置信号を専用の第2の出力部を介して外部に出力するので、外部のホスト装置は、この第2の出力部から出力される信号を監視することで、リターン動作の結果を確認することができる。
また、本発明では、停電時にリターン動作が完了した場合またはエラーが発生した場合に、開度位置信号と共に停電検出信号を外部に出力するので、外部のホスト装置は、停電検出信号と共に出力される開度位置信号を監視することで、リターン動作の結果を確認することができる。
また、本発明では、回生電力部を設けることにより蓄電部を充電することができ、この蓄電部に蓄積された電気エネルギーを用いて停電時に動作結果通知部を動作させることができる。
また、本発明では、充電部を設けることにより蓄電部を充電することができ、この蓄電部に蓄積された電気エネルギーを用いて停電時に動作結果通知部を動作させることができる。
また、本発明では、回生電力処理部を設けることにより、モータで発生する余剰の回生電力を消費させることができ、回生電力による回路等の破損を防ぐことができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの通電時の動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第1の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図7は、本発明の第2の実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の第2の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の第2の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図11は、送信待機時間を説明する図である。 図12は、本発明の第3の実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の第3の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の第3の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図15は、本発明の第3の実施例に係る電動アクチュエータの通電時の動作を説明するフローチャートである。 図16は、本発明の第3の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図17は、本発明の第3の実施例に係る信号の出力例を説明する図である。 図18は、本発明の第3の実施例に係る信号の別の出力例を説明する図である。 図19は、本発明の第3の実施例に係る信号の別の出力例を説明する図である。 図20は、本発明の第3の実施例に係る信号の別の出力例を説明する図である。 図21は、本発明の第4の実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図である。 図22は、本発明の第4の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図23は、本発明の第4の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図24は、本発明の第4の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図25は、本発明の第4の実施例に係る停電検出信号の出力例を説明する図である。 図26は、本発明の第4の実施例に係る停電検出信号の別の出力例を説明する図である。 図27は、本発明の第5の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図28は、本発明の第6の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図29は、本発明の第6の実施例に係る電動アクチュエータの制御部の構成を示すブロック図である。 図30は、本発明の第6の実施例に係る電動アクチュエータの電源投入時の動作を説明するフローチャートである。 図31は、本発明の第6の実施例に係る制御部の容量演算部の動作を説明するフローチャートである。 図32は、本発明の第6の実施例に係る電動アクチュエータの通常時の動作を説明するフローチャートである。 図33は、本発明の第6の実施例に係る電動アクチュエータの停電時の動作を説明するフローチャートである。 図34は、本発明の第7の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図35は、本発明の第8の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。 図36は、本発明の第9の実施例に係る電動アクチュエータの構成を示すブロック図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照して説明する。図1は本実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図である。監視システムは、電源系統101に接続された電動アクチュエータ100と、電動アクチュエータ100から送信される開度位置信号により電動アクチュエータ100のリターン動作の結果を監視するホスト装置103とから構成される。電動アクチュエータ100とホスト装置103との間は、ネットワーク104を介して接続されている。
図2は電動アクチュエータ100の構成を示すブロック図である。電動アクチュエータ100は、ボール弁やバタフライ弁等のバルブ200に取り付けられ、電動調節弁として一体化される。また、電動アクチュエータ100は、図示しないコントローラとの間で、情報の授受を行う。
電動アクチュエータ100は、外部電源(図1の配電盤102)から供給される電源電圧からメイン電源電圧を生成するメイン電源部1と、外部からの電源の遮断を検出する停電検出部2と、メイン電源部1からのメイン電源電圧と後述する蓄電部の電圧のうちどちらかを選択して出力するメイン電源切替部3と、電動アクチュエータ全体を制御する制御部4と、コントローラからの開度目標信号を処理して制御部4へ開度目標値を出力する開度目標処理部5と、制御系電源電圧を生成する制御電源部6と、電源が遮断された停電時にバネ力によりバルブ200を第1の方向(例えば閉方向)にリターン動作させるスプリングユニット7と、スプリングユニット7のバネ力に抗してバルブ200を第2の方向(例えば開方向)に動作させる駆動力を発生するモータ8と、制御部4からの制御信号に応じてモータ8へ駆動電圧を出力するモータ駆動部9と、モータ8の出力を減速させてバルブ200を操作する減速機10と、バルブ200の開度を測定する位置センサ11と、電気エネルギーを蓄える電気2重層コンデンサからなる蓄電部12と、停電時にリターン動作によってモータ8で発生する回生電力により蓄電部12を充電する回生電力部13と、メイン電源切替部3から電源電圧の供給を受けて動作し、ホスト装置103と通信するための通信部14とを備えている。モータ8とモータ駆動部9と減速機10とは、駆動部15を構成している。
図3は制御部4の構成を示すブロック図である。制御部4は、外部から電源が供給される通電時に開度目標値に応じてバルブ200の開度を制御する開度制御部40と、蓄電部12に蓄積された電気エネルギーを用いて停電時に動作し、リターン動作が完了した場合、または停電から一定の許容時間の経過後にバルブ200が所定の開度位置に達していないエラーが発生した場合に、バルブ200の開度を示す開度位置信号を外部に出力する動作結果通知部41と、情報記憶のための記憶部42とから構成される。本実施例の記憶部42は、制御部4の動作のためのプログラムと共に、動作に必要なパラメータとして、後述する許容時間を予め記憶している。
以下、本実施例の監視システムの動作を説明する。図4は通電時の電動アクチュエータ100の動作を説明するフローチャートである。
電動アクチュエータ100のメイン電源部1は、外部電源(図1の配電盤102)から電源電圧が供給されると、この電源電圧から所定のメイン電源電圧を生成する。なお、外部電源から供給される電源電圧は交流でも直流でもよい。外部電源から供給される電源電圧が交流の場合には、メイン電源部1の内部で整流・平滑し、さらに降圧して所望のメイン電源電圧を生成すればよい。電動アクチュエータ100の停電検出部2は、メイン電源部1からメイン電源電圧が供給されているため、停電検出信号は出力しない。
電動アクチュエータ100のメイン電源切替部3は、停電検出部2からの停電検出信号の入力がないため、メイン電源部1からのメイン電源電圧を選択して出力する。これにより、メイン電源電圧がメイン電源切替部3を介して制御電源部6に供給される。また、メイン電源電圧は、メイン電源部1からモータ駆動部9に直接供給される。
制御電源部6は、メイン電源電圧から所定の制御系電源電圧を生成する。制御系電源電圧は、制御部4と位置センサ11と通信部14とに供給される。制御電源部6から制御系電源電圧が供給されることにより、電動アクチュエータ100の制御部4が起動する。
起動した制御部4は、後述する動作のためのプログラムを記憶部42から読み出す初期設定処理を行う(図4ステップS100)。
次に、制御部4が起動すると、制御部4の開度制御部40は、開度目標処理部5からバルブ200の開度目標値θref(°)を取得する。開度目標処理部5は、メイン電源部1からメイン電源電圧の供給を受けて動作し、図示しないコントローラから開度目標信号を受信して、この開度目標信号が示す開度目標値θref(°)を制御部4へ出力する。
開度制御部40は、開度目標値θref(°)と位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度の実測値(実開度)とを比較し、開度目標値θref(°)と実開度とが一致するように、モータ駆動部9へモータ制御信号を出力する。モータ駆動部9は、モータ制御信号に応じてモータ8へ駆動電圧を出力する。これにより、モータ8が駆動され、このモータ8の駆動力が減速機10を介してバルブ200の弁軸に伝わり、この弁軸に軸着された弁体を操作することによりバルブ200の開度が調整される。こうして、バルブ200の開度をθref(°)にする(図4ステップS101)。位置センサ11は、減速機10を介してバルブ200の弁軸の変位量を検出し、バルブ開度の実測値(実開度)を制御部4へ送る。このようなステップS101の処理が電源が遮断されるまで継続される。なお、コントローラは、必要に応じて開度目標値θref(°)を適宜変更することは言うまでもない。
次に、停電時の電動アクチュエータ100の動作を図5、図6を参照して説明する。図5は停電時の回生電力部13の動作を説明するフローチャート、図6は停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3と制御部4の動作を説明するフローチャートである。
スプリングユニット7は、バルブ200が常に第1の方向(例えば閉方向)に動くように力を付与する構造となっている。一方、停電時にモータ8は、スプリングユニット7のバネ力に抗してバルブ200を第1の方向と反対の第2の方向(例えば開方向)に動作させるように駆動力を発生する。
何らかの理由により外部電源(図1の配電盤102)からメイン電源部1への電源電圧供給が停止すると、メイン電源部1がメイン電源電圧を生成できなくなるため、モータ8への駆動電圧供給も断たれる。スプリングユニット7は、モータ8への駆動電圧供給が絶たれ、モータ8の駆動力が消滅すると、バルブ200が第1の方向(本実施例では閉方向)に動くように弁軸を回転させる。こうして、バルブ200を所定の開度位置(本実施例では全閉位置)までリターン動作させることができる。以上のようなスプリングユニット7の構造は特許文献1に開示されている。
スプリングユニット7がバルブ200の弁軸を回転させると、減速機10を介して弁軸と連結されているモータ8が回転するので、モータ8に回生電力が発生する。
電動アクチュエータ100の回生電力部13は、モータ8に回生電力が発生すると(図5ステップS200においてYES)、この回生電力の供給を受けて動作を開始し、回生電力により蓄電部12を充電する(図5ステップS201)。
回生電力部13は、蓄電部12の蓄電電圧(電気2重層コンデンサの端子間電圧)が例えば定格電圧に達すると(図5ステップS202においてYES)、蓄電部12の充電を停止する(図5ステップS203)。
一方、電動アクチュエータ100の停電検出部2は、上記のようにメイン電源部1がメイン電源電圧を生成できなくなると(図6ステップS300においてYES)、停電検出信号を出力する(図6ステップS301)。
メイン電源切替部3は、停電検出部2から停電検出信号が出力されると、蓄電部12の蓄電電圧を選択して出力する(図6ステップS302)。これにより、蓄電部12の蓄電電圧がメイン電源切替部3を介して制御電源部6に供給される。制御電源部6は、蓄電部12の蓄電電圧を降圧して所定の制御系電源電圧を生成する。
次に、制御部4の動作結果通知部41は、停電検出部2から停電検出信号が出力された後に、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達したときに(図6ステップS303においてYES)、リターン動作が完了したものと判断する。そして、動作結果通知部41は、正常フラグをホスト装置103に送信し(図6ステップS304)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号を通信部14を介してホスト装置103に送信する(図6ステップS305)。
また、動作結果通知部41は、停電検出信号が出力された時点から一定の許容時間が経過したときに位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達していない場合(図6ステップS306においてYES)、リターン動作にエラーが発生したものと判断する。そして、動作結果通知部41は、エラーフラグをホスト装置103に送信し(図6ステップS307)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をホスト装置103に送信する(図6ステップS308)。
なお、位置センサ11の電源はメイン電源切替部3を通じて供給されるので、停電後においても位置センサ11が動作することは可能である。
許容時間は、スプリングユニット7がバルブ200をリターン動作させるのに必要な時間よりも長く、かつ蓄電部12に蓄積された電力で電動アクチュエータ100が動作可能な時間よりも短い時間に設定される。
以上のように、本実施例では、停電時にモータ8に発生する回生電力により制御部4を動作させ、リターン動作の完了時、または停電から一定の許容時間が経過したときにバルブ200が所定の開度(本実施例では全閉)に達していないエラー発生時に、開度位置信号をホスト装置103に送信するので、リターン動作の結果を外部に通知することができる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図7は本実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。監視システムは、1つの電源系統101に接続された複数の電動アクチュエータ100aと、これら電動アクチュエータ100aのリターン動作の結果を監視するホスト装置103とから構成される。
図8は電動アクチュエータ100aの構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100aは、メイン電源部1と、停電検出部2と、メイン電源切替部3と、制御部4aと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12と、回生電力部13と、通信部14とを備えている。
図9は制御部4aの構成を示すブロック図であり、図3と同一の構成には同一の符号を付してある。制御部4aは、開度制御部40と、動作結果通知部41aと、記憶部42aとから構成される。本実施例の記憶部42aは、制御部4aの動作のためのプログラムと共に、動作に必要なパラメータとして、第1の実施例で説明した許容時間と、開度位置信号の送信待機時間とを予め記憶している。送信待機時間は、1つの電源系統101に複数の電動アクチュエータ100aが接続されている場合に、これらの電動アクチュエータ100aの各々について異なる値になるように予め設定されている。
通電時の電動アクチュエータ100aの動作は、図4で説明した第1の実施例の動作と同じである。また、停電時の回生電力部13の動作は、図5で説明した第1の実施例の動作と同じである。
図10は停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3と制御部4aの動作を説明するフローチャートである。
停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3の動作(図10ステップS400〜S402)は、図6のステップS300〜S302で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
次に、制御部4aの動作結果通知部41aは、停電検出部2から停電検出信号が出力された後に、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達したときに(図10ステップS403においてYES)、リターン動作が完了したものと判断する。
第1の実施例では、リターン動作が完了すると直ちに開度位置信号を送信する。これに対して、本実施例の動作結果通知部41aは、停電検出信号が出力された時点から上記の送信待機時間が経過したときに(図10ステップS404においてYES)、正常フラグをホスト装置103に送信し(図10ステップS405)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号を通信部14を介してホスト装置103に送信する(図10ステップS406)。
また、動作結果通知部41aは、停電検出信号が出力された時点から一定の許容時間が経過したときに位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達していない場合(図10ステップS407においてYES)、リターン動作にエラーが発生したものと判断する。この場合、動作結果通知部41aは、停電検出信号が出力された時点から送信待機時間が経過したときに(図10ステップS408においてYES)、エラーフラグをホスト装置103に送信し(図10ステップS409)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をホスト装置103に送信する(図10ステップS410)。
他の構成は第1の実施例で説明したとおりである。なお、上記の許容時間は、各電動アクチュエータ100aに共通の値である。送信待機時間は、許容時間よりも長く、かつ各電動アクチュエータ100aの蓄電部12にそれぞれ蓄積された電力で各電動アクチュエータ100aが動作可能な時間よりも短くなるように電動アクチュエータ100a毎に設定される。具体的には、送信待機時間Ttwは、次式のように設定すればよい(図11)。
Ttw=Tr+Ta+(N−1)Tw ・・・(1)
Trはスプリングユニット7がバルブ200をリターン動作させるのに必要なリターン時間、Taは許容時間、Twは待機時間(通信処理時間に対して充分に余裕のある時間)、Nは電動アクチュエータ100毎に異なる待機番号である(N=1,2,3,・・・・)。
以上のように、本実施例では、リターン動作の完了時またはエラー発生時に電動アクチュエータ100a毎に異なる送信待機時間だけ待機した後に各電動アクチュエータ100aが開度位置信号をホスト装置103に送信するので、1つの電源系統101に複数の電動アクチュエータ100aが接続されている場合でも、各電動アクチュエータ100aの同時送信による開度位置信号の衝突を回避することができる。
[第3の実施例]
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第1、第2の実施例では、ネットワーク104を介した通信により開度位置信号をホスト装置103に送信していた。これに対して、本実施例は開度位置信号を電圧出力または電流出力の形式でアナログ出力する例である。図12は本実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図であり、図1、図7と同一の構成には同一の符号を付してある。監視システムは、電源系統101に接続された電動アクチュエータ100bと、電動アクチュエータ100bから電圧または電流の形式で出力される開度位置信号により電動アクチュエータ100bのリターン動作の結果を監視するホスト装置103bとから構成される。
図13は電動アクチュエータ100bの構成を示すブロック図であり、図2、図8と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100bは、メイン電源部1と、停電検出部2と、メイン電源切替部3と、制御部4bと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12と、回生電力部13と、制御電源部6から制御系電源電圧の供給を受けて動作し、通電時の開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するアナログ出力部16(第1の出力部)と、制御電源部6から制御系電源電圧の供給を受けて動作し、停電時の開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するアナログ出力部17(第2の出力部)とを備えている。アナログ出力部16の信号出力端子とアナログ出力部17の信号出力端子とは別々に設けられる。
図14は制御部4bの構成を示すブロック図であり、図3、図9と同一の構成には同一の符号を付してある。制御部4bは、開度制御部40と、動作結果通知部41bと、記憶部42bとから構成される。本実施例の記憶部42bは、制御部4bの動作のためのプログラムと共に、動作に必要なパラメータとして、第1の実施例で説明した許容時間を予め記憶している。
図15は通電時の電動アクチュエータ100bの動作を説明するフローチャートである。制御部4bは、外部電源(図12の配電盤102)から電源電圧が供給されることにより起動し、後述する動作のためのプログラムを記憶部42bから読み出す初期設定処理を行う(図15ステップS500)。
制御部4bの開度制御部40の動作(図15ステップS501)は、図4のステップS101で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
次に、制御部4bの動作結果通知部41bは、通電時に位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部16を介してホスト装置103bに出力する(図15ステップS502)。このとき、アナログ出力部16は、開度位置信号を4−20mAの電流出力形式で出力してもよいし、1−5Vまたは0−5Vの電圧出力形式で出力してもよい。以上のようなステップS501,S502の処理が電源が遮断されるまで継続される。
次に、停電時の電動アクチュエータ100bの動作を説明する。停電時の回生電力部13の動作は、図5で説明した第1の実施例の動作と同じである。
図16は停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3と制御部4bの動作を説明するフローチャートである。
停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3の動作(図16ステップS600〜S602)は、図6のステップS300〜S302で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
制御部4bの動作結果通知部41bは、停電検出部2から停電検出信号が出力された後に、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達したときに(図16ステップS603においてYES)、リターン動作が完了したものと判断する。そして、動作結果通知部41bは、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部17を介してホスト装置103bに出力する(図16ステップS604)。
また、動作結果通知部41bは、停電検出信号が出力された時点から一定の許容時間が経過したときに位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達していない場合(図16ステップS605においてYES)、リターン動作にエラーが発生したものと判断し、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部17を介してホスト装置103bに出力する(図16ステップS606)。
他の構成は第1の実施例で説明したとおりである。なお、アナログ出力部17は、アナログ出力部16と同様に、開度位置信号を4−20mAの電流出力形式で出力してもよいし、1−5Vまたは0−5Vの電圧出力形式で出力してもよい。ただし、停電時の電動アクチュエータ100bは蓄電部12に蓄積された電力で動作するため、電流の出力値が小さい方が望ましい。したがって、停電時の開度位置信号を電圧出力形式で出力することが望ましい。
図17〜図20を用いて本実施例の信号の出力例を説明する。図17(A)は通電時のアナログ出力部17の信号出力端子の電位を示している。図17(B)は停電時にリターン動作が正常に終了した場合にアナログ出力部17から出力される電圧出力形式の開度位置信号を示している。図17(C)は停電時にエラーが発生した場合にアナログ出力部17から出力される電圧出力形式の開度位置信号を示している。エラーが発生した場合には、アナログ出力部17は、アンダーレンジの出力と、停電時の現在のバルブ200の開度位置を示す電圧の出力とを交互に繰り返す。外部のホスト装置は、アンダーレンジの出力によりエラーが発生したことを認識できる。
図18(A)は通電時にアナログ出力部17の信号出力端子の別の電位の例を示している。図18(B)は停電時にリターン動作が正常に終了した場合にアナログ出力部17から出力される電圧出力形式の開度位置信号の別の例を示している。図18(C)は停電時にエラーが発生した場合にアナログ出力部17から出力される電圧出力形式の開度位置信号を示している。エラーが発生した場合には、アナログ出力部17は、オーバーレンジの出力と、停電時の現在のバルブ200の開度位置を示す電圧の出力とを交互に繰り返す。外部のホスト装置は、オーバーレンジの出力によりエラーが発生したことを認識できる。消費電力のことを考え、図17と図18のアクセス方法を比較すると、図17の方が望ましい。
図19(A)の例は停電時にリターン動作が正常に終了した場合のアナログ出力部16の信号出力端子の電位の例を示し、図19(B)の例は停電時にエラーが発生した場合のアナログ出力部16の信号出力端子の電位の例を示している。上記のとおり、停電時の開度位置信号はアナログ出力部17から出力される。アナログ出力部16は、停電時にリターン動作が正常に終了した場合、アンダーレンジの電圧を出力する(図19(A))。これにより、外部のホスト装置は、リターン動作が正常に終了したことを認識できる。また、アナログ出力部16は、エラーが発生した場合、オーバーレンジの出力とアンダーレンジの出力を交互に繰り返す。これにより、外部のホスト装置は、エラーが発生したことを認識できる。
図20(A)の例は停電時にリターン動作が正常に終了した場合のアナログ出力部16の信号出力端子の別の電位の例を示し、図20(B)の例は停電時にエラーが発生した場合のアナログ出力部16の信号出力端子の別の電位の例を示している。上記のとおり、停電時の開度位置信号はアナログ出力部17から出力される。アナログ出力部16は、停電時にリターン動作が正常に終了した場合、オーバーレンジの電圧を出力する(図20(A))。また、アナログ出力部16は、エラーが発生した場合、オーバーレンジの出力とアンダーレンジの出力を交互に繰り返す。
以上のように、本実施例では、リターン動作の完了時またはエラー発生時に開度位置信号を専用の信号出力端子からホスト装置103bに出力する。ホスト装置103bは、この信号出力端子に出力される信号を監視することで、リターン動作の結果を確認することができる。
[第4の実施例]
次に、本発明の第4の実施例について説明する。本実施例は開度位置信号を電圧出力または電流出力の形式でアナログ出力する別の例である。図21は本実施例に係る監視システムの構成を示すブロック図であり、図1、図7、図12と同一の構成には同一の符号を付してある。監視システムは、電源系統101に接続された電動アクチュエータ100cと、電動アクチュエータ100cから電圧または電流の形式で出力される停電検出信号と開度位置信号により電動アクチュエータ100cのリターン動作の結果を監視するホスト装置103cとから構成される。
図22は電動アクチュエータ100cの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100cは、メイン電源部1と、停電検出部2と、メイン電源切替部3と、制御部4cと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12と、回生電力部13と、制御電源部6から制御系電源電圧の供給を受けて動作し、通電時および停電時の開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するアナログ出力部18(第1の出力部)と、制御電源部6から制御系電源電圧の供給を受けて動作し、停電検出信号をON/OFFの電圧または電流の形式で出力するデジタル/アナログ出力部19(第2の出力部)とを備えている。
図23は制御部4cの構成を示すブロック図であり、図3、図9、図14と同一の構成には同一の符号を付してある。制御部4cは、開度制御部40と、動作結果通知部41cと、記憶部42cとから構成される。本実施例の記憶部42cは、制御部4cの動作のためのプログラムと共に、動作に必要なパラメータとして、第1の実施例で説明した許容時間を予め記憶している。
通電時の電動アクチュエータ100cの動作は第3の実施例と同様なので、図15のフローチャートを用いて説明する。
制御部4cは、外部電源(図21の配電盤102)から電源電圧が供給されることにより起動し、後述する動作のためのプログラムを記憶部42cから読み出す初期設定処理を行う(図15ステップS500)。
制御部4cの開度制御部40の動作(図15ステップS501)は、図4のステップS101で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
次に、制御部4cの動作結果通知部41cは、通電時に位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部18を介してホスト装置103cに出力する(図15ステップS502)。以上のようなステップS501,S502の処理が電源が遮断されるまで継続される。
なお、本実施例のアナログ出力部18は、通電時だけでなく停電時においても開度位置信号を出力するものなので、停電時の蓄電部12の消耗を抑えるため、開度位置信号を1−5Vまたは0−5Vの電圧出力形式で出力することが望ましい。
次に、停電時の電動アクチュエータ100cの動作を説明する。停電時の回生電力部13の動作は、図5で説明した第1の実施例の動作と同じである。
図24は停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3と制御部4cの動作を説明するフローチャートである。
停電時の停電検出部2とメイン電源切替部3の動作(図24ステップS700〜S702)は、図6のステップS300〜S302で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
制御部4cの動作結果通知部41cは、停電検出部2から停電検出信号が出力された後に、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達したときに(図24ステップS703においてYES)、リターン動作が完了したものと判断する。そして、動作結果通知部41cは、停電検出信号をデジタル/アナログ出力部19を介してホスト装置103cに出力すると共に(図24ステップS704)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部18を介してホスト装置103cに出力する(図24ステップS705)。
また、動作結果通知部41cは、停電検出部2から停電検出信号が出力された時点から一定の許容時間が経過したときに位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度が所定の開度(本実施例では全閉)に達していない場合(図24ステップS706においてYES)、リターン動作にエラーが発生したものと判断する。この場合、動作結果通知部41cは、停電検出信号をデジタル/アナログ出力部19を介してホスト装置103cに出力すると共に(図24ステップS707)、位置センサ11によって測定されたバルブ200の開度を示す開度位置信号をアナログ出力部18を介してホスト装置103cに出力する(図24ステップS708)。
デジタル/アナログ出力部19は、停電検出信号をON/OFFの電圧で出力してもよいし、4−20mAの電流出力形式で出力してもよいし、1−5Vまたは0−5Vの電圧出力形式で出力してもよい。ただし、停電時の蓄電部12の消耗を抑えるため、停電検出信号をON/OFFの電圧若しくは1−5Vまたは0−5Vの電圧出力形式で出力することが望ましい。
図25、図26を用いて本実施例の停電検出信号の出力例を説明する。図25(A)は通電時のデジタル/アナログ出力部19の信号出力端子の電位を示している。図25(B)は停電時にリターン動作が正常に終了した場合にデジタル/アナログ出力部19から出力される停電検出信号を示している。図25(C)は停電時にエラーが発生した場合にデジタル/アナログ出力部19から出力される停電検出信号を示している。エラーが発生した場合には、デジタル/アナログ出力部19は、ON(high)の出力とOFF(low)の出力とを交互に繰り返す。これにより、外部のホスト装置は、エラーが発生したことを認識できる。
図26(A)は通電時のデジタル/アナログ出力部19の信号出力端子の別の電位の例を示している。図26(B)は停電時にリターン動作が正常に終了した場合にデジタル/アナログ出力部19から出力される停電検出信号の別の例を示している。図26(C)は停電時にエラーが発生した場合にデジタル/アナログ出力部19から出力される停電検出信号の別の例を示している。エラーが発生した場合には、デジタル/アナログ出力部19は、ON(high)の出力とOFF(low)の出力とを交互に繰り返す。消費電力のことを考え、図25と図26のアクセス方法を比較すると、図25の方が望ましい。
以上のように、本実施例では、リターン動作の完了時またはエラー発生時に開度位置信号と共に停電検出信号をホスト装置103cに出力する。ホスト装置103cは、停電検出信号と共に出力される開度位置信号を監視することで、リターン動作の結果を確認することができる。
[第5の実施例]
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図27は本実施例の電動アクチュエータ100dの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13、図22と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100dは、メイン電源部1と、停電検出部2と、メイン電源切替部3と、制御部4と、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12と、回生電力部13dと、通信部14と、モータ8で発生する余剰の回生電力を消費する回生電力処理部20とを備えている。
第1〜第4の実施例において、モータ8からの回生電力が大きくなり過ぎると、過電圧異常が発生し、蓄電部12や回生電力部13、モータ駆動部9等が破損する可能性がある。そこで、本実施例の回生電力部13dは、第1の実施例の回生電力部13と同様に、蓄電部12の蓄電電圧が所定の定格電圧に達するまで蓄電部12を充電し、蓄電部12の蓄電電圧が定格電圧に達した時点で充電を停止して、モータ8からの回生電力を回生電力処理部20に消費させる。回生電力処理部20としては、回生抵抗などがあるが、もちろん他の電力を消費できる方法でもよい。
他の構成は第1の実施例で説明したとおりである。こうして、本実施例では、回生電力処理部20を設けることにより、モータ8で発生する余剰の回生電力によって蓄電部12や回生電力部13d、モータ駆動部9等が破損する虞を無くすことができる。
なお、本実施例では、回生電力部13dと回生電力処理部20とを第1の実施例に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、第2〜第4の実施例において回生電力部13の代わりに回生電力部13dを用い、回生電力処理部20を追加してもよいことは言うまでもない。
[第6の実施例]
次に、本発明の第6の実施例について説明する。図28は本実施例の電動アクチュエータ100eの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13、図22、図27と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100eは、メイン電源部1と、停電検出部2と、制御部4eと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12eと、通信部14と、外部から電源が供給される通電時に蓄電部12eを充電する充電部21とを備えている。
図29は制御部4eの構成を示すブロック図であり、図3、図9、図14、図23と同一の構成には同一の符号を付してある。制御部4eは、開度制御部40と、動作結果通知部41と、記憶部42eと、充電部21による蓄電部12eの充電を制御する充電制御部43と、蓄電部12eの容量を演算する容量演算部44とから構成される。
以下、本実施例の電動アクチュエータ100eの動作を説明する。図30は電源投入時の電動アクチュエータ100eの動作を説明するフローチャートである。
電動アクチュエータ100eの充電部21は、メイン電源部1からのメイン電源電圧を入力とし、蓄電部12eへ充電電流を出力して蓄電部12eの充電を開始する(図30ステップS800)。本実施例では、制御電源部6は、蓄電部12eの蓄電電圧から所定の制御系電源電圧を生成する。制御電源部6から制御系電源電圧が供給されることにより、電動アクチュエータ100eの制御部4eが起動する。
起動した制御部4eは、後述する動作のためのプログラムを記憶部42eから読み出す初期設定処理を行う(図30ステップS801)。
次に、制御部4eの容量演算部44は、蓄電部12eの容量を演算する(図30ステップS802)。本実施例では、蓄電部12eとして電気2重層コンデンサを用いているので、蓄電部12eの容量値は、電気2重層コンデンサの静電容量値CC(F)である。容量演算部44の動作を図31を用いて説明する。
まず、容量演算部44は、充電開始から時間T1(s)経過後の蓄電部12eの蓄電電圧(電気2重層コンデンサの端子間電圧)CV1(V)を測定する(図31ステップS900)。続いて、容量演算部44は、充電開始から時間T2(s)経過後の蓄電部12eの蓄電電圧CV2(V)を測定する(図31ステップS901)。T2>T1であることは言うまでもない。
そして、容量演算部44は、測定した蓄電電圧CV1,CV2(V)を基に蓄電部12eの容量値(電気2重層コンデンサの静電容量値)CC(F)を演算する。ここで、充電部21による蓄電部12eの充電方法には、定電流充電方法と、充電部21の抵抗と蓄電部12eの電気2重層コンデンサとからなるRC直列回路により蓄電部12eを充電する方法(充電電流が時間と共に変化する方法)とがある。容量演算部44は、定電流Iにより蓄電部12eを充電する定電流充電方法の場合(図31ステップS902においてYES)、以下の式(2)により容量値CC(F)を演算する(図31ステップS903)。
Figure 2019078295
また、容量演算部44は、充電部21の抵抗と蓄電部12eの電気2重層コンデンサとからなるRC直列回路により蓄電部12eを充電する方法の場合(ステップS902においてNO)、以下の式(3)により容量値CC(F)を演算する(図31ステップS904)。
Figure 2019078295
式(3)においてR(Ω)は充電部21の抵抗の抵抗値、Eは充電部21がRC直列回路に印加する充電電源電圧値である。式(3)のf(CC)は、0<CC<CCmaxに必ず、解をもつので、二分法やニュートン法などの数値解析で解を求めることにより、容量値CC(F)を演算することができる(CCmax(F)は初期静電容量範囲の最大値)。以上で、容量演算部44の処理が終了する。本実施例では、電気2重層コンデンサの容量値CC(F)を演算することにより、電気2重層コンデンサの劣化を予知でき電動アクチュエータのメンテナンス性の向上に貢献することができる。
制御部4eの開度制御部40の動作(図30ステップS803)は、図4のステップS101で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
制御部4eの充電制御部43は、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)を測定する(図30ステップS804)。そして、充電制御部43は、CV<CVh、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が所定の蓄電電圧上限値CVh(V)に達していない場合(図30ステップS805においてNO)、ステップS803に戻る。
こうして、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)に達するまでステップS803〜S805の処理が繰り返し実行される。
充電制御部43は、CV≧CVh、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)以上になると(ステップS805においてYES)、充電部21による蓄電部12eの充電を停止させる(図30ステップS806)。
以上で、電源投入時の制御部4eの動作が終了し、以降は通常動作に移行する。
図32は通常時の電動アクチュエータ100eの動作を説明するフローチャートである。開度制御部40の動作(図32ステップS1000)は、図4のステップS101で説明した動作と同じなので、説明は省略する。なお、コントローラは、必要に応じて開度目標値θref(°)を適宜変更することは言うまでもない。
次に、制御部4eの充電制御部43は、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)を測定する(図32ステップS1001)。そして、充電制御部43は、CV≦CVl、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が所定の蓄電電圧下限値CVl(V)以下の場合(図32ステップS1002においてYES)、充電部21による蓄電部12eの充電を開始させる(図32ステップS1003)。
こうして、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧下限値CVl(V)を上回るまでステップS1000〜S1003の処理が繰り返し実行される。
充電制御部43は、CV>CVl、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧下限値CVl(V)を上回ると(ステップS1002においてNO)、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)以上かどうかを判定する(図32ステップS1004)。
充電制御部43は、CV<CVh、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)未満の場合(ステップS1004においてNO)、充電部21による蓄電部12eの充電を継続させる(図32ステップS1005)。
こうして、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)以上になるまでステップS1000〜S1005の処理が繰り返し実行される。
充電制御部43は、CV≧CVh、すなわち蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)以上になると(ステップS1004においてYES)、充電部21による蓄電部12eの充電を停止させ(図32ステップS1006)、ステップS1000に戻る。以上の図32の処理が電源が遮断されるまで継続される。
次に、停電時の電動アクチュエータ100eの動作を図33を参照して説明する。何らかの理由により外部電源からメイン電源部1への電源電圧供給が停止し、メイン電源部1がメイン電源電圧を生成できなくなると(図33ステップS1100においてYES)、停電検出部2は、停電検出信号を出力する(図33ステップS1101)。
制御部4eの動作結果通知部41の動作(図33ステップS1102〜S1107)は、図6のステップS303〜S308で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
なお、制御電源部6は蓄電部12eの蓄電電圧から制御系電源電圧を生成するので、停電時においても制御部4eが動作可能なことは言うまでもない。
他の構成は第1の実施例で説明したとおりである。本実施例では、停電時に蓄電部12eに蓄えられている電力により制御部4eを動作させ、リターン動作の完了時、または停電から一定の許容時間が経過したときにバルブ200が所定の開度(本実施例では全閉)に達していないエラー発生時に、開度位置信号をホスト装置103に送信するので、リターン動作の結果を外部に通知することができる。
なお、本実施例では、制御部4eと蓄電部12eと充電部21とを第1の実施例に適用した例で説明したが、第2〜第4の実施例においてメイン電源切替部3と蓄電部12と回生電力部13の代わりに蓄電部12eを設け、充電部21を追加すると共に、制御部4a,4b,4cに充電制御部43と容量演算部44とを追加するようにしてもよい。
[第7の実施例]
次に、本発明の第7の実施例について説明する。図34は本実施例の電動アクチュエータ100fの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13、図22、図27、図28と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の電動アクチュエータ100fは、第6の実施例の電動アクチュエータ100eに回生電力処理部20fを追加したものである。
回生電力処理部20fは、停電時のリターン動作によってモータ8で発生する回生電力を消費する。回生電力処理部20fとしては、回生抵抗などがあるが、もちろん他の電力を消費できる方法でもよい。
本実施例では、モータ8からの回生電力を蓄電部12eの充電に使用しないが、回生電力が大きくなり過ぎると、モータ駆動部9等が破損する可能性がある。回生電力処理部20fを設けることにより、モータ駆動部9等が破損する虞を無くすことができる。
[第8の実施例]
次に、本発明の第8の実施例について説明する。図35は本実施例の電動アクチュエータ100gの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13、図22、図27、図28、図34と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100gは、メイン電源部1と、停電検出部2と、制御部4eと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12eと、停電時にモータ8で発生する回生電力により蓄電部12eを充電する回生電力部13と、通信部14と、充電部21と、充電部21と蓄電部12eとの間を接続する逆流防止ダイオード28と、回生電力部13と蓄電部12eとの間を接続する逆流防止ダイオード29とを備えている。
通電時の電動アクチュエータ100gの動作は、図30〜図32で説明した動作と同じなので、説明は省略する。
停電時に回生電力部13が蓄電部12eを充電する動作は、図5で説明した動作と同様である。また、停電時の停電検出部2と制御部4eの動作は、図33で説明した動作と同じである。他の構成は第6の実施例で説明したとおりである。
本実施例では、逆流防止ダイオード28,29を介して充電部21、回生電力部13と蓄電部12eとの間を接続することにより、メイン電源切替部を設けることなく、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。また、本実施例では、停電時に回生電力部13によって蓄電部12eを充電するので、第6の実施例と比較して停電時における制御部4eの作動時間を長くすることができる。
なお、本実施例では、制御部4eと蓄電部12eと充電部21と逆流防止ダイオード28,29とを第1の実施例に適用した例で説明したが、第2〜第4の実施例においてメイン電源切替部3と蓄電部12の代わりに蓄電部12eと充電部21と逆流防止ダイオード28,29とを設け、制御部4a,4b,4cに充電制御部43と容量演算部44とを追加するようにしてもよい。
[第9の実施例]
次に、本発明の第9の実施例について説明する。図36は本実施例の電動アクチュエータ100hの構成を示すブロック図であり、図2、図8、図13、図22、図27、図28、図34、図35と同一の構成には同一の符号を付してある。電動アクチュエータ100hは、メイン電源部1と、停電検出部2と、制御部4eと、開度目標処理部5と、制御電源部6と、スプリングユニット7と、モータ8と、モータ駆動部9と、減速機10と、位置センサ11と、蓄電部12eと、回生電力部13dと、通信部14と、回生電力処理部20と、充電部21と、逆流防止ダイオード28,29とを備えている。
第8の実施例において、モータ8からの回生電力が大きくなり過ぎると、過電圧異常が発生し、蓄電部12eや回生電力部13、モータ駆動部9等が破損する可能性がある。そこで、本実施例の回生電力部13dは、回生電力部13と同様に、蓄電部12eの蓄電電圧が所定の定格電圧に達するまで蓄電部12eを充電し、蓄電部12eの蓄電電圧が定格電圧に達した時点で充電を停止して、モータ8からの回生電力を回生電力処理部20に消費させる。
他の構成は第8の実施例で説明したとおりである。こうして、本実施例では、回生電力処理部20を設けることにより、モータ8で発生する余剰の回生電力によって蓄電部12eや回生電力部13d、モータ駆動部9等が破損する虞を無くすことができる。
なお、本実施例では、制御部4eと蓄電部12eと回生電力部13dと回生電力処理部20と充電部21と逆流防止ダイオード28,29とを第1の実施例に適用した例で説明したが、第2〜第4の実施例においてメイン電源切替部3と蓄電部12と回生電力部13の代わりに蓄電部12eと回生電力部13dと回生電力処理部20と充電部21と逆流防止ダイオード28,29とを設け、制御部4a,4b,4cに充電制御部43と容量演算部44とを追加するようにしてもよい。
第6〜第9の実施例では、蓄電部12eの蓄電電圧CV(V)が蓄電電圧上限値CVh(V)以上になったと判断した時点で、充電制御部43が充電を停止させるようにしているが、充電開始から標準充電時間CTが経過した時点で充電を停止させるようにしてもよく、第6〜第9の実施例に限るものではない。
また、第1〜第9の実施例では、蓄電部12,12eにおける蓄電素子として電気2重層コンデンサを用いているが、これに限るものではなく、例えばリチウムイオンキャパシタなどの、蓄電できる素子であれば適用可能である。
また、第6〜第9の実施例では、充電部21による蓄電部12eの充電方法として、定電流充電方法とRC直列回路による充電方法とを説明したが、これら以外の充電方法であってもよい。
また、第1〜第9の実施例では、開度目標値を開度目標処理部5で処理しているが、ホスト装置103,103b,103cから送信された開度目標コマンドを通信部14で処理して開度目標値を得るようにしてもよい。
また、第1〜第9の実施例では、停電時にバルブ200を全閉位置までリターン動作させる例について説明しているが、スプリングユニット7は停電時にバルブ200を全開位置までリターン動作させるようにしてもよい。
第1〜第9の実施例のホスト装置103,103b,103cと制御部4,4a〜4c,4eの各々は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。各装置のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第9の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、スプリングリターン型の電動アクチュエータに適用することができる。
1…メイン電源部、2…停電検出部、3…メイン電源切替部、4,4a〜4c,4e…制御部、5…開度目標処理部、6…制御電源部、7…スプリングユニット、8…モータ、9…モータ駆動部、10…減速機、11…位置センサ、12,12e…蓄電部、13,13d…回生電力部、14…通信部、15…駆動部、16〜18…アナログ出力部、19…デジタル/アナログ出力部、20,20f…回生電力処理部、21…充電部、28〜29…逆流防止ダイオード、40…開度制御部、41,41a〜41c…動作結果通知部、42,42a〜42c,42e…記憶部、43…充電制御部、44…容量演算部、100,100a〜100h…電動アクチュエータ、200…バルブ、101…電源系統、102…配電盤、103,103b,103c…ホスト装置、104…ネットワーク。

Claims (9)

  1. 外部から電源が供給される通電時に制御信号に応じてモータによってバルブを駆動するように構成された駆動部と、
    前記通電時に外部から指令された開度目標値と前記バルブの開度とが一致するように前記制御信号を出力するように構成された開度制御部と、
    前記電源が遮断された停電時に前記バルブを所定の開度位置までリターン動作させるように構成されたスプリングユニットと、
    電気エネルギーを蓄えるように構成された蓄電部と、
    この蓄電部に蓄積された電気エネルギーを用いて前記停電時に動作し、前記リターン動作が完了した場合、または停電から一定の許容時間の経過後に前記バルブが前記所定の開度位置に達していないエラーが発生した場合に、前記バルブの開度を示す開度位置信号を外部に出力するように構成された動作結果通知部とを備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    外部と通信するための通信部をさらに備え、
    前記動作結果通知部は、前記開度位置信号を前記通信部を介して外部に送信することを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    外部と通信するための通信部と、
    送信待機時間を予め記憶する記憶部とをさらに備え、
    前記動作結果通知部は、前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、停電の時点から前記送信待機時間が経過した後に前記開度位置信号を前記通信部を介して外部に送信し、
    前記送信待機時間は、1つの電源系統に複数の電動アクチュエータが接続されている場合に、これらの電動アクチュエータの各々について異なる値になるように予め設定されていることを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記通電時の前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第1の出力部と、
    前記停電時の前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第2の出力部とをさらに備え、
    前記動作結果通知部は、前記通電時に前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力し、前記停電時に前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、前記開度位置信号を前記第2の出力部を介して外部に出力することを特徴とする電動アクチュエータ。
  5. 請求項1記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記通電時または前記停電時に前記開度位置信号を電圧または電流の形式で出力するように構成された第1の出力部と、
    停電検出信号をON/OFFの電圧または電流の形式で出力するように構成された第2の出力部とをさらに備え、
    前記動作結果通知部は、前記通電時に前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力し、前記停電時に停電検出信号を前記第2の出力部を介して外部に出力すると共に、前記リターン動作が完了した場合、または前記エラーが発生した場合に、前記開度位置信号を前記第1の出力部を介して外部に出力することを特徴とする電動アクチュエータ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記停電時に前記リターン動作によって前記モータで発生する回生電力により前記蓄電部を充電するように構成された回生電力部をさらに備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部をさらに備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  8. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記通電時に前記蓄電部を充電するように構成された充電部と、
    前記停電時に前記リターン動作によって前記モータで発生する回生電力により前記蓄電部を充電するように構成された回生電力部とをさらに備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、
    前記モータで発生する余剰の回生電力を消費するように構成された回生電力処理部をさらに備えることを特徴とする電動アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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