JP2019078048A - スライド式バックアンカーおよびシールド機の掘進方法 - Google Patents

スライド式バックアンカーおよびシールド機の掘進方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド式バックアンカーの移動や位置決めの為に、新たなジャッキを設ける必要の無い手段を提供すること。【解決手段】シールドジャッキYと接続する複数のアンカー桁10を少なくとも含むバックアンカーAと、アンカー桁10と不動点Cとの間に介設する位置調整部B(ネジ棒30、支圧柱40、規制具50)とを少なくとも具備するスライド式バックアンカーである。シールドジャッキYの伸縮作業時には、各アンカー桁10が受ける掘進推力または土圧を、規制具50、ネジ棒30、支圧柱40の順に不動点Cへと伝達する。移動したアンカー桁10では取り残された規制具50を元の位置に戻して、その他のアンカー桁10の移動時の反力受け体とする。【選択図】図1

Description

本発明は、シールド機の初期掘進に用いるスライド式バックアンカーおよびそのスライド式バックアンカーを用いたシールド機の掘進方法に関する。
シールド掘進機の初期掘進時において、シールド機の前進に伴う反力を受けるための方法として、以下の先行技術文献に記載の技術が知られている。
特開2012−41748号公報 特開2013−133682号公報
佐藤工業株式会社「センターホールジャッキ方式のシールド発進方法」http://www.satokogyo.co.jp/technology/detail.php?id=23&parent_id=2&category_id=23
これらの文献に記載のスライド式バックアンカーは、シールドジャッキの反力を受けるためのバックアンカーの移動に、シールドジャッキとは別のジャッキを新たに設けなければならず、これらのジャッキの設置に時間を要したり、作業空間が占められたりする問題が生じていた。
よって、本発明は、スライド式バックアンカーの移動や位置決めの為に、新たなジャッキを設ける必要の無い手段の提供を目的の1つとする。
上記課題を解決すべくなされた本願の第1発明は、シールド機の掘進に用いるスライド式バックアンカーであって、シールド機のシールドジャッキと直接又は間接的に接続する複数のアンカー桁を少なくとも含んでなる、バックアンカーと、前記アンカー桁と不動点との間に介設し、シールド機の掘進方向に対して前記アンカー桁を位置決め自在に構成する、位置調整部と、を少なくとも具備し、前記アンカー桁が、掘進方向に貫通して互いに連通する、挿通孔、を少なくとも有し、前記位置調整部が、掘進方向を長手方向として、前記挿通孔に挿通する、ネジ棒と、掘進方向を長手方向とする、支圧柱と、前記ネジ棒に螺合して、螺合位置より後方へのアンカー桁の後退を規制可能な、規制具と、を少なくとも具備し、前記ネジ棒および支圧柱は、互いの前端側を直接又は間接的に接続し、前記ネジ棒の後端側は、解放し、前記支圧柱の後端側は、前記不動点と接続してあり、前記アンカー桁が受ける掘進推力または土圧を、規制具、ネジ棒、支圧柱、不動点の順に伝達することを特徴とする。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、移動対象以外のアンカー桁のうち少なくとも何れか1つのアンカー桁において、シールドジャッキの伸縮状態を問わずに、移動対象のアンカー桁を支持する、支持面を有することを特徴とする。
また、本願の第3発明によれば、前記第1発明または第2発明において、前記アンカー桁同士で、支圧柱およびネジ棒を共有していることを特徴とする。
また、本願の第4発明は、前記第1発明乃至第3発明のうち何れか1つの発明において、前記アンカー桁の前方に、シールドジャッキの後端と接続する伝達桁を設けてあることを特徴とする。
また、本願の第5発明は、前記第1発明乃至第4発明のうち何れか1つの発明に記載のスライド式バックアンカーを用いたシールド機の掘進方法であって、(a)複数のアンカー桁の後退を、規制具で規制する工程、(b)複数のアンカー桁のうち少なくとも何れか1つのアンカー桁に接続するシールドジャッキを伸長して、シールド機の前進を行う工程、(c)移動対象のアンカー桁に接続するシールドジャッキを縮長して、移動対象以外のアンカー桁で土圧を受けながら、移動対象のアンカー桁を前方に引き寄せる工程、(d)移動対象のアンカー桁に挿通してあるネジ棒上の規制具の前方への螺合を進めて、前記(a)の状態へと戻す工程、を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明によれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を奏する。
(1)シールドジャッキを接続するアンカー桁(バックアンカー)の位置決めをネジ棒に螺合する規制具で行うため、シールドジャッキ以外のジャッキ(センターホールジャッキなど)を必要としない。
よって、ジャッキや油圧機構の設置時間の低減や、作業スペースの確保に繋がる。
(2)仮セグメントの構築が不要である。
(3)前記(1)(2)により、狭い立坑内でのシールド掘進が可能となる。
(4)シールドジャッキは元々独立して動作可能に構成してあるため、初期掘進時の方向制御も容易である。
(5)アンカー桁同士で支圧柱およびネジ棒を共有することで、バックアンカー周辺のスペースをより確保できる。
(6)アンカー桁が常にその他のアンカー桁で支持されるため、アンカー桁を安定して支持できる。
実施例1に係るスライド式バックアンカーの全体構成を示す概略側面図。 バックアンカーの構造を示す概略正面図。 アンカー桁と、ネジ棒および支圧柱との位置関係を示す概略断面図。 シールド機の掘進方法の手順を示す概略図(1)。 シールド機の掘進方法の手順を示す概略図(2)。 実施例2に係るスライド式バックアンカーにおいてバックアンカーの構成を示す概略図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<1>全体構成(図1)
図1では、発進立坑内からシールド機を初期掘進させる際に、本発明に係るスライド式バックアンカーを用いた例を示している。
スライド式バックアンカーは、シールド機Xの後方に設置する構造体である。
スライド式バックアンカーは、シールドジャッキYと直接または間接的に接続するバックアンカーAと、前記バックアンカーAの位置を調整する位置調整部Bと、を少なくとも具備する。
バックアンカーAは、シールド機Xの掘進推力や、シールド機Xが受ける土圧を、シールドジャッキYと直接又は間接的に接続する複数のアンカー桁10を少なくとも含んで構成する。
また、位置調整部Bは、前記アンカー桁10を個別に移動および位置決め可能に構成するための、ネジ棒30、支圧柱40、規制具50を少なくとも含んで構成する。
以下、各構成要素の詳細について説明する。
<2>アンカー桁(図1〜図3)
アンカー桁10は、シールドジャッキYの伸縮時において、シールド機Xによる掘進推力やシールド機Xが受ける土圧を直接または間接的に受けるための部材である。
アンカー桁10は、バックアンカーをシールドジャッキのグループ毎に分割してなり、これらのアンカー桁10に接続するシールドジャッキYを個別に動作することで、アンカー桁10を個別に移動させることができる。
本実施例では、図2に示すように、バックアンカーAを、矩形形状の桁材を一辺毎に分割した4つのアンカー桁(上側アンカー桁10a、下側アンカー桁10b、および2つの横側アンカー桁10c、10d)で構成している。
<2.1>伝達桁の設置(図1,2)
本実施例では、図1,2に示すように、各アンカー桁10の前方側にそれぞれ伝達桁20(20a〜20d)を設けており、各伝達桁20にシールドジャッキYの後端を接続している。
よって、本実施例での各アンカー桁10は、各伝達桁20を介してシールド機Xの掘進推力等を間接的に受ける構造を呈している。
<2.2>挿通孔の形成(図2,3)
各アンカー桁10(10a〜10d)には、前後方向(掘進方向)に貫通してなる、挿通孔11(11a〜11d)を設けている。
図2に示すように、挿通孔11は、各アンカー桁10の長手方向の両端に、上下方向に間隔を空けて二箇所設けてある。
挿通孔11の径は、後述するネジ棒30よりも大きな径とする。
よって、本実施例では、1つのアンカー桁10の長手方向の端部に二箇所ずつ設けてあり、1つのアンカー桁10で計四箇所の挿通孔11を有する態様としている。
<2.3>貫通孔の形成(図2,3)
また、各アンカー桁10(10a〜10d)には、前記挿通孔11の間に、前後方向(掘進方向)に貫通してなる、貫通孔12(12a〜12d)を一箇所設けている。
挿通孔12の径は、後述するネジ棒30よりも大きな径とする。
よって、本実施例では、1つのアンカー桁10に対し、長手方向の端部に一箇所ずつ計二箇所の貫通孔12を有する態様としている。
<3>ネジ棒(図1,3)
ネジ棒30は、後述する規制具50を介してシールド機Xの掘進推力等を、支圧柱40に伝達するための要素である。
ネジ棒30(30a〜30d)は、掘進方向を長手方向とする、ネジ溝を有する部材で構成し、例えばPC鋼棒などを用いることができる。
図1に示すように、ネジ棒30の前端側は、別途設けた接続板31に固定してあるナット(図示せず)などに締結しており、ネジ棒30の後端側は、解放端としている。
この接続板31は、図示しない部材で載置または吊り下げておき、落下を阻止しておいてもよい。
そして、図3に示すように、ネジ棒30はアンカー桁10の両端に設けてある挿通孔11にそれぞれ挿通してある。
<4>支圧柱(図1,3)
支圧柱40は、ネジ棒30および不動点Cと接続して、シールド機Xの掘進推力等を不動点Cまで伝達するための要素である。
支圧柱40(40a〜40d)は、掘進方向を長手方向とする、柱部材で構成する。
図1に示すように、支圧柱40の前端側は、前記したネジ棒30の前端側を固定してある接続板31と接続しておき、支圧柱40の後端側は、立坑内の不動点Cに固定しておく。
そして、図3に示すように、支圧柱40は、アンカー桁10の両端に設けてある貫通孔12にそれぞれ挿通してある。
<5>規制具(図3)
規制具50は、ネジ棒30に螺合することによって、ネジ棒30を挿通してあるアンカー桁10の後退を規制するための部材である。
図3に示すように、規制具50(50a〜50d)は、ネジ棒30に螺合可能で、前記挿通孔11よりも大径のナットなどを用いることができる。
この規制具50を、ネジ棒30の解放端側から螺合し、アンカー桁10の背後近傍の位置に留めておけば、アンカー桁10が後退しようとしても、規制具50がアンカー桁10と干渉することとなり、当該規制具50の螺合位置よりも後方に向かってアンカー桁10が移動できなくなる。
<6>シールド機の直進時の手順(図4、5)
前記したスライド式バックアンカーを用いたシールド機の掘進方法において、シールド機Xを直進させる場合の手順例について説明する。
なお、図4,5では、説明の便宜上、奥側に見えるシールドジャッキYや、アンカー桁10、伝達桁20などの図示を省略している場合がある。
<6.1>工程(a):初期状態(後退規制状態)(図4(a))
図4(a)では、全てのアンカー桁10(10a〜10d)の背後に規制具50(50a〜50d)が螺合してある状態であり、バックアンカーAの後退が規制されている状態である。
<6.2>工程(b):シールド機の前進(図4(b))
この状態から、全てのシールドジャッキYの伸長を開始すると、シールド機Xは直進方向に掘進する。
このとき、各シールドジャッキYの伸長に伴って生じるシールド機Xの掘進推力は、各アンカー桁10から、当該アンカー桁10の後方に設けた規制具50、ネジ棒30、支圧柱40、不動点Cの順に伝達することになる。
よって、シールド機Xの掘進推力は、最終的に不動点Cまで伝達され、バックアンカーAは反力受け部として機能することとなる。
<6.3>工程(c):アンカー桁の引き寄せ(図4(c))
全てのシールドジャッキYを伸長してある状態から、各アンカー桁10のシールドジャッキYの縮長作業を行い、個別にアンカー桁Yの引き寄せ(前進)作業を行う。
これは、全てのアンカー桁10を同時に引き寄せると、シールド機Xが受ける土圧を受けることができなくなり、シールド機Xのバックリングが生じるためである。
この引き寄せるアンカー桁10を、移動対象のアンカー桁と定義し、その他のアンカー桁10を、移動対象以外のアンカー桁と定義する。
[横側アンカー桁の引き寄せ]
図4(c)は、4つのアンカー桁(10a〜10d)のうち最も手前側にある横側アンカー桁10cの引き寄せ作業を行った状態を示している。
このとき、残る3つのアンカー桁(上側アンカー桁10a、下側アンカー桁10b、横側アンカー桁10d)は、まだ同じ位置に留まっている状態であり、各規制具50(50a,50b,50d)によって、後退が規制されている状態である。
よって、移動対象のアンカー桁(横側アンカー桁10c)の引き寄せ作業時にシールド機が受ける土圧は、移動対象以外のアンカー桁(上側アンカー桁10a、下側アンカー桁10b、横側アンカー桁10d)が受けて、これらのアンカー桁10の背後にそれぞれ設けた規制具50(50a,50b,50d)、ネジ棒30(30a,30b,30d)、支圧柱40(40a,40b,40d)、不動点Cの順に伝達して受けることとなる。
[横側アンカー桁と規制具との離隔]
また、引き寄せた横側アンカー桁10cに挿通してあるネジ棒30cに螺合してある規制具50cは、そのままの位置に取り残された状態となる。
<6.4>工程(d):規制具の前進(図5(a))
前記したとおり、引き寄せた横側アンカー桁10cに挿通してあるネジ棒30cに螺合してある規制具50cは、そのままの位置に取り残されており、このままでは横側アンカー桁10cの後退は規制されていない状態である。
そこで、横側アンカー桁10cの後方で取り残されていた規制具50cについてネジ棒30c上での螺合をすすめて、再度横側アンカー桁10cの背後まで規制具50cを移動させる。
この状態となれば、横側アンカー桁10cが受ける力を規制具50cに伝達可能な状態へと復帰することができる。
<6.5>残るアンカー桁への繰り返し(図5(b))
残る上側アンカー桁10a、下側アンカー桁10b、横側アンカー桁10dについて、上記行程(c)(d)を進めることで、最終的に全てのアンカー桁10(10a〜10d)を前進させれば、次のシールドXによる掘進作業に向けて、行程(a)(b)を進めることができる。
<7>シールド機の曲進時の手順(図示せず)
なお、図示しないが、シールド機Xを何れかの方向に曲げて掘進する場合には、適宜曲げる方向のアンカー桁10についてシールドジャッキYの伸長と縮長を行っていくなどして方向調整が可能である。
<8>その他(横側アンカー桁の支持構造)
なお、図4(c)では、説明の便宜上、シールドジャッキYの伸縮長を長くして、横側アンカー桁10cとその他のアンカー桁10(10a,10b,10d)とを大きく離隔させた状態として、図示しないレール部材などでそれぞれアンカー桁を支持するよう構成しているが、例えば、シールドジャッキYの伸縮長を各アンカー桁10の前後幅よりも短くすれば(図示せず)、下側アンカー桁10bの上面は、引き寄せた横側アンカー桁10cを常に支持する支持面を有する状態とすることができる。
同じように、横側アンカー桁10c,10dに上側アンカー桁10aを支持する支持面を有する状態としておけば、如何なる順番でアンカー桁10の引き寄せ作業を行ったとしても、アンカー桁10が不安定な位置に置かれることがない。
<9>まとめ
このように、本発明に係るスライド式バックアンカーによれば、シールド機の掘進とバックアンカーの移動にシールドジャッキを用いるため、ジャッキや仮セグメントなどの追加設備が必要ない。
また、これらの追加設備の設置スペースが解放されるため、狭い立坑内での初期掘進時に有益である。
本発明の第2実施例について、図6を参照しながら説明する。
<1>ネジ棒と支圧柱の共有(図6)
本発明では、アンカー桁10同士で、ネジ棒30および支圧柱40を共有するように構成してもよい。
図6に、第2実施例に係るスライド式バックアンカーAのアンカー桁10周辺の構造を示す。
図6では、上側アンカー桁10aおよび下側アンカー桁10bを前方側とし、横側アンカー桁10c、10dを後方側として、これらの挿通孔11を重ね合わせるように、各アンカー桁10を配置している。
そして、重なった挿通孔11にネジ棒30や支圧柱40を挿通して、バックアンカー全体の四隅で、ネジ棒および支圧柱を共有している。
このとき、前方側のアンカー桁10a,10bと、後方側のアンカー桁10c,10dを接触する状態とする場合には、前方側のアンカー桁用の規制具50a,50bが干渉しないよう、後方側の挿通孔11c,11dの径の一部を規制具の径よりも大きくしておけばよい。
なお、本実施例の態様では、シールドジャッキYの縮長によるアンカー桁10の引き寄せ作業は、前方側のアンカー桁10a,10bを先行して進めてから、後方側のアンカー桁10c,10dをその後進める必要がある。
<2>アンカー桁同士の支持
また、本実施例では、アンカー桁10a,10bと、アンカー桁10c,10dとで前後関係が生まれるため、両方の横側アンカー桁10c,10dに上側アンカー桁10aの移動の如何を問わずに支持可能な支持面13c,13dを設けている。(符号13dは図示せず)
よって、上側アンカー桁10aの引き寄せ作業の際に、横側アンカー桁10c、10dでもって上側アンカー桁10aを支えておくことができる。
同様に、下側アンカー桁10bにも、横側アンカー桁10c,10dを支持するための支持面13bを設けておくと、両方の横側アンカー桁10c、10dの引き寄せ作業の際に、下側アンカー桁10bでもってこれらのアンカー桁10c、10dを支えておくことができる。
<3>まとめ
このように、本実施例に係るスライド式バックアンカーによれば、ネジ棒および支圧柱を共有することで、これらの点数を削減し、バックアンカー周辺のスペースをより確保できる効果が得られる。
A バックアンカー
10 アンカー桁
11 挿通孔
12 貫通孔
13 支持面
20 伝達桁
B 位置調整部
30 ネジ棒
31 接続板
40 支圧柱
50 規制具
X シールド機
Y シールドジャッキ
C 不動点

Claims (5)

  1. シールド機の掘進に用いるスライド式バックアンカーであって、
    シールド機のシールドジャッキと直接又は間接的に接続する複数のアンカー桁を少なくとも含んでなる、バックアンカーと、
    前記アンカー桁と不動点との間に介設し、シールド機の掘進方向に対して前記アンカー桁を位置決め自在に構成する、位置調整部と、を少なくとも具備し、
    前記アンカー桁が、
    掘進方向に貫通して互いに連通する、挿通孔、を少なくとも有し、
    前記位置調整部が、
    掘進方向を長手方向として、前記挿通孔に挿通する、ネジ棒と、
    掘進方向を長手方向とする、支圧柱と、
    前記ネジ棒に螺合して、螺合位置より後方へのアンカー桁の後退を規制可能な、規制具と、を少なくとも具備し、
    前記ネジ棒および支圧柱は、互いの前端側を直接又は間接的に接続し、
    前記ネジ棒の後端側は、解放し、
    前記支圧柱の後端側は、前記不動点と接続してあり、
    前記アンカー桁が受ける掘進推力または土圧を、規制具、ネジ棒、支圧柱、不動点の順に伝達することを特徴とする、
    スライド式バックアンカー。
  2. 移動対象以外のアンカー桁のうち少なくとも何れか1つのアンカー桁において、シールドジャッキの伸縮状態を問わずに、移動対象のアンカー桁を支持する、支持面を有することを特徴とする、
    請求項1に記載のスライド式バックアンカー。
  3. 前記アンカー桁同士で、支圧柱およびネジ棒を共有していることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のスライド式バックアンカー。
  4. 前記アンカー桁の前方に、シールドジャッキの後端と接続する伝達桁を設けてあることを特徴とする、
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のスライド式バックアンカー。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のスライド式バックアンカーを用いたシールド機の掘進方法であって、
    (a)複数のアンカー桁の後退を、規制具で規制する工程、
    (b)複数のアンカー桁のうち少なくとも何れか1つのアンカー桁に接続するシールドジャッキを伸長して、シールド機の前進を行う工程、
    (c)移動対象のアンカー桁に接続するシールドジャッキを縮長して、移動対象以外のアンカー桁で土圧を受けながら、移動対象のアンカー桁を前方に引き寄せる工程、
    (d)移動対象のアンカー桁に挿通してあるネジ棒上の規制具の前方への螺合を進めて、前記(a)の状態へと戻す工程、
    を少なくとも含むことを特徴とする、
    シールド機の掘進方法。
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