JP2019076588A - プランター及び鑑賞植物セット - Google Patents
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Abstract
【課題】 鑑賞植物の幅広い配置アレンジが可能なプランターを提供する。また、当該プランターを利用した見栄え良く配置アレンジされた鑑賞植物セットを提供すること。【解決手段】 上面(12)に複数の挿通孔(100)が互いに離隔して設けられる容器(10)と、複数の挿通孔(100)に各々挿通されて容器(10)の底面(11)上に載置され、且つ上端部(20a)が容器(10)の上面(12)から突出し、容器(10)の上面(12)から上端部(20a)が突出する高さが異なる複数のシリンダ(20)と、を具備するプランター(1)。【選択図】 図1
Description
本発明は、プランター、及び当該プランターに鑑賞植物が収容される鑑賞植物セットに関する。
昨今、未使用時の保管等に際して好適な、プランターが数多く提案されている。更に、留め具等を必要とせず、組み立ての容易性も考慮された組み立て式プランターも提案されている。
例えば、特許文献1(特開2004-321069号公報)や特許文献2(特開2005−95094号公報)には、一枚の硬質繊維ボードに、所定の折線を設けて組み立てられる、生分解性の組み立て式プランターが開示されている。かかる組み立て式プランターは、接着剤や留め具を必要としていないため、容易に組み立てることができ、保管や搬送時に際しても最小限の空間しか必要としないことを特徴としている。
一般に、鑑賞用又は栽培用の植物が収容されるプランターは、当該プランター内部を間仕切りすることなく、1つの鉢として使用される。特許文献1及び特許文献2における組み立て式プランターも、内部を間仕切りすることを想定していない。しかしながら、プランターを1つの鉢として使用する場合、収容される植物の種類や使用者の嗜好等に基づく鑑賞用植物の見栄え上の配置アレンジが限定的となってしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、鑑賞植物の幅広い配置アレンジが可能なプランターを提供する。また、当該プランターを利用した見栄え良く配置アレンジされた鑑賞植物セットを提供する。
本発明の一態様に係るプランターは、上面に複数の挿通孔が互いに離隔して設けられる容器と、複数の前記挿通孔に各々挿通されて前記容器の底面上に載置され、且つ上端部が前記容器の上面から突出し、前記容器の上面から前記上端部が突出する高さが異なる複数のシリンダと、を具備するものである。
この構成によれば、前記容器には、複数の前記挿通孔が互いに離隔して設けられているため、複数の鉢を複数の前記挿通孔のいずれかに選択的に配置させることで、幅広い配置アレンジを提供することができる。さらにまた、複数の前記挿通孔には、高さが異なる複数の前記シリンダが各々設けられているため、高さ方向においても見栄えよく幅広い配置アレンジが可能となる。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記容器には、組み立て用の折線が形成されていることが好ましい。
この構成により、一枚の基材から容易に前記プランターを作成することができ、且つ未使用時においては前記プランターを一枚の基材として収納でき、容易に保管することができる。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記シリンダにおける前記容器の上面から前記上端部が突出する高さは、調整可能であることが好ましい。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記シリンダは、少なくとも1つの中空柱状部材から構成され、複数の前記中空柱状部材を高さ方向に連結することで、前記容器の上面から前記シリンダの前記上端部が突出する高さが設定されることが好ましい。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記容器の断面は、多角形状であることが好ましい。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記容器の断面は、正八角形状であることが好ましい。
また、本発明の一態様に係るプランターにおいて、前記容器の外側には、前記容器の底面及び側面を支持する折畳み可能な脚部がさらに設けられることが好ましい。
本発明の一態様に係る鑑賞植物セットは、上面に複数の挿通孔が互いに離隔して設けられる容器と、複数の前記挿通孔に各々挿通されて前記容器の底面上に載置され、且つ上端部が前記容器の上面から突出し、前記容器の上面から前記上端部が突出する高さが異なる複数のシリンダと、前記シリンダに収容される鑑賞植物と、を具備するものである。
この構成によれば、複数の鉢からなる鑑賞植物の配置を、高さ方向を含めて幅広くアレンジが可能な鑑賞植物セットを提供することができる。
また、本発明の一態様に係る鑑賞植物セットにおいて、前記容器の前方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの前記上端部が前記容器の上面から突出する高さは、前記容器の後方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの前記上端部が前記容器の上面から突出する高さよりも低く設定されることが好ましい。
この構成により、例えば胡蝶蘭のような花丈が大きい鑑賞植物を利用する場合においては、前記容器の前方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの高さと、前記容器の後方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの高さにおいて、前記前方側と前記後方側とで高低差(前記後方側を高くする)を設けることで、全体としてまとまりがあり、且つ見栄えに優れた鑑賞植物セットを提供することができる。
本発明によれば、鑑賞植物の幅広い配置アレンジが可能なプランターを提供する。また、当該プランターを利用した見栄え良く配置アレンジされた鑑賞植物セットを提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の様々な実施形態を説明する。なお、図面において共通した構成要件には同一の参照符号が付されている。また、或る図面に表現された構成要素が、説明の便宜上、別の図面においては省略されていることがある点に留意されたい。さらにまた、添付した図面が必ずしも正確な縮尺で記載されている訳ではないということに注意されたい。
1.プランター1の構成
以下、図1乃至図6を参照して、一実施形態のプランター1について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプランター1の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るプランター1における容器10の組み立て前の展開平面図である。図3及び図4は、本発明の一実施形態に係るプランター1における容器10の斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係るプランター1におけるシリンダ20の斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係るプランター1における脚部30の斜視図である。
以下、図1乃至図6を参照して、一実施形態のプランター1について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプランター1の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るプランター1における容器10の組み立て前の展開平面図である。図3及び図4は、本発明の一実施形態に係るプランター1における容器10の斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係るプランター1におけるシリンダ20の斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係るプランター1における脚部30の斜視図である。
図1に示すように、一実施形態にかかるプランター1は、中空で断面が多角形状の容器10と、容器10に設けられる挿通孔100に挿通されて容器10の底面11(図3参照)上に載置されるシリンダ20と、を備える。また、容器10を支持する脚部30が設けられていてもよい。以下、各構成要素の詳細について説明する。
1−1.容器10
容器10は、図3及び図4に示すような、例えば金属製、樹脂製等の中空で所定の形状(例えば、断面多角形状)を有する筐体を予め準備又は製造した上で、後述する挿通孔100を更に設けて形成してもよいが、未使用時における保管容易性や使用寿命後の廃棄容易性の観点から、図2に示すように、一枚の基材を基にする組み立て式の容器10であることが好ましい。容器10を組み立て式とした場合には、図2に示すような、所定の大きさ及び形状を有する1枚の基材に、所定の折線10xを設け、かかる基材を折線10xに基づいて組み立てることで、図2に示す展開平面図から、図3に示す容器10を形成することができる。基材としては、例えばプラスチック製のボード、硬質繊維ボード、又は板紙を積層して得られる段ボール等を用いることができる。なお、容器10の上面視又は下面視による断面形状は、円形等特に制限はないが、図2乃至図4に示すように、多角形状であることが好ましく、特に八角形状であることが、シリンダ20(及びシリンダ20に収容される鑑賞植物)の配置アレンジ、及び荷重配分の観点から好ましい。
容器10は、図3及び図4に示すような、例えば金属製、樹脂製等の中空で所定の形状(例えば、断面多角形状)を有する筐体を予め準備又は製造した上で、後述する挿通孔100を更に設けて形成してもよいが、未使用時における保管容易性や使用寿命後の廃棄容易性の観点から、図2に示すように、一枚の基材を基にする組み立て式の容器10であることが好ましい。容器10を組み立て式とした場合には、図2に示すような、所定の大きさ及び形状を有する1枚の基材に、所定の折線10xを設け、かかる基材を折線10xに基づいて組み立てることで、図2に示す展開平面図から、図3に示す容器10を形成することができる。基材としては、例えばプラスチック製のボード、硬質繊維ボード、又は板紙を積層して得られる段ボール等を用いることができる。なお、容器10の上面視又は下面視による断面形状は、円形等特に制限はないが、図2乃至図4に示すように、多角形状であることが好ましく、特に八角形状であることが、シリンダ20(及びシリンダ20に収容される鑑賞植物)の配置アレンジ、及び荷重配分の観点から好ましい。
また、図2及び図3に示すように、容器10の上面12には、シリンダ20を容器10内に挿通(案内)させるために、複数の挿通孔100が設けられる。挿通孔100は、容器10を組み立て式とした場合においては、図2に示すように、容器10を組み立てる前の展開状態に予め設けておいてもよいし、組み立て後に上面12を加工して設けてもよい。挿通孔100の数は、特に制限はないが、容器10の大きさと形状、及び容器10の強度等を考慮して、適宜選択される。なお、図2及び図3に示すように、各挿通孔100は、互いに離隔して設けられる。これにより、容器10の上面が、各挿通孔100に挿通される各シリンダ20間の間仕切りの機能を果たすこととなり、容器10に複数のシリンダを配設することが可能となる。各挿通孔100の離隔距離は、特に制限はないが、容器10の大きさと形状、及び容器10の強度等を考慮して、適宜決定される。例えば、容器10の大きさに基づいて、図3に示すように、7つの挿通孔100を設けてもよいし、図4に示すように、4つの挿通孔100を設けてもよい。また、挿通孔100の形状は、図1乃至図4に示すように、円形でもよいし、多角形状としてもよい。
1−2.シリンダ20
シリンダ20は、図1及び図2に示すように、容器10の上面12に設けられる各挿通孔100に挿通されて、容器10の底面11上に載置される。シリンダ20は、各挿通孔100に対応して、複数のシリンダ20が各々挿通されるが、例えば配置アレンジに応じて任意の複数の挿通孔100を選択して、選択された当該挿通孔100にのみ(例えば、挿通孔100が7つ形成されている場合において、当該7つの挿通孔100のうちの5つにのみ)挿通されてもよい。なお、各挿通孔100に挿通される複数のシリンダ20の高さ(厳密には、容器10の上面12からその上端部20aが突出する高さ)は、異なるように設計される。例えば、2つの挿通孔100のみに各々計2つのシリンダ20が挿通される場合においては、当該2つのシリンダ20の高さは互いに異なるように設計される。また、例えば、図1に示すように、7つの挿通孔100に各々計7つのシリンダ20が挿通される場合においては、少なくとも2種類の高さを有する計7つのシリンダ20が配置される(図1においては、前方側に配される同じ高さの2つのシリンダ20と、中央及び後方側に配される同じ高さの5つのシリンダ20とがあり、前方側と後方側のシリンダ20は、互いに高さが異なっている)。
シリンダ20は、図1及び図2に示すように、容器10の上面12に設けられる各挿通孔100に挿通されて、容器10の底面11上に載置される。シリンダ20は、各挿通孔100に対応して、複数のシリンダ20が各々挿通されるが、例えば配置アレンジに応じて任意の複数の挿通孔100を選択して、選択された当該挿通孔100にのみ(例えば、挿通孔100が7つ形成されている場合において、当該7つの挿通孔100のうちの5つにのみ)挿通されてもよい。なお、各挿通孔100に挿通される複数のシリンダ20の高さ(厳密には、容器10の上面12からその上端部20aが突出する高さ)は、異なるように設計される。例えば、2つの挿通孔100のみに各々計2つのシリンダ20が挿通される場合においては、当該2つのシリンダ20の高さは互いに異なるように設計される。また、例えば、図1に示すように、7つの挿通孔100に各々計7つのシリンダ20が挿通される場合においては、少なくとも2種類の高さを有する計7つのシリンダ20が配置される(図1においては、前方側に配される同じ高さの2つのシリンダ20と、中央及び後方側に配される同じ高さの5つのシリンダ20とがあり、前方側と後方側のシリンダ20は、互いに高さが異なっている)。
ところで、各シリンダ20が対応する挿通孔100に挿通されるにあたり、その上端部20aは、容器10の上面12より高さ方向に突出するように配置させる。これにより、シリンダ20の側面21が容器10の上面12と接触することで、シリンダ20の平面方向のズレが防止される。
また、シリンダ20において、その高さ、つまり容器10の上面12からシリンダ20の上端部20aが突出する高さが調整可能となっている。図5に示すように、シリンダ20は、例えば円柱状の中空柱状部材200から構成されており、複数の中空柱状部材200を高さ方向に連結することで、シリンダ20の高さを設定することが可能となっている。例えば、図5(a)は、中空柱状部材200を4つ連結させた場合のシリンダ20を示し、図5(b)は、中空柱状部材200を2つ連結させた場合のシリンダ200を示している。このように、連結させる中空柱状部材200の数を適宜選択することで、シリンダ20の高さを調整することができるため、配置アレンジの幅を広げることができる。例えば、所定の挿通孔100においては、1つの中空柱状部材200(連結なし)をそのままシリンダ20として適用し、別の挿通孔100においては、2つの中空柱状部材200を連結させたものをシリンダ20として適用する、といったアレンジが可能となる。
中空柱状部材200の形状(断面形状)は、挿通孔100の形状に合わせて決定される。また、予め高さの異なる複数種類の中空柱状部材200を準備しておくことで、シリンダ20の高さを更に細かく調整することができる。複数の中空柱状部材200の連結方法としては、特に制限はないが、例えば任意の中空柱状部材200の上端部200aの内周に沿って、別の中空柱状部材200の下端部200bを摺動させつつ嵌め込む形状を採用することができる。また、各シリンダ20には、鑑賞植物等が1鉢単位で収容されるため、中空柱状部材200には当該鉢を支持する底面200tが設けられる。底面200tは、図5に示すように、全ての中空柱状部材200に設けてもよいし、複数の中空柱状部材200が連結される場合においては、一番上部に位置する中空柱状部材200にのみ設けてもよく、収容される鉢の大きさや深さに応じて、適宜所定の中空柱状部材200に設ければよい。
シリンダ20及び中空柱状部材200の材料としては、特に制限はないが、例えば、各種樹脂材料又は板紙を積層して得られる段ボール等を用いることができる。
1−3.脚部30
プランター1においては、図1に示すように、容器10の底面11を容器10の外側から支持する脚部30を設けてもよい。脚部30は、例えば図6に示すように、枠体状の第1脚部30a、枠体状の第2脚部30b、及び軸部31を組み合わせて、折畳み可能なものを用いることができる。より具体的には、軸部31の一端31xを第1脚部30aに、他端31yを第2脚部30bにそれぞれ固定し、第1脚部30aの中心部近傍に、第2脚部30bに設けられる第2嵌合部30dの形状に沿った第1嵌合部30cを設けておき、脚部30の使用時には、図6(a)に示すように、第1嵌合部30cに第2嵌合部30dを嵌め込むようにして、略十字状に広げて使用される。他方、脚部30の未使用時には、図6(a)状態から第2嵌合部30cの第1嵌合部30dへの嵌め込みを解除した上で、軸部31(軸部31の一端31x及び他端31y)を中心に回転させることで、図6(b)のように折畳んだ上で保管することができる。このように、脚部30も折畳み可能となっているため、プランター1全体として、嵩張らず容易に保管又は搬送することが可能となる。
プランター1においては、図1に示すように、容器10の底面11を容器10の外側から支持する脚部30を設けてもよい。脚部30は、例えば図6に示すように、枠体状の第1脚部30a、枠体状の第2脚部30b、及び軸部31を組み合わせて、折畳み可能なものを用いることができる。より具体的には、軸部31の一端31xを第1脚部30aに、他端31yを第2脚部30bにそれぞれ固定し、第1脚部30aの中心部近傍に、第2脚部30bに設けられる第2嵌合部30dの形状に沿った第1嵌合部30cを設けておき、脚部30の使用時には、図6(a)に示すように、第1嵌合部30cに第2嵌合部30dを嵌め込むようにして、略十字状に広げて使用される。他方、脚部30の未使用時には、図6(a)状態から第2嵌合部30cの第1嵌合部30dへの嵌め込みを解除した上で、軸部31(軸部31の一端31x及び他端31y)を中心に回転させることで、図6(b)のように折畳んだ上で保管することができる。このように、脚部30も折畳み可能となっているため、プランター1全体として、嵩張らず容易に保管又は搬送することが可能となる。
なお、第1脚部30a及び第2脚部30bの端部には、容器10の側面13を容器10の外側から支持する突起部33を別途設けてもよい。これにより、図1に示すように、脚部30上に載置された容器10の底面11だけでなく、側面13も支持することで、容器10をより安定した状態で支持することができる。また、第1脚部30a及び第2脚部30bにおいては、さらに図6に示すように、追加突起部35を設けておき、これに対応して、容器10の底面11上であって、かかる追加突起部35に対向する位置に貫通孔(図示せず)を設けておいてもよい。これにより、容器10が脚部30上に載置されると、追加突起部35が底面11を貫通して、容器10内にまで延在することで、容器10を、さらに安定した状態で支持することができる。
2.鑑賞植物セット2の構成
次に、図1及び図7を参照して、一実施形態の鑑賞植物セット2について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る鑑賞植物セット2の斜視図である。
次に、図1及び図7を参照して、一実施形態の鑑賞植物セット2について説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る鑑賞植物セット2の斜視図である。
図7に示すように、一実施形態にかかる鑑賞植物セット2は、前述したプランター1に加えて、シリンダ20内に収容される鑑賞植物50を備える。鑑賞植物50としては、特に制限なく、あらゆる鑑賞植物を適用することが可能であるが、贈答用として用いられる花丈の長い胡蝶蘭等が特に好適である。
なお、鑑賞植物セット2において、鑑賞植物50として前述の胡蝶蘭等を用いる場合には、図7に示すように、容器10の前方側(図7においては、紙面下手前側)の挿通孔100に挿通されるシリンダ20sの高さ(容器10の上面12からシリンダ20sの上端部20aが突出する高さ)を、容器10の後方側(図7においては、紙面上奥側)の挿通孔100に挿通されるシリンダ20tの高さ(容器10の上面12からシリンダ20tの上端部20aが突出する高さ)よりも低く設定することが好ましい。これにより、前方側のシリンダ20sと後方側のシリンダ20tとの間に高低差を設け、例えば後方側のシリンダ20tには、花部分にボリューム感のある胡蝶蘭を収容し、前方側のシリンダ20sには、通常の胡蝶蘭や観葉植物などの緑葉植物を収容する等して、全体としてまとまりがあり、且つ見栄えに優れた鑑賞植物セット2を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数等は適宜変更して実施することができる。プランター1及び鑑賞植物セット2の各部の配置や構成等は、上記実施形態には限定されない。
1 プランター
2 鑑賞植物セット
10 容器
10x 折線
11 容器の底面
12 容器の上面
13 容器の側面
20 シリンダ
20a 上端部
30 脚部
50 鑑賞植物
100 挿通孔
200 中空柱状部材
2 鑑賞植物セット
10 容器
10x 折線
11 容器の底面
12 容器の上面
13 容器の側面
20 シリンダ
20a 上端部
30 脚部
50 鑑賞植物
100 挿通孔
200 中空柱状部材
Claims (9)
- 上面に複数の挿通孔が互いに離隔して設けられる容器と、
複数の前記挿通孔に各々挿通されて前記容器の底面上に載置され、且つ上端部が前記容器の上面から突出し、前記容器の上面から前記上端部が突出する高さが異なる複数のシリンダと、
を具備するプランター。 - 前記容器には、組み立て用の折線が形成されている、請求項1に記載のプランター。
- 前記シリンダにおける前記容器の上面から前記上端部が突出する高さは、調整可能である、請求項1又は2に記載のプランター。
- 前記シリンダは、少なくとも1つの中空柱状部材から構成され、複数の前記中空柱状部材を高さ方向に連結することで、前記容器の上面から前記シリンダの前記上端部が突出する高さが設定される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプランター。
- 前記容器の断面は、多角形状である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプランター。
- 前記容器の断面は、正八角形状である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプランター。
- 前記容器の外側には、前記容器の底面及び側面を支持する折畳み可能な脚部がさらに設けられる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のプランター。
- 上面に複数の挿通孔が互いに離隔して設けられる容器と、
複数の前記挿通孔に各々挿通されて前記容器の底面上に載置され、且つ上端部が前記容器の上面から突出し、前記容器の上面から前記上端部が突出する高さが異なる複数のシリンダと、
前記シリンダに収容される鑑賞植物と、
を具備する鑑賞植物セット。 - 前記容器の前方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの前記上端部が前記容器の上面から突出する高さは、前記容器の後方側の前記挿通孔に挿通される前記シリンダの前記上端部が前記容器の上面から突出する高さよりも低く設定される、請求項8に記載の鑑賞植物セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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