JP2019076431A - 腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法 - Google Patents

腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法 Download PDF

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秀太 内海
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Takayuki Takeuchi
貴幸 竹内
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Nobuyuki Hamakura
信行 濱倉
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【課題】透光性材料で構成されたバンド駒を用いても、バンド駒の内部での連結構造を外部から視認し難くし、意匠性を向上させることが可能であり、強度の低下や摩擦による粉末の発生も抑制可能な腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法を提供する。【解決手段】内側駒と外側駒から成るバンド駒を複数組み合わせた腕時計バンドであって、内側駒の外側面には内側軸受凹部が形成され、外側駒の内側面には外側軸受凹部が形成されており、内側軸受凹部および外側軸受凹部が略半球状の凹部であり、第1のバンド駒における第1の内側軸受凹部と、第2のバンド駒における第2の外側軸受凹部が対向して配置されるとともに、略球形状の軸受部材が第1の内側軸受凹部と第2の外側軸受凹部で挟持され、内側駒と外側駒及び軸受部材が透光性材料からなる。【選択図】図9

Description

本発明は、腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法に関する。
複数のバンド駒を隣接させ、それぞれのバンド駒を連結ピンで連結してバンド駒ブロックを構成し、そのバンド駒ブロックを長手方向に配置して構成された腕時計バンドが知られている。また、腕時計バンドの側面や裏面から連結ピンが露出しないように隠蔽して、意匠性を向上させた腕時計バンドも提案されている(例えば特許文献1,2を参照)。
また、腕時計の意匠性を高めるために、腕時計の外装と腕時計バンドの材料を統一することや、様々な材料を用いることが要請される場合がある。特に、高級腕時計の分野では、従来の腕時計バンドには用いられていなかった透光性材料を用いることで極めて高い意匠性を実現するという要望があった。
国際公開第2017/073707号 実開昭64?028112号公報
しかし特許文献1,2に記載された従来の腕時計バンドでは、バンド駒の表面や側面からの連結ピンの露出は防止できるが、バンド駒を透光性材料で形成した場合にはバンド駒の内部まで異なる材料のピンが視認できてしまう。通常、腕時計バンドの連結ピンは剛性や耐摩耗性の観点から金属材料で構成されている。従って、バンド駒の内部に挿入されている連結ピンが視認できると、例えば図17及び図18に示すようにバンド駒ブロック100の幅方向に亘って金属材料の連結ピン101が見えてしまい、意匠性が著しく低下するという問題があった。なお、図17及び図18中の引き出し番号102は腕時計ケースを、103は連結ピン101挿入用の貫通孔をそれぞれ示す。
更に、貫通孔103を幅方向に亘って形成すると、バンド駒ブロック100の強度の低下を招くとの問題もあった。
また、金属材料の連結ピンで透光性材料のバンド駒を連結すると、例えばバンド駒の透光性材料が金属よりも硬い材料で形成されている場合、バンド駒と連結ピンとの摩擦で連結ピンが削れて粉末が生じる。その粉末が貫通孔103内部に蓄積又は外部に排出されると腕時計バンドの一部に汚れが生じてしまう。又は、バンド駒内部の粉末が腕時計バンドの外観上から視認されるなどと云った不具合が生じる。
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、透光性材料で構成されたバンド駒を用いても、バンド駒の内部での連結構造を外部から視認し難くし、意匠性を向上させることが可能であり、強度の低下や摩擦による粉末の発生も抑制可能な腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の腕時計バンドは、内側駒と外側駒から成るバンド駒を複数組み合わせた腕時計バンドであって、内側駒の外側面には内側軸受凹部が形成されており、外側駒の内側面には外側軸受凹部が形成されており、内側軸受凹部および外側軸受凹部が略半球状の凹部であり、第1のバンド駒における第1の内側軸受凹部と、第2のバンド駒における第2の外側軸受凹部が対向して配置されるとともに、略球形状の軸受部材が第1の内側軸受凹部と第2の外側軸受凹部で挟持され、内側駒と外側駒及び軸受部材が透光性材料からなることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の腕時計は、上記記載の腕時計バンドを備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の腕時計バンドの製造方法は、内側駒と外側駒から成るバンド駒を形成し、内側駒の外側面に内側軸受凹部を形成し、外側駒の内側面に外側軸受凹部を形成し、内側軸受凹部および外側軸受凹部を略半球状の凹部とし、第1のバンド駒における第1の内側軸受凹部と、第2のバンド駒における第2の外側軸受凹部を対向させ、第1の内側軸受凹部と第2の外側軸受凹部で略球形状の軸受部材を挟持させ、内側駒と外側駒及び軸受部材を透光性材料で形成することを特徴とする。
本発明によれば、透光性材料で構成されたバンド駒を用いても、バンド駒内部の軸受部材及び軸受凹部を外部から視認し難くし、意匠性を向上させることが可能な腕時計バンド、腕時計及び腕時計バンドの製造方法を提供することが可能になる。
更に、バンド駒と軸受部材を共に透光性材料で形成する事により、軸受凹部を腕時計バンドの外部から視認し難くして、意匠性を向上させる事が出来る。又は、略球形状である軸受部材をバンド駒と異なる透光性材料で作製する事により、バンド駒に対する軸受部材の色を強調して腕時計バンドの意匠性を向上させる事も可能である。
更に、軸受部材を略球形状に成形すると共に、軸受凹部を略半球状に成形する事で、軸受部材と軸受凹部との接触が点接触に限定されてバンド駒と軸受部材との摩擦が抑制される。従って、互いの摺動による摩耗が抑制されて粉末の発生も抑制可能となり、腕時計バンドの汚れも抑制出来る。
また軸受凹部のサイズを、腕時計バンドのバンド駒ブロックの幅方向に対して小さく形成出来るので、バンド駒ブロックの強度の低下を抑制する事も出来る。
第1実施形態の腕時計バンドの全体を模式的に示す平面図である。 第1実施形態の腕時計バンドの全体を模式的に示す斜視図である。 (a)図1中の円A部分の拡大部分断面図である。(b)軸受部材が、内側駒の内側軸受凹部と外側駒の外側軸受凹部で挟持される状態を模式的に示す拡大部分断面図である。 第1実施形態における腕時計バンドを構成するバンド駒ブロックを模式的に示す斜視図である。 第1実施形態における左側バンド駒を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態における右側バンド駒を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態において、既存のバンド駒ブロックに隣接して、新たなバンド駒ブロックを追加する方法を模式的に示す分解斜視図である。 第1実施形態において、左側バンド駒と右側バンド駒を連結して新たなバンド駒ブロックを構成する方法を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態において、左側バンド駒と右側バンド駒を連結して新たなバンド駒ブロックを構成した状態を示す斜視図である。 左側バンド駒及び右側バンド駒の各溝と各係止片の嵌合を模式的に示す説明図であり、図10(a)は嵌合前を示し、図10(b)は嵌合後を示している。 第2実施形態における左側バンド駒と右側バンド駒で材料又は表面処理を異ならせた一例の、腕時計バンドの全体を模式的に示す平面図である。 第2実施形態における左側バンド駒と右側バンド駒で材料又は表面処理を異ならせた他の例の、腕時計バンドの全体を模式的に示す平面図である。 第2実施形態における、左側バンド駒の内側駒と右側バンド駒の外側駒の材料または表面処理が各々のバンド駒ブロックで同一であると共に、各々のバンド駒ブロックで左側バンド駒の外側駒および右側バンド駒の内側駒が、左側バンド駒3の内側駒と材料または表面処理が異なっている場合の腕時計バンドを示す平面図である。 (a)変更形態に係る軸受部材と、内側軸受凹部及び外側軸受部分の拡大部分断面図である。(b)軸受部材が、図14(a)の内側駒の内側軸受凹部と外側駒の外側軸受凹部で挟持される状態を模式的に示す拡大部分断面図である。 (a)更に他の変更形態に係る軸受部材と、内側軸受凹部及び外側軸受部分の拡大部分断面図である。(b)軸受部材が、図15(a)の内側駒の内側軸受凹部と外側駒の外側軸受凹部で挟持される状態を模式的に示す拡大部分断面図である。 更に他の形態において、既存のバンド駒ブロックに隣接して、新たなバンド駒ブロックを追加する方法を模式的に示す分解斜視図である。 従来の腕時計バンドの全体を模式的に示す平面図である。 従来の腕時計バンドの全体を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る腕時計バンドの、更に他の変更実施形態を模式的に示す平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図1は、本実施形態の腕時計バンド1の全体を模式的に示す斜視図である。
腕時計バンド1は図1及び図2に示すように、一方側がムーブメントと文字盤などを組み込んだ腕時計ケース10に連結され、腕時計バンド1の他方側が図示しない止め具(バックル)に連結される。本発明において、腕時計バンド1の長さ方向とは腕時計バンド1が伸長する方向であり、単体のバンド駒ブロック2が、複数(2つ以上)互いに連結する方向でもある。腕時計バンド1の長さ方向に直交する方向を幅方向とする。
図4は、本実施形態における腕時計バンド1を構成する単体のバンド駒ブロック2を模式的に示す斜視図である。図2に示すように1つのバンド駒ブロック2は、左側バンド駒3と右側バンド駒4とが一対に配置され、幅方向の略中央で連結又は接着されることで構成されている。左側バンド駒3と右側バンド駒4は、それぞれ可視光を透過可能な透光性材料で構成されている。ここで透光性材料とは、可視光の少なくとも一部を透過可能な材料であることを示し、透過した可視光の強度が所定割合で低下する場合も含んでいる。
透光性材料としては、例えばサファイア、ルビー(ピンクサファイア)、スピネル、ガーネット、アメジスト、アクアマリン、水晶、ダイヤモンド、エメラルド、アレキサンドライト、ペリドット、トパーズ等の宝石類が挙げられる。また、キュービックジルコニアを用いても良い。これらの材料を用いることで、宝飾用途としての腕時計バンド1の高級感や意匠性を飛躍的に高めることができる。
サファイアは、無色透明、または鉄やチタンを含有した青色でも良い。ルビーは、ピンク色(酸化クロムで、0.04〜0.08重量%混入した結果、ピンク色の発色となった色)や、酸化チタン添加による、オレンジ色が混ざった赤色の物でも良い。スピネルは、青、赤、黄、緑など何色でも良い。ガーネットは、無色透明、黄、褐色、赤、緑、黒などでも良い。アクアマリンは、無色透明又はスカイブルーでも良い。
サファイア、ルビー、スピネルを透光性材料として用いる場合には、モース硬度が比較的高く摩耗による粉末の発生を抑制できる為好ましい。また、強度と耐久性の高さから単結晶のものを用いることが好ましく、鏡面研磨加工後の光沢性付与による装飾性確保の点から、結晶粒界の無い単結晶がより好ましい。サファイアやルビーはEFG法(Edge−defined. Film−fed Growth)で単結晶を育成でき、引き上げた結晶の厚みを1つのバンド駒の厚みとして切り出すことができる。サファイアやルビーの単結晶では、a面の研磨レートが大きく加工性が良好であるため、a面を主面としてEFG法で結晶粒界の無い単結晶を得ることが最も好ましい。スピネルはベルヌーイ法を用いて単結晶を形成できる。
以上の各種材料で左側バンド駒3および右側バンド駒4を作製した後、内側駒3a、4aと外側駒3b、4bの各表面に研削及び研磨加工を施して鏡面加工を行い、各表面に光沢を出す。鏡面加工により、各表面の表面粗さをRa=0.1μm以下且つRz=0.4μm以下に仕上げることで、装飾部材としての光沢が引き出され、腕時計としてより一層の高級感と美的満足感が得られる。
図5は本実施形態における左側バンド駒3を模式的に示す斜視図であり、図6は右側バンド駒4を模式的に示す斜視図である。図5,6に示すように、左側バンド駒3における内側駒3aには、外側駒3bとは反対側の下面に、凹状の溝3e1と凸状の係止片3e2が一体に形成されている。また、右側バンド駒4における内側駒4aには、外側駒4bとは反対側の側面から延伸するように、凹状の溝4e1と凸状の係止片4e2が一体に形成されている。凹状の溝3e1,4e1の幅や深さ及び形成位置は、それぞれ係止片4e2,3e2の幅や高さ及び形成位置に対応している。
左側バンド駒3は、内側駒3aと外側駒3bとが幅方向において並んでおり、長さ方向において互いにずれた形状で一体に成形される事で一体化された部材である。内側駒3aの外側面には内側軸受凹部3cが形成されており、外側駒3bの内側面には外側軸受凹部3dが形成されている。同様に右側バンド駒4は、内側駒4aと外側駒4bとが幅方向において並んでおり、長さ方向において互いにずれた形状で一体に成形される事で一体化された部材である。内側駒4aの外側面には内側軸受凹部4cが形成されており、外側駒4bの内側面には外側軸受凹部4dが形成されている。更に、左側バンド駒3と右側バンド駒4とは同一の材料で構成されており、内側駒3a,4aと外側駒3b,4bの表面処理も同一とする。
内側軸受凹部3c,4cおよび外側軸受凹部3d,4dは、内側駒3a,4aの外側側面と外側駒3b,4bの内側側面の一部を削って形成された非貫通の凹部であり、それぞれ同一直径の略半球状に形成されている。なお、内側軸受凹部3c,4cおよび外側軸受凹部3d,4dの各形状を表す略半球状とは、全体が真円の半球形状か、又は曲面が一部に形成された形状を指すものとする。図1と図2に示したようにバンド駒ブロック2は長さ方向に複数隣接して配置され、隣り合うバンド駒ブロック2においては内側軸受凹部3c,4cが外側軸受凹部3d,4dに対向して配置されている。
内側軸受凹部3c,4c、外側軸受凹部3d,4d、凹状の溝3e1,4e1および係止片3e2,4e2の形成や表面処理は、公知の加工技術を用いることができる。例えば透光性材料として宝飾材料であるサファイア、ルビー、スピネル、ガーネット、アメジスト、アクアマリン、水晶、ダイヤモンド、エメラルド、アレキサンドライト、ペリドット、トパーズ、キュービックジルコニア等を用いる場合にはこれらの加工研磨技術を用いる。具体的な加工技術としては、各形状の切り出し法には例えばダイヤモンドホイールによる切り出し法を用いれば良い。また表面処理法には、ダイヤモンドパウダーによる鏡面研磨加工法を用いれば良い。
このように、内側駒3a、4aと外側駒3b、4bを、それぞれ一体成形で一体化して左側バンド駒3と右側バンド駒4を形成することにより、内側駒3a、4aと外側駒3b、4bとの間で固定部品や固定箇所が不要となる。従って、部品点数や固定箇所が削減可能となり、経年劣化を招くおそれも減少出来ると共に、内側駒3a、4aと外側駒3b、4bを固定する工程も削減され、腕時計バンド1の量産性の向上と低コスト化が可能となる。
次に、腕時計バンド1の組み立てに関して、図7〜図10を参照して説明する。図7は、既存のバンド駒ブロック2(図中、二点鎖線表示のバンド駒ブロック)に隣接して、新たなバンド駒ブロック(図中、実線表示のバンド駒)を追加する方法を模式的に示す分解斜視図である。図1,2に示したように、既存のバンド駒ブロック2が存在する場合には、左側バンド駒3と右側バンド駒4の内側駒3a,4aの外側側面に、内側軸受凹部3c,4cが露出した状態となっている。
そこで図7に示すように、既存のバンド駒ブロック2の内側軸受凹部3c,4cの位置に軸受部材5,6を配置し、新たな左側バンド駒3、右側バンド駒4で既存のバンド駒ブロック2の内側駒3a,4aを挟み込む。このとき、新たな左側バンド駒3、右側バンド駒4に設けられている外側軸受凹部3d,4dが、既存のバンド駒ブロック2における内側軸受凹部3c,4cに対向し、既存の内側軸受凹部3c,4cと新たな外側軸受凹部3d,4dで軸受部材5,6を挟持する(図3及び図8参照)。この状態では、左側バンド駒3と右側バンド駒4の向きは図8に示すように異なっており、互いに自由に移動および回転が可能である。
軸受部材5,6は、略球形状の部材であり、その直径は内側軸受凹部3c,4cおよび外側軸受凹部3d,4dに対応している。なお、軸受部材5,6の形状を表す略球形状とは、軸受部材5,6の全体が真円形状又は曲面から成る形状を指すものとする。軸受部材5,6のサイズは、内側駒3a,4aが外側駒3b,4bと長さ方向にずれている領域内に収容される程度であり、バンド駒ブロック2の幅方向に対して十分に小さい。軸受部材5,6は、内側軸受凹部3c,4cおよび外側軸受凹部3d,4dに回動可能に挟持されるため、左側バンド駒3と右側バンド駒4を構成する材料との点接触で摩耗し難い材料が好ましい。特に、腕時計バンド1の外部から軸受部材5,6及び軸受凹部3c,4c,3d,4dを視認し難くするためには、軸受部材5,6自体も透光性材料で構成することが好ましく、左側バンド駒3と右側バンド駒4を構成する材料と屈折率が近似した材料を用いることがさらに好ましい。最も好ましい軸受部材5,6の材料は、左側バンド駒3と右側バンド駒4を構成する材料と同一の材料であり、摩耗による粉末の発生を抑制し、外部から軸受部材5,6を最も視認し難くすることができる。或いは、左側バンド駒3と右側バンド駒4と軸受部材5,6は、モース硬度が同じか、最も近い材料同士とする事が、互いの摩耗抑制の点で好ましい。
図8は、左側バンド駒3と右側バンド駒4を連結して新たなバンド駒ブロック(図中、実線表示のバンド駒)を構成する方法を模式的に示す斜視図である。図9は、溝3e1,4e1と係止片4e2,3e2が嵌合されて新たなバンド駒ブロック2(図中、実線表示のバンド駒ブロック)が形成された状態を模式的に示す斜視図である。図9は、溝3e1,4e1と係止片4e2,3e2の嵌合を模式的に示す断面図であり、図9(a)は嵌合前を示し、図9(b)は嵌合後を示している。
既存のバンド駒ブロック2の内側軸受凹部3cと、新たな左側バンド駒3の外側軸受凹部3dで、軸受部材5を挟持した状態では、左側バンド駒3は軸受部材5をピボット軸受として回動させることができる。同様に、既存のバンド駒ブロック2の内側軸受凹部4cと、新たな右側バンド駒4の外側軸受凹部4dで、軸受部材6を挟持した状態では、右側バンド駒4は軸受部材6をピボット軸受として回動させることができる。
その状態で、左側バンド駒3又は右側バンド駒4のどちらか一方あるいは両方を回転させながら、係止片3e2を溝4e1に嵌め込むと共に、係止片4e2も溝3e1に嵌め込むことで、左側バンド駒3の内側駒3aと右側バンド駒4の内側駒4aを嵌め合わせて固定する。図8と図10では、左側バンド駒3を固定し、右側バンド駒4のみを図中の矢印方向に回転させて固定する状態を一例として示している。このとき、溝3e1,4e1と係止片3e2,4e2に接着剤を塗布、固定しておき、両者の連結を確実にするとしてもよい。
図9,10に示したように、内側駒3a、4a同士が連結して固定されることで、腕時計バンド1の長さ方向と直交する幅方向に左側バンド駒3及び右側バンド駒4が並んで、新たなバンド駒ブロック2が構成される。また、引っ張り荷重が外部から加わった時にも、内側駒3a、4a同士がバンド駒ブロック2の幅方向に分離する事態も防止出来る。なお、内側駒3a、4a同士の固定構造は、溝3e1,4e1と係止片4e2,3e2の嵌め合わせ以外でもよく、例えば突起とその突起と嵌め合わせるための穴等の組み合わせでも良い。機能的には、内側駒3a、4aが固定され、バンド駒ブロック2の幅方向に引っ張り荷重が加わった時に、分離する事態が防止可能な構造であれば特に限定されない。
図7〜10に示したように、既存のバンド駒ブロック2に隣接して新たなバンド駒ブロック2が追加されて腕時計バンド1の長さが延長される。既存のバンド駒ブロック2の内側軸受凹部3c,4cと新たなバンド駒ブロック2の外側軸受凹部3d,4dで軸受部材5,6を回動可能に挟持し、内側駒3a,4aが連結されているため、新たなバンド駒ブロック2は既存のバンド駒ブロック2に対して、軸受部材5,6のピボット軸受により回動可能となる。
本実施形態の腕時計バンド1では、既存の内側軸受凹部3c,4cと新たな外側軸受凹部3d,4dで軸受部材5,6を挟持する事で、図1及び図2に示すように軸受部材5,6のサイズをバンド駒ブロック2の幅方向と比較して十分に小さく形成する事が可能となる。同様に、内側軸受凹部3c,4cと外側軸受凹部3d,4dのサイズも、バンド駒ブロック2の幅方向と比較して十分に小さく形成する事が出来る。したがって、バンド駒ブロック2を透光性材料で構成しても、内部の軸受部材5,6及び軸受凹部3c,4c,3d,4dは外部から視認されにくく、腕時計バンド1の意匠性と外観の見栄えを向上させることが可能となる。また、前記3c,4c、3d,4dのサイズをバンド駒ブロック2の幅方向に対して小さく形成出来るので、バンド駒ブロック2の強度の低下を抑制する事も出来る。更に、軸受部材5,6の挟持部分が外部に露出していないため、挟持部分が外風や水滴に晒されず、挿入部分の経年劣化を防止することが可能となる。
また、腕時計バンド1の幅方向に対して、軸受部材5,6のサイズが十分に小さいので、バンド駒ブロック2を透光性材料で構成しても外部から軸受部材5,6及び軸受凹部3c,4c,3d,4dを視認し難くする事が出来る。特に、軸受部材5,6が略球形状であると共に、軸受凹部3c,4c,3d,4dが略半球状である事から、バンド駒ブロック2同時の連結部分に角部分が存在せず、光の反射や屈折に異方性が生じないため、より一層外部から軸受部材5,6及び軸受凹部3c,4c,3d,4dが視認されにくくなり、視認できたとしても違和感を低減できるため、意匠性が向上する。
更に、左側バンド駒3、右側バンド駒4、及び軸受部材5,6を透光性材料で形成する事により、軸受凹部3c,4c,3d,4dを腕時計バンド1の外部から視認し難くして、意匠性を向上させる事が出来る。従って、図17及び図18に示す連結ピン101を使用した従来の腕時計バンドに比べて、軸受部材5,6のサイズをバンド駒ブロック2の幅方向に対して十分に小さく形成する事が可能となり、外観上の意匠性向上の差を大きく出来る。
また、内側軸受凹部3c,4cと外側軸受凹部3d,4dは略半球状であるから角部分が存在せず、凹形状の内部を鏡面研磨するための加工難易度を低減することができる。
また、バンド駒ブロック2を一対の左側バンド駒3と右側バンド駒4で構成して、それぞれの内側駒3a,4aで連結することで、図7〜図10に示したような方法で軸受部材5,6を挟持してピボット軸受構造を実現できる。これにより、バンド駒ブロック2を構成する材料を選択する際の自由度が向上し、柔軟性や可撓性を有しない材料を用いることが可能となる。
また、軸受部材5,6を略球形状に成形すると共に、軸受凹部3c,4c,3d,4dを略半球状に成形する事で、軸受部材5,6と軸受凹部3c,4c,3d,4dとの接触が点接触に限定される。従って、バンド駒(内側駒3a、4aと外側駒3b、4b)と軸受部材5,6との摺動による摩擦が抑制され、互いの摩耗による粉末の発生も抑制可能となり、腕時計バンド1の汚れも抑制出来る。
更に、バンド駒以外の腕時計バンド1の構成部品を、軸受部材5,6のみに抑えているので、部品点数と製造工程の削減が可能となり、腕時計バンド1と腕時計の低コスト化も図ることが出来る。また、部品点数の削減に伴い、部品どうしの固定箇所も削減可能となり、経年劣化を招くおそれも減少出来て、例えば腕時計バンド1が腕から離脱するおそれも減少されるため、腕時計バンド1全体の信頼性向上を図ることが出来る。
なお、軸受部材5,6をバンド駒と異なる透光性材料で作製する事により、バンド駒に対する軸受部材5,6の色を強調して、腕時計バンド1の意匠性を向上させる事も可能である。
また、内側駒3a,4aと外側駒3b,4bを個別に作製し、3aと3b及び/又は4aと4bとを接着剤や常温接合、又は金属膜による半田固定等で固定して、一体化してバンド駒(3及び/又は4)を形成しても良い。金属膜による半田固定等で固定する場合、内側駒3a,4aと外側駒3b,4bを個別に作製後に洗浄し、洗浄後にMo-Mnペースト状インクを用いてMo-Mn層を焼き付け処理により形成し、更にNi-Au金属膜を蒸着により約0.1mm程度形成する。又は前記洗浄後に蒸着によりCr-Ni-Au金属膜を成膜する。次に金属膜部分に低融点の0.1mm厚の箔状金−スズ(Au80%−Sn20%)半田材を挟み合わせ、還元雰囲気または大気中で電熱ヒーターにより約280℃〜350℃で加熱し、金−スズ半田材を溶融して、半田固定を行う。しかしながら、前記の通り内側駒3a、4aと外側駒3b、4bをそれぞれ一体成形により一体化して、左側バンド駒3と右側バンド駒4を形成することが最も望ましい。
なお溝3e1,4e1と係止片3e2,4e2とは、前記接着剤だけで無く、前記常温接合、又は前記金属膜による半田固定等で固定しても良い。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。
第1実施形態では、左側バンド駒3と右側バンド駒4とを同一の材料で構成し、内側駒3a,4aと外側駒3b,4bの表面処理も同一とした例を示した。本実施形態では、これらの各部において材料を異ならせることや、表面処理を異ならせることで質感や意匠性を付与する。図11〜図13は、本実施形態の左側バンド駒3と右側バンド駒4の例を模式的に示す平面図である。図11又は図12は、左側バンド駒3と右側バンド駒4で材料または表面処理を異ならせた場合の腕時計バンドを示す。図13は、左側バンド駒3の内側駒3aと右側バンド駒4の外側駒4bの材料または表面処理が各々のバンド駒ブロック2で同一であると共に、各々のバンド駒ブロック2で左側バンド駒3の外側駒3bおよび右側バンド駒4の内側駒4aが、左側バンド駒3の内側駒3aと材料または表面処理が異なっている場合の腕時計バンドを示す。図11〜図13では3つのバンド駒ブロック2を連結した状態を示しているが、連結するバンド駒ブロック2の個数は限定されない。
図11に示した例では、複数のバンド駒ブロック2において、左側バンド駒3と右側バンド駒4をそれぞれ異なる材料または表面処理を用いている。図11では、材料または表面処理の違いをハッチングの有無で図示している。図11に示した例では、軸受部材5と6は、左側バンド駒3又は右側バンド駒4の材料に応じて、別々に選定可能である。
図12に示した例では、複数のバンド駒ブロック2において、左側バンド駒3と右側バンド駒4を交互に異なる材料または表面処理として配置している。やはり図12でも、材料または表面処理の違いをハッチングの有無で図示している。図12に示した例でも、軸受部材5と6は、左側バンド駒3又は右側バンド駒4の材料に応じて、別々に選定可能である。
図13でも、材料または表面処理の違いをハッチングの有無で図示している。なお図13から分かる通り、内側駒3aと外側駒3bの互いの材料が異なる場合が挙げられる。同様に、内側駒4aと外側駒4bの互いの材料が異なる場合が挙げられる。従って、内側駒3aと外側駒3b、内側駒4aと外側駒4bは、一体成形では無く互いに異なる材料で個別に製造され、その上で内側駒3aと外側駒3bが接着剤による接着、常温接合、又は金属膜による半田固定等で一体化されていても良い。同様に、内側駒4aと外側駒4bが接着剤による接着、常温接合、又は金属膜による半田固定等で一体化されていても良い。図13に示した例でも、軸受部材5と6は、左側バンド駒3又は右側バンド駒4の材料に応じて、別々に選定可能である。
表面処理方法としては、鏡面加工以外にカット加工が挙げられる。
図11〜図13の腕時計バンドの形態とする事により、表面仕上げや材質の違いを腕時計バンドに付与する事が可能となり、腕時計バンドの外観に新たな装飾性を付与することが出来る。
左側バンド駒3又は右側バンド駒4の材料および表面処理の組み合わせは、腕時計バンドのデザイン上、任意に様々な組み合わせとすれば良い。このように材料または表面処理を選択することにより、左側バンド駒3と右側バンド駒4に、任意に様々な色彩や質感を付与することが可能となり、腕時計バンドの質感と装飾性をより向上させることが可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、内側軸受凹部3c,4c及び外側軸受凹部3d,4dは、曲面のみで成形されていても良いし、図14に示すように円錐状に形成されると共に頂角部をR加工の曲面に成形された形状としても良い。或いは図15に示すように断面が台形であり、各角部がR加工の曲面に成形された形状としても良い。前記のような半球形状の軸受凹部に加えて、このように凹部の少なくとも一部に曲面やR加工部分を有する形状も、本発明では略半球形状の凹部とする。
また左側バンド駒3と右側バンド駒4の内側駒同士3a,4aは、図16に示すように溝3e1,4e1及び係止片3e2,4e2が形成されていない、平坦面としたバンド駒に変更して成形されても良い。図16に示す左側バンド駒3と右側バンド駒4の内側駒同士3a,4aは、それぞれの平坦面3a1、4a1を接着剤、常温接合、又は前記金属膜による半田固定等で固定すれば良い。
なお、本発明に係る腕時計バンドは種々変更可能であり、例えば図19に示す様な外形形状の腕時計バンドに変更可能である。図19に於いて前記各実施形態と同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付すものとし、適宜重複した説明は省略する。図19に示す腕時計バンド11では、左側バンド駒13と右側バンド駒14とが一対に配置され、幅方向の略中央で接着固定されている。その一対の左側バンド駒13と右側バンド駒14で1つのバンド駒ブロック12が構成されている。
図19の腕時計バンド11に於いて、仮想線L1及びL2のそれぞれ内側を内側駒13a,14a、外側を外側駒13b,14bとする。左側バンド駒13及び外側バンド駒14共に、曲面から成る内側駒13a,14aに対して、同じく曲面から成る外側駒13b,14bが幅方向(図19の横方向)に移動して配置されている。更にその移動配置されている部分も曲面で一体に成形される事で、内側駒13a,14aと外側駒13b,14bが一体成形されている。
更に、内側駒13a,14aの外側面には内側軸受凹部13c,14cが形成されており、外側駒13b,14bの内側面には外側軸受凹部13d,14dが形成されている。内側軸受凹部13c,14cおよび外側軸受凹部13d,14dは、内側駒13a,14aの外側側面と外側駒13b,14bの内側側面の一部を削って形成された非貫通の凹部であり、それぞれ同一直径の略半球状に形成されている。なお、内側軸受凹部13c,14cおよび外側軸受凹部13d,14dの各形状を表す略半球状とは、全体が真円の半球形状か、又は曲面が一部に形成された形状を指すものとする。
更に、内側駒13a,14aに於ける内側軸受凹部13c,14cの近傍、及び外側駒13b,14bに於ける外側軸受凹部13d,14dの近傍には、それぞれ部分的に平面状に成形されている。その平面部に内側軸受凹部13c,14c、外側軸受凹部13d,14dが形成されている。従って、腕時計バンド11が組み立てられる際は、内側駒13aの内側軸受凹部13c近傍の平面部と、外側駒13bの外側軸受凹部13d近傍の平面部が、互いに密着する。よって、軸受部材5を堅固に挟持する事が可能となり、軸受部材5の逸脱とバンド駒どうしが分離する事態が防止出来る。同様に、内側軸受凹部14c近傍の平面部と、外側軸受凹部14d近傍の平面部が、互いに密着する為、軸受部材6を堅固に挟持する事が可能となり、軸受部材6の逸脱とバンド駒どうしが分離する事態が防止出来る。
なお、内側駒13a,14a同士が接する接触面は、接着剤、常温接合、又は前記金属膜による半田固定等で固定される。
1,11…腕時計バンド
2,12…バンド駒ブロック
3,13…左側バンド駒
4,14…右側バンド駒
3a,4a,13a,14a…内側駒
3a1、4a1…平坦面
3b,4b,13b,14b…外側駒
3c,4c,13c,14c…内側軸受凹部
3d,4d,13d,14d…外側軸受凹部
3e1,4e1…溝
3e2,4e2…係止片
5,6…軸受部材
10…腕時計ケース
L1,L2…仮想線

Claims (11)

  1. 内側駒と外側駒から成るバンド駒を複数組み合わせた腕時計バンドであって、
    前記内側駒の外側面には内側軸受凹部が形成されており、
    前記外側駒の内側面には外側軸受凹部が形成されており、
    前記内側軸受凹部および前記外側軸受凹部が略半球状の凹部であり、
    第1のバンド駒における第1の内側軸受凹部と、第2のバンド駒における第2の外側軸受凹部が対向して配置されるとともに、略球形状の軸受部材が前記第1の内側軸受凹部と前記第2の外側軸受凹部で挟持され、
    前記内側駒と前記外側駒及び前記軸受部材が透光性材料からなることを特徴とする腕時計バンド。
  2. 請求項1に記載の腕時計バンドであって、
    前記軸受部材、前記内側駒および/または前記外側駒を構成する材料が、サファイア、ルビー、スピネル、ガーネット、アメジスト、アクアマリン、水晶、ダイヤモンド、エメラルド、アレキサンドライト、ペリドット、トパーズ、キュービックジルコニアの何れかから選択されたことを特徴とする腕時計バンド。
  3. 請求項1または2に記載の腕時計バンドであって、
    前記内側駒および/または前記外側駒は、前記軸受部材と同一の材料で構成されていることを特徴とする腕時計バンド。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の腕時計バンドであって、
    一対の前記バンド駒を有し、左側に位置する左側バンド駒と右側に位置する右側バンド駒とが各々の前記内側駒で連結されていることを特徴とする腕時計バンド。
  5. 請求項4に記載の腕時計バンドであって、
    前記左側バンド駒と前記右側バンド駒の前記内側駒同士が固定されていることを特徴とする腕時計バンド。
  6. 請求項4または5に記載の腕時計バンドであって、
    前記左側バンド駒と前記右側バンド駒とで、材料または表面処理が互いに異なることを特徴とする腕時計バンド。
  7. 請求項4または5に記載の腕時計バンドであって、
    一対の前記左側バンド駒と前記右側バンド駒でバンド駒ブロックが構成され、
    前記バンド駒ブロックで、前記左側バンド駒の内側駒と前記右側バンド駒の外側駒とは材料または表面処理が同一であり、前記左側バンド駒の外側駒および前記右側バンド駒の内側駒は前記左側バンド駒の内側駒と材料または表面処理が異なっていることを特徴とする腕時計バンド。
  8. 請求項1から7の何れか一つに記載の腕時計バンドを備えたことを特徴とする腕時計。
  9. 内側駒と外側駒から成るバンド駒を形成し、
    前記内側駒の外側面に内側軸受凹部を形成し、
    前記外側駒の内側面に外側軸受凹部を形成し、
    前記内側軸受凹部および前記外側軸受凹部を略半球状の凹部とし、
    第1のバンド駒における第1の内側軸受凹部と、第2のバンド駒における第2の外側軸受凹部を対向させ、前記第1の内側軸受凹部と前記第2の外側軸受凹部で略球形状の軸受部材を挟持させ、
    前記内側駒と前記外側駒及び前記軸受部材を透光性材料で形成することを特徴とする腕時計バンドの製造方法。
  10. 請求項9に記載の腕時計バンドの製造方法であって、
    左側バンド駒と右側バンド駒を用意し、
    前記左側バンド駒を左側に位置させ、前記右側バンド駒を右側に位置させ、前記左側バンド駒と前記右側バンド駒をそれぞれ前記内側駒で連結することを特徴とする腕時計バンドの製造方法。
  11. 請求項9または10に記載の腕時計バンドの製造方法であって、
    前記左側バンド駒と前記右側バンド駒の前記内側駒同士を固定することを特徴とする腕時計バンドの製造方法。
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