JP2019076017A - 虫の放出装置 - Google Patents

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Yutaka Hayashi
豊 林
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Abstract

【課題】昆虫類を捕獲することなく施設外に放出処理することのできる虫の放出装置を提供する。【解決手段】屋内に居る虫を屋外に放出するための装置であって、屋内外の境界部に設けられ、屋内から屋外に向かう気流を生じさせる羽根なし送風機12からなる装置本体と、羽根なし送風機12の気流通路14の近傍に設けられ、屋内に居る虫を誘引するための光源16とを備え、光源16に誘引された虫を羽根なし送風機12による気流で屋外に放出するようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、虫の放出装置に関するものであり、例えば、食品工場や医薬品工場などのように、製品に昆虫類が混入することを避ける必要のある施設で用いられる虫の放出装置に関するものである。
従来、食品工場や医薬品工場などのように、製品に昆虫類が混入することを避ける必要のある施設で使用される捕虫装置として、例えば特許文献1に示すような吸引式捕虫器が知られている。
この吸引式捕虫器は、シロッコファンを内蔵した本体ケースと、本体ケース上に立設されて本体ケース内と連通状態にされる吸引筒と、本体ケースの裏面に突設される吹出口に嵌め付けられる捕獲袋とからなる。吸引筒の正面中央部には上下に伸びる凹陥部が形成されており、この凹陥部には誘引蛍光灯が縦向きに取り付けられる。また、凹陥部の奥面に誘引蛍光灯の両側面に沿うようにして多数の吸引スリットが縦方向に適宜間隔おきに配設される。
吸引式捕虫器のスイッチを入れてシロッコファンを作動させるとともに、誘引蛍光灯を点灯させると、昆虫類が誘引蛍光灯の光に引き寄せられて凹陥部内に到来する。この昆虫類は、シロッコファンの吸引作用により吸引スリットから吸引筒内に強制吸引され、本体ケースを経て捕獲袋内に捕獲される。
一方、空気流を生じさせる従来の送風機として、例えば特許文献2に示すような羽根なし送風機が知られている。この羽根なし送風機は、台座上に取り付けられた環状のノズルを備えた環状の組立体からなり、外見上からは羽根が見当たらないので羽根なし送風機と呼ばれている。台座の内部には、空気流を生成するためのインペラとこれを回転させるモータが収容されており、ここで生成された空気流が台座の内部ダクトから組立体の環状の内部通路を通ってノズルから放出される。これにより、環状の組立体に囲まれた開口部に送風用の空気流を形成するようになっている。
特開2016−202137号公報 特開2010−077969号公報
ところで、上記の従来の特許文献1の吸引式捕虫器では、捕獲袋に捕獲した昆虫類の死体を頻繁に除去したり、捕獲袋の目詰まりを解消するための清掃や、交換をする必要があるため手間が掛かるといった問題がある。また、捕獲した昆虫類は通常、殺処分されるため、生態系に影響を及ぼすおそれがある。
このため、施設内の昆虫類を捕獲することなく施設外へ放出処理することのできる装置が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、昆虫類を捕獲することなく施設外に放出処理することのできる虫の放出装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る虫の放出装置は、所定の区域内に居る虫を区域外に放出するための装置であって、区域内外の境界部に設けられ、区域内から区域外に向かう気流を生じさせる羽根なし送風機からなる装置本体と、羽根なし送風機の気流通路の近傍に設けられ、区域内に居る虫を誘引するための光源とを備え、光源に誘引された虫を羽根なし送風機による気流で区域外に放出するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る他の虫の放出装置は、上述した発明において、虫を捕獲するための捕獲手段を備えないことを特徴とする。
また、本発明に係る他の虫の放出装置は、上述した発明において、光源は、区域外から見えない位置に設けられることを特徴とする。
また、本発明に係る他の虫の放出装置は、上述した発明において、羽根なし送風機の気流通路の出口側に設けられ、区域外からの虫の侵入を防止するための侵入防止手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る虫の放出装置によれば、所定の区域内に居る虫を区域外に放出するための装置であって、区域内外の境界部に設けられ、区域内から区域外に向かう気流を生じさせる羽根なし送風機からなる装置本体と、羽根なし送風機の気流通路の近傍に設けられ、区域内に居る虫を誘引するための光源とを備え、光源に誘引された虫を羽根なし送風機による気流で区域外に放出するものであるので、虫を捕獲することなく区域外に放出することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、虫を捕獲するための捕獲手段を備えないので、到来した虫を傷つけることも殺すこともなく生態系に影響を及ぼさない。また、虫の死体の処理や清掃の手間をなくすことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、光源は、区域外から見えない位置に設けられるので、区域内に居る虫のみを光源の近傍に誘引することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、羽根なし送風機の気流通路の出口側に設けられ、区域外からの虫の侵入を防止するための侵入防止手段をさらに備えるので、区域外の虫が気流通路を通じて屋内に侵入する事態を未然に防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る虫の放出装置の実施の形態を示す屋内側から見た斜視図である。 図2は、本発明に係る虫の放出装置の実施の形態を示す横断面図(停止時)である。 図3は、本発明に係る虫の放出装置の実施の形態を示す横断面図(稼働時)である。
以下に、本発明に係る虫の放出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1および図2に示すように、本発明に係る虫の放出装置10は、屋内(所定の区域内)に居る虫を屋外(区域外)に放出するための装置であって、羽根なし送風機12(装置本体)と、光源16とを備えており、虫を捕獲するための捕獲袋などの捕獲手段を備えない。この装置10は、例えば食品工場や医薬品工場などのように、製品に昆虫類が混入することを避ける必要のある施設の屋内外の境界部に設けられる。
羽根なし送風機12は、屋内から屋外に向かう気流を生じさせる羽根なしの送風機であり、有底円筒状の台座部18と、この上に取り付けられた縦長環状のリング部20とからなる。
台座部18の内部空間28には、空気流を生成するためのインペラ24とこれを回転させるモータ26が同軸に収容されている。台座部18の外周面には、内部空間28に空気を取り入れるための多数の小孔22が設けられている。台座部18の内部空間28は、リング部20の内部通路30と連通している。この構成においてインペラ24を回転させると、小孔22から吸い込んだ空気をリング部20の内部通路30に送り出せるようになっている。
リング部20は、水平方向を環の軸心とする縦長環状の略中空構造であり、内部には縦長環状の内部通路30が形成されている。リング部20の屋内側の周縁部分には、ノズル32が縦長環状に設けられている。内部通路30に送り込まれた空気をノズル32から屋外側に向けて吹き出すと、リング部20に囲まれた縦長の開口からなる気流通路14に、屋内側から屋外側に向かう空気流が作り出されるようになっている。気流通路14は、屋内側から屋外側に向かって次第に拡径するラッパ形状に形成されている。なお、このように構成される羽根なし送風機12としては、市販されている周知の羽根なし送風機を適用することが可能である。
光源16は、屋内に居る虫を誘引するためのものであり、羽根なし送風機12の気流通路14の近傍に設けられる。図の例では、リング部20の屋外側の中央下部から上方に向けて長板状の固定部材34を立設し、この固定部材34の屋内側の面に、点状の光源16を縦方向に間隔をあけて複数設置した場合を示している。ここで、光源16を屋内側に向けて設置し、屋外側からは光源16が見えないような構造とすることが望ましい。こうすることで、屋内に居る虫のみを光源16の近傍に誘引することが可能となる。光源16としては、例えば、誘虫効果の高い蛍光灯や、紫外線(UV)カットをしていないランプ、UVを発するLEDなどを用いることが好ましい。
この虫の放出装置10は、図2および図3に示すように、侵入防止手段としての左右2枚のフラップ36をさらに備えている。このフラップ36は、蝶番を介して固定部材34の屋外側の面に取り付けられており、装置の運転状況に応じてリング部20の気流通路14(縦長の開口)を開閉可能となっている。
上記構成の動作および作用について説明する。
まず、稼働時について説明する。図3に示すように、フラップ36を開いて気流通路14を開放状態にしておく。
図示しないスイッチをオンにしてモータ26を駆動するとインペラ24が回転し、台座部18の外周面の小孔22から吸気して内部空間28に向かう空気流が生じる。この空気流は内部空間28、リング部20の内部通路30を経てノズル32から屋外側に吹き出される。これにより、気流通路14に屋内側から屋外側に向かう空気流が作り出される。
一方、図示しないスイッチをオンにして光源16を点灯させると、屋内側の虫がこの光源16に誘引されて気流通路14近くに到来する。到来した虫は気流通路14の空気流の風圧により屋外側に放出される。その際、虫の放出経路にファンなどの羽根はないので、ファンなどの羽根にぶつかって虫が損傷することはない。このようにすることで、昆虫類を捕獲することなく施設外に放出することができる。
次に、運転停止時について説明する。図2に示すように、光源16をオフにして消灯するとともに、モータ26をオフにして送風を停止する。さらに、フラップ36を閉じて気流通路14を閉塞状態にする。このようにすれば、屋外の虫が気流通路14を通じて屋内に侵入する事態を未然に防止することができる。
このように、本実施の形態に係る虫の放出装置10は、虫を捕獲するのではなく、羽根なし送風機12の風で虫を屋外に放出する。虫の放出経路にファンなどの羽根や捕獲袋がないため、到来した虫を傷つけることも殺すこともない。このため、虫の死体の処理や清掃も必要なく、生態系にも影響を及ぼさない。
上記の実施の形態において、虫の放出装置10を施設出入口にあるシャッターの両脇などに設置したり、虫の放出装置10をシャッターと一体化してもよい。この場合、フラップ36(侵入防止手段)の開閉動作を、周囲のシャッターの開閉動作に合わせて動作してもよい。
また、上記の実施の形態においては、フラップ36(侵入防止手段)を備える場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではなく、フラップ36(侵入防止手段)を備えない構成としても構わない。この場合、虫の放出装置10を使用しない時は屋内に入れ、屋内外を仕切るシャッターなどを閉鎖して屋外から隔離してもよい。
また、上記の実施の形態において、光源16に代えて、または光源16に加えて、指向性の誘虫性の音波を発信する音波発信源を気流通路14の近傍に設け、虫を誘引する構成を採用してもよい。
また、上記の実施の形態においては、リング部20の正面視の形状が縦長環状である場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限るものではない。リング部20の正面視の形状はいかなる形状でもよく、例えば単なる円形状や横長環状であってもよい。
また、上記の実施の形態において、羽根なし送風機12は、リング部20の首振り機能や風量・風向調節機能などを備えてもよい。このようにすれば、虫の放出能力を適宜調整することができる。
以上説明したように、本発明に係る虫の放出装置によれば、所定の区域内に居る虫を区域外に放出するための装置であって、区域内外の境界部に設けられ、区域内から区域外に向かう気流を生じさせる羽根なし送風機からなる装置本体と、羽根なし送風機の気流通路の近傍に設けられ、区域内に居る虫を誘引するための光源とを備え、光源に誘引された虫を羽根なし送風機による気流で区域外に放出するものであるので、虫を捕獲することなく区域外に放出することができる。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、虫を捕獲するための捕獲手段を備えないので、到来した虫を傷つけることも殺すこともなく生態系に影響を及ぼさない。また、虫の死体の処理や清掃の手間をなくすことができる。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、光源は、区域外から見えない位置に設けられるので、区域内に居る虫のみを光源の近傍に誘引することができる。
また、本発明に係る他の虫の放出装置によれば、羽根なし送風機の気流通路の出口側に設けられ、区域外からの虫の侵入を防止するための侵入防止手段をさらに備えるので、区域外の虫が気流通路を通じて屋内に侵入する事態を未然に防止することができる。
以上のように、本発明に係る虫の放出装置は、食品工場や医薬品工場などのように、製品に昆虫類が混入することを避ける必要のある施設で用いるのに有用であり、特に、施設内の昆虫類を捕獲することなく施設外に放出処理するのに適している。
10 虫の放出装置
12 羽根なし送風機(装置本体)
14 気流通路
16 光源
18 台座部
20 リング部
22 小孔
24 インペラ
26 モータ
28 内部空間
30 内部通路
32 ノズル
34 固定部材
36 フラップ(侵入防止手段)

Claims (4)

  1. 所定の区域内に居る虫を区域外に放出するための装置であって、
    区域内外の境界部に設けられ、区域内から区域外に向かう気流を生じさせる羽根なし送風機からなる装置本体と、羽根なし送風機の気流通路の近傍に設けられ、区域内に居る虫を誘引するための光源とを備え、光源に誘引された虫を羽根なし送風機による気流で区域外に放出するものであることを特徴とする虫の放出装置。
  2. 虫を捕獲するための捕獲手段を備えないことを特徴とする請求項1に記載の虫の放出装置。
  3. 光源は、区域外から見えない位置に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の虫の放出装置。
  4. 羽根なし送風機の気流通路の出口側に設けられ、区域外からの虫の侵入を防止するための侵入防止手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の虫の放出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021208497A1 (zh) * 2020-04-16 2021-10-21 珠海格力电器股份有限公司 机头组件、风道系统、风扇

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