JP2019075932A - 回転電機のロータ - Google Patents

回転電機のロータ Download PDF

Info

Publication number
JP2019075932A
JP2019075932A JP2017201801A JP2017201801A JP2019075932A JP 2019075932 A JP2019075932 A JP 2019075932A JP 2017201801 A JP2017201801 A JP 2017201801A JP 2017201801 A JP2017201801 A JP 2017201801A JP 2019075932 A JP2019075932 A JP 2019075932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
passage
refrigerant passage
rotor core
partition member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017201801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6888514B2 (ja
Inventor
鷹英 片桐
Takahide Katagiri
鷹英 片桐
豊 河合
Yutaka Kawai
豊 河合
宏 金原
Hiroshi Kanehara
宏 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017201801A priority Critical patent/JP6888514B2/ja
Publication of JP2019075932A publication Critical patent/JP2019075932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6888514B2 publication Critical patent/JP6888514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】ロータコアを冷却でき、冷媒通路周辺箇所の変形も抑制できる回転電機のロータを提供すること。【解決手段】回転電機1のロータ10が、シャフト30と、シャフト30の外周面に固定され、積層された電磁鋼鈑を含むロータコア50と、を備えるようにする。ロータコア50に、冷却媒体が流動すると共に軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路を設ける。ロータ10が、冷媒通路の内側に設けられ、流路が冷媒通路より長い内側冷媒通路79を冷媒通路内に画定する隔壁部材90を有するようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機のロータに関する。
従来、回転電機のロータとしては、特許文献1に記載されているものがある。このロータは、シャフトと、円環状のロータコアを備え、ロータコアは、シャフトの外周面に固定される。ロータコアは、周方向に間隔をおいて埋め込み配置された複数の永久磁石を含む。また、ロータコアは軸方向に延在する冷媒通路を有し、冷却油等の冷却媒体が冷媒通路内を流動する。回転電機の使用時、永久磁石がその内部を流れる渦電流によって発熱し、それに起因してロータコアが熱くなる。この回転電機は、冷媒通路内に冷却媒体を流動させることでロータコアを冷却している。
特開2017−046545号公報
ロータコアに冷媒通路を設けると、ロータコアにおける冷媒通路の周辺箇所の強度が低下する。したがって、ロータが高速回転すると、ロータコアに生じる遠心力が増加するので、上記冷媒通路の周辺箇所が変形し易い。
そこで、本発明の課題は、ロータコアを冷却でき、冷媒通路周辺箇所の変形も抑制できる回転電機のロータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る回転電機のロータは、シャフトと、前記シャフトの外周面に固定され、積層された電磁鋼鈑を含むロータコアと、を備え、前記ロータコアには、冷却媒体が流動すると共に軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路が設けられ、前記冷媒通路の内側に設けられ、流路が前記冷媒通路より長い内側冷媒通路を前記冷媒通路内に画定する隔壁部を有する。
本発明に係るロータによれば、冷媒通路の内側に隔壁部が設けられる。したがって、この隔壁部で冷媒通路周辺箇所の強度を大きくでき、冷媒通路の変形を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る回転電機のロータにおける周方向一部分の部分平面図である。 図1のA‐A線断面図である。 ロータを、軸方向に延びる冷媒通路を通過すると共に径方向及び周方向を含む平面で切断したときの部分断面図である。 板状の隔壁部材の厚さ方向の中心を通過する平面でロータを切断したときの、軸方向に延びる冷媒通路の周辺かつ軸方向一方側の断面図である。 第1変形例のロータにおける図3に対応する断面図である。 第2変形例のロータにおける図3に対応する断面図である。 第3変形例のロータにおける図3に対応する断面図である。 第4変形例のロータにおける図3に対応する断面図である。 第5変形例のロータにおける図4に対応する断面である。 第6変形例のロータにおける隔壁部材の側面図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。また、以下の説明及び図面において、R方向は、回転電機1のロータ10の径方向を示し、θ方向は、ロータ10の周方向を示し、Z方向は、ロータ10の軸方向を示す。R方向、θ方向、及びZ方向は、互いに直交する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回転電機1のロータ10におけるθ方向一部分の部分平面図であり、図2は、図1のA‐A線断面図である。なお、図1においては、ロータ10内部に設けられる冷媒通路70の配設位置を明確に示すため冷媒通路70を実線で示す。
図1及び図2に示すように、ロータ10は、シャフト30と、ロータコア50を備える。シャフト30は、中心軸に沿ってZ方向に延在する円筒状の貫通孔31を有する。ロータコア50は、シャフト30の外周面に、キー係合、スプライン係合、焼き嵌め、又は冷やし嵌め等の手段により相対回転不可に固定される。ロータコア50は、シャフト30と同心の円筒状の磁性体である。ロータコア50は、Z方向に積層された複数の環状鋼板を含む。環状鋼板は、例えば薄板状の電磁鋼板をプレスで打ち抜くことによって形成される。打ち抜き前の各電磁鋼鈑の表面及び裏面には、絶縁被膜が設けられる。この絶縁被膜は、電磁鋼鈑の層間抵抗を高くするために設けられ、層間渦電流を防止するために設けられる。層間渦電流を防止することで、鉄損(電気エネルギーから磁気エネルギーへの変換において発生するエネルギー損失)を小さくでき、エネルギー効率を高くできる。積層された複数の環状鋼板は、加圧カシメ等の処理が施されることにより連結される。
図1に示すように、ロータコア50は、Z方向に延在する複数の磁石挿入孔対51,52を有する。各磁石挿入孔対51は、対をなす2つの磁石挿入孔51a,51bで構成される。磁石挿入孔51a,51bには、その孔の両端を除き略全長に亘って磁石55が挿入される。磁石55が挿入された磁石挿入孔51a,51b内には、例えば、エポキシ系樹脂などの樹脂が充填される。磁石55は樹脂によって磁石挿入孔51a,51b内に固定される。また、同様に、各磁石挿入孔対52も、対をなす2つの磁石挿入孔52a,52bで構成される。磁石挿入孔52a,52bには、その孔の両端を除き略全長に亘って磁石58が挿入される。磁石58が挿入された磁石挿入孔52a,52b内にも、例えば、エポキシ系樹脂などの樹脂が充填される。磁石58は樹脂によって磁石挿入孔52a,52b内に固定される。
磁石挿入孔対51に挿入される2つの磁石55、及び磁石挿入孔対52に挿入される2つの磁石58によって1対の磁極が形成される。このような磁極の形成により、ロータ10には、N極とS極がθ方向に互い違いに形成される。
詳述しないが、回転電機1は、ロータ10の外周側に図示しない環状のステータを備える。ステータは、環状のヨークと、複数のティースを含み、複数のティースは、θ方向に間隔をおいて配置され、各ティースは、ヨークからR方向内方側に突出する。各ティースは、僅かな隙間を介してロータ10にR方向に対向する。ティースには、ステータコイルが巻回される。
回転電機1を、モータとして使用する場合には、ステータコイルを通電することにより、ステータに回転磁界を発生させる。この回転磁界で磁石55,58を有するロータ10に電磁気力を作用させて、ロータ10を回転させる。他方、回転電機1を、ジェネレータとして使用する場合には、回転するロータ10の磁石55,58が生成する変動磁場によりステータコイルに誘導電流を生成し、この誘導電流を電力として外部に取り出す。
図2に示すように、ロータ10は、冷媒通路70を有する。冷媒通路70は、冷却油等の液体からなる冷却媒体をR方向内側から外側に流動させるために設けられる。冷媒通路70は、第1径方向延在通路部71、第2径方向延在通路部72、第1軸方向延在通路部73、周方向延在通路部74、第2軸方向延在通路部75、及び第3径方向延在通路部76を含む。
第1径方向延在通路部71は、略R方向に延在してシャフト30の内周面33から外周面34まで延びる。また、第2径方向延在通路部72は、第1径方向延在通路部71のR方向外方側の端部に連通し、ロータコア50の内周面53からR方向外方側に延びる。また、第1軸方向延在通路部73は、第2径方向延在通路部72のR方向外方側の端部に連通し、その端部からZ方向一方側(紙面における下側)に延在する。また、周方向延在通路部74は、第1軸方向延在通路部73のZ方向一方側の端部に連通し、その端部からθ方向一方側に延在する。
図3は、ロータ10を、第1軸方向延在通路部73を通過すると共にR方向及びθ方向を含む平面で切断したときの部分断面図である。図3に示すように、第1軸方向延在通路部73は、ロータコア50に設けられた有底の円筒孔80にZ方向に延在する隔壁部材90を内嵌して固定することで形成される。隔壁部材90は、隔壁部の一例である。隔壁部材90は板状部材であり、隔壁部材90のR方向両側の端面91,92は円筒孔80の内周面に対応する形状の円弧面となっている。隔壁部材90は、円筒孔80の中心軸を通過し、隔壁部材90の端面91,92は、円筒孔80の中心を挟んで円筒孔80の径方向に対向する円筒孔80内周面の2箇所81,82に隙間なく当接する。隔壁部材90は、例えば、焼き嵌め、又は冷やし嵌め等の手段により円筒孔80に対して相対移動不可に固定される。隔壁部材90は、図3に示す断面図において円筒孔80の内側領域を略同じ面積の2つの領域に分断する。2つの平面領域のうちの一方は、第1軸方向延在通路部73に含まれ、他方は、第2軸方向延在通路部75に含まれる。
図4は、隔壁部材90の厚さ方向の中心を通過する平面でロータ10を切断したときの、円筒孔80周辺かつZ方向一方側の断面図である。図4に示すように、隔壁部材90のZ方向一方側の端面91は、円筒孔80の底面84に隙間を介してZ方向に対向し、その結果、周方向延在通路部74が円筒孔80のZ方向一方側に設けられる。周方向延在通路部74は、θ方向に延在する。周方向延在通路部74の長さは、隔壁部材90の厚さに略一致する。
再度、図2を参照して、第2軸方向延在通路部75は、周方向延在通路部74のθ方向一方側の端部に連通し、その端部からZ方向他方側(図2の紙面における上側)に延在する。また、第3径方向延在通路部76は、第2軸方向延在通路部75のZ方向他方側の端部に連通し、その端部からロータコア50の外周面までR方向外方側に延在する。円筒孔80は、ロータコア50に設けられてZ方向に延在する冷媒通路を構成し、第1軸方向延在通路部73、周方向延在通路部74、及び第2軸方向延在通路部75は、内側冷媒通路79を構成する。内側冷媒通路79は、円筒孔80の流路長の略2倍の流路長を有する。内側冷媒通路79は、隔壁部材90を円筒孔80の内面に内嵌して固定することで円筒孔80内に形成される。
隔壁部材90は、絶縁性を有する材料で構成され、電流が隔壁部材90を通じてZ方向に隣り合う電磁鋼鈑間に流れることがない。よって、隔壁部材90を挿入しても鉄損が大きくなることを防止できる。隔壁部材90を構成する絶縁材料としては、[表1]に示すセラミックスや[表2]に示すプラスチック(樹脂)を好適に使用できる。
Figure 2019075932
Figure 2019075932
隔壁部材90を構成する他の好適な絶縁材料としては、大理石、ダイヤモンド、マイカ、又は乾いた木材等が挙げられる。又は、隔壁部材90は、絶縁材料のみで形成されなくてもよく、金属等の導電性材料の表面に絶縁処理を施すことで形成されてもよい。絶縁処理としては、[表1]や[表2]に記載された材料の絶縁コーティングや、絶縁シート、例えば、紙、ゴム、又はビニール等の導電性材料の表面への貼り付けを好適に採用できる。
上記構成において、冷却媒体は、回転電機1の外部に設けられてポンプ等を含む冷媒供給源(図示せず)からシャフト30の貫通孔31に供給される。貫通孔31に供給された冷却媒体の一部は、冷媒通路70内に導入され、冷媒通路70内を、第1径方向延在通路部71、第2径方向延在通路部72、第1軸方向延在通路部73、周方向延在通路部74、第2軸方向延在通路部75、及び第3径方向延在通路部76の順に、図2に矢印Bに示す方向に流動し、冷媒通路70の第3径方向延在通路部76からロータ10とステータのギャップに放出される。ギャップGに放出された冷却媒体は、ギャップG内を進んだ後、回転電機のケースの底部に落下する。他方、貫通孔31に導入されてギャップに放出されない冷却媒体は、シャフト30のZ方向片側から外部へと放出され、ケースの底部に落下する。ケースの底部に落下した冷却媒体は、ケースの底部又は別の部分で冷却された後、冷媒供給源に戻される。
上記実施形態によれば、ロータコア50に設けられてZ方向に延在する円筒孔80の内面に隔壁部材90が内嵌されて固定される。したがって、円筒孔80の内面の少なくとも一部が隔壁部材90によって拘束され、その部分が変形しにくくなる。よって、円筒孔80周辺箇所の強度を大きくでき、ロータコア50の強度不足を抑制できる。
更には、隔壁部材90を円筒孔80に内嵌して固定することで、円筒孔の流路長より長い流路長を有する内側冷媒通路79を円筒孔80内に画定できる。したがって、内側冷媒通路79の流路面積(冷媒が通過する流路に垂直な断面の面積)を円筒孔80の流路面積よりも小さくでき、内側冷媒通路79を通過する冷却媒体の流速を、隔壁部材90を挿入しない場合に円筒孔80を通過する冷却媒体の流速よりも速くできる。よって、冷却媒体の流動によるロータコア50の冷却効率を高くできる。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、円筒孔(ロータコアに設けられたZ方向に延在する冷媒通路)80を、θ方向及びR方向を含む平面で切断したときの断面において、隔壁部材90が円筒孔80を略同一の面積を有する2つの領域に分断する場合について説明した。しかし、図5、すなわち、第1変形例のロータ110における図3に対応する断面図に示すように、隔壁部の一例としての隔壁部材190は、θ方向及びR方向を含む平面で切断したときの断面において、ロータコア150に設けられたZ方向に延在する冷媒通路(以下、元冷媒通路という)180を3つの略同一の面積領域181,182,183に分断してもよく、元冷媒通路180内に3つの軸方向延在通路部185,186,187を形成してもよい。この場合、例えば、第1軸方向延在通路部185のZ方向一方側の端部と、第2軸方向延在通路部186のZ方向一方側の端部を連通させ、第2軸方向延在通路部186のZ方向他方側の端部と第3軸方向延在通路部187のZ方向他方側の端部を連通させる。
本変形例によれば、隔壁部材190で元冷媒通路180の内周面の3箇所を拘束(支持)することができるので、元冷媒通路180周辺の剛性を更に高くできる。また、上述の3つの軸方向延在通路部185,186,187の連結で、元冷媒通路180内に形成される内側冷媒通路179の流路長を、元冷媒通路180の流路長の略3倍とできる。よって、内側冷媒通路179を流れる冷却媒体の速さを更に速くでき、冷却媒体による冷却効率を更に上昇させることができる。なお、隔壁部材が、θ方向及びR方向を含む平面で切断したときの断面において元冷媒通路を4以上の略同一の面積領域に分断してもよく、元冷媒通路内に4以上の軸方向延在通路部を形成してもよい。
また、元冷媒通路に隔壁部材の取付部を2箇所以上設けて、隔壁部材の2箇所以上の被取付部をその2箇所以上の取付部に取り付けることで元冷媒通路に対する隔壁部材の相対移動を防止すると共に、隔壁部材による元冷媒通路の変形抑制効果を各段に大きくしてもよい。
例えば、図6、すなわち、第2変形例のロータ210における図3に対応する断面図に示すように、隔壁部の一例としての隔壁部材290が、断面図においてH字状の形状を有してもよく。元冷媒通路280が、円筒孔部281と、それに連通する2つの断面略T字状の取付凹部282,283を含んでもよい。そして、2つの断面略T字状の取付凹部282,283を、円筒孔部281の径方向に対向するように配置し、略断面H字状の隔壁部材290の両端部291,292を断面略T字状の取付凹部282,283に隙間なく嵌合させてもよい。この場合、ロータコア250において円筒孔部281と取付凹部282,283とで挟まれている部分251を、隔壁部材290の両端部291,292で円筒孔部281側に押え付けることができる。よって、隔壁部材290による元冷媒通路280の変形抑制効果を各段に大きくできる。断面略T字状の取付凹部282,283は、元冷媒通路の取付部を構成し、取付凹部282,283に嵌め込まれる隔壁部材290の両端部291,292は、隔壁部材の被取付部を構成する。
また、図7、すなわち、第3変形例のロータ310における図3に対応する断面図に示すように、元冷媒通路380の取付部は、円筒孔部381から径方向の外方に離れるにしたがって末広がりとなる取付凹部382,383であってもよく、隔壁部の一例としての隔壁部材390の被取付部は、取付凹部382,383に対応する形状の部分391,392であり、Z方向に延在する隔壁部材390の幅方向の両端部に設けられてもよい。
要は、元冷媒通路に設けられる2以上の取付部の夫々は、それに取り付けられる隔壁部材の被取付部がロータコアに対してZ方向にしか相対移動できず、2以上の取付部で元冷媒通路に対する隔壁部材の相対回転を防止できる形状であれば如何なる形状であってもよい。なお、図7及び図8に示す例では、元冷媒通路に2つの取付部を設ける場合について説明したが、元冷媒通路に3以上の取付部を設けてもよく、元冷媒通路に3以上の軸方向延在通路部を設けてもよい。
また、図8、すなわち、第4変形例のロータ410における図3に対応する断面図に示すように、隔壁部の一例としての隔壁部材490が、元冷媒通路としての円筒孔480の内周面に隙間なく内嵌されて固定される円環状部491を有してもよい。第3変形例のロータ410によれば、隔壁部材490の円環状部491で円筒孔480の内周面を全周に亘って拘束(支持)できる。よって、ロータコア450における円筒孔480周辺箇所の変形を効果的に抑制できる。
また、上記実施形態では、図4に示すように、2つの第1及び第2軸方向延在通路部73,75(図3参照)を、流路の断面形状が矩形の周方向延在通路部74で連通する場合について説明した。しかし、図9、すなわち、第5変形例のロータ510における図4に対応する断面図に示すように、2つの軸方向延在通路部を連通する連通通路部574の流路の断面形状は、矩形でなくて、円形でもよく、それ以外の如何なる形状でもよい。
また、図10に示すように、隔壁部の一例としての隔壁部材690を、螺旋状のフランジ691が設けられた棒状部材で構成してもよい。また、螺旋状のフランジ691において最も径方向の外方に位置する箇所が内周面に接触するような円筒孔を、Z方向に延在するようにロータコアに形成してもよく、元冷媒通路としてもよい。そして、隔壁部材690を円筒孔に内嵌して固定することで、円筒孔の内周面とZ方向に隣り合うフランジで螺旋状の内側冷媒通路を円筒孔内に画定してもよい。本変形例によれば、冷却媒体の流れの向きが大きく変化する箇所が内側冷媒通路内に存在しない。よって、冷却媒体が内側冷媒通路内を円滑に流動し易く、冷却媒体の流速を速くし易い。
また、隔壁部を隔壁部材90,190,290,390,490,690で構成して、ロータコア50,150,250,450の元冷媒通路180,280,380に内嵌して固定する場合について説明した。しかし、隔壁部を隔壁部材で構成し、その隔壁部材を元冷媒通路の内側に摺動可能な状態で接触するように配置してもよい。又は、隔壁部は、ロータコアと一体に成形されてもよく、この場合、隔壁部は、例えばプレス成形等で容易に形成できる。
また、円筒孔80,480や元冷媒通路180,280,380(ロータコアに設けられて軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路)がZ方向に延在する場合について説明した。しかし、ロータコアに設けられる冷媒通路は、Z方向に傾斜する直線方向に延在してもよい。又は、ロータコアに設けられる冷媒通路は、湾曲した通路でZ方向の一方側から他方側に延在してもよい。ロータコアに設けられる冷媒通路は、Z方向の一方側から他方側に延在する通路であれば如何なる通路でもよい。
1 回転電機、 10,110,210,310,410,510 ロータ、 30 シャフト、 50,150,250,450 ロータコア、 79,179 内側冷媒通路、 80,480 円筒孔(軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路)、 90,190,290,390,490,690 隔壁部材、 180,280,380 元冷媒通路(軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路)、 R方向 ロータの径方向、 θ方向 ロータの周方向、 Z方向 ロータの軸方向。

Claims (1)

  1. シャフトと、
    前記シャフトの外周面に固定され、積層された電磁鋼鈑を含むロータコアと、
    を備え、
    前記ロータコアには、冷却媒体が流動すると共に軸方向の一方側から他方側に延びる冷媒通路が設けられ、
    前記冷媒通路の内側に設けられ、流路が前記冷媒通路より長い内側冷媒通路を前記冷媒通路内に画定する隔壁部を有する、回転電機のロータ。
JP2017201801A 2017-10-18 2017-10-18 回転電機のロータ Active JP6888514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017201801A JP6888514B2 (ja) 2017-10-18 2017-10-18 回転電機のロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017201801A JP6888514B2 (ja) 2017-10-18 2017-10-18 回転電機のロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019075932A true JP2019075932A (ja) 2019-05-16
JP6888514B2 JP6888514B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=66545231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017201801A Active JP6888514B2 (ja) 2017-10-18 2017-10-18 回転電機のロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6888514B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104838567A (zh) * 2012-10-09 2015-08-12 整体动力系统有限公司 旋转设备、马达以及冷却马达的方法
JP2016054608A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 トヨタ自動車株式会社 回転電機のロータ
JP2017046545A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 トヨタ自動車株式会社 回転電機用ロータ
JP2017163688A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 本田技研工業株式会社 ロータ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104838567A (zh) * 2012-10-09 2015-08-12 整体动力系统有限公司 旋转设备、马达以及冷却马达的方法
JP2015534803A (ja) * 2012-10-09 2015-12-03 インテグラル パワートレイン リミテッドIntegral Powertrain Limited 回転装置、モーター、および、モーターの冷却方法
JP2016054608A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 トヨタ自動車株式会社 回転電機のロータ
JP2017046545A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 トヨタ自動車株式会社 回転電機用ロータ
JP2017163688A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 本田技研工業株式会社 ロータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6888514B2 (ja) 2021-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11387710B2 (en) Stator for an axial flux machine and method for producing the same
US10483817B2 (en) Rotor for an electric motor including a structure for retaining rotor segments and permanent magnets on a hub thereof
CN108696019B (zh) 用于开关型磁阻电机的转子的端板
JP6709712B2 (ja) 同期リラクタンス型回転電機
JP2012165620A (ja) 回転機
JP2011139617A (ja) 回転電機
JP2010004634A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP6402739B2 (ja) 回転電機
JP7275436B2 (ja) ロータ、モータおよび電動パワーステアリング装置
JP2005051929A (ja) 電動機
JP2020096474A (ja) 回転電機のロータ
JP6148206B2 (ja) 回転電機用ロータ
JP2019075932A (ja) 回転電機のロータ
JP2011193623A (ja) 回転電機
JP5244721B2 (ja) 回転電機のロータ
JP2015216715A (ja) アキシャルギャップ型回転電機
JP2010200573A (ja) 永久磁石形同期電動機
JP5943056B2 (ja) 回転機
JP2019110664A (ja) ステータの冷却構造
JP6137019B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機
KR101207608B1 (ko) 평판형 회전기기
JP2010011621A (ja) 回転電機用エンドプレート
JP2020108200A (ja) ロータの製造方法
JP7192488B2 (ja) モータ
JPWO2020261328A1 (ja) 回転電機の回転子および回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210312

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210312

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210323

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210503

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6888514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151