JP2019074497A - 水道管の内部の検査方法と検査装置 - Google Patents

水道管の内部の検査方法と検査装置 Download PDF

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【課題】水道管内の長いスパンをカメラで撮影する。【解決手段】カメラと照明とを含むユニット16を内蔵したシェル14に浮子32を一体化させる。水道管12内の水道水の流れに乗せてシェル14を走行させる。カメラ18によって水道管12の内部を撮影した映像を取得する。水道管12内の水道水の流れに乗せて水道管12内を走行させるので、駆動力が不要で故障のおそれがなく、長いスパンの水道管12内部の検査ができる。撮影終了後は、軽量ワイヤー36を測長しながらシェル14を回収する。水漏れ箇所ではシェル14が引き寄せられるからそれを検出できる。【選択図】図3

Description

本発明は水道管の内部の検査方法と検査装置に関する。
水道管の損傷を水道管の内部を走行するカメラで撮影して検査する技術が紹介されている(特許文献1)。また、水道管の内部を撮影するとともに、圧力や温度や音などを検出する機能を持ったカプセルに引き糸を付けて水道管中を走行させる技術も紹介されている(特許文献2)。
特開平8−262332号公報 特開2001−21435号公報 特開2008−64494号公報
地震等により水道管の本管が破断したり接続部が外れたりすると、周辺の施設に大変な被害をもたらす。また、広域にわたる断水のおそれもある。水道管の本管は内径が75cmかそれ以上のものがあり、建設から長期間を経過したものについては、できるだけ早期の点検が望まれている。このような点検には、特許文献1に示すような装置が適するが、大径の水道管の内面を、水道管の内壁に沿って走行するカメラで撮影しただけでは、微少なピンホールやクラックを検出することが難しい。
マイクを付けて音を拾っても、水道管の内部では様々な音がするために漏水音を聞き分けるのは容易でない。水道管の外周にマイクを取り付けて集音をし、その信号を解析して雑音を除去する技術も紹介されている(特許文献3)。さらに、剛性の高いワイヤでカメラを水道管内部に挿入する方法では、挿入可能な距離が長くできないという制約がある。水道管の内部に予め引き糸を通してから検査装置を引き込む方法も、準備作業の負荷が大きく、やはり引き込み可能な距離が長くできないという制約がある。本発明は上記のような課題を解決するためになされたものである。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
カメラと照明とを内蔵したシェルに浮子を一体化させて、水道管内の水道水の流れに乗せて水道管内を走行させて、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得することを特徴とする水道管内部の検査方法。
<構成2>
一端が水道管の外部に引き出され、他端が上記シェルに接続された回収用の軽量ワイヤーを引き取りながら、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影し、同時にその軽量ワイヤーを測長することを特徴とする構成1に記載の水道管内部の検査方法。
<構成3>
カメラと照明とを内蔵したシェルと、このシェル一体化させた浮子と、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得するカメラと、撮影した画像を記憶するメモリーとを備えたことを特徴とする水道管内部の検査装置。
<構成4>
一端が水道管の外部に引き出され、他端が上記シェルに接続された回収用の軽量ワイヤーを備えたことを特徴とする構成3に記載の水道管内部の検査装置。
<構成5>
上記ワイヤーは、画像データ転送用の光ファイバケーブルであることを特徴とする構成3または4に記載の水道管内部の検査装置。
<構成6>
カメラと照明とを内蔵したシェルを、水道水とほぼ等しい比重に調整して、水道管のほぼ軸心部分を水道水の流れに乗せて走行させて、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得し、この映像中に、シェルが水道管の管壁に吸い寄せられるような動きをした本体の動きまたはアンテナ状のセンサの動きを示す画像を抽出して、水道管の水漏れ箇所を検出することを特徴とする水道管の検査方法。
<構成1の効果>
水道管内の水道水の流れに乗せて水道管内を走行させるので、駆動力が不要で故障のおそれがなく、長いスパンの水道管内部の検査ができる。
<構成2の効果>
水道管内の水道水の流れに乗せてシェルを水道管内に送り込み、その後軽量ワイヤーを引き取りながら水道管の内部を撮影すれば、測長をして位置確認をしながら検査ができる。
<構成6の効果>
水漏れ箇所では、浮き上がって走行するシェルが水漏れの流れに引き寄せられる。その状態をカメラで撮影して確認できる。
(a)は実施例1の装置の側面図、(b)はその変形例の側面図、(c)はシェルの中に収容されたユニットのブロック図である。 上記の装置の使用状態を示す水道管の縦断面図である。 上記の装置の水漏れ箇所を検出する機能を説明する水道管の縦断面図である。 上記の装置の水漏れ箇所を検出する別の実施例を説明する水道管の縦断面図である。 さらに別の実施例を説明する水道管の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1(a)は実施例1の装置の側面図、(b)はその変形例の側面図、(c)はシェルの中に収容されたユニットのブロック図である。
シェル14は、水道管12の中を水道水の流れに乗って走行するようにして使用される。シェル14の内部にはカメラ18と電源20と照明24が収容されている。シェル14は例えば、硬質プラスチック容器により構成され、カメラ18と照明24と電源20とを密封して水の浸入を阻止している。シェル14の外壁には、装置全体をほぼ比重が1になるように調整する浮子32が固定されている。
カメラ18の対物レンズに面したシェル14の壁の部分は透明になっている。水道管12の内部を照明24によって照らして、カメラ18によってその画像を撮影することができる。図1(b)の例では、シェル14の内部に、カメラ18や電源20や照明24のほかに、マイク26等が収容されている。マイク26は水道管12の内部の音を集める。カメラ18で撮影した画像とマイクで集めた音はカメラに内蔵されたメモリー22に記録される。これらは樹脂モールドにより防水処理されてユニット16を構成している。
図1(c)には、、そのブロック図を示した。ユニット16のカメラ18はマイク26をやメモリー26や時計28を内蔵している。電源20の充電端子や、カメラ18のメモリー22からデータを読み出す端子もここに設けられている。シェル14の他の部分は空気室で、シェル14に浮力を与えて比重を1に近付けている。
図2は、上記の装置の使用状態を示す水道管の縦断面図である。
上記のようなシェル14は、水道管の中を浮遊して、水道管12内の水道水の流れに乗って水道管内を走行する。ユニット16内のカメラは、水道管の内部を撮影した映像を取得する。カメラ18によって水道管12の内面を撮影し、例えば、水漏れによって発生する微妙な音をマイク26によって取得すれば、水道管12に存在する水漏れ箇所を検出することができる。
この図の例では、シェル14は水道水の流れに乗ってどこまでも走行できる。図のシェル14は、水道水の流れに乗って走行するので、駆動力は要らない。水道管の内部の水道水の流れは場所により管径により相異するが比較的ゆっくりで写真撮影に適している。例えば、ナイロンワイヤーのようなワイヤー36をシェル14に接続して、消火栓34を通じてその一端を水道管12の外部に引き出しておく。シェル14の走行を妨げないように、ドラム38からワイヤー36を繰り出す。目的とする検査スパンをシェル14が走行した後に、ワイヤー36をドラム38に巻き取って回収する。
シェル14は水道水の流れに乗ってほぼ等速で走行する。撮影した画像に撮影時刻が記録されていれば、どの場所で撮影したかを計算で求めることができる。また、ワイヤー36をドラム38で巻き取って回収するときに、ワイヤー36を測長機40で測長すれば、測定位置計算結果の補正をすることができる。さらに、ワイヤー36をドラム38で巻き取って回収しながらカメラで水道管の内部を撮影することもできる。また、シェル14に十分な浮力があれば浮子32は不要であるが、シェル14が水道管12の内面に衝突したときに、シェル14を損傷したり、水道管12の内面の錆等を剥がすようなおそれがあるので、クッション性のある浮子32を取り付けるのが最適である。
図3は上記の装置の水漏れ箇所を検出する機能を説明する水道管の縦断面図である。
水道管の内面を撮影しただけでは、水漏れ箇所の発見は必ずしも容易でない。しかしながら、、本発明のようにシェル14に浮子32を付けて水中を浮遊させると、水漏れ箇所30のある場所で、シェル14が水道管12の管壁に吸い寄せられるような動きをする。このとき、カメラは水漏れ箇所30に自動的に接近するので、水漏れ箇所30の状態を正確に撮影できる。
図4は、上記の装置の水漏れ箇所を検出する別の実施例を説明する水道管の縦断面図である。
この図の例では、シェル14の先端に、アンテナ状に伸びたセンサ42を取り付けてある。このセンサ42は柔軟で水の流れにより揺れ動くような紐やリボンのようなものが適する。水漏れ箇所30があると、シェル14はその方向に吸い寄せられるとともに、リボン(センサ)42もその方向に曲がって揺れ動く。これにより、さらに微少な水漏れも正確にその存在を検出することができる。なお、この図の例では、シェル14を左方に引き取りながら水道管12の内部を撮影している。リボン(センサ)42の状態が撮影しやすいためである。
図5はさらに別の実施例を説明する水道管の縦断面図である。
水道水に浮かぶようなシェル14は、水道水の流れによって水道管12の中を自動的に移動することができる。ワイヤーをつけなければもっと自由に一定の速度で移動できる。しかしながら、このシェル14がどの位置にあるかを通信等により検出するのは難しい。回収できなければ重大な問題になる。そこで、この図のように、下流の回収箇所に44¥
を配置する。マグネットその他のバリアにより捕獲して回収することもできる。これにより、これまでは困難だった長いスパンの水道管の内面の検査が可能になる。
12 水道管
14 シェル
16 ユニット
18 カメラ
20 電源
22 メモリー
24 照明
26 マイク
28 時計
30 水漏れ箇所
32 浮子
34 消火栓
36 ワイヤー
38 ドラム
40 測長機
42 センサ
44 捕獲網

Claims (6)

  1. カメラと照明とを内蔵したシェルに浮子を一体化させて、水道管内の水道水の流れに乗せて水道管内を走行させて、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得することを特徴とする水道管内部の検査方法。
  2. 一端が水道管の外部に引き出され、他端が上記シェルに接続された回収用の軽量ワイヤーを引き取りながら、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影し、同時にその軽量ワイヤーを測長することを特徴とする請求項1に記載の水道管内部の検査方法。
  3. カメラと照明とを内蔵したシェルと、このシェル一体化させた浮子と、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得するカメラと、撮影した画像を記憶するメモリーとを備えたことを特徴とする水道管内部の検査装置。
  4. 一端が水道管の外部に引き出され、他端が上記シェルに接続された回収用の軽量ワイヤーを備えたことを特徴とする請求項3に記載の水道管内部の検査装置。
  5. 上記ワイヤーは、画像データ転送用の光ファイバケーブルであることを特徴とする請求項3または4に記載の水道管内部の検査装置。
  6. カメラと照明とを内蔵したシェルを、水道水とほぼ等しい比重に調整して、水道管のほぼ軸心部分を水道水の流れに乗せて走行させて、上記カメラによって上記水道管の内部を撮影した映像を取得し、この映像中に、シェルが水道管の管壁に吸い寄せられるような動きをした本体の動きまたはアンテナ状のセンサの動きを示す画像を抽出して、水道管の水漏れ箇所を検出することを特徴とする水道管の検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021056031A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 管路内の観察装置及び観察方法
JP7448936B2 (ja) 2020-02-13 2024-03-13 日本ニューロン株式会社 水道管の漏水修繕方法

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