JP2019073488A - アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤 - Google Patents

アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2019073488A
JP2019073488A JP2017202269A JP2017202269A JP2019073488A JP 2019073488 A JP2019073488 A JP 2019073488A JP 2017202269 A JP2017202269 A JP 2017202269A JP 2017202269 A JP2017202269 A JP 2017202269A JP 2019073488 A JP2019073488 A JP 2019073488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aprepitant
excipient
mannitol
mass
pharmaceutical tablet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017202269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7058104B2 (ja
Inventor
崇則 中村
Takanori Nakamura
崇則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2017202269A priority Critical patent/JP7058104B2/ja
Publication of JP2019073488A publication Critical patent/JP2019073488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7058104B2 publication Critical patent/JP7058104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤を提供することであって、カプセル製剤と同等の速やかな溶出性を示す錠剤を提供することを課題とする。【解決手段】 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤であって、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤を用いることにより、優れた溶出性を有する錠剤を提供することができる。マンニトールは、崩壊剤等と共に予め造粒された賦形剤造粒物として適用することが好ましい。アプレピタントは水溶性高分子担体との固体分散体で適用することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、溶出性に優れるアプレピタントを有効成分とする医薬錠剤に関する。
アプレピタントは、化学名を5−{[(2R,3S)−2−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−フェニル]エトキシ}−3−(4−フルオロフェニル)モルフォリン−4−イル]メチル}−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンとする、一般式(1)で示される構造を有する化合物である。
Figure 2019073488
抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐(CINV)は、延髄の最後野に存在する化学受容器引金帯が刺激を受けることにより発現するが、抗悪性腫瘍剤投与により延髄外側網様体の孤束核でのサブスタンスPの分泌が亢進し、嘔吐中枢のニューロキニン1(NK1)受容体に結合することで嘔吐を誘発することが知られている。
アプレピタントは、選択的にNK1受容体を拮抗し制吐作用を有する。このため、CINVに対する新規作用機序の予防薬として用いられており、イメンド(登録商標)カプセルの商品名にて提供されている。
アプレピタントは水にほとんど溶けない物性(0.00055mg/mL(25℃))であるが、弱塩基性化合物であることから、水に対する溶解度はpHに大きく依存し、酸性水溶液中ではある程度の溶解度を有する。アプレピタントのpH依存的な水溶出性は、経口投与した際の有効成分の溶出性や吸収性に大きく影響するものと想定される。すなわち、アプレピタントを有効成分とする医薬製剤を経口投与すると、酸性環境であるpH1〜4の胃内では良好な水溶解度を有することから医薬製剤から十分な溶出がなされ、有効成分も十分に吸収され得る溶液状態となると考えられる。一方、小腸はpH4〜8であり、有効成分の溶出性が著しく低下する。その結果、有効成分のバイオアベイラビリティが低下して、充分な薬効が得られない問題がある。
このため、アプレピタントを有効成分とする医薬製剤は、経口的に服用した場合に良好なバイオアベイラビリティを得るため、酸性環境であるpH1〜4の胃内において、良好な崩壊を示し、良好な溶解を示すことが重要である。
アプレピタントの経口投与によるバイオアベイラビリティを向上させるための速やかな溶出性を有する医薬製剤を提供するためには、有効成分の溶出性を高める工夫が必要である。特許文献1に、表面安定化剤を施してナノ粒子化したアプレピタントを調製して製剤化することが記載されている。また別法として、アプレピタントと担体の溶液を調製し、これから溶媒を除去して得られる固体分散体を用いることが報告されている。例えば、特許文献2にポビドン、コポリビドン又はポリビニルカプロカクタム−ポリビニル酢酸−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーを担体として用いた固体分散体が開示されている。また、特許文献3にはミリスチルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マンニトールを含むアプレピタントの固体分散体が記載されている。
これらの先行技術文献に記載の溶出性を向上させたアプレピタント組成物は、賦形剤、崩壊剤等の製剤添加物と共に混合してカプセル充填し、カプセル剤として用いられることが記載されている。
しかしながら、カプセル剤は嚥下困難な製剤形であるとされている。特に臨床で用いられているアプレピタント製剤(イメンド(登録商標)カプセル)は1号及び2号カプセルと比較的大型形状の製剤で提供されている。アプレピタントは化学療法を受けている患者が対象で、悪心・嘔吐を抑制する目的で使用されている事から、比較的服用し易い医薬錠剤としての提供が望まれている。
特表2005−516003号公報 国際公開2016/120013号 国際公開2016/114602号
本発明の目的は、アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤を提供することであって、カプセル製剤と同等の速やかな溶出性を示す錠剤を提供することを課題とする。
本発明者は、アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤であって、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤を用いることにより、圧縮成型して調製される医薬錠剤であってもカプセル剤と同等若しくはそれ以上の溶出性を有することが可能となることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の[1]〜[7]を要旨とする。
[1] アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤であって、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤。
[2] マンニトールが、マンニトールを含む賦形剤造粒物である前記[1]に記載の医薬錠剤。
[3] 賦形剤造粒物が、マンニトール及び崩壊剤を含有する賦形剤造粒物である前記[2]に記載の医薬錠剤。
[4] 賦形剤造粒物が、マンニトール、カルメロース、クロスポビドン及び結晶セルロースを含む賦形剤造粒物である前記[2]又は[3]に記載の医薬錠剤。
[5] アプレピタント1質量部に対し、前記賦形剤造粒物を1質量部以上5質量部以下で含有する前記[2]乃至[4]の何れか一項に記載の医薬錠剤。
本発明のマンニトールを賦形剤として用いて調製したアプレピタント錠剤は、優れた溶出性を示す。マンニトールを賦形剤造粒物の形態で用いることにより特に優れた溶出性を有する医薬錠剤とすることができる。該賦形剤造粒物は、マンニトール、並びに任意の1種以上の崩壊剤、結合剤等の医薬製剤添加物を含んで予め造粒された顆粒状物である。
[6] 更に崩壊剤を含有する前記[1]乃至[5]の何れか一項に記載の医薬錠剤。
本発明は、アプレピタントと前記賦形剤造粒物に、更に崩壊剤を用いることで、更に溶出性を速めることができる。
[7] アプレピタントを水溶性高分子担体との固体分散体で含有する前記[1]乃至[6]の何れか一項に記載の医薬錠剤。
本発明は、アプレピタントを固体分散体として用いることで、アプレピタントの水系媒体における溶出性向上と溶解度を高めることができる。
本発明のアプレピタントを有効成分とする医薬錠剤は、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤とすることで、優れた溶出性を有する錠剤とすることが可能となる。したがって、当該医薬製剤は、経口的に服用した場合に消化管環境下で速やかに溶出できるため、良好なバイオアベイラビリティを得ることができる。また、当該医薬錠剤は従来の大型カプセル製剤と比較して服用し易い利点を有する。
本願発明は、アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤であり、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤に関する。以下にその詳細について説明する。
本発明は、有効成分としてアプレピタントを用いる。アプレピタントは、化学名を5−{[(2R,3S)−2−{(1R)−1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)−フェニル]エトキシ}−3−(4−フルオロフェニル)モルフォリン−4−イル]メチル}−1,2−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンである。当該化合物は、特表平09−506628号公報にて開示されており、それに記載の方法により合成することができる。
アプレピタントは医薬品の有効成分として用いることができる品質レベルの化合物を用いることが望ましい。
有効成分であるアプレピタントは、当該医薬錠剤総量に対し10質量%以上50質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは10質量%以上40質量%以下である。
本発明は、医薬錠剤の賦形剤として、マンニトールを用いることを特徴とする。当該マンニトールは、医薬品添加剤として用いられる品質のものであれば、特に制限することなく用いることができる。
マンニトールは、当該医薬錠剤総量に対し5質量%以上50質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは10質量%以上40質量%以下である。
本発明の医薬錠剤を調製するに当たり、マンニトールは、マンニトールを含む賦形剤造粒物を用いることが好ましい。賦形剤造粒物とは、マンニトールや乳糖等の賦形剤を予め所定の粒径に造粒した添加剤である。これらは、粒子径で数10マイクロメートル〜数100マイクロメートルの顆粒状造粒物である。本発明では、マンニトールの賦形剤造粒物を用いることが好ましく、例えば、グラニュトール(登録商標)や、マンニトールとトウモロコシデンプンを構成成分とするペアリトールフラッシュ(登録商標)等として入手可能である。本発明において、これらの口腔内崩壊錠の調製に用いられる導水型崩壊性を有する賦形剤造粒物を用いることが好ましく、これら市販の賦形剤造粒物を用いても良い。
本発明では、賦形剤造粒物として、マンニトール及び崩壊剤を含有する賦形剤造粒物を用いることがより好ましい。すなわち賦形剤であるマンニトール、並びに崩壊剤、及び任意の結合剤等の製剤添加物を予め混合し、造粒して調製された所謂プレミックス型添加剤である。これらは、粒子径で数10マイクロメートル〜数100マイクロメートルの顆粒状造粒物である。これらのマンニトール及び崩壊剤等の製剤用添加剤を含有するプレミックス型の賦形剤造粒物として、口腔内崩壊錠用の製剤用添加剤として用いられるものが知られている。例えば、D−マンニトール、カルメロース、クロスポビドン、結晶セルロースを構成成分とするプレミックス型添加剤(グランフィラーD(登録商標))、D−マンニトール、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコールを構成成分とするプレミックス型添加剤(SmartEx(登録商標))、D−マンニトール、クロスポビドン、ポリビニルアセテート、ポビドンを構成成分とするプレミックス型添加剤(ルディフラッシュ(登録商標))、D−マンニトール、クロスカルメロースナトリウムを構成成分とするプレミックス型添加剤(パーテックODT(登録商標))等が入手可能である。本発明において、これらの口腔内崩壊錠の調製に用いられる導水型崩壊性を有するプレミックス型添加剤を用いることが好ましく、これら市販の賦形剤造粒物を用いても良い。
本発明においてマンニトール及び崩壊剤を含有する賦形剤造粒物を用いることが好ましい。マンニトール及び崩壊剤を含む賦形剤造粒物は、優れた導水性による速やかな崩壊性をもたらすことができることから好ましい。崩壊剤としては、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスポビドン、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウム等が挙げられる。
例えば、D−マンニトール、カルメロース、クロスポビドン、結晶セルロースを構成成分とするプレミックス型添加剤(グランフィラーD(登録商標))、D−マンニトール、クロスポビドン、ポリビニルアセテート、ポビドンを構成成分とするプレミックス型添加剤(ルディフラッシュ(登録商標))、D−マンニトール、クロスカルメロースナトリウムを構成成分とするプレミックス型添加剤(パーテックODT(登録商標))等が入手可能であり、これら市販の賦形剤造粒物を用いても良い。
本発明は、マンニトール及び崩壊剤に、更に結合剤を含む賦形剤造粒物を用いることが特に好ましい。結合剤としては、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポビドン、部分アルファー化デンプン等が挙げられる。
例えば、D−マンニトール、カルメロース、クロスポビドン、結晶セルロースを構成成分とするプレミックス型添加剤(グランフィラーD(登録商標))、D−マンニトール、クロスポビドン、ポリビニルアセテート、ポビドンを構成成分とするプレミックス型添加剤(ルディフラッシュ(登録商標))等が入手可能であり、これら市販の賦形剤造粒物を用いることが特に好ましい。
本発明の医薬錠剤において、前記賦形剤造粒物は10質量%以上70質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは20質量%以上50質量%以下である。
また、アプレピタント1質量部に対し、前記賦形剤造粒物が1質量部以上10質量部以下で含有する錠剤であることが好ましい。賦形剤造粒物が1質量部より少ない場合、溶出性が十分に確保できない懸念がある。一方、賦形剤造粒物が10質量部より多い場合、錠剤中のアプレピタント含量が低下するため、当該医薬錠剤の服用量が増大して服薬コンプライアンスの低下をもたらすため好ましくない。アプレピタント1質量部に対し、前記賦形剤造粒物が1質量部以上5質量部以下で含有する錠剤であることが好ましい。
アプレピタントはCINVに対する予防薬として経口的に服用されて用いられる。
本発明は錠剤や口腔内崩壊錠といった錠剤形態である。すなわち本発明の医薬錠剤は、有効成分としてアプレピタントとマンニトール若しくはマンニトールを含む賦形剤造粒物を用い、これに任意の崩壊剤、賦形剤、滑沢剤等の製剤用添加剤と併せて混合し、成型することで調製される錠剤である。
当該錠剤を調製するためには、任意に崩壊剤、賦形剤、滑沢剤、可溶化剤、結合剤、流動化剤、コーティング剤、安定化剤、保存剤、矯味剤、着色剤等の、医薬製剤を調製するための通常の医薬製剤用添加剤を用いても良い。
本発明において崩壊剤としては、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスポビドン、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウム等が挙げられ、これらの単独使用、若しくは2種以上を組み合せて用いることが好ましい。より好ましくは、デンプングリコール酸ナトリウム、クロスポビドン、クロスカルメロース、クロスカルメロースナトリウム等が挙げられ、これらからなる群から選択される1種以上の崩壊剤であって、これらの単独使用、若しくは2種以上を組み合せて用いることが好ましい。
当該崩壊剤の使用量は、当該医薬製剤における崩壊剤の含有率が1質量%以上20質量%以下で用いることが好ましい。より好ましくは医薬製剤中に4質量%以上12質量%以下で用いることである。
本発明において賦形剤としては、マンニトール、乳糖、マルトース、スクロース、ソルビトール、キシリトール、イノシトール、トウモロコシデンプン等が挙げられる。
賦形剤を用いる場合は、当該医薬錠剤総量に対し5質量%以上50質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは10質量%以上40質量%以下である。
本発明において滑沢剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、カルナウバロウ等が挙げられ、これらの単独使用、若しくは2種以上を組み合せて用いることが好ましい。
滑沢剤を用いる場合は、当該医薬錠剤総量に対し0.1質量%以上5質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは0.5質量%以上3質量%以下である。
本発明において可溶化剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、精製大豆レシチン、ソルビタン脂肪酸エステル、ダイズ油、ラウロマクロゴール等が挙げられる。可溶化剤を用いる場合は、当該医薬錠剤総量に対し0.1質量%以上5質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは0.5質量%以上2質量%以下である。
本発明において結合剤としては、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポビドン、部分アルファー化デンプン等が挙げられる。結合剤を用いる場合は、当該医薬錠剤総量に対し2質量%以上50質量%以下で使用することが好ましい。好ましくは10質量%以上40質量%以下である。
本発明において流動化剤としては、軽質無水ケイ酸、タルク、含水二酸化ケイ素等が挙げられる。
本発明においてコーティング剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、エチルセルロース等が挙げられる。
本発明において安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、亜硫酸塩等が挙げられる。
本発明において保存剤としては、パラオキシ安息香酸エステル類等が挙げられる。
本発明において矯味剤としては、白糖、D−ソルビトール、キシリトール等が挙げられる。
本発明において着色剤としては、酸化チタン、黄酸化鉄、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、褐色酸化鉄、タルク、食用黄色素類、食用青色素類、食用赤色素類等が挙げられる。
これらの添加剤は、医薬品製剤用途で許容される純度であれば特に制限されることなく用いることができる。これらの添加剤は1種のみを用いても良く、これらの混合物として用いても良い。当該医薬組成物又は医薬製剤を調製する際に、任意に使用される。
本発明のアプレピタントを有効成分とする医薬錠剤は、アプレピタントと水溶性高分子担体を含む固体分散体を用いることが好ましい。
固体分散体とは、固体状態で高分子担体中に医薬有効成分が分散して存在するものであり、当該固体分散体とは、アプレピタントが高分子担体と略均一に混同されて分散された固体状態物質を意味する。固体分散体中のアプレピタントは特に限定されるものではないが、非晶質状態である事が好ましい。
固体分散体を調製するための水溶性高分子担体としては、ポビドン、ヒドロキシプロピルセルロース、コポリビドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルカプロラクタム−ポリビニル酢酸−ポリエチレングリコールグラフトコポリマー等が挙げられる。水溶性高分子担体としては、アプレピタントの水溶解度を高めるとともに、飽和溶液状態での結晶析出を抑制できる物性であることが好ましく、ポビドン、ヒドロキシプロピルセルロース、コポリビドンを用いることが特に好ましい。ポビドン又はヒドロキシプロピルセルロースを用いることが殊更好ましい。
ポビドンはコリドン25、コリドン30(BASFジャパン株式会社製)として入手可能である。ヒドロキシプロピルセルロースはNISSO HPC L、HPC SL、HPC SSL等の各グレード(日本曹達株式会社製)として入手可能である。コポリビドンは、コリドンVA64(BASFジャパン株式会社製)として入手可能である。ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、TC−5のEタイプ、Rタイプ、Sタイプ(信越化学工業株式会社製)として入手可能である。ポリビニルカプロラクタム−ポリビニル酢酸−ポリエチレングリコールグラフトコポリマーはソルプラス(登録商標、BASFジャパン株式会社製)として入手可能である。固体分散体に用いる水溶性高分子担体は、これら市販品をそのまま用いてもよい。
前記固体分散体において、水溶性高分子担体はアプレピタント1質量部に対して0.1質量部以上10質量部以下で用いることが好ましい。より好ましくは、アプレピタントと同質量部以上の水溶性高分子担体を用いることが好ましく、アプレピタント1質量部に対して1質量部以上10質量部以下で用いることであり、アプレピタントに対する水溶性高分子担体の質量含有比が、1:1〜10(w/w)で用いる処方である。特に好ましくは、アプレピタント1質量部に対して1質量部以上4質量部以下で用いることであり、アプレピタントに対する水溶性高分子担体の質量含有比が、1:1〜4(w/w)で用いる処方である。
当該固体分散体は、有効成分であるアプレピタントが当該医薬錠剤総量に対し10質量%以上50質量%以下、好ましくは10質量%以上40質量%以下の含有量で適用することが好ましい。該固体分散体は、当該医薬錠剤総量に対し20質量%以上80質量%以下で使用することが好ましく、好ましくは25質量%以上70質量%以下である。
固体分散体の製造方法としては、有効成分と高分子担体とを液体状態で混合し、これを固化することで調製することができ、例えば、溶融法、溶媒溶解法等による調製方法が知られている。本発明において固体分散体の調製方法は特に限定されるものではないが、アプレピタントと水溶性高分子担体を適当な溶媒を用いて溶解し、これから溶媒を除去することにより調製することが好ましい。例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等のアルコール類、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、アセトニトリル等の有機溶媒、若しくは水から選択される溶剤を、これらの単独使用又は2種以上の混合溶媒を用いて、アプレピタントと水溶性高分子担体を含む溶液を調製し、これから溶媒を留去することで固体分散体を調製することができる。
溶液調製は室温で行っても良く、溶解を促すために当該溶媒の沸点以下の温度に加温して溶液調製しても良い。
溶媒を留去する方法は、大気圧雰囲気下で蒸留留去しても良く、減圧下で溶媒留去しても良い。また、噴霧乾燥法により溶媒留去しても良い。アプレピタント及び水溶性高分子担体の安定性を考慮して適宜条件を設定するべきである。
本発明はアプレピタントを有効成分とし、賦形剤としてマンニトールを含有する経口投与用の医薬錠剤に関するが、その製剤型は、裸錠、フィルムコーティング錠、分散錠、口腔内崩壊錠、チュアブル錠、発泡錠等の形態の何れの態様であっても良い。
当該医薬錠剤は、アプレピタント及びマンニトール、並びに任意の崩壊剤、結合剤、滑沢剤等の医薬製剤用添加剤を配合して、場合によって任意に顆粒体を調製した後、これを圧縮成型することにより医薬錠剤を調製することができる。圧縮成型する前に、滑沢剤を別に添加して錠剤形に成型しても良い。
マンニトールを含有する賦形剤造粒物を用いる場合も同様に、アプレピタント、並びに任意の添加剤と共に配合して、圧縮成型することで当該医薬錠剤を調製することができる。
アプレピタントを固体分散体として用いる場合も同様に、アプレピタントを含む固体分散体、並びにマンニトール及び/又はマンニトールを含有する賦形剤造粒物、並びに任意の添加剤と共に配合して、圧縮成型することで当該医薬錠剤を調製することができる。
フィルムコーティング錠を調製する場合は、前記の圧縮成型した医薬錠剤に、コーティング剤及び、任意の可塑剤、隠蔽剤や着色剤を、水又は水と任意の割合で混合し得る有機溶剤を含む水性溶剤にて溶解又は懸濁させたコーティング剤水性溶液を、スプレー等により錠剤表面付着させ、その後、熱風を送り錠剤表面から溶媒を除去乾燥させる方法により、調製することができる。
本発明の医薬錠剤は、ポリソルベート80を0.5%添加した900mLのpH1.2の水性溶液中における、37℃で50rpmの条件下、日本薬局方溶出試験第2法(パドル法)による溶出試験法において、アプレピタントの溶出率が10分後に5%以上、15分後に10%以上、20分後に20%以上、30分後に40%以上、60分後に70%以上、120分後に90%以上であることを特徴とする。
前記溶出試験におけるpH1.2の水性溶液は、日本薬局方や厚生労働省通知に記載又は準拠した試験溶液を用いることが好ましい。すなわち、日本薬局方溶出試験第1液、等が挙げられる。
前記の試験溶液900mLを用いて、日本薬局方溶出試験第2法(パドル法)による溶出試験法により、本発明により調製される医薬錠剤から有効成分を試験溶液中へ溶出させ、紫外可視吸光度計もしくは液体クロマトグラフィーを用いて試験液への溶出率を評価することで、本発明の特徴である速やかな溶出性を確認することができる。
本発明の医薬錠剤は、速やかな溶出性を有することを特徴とする。好ましくは、ナノ微粒子化等の溶解促進手段を用いたアプレピタントのカプセル製剤と同等若しくはそれ以上の速い溶出性を発揮させることができる。したがって、当該医薬錠剤は、経口的に服用した場合に消化管環境下で速やかに溶出するため、良好なバイオアベイラビリティを得ることができる。また、カプセル製剤と比較して服用し易い錠剤形態であるため、飲みやすく服薬コンプライアンスが向上することが期待できる。
以下、本発明を実施例により更に説明する。ただし、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
アプレピタント1g、ポビドン(コリドン30、BASFジャパン株式会社製)1gを混合した。この混合物に、無水エタノール(甘糟化学工業株式会社製)40mLを加え超音波を照射し、アプレピタント及びポビドンの溶解を確認した。この混合溶液を、エバポレーター(日本ビュッヒ株式会社製)を用いて減圧乾燥した。この混合物を乳鉢に入れ、乳棒を用いて粉砕して固体分散体1を調製した。
この固体分散体1を1.125g、D−マンニトール−カルメロース−クロスポビドン−結晶セルロースを構成成分とするプレミックス賦形剤(グランフィラーD(登録商標)DNF−D215、ダイセルファインケム株式会社製)0.878g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.225gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.023gを加えて打錠することで、実施例1に係る錠剤を調製した。
[実施例2]
アプレピタント1g、ヒドロキシプロピルセルロース(NISSO HPC L、日本曹達株式会社製、GPC法による分子量が140,000以下、20℃における2%水溶液の粘度が6〜10mPa・s)1gを混合した。この混合物に、無水エタノール(甘糟化学工業株式会社製)40mLを加え超音波を照射し、アプレピタント及びヒドロキシプロピルセルロースの溶解を確認した。この混合溶液を、エバポレーター(日本ビュッヒ株式会社製)を用いて減圧乾燥した。この混合物を乳鉢に入れ、乳棒を用いて粉砕して固体分散体2を調製した。
この固体分散体2を1.838g、D−マンニトール−カルメロース−クロスポビドン−結晶セルロースを構成成分とするプレミックス賦形剤(グランフィラーD(登録商標)DNF−D215、ダイセルファインケム株式会社製)1.433g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.368gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.037gを加えて打錠することで、実施例2に係る錠剤を調製した。
[実施例3]
アプレピタント2g、ヒドロキシプロピルセルロース(NISSO HPC SL、日本曹達株式会社製、GPC法による分子量が100,000以下、20℃における2%水溶液の粘度が3〜5.9mPa・s)2gを混合した。この混合物に、無水エタノール(甘糟化学工業株式会社製)80mLを加え超音波を照射し、アプレピタント及びヒドロキシプロピルセルロースの溶解を確認した。この混合溶液を、エバポレーター(日本ビュッヒ株式会社製)を用いて減圧乾燥した。この混合物を乳鉢に入れ、乳棒を用いて粉砕して固体分散体3を調製した。
この固体分散体3を1.838g、D−マンニトール−カルメロース−クロスポビドン−結晶セルロースを構成成分とするプレミックス賦形剤(グランフィラーD(登録商標)DNF−D215、ダイセルファインケム株式会社製)1.433g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.368gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.037gを加えて打錠することで、実施例3に係る錠剤を調製した。
[実施例4]
アプレピタント2g、ヒドロキシプロピルセルロース(NISSO HPC SSL、日本曹達株式会社製、GPC法による分子量が40,000以下、20℃における2%水溶液の粘度が2〜2.9mPa・s)2gを混合した。この混合物に、無水エタノール(甘糟化学工業株式会社製)80mLを加え超音波を照射し、アプレピタント及びヒドロキシプロピルセルロースの溶解を確認した。この混合溶液を、エバポレーター(日本ビュッヒ株式会社製)を用いて減圧乾燥した。この混合物を乳鉢に入れ、乳棒を用いて粉砕して固体分散体4を調製した。
この固体分散体4を1.838g、D−マンニトール−カルメロース−クロスポビドン−結晶セルロースを構成成分とするプレミックス賦形剤(グランフィラーD(登録商標)DNF−D215、ダイセルファインケム株式会社製)1.433g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.368gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.037gを加えて打錠することで、実施例4に係る錠剤を調製した。
[比較例1]
実施例1に記載の固体分散体1を1.125g、無水乳糖(Super Tab(登録商標) 21 AN、DFE Pharma社製)0.878g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.225gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.023gを加えて打錠することで、比較例1に係る錠剤を調製した。
[比較例2]
実施例1に記載の固体分散体1を0.550g、無水乳糖(Super Tab(登録商標) 21 AN、DFE Pharma社製)0.374g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.165gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.011gを加えて打錠することで、比較例2に係る錠剤を調製した。
[比較例3]
実施例1に記載の固体分散体1を0.550g、無水乳糖(Super Tab(登録商標) 21 AN、DFE Pharma社製)0.143g、結晶セルロース(セオラス(登録商標) PH−200、旭化成ケミカルズ株式会社製)0.286g、クロスカルメロースナトリウム(Primellose(登録商標)、DFE pharma製)0.110gを混合した。この混合物に、ステアリン酸マグネシウム(日本薬局方ステアリン酸マグネシウム、日油株式会社製)0.011gを加えて打錠することで、比較例3に係る錠剤を調製した。
[比較例4]
アプレピタントの市販製品であるイメンド(登録商標)カプセル125mgを用いた。
実施例1〜4及び比較例1〜3の一錠当たりの処方を表1に示す。
Figure 2019073488
*1 ;D−マンニトール−カルメロース−クロスポビドン−結晶セルロースを構成成分とするプレミックス賦形剤造粒物(ダイセルファインケム株式会社製)
[試験例1]
実施例1〜4並びに比較例1〜3の錠剤を、0.5%のポリソルベート80(日本薬局方 ポリソルベート80、純正化学株式会社製)を添加した日本薬局方に記載されている方法で調製したpH1.2の試験溶液を用いて、日本薬局方溶出試験第2法(パドル法)により溶出率を評価した。
溶出試験器(NTR−6400A、富山産業株式会社製)を用い、試験液量を900mL、試験液温を37±0.5℃、パドル回転数を50rpmとして溶出率を評価した。
経時点は5分、10分、15分、20分、30分、60分、120分とし、サンプリング量を3mLとし、液体クロマトグラフィーにて測定した。
定量分析用の標準溶液試料として、アプレピタント13.8mgをメタノール(高速液体クロマトグラフ用、和光純薬工業株式会社製)2mLに溶解し、精製水に2.2%のポリソルベート80(日本薬局方 ポリソルベート80、純正化学株式会社製)を添加した溶液で100mLとなるように希釈したアプレピタント溶液(濃度125mg/900mL)を用いた。
得られた結果を表2に示す。
Figure 2019073488
実施例1の錠剤は、アプレピタントの溶出率が10分後に5%以上、15分後に10%以上、20分後に20%以上、30分後に40%以上、60分後に70%以上、120分後に90%以上であることが確認された。実施例2〜4は更に速い溶出性を示した。これに対し、比較例1〜3は溶出が遅い結果であった。本発明の医薬錠剤は、既存のカプセル製剤と同等若しくはそれより速い溶出性を有するアプレピタント製剤であることが示された。
本願発明のアプレピタントを有効成分とする医薬錠剤は、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤とすることにより、速い溶出性を示す錠剤とすることが可能となることが明らかとなった。本発明は、経口的に服用した場合に消化管環境下で速やかに溶出するため、良好なバイオアベイラビリティを得ることができる医薬製剤を提供することができる。また、従来のカプセル製剤より嚥下しやすい錠剤であることから、悪心・嘔吐の懸念のある患者に対して飲みやすい製剤を提供することができる。

Claims (7)

  1. アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤であって、賦形剤としてマンニトールを含有する医薬錠剤。
  2. マンニトールが、マンニトールを含む賦形剤造粒物である請求項1に記載の医薬錠剤。
  3. 賦形剤造粒物が、マンニトール及び崩壊剤を含有する賦形剤造粒物である請求項2に記載の医薬錠剤。
  4. 賦形剤造粒物が、マンニトール、カルメロース、クロスポビドン及び結晶セルロースを含む賦形剤造粒物である請求項2又は3に記載の医薬錠剤。
  5. アプレピタント1質量部に対し、前記賦形剤造粒物を1質量部以上5質量部以下で含有する請求項2乃至4の何れか一項に記載の医薬錠剤。
  6. 更に崩壊剤を含有する請求項1乃至5の何れか一項に記載の医薬錠剤。
  7. アプレピタントを水溶性高分子担体との固体分散体で含有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の医薬錠剤。
JP2017202269A 2017-10-19 2017-10-19 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤 Active JP7058104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017202269A JP7058104B2 (ja) 2017-10-19 2017-10-19 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017202269A JP7058104B2 (ja) 2017-10-19 2017-10-19 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019073488A true JP2019073488A (ja) 2019-05-16
JP7058104B2 JP7058104B2 (ja) 2022-04-21

Family

ID=66543747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017202269A Active JP7058104B2 (ja) 2017-10-19 2017-10-19 アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7058104B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073445A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 日本化薬株式会社 アプレピタントを有効成分とする医薬組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110009362A1 (en) * 2008-02-27 2011-01-13 Dr. Reddy's Laboratories Ltd. Solubility-enhanced forms of aprepitant and pharmaceutical compositions thereof
WO2013081044A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 富山化学工業株式会社 1-シクロプロピル-8-(ジフルオロメトキシ)-7-[(1r)-1-メチル-2,3-ジヒドロ-1h-イソインドール-5-イル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸のメタンスルホン酸塩水和物含有錠剤
WO2016053227A1 (en) * 2014-09-29 2016-04-07 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Fan controlled ambient air cooling of equipment in a controlled airflow environment
JP2016183195A (ja) * 2016-07-25 2016-10-20 大日本住友製薬株式会社 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110009362A1 (en) * 2008-02-27 2011-01-13 Dr. Reddy's Laboratories Ltd. Solubility-enhanced forms of aprepitant and pharmaceutical compositions thereof
WO2013081044A1 (ja) * 2011-11-30 2013-06-06 富山化学工業株式会社 1-シクロプロピル-8-(ジフルオロメトキシ)-7-[(1r)-1-メチル-2,3-ジヒドロ-1h-イソインドール-5-イル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸のメタンスルホン酸塩水和物含有錠剤
WO2016053227A1 (en) * 2014-09-29 2016-04-07 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Fan controlled ambient air cooling of equipment in a controlled airflow environment
JP2016183195A (ja) * 2016-07-25 2016-10-20 大日本住友製薬株式会社 溶出が良好なイルベサルタン含有医薬組成物および口腔内崩壊錠

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019073445A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 日本化薬株式会社 アプレピタントを有効成分とする医薬組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP7058104B2 (ja) 2022-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4868695B2 (ja) 崩壊性が良好な経口製剤
JP5794650B2 (ja) 難溶性薬物の溶解性改善製剤
US11413295B2 (en) Oral preparation of obeticholic acid
BRPI0608853B1 (pt) composições farmacêuticas e processo para a fabricação de microgrânulos de rifaximina gastrorresistentes
US11911509B2 (en) Pharmaceutical composition comprising Lenvatinib mesylate
US20120141586A1 (en) Thrombin receptor antagonist and clopidogrel fixed dose tablet
US20200368219A1 (en) Pharmaceutical composition including multi-unit spheroidal tablet containing esomeprazole and spheroidal pharmaceutically acceptable salt thereof, and method of preparing the pharmaceutical composition
EP3437645B1 (en) Film-coated tablet having high chemical stability of active ingredient
JP5381978B2 (ja) アミド誘導体含有医薬組成物
JP2015054851A (ja) 被覆経口固形製剤
EP3860606A1 (en) Pharmaceutical composition comprising lenvatinib esylate or tosylate
JP7058104B2 (ja) アプレピタントを有効成分とする医薬錠剤
TW201713343A (zh) 經口投與用醫藥組成物
JP2020518611A (ja) 水溶解度及びバイオアベイラビリティが改善された組成物
JP2010533139A (ja) 水溶性ビンフルニン塩を含んでなる安定な医薬組成物
JP2019073445A (ja) アプレピタントを有効成分とする医薬組成物
US20110262540A1 (en) Solid Pharmaceutical Composition Comprising Exemestane
JP6669937B2 (ja) 5−ht6拮抗薬の医薬組成物
JP6116847B2 (ja) シクロデキストリンとの混合体を含有する錠剤
US20060034911A1 (en) New oral immediated release dosage form
JP6739289B2 (ja) ゲフィチニブを有効成分とする医薬錠剤の製造方法
WO2023238929A1 (ja) ピミテスピブを含有する医薬組成物
WO2015199115A1 (ja) 経口投与用医薬組成物
WO2022042646A1 (zh) 盐酸鲁拉西酮组合物及其制备方法
US20210346374A1 (en) Pharmaceutical compositions of 5-ht6 receptor antagonist

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7058104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150