JP2019073135A - 電動商用車 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的なレイアウト構造を用いて、空気抵抗を低減しながら熱交換器にて良好な冷却性能が得られる電動商用車を提供する。【解決手段】走行用動力源として電動機を有する電気商用車であって、車体前後方向に沿って貫通するダクトと、電動機を含む少なくとも一つの発熱体と、発熱体を冷却するための熱交換器と、を備える。熱交換器はダクト内に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、走行用動力源として電動機を有するトラックなどの電動商用車に関する。
車両の走行時には、走行風によって車体前面の圧力が増加する一方で車体後方に負圧が発生することで、車体前後に圧力差が形成され、空気抵抗が発生する。また車体内には、走行用動力源であるエンジンなどの発熱体が搭載されており、これら発熱体を冷却するために車体内部に走行風を取り込むと、空気抵抗が増加することとなる。
車両の空気抵抗を軽減することは、車両の消費エネルギ効率を向上するために重要である。例えば特許文献1では、エンジンやラジエータが収容されるエンジンルームから車体後方に向けて延材するダクトを備えることが記載されている。この構成では、エンジンやラジエータを冷却するためにエンジンルームに取り込まれた走行風をダクトを介して車体後方に排出することで、車体前後における圧力差を緩和し、走行時の空気抵抗を低減している。
特開2010−254023号公報
トラックのような商用車では、乗用車に比べて比較的大きな車体を有するため、空気抵抗が大きくなりやすい。しかしながら、この種の商用車では、一般的にフレーム構造上にキャブと荷箱が搭載された構成を有するため、その構造上、特許文献1のように車体前後方向に延材するダクトを設けることが難しい。
また商用車では、エンジンルームに収容されたエンジンをはじめとする補機類が乗用車に比べて大型になる。そのため、上記特許文献1のようなダクトを設けようとすると、これら補機類を十分冷却するために大型なダクトが必要となり、周囲の構成を圧迫してしまうおそれがある。
ところで、走行用動力源として電動機を有する電動車の普及が、乗用車を中心として進んでいる。近年では商用車においても電動車両(電動商用車)の開発が進められている。電動商用車では、従来のエンジンを備える車両とは異なるコンポーネント(電動機、バッテリ及びインバータなど)を有するため、新たなレイアウト構造が求められている。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、効率的なレイアウト構造を用いることで、空気抵抗を低減しながら熱交換器にて良好な冷却性能が得られる電動商用車を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る電動商用車は上記課題を解決するために、走行用動力源として電動機を有する電気商用車であって、車体前後方向に沿って貫通するダクトと、前記電動機を含む少なくとも一つの発熱体と、前記発熱体を冷却するための熱交換器と、を備え、前記熱交換器は前記ダクト内に配置されている。
本構成によれば、車体前後方向に沿って貫通するダクトを有することにより、車体前後における圧力差を緩和し、空気抵抗を低減できる。また電動商用車は走行用動力源としてエンジンに比べて発熱量が少ない電動機を有するため、熱交換器を比較的コンパクトにできる。そのため、ダクトの大型化を抑制しながらも熱交換器をダクト内に収容できる。このようなレイアウト構造によって、空気抵抗を低減しながら熱交換器にて良好な冷却性能が得られる電動商用車を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る電動商用車の全体構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る電動商用車の全体構成を側方から示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の第1実施形態に係る電動商用車1の全体構成を示す斜視図である。
電動商用車1は、車体の足回りを構成するシャシ2と、シャシ2上に一体的に構成されたボディ4と、を含むモノコックボディ構造を有するトラック車両である。シャシ2は、路面に略平行な床部を含み、その下方側に前輪6及び後輪8を含む4つの車輪が配置されている。ボディ4は、車体前方側に乗員の搭乗スペースが確保されており、その後方側に荷物を積載可能な荷箱スペースを有する。
電動商用車1は、走行用動力源として電動機(電動モータ)10を有する電動車両であり、車体後方側の後輪(駆動輪)8に動力を伝達することで走行を行う。前輪6は従動輪である。
尚、電動商用車は、走行用動力源の電動機をタイヤホイールの中に内蔵したいわゆる、インホイールモータ式の車両であってもかまわない。
電動商用車1は、走行に必要な電力を蓄積するバッテリ12を搭載する。バッテリ12は例えばリチウムイオン電池であり、複数のバッテリセルが直列又は並列に接続されることでモジュール化されて構成されている。バッテリ12は、電動商用車1に要求される仕様(航続距離等)に応じて複数搭載される。このようなバッテリ12は充放電時に熱量を発生させる発熱体である。そのため、バッテリ12には冷媒が循環する不図示の冷却通路が内蔵されている。バッテリ12を循環する冷媒は、バッテリ12の近傍に配置された第1熱交換器14によって熱交換されることで冷却される。
電動商用車1は、電動機10の駆動及び回生を制御するためのインバータ16を有する。インバータ16は、半導体素子から構成される電気回路を含み、動作時に熱量を発生させる発熱体である。そのため、インバータ16には冷媒が循環する不図示の冷却通路が内蔵されている。インバータ16を循環する冷媒は、インバータ16の近傍に配置された第2熱交換器18によって熱交換されることで冷却される。
電動商用車1は、走行用動力を出力するための電動機10を有する。電動機10は、バッテリ12からインバータ16を介して供給される電力で駆動されることで走行用動力を出力するとともに、減速時には回生で発電した電力をインバータ16を介してバッテリ12に充電する。電動機10は、動作時に熱量を発生させる発熱体である。そのため、電動機10には冷媒が循環する不図示の冷却通路が内蔵されている。電動機10を循環する冷媒は、電動機10の近傍に配置された第3熱交換器20によって熱交換されることで冷却される。
尚、走行時には、電動機10の出力は電動機10の後方に連結された差動装置(不図示)から左右のドライブシャフト(不図示)を介して駆動輪である後輪8に伝達される。
尚、本実施形態では、発熱体としてこれら3種類の高電圧コンポーネント(電動機10、バッテリ12及びインバータ16)を例示するが、電動商用車1は発熱体として他のコンポーネント(例えばエアコン用のコンデンサなど)を有してもよい。
電動商用車1は、モノコックボディ構造のうちボディ4の前面4aと後面4bとの間を貫通するように形成されたダクト22を有する。ダクト22の前方開口部22aは、ボディ4の前面4a(例えば電動商用車1のフロントガラスより下方側)に配置されている。前方開口部22aには、粗い粉塵がダクト22の内部に侵入することを防止するためのメッシュが設けられてもよい。この場合、メッシュは前方開口部22aに対して脱着可能に取り付けられることで、メンテナンス時に捕捉した粉塵を除去できるようにしてもよい。
ダクト22は閉断面を有する管形状を有しており、その内部に、第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20がそれぞれ配置されている。電動商用車1が走行すると、車体前方側からの走行風は、ダクト22の前方開口部22aから内部に取り込まれる。ダクト22内に取り込まれた走行風は、ダクト22内に配置されている第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20を冷却した後、後方開口部22bから外部に排出される。
このように、車体前方側から受ける走行風は前方開口部22aからダクト22内に導入されるため、走行時の車体前方側における圧力を低下できる。一方、ダクト22を通過した走行風は後方開口部22bから排出されることにより、車体後方側で発生する負圧を緩和(回復)できる。その結果、走行時における車体前後における圧力差が減少され、空気抵抗が低減される。
また発熱体である電動機10、バッテリ12及びインバータ16は、いずれも従来のエンジンに比べて発熱量が少ない。そのため、第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20は比較的小型なラジエータとして構成することができる。これにより、比較的コンパクトなダクト22内に、第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20を収容できる。これにより、ダクト22の大型化を抑制しながらも効率的なレイアウトで良好な冷却性能が得られる。
また第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20は、それぞれの冷却対象である電動機10、バッテリ12及びインバータ16の近傍に配置されるため、互いに冷媒を循環させるための冷却通路が短く済む。そのため、発熱体の冷却構造自体の構成もシンプル化することができる。特にモノコックボディ構造では、シャシ2の床部を略平面状に容易に形成できので、このような平面上に直線的なダクト22を配置することで、簡易な構成ながらも少ない空気抵抗と良好な冷却性能を実現できる。
尚、ダクト22の内径は、前方開口部22aから後方開口部22bにかけて一定であってもよいし、変化してもよい。
またダクト22の内部には、走行風の導入又は排出を促進するための電動ファン(不図示)が設置されていてもよい。この場合、メンテナンス時に電動ファンへのアクセスが容易になるように、電動ファンは前方開口部22a又は後方開口部22bの近傍に配置されてもよい。
図2は本発明の第2実施形態に係る電動商用車30の全体構成を側方から示す模式図である。
電動商用車30は、車体前後方向に延在する一対のメインフレームと、一対のメインフレーム間を連結し車体前後方向に沿って複数設けられたクロスメンバと、を含むラダーフレーム構造32を有するトラック車両である。ラダーフレーム構造32上には、乗員が搭乗するためのキャブ34と、キャブ34の後方側に配置された荷箱36と、が搭載されている。
このようなラダーフレーム構造32を有する電動商用車30もまた、車体前後方向に車体を貫通するように配置されたダクト22を有する。ダクト22はラダーフレーム構造32のうち一対のメインフレーム間に配置されており、クロスメンバを含む周辺構造は、当該ダクト22との干渉を避けるように配置される。例えば電動商用車30は、図2では図示を省略しているが、第1実施形態と同様に、後輪側に電動機が配置され、その前方にバッテリ12及びインバータ16が配置されたレイアウトを有する。そして電動機10、バッテリ12及びインバータ16に対応する第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20が、ダクト22の内部に配置される。
これにより、車体前方側から受ける走行風は前方開口部22aからダクト22内に導入されるため、走行時の車体前方側における圧力を低下できる。一方、ダクト22を通過した走行風は後方開口部22bから排出されることにより、車体後方側における圧力を増加できる。その結果、走行時における車体前後における圧力差が緩和され、空気抵抗が低減される。それとともに、ダクト22内に配置された第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20では、ダクト22に導入された走行風と熱交換することで良好な冷却性能を発揮できる。
このように本発明は第1実施形態に示すようなモノコックボディ構造だけでなく、第2実施形態に示すようなラダーフレーム構造を有する電動商用車にも適用可能である。
以上説明したように、電動商用車1、30は、車体前後方向に沿って貫通するダクト22を有することにより、車体前後における圧力差が緩和され、空気抵抗を効果的に低減できる。また電動商用車1、30は走行用動力源としてエンジンに比べて発熱量が少ない電動機10を採用するため、第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20を比較的コンパクトにできる。そのため、ダクト22の大型化を抑制しながらも第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20をダクト22内に収容できる。このようなレイアウト構造によって、空気抵抗を低減しながら第1熱交換器14、第2熱交換器18及び第3熱交換器20にて良好な冷却性能が得られる電動商用車1、30を提供できる。
本発明は、走行用動力源として電動機を有するトラックなどの電動商用車に利用可能である。
1 電動商用車(第1実施形態)
2 シャシ
4 ボディ
4a 前面
4b 後面
6 前輪
8 後輪
10 電動機
12 バッテリ
14 第1熱交換器
16 インバータ
18 第2熱交換器
20 第3熱交換器
22 ダクト
22a 前方開口部
22b 後方開口部
30 電動商用車(第2実施形態)
32 ラダーフレーム構造
34 キャブ
36 荷箱

Claims (1)

  1. 走行用動力源として電動機を有する電気商用車であって、
    車体前後方向に沿って貫通するダクトと、
    前記電動機を含む少なくとも一つの発熱体と、
    前記発熱体を冷却するための熱交換器と、
    を備え、
    前記熱交換器は前記ダクト内に配置されている、電動商用車。
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