JP2019072494A - 血圧推定装置及び方法並びにウェアラブル機器 - Google Patents

血圧推定装置及び方法並びにウェアラブル機器 Download PDF

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Abstract

【課題】非侵襲的に血圧を推定する血圧推定装置及び方法並びにウェアラブル機器を提供する。【解決手段】本発明の血圧推定装置は、被検体の生体信号を獲得するセンサーと、生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、第1基準心血管特徴に比べて第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定するプロセッサと、を備え、第1変化傾向及び第2変化傾向は、互いに独立する。【選択図】図1

Description

本発明は、血圧推定装置及び方法に関し、より詳細には、非侵襲的に収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定する血圧推定装置及び方法並びにウェアラブル機器に関する。
最近、高齢化された人口構造、急増する医療費、専門医療サービス人力の不足などによって、IT技術と医療技術とが結合されたIT−医療融合技術についての活発な研究が行われている。特に、人体の健康状態に対するモニタリング行為は、病院のみに限定されず、家庭やオフィスなどの日常生活の中で移動するユーザの健康状態をいつでもどこでもモニタリングするモバイルヘルスケア分野に拡大しつつある。個人の健康状態を示す生体信号の種類には、代表的にECG(心電図:Electrocardiography)、PPG(光電容積脈波:Photoplethysmogram)、EMG(筋電図:Electromyography)信号などがあり、日常生活で生体信号を測定するために、多様な生体信号センサーが開発されている。特に、PPGセンサーの場合は、心血関係状態などを反映する脈波形態を分析することで、人体の血圧推定が可能である。
一般的な生体信号基盤の間接的血圧推定方式は、生体信号から血圧と相関性がある多様な特徴(feature)を抽出し、これらの特徴に基づいて血圧値を推定する。血圧は、日常の中で多様なメカニズムによって変化し、場合によっては、収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧(DBP)との変化傾向が異なる。殆どの間接的血圧推定方式は、収縮期血圧と拡張期血圧とが互いに異なる傾向に変化する分離(decouple)現象が発生すると、収縮期血圧と拡張期血圧とを独立して正確に推定しにくい問題が存在する。収縮期血圧と拡張期血圧との独立推定が難しい間接血圧推定方式の場合、ユーザに誤った血圧情報を提供する虞がある。
特開2016−214736号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、血圧推定装置及び方法並びにウェアラブル機器を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による血圧推定装置は、被検体の生体信号を獲得するセンサーと、前記生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定するプロセッサと、を備え、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立する。
前記生体信号は、光電容積脈波(photoplethysmogram:PPG)、心電図(electrocardiography:ECG)、筋電図(electromyography:EMG)、及び心臓弾動図(ballistocardiogram:BCG)のうちの1つ以上を含み得る。
前記センサーは、前記生体信号を獲得する複数のセンサーを含み得る。
前記血圧推定装置は、外部機器から生体信号を受信する通信部を更に含み得る。
前記第1心血管特徴は、心拍出量(cardiac output:CO)であり、前記第2心血管特徴は、総血管抵抗(total periphral resistance:TPR)であり得る。
前記プロセッサは、前記生体信号から心拍情報、前記生体信号の波形の形態、前記生体信号の最大点の時刻及び振幅、前記生体信号の最小点の時刻及び振幅、前記生体信号の波形の面積、並びに前記生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報のうちの1つ以上を含む特徴点に基づいて、前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴を抽出し得る。
前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定し得る。
前記プロセッサは、前記第1心血管特徴を第3心血管特徴にスケーリングし、前記第2心血管特徴を第4心血管特徴にスケーリングし、前記第3心血管特徴に基づいて前記収縮期血圧を推定し、前記第4心血管特徴に基づいて前記拡張期血圧を推定し得る。
前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であり得る。
前記プロセッサは、前記心拍出量を第1心拍出量及び第2心拍出量にスケーリングし、前記総血管抵抗を第1総血管抵抗及び第2総血管抵抗にスケーリングし、前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合して収縮期血圧を推定し、前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合して拡張期血圧を推定し得る。
前記プロセッサは、前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗にそれぞれ第1心拍出量加重値及び第1総血管抵抗加重値を付与した後に線形結合し、前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗にそれぞれ第2心拍出量加重値及び第2総血管抵抗加重値を付与した後に線形結合し得る。
前記プロセッサは、前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合した結果に所定の第1スケーリング要素を適用して収縮期血圧を推定し、前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合した結果に所定の第2スケーリング要素を適用して拡張期血圧を推定し得る。
前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴のスケーリング程度を決定し得る。
前記プロセッサは、前記第1変化傾向が増加する場合、前記心拍出量の増加によって、前記第1心拍出量の増加率に対して前記第2心拍出量の増加率を同一にするか又は減少させ得る。
前記プロセッサは、前記第2変化傾向が減少する場合、前記総血管抵抗の減少によって、前記第1総血管抵抗の減少率に対して前記第2総血管抵抗の減少率を同一にするか又は増加させ得る。
前記血圧推定装置は、前記プロセッサの血圧推定結果を出力する出力部を更に含み得る。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による血圧推定方法は、被検体の生体信号を獲得する段階と、前記生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出する段階と、第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定する段階と、を有し、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立する。
前記生体信号は、光電容積脈波(PPG)、心電図(ECG)、筋電図(EMG)、及び心臓弾動図(BCG)のうちの1つ以上を含み得る。
前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であり得る。
前記第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出する段階は、前記生体信号から心拍情報、前記生体信号の波形の形態、前記生体信号の最大点の時刻及び振幅、前記生体信号の最小点の時刻及び振幅、前記生体信号の波形の面積、前記生体信号の時間経過、前記生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報、並びに抽出された2つ以上の特徴点の間の内分点のうちの1つ以上を含む特徴点に基づいて、前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴を抽出し得る。
前記血圧を推定する段階は、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定し得る。
前記血圧推定方法は、前記心拍出量を第1心拍出量及び第2心拍出量にスケーリングし、前記総血管抵抗を第1総血管抵抗及び第2総血管抵抗にスケーリングする段階を更に含み、前記血圧を推定する段階は、前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合して収縮期血圧を推定し、前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合して拡張期血圧を推定し得る。
前記心拍出量及び前記総血管抵抗をスケーリングする段階は、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴のスケーリング程度を決定し得る。
前記スケーリングする段階は、前記第1変化傾向が増加する場合、前記心拍出量の増加によって、前記第1心拍出量の増加率に対して前記第2心拍出量の増加率を同一にするか又は減少させ得る。
前記スケーリングする段階は、前記第2変化傾向が減少する場合、前記総血管抵抗の減少によって、前記第1総血管抵抗の減少率に対して前記第2総血管抵抗の減少率を同一にするか又は増加させ得る。
前記血圧推定方法は、前記推定された血圧の結果を出力する段階を更に含み得る。
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様によるウェアラブル機器は、被検体に着用される本体と、前記本体の両端に連結され、被検体を取り囲んだ状態で本体を被検体に固定するストラップと、前記本体に装着されて被検体から生体信号を獲得するセンサーと、前記測定された生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定するプロセッサと、を備え、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立する。
前記センサーは、光電容積脈波(PPG)センサー、心電図(ECG)センサー、筋電図(EMG)センサー、及び心臓弾動図(BCG)センサーのうちの1つ以上を含み得る。
前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であり得る。
前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定し得る。
前記プロセッサは、前記第1心血管特徴を第3心血管特徴にスケーリングし、前記第2心血管特徴を第4心血管特徴にスケーリングし、前記第3心血管特徴に基づいて前記収縮期血圧を推定し、前記第4心血管特徴に基づいて前記拡張期血圧を推定し得る。
前記ウェアラブル機器は、前記プロセッサの血圧推定結果を出力する表示部を更に含み得る。
前記ウェアラブル機器は、前記プロセッサの血圧推定結果を外部機器に伝送する通信部を更に含みうる。
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による被検体に着用されて被検体から血圧を推定するウェアラブル機器は、被検体から生体信号を獲得するセンサーと、前記獲得された生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、収縮期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対して互いに異なる第1スケーリング程度を決定し、拡張期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対して互いに異なる第2スケーリング程度を決定し、前記第1スケーリング程度が適用された第1心血管特徴の線形結合及び前記第2スケーリング程度が適用された第2心血管特徴の線形結合に基づいてそれぞれ収縮期血圧及び拡張期血圧を推定するプロセッサと、を備え、前記収縮期血圧及び前記拡張期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対する前記第1スケーリング程度及び前記第2スケーリング程度は、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴の変化傾向に基づいて独立して決定される。
前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であり得る。
前記プロセッサは、安定状態に比べて増加傾向を有する心拍出量に基づいて、前記拡張期血圧を推定するための心拍出量の第1スケーリング程度が前記収縮期血圧を推定するための心拍出量の第1スケーリング程度よりも更に小さくなるように決定し得る。
前記プロセッサは、安定状態に比べて減少傾向を有する総血管抵抗に基づいて、前記拡張期血圧を推定するための総血管抵抗の第2スケーリング程度が前記収縮期血圧を推定するための総血管抵抗の第2スケーリング程度よりも更に大きくなるように決定し得る。
本発明によれば、多様な生体信号から心拍出量や総血管抵抗などの心血管特徴を抽出し、抽出された心血管特徴を安定期の基準心血管特徴と比較して変化傾向を把握し、心血管特徴の変化傾向に基づいて収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定することにより、血圧推定の正確度を向上させることができる。
一実施形態による血圧推定装置のブロック図である。 他の実施形態による血圧推定装置のブロック図である。 心血管特徴の変化傾向と血圧との相関関係を説明する図である。 心血管特徴の変化傾向と血圧との相関関係を説明する図である。 心血管特徴の変化傾向と血圧との相関関係を説明する図である。 心血管特徴の変化傾向と血圧との相関関係を説明する図である。 図1及び図2に示すプロセッサ構成のブロック図である。 心血管特徴の抽出及びスケーリングを説明する図である。 心血管特徴の抽出及びスケーリングを説明する図である。 心血管特徴の抽出及びスケーリングを説明する図である。 心血管特徴の抽出及びスケーリングを説明する図である。 一実施形態による血圧推定方法のフローチャートである。 一実施形態によるウェアラブル機器を説明する図である。 一実施形態によるウェアラブル機器を説明する図である。
本発明の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれる。本明細書に記載の技術の利点及び特徴、そしてそれらを果たす方法は、図面と共に詳細に後述する実施形態を参照することで明確になる。明細書の全般に亘って同じ参照符号は、同じ構成要素を指称する。
第1、第2などの用語は多様な構成要素の説明に使われるが、構成要素は用語によって限定されるものではない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使われる。単数の表現は、文脈上取り立てて明示しない限り、複数の表現を含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とする場合、これは特に取り立てて言及しない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素を更に含み得ることを意味する。また、明細書に記載の「…部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア又はソフトウェアとして具現されるか、或いはハードウェアとソフトウェアとの組合せで具現される。
以下、本発明の血圧推定装置及び方法を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態による血圧推定装置のブロック図である。本実施形態の血圧推定装置100は、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPC、ノート型パソコンなどの端末などに搭載されるか、又は独立したハードウェア機器として製作される。独立したハードウェア機器は、腕時計型、腕輪型、手首バンド型、指輪型、メガネ型、ヘアバンド型などの被検体に着用可能なウェアラブル機器であるが、これらに限定されるものではない。
図1を参照すると、血圧推定装置100は、獲得部110及びプロセッサ120を含む。
獲得部110は、1つ以上のセンサーを含み、センサーを通じて被検体から多様な生体信号を測定する。1つ以上のセンサーは、光電容積脈波(PPG)、心電図(ECG)、筋電図(EMG)、心臓弾動図(BCG)などを測定するセンサーであるが、これらに限定されるものではない。
プロセッサ120は、獲得部110によって測定された生体信号に基づいて血圧を推定する。プロセッサ120は、獲得部110から生体信号が受信されると、生体信号から血圧に影響を及ぼす心血管特徴を抽出する。心血管特徴は、心拍出量(CO)や総血管抵抗(TPR)などを含むが、これらに限定されるものではない。
プロセッサ120は、心血管特徴が抽出されると、基準心血管特徴、例えば心血管特徴の基準値に比べて抽出された心血管特徴の変化傾向又は変化パターンを把握し、心血管特徴の変化傾向に基づいて血圧を推定する。プロセッサ120は、収縮期血圧(systolic blood pressure:SBP)及び拡張期血圧(distolic blood pressure:DBP)を独立して推定する。心血管特徴の基準値は、安定状態から抽出された心血管特徴の値である。また、心血管特徴の変化傾向は、心血管特徴の基準値に比べて心血管特徴が全般的に変化する傾向を示す。
例えば、プロセッサ120は、各心血管特徴の変化傾向に基づいて、各心血管特徴を収縮期血圧用心血管特徴と拡張期血圧用心血管特徴とでスケーリングし、スケーリングされた収縮期血圧用心血管特徴と拡張期血圧用心血管特徴とを用いて、収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定する。例えば、プロセッサ120は、収縮期血圧用と拡張期血圧用とでそれぞれスケーリングされた心血管特徴のそれぞれに加重値を付与した後、スケーリングされた心血管特徴を結合して、収縮期血圧及び拡張期血圧を推定する。例えば、プロセッサ120は、スケーリングされた心血管特徴を線形結合し、線形結果に基づいて収縮期血圧及び拡張期血圧をそれぞれ推定する。この際、線形結合結果に、心血管特徴全体のスケーリングを調節するためのスケーリング要素を適用し、その結果を用いて収縮期血圧及び拡張期血圧を推定する。
図2は、他の実施形態による血圧推定装置のブロック図である。
図2を参照すると、本実施形態による血圧推定装置200は、獲得部110、プロセッサ120、通信部210、出力部220、及び保存部230を含む。獲得部110及びプロセッサ120は、図1を参照して説明したため、以下、残りの構成を中心に説明する。
通信部210は、プロセッサ120の制御によって、外部機器250と通信して血圧推定を協業する。一例として、通信部210は、外部機器250から生体信号を受信して獲得部110に伝達する。外部機器250は、光電容積脈波(PPG)、心電図(ECG)、筋電図(EMG)、心臓弾動図(BCG)などを測定するセンサーを含む。これを通じて、獲得部110には、最小限のセンサー、例えば光電容積脈波信号を測定するPPGセンサーのみを搭載することにより、本体のサイズを減らす。図2に示す1つ以上の構成は、1つ以上のハードウェアで具現可能である。
また、通信部210は、プロセッサ120の制御によって、生体信号測定結果や血圧推定結果などを外部機器250に伝送し、外部機器250に血圧履歴管理や健康状態モニタリングを行わせる。ここで、外部機器250は、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPC、ノート型パソコン、医療機関の装置などを含むが、これらに制限されるものではない。
通信部210は、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth(登録商標))通信、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信、近距離無線通信(Near Field Communication:NFC)、WLAN通信、ジグビー(登録商標)(Zigbee(登録商標))通信、赤外線(Infrared Data Association:IrDA)通信、WFD(Wi−Fi Direct)通信、UWB(ultra−wideband)通信、Ant+通信、Wi−Fi通信、RFID(Radio Frequency Identification)通信、3G通信、4G通信、5G通信などを用いて外部機器と通信する。しかし、これは一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
出力部220は、獲得された生体信号、血圧推定結果、血圧推定結果による警告などの付加情報を出力する。一例として、出力部220は、ディスプレイモジュール(例:ディスプレイ機器)を通じて各種の情報を視覚的にユーザに提供する。例えば、血圧推定結果を表示する際、推定された血圧が正常範囲を外れる場合に赤色で表示する方式などで強調することにより、ユーザに警告情報を表示する。他の例として、スピーカーモジュール(例:スピーカー)やハプティックモジュール(例:振動機又はハプティックモータ)などを通じて音声や振動、触感などの非視覚的な方式で各種の情報をユーザに提供する。
例えば、収縮期血圧及び拡張期血圧を音声、振動及び/又は触感で案内する。推定された血圧が正常範囲を外れる場合、音声、振動や触感を通じてユーザに健康状態に異常があることを案内する。例えば、出力部220は、音声を通じて正常範囲内にある収縮期血圧及び拡張期血圧をユーザに案内する。また、振動や触感を通じて正常範囲外にある収縮期血圧及び拡張期血圧を案内する。しかし、これは単純な例示であり、これに制限されるものではない。
出力部220は、1つ以上のハードウェア回路網として具現可能である。
保存部230は、基準情報、獲得された生体信号、血圧推定結果などを保存する。基準情報は、ユーザの年齢、性別、健康状態などのユーザ情報、又は血圧推定式のような推定モデルを含む。
保存部230は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの記録媒体を含むが、これらに制限されるものではない。
図3A〜図3Dは、心血管特徴の変化傾向と血圧との相関関係を説明する図である。
一般的に、平均血圧(mean blood pressure:MBP)は、下記の数式1のように心拍出量と総血管抵抗とに比例する。
Figure 2019072494
ここで、ΔMBPは、左心室と右心房との平均血圧差を示し、一般的に、右心房平均血圧の場合、3〜5mmHgを超えず、左心室平均血圧又は上腕平均血圧に類似する値を有する。
一般的に、収縮期血圧及び拡張期血圧は、このように算出された平均血圧の左右0.5〜0.7範囲内の値を使用する。しかし、収縮期血圧及び拡張期血圧は、血圧変化メカニズムによって、平均血圧の変化傾向に従わない分離現象が発生する虞がある。従って、血圧推定の正確度を向上させるために、血圧変化メカニズムによる影響を考慮して血圧を推定する必要がある。
図3A及び図3Bは、血圧の多様な変化メカニズムによって、収縮期血圧及び拡張期血圧が変化する傾向を図示したものである。
図3A及び図3Bを参照すると、血圧の変化に影響を与える多様なメカニズムによって、心拍出量、総血管抵抗、収縮期血圧、及び拡張期血圧の変化傾向を推定する。
一例として、血圧の変化メカニズムが無酸素運動又は等尺性運動である場合、安定期に比べて、心拍出量(CO)、総抵抗血管(TPR)、収縮期血圧(SBP)、拡張期血圧(DBP)のいずれも増加する傾向を示す。従って、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)とを組合せて血圧を推定する場合、心拍出量特徴(f1)が増加し、総血管抵抗特徴(f2)が同様に保持されるか又は無意味に増加する傾向を示す時、プロセッサ120は、無酸素運動又は等尺性運動状態を決定し、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)との組合せ結果に比例する収縮期血圧及び拡張期血圧を推定する。
他の例として、血圧の変化メカニズムが有酸素運動である場合、安定期に比べて、心拍出量(CO)及び収縮期血圧(SBP)は増加する傾向を示すが、総血管抵抗(TPR)及び拡張期血圧(DBP)は減少する傾向を示す。従って、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)とを組合せて血圧を推定する場合、心拍出量特徴(f1)が非常に大きな幅に増加し、総血管抵抗特徴(f2)が減少する傾向を示す時、収縮期血圧は多少大きな幅に増加するが、拡張期血圧は心拍出量特徴(f1)の増加に比べて相対的にその増加する程度が小さくなる。
他の例として、血圧の変化メカニズムがアルコールである場合、安定期に比べて、心拍出量(CO)は増加するが、総血管抵抗(TPR)、収縮期血圧(SBP)、及び拡張期血圧(DBP)はいずれも減少する傾向を示す。従って、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)とを組合せて血圧を推定する場合、心拍出量特徴(f1)の増加程度が総血管抵抗特徴(f2)の減少程度よりも大きい時、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)とを組合せた結果は増加傾向を示しても、収縮期血圧及び拡張期血圧は減少する傾向を示す。ここで、拡張期血圧の減少程度は収縮期血圧よりも相対的に大きい。
更に他の例として、血圧の変化メカニズムが息こらえである場合、心拍出量特徴(f1)と総血管抵抗特徴(f2)とを組合せて血圧を推定する場合、総血管抵抗特徴(f2)が増加し、心拍出量特徴(f1)が同様に保持される時、収縮期血圧及び拡張期血圧は、いずれもその組合せ結果に比例する。
図3Cは、心拍出量の変化による収縮期血圧及び拡張期血圧の変化傾向を図示したものであり、図3Dは、総血管抵抗の変化による収縮期血圧及び拡張期血圧の変化傾向を図示したものである。
図3Cを参照すると、心拍出量(CO)が増加又は減少する時、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)は、いずれも同じ変化傾向を示す。心拍出量が安定期に比べて減少する時、収縮期血圧及び拡張期血圧は、同様に減少する変化傾向を示す。しかし、心拍出量が安定期に比べて次第に増加する時、拡張期血圧の増加程度は、収縮期血圧の増加程度よりも次第に小さくなる傾向を示す。即ち、心拍出量(x軸)が次第に増加する時、拡張期血圧(y軸)の増加程度は次第に小さくなり、心拍出量(y軸)が次第に増加する時、収縮期血圧(x軸)の増加程度は次第に大きくなる傾向を示す。
図3Dを参照すると、総血管抵抗(TPR)が増加又は減少する時、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)は、いずれも同じ変化傾向を示す。しかし、総血管抵抗が安定期に比べて次第に減少する時、拡張期血圧の減少程度は、収縮期血圧の減少程度よりも次第に大きくなる傾向を示す。即ち、心拍出量(x軸)が次第に減少する時、拡張期血圧(y軸)の減少程度は次第に大きくなり、心拍出量(y軸)が次第に減少する時、収縮期血圧(x軸)の減少程度は次第に小さくなる傾向を示す。
このように、血圧変化メカニズムによって心拍出量や総血管抵抗のような心血管特徴と、収縮期血圧及び拡張期血圧の変化傾向は多様である。特に、収縮期血圧は心拍出量の変化に敏感であり、拡張期血圧は総血管抵抗の変化に更に敏感な反応を示す。従って、本実施形態によると、多様な生体信号から心拍出量や総血管抵抗などの心血管特徴を抽出し、抽出された心血管特徴を安定期の基準心血管特徴と比較して変化傾向を把握し、心血管特徴の変化傾向に基づいて収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定することにより、血圧推定の正確度を向上させることができる。
図4は、図1及び図2に示すプロセッサ構成のブロック図である。図5A〜図5Dは、心血管特徴の抽出及びスケーリングを説明する図である。図4〜図5Dを参照して、プロセッサ400が、生体信号に基づいて血圧を推定する実施形態を説明する。
図4を参照すると、プロセッサ400は、特徴点抽出部410、特徴抽出部420、スケーリング部430、及び血圧推定部440を含む。
特徴点抽出部410は、多様な生体信号から血圧推定のための特徴点を抽出する。特徴点は、心拍情報、生体信号の波形の形態、生体信号の最大点の時刻及び振幅、生体信号の最小点の時刻及び振幅、生体信号波形の面積、生体信号の時間経過、生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報、2つ以上の特徴点の間の内分点のうちの1つ以上を含むが、これらに制限されるものではない。
図5Aは、被検体から獲得された生体信号のうちの脈波信号を例示したものである。図5Aを参照して、特徴点抽出部410が、脈波信号から特徴点を抽出する例を説明する。
一般的に、脈波信号は、心臓から出発して身体末端部に向かう進行波(propagation wave)と末端部から再び戻ってくる反射波(refelection wave)との重畳信号で構成される。図5Aは、被検体から獲得された脈波信号(PS)の波形が5個の構成パルス、例えば進行波(fw)と反射波(rw1、rw2、rw3、rw4)との重畳信号からなるものを例示する。
特徴点抽出部410は、このように脈波信号(PS)の構成パルス波形(fw、rw1、fw2、rw3、rw4)を分析して特徴点を抽出する。一般的に、血圧を推定するために、三番目までの構成パルスが主に使われる。その後のパルスは、通常、人によって観測されない場合もあり、ノイズ(noise)のために、検知が困難であり、血圧推定との相関度も低い場合もある。
一例として、特徴点抽出部410は、最初から三番目までの構成パルス波形(fw、rw1、rw2)の最大地点の時刻(t、t、t)及び振幅(P、P、P)を特徴点として抽出する。特徴点抽出部410は、脈波信号(PS)が獲得されると、獲得された脈波信号(PS)を2次微分し、2次微分信号を用いて構成パルス波形(fw、rw1、rw2)の最大地点の時刻(t、t、t)及び振幅(P、P、P)を抽出する。例えば、2次微分信号でローカル最小地点(local minimum point)を探索して最初から三番目までのローカル最小地点に該当する時刻(t、t、t)を抽出し、脈波信号(PS)からその時刻(t、t、t)に対応する振幅(P、P、P)を抽出する。ここで、ローカル最小地点は、2次微分信号の一部区間を観察した時、信号が減少しながら特定地点を中心に再び増加する形態、即ち下向きに凸状(言い換えると、凹状)を有する地点を意味する。
他の例として、特徴点抽出部410は、脈波信号(PS)の所定区間で振幅が最大である地点の時刻(tmax)及び振幅(Pmax)を特徴点として抽出する。ここで、所定区間は、血圧の収縮期区間を意味する脈波信号(PS)の最初から重複切痕(dicrotic notch:DN)が発生した地点までを示す。
更に他の例として、特徴点抽出部410は、生体信号の全体測定時間を意味する時間経過(PPGdur)又は生体信号波形の面積(PPGarea)を特徴点として抽出する。この際、生体信号波形の面積は、生体信号波形の全体面積、又は全体時間経過(PPGdur)上の所定比率(例:70%)に該当する生体信号波形の面積を意味する。
更に他の例として、特徴点抽出部410は、抽出された2つ以上の特徴点間の内分点を追加的な特徴点として抽出する。脈波信号が、動雑音、睡眠などの非理想的な環境によって脈波信号に不安定な波形が発生することで、特徴点が誤った位置から抽出される。このように、誤って抽出された特徴点の間の内分点を活用して血圧測定を補完する。
例えば、特徴点抽出部410は、先に血圧の収縮期区間で特徴点(t、P)と(tmax、Pmax)とが抽出されると、2つの特徴点(t、P)と(tmax、Pmax)との間の内分点(tsys、Psys)を算出する。特徴点抽出部410は、2つの特徴点(t、P)と(tmax、Pmax)との時刻値t及びtmaxに加重値を付与し、加重値が付与されたそれぞれの時刻値を用いて内分点の時刻(tsys)を算出し、算出された内分点の時刻(tsys)に該当する振幅(Psys)を抽出する。但し、これに限定されず、獲得された生体信号波形の分析を通じて、血圧の収縮期区間で最初と二番目の構成パルス波形(fw、rw1)に関連する特徴点(t、P)と(t、P)との間の内分点、血圧の拡張期区間で三番目と四番目の構成パルス波形(rw、rw)に関連する特徴点(t、P)と(t、P)との間の内分点などを更に算出する。
特徴抽出部420は、多様な生体信号から抽出された特徴点を組合せて心拍出量や総血管抵抗などの心血管特徴を抽出する。
図5Bは、心拍出量特徴と総血管抵抗特徴との候補を図示したものである。
例えば、図5Bを参照すると,特徴抽出部420は、(1)分当たり心拍数(HR)、(2)生体信号の面積(PPGarea)、(3)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を血圧収縮期区間の最大振幅(Pmax)で割った値(P3/Pmax)、(4)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を内分点の振幅(Psys)で割った値(P3/Psys)、(5)血圧収縮期区間の最大振幅(Pmax)を生体信号波形の面積(PPGarea)で割った値(Pmax/PPGarea)、(6)生体信号の時間経過(PPGdur)の逆数などを心拍出量(CO)特徴として抽出する。
他の例として、特徴抽出部420は、(1)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された時刻(T)から最初の構成パルス波形(fw)が抽出された時刻(T)を差引いた値の逆数、(2)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された時刻(T)から内分点の時刻(Tsys)を差引いた値の逆数、(3)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された時刻(T)から血圧収縮期区間の最大振幅(Pmax)に該当する時刻(Tmax)を差引いた値の逆数、(4)二番目の構成パルス波形(rw)が抽出された時刻(T)から最初の構成パルス波形(fw)が抽出された時刻(T)を差引いた値の逆数、(5)二番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を最初の構成パルス波形(fw)が抽出された振幅(P)で割った値、三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を最初の構成パルス波形(fw)が抽出された振幅(P)で割った値、(6)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を最大振幅(Pmax)で割った値、(7)三番目の構成パルス波形(rw)が抽出された振幅(P)を最初の構成パルス波形(fw)が抽出された振幅(P)で割った値、(8)生体信号の面積(PPGarea)などを総血管抵抗(TPR)特徴として抽出する。但し、このような例示に制限されず、その他の多様な特徴点の組合せによって、心拍出量特徴や総血管抵抗特徴を抽出することができる。
スケーリング部430は、特徴抽出部420によって抽出された心血管特徴をその心血管特徴の変化傾向に基づいて、第1心血管特徴と第2心血管特徴とにスケーリングする。第1心血管特徴は収縮期血圧を推定するための心血管特徴であり、第2心血管特徴は拡張期血圧を推定するための心血管特徴である。スケーリング部430は、抽出された心血管特徴の種類(例:心拍出量又は総血管抵抗)及び変化傾向(例:増加又は減少)によって、第1心血管特徴と第2心血管特徴とのスケーリング程度を決定する。ここで、スケーリング程度は、ユーザ別に前処理過程を通じて予め定義される。例えば、スケーリング程度は、ユーザの特性又は以前の実験に基づいて、各ユーザ別に最適化される。
図5Cは、心拍出量によって、収縮期血圧を推定するための第1心血管特徴と拡張期血圧を推定するための第2心血管特徴とのスケーリングを例示したものである。一例として、上述したように、心拍出量が増加する時、心拍出量特徴は、拡張期血圧に比べて収縮期血圧に及ぼす影響が更に大きい。従って、図5Cを参照すると、心拍出量が増加する区間(x>1)に対して、収縮期血圧を推定するための第1心血管特徴(例:第1心拍出量)のスケーリング程度がy=xの数式で定義される場合、拡張期血圧を推定するための第2心拍出量のスケーリング程度が収縮期血圧を推定するための第1心拍出量の増加率よりも下になるように、第2心血管特徴(例:第2心拍出量)のスケーリング程度は、y=x、y=2*sqrt(x)−1、y=ln(x)、及びy=sqrt(x)のうちの何れか1つとして定義される。
また、心拍出量が減少する区間(0≦x≦1)に対して、第1心拍出量と第2心拍出量とのスケーリング程度は、同じ数式(例:y=x)として定義される。但し、例示した関数式は、一例に過ぎず、特に制限されるものではない。なお、図5Cで、x軸はスケーリング前の心拍出量を示し、y軸はスケーリング数式によってスケーリングされた後の心拍出量を示す。
第1心血管特徴のスケーリング程度を決定するための数式と第2心血管特徴のスケーリング程度を決定するための数式は、血圧推定装置に予め設定され、今後必要な場合に修正又は調節される。
図5Dは、総血管抵抗によって、収縮期血圧を推定するための第1心血管特徴と拡張期血圧を推定するための第2心血管特徴とをスケーリングする例を図示したものである。上述したように、総血管抵抗が減少する時、総血管抵抗は、収縮期血圧に比べて拡張期血圧に及ぼす影響が更に大きい。従って、図5Dを参照すると、総血管抵抗が減少する区間(0≦x≦1)に対して、収縮期血圧を推定するための第1心血管特徴(例:第1総血管抵抗)のスケーリング程度がy=xの数式で定義される場合、拡張期血圧を推定するための第2総血管抵抗のスケーリング程度が収縮期血圧を推定するための第1総血管抵抗減少率よりも上になるように、拡張期血圧を推定するための第2心血管特徴(例:第2総血管抵抗)のスケーリング程度は、y=x、y=2*x−1、y=−1/x+2、及びy=ln(x)+1のうちの何れか1つとして予め定義される。また、総血管抵抗が増加する区間(x>1)に対して、第1総血管抵抗と第2総血管抵抗とのスケーリング程度は、同じ数式(例:y=x)として定義される。但し、例示した関数式は、一例に過ぎず、特に制限されるものではない。なお、図5Dで、x軸はスケーリング前の総血管抵抗を示し、y軸はスケーリング数式によってスケーリングされた後の総血管抵抗を示す。
血圧推定部440は、スケーリング部430によって、心血管特徴が第1心血管特徴と第2心血管特徴とにスケーリングされた場合、第1心血管特徴と第2心血管特徴とをそれぞれ収縮期血圧推定モデル及び拡張期血圧推定モデルに入力して、収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定する。例えば、収縮期血圧推定モデル及び拡張期血圧推定モデルは、下記の数式2〜数式4のような関数式の形態であるが、これに制限されるものではない。
Figure 2019072494
数式2は、血圧推定モデルの一例としての関数式を示す。ここで、SBPestは、収縮期血圧推定値を意味する。FCO_SBPはスケーリングされた第1心拍出量、FTPR_SBPはスケーリングされた第1総血管抵抗を意味し、ACO_SBPは収縮期血圧用の第1心拍出量加重値、ATPR_SBPは収縮期血圧用の第1総血管抵抗加重値を意味する。BSBPは、収縮期血圧オフセットを意味する。また、DBPestは、拡張期血圧推定値を意味する。FCO_DBPはスケーリングされた第2心拍出量、FTRP_DBPはスケーリングされた第2総血管抵抗を意味し、ACO_DBPは拡張期血圧用の第2心拍出量加重値、ATPR_DBPは拡張期血圧用の第2総血管抵抗加重値を意味する。BDBPは、拡張期血圧オフセットを意味する。
血圧推定部440は、数式2に例示したように、スケーリングされた第1心拍出量及び第1総血管抵抗のそれぞれに第1心拍出量加重値及び第2心拍出量加重値を付与した後、収縮期血圧を推定する。同様に、血圧推定部440は、スケーリングされた第1心拍出量及び第1総血管抵抗のそれぞれに第1心拍出量加重値及び第2心拍出量加重値を付与した後、収縮期血圧を推定する。
Figure 2019072494
数式3は、血圧推定モデルの他の例としての関数式を示す。ρSBPは心血管特徴の全体スケーリングを調節するための収縮期血圧用スケーリング要素を意味し、ρDBPは心血管特徴の全体スケーリングを調節するための拡張期血圧用スケーリング要素を意味する。
Figure 2019072494
数式4は、血圧推定モデルの更に他の例の関数式を示したものである。ここで、ASBPは収縮期血圧用係数、ADBPは拡張期血圧用係数を意味する。
図6は、一実施形態による血圧推定方法のフローチャートである。
図6は、図1又は図2の実施形態による血圧推定方法の一実施形態であって、上述した内容は、以下、重複説明を避けるために、簡単に説明する。
先ず、血圧推定装置は、血圧推定要請を受信する(段階610)。血圧推定装置は、ユーザにインターフェースを提供し、ユーザがインターフェースを通じて入力した血圧推定要請を受信する。或いは、血圧推定装置は、外部機器と通信接続し、外部機器から血圧推定要請を受信する。外部機器は、ユーザが携帯するスマートフォンやタブレットPCなどであり、ユーザは、よりインターフェース性能やコンピューティング性能に優れた機器を通じて血圧推定装置の動作を制御することができる。
次に、血圧推定装置は、血圧推定のために、内部に搭載されたセンサーを制御して被検体から生体信号を獲得するか、或いは外部センサーから生体信号を受信する(段階620)。血圧推定装置に搭載されたセンサー、及び外部センサーは、被検体の多様な部位(例:手首、胸、指など)でPPG信号、ECG信号、EMG信号、BCG信号などの多様な生体信号を獲得する。
次に、獲得された生体信号を分析して特徴点を抽出する(段階630)。特徴点は、心拍情報、生体信号の波形の形態、生体信号の最大点の時刻及び振幅、生体信号の最小点の時刻及び振幅、生体信号波形の面積、生体信号の時間経過、生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報、2つ以上の特徴点の間の内分点などを含む。
次に、抽出された特徴点に基づいて心血管特徴を抽出する(段階640)。心血管特徴は、心拍出量特徴及び総血管抵抗特徴を含む。例えば、血圧推定装置は、図5Bに示したように、抽出された特徴点をそのまま利用するか、又は2つ以上を組合せて心血管特徴を抽出する。
次に、血圧推定装置は、抽出された心血管特徴を、収縮期血圧を推定するための第1心血管特徴にスケーリングする(段階650)。心拍出量特徴及び総血管抵抗特徴のそれぞれの変化傾向が収縮期血圧に及ぼす相関関係を考慮して、既定のスケーリング程度に基づいて第1心拍出量特徴及び第1総血管抵抗特徴にスケーリングする。
また、血圧推定装置は、抽出された心血管特徴を、拡張期血圧を推定するための第2心血管特徴にスケーリングする(段階660)。心拍出量特徴及び総血管抵抗特徴のそれぞれの変化傾向が拡張期血圧に及ぼす相関関係を考慮して、既定のスケーリング程度に基づいて第2心拍出量特徴及び第2総血管抵抗特徴にスケーリングする。
例えば、心拍出量が増加する時、心拍出量特徴は、拡張期血圧に比べて収縮期血圧に及ぼす影響が更に大きいため、心拍出量特徴が増加する変化傾向である場合、第2心拍出量特徴は、第1心拍出量特徴に比べてその増加率が同じか又は小さくなるようにスケーリングする。また、総血管抵抗が減少する時、総血管抵抗特徴は、収縮期血圧に比べて拡張期血圧に及ぼす影響が更に大きいため、総血管抵抗特徴が減少する傾向である場合、第2総血管抵抗は、第1総血管抵抗特徴に比べてその減少率が大きいか又は同じようにスケーリングする。
次に、血圧推定装置は、第1心血管特徴を用いて収縮期血圧を推定し(段階670)、第2心血管特徴を用いて拡張期血圧を推定する(段階680)。例えば、第1心血管特徴及び第2心血管特徴を、上記数式2〜数式4のような収縮期血圧推定モデル及び拡張期血圧推定モデルに入力して、収縮期血圧及び拡張期血圧を独立して推定する。
次に、血圧推定装置は、獲得された生体信号、血圧推定結果、血圧推定結果による警告などの付加情報などを出力してユーザに提供する(段階690)。例えば、ディスプレイモジュールを通じて視覚的に血圧推定結果を出力し、血圧推定結果を表示する時に推定された血圧が正常範囲を外れる場合、赤色で表示する方式などで強調することにより、ユーザに警告情報を共に提供する。或いは、スピーカーモジュールを通じて血圧推定結果を音声で出力し、推定された血圧が正常範囲を外れる場合、ハプティックモジュールを通じて振動や触感でユーザに健康状態に異常があることを案内する。
図7A及び図7Bは、一実施形態によるウェアラブル機器を説明する図である。上述した血圧推定装置の多様な実施形態は、図示したように、手首に着用するスマートウォッチやスマートバンド型ウェアラブル機器に搭載される。但し、これは、説明の便宜上、1つの例示に過ぎないため、ウェアラブル機器の形態において、特にこれに制限されるものではない。
図7A及び図7Bを参照すると、ウェアラブル機器700は、機器本体710と、ストラップ720と、を含む。
ストラップ720は、フレキシブルに構成され、ユーザの手首を取り囲む形態で曲げられるか又はユーザの手首から分離される形態で曲げられる。或いは、ストラップ720は、分離されないバンド形態で構成される。ストラップ720は、手首に加えられる圧力の変化によって弾性を有するように内部に空気が注入されるか又は空気袋を含み、本体710に手首の圧力変化を伝達する。
本体710又はストラップ720の内部には、ウェアラブル機器に電源を供給するバッテリが内蔵される。
本体710の内部には、多様な生体信号を測定する1つ以上のセンサーが搭載される。例えば、被検体(OBJ)、例えば手首部位が接触する本体710の裏面に脈波センサー711が被検体(OBJ)に露出される形態で装着される。脈波センサー711は、被検体(OBJ)に光を照射する光源711aと、被検体(OBJ)からの散乱又は反射光を検出して脈波信号を測定するディテクター711bと、を含む。光源711aは、LED(light emitting diode)、レーザダイオード(laser diode)、及び蛍光体のうちの少なくとも1つを含み、1つ又は2つ以上のアレイで形成される。2つ以上のアレイで形成される光源は、互いに異なる波長の光を照射するように形成される。また、ディテクターは、フォトダイオード(photodiode)、イメージセンサーなどを含み、1つ又は2つ以上のアレイで形成される。
ウェアラブル機器700の本体710には、脈波センサー711及び/又は外部センサーから受信された生体信号に基づいて血圧を推定するプロセッサ712が実装される。プロセッサ712は、ユーザの血圧推定要請に応じて、制御信号を生成して脈波センサー711を制御し、必要な場合、通信部713を制御して外部センサーから生体信号を受信する。
通信部713は、本体710の内部に搭載され、プロセッサ712の制御によって外部機器と通信し、必要な情報を送受信する。例えば、通信部713は、生体信号を測定する外部センサー、例えばECGセンサー、EMGセンサー、BCGセンサーなどから生体信号を受信する。また、ユーザの携帯端末から血圧推定要請を受信する。また、抽出された特徴点や特徴情報を外部機器に伝送して血圧を推定させる。また、血圧推定結果を外部機器に伝送してユーザに表示させるか、又は血圧履歴管理、疾病研究などの多様な目的として活用させる。また、外部機器から血圧推定モデルや心血管特徴別のスケーリング数式のような基準情報を受信する。
プロセッサ712は、脈波センサー711及び/又は外部センサーから生体信号が受信されると、受信された生体信号から特徴点を抽出する。例えば、脈波信号が受信されると、上述したように、脈波信号を構成する構成パルス波形を分析して、各構成パルス波形の最大点の時刻及び振幅、血圧の収縮期区間で振幅が最大である地点の時刻及び振幅、脈波信号の時間経過、脈波信号波形の面積などを特徴点として抽出する。
プロセッサ712は、特徴点が抽出されると、図5Bに例示したように、特徴点を組合せて心血管特徴、例えば心拍出量特徴及び総血管抵抗特徴を抽出する。
プロセッサ712は、心血管特徴を収縮期血圧用心血管特徴と拡張期血圧用心血管特徴とにスケーリングし、収縮期血圧用心血管特徴と拡張期血圧用心血管特徴とをそれぞれ用いて収縮期血圧と拡張期血圧とを独立して推定する。収縮期血圧用心血管特徴のスケーリング程度、及び拡張期血圧用心血管特徴のスケーリング程度は、心血管特徴、例えば心拍出量特徴及び総血管抵抗特徴の変化傾向が収縮期血圧及び拡張期血圧に及ぼす相関関係を考慮して予め定義される。
プロセッサ712は、血圧推定結果、血圧履歴情報、及び血圧を測定するために使われた生体信号、抽出された特徴点、スケーリング前後の心血管特徴などを保存装置に保管する。
ウェアラブル機器700は、本体710に装着された操作部715と表示部714とを更に含む。
操作部715は、ユーザの制御命令を受信してプロセッサ712に伝達し、ウェアラブル機器700の電源をオン/オフさせる命令を入力するための電源ボタンを含む。
表示部714は、プロセッサ712の制御によって検出された血圧に関連する多様な情報をユーザに提供する。例えば、表示部714は、検出された血圧、アラーム、警告などの追加情報を多様な視覚的/非視覚的な方式でユーザに提供する。
一方、本実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードとして具現される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存されるあらゆる種類の記録装置を含む。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがあり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを介した伝送)の形態で具現されるものを含む。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータ読み取り可能なプログラムコードとして保存されて実行される。そして、本実施形態を具現するための機能的な(functional)プログラムコード及びコードセグメントは、当該技術分野のプログラマーによって容易に推論される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
本発明は、血圧推定装置及び方法関連の技術分野に適用可能である。
100、200 血圧推定装置
110 獲得部
120、400、712 プロセッサ
210、713 通信部
220 出力部
230 保存部
250 外部機器
410 特徴点抽出部
420 特徴抽出部
430 スケーリング部
440 血圧推定部
700 ウェアラブル機器
710 機器本体
711 脈波センサー
711a 光源
711b ディテクター
714 表示部
715 操作部
720 ストラップ

Claims (36)

  1. 被検体の生体信号を獲得するセンサーと、
    前記生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定するプロセッサと、を備え、
    前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立することを特徴とする血圧推定装置。
  2. 前記生体信号は、光電容積脈波(PPG)、心電図(ECG)、筋電図(EMG)、及び心臓弾動図(BCG)のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の血圧推定装置。
  3. 前記センサーは、前記生体信号を獲得する複数のセンサーを含むことを特徴とする請求項2に記載の血圧推定装置。
  4. 外部機器から生体信号を受信する通信部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の血圧推定装置。
  5. 前記プロセッサは、前記生体信号から心拍情報、前記生体信号の波形の形態、前記生体信号の最大点の時刻及び振幅、前記生体信号の最小点の時刻及び振幅、前記生体信号の波形の面積、並びに前記生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報のうちの1つ以上を含む特徴点に基づいて、前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴を抽出することを特徴とする請求項1に記載の血圧推定装置。
  6. 前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定することを特徴とする請求項1に記載の血圧推定装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第1心血管特徴を第3心血管特徴にスケーリングし、
    前記第2心血管特徴を第4心血管特徴にスケーリングし、
    前記第3心血管特徴に基づいて前記収縮期血圧を推定し、
    前記第4心血管特徴に基づいて前記拡張期血圧を推定することを特徴とする請求項6に記載の血圧推定装置。
  8. 前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、
    前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であることを特徴とする請求項1又は7に記載の血圧推定装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記心拍出量を第1心拍出量及び第2心拍出量にスケーリングし、
    前記総血管抵抗を第1総血管抵抗及び第2総血管抵抗にスケーリングし、
    前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合して収縮期血圧を推定し、
    前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合して拡張期血圧を推定することを特徴とする請求項8に記載の血圧推定装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗にそれぞれ第1心拍出量加重値及び第1総血管抵抗加重値を付与した後に線形結合し、
    前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗にそれぞれ第2心拍出量加重値及び第2総血管抵抗加重値を付与した後に線形結合することを特徴とする請求項9に記載の血圧推定装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合した結果に所定の第1スケーリング要素を適用して収縮期血圧を推定し、
    前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合した結果に所定の第2スケーリング要素を適用して拡張期血圧を推定することを特徴とする請求項9に記載の血圧推定装置。
  12. 前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴のスケーリング程度を決定することを特徴とする請求項7に記載の血圧推定装置。
  13. 前記プロセッサは、前記第1変化傾向が増加する場合、前記心拍出量の増加によって、前記第1心拍出量の増加率に対して前記第2心拍出量の増加率を同一にするか又は減少させることを特徴とする請求項9に記載の血圧推定装置。
  14. 前記プロセッサは、前記第2変化傾向が減少する場合、前記総血管抵抗の減少によって、前記第1総血管抵抗の減少率に対して前記第2総血管抵抗の減少率を同一にするか又は増加させることを特徴とする請求項9に記載の血圧推定装置。
  15. 前記プロセッサの血圧推定結果を出力する出力部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の血圧推定装置。
  16. 被検体の生体信号を獲得する段階と、
    前記生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出する段階と、
    第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定する段階と、を有し、
    前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立することを特徴とする血圧推定方法。
  17. 前記生体信号は、光電容積脈波(PPG)、心電図(ECG)、筋電図(EMG)、及び心臓弾動図(BCG)のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項16に記載の血圧推定方法。
  18. 前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、
    前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であることを特徴とする請求項16に記載の血圧推定方法。
  19. 前記第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出する段階は、前記生体信号から心拍情報、前記生体信号の波形の形態、前記生体信号の最大点の時刻及び振幅、前記生体信号の最小点の時刻及び振幅、前記生体信号の波形の面積、前記生体信号の時間経過、前記生体信号を構成する構成パルス波形の振幅及び時刻情報、並びに抽出された2つ以上の特徴点の間の内分点のうちの1つ以上を含む特徴点に基づいて、前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴を抽出することを特徴とする請求項18に記載の血圧推定方法。
  20. 前記血圧を推定する段階は、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定することを特徴とする請求項18に記載の血圧推定方法。
  21. 前記心拍出量を第1心拍出量及び第2心拍出量にスケーリングし、前記総血管抵抗を第1総血管抵抗及び第2総血管抵抗にスケーリングする段階を更に含み、
    前記血圧を推定する段階は、前記第1心拍出量及び前記第1総血管抵抗を線形結合して収縮期血圧を推定し、前記第2心拍出量及び前記第2総血管抵抗を線形結合して拡張期血圧を推定することを特徴とする請求項20に記載の血圧推定方法。
  22. 前記心拍出量及び前記総血管抵抗をスケーリングする段階は、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴のスケーリング程度を決定することを特徴とする請求項21に記載の血圧推定方法。
  23. 前記スケーリングする段階は、前記第1変化傾向が増加する場合、前記心拍出量の増加によって、前記第1心拍出量の増加率に対して前記第2心拍出量の増加率を同一にするか又は減少させることを特徴とする請求項22に記載の血圧推定方法。
  24. 前記スケーリングする段階は、前記第2変化傾向が減少する場合、前記総血管抵抗の減少によって、前記第1総血管抵抗の減少率に対して前記第2総血管抵抗の減少率を同一にするか又は増加させることを特徴とする請求項22に記載の血圧推定方法。
  25. 前記推定された血圧の結果を出力する段階を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の血圧推定方法。
  26. 被検体に着用される本体と、
    前記本体の両端に連結され、被検体を取り囲んだ状態で本体を被検体に固定するストラップと、
    前記本体に装着されて被検体から生体信号を獲得するセンサーと、
    前記獲得された生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、第1基準心血管特徴に比べて前記第1心血管特徴の第1変化傾向、及び第2基準心血管特徴に比べて前記第2心血管特徴の第2変化傾向に基づいて血圧を推定するプロセッサと、を備え、
    前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向は、互いに独立することを特徴とするウェアラブル機器。
  27. 前記センサーは、光電容積脈波(PPG)センサー、心電図(ECG)センサー、筋電図(EMG)センサー、及び心臓弾動図(BCG)センサーのうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項26に記載のウェアラブル機器。
  28. 前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、
    前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であることを特徴とする請求項26に記載のウェアラブル機器。
  29. 前記プロセッサは、前記第1変化傾向及び前記第2変化傾向に基づいて、収縮期血圧(SBP)及び拡張期血圧(DBP)を独立して推定することを特徴とする請求項26に記載のウェアラブル機器。
  30. 前記プロセッサは、
    前記第1心血管特徴を第3心血管特徴にスケーリングし、
    前記第2心血管特徴を第4心血管特徴にスケーリングし、
    前記第3心血管特徴に基づいて前記収縮期血圧を推定し、
    前記第4心血管特徴に基づいて前記拡張期血圧を推定することを特徴とする請求項29に記載のウェアラブル機器。
  31. 前記プロセッサの血圧推定結果を出力する表示部を更に含むことを特徴とする請求項26に記載のウェアラブル機器。
  32. 前記プロセッサの血圧推定結果を外部機器に伝送する通信部を更に含むことを特徴とする請求項26に記載のウェアラブル機器。
  33. 被検体に着用されて被検体から血圧を推定するウェアラブル機器であって、
    被検体から生体信号を獲得するセンサーと、
    前記生体信号に基づいて第1心血管特徴及び第2心血管特徴を抽出し、収縮期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対して互いに異なる第1スケーリング程度を決定し、拡張期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対して互いに異なる第2スケーリング程度を決定し、前記第1スケーリング程度が適用された第1心血管特徴の線形結合及び前記第2スケーリング程度が適用された第2心血管特徴の線形結合に基づいてそれぞれ収縮期血圧及び拡張期血圧を推定するプロセッサと、を備え、
    前記収縮期血圧及び前記拡張期血圧を推定するための前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴に対する前記第1スケーリング程度及び前記第2スケーリング程度は、それぞれ前記第1心血管特徴及び前記第2心血管特徴の変化傾向に基づいて独立して決定されることを特徴とするウェアラブル機器。
  34. 前記第1心血管特徴は、心拍出量であり、
    前記第2心血管特徴は、総血管抵抗であることを特徴とする請求項33に記載のウェアラブル機器。
  35. 前記プロセッサは、安定状態に比べて増加傾向を有する心拍出量に基づいて、前記拡張期血圧を推定するための心拍出量の第1スケーリング程度が前記収縮期血圧を推定するための心拍出量の第1スケーリング程度よりも更に小さくなるように決定することを特徴とする請求項34に記載のウェアラブル機器。
  36. 前記プロセッサは、安定状態に比べて減少傾向を有する総血管抵抗に基づいて、前記拡張期血圧を推定するための総血管抵抗の第2スケーリング程度が前記収縮期血圧を推定するための総血管抵抗の第2スケーリング程度よりも更に大きくなるように決定することを特徴とする請求項34に記載のウェアラブル機器。

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