JP2019071504A - 発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラム - Google Patents

発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラム Download PDF

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幸平 杉山
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Abstract

【課題】発光により、電子機器の機能に所定の制限を加えること、及び/又は情報提供ができる発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムを提供する。【解決手段】発光制御システム1は、撮像部30を備える電子機器3の機能に発光により所定の制限を加える、若しくは所定の情報を提供する発光制御システム1であって、撮像部30の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部10と、予め定められた周波数の範囲内で発光部10の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御部12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムに関する。特に、本発明は、発光した光に信号を埋め込むことができる発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムに関する。
従来、第1のビデオカメラの撮影対象に対して光を照射する発光部を、所定範囲の点灯周波数にて点滅又は明るさを変化させながら点灯させる点灯回路と、点灯周波数を制御する制御部とを備え、制御部は点灯周波数を、第1のビデオカメラで撮影される映像にフレーム間で明るさが変化するフリッカを生じるように決められた上限周波数以下、かつ、臨界融合周波数以上の範囲で、時間経過に伴って変更する点灯制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の点灯制御装置によれば、一般的なビデオカメラを用いた盗撮を抑制できる。
特開2010−278573号公報
しかし、特許文献1に記載されている点灯制御装置においては、撮像画像にフリッカを生じさせるだけで、この撮像画像に関する情報、撮像画像に含まれるオブジェクトに関する情報、装置周囲の環境に関する情報、及び/又は装置が設置されている位置に関する情報等を取得すること、又は光が照射される領域に存在する電子機器の機能に所定の制限を加えること等はできない。
したがって、本発明の目的は、発光により、電子機器の機能に所定の制限を加えること、及び/又は情報提供等ができる発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、撮像部を備える電子機器の機能に発光により所定の制限を加える、若しくは所定の情報を提供する発光制御システムであって、撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部と、予め定められた周波数の範囲内で発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御部とを備える発光制御システムが提供される。
また、上記発光制御システムにおいて、発光制御部が、撮像部が撮像する撮像画像にパターンに応じたフリッカを生じさせることもできる。
また、上記発光制御システムにおいて、発光制御部が、パターンを調整し、フリッカを撮像画像上で予め定められた情報に対応する識別子として機能させることができる。
また、上記発光制御システムにおいて、パターンが、発光部の点滅の周波数により決定され、発光制御部が、パターンで発光部の明るさを変化させることで、フリッカの撮像画像上での幅、本数、及び明度からなる群から選択される少なくとも1つの特性を変化させ、フリッカを識別子として機能させることもできる。
また、上記発光制御システムにおいて、識別子が、撮像画像が撮像された年月日、時刻、及び位置を含む群からなる少なくとも1つの情報を特定する情報に対応してもよい。
また、上記発光制御システムにおいて、予め定められたパターンが、発光部の発光が1/fゆらぎで発光するパターンであってもよい。
また、上記発光制御システムにおいて、1/fゆらぎに、電子機器の動作を制御する制御信号を組み込む信号組込部を更に備えることもできる。
また、上記発光制御システムにおいて、電子機器が、制御信号に応じた動作を実行してもよい。
また、上記発光制御システムにおいて、発光部が、撮像範囲を含む領域を可視光で照らす照明機器を構成し、電子機器が、盗撮機器であってもよい。
また、本発明は、上記目的を達成するため、撮像部を備える電子機器の撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部の明るさを、予め定められた周波数の範囲内において予め定められたパターンで変化させ、パターンに応じたフリッカを撮像部が撮像する撮像画像に生じさせる発光制御部を備える発光制御ユニットが提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、撮像部を備える電子機器の撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部の明るさを、予め定められた周波数の範囲内において発光部の発光が1/fゆらぎで発光するパターンで変化させる発光制御部と、1/fゆらぎに、電子機器の動作を制御する制御信号を組み込む信号組込部とを備える発光制御ユニットが提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、撮像部を備える電子機器の撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部を発光させる発光段階と、予め定められた周波数の範囲内で発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御段階とを備える発光制御方法が提供される。
また、本発明は上記目的を達成するため、撮像部を備える電子機器の撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部を備える発光制御システム用の発光制御プログラムであって、コンピューターに、予め定められた周波数の範囲内で発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御機能を実現させる発光制御プログラムが提供される。
本発明に係る発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムによれば、発光により、電子機器の機能に所定の制限を加えること、及び/又は情報提供ができる発光制御システム、発光制御ユニット、発光制御方法、及び発光制御プログラムを提供できる。
本実施の形態に係る発光制御システムの概要図である。 本実施の形態に係る発光制御システムの機能構成ブロック図である。 本実施の形態に係る発光制御システムの利用例を示す図である。 本実施形態に係る発光制御システムの他の利用例を示す図である。 本実施の形態に係る発光制御システムのフローチャートである。 本実施の形態に係る発光制御システムのハードウェア構成図である。 実施例1に係る発光制御システムにおいて撮像画像に発生させたフリッカの図である。 実施例1に係る発光制御システムにおいて撮像画像に発生させたバーコードとして機能するフリッカの図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共にサイン波の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示す図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて、図9の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共にサイン波の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示す図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて、図11の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共にサイン波の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示す図である。 実施例に係る発光制御システムにおいて、図13の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る発光制御システムの概要を示す。
(発光制御システム1の概要)
本実施形態に係る発光制御システム1は、所定の領域に光を照射する発光部10の発光パターンを人間の目に不快感を与えない範囲で制御することで、当該領域を撮像する電子機器の撮像画像の画質等を制御すること、当該領域内の電子機器に予め定められた動作を実行させること、及び/又は当該領域内の電子機器に予め定められた情報を提供すること等を実現するシステムである。なお、本実施形態において撮像画像は、動画、及び静止画を含む。
具体的に、発光制御システム1は、撮像部を備える電子機器の機能に発光により所定の制限を加える、若しくは所定の情報を提供するシステムであって、電子機器の撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部10と、発光部10の発光パターンを制御する発光制御部12とを備える。例えば、図1に示すように、撮像部を備える電子機器3が携帯端末であり、携帯端末の撮像範囲に撮像が禁止されている被写体5が存在している場合を説明する。この場合において、発光制御部12は、発光部10の明るさを予め定められたパターンで変化させる。一例として、発光制御部12は、携帯端末の撮像部によって撮像される撮像画像300に明暗の縞模様(以下、「フリッカ7」という。)が生じるように、発光部10を所定の周波数で点滅させる。
更に、発光制御部12は、発光部10の点滅の周期を制御して、撮像画像300に生じるフリッカ7の線幅、本数等を予め定められた線幅、本数等にすることで、撮像画像300に所定の情報を埋め込む。所定の情報とは、一例として、被写体5が存在している位置を示す位置情報、撮像画像300が撮像された日時を示す日時情報等である。すなわち、発光制御部12は、発光部10の点滅の周期を制御することで、撮像画像300にフリッカ7を発生させると共に、フリッカ7をバーコードとして機能させ、撮像画像300が撮像された位置や日時に関する情報を撮像画像300に埋め込むことができる。
これにより、発光制御システム1によれば、撮像画像300の画質の制御や携帯端末による撮像の可否を制御できると共に撮像画像300に様々な情報を埋め込むことができるので、例えば、盗撮の抑制、盗撮の防止、撮像可能エリアの設定、携帯端末への所定の情報の提供等を発光部10の発光パターンを制御することで実現できる。
(発光制御システム1の詳細)
図2は、本発明の実施の形態に係る発光制御システムの機能構成の一例を示す。
本実施形態に係る発光制御システム1は、光を照射する発光部10と、発光部10の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御部12とを備える。また、発光制御システム1は、所定の制御信号を発光パターンに組み込む信号組込部14と、所定の情報を取得する情報取得部16を更に備えることもできる。なお、発光制御ユニットは、発光制御部12を有して構成され、必要に応じて信号組込部14を更に有して構成される。
また、電子機器3は、画像を撮像する撮像部30と、撮像部30が撮像した画像を解析する解析部32と、解析部32の解析結果に基づいて電子機器3を制御する制御部34と、画像等を表示する表示部36とを備える。
(発光部10)
発光部10は、撮像部30の撮像範囲を含む領域に光を照射する。発光部10は、発光制御部12に制御され、所定の発光のパターンで発光する。具体的に発光部10は、1つ若しくは複数の発光素子を有して構成される。発光部10としては、撮像部30が静止画を撮像する場合は撮像部30のシャッタースピードの逆数、及び/又は撮像部30が動画を撮像する場合は撮像部30のフレームレートの逆数に比べ、点滅の周波数を低くすること、及び高くすることが容易な発光素子を用いる。例えば、発光素子としては、可視光を発する発光ダイオード、半導体レーザ、有機EL等が挙げられる。本実施形態においては、照明機器用途に容易に適用できる発光ダイオードを用いることが好ましい。一例として、発光部10は、電子機器3の撮像範囲を含む領域を可視光で照らす照明機器を構成する。なお、図2において発光部10は1つのみ示しているが、発光制御システム1は、複数の発光部10を備えることもできる。この場合、発光制御部12は、複数の発光部10のそれぞれの発光を一括して、若しくは別個独立に制御する。
(発光制御部12)
発光制御部12は、予め定められた周波数の範囲内で発光部10の明るさを予め定められたパターンで変化させる。また、発光制御部12は、発光部10が設置されている場所、及び/又は発光部10の発光時刻等に応じて予め定められた発光パターンで発光部10を発光させることができる。具体的に発光制御部12は、発光部10を点滅させる周波数(以下、「点灯周波数」という場合がある。)を制御することで発光部10の明るさを変化させる。また、予め定められた周波数の範囲とは、人間の目が発光部10のちらつきを実質的に認識できない周波数の範囲である。すなわち、予め定められた周波数の範囲内とは、臨界融合周波数(Critical Fusion Frequency(CFF))以上の範囲内である。なお、発光制御部12は、発光部10を点灯、及び消灯させるだけでなく、発光部10を点灯させたまま発光部10に供給する電力を制御することで、発光部10の発光状態(明状態)と明状態より暗い発光状態(暗状態)とを切り替えることで発光部10の明るさを制御することもできる。
より具体的に、発光制御部12は、発光部10の発光パターンを制御して、撮像部30が撮像する撮像画像に発光部10の発光のパターンに応じたフリッカを生じさせる。更に、発光制御部12は、点灯周波数を制御することで発光部10の発光パターンを調整し、フリッカを撮像画像上で予め定められた情報に対応する識別子として機能させることができる。すなわち、発光制御部12は、点灯周波数を制御することで発光パターンを決定し、決定した発光パターンで発光部10の明るさを変化させることで、フリッカの撮像画像上での幅、本数、及び明度からなる群から選択される少なくとも1つの特性を変化させる。これにより、発光制御部12は、フリッカを、縞模様状の線の太さによって数値、及び/又は文字を表す識別子として機能させる。ここで、発光制御部12によって撮像画像にフリッカとして埋め込まれる識別子は、撮像画像が撮像された年月日、時刻、及び位置を含む群からなる少なくとも1つの情報を特定する情報に対応させることができる。更に、この識別子は、撮像画像の撮像対象、撮像場所、撮像日時等に予め対応付けられた様々な情報に対応させることもできる。
また、発光制御部12は、点灯周波数を制御することで発光部10の発光パターンを様々に調整できる。具体的に、発光制御部12は、予め定められたパターンとして、1/fゆらぎで発光するパターンで発光部10を発光させることもできる。
なお、発光制御部12は、発光部10が複数の発光素子を有して構成される場合、複数の発光素子の全部若しくは一部の発光素子の発光パターンを制御すること、及び/又は複数の発光素子のそれぞれの発光パターンを別個独立に制御することもできる。
(信号組込部14)
信号組込部14は、発光制御部12が生成する1/fゆらぎの発光パターンに、電子機器3の動作を制御する制御信号を組み込む。制御信号は、例えば、電子機器3の撮像を制御する撮像制御信号、電子機器3の表示を制御する表示制御信号等である。なお、本実施形態に係る制御信号の転送速度は、数bps程度である。
(情報取得部16)
情報取得部16は、発光部10が設置されている位置を示す位置情報、発光部10が発光した年月日を示す年月日情報、及び/又は発光部10が発光した時刻を示す時刻情報等を取得する。例えば、情報取得部16は、Global Positioning System(GPS)、及び/又は時計を用いて構成できる。情報取得部16は、取得した各種情報を発光制御部12、及び/又は信号組込部14に供給する。発光制御部12は、情報取得部16から取得した情報に基づいて、取得した情報に対応する識別子が撮像画像に埋め込まれる点灯周波数の発光パターンを生成し、発光部10を発光させる。また、信号組込部14は、情報取得部16から取得した情報に対応する制御信号を生成し、生成した制御信号を1/fゆらぎに組み込む。
以下、電子機器3について説明する。電子機器3は、例えば、携帯電話、スマートフォン等の撮像部を備える携帯情報端末、デジタルカメラ、ビデオカメラ、盗撮機器等の撮像装置等である。なお、本実施形態に係る発光制御システム1において電子機器3は必須の構成要素であるとは限らない。
(撮像部30)
撮像部30は、撮像部30の撮像範囲の画像を撮像する。撮像部30は、例えば、CMOSイメージセンサーを用いて構成される。撮像部30は、撮像した撮像画像を表示部36に表示させると共に解析部32に供給する。ここで、発光制御システム1が備える発光部10が発する光が照射される撮像範囲を撮像部30が撮像した場合であって、発光制御部12が発光部10の発光を撮像画像にフリッカが生じる発光パターンで制御している場合、撮像部30が撮像する撮像画像にはフリッカが発生する。したがって、この場合、撮像部30は、フリッカが含まれる撮像画像を解析部32及び表示部36に供給する。
(解析部32)
解析部32は、撮像部30が撮像した撮像画像を解析する。解析部32は、撮像画像に発生したフリッカを識別子として認識し、当該識別子に対応する情報を特定する。また、解析部32は、撮像画像を連続的に解析し、1/fゆらぎに組み込まれた制御信号を抽出する。解析部32は、特定した情報、及び/又は抽出した制御信号を制御部34に供給する。
(制御部34)
制御部34は、解析部32から受け取った解析結果(すなわち、解析部32が特定した情報)、及び/又は制御信号に基づいて、電子機器3の動作を制御する。例えば、解析部32が撮像画像に発生したフリッカを解析した結果、識別子が撮像を禁止する旨の情報に対応していた場合、制御部34は、撮像部30を制御して撮像動作を停止させる。また、解析部32が抽出した制御信号が撮像を停止させる信号である場合、制御部34は、撮像部30を制御して撮像動作を停止させる。更に、制御部34は、解析部32が抽出した制御信号が撮像を停止させる信号である場合、表示部36に撮像が禁止されていることを示す情報を表示させることもできる。
(表示部36)
表示部36は、撮像部30から受け取った撮像画像を表示する。また、表示部36は、制御部34に制御され、所定の情報を表示部36に表示する。
(発光制御システム1の利用例)
図3は、本実施の形態に係る発光制御システムの利用例を示す。具体的に図3(a)は、撮像が禁止されている領域に発光部10が光を照射している例を示し、図3(b)は、撮像が禁止されている絵画に発光部10が光を照射している例を示す。
図3(a)に示すように、撮像が禁止されている領域に発光部10が光を照射しているとする。発光制御部12は、電子機器3により当該領域が撮像される場合、撮像画像300の画質を劣化させることを目的として、発光部10の点灯周波数を制御して、撮像画像300にフリッカ7を発生させる。これにより、電子機器3が当該領域を撮像した場合、例えば、撮像領域に人物等のオブジェクト50が存在していたとしても、オブジェクト50の詳細が撮像画像300に写ることを抑制できる。
更に、発光制御部12は、発光部10が設置されている場所、すなわち、撮像が禁止されている領域の場所を示す位置情報と、位置情報を取得したときの時刻情報とを情報取得部16から取得する。発光制御部12は、位置情報、及び/又は時刻情報を常時、若しくは予め定められた間隔ごとに取得できる。そして、発光制御部12は、点灯周波数を制御して、撮像画像300に位置情報、及び/又は時刻情報を示すフリッカ7を発生させる。これにより、電子機器3が当該領域を撮像した場合、撮像画像300のフリッカ7が撮像場所、及び撮像日時を示す情報を示すことになる。したがって、電子機器3が盗撮機器である場合、盗撮された場所、及び/又は日時を撮像画像300から特定できる。
なお、発光部10から光が照射される領域であれば、発光制御部12が点灯周波数を制御することで、撮像を禁止する領域を適宜設定できる。例えば、発光制御システム1が複数の発光部10を備え、複数の発光部10がそれぞれ異なる領域に設置されている場合、撮像を禁止する領域に設置されている発光部10について撮像画像300にフリッカ7が発生するように点灯周波数を制御し、その他の発光部10は点灯周波数を制御しないことで、所望の領域のみ撮像を禁止する領域にすることができる。一例として、複数の部屋を有する建造物において、各部屋に発光部10を設置し、撮像を禁止すべき部屋(例えば、機密情報を取り扱う部屋、更衣室、トイレ等)に設置された発光部10の点灯周波数を制御することで、撮像を禁止すべき部屋での撮像を制限しつつ、撮像が許可されている部屋では撮像できるように設定できる。
また、図3(b)に示すように、撮像が禁止されているオブジェクト52に発光部10が光を照射しているとする。発光制御部12は、図3(a)に示した例と同様にして、発光部10の点灯周波数を制御することで撮像画像302にフリッカ7を発生させる。これにより、撮像が禁止されているオブジェクト52が撮像されたとしても、オブジェクト52の詳細が撮像画像302に写ることを抑制できる。また、発光制御部12は、図3(a)と同様にして、オブジェクト52が設置されている場所を示す位置情報、及び/又は時刻情報を示すフリッカ7を発生させることもできる。
更に、発光制御部12は、発光部10の点灯周波数を制御して、所定のURLを示す情報をフリッカ7に埋め込むこともできる。この場合、電子機器3の解析部32は、撮像画像302のフリッカ7を解析してURL情報を取得する。次に、電子機器3の制御部34は取得したURL情報を用い、URL情報に対応する通信ネットワーク上の情報を取得する。そして制御部34は、取得した情報を表示部36に表示する。例えば、美術館や博物館等に発光制御システム1を導入した場合、発光制御システム1は、展示品に関する情報が掲載されているホームページのURL情報が埋め込まれたフリッカ7を撮像画像302に発生させて電子機器3による撮像を抑制する一方で、通信ネットワークを介し、URL情報に対応するホームページから取得した展示品に関する情報を表示部36に表示させることができる。
図4は、本実施形態に係る発光制御システムの他の利用例を示す。
図4の例においては、発光制御部12が、1/fゆらぎで発光するパターンで発光部10を発光させている例を示す。例えば、発光部10が店舗(一例として、書店)に設置されているとする。この場合、発光部10の発光は、発光部10から電子機器3の撮像部に直接到達するか、若しくは電子機器3の被写体9(例えば、書籍)の表面で反射して、その反射光が電子機器3の撮像部に調達する。
ここで、発光制御部12は、被写体9の撮像を禁止することを目的として、1/fゆらぎで発光するパターンで発光部10を発光させると共に、信号組込部14からの働きかけに応じ、撮像が禁止されていることを示す情報を電子機器3の撮像画像304に表示させるか、若しくは表示部に表示させる命令に対応する信号を、発光パターンに組み込む。電子機器3が撮像部30を用いて被写体9を撮像した場合、解析部32は撮像画像304を解析して信号を抽出する。例えば、解析部32は、撮像部30が受信した輝度値の特徴点を抽出することで信号を抽出できる。解析部32は、抽出した信号を制御部34に供給する。
制御部34は、解析部32から受け取った信号に応じた動作を電子機器3に実行させる。例えば、この信号が、撮像画像304に予め定められたテキスト40を表示させることを示す情報に対応している場合、図4に示すように撮像画像304にテキスト40を重畳表示させる。また、この信号が、撮像部30による撮像を禁止させることを示す情報に対応している場合、撮像部30の撮像を停止させる。更に、この信号が、撮像画像304の画質を劣化させる命令に対応している場合、撮像画像304の画質を劣化させる。
なお、この信号は様々な命令に対応させることができる。例えば、電子機器3から所定の音若しくは音楽を出力させる情報、電子機器3の表示部に所定の画像を表示させる情報等にこの信号を対応させることができる。また、情報取得部16が店舗から予め定められた情報(例えば、クーポン券に関する情報等)を受け取り、この情報に対応する動作を電子機器3に実行させる信号(例えば、電子機器3にクーポン券に関する情報を提示する信号等)を、信号組込部14が発光パターンに組み込むこともできる。
(発光制御方法)
図5は、本実施の形態に係る発光制御システムの処理の流れの概要の一例を示す。
まず、発光制御部12は、発光部10の発光を制御する(ステップ5。以下、ステップを「S」と表す。)。この場合に発光制御部12は、情報取得部16から取得した位置情報、及び/又は日時情報等に応じ、発光部10の発光パターンを決定し、決定した発光パターンで発光部10を発光させる。また、発光制御部12は、信号組込部14から制御信号を取得した場合、この制御信号が組み込まれた光を発光部10から発光させる。
そして、発光部10からの光が照射されている領域を撮像する電子機器3、若しくはこの領域に存在する電子機器3の撮像部30が撮像を実行する(S10)。撮像部30は、撮像画像データを解析部32及び表示部36に供給する。解析部32は、撮像画像データを解析し、撮像画像にフリッカ7による識別子、及び/又は制御信号が組み込まれているか否かを判断すると共に、識別子、及び/又は制御信号が存在する場合は、識別子に対応する情報、及び/又は制御信号を制御部34に供給する。制御部34は、識別子に対応する情報、及び/又は制御信号に応じ、所定の動作を電子機器に実行させる(S15)。
また、表示部36は、撮像部30から受け取った撮像画像データを表示する。この場合に、表示部36が表示する撮像画像には、発光制御部12によって発光パターンが制御されている発光部10の発光に応じたフリッカが発生している状態になる(S15)。
図6は、本実施の形態に係る発光制御システムのハードウェア構成の一例を示す。
本実施の形態に係る発光制御システム1は、CPU1500と、グラフィックコントローラ1520と、RandomAccessMemory(RAM)、Read−OnlyMemory(ROM)及び/又はフラッシュROM等のメモリ1530と、データを記憶する記憶装置1540と、記録媒体からデータを読み込み及び/又は記録媒体にデータを書き込む読込み/書込み装置1545と、データを入力する入力装置1560と、外部の通信機器とデータを送受信する通信インターフェース1550と、CPU1500とグラフィックコントローラ1520とメモリ1530と記憶装置1540と読込み/書込み装置1545と入力装置1560と通信インターフェース1550とを互いに通信可能に接続するチップセット1510とを備える。
チップセット1510は、メモリ1530と、メモリ1530にアクセスして所定の処理を実行するCPU1500と、外部の表示装置の表示を制御するグラフィックコントローラ1520とを相互に接続することにより、各構成要素間のデータの受渡しを実行する。CPU1500は、メモリ1530に格納されたプログラムに基づいて動作して、各構成要素を制御する。グラフィックコントローラ1520は、メモリ1530内に設けられたバッファ上に一時的に蓄えられた画像データに基づいて、画像を所定の表示装置に表示させる。
また、チップセット1510は、記憶装置1540と、読込み/書込み装置1545と、通信インターフェース1550とを接続する。記憶装置1540は、発光制御システム1のCPU1500が使用するプログラムとデータとを格納する。記憶装置1540は、例えば、フラッシュメモリである。読込み/書込み装置1545は、プログラム及び/又はデータを記憶している記憶媒体からプログラム及び/又はデータを読み取って、読み取ったプログラム及び/又はデータを記憶装置1540に格納する。読込み/書込み装置1545は、例えば、通信インターフェース1550を介し、インターネット上のサーバから所定のプログラムを取得して、取得したプログラムを記憶装置1540に格納する。
通信インターフェース1550は、通信ネットワークを介して外部の装置とデータの送受信を実行する。また、通信インターフェース1550は、通信ネットワークが不通の場合、通信ネットワークを介さずに外部の装置とデータの送受信を実行することもできる。そして、タブレット、マイク等の入力装置1560は、所定のインターフェースを介してチップセット1510と接続する。
記憶装置1540に格納される発光制御システム用のプログラムは、インターネット等の通信ネットワーク、又は磁気記録媒体、光学記録媒体等の記録媒体を介して記憶装置1540に提供される。そして、記憶装置1540に格納された発光制御システム用のプログラムは、CPU1500により実行される。
発光制御システム1により実行される発光制御システム用のプログラムは、CPU1500に働きかけて、発光制御システム1を、図1から図5にかけて説明した発光部10、発光制御部12、信号組込部14、及び情報取得部16として機能させる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る発光制御システム1は、発光部10の発光パターンを制御することで、発光部10の光が照射される領域を電子機器3が撮像した場合に、撮像画像にフリッカ7を発生させることができる。また、発光制御システム1は、発光パターンを制御することでフリッカ7の本数や幅を調整し、所定の情報に対応するフリッカ7を撮像画像に発生させることができる。これにより、発光制御システム1によれば、撮像が禁止されている領域での撮像を抑制できると共に、撮像画像に含まれるフリッカ7を解析することで、この撮像画像が撮像された場所や日時を容易に特定できる。
また、発光制御システム1は、発光部10の発光パターンを制御して、所定の情報に対応するフリッカ7を撮像画像に発生させることができるので、例えば、電子機器3にこの所定の情報に対応する動作(一例として、撮像部30の動作を停止させる動作、所定のホームページを電子機器3の表示部に表示させる動作、所定の情報をユーザーに知覚可能に出力する動作等)を実行させることができる。
更に、発光制御システム1は、発光部10の発光パターンを制御して、発光部10を1/fゆらぎで発光させると共に、1/fゆらぎに電子機器3の動作を制御する制御信号を組み込むことができる。これにより、発光制御システム1は、発光部10の光が照射される領域に存在する人々に癒し効果を与えることができると共に、電子機器3に所望の動作を実行させることができる。なお、所望の動作とは、例えば、撮像部30の撮像を停止させる動作、撮像画像に所定の情報を重畳させて表示させる動作、電子機器3に所定の情報を提供する動作等である。
また、発光制御システム1においては、発光部10を電子機器3の動作の制御が要求される領域に設置すること、及び/又は電子機器3の動作の制御が要求される領域を照らす発光部10の発光パターンだけを選択的に制御できる。これにより、発光制御システム1によれば、例えば、撮像が許可されている領域の発光部10の発光パターンは制御せず、撮像が許可されていない領域の発光部10の発光パターンだけを制御する等、撮像可能領域の設定を容易にできる。
そして、発光制御システム1は信号組込部14を備えているので、例えば、信号組込部14が撮像を許可する旨を示す制御信号(以下、「許可信号」という。)を発光制御部12に供給することができる。これにより、発光制御システム1によれば、撮像部30が許可信号を含む撮像画像を撮像した場合にのみ、実際に撮像部30に撮像させることができるので、電子機器3を有するユーザーに個別に注意を与えなくても、撮像が禁止されている被写体や撮像が禁止されている領域における撮像を防止できる。
更に、発光制御ユニットは、発光部10と発光制御部12とを用いて構成できるので、発光制御システム1のサイズを適宜調整できる。したがって、据え置き型の発光制御ユニット、持ち運び自在な発光制御ユニット等を容易に構成できる。
(実施例1)
図7は、実施例1に係る発光制御システムにおいて撮像画像に発生させたフリッカを示す。また、図8は、実施例1に係る発光制御システムにおいて撮像画像に発生させたバーコードとして機能するフリッカを示す。
発光制御システム1として、撮像画像にフリッカを発生させるシステムを準備した。すなわち、天井にLED照明(ウシオライティング社製)を設置し、LED照明下1.0mの位置に被写体を載置し、このLED照明の発光をコントローラー(NICOLAUDIE社製)を用いて制御した。具体的に、コントローラーによって、LED照明の点灯周波数を50Hz、75Hz、及び100Hzのそれぞれに変化させ、各点灯周波数において被写体をカメラ(ソニー社製、Xperia(登録商標) Z5)で撮像した。その結果、図7に示すように、点灯周波数を制御することで撮像画像に発生するフリッカの幅、本数を制御できることが示された。
また、乱数発生器(Java(登録商標)の乱数発生関数プログラムを用いて構成したPC)を用い、二進数の数列を発生させ、発生させた数列に応じてLED照明を点滅させた。すなわち、数値「1」の場合にLED照明を点灯させ、数値「0」の場合にLED照明を消灯させた。この状態で被写体をデジタルカメラで撮像した結果、図8に示すように、撮像画像に乱数発生器が発生させた数列に対応するフリッカが発生した。これにより、発光制御システム1によれば、撮像画像の画質を劣化させることや、撮像画像のフリッカに所定の情報を埋め込むことができることが示された。
(実施例2)
図9は、実施例2に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共に1周期が12.16sのサイン波(sin波)の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示し、図10は、図9の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す。また、図11は、実施例2に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共に1周期が6.08sのsin波の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示し、図12は、図11の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す。そして、図13は、実施例2に係る発光制御システムにおいて1/fゆらぎで発光部を発光させると共に1周期が3.04sのsin波の信号を組み込んだ発光の発光パターンを示し、図14は、図13の発光を受信したレシーバーにおける信号の抽出結果を示す。
発光制御システム1として、1/fゆらぎで発光するLED照明に所定の信号を組み込んで発光させ、レシーバーに向けてこの信号を送信させた。すなわち、天井にLED照明(ウシオライティング社製)を設置し、このLED照明の発光をコントローラー(NICOLAUDIE社製)を用いて制御した。具体的に、コントローラーによって、LED照明の光量を制御して、1/fゆらぎで発光させると共に、所定の周波数のサイン波を組み込んだ。すなわち、コントローラーは下記式(1)に基づいてLED照明を発光させた。そして、このLED照明による発光を、スマートフォン(ソニー社製、Xperia(登録商標) Z1)のカメラで受信し(以下、単に「レシーバー」という。)、受信した発光パターンから画素値を用いて高速フーリエ変換することでサイン波の抽出を試みた。
V(t)=X(t)+A・sin(2π×f×t) ・・・式(1)
ただし、V(t)は送信波形であり、X(t)は1/fゆらぎの生成式であり、Aは振幅であり、fは周波数であり、tは時間である。
具体的に、図9の(a)〜(f)はそれぞれ、1周期が12.16sのsin波を入力し、振幅Aを0、0.2、0.4、0.6、0.8、1にそれぞれ変化させた場合の可視光ビーコンを示し、図9(a)〜(f)それぞれの左側が発光パターンであり、(a)〜(f)それぞれの右側がパワースペクトル密度の分解周波数である。
そして、レシーバーにこの光を受信させた。図10の(a)〜(f)はそれぞれ、振幅Aが0、0.2、0.4、0.6、0.8、及び1それぞれの場合において、1周期が12.16sのsin波を約32s間に32回サンプリングした実測値の結果を示す。図10(a)〜(f)の左側の図は、受信した波形を周波数分解した結果を示し、右側の図は受信した時間的変化の波形を示す。なお、それぞれに対して5回実験した。図10(a)〜(f)の左側の図を参照すると分かるように、実施例においては、入力したsin波に由来する周波数の信号を抽出できることが示された。
また、図11の(a)〜(f)はそれぞれ、1周期が6.08sのsin波を入力し、振幅Aを0、0.2、0.4、0.6、0.8、1にそれぞれ変化させた場合の可視光ビーコンを示し、図11(a)〜(f)それぞれの左側が発光パターンであり、(a)〜(f)それぞれの右側がパワースペクトル密度の分解周波数である。更に、図12の(a)〜(f)はそれぞれ、振幅Aが0、0.2、0.4、0.6、0.8、及び1それぞれの場合において、1周期が6.08sのsin波を約32s間に32回サンプリングした実測値の結果を示す。図12(a)〜(f)の左側の図は、受信した波形を周波数分解した結果を示し、右側の図は受信した時間的変化の波形を示す。
また、図13の(a)〜(f)はそれぞれ、1周期が3.04sのsin波を入力し、振幅Aを0、0.2、0.4、0.6、0.8、1にそれぞれ変化させた場合の可視光ビーコンを示し、図13(a)〜(f)それぞれの左側が発光パターンであり、(a)〜(f)それぞれの右側がパワースペクトル密度の分解周波数である。更に、図14の(a)〜(f)はそれぞれ、振幅Aが0、0.2、0.4、0.6、0.8、及び1それぞれの場合において、1周期が3.04sのsin波を約32s間に32回サンプリングした実測値の結果を示す。図14(a)〜(f)の左側の図は、受信した波形を周波数分解した結果を示し、右側の図は受信した時間的変化の波形を示す。
図10、図12、及び図14の(a)〜(f)それぞれの左側の図を参照すると分かるように、sin波の周期、振幅の程度に関わらず、各周期のsin波に由来する周波数の信号を抽出できることが示された。これにより、発光制御システム1によれば、1/fゆらぎに組み込まれた制御信号を電子機器の制御に用いることができることが示された。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、上記に記載した実施の形態及び実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及び実施例の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。
1 発光制御システム
3 電子機器
5、9 被写体
7 フリッカ
10 発光部
12 発光制御部
14 信号組込部
16 情報取得部
30 撮像部
32 解析部
34 制御部
36 表示部
40 テキスト
50、52 オブジェクト
300、302、304 撮像画像
1500 CPU
1510 チップセット
1520 グラフィックコントローラ
1530 メモリ
1540 記憶装置
1545 読込み/書込み装置
1550 通信インターフェース
1560 入力装置

Claims (13)

  1. 撮像部を備える電子機器の機能に発光により所定の制限を加える、若しくは所定の情報を提供する発光制御システムであって、
    前記撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部と、
    予め定められた周波数の範囲内で前記発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御部と
    を備える発光制御システム。
  2. 前記発光制御部が、前記撮像部が撮像する撮像画像に前記パターンに応じたフリッカを生じさせる請求項1に記載の発光制御システム。
  3. 前記発光制御部が、前記パターンを調整し、前記フリッカを前記撮像画像上で予め定められた情報に対応する識別子として機能させる請求項2に記載の発光制御システム。
  4. 前記パターンが、前記発光部の点滅の周波数により決定され、
    前記発光制御部が、前記パターンで前記発光部の明るさを変化させることで、前記フリッカの前記撮像画像上での幅、本数、及び明度からなる群から選択される少なくとも1つの特性を変化させ、前記フリッカを前記識別子として機能させる請求項3に記載の発光制御システム。
  5. 前記識別子が、前記撮像画像が撮像された年月日、時刻、及び位置を含む群からなる少なくとも1つの情報を特定する情報に対応する請求項3又は4に記載の発光制御システム。
  6. 前記予め定められたパターンが、前記発光部の発光が1/fゆらぎで発光するパターンである請求項1に記載の発光制御システム。
  7. 前記1/fゆらぎに、前記電子機器の動作を制御する制御信号を組み込む信号組込部
    を更に備える請求項6に記載の発光制御システム。
  8. 前記電子機器が、前記制御信号に応じた動作を実行する請求項7に記載の発光制御システム。
  9. 前記発光部が、前記撮像範囲を含む領域を可視光で照らす照明機器を構成し、
    前記電子機器が、盗撮機器である請求項1〜8のいずれか1項に記載の発光制御システム。
  10. 撮像部を備える電子機器の前記撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部の明るさを、予め定められた周波数の範囲内において予め定められたパターンで変化させ、前記パターンに応じたフリッカを前記撮像部が撮像する撮像画像に生じさせる発光制御部
    を備える発光制御ユニット。
  11. 撮像部を備える電子機器の前記撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部の明るさを、予め定められた周波数の範囲内において前記発光部の発光が1/fゆらぎで発光するパターンで変化させる発光制御部と、
    前記1/fゆらぎに、前記電子機器の動作を制御する制御信号を組み込む信号組込部と
    を備える発光制御ユニット。
  12. 撮像部を備える電子機器の前記撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部を発光させる発光段階と、
    予め定められた周波数の範囲内で前記発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御段階と
    を備える発光制御方法。
  13. 撮像部を備える電子機器の前記撮像部の撮像範囲を含む領域に光を照射する発光部を備える発光制御システム用の発光制御プログラムであって、
    コンピューターに、
    予め定められた周波数の範囲内で前記発光部の明るさを予め定められたパターンで変化させる発光制御機能
    を実現させる発光制御プログラム。
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