JP2019068517A - Electric actuator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動アクチュエータに関する。 The present invention relates to an electric actuator.
従来から、電動アクチュエータに用いられる減速機として、偏芯型減速機が知られている。特許文献1には、ギアの偏芯運動に伴う振動および騒音を抑制するために、ギア内部にバランス用のウェイトが配置された減速機が開示されている。 2. Description of the Related Art An eccentric reducer is conventionally known as a reducer used for an electric actuator. Patent Document 1 discloses a reduction gear in which a balance weight is disposed inside a gear in order to suppress vibration and noise accompanying eccentric movement of the gear.
ギアの内部にウェイトが配置される構成では、ギア内部にウェイトを回転可能な状態で内蔵し、しかもウェイトの軸方向両側に軸受を設ける必要があった。そのため、減速機および電動アクチュエータの軸方向長さが大きくなる課題があった。 In the configuration in which the weight is disposed inside the gear, it is necessary to incorporate the weight inside the gear in a rotatable state, and to provide bearings on both sides in the axial direction of the weight. Therefore, there is a problem that the axial length of the reduction gear and the electric actuator becomes large.
本発明の一態様は、軸方向長さを維持しつつ偏芯運動に伴う振動を抑制可能とした電動アクチュエータを提供することを目的の一つとする。 An object of one aspect of the present invention is to provide an electric actuator capable of suppressing vibration accompanying eccentric movement while maintaining axial length.
本発明の第1の態様によれば、中心軸に沿って延びるモータシャフトを有するモータと、前記モータシャフトの軸方向一方側の部分の径方向外側に配置され、前記モータシャフトに連結される減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するケースと、前記減速機構の軸方向一方側において前記モータシャフトを支持する第1ベアリングと、前記モータの軸方向他方側において前記モータシャフトを支持する第2ベアリングと、を備え、前記モータシャフトは、前記減速機構のギアを回転可能に支持し中心軸に対して偏芯する偏芯軸部と、前記偏芯軸部と前記モータとの間に配置され前記偏芯軸部よりも大きい径を有するウェイト取付軸部と、を有し、前記ウェイト取付軸部には、中心軸に対して偏芯する重心軸を有するバランスウェイトが取り付けられ、前記ウェイト取付軸部は、周面の一部に第1の平面部を有する中心軸周りの円柱状であり、前記第1の平面部は、中心軸に対して前記偏芯軸部の中心と反対側に位置し、前記バランスウェイトは、前記ウェイト取付軸部が挿入される貫通孔と、前記貫通孔の内周面に設けられ前記第1の平面部と対向する第2の平面部と、を有する、電動アクチュエータが提供される。 According to a first aspect of the present invention, there is provided a motor having a motor shaft extending along a central axis, and a reduction gear disposed radially outward of a portion on one axial side of the motor shaft and coupled to the motor shaft A mechanism for accommodating the motor and the reduction mechanism, a first bearing for supporting the motor shaft on one axial side of the reduction mechanism, and a motor shaft for supporting the motor shaft on the other axial side of the motor The motor shaft includes an eccentric shaft that rotatably supports the gear of the reduction mechanism and that is eccentric with respect to a central axis, and is disposed between the eccentric shaft and the motor. A weight mounting shaft portion having a diameter larger than the eccentric shaft portion, and the weight mounting shaft portion has a balance shaft having a center of gravity axis eccentric to a central axis. The weight attachment shaft portion is a cylindrical shape around a central axis having a first flat surface portion at a part of the circumferential surface, and the first flat surface portion is eccentric to the central axis The balance weight is disposed on the opposite side to the center of the shaft, and the balance weight is provided in the through hole into which the weight attachment shaft is inserted, and the inner peripheral surface of the through hole and is opposed to the first flat portion An electric actuator is provided.
本発明の態様によれば、軸方向長さを維持しつつ偏芯運動に伴う振動を抑制可能とした電動アクチュエータが提供される。 According to an aspect of the present invention, there is provided an electric actuator capable of suppressing vibration accompanying eccentric movement while maintaining axial length.
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の電動アクチュエータ10は、ケース11と、モータ20と、減速機構30と、出力部40と、回転検出装置60と、第1配線部材91と、第2配線部材92と、第1ベアリング51と、第2ベアリング54と、第3ベアリング55と、第4ベアリング56と、を備える。モータ20は、ロータ22と、ステータ23と、制御基板70と、バスバー80と、回転検出部75と、を備える。ロータ22は、第1中心軸(中心軸)J1に沿って延びるモータシャフト21を有する。つまりモータ20は、モータシャフト21を有する。減速機構30は、モータシャフト21に連結される。出力部40は、減速機構30を介してモータシャフト21の回転が伝達される出力シャフト部41を有する。出力シャフト部41は、第1中心軸J1の軸方向に延びる。出力シャフト部41は、モータシャフト21が配置される軸方向の位置とは異なる軸方向の位置に配置される。本実施形態の例では、第1中心軸J1の軸方向が、上下方向である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described using the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
本実施形態では、第1中心軸J1に平行な方向を単に「軸方向」と呼ぶ。軸方向のうち、モータシャフト21から出力シャフト部41へ向かう方向を軸方向一方側と呼び、出力シャフト部41からモータシャフト21へ向かう方向を軸方向他方側と呼ぶ。軸方向一方側は、第1中心軸J1に沿ってモータ20から減速機構30および出力部40へ向かう方向である。軸方向他方側は、第1中心軸J1に沿って出力部40および減速機構30からモータ20へ向かう方向である。本実施形態の例では、軸方向一方側が下側であり、図1および図2の下側である。軸方向他方側は上側であり、図1および図2の上側である。なお、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
In the present embodiment, the direction parallel to the first central axis J1 is simply referred to as the “axial direction”. Among the axial directions, the direction from the
第1中心軸J1を中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。径方向のうち、第1中心軸J1に接近する方向を径方向内側と呼び、第1中心軸J1から離れる方向を径方向外側と呼ぶ。第1中心軸J1を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。 The radial direction centering on the first central axis J1 is simply referred to as "radial direction". Among the radial directions, the direction approaching the first central axis J1 is referred to as the radially inner side, and the direction away from the first central axis J1 is referred to as the radial outer side. The circumferential direction centering on the first central axis J1 is simply referred to as "circumferential direction".
ケース11は、モータ20、減速機構30、出力部40および回転検出装置60を収容する。ケース11は、モータケース12と、減速機構ケース13と、を有する。モータケース12および減速機構ケース13は、樹脂製である。つまり、ケース11は樹脂製である。図1に示すように、ケース11は、ブリーザ部17を有する。ブリーザ部17は、ケース11の内部と外部とを繋ぐ呼吸孔を有する。図2に示すように、モータケース12は、軸方向一方側に開口する第1開口部12iを有する。減速機構ケース13は、軸方向他方側に開口する第2開口部13jを有する。ケース11は、モータケース12と減速機構ケース13とが、各々の開口部を軸方向に対向させた状態で固定される構成を有する。つまり、モータケース12と減速機構ケース13とは、第1開口部12iと第2開口部13jとが軸方向に対向した状態で互いに固定される。モータケース12と減速機構ケース13とが互いに固定された状態において、第1開口部12iの内部と第2開口部13jの内部とは、互いに通じる。
The
モータケース12には、モータ20、第1配線部材91および第3ベアリング55が収容される。モータケース12は、周壁部12aと、蓋体12gと、仕切り壁部12dと、ベアリング保持部12eと、コネクタ部12cと、第1配線保持部14と、を有する。
The
周壁部12aは、第1中心軸J1を中心として軸方向に延びる筒状である。周壁部12aは、円筒状である。周壁部12aは、軸方向一方側の端部が開口する。周壁部12aは、軸方向他方側の端部が開口する。周壁部12aの軸方向一方面および軸方向他方面は、それぞれ開口する。つまり周壁部12aは、軸方向の両側に開口する。周壁部12aは、第1中心軸J1に沿って第1中心軸J1の周囲を覆う。
The
周壁部12aには、ステータ23が収容される。周壁部12aは、ステータ23の径方向外側を囲む。周壁部12aの内部は、後述する仕切り壁部12dにより軸方向一方側の部分と軸方向他方側の部分とに仕切られる。周壁部12aの内部のうち、仕切り壁部12dよりも軸方向一方側の部分は、ステータ収容部である。周壁部12aの内部のうち、仕切り壁部12dよりも軸方向他方側の部分は、制御基板収容部12fである。本実施形態の例では、制御基板収容部12fの内径が、ステータ収容部の内径よりも大きい。
The
図1および図2に示すように、蓋体12gは、板状である。蓋体12gは、周壁部12aの軸方向他方側に開口する開口部を塞ぐ。蓋体12gは、制御基板収容部12fの軸方向他方側の開口を塞ぐ。周壁部12aに対して蓋体12gは、ネジ16を用いて取り外し可能に装着される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2に示すように、仕切り壁部12dは、周壁部12aの内周面から径方向内側に広がる円環板状である。仕切り壁部12dは、ステータ23を軸方向他方側から覆う。仕切り壁部12dは、ロータ22およびステータ23と、制御基板70と、の間に位置する。仕切り壁部12dは、軸方向に沿うロータ22およびステータ23と、制御基板70と、の間に配置される。仕切り壁部12dには、仕切り壁部12dを軸方向に貫通する貫通孔が設けられる。貫通孔には、例えばコイル線等が通される。コイル線は、後述するステータ23のコイルから延び、貫通孔内を通って、制御基板70に電気的に接続される。
As shown in FIG. 2, the
ベアリング保持部12eは、筒状である。ベアリング保持部12eは、第1中心軸J1を中心として軸方向に延びる。ベアリング保持部12eは、仕切り壁部12dの径方向内縁部に設けられる。ベアリング保持部12eの内周面には、第3ベアリング55が固定される。ベアリング保持部12eは、第3ベアリング55を保持する。
The
図1に示すように、コネクタ部12cは、周壁部12aの外周面から径方向外側に突出する。コネクタ部12cは、径方向に延びる筒状である。コネクタ部12cは、径方向外側に開口する。本実施形態の例では、コネクタ部12cが、長円筒状である。コネクタ部12cの開口部の形状は、周方向の長さが軸方向の長さよりも長い長円形である。図2に示すように、コネクタ部12cは、仕切り壁部12dと径方向に重なる位置に配置される。コネクタ部12cは、後述するバスバー80を保持する。コネクタ部12cは、ケース11外の電気的配線との接続が行われる部分である。コネクタ部12cには、外部電源(図示省略)が接続される。
As shown in FIG. 1, the
図2および図3に示すように、第1配線保持部14は、周壁部12aから径方向外側に突出する。図2に示すように、第1配線保持部14は、軸方向に延びる。第1配線保持部14は、軸方向一方側に開口する。第1配線保持部14の軸方向他方側の端部の軸方向位置は、仕切り壁部12dの軸方向位置と同じである。第1配線保持部14の周方向位置は、コネクタ部12cの周方向位置と異なる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the first
減速機構ケース13には、減速機構30、出力部40、回転検出装置60、第2配線部材92、第1ベアリング51、第2ベアリング54および第4ベアリング56が収容される。図1および図2に示すように、減速機構ケース13は、底壁部13aと、支持筒部13dと、取付け壁部13hと、突出筒部13cと、カバー筒部13bと、第2配線保持部15と、脚部13mと、を有する。
In the reduction
図2に示すように、底壁部13aは、第1中心軸J1を中心とする円環板状である。底壁部13aは、減速機構30を軸方向一方側から覆う。底壁部13aの軸方向他方側を向く面は、減速機構30と軸方向に対向する。底壁部13aは、ケース11の内面のうち、減速機構30の軸方向一方側に位置する部分である。底壁部13aには、支持筒部13dが設けられる。支持筒部13dは、底壁部13aの軸方向他方側を向く面から軸方向他方側に突出する筒状である。支持筒部13dは、円筒状である。支持筒部13dは、底壁部13aの径方向内縁部から軸方向他方側へ延びる。支持筒部13dは、軸方向他方側に開口する。支持筒部13dの軸方向他方側を向く端面13iは、第1中心軸J1に垂直に広がる平面状である。端面13iは、円環状の平面である。端面13iの軸方向位置は、後述するカバー筒部13bの軸方向他方端の軸方向位置よりも、軸方向一方側に配置される。
As shown in FIG. 2, the
取付け壁部13hは、底壁部13aの軸方向他方側を向く面から軸方向他方側に突出する。取付け壁部13hは、支持筒部13dの外周面から径方向外側に延びる。取付け壁部13hは、支持筒部13dから後述する第2配線保持部15内へ向けて延びる。取付け壁部13hの径方向内縁部は、支持筒部13dの外周面に接続する。取付け壁部13hの径方向外縁部は、第2配線保持部15内に配置される。取付け壁部13hの径方向外縁部の径方向位置は、後述するカバー筒部13bの内周面の径方向位置よりも、径方向外側に配置される。取付け壁部13hの軸方向他方側を向く面は、支持筒部13dの端面13iよりも軸方向一方側に位置する。図示しないが、底壁部13aの軸方向他方側を向く面において取付け壁部13hは、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。本実施形態の例では、取付け壁部13hが2個で一組とされ、一組の取付け壁部13h同士が、一定の間隔をあけて互いに平行に延びる。取付け壁部13hは、支持筒部13dから径方向外側に延びる例えば2本のリブである。取付け壁部13hは、後述する第1回転センサ62を周方向に挟んで固定する。
The mounting
突出筒部13cは、底壁部13aの径方向内縁部から軸方向一方側に突出する筒状である。突出筒部13c内には、出力シャフト部41が配置される。カバー筒部13bは、底壁部13aの径方向外縁部から軸方向他方側に突出する筒状である。カバー筒部13bは、円筒状である。カバー筒部13bは、軸方向他方側に開口する。カバー筒部13bは、第1中心軸J1に沿って第1中心軸J1の周囲を覆う。カバー筒部13bの軸方向他方側の端部は、周壁部12aの軸方向一方側の端部に接触して固定される。
The protruding
図2および図3に示すように、第2配線保持部15は、カバー筒部13bから径方向外側に突出する。図2に示すように、第2配線保持部15は、軸方向他方側に開口する箱状である。第2配線保持部15の内部は、カバー筒部13bの内部と通じる。第2配線保持部15の軸方向一方側の端部の軸方向位置は、底壁部13aの軸方向位置と同じである。第2配線保持部15は、第1配線保持部14と軸方向に対向する。第2配線保持部15の内部は、第1配線保持部14の内部と通じる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the second
図1および図3に示すように、脚部13mは、カバー筒部13bから径方向外側に突出する。カバー筒部13bの外周面において脚部13mは、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられる。本実施形態の例では、3個の脚部13mが、周方向に互いに不等間隔をあけて配置される。また、3個の脚部13mのカバー筒部13bからの突出長さが、互いに異なる。脚部13mを用いて、電動アクチュエータ10を例えば車両等の対象物に装着することができる。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図2に示すように、ロータ22は、モータシャフト21と、ロータコア22aと、ロータマグネット22bと、バランスウェイト24と、を有する。モータシャフト21は、第1ベアリング51および第3ベアリング55によって、第1中心軸J1回りに回転可能に支持される。第1ベアリング51は、モータシャフト21の軸方向一方側の端部に嵌め合わされる。第3ベアリング55は、モータシャフト21の軸方向他方側の部分に嵌め合わされる。モータシャフト21と減速機構30とは、第4ベアリング56を介して、第2中心軸J2回りに相互に回転可能に連結される。第4ベアリング56は、軸方向に沿う第1ベアリング51と第3ベアリング55との間に配置されて、モータシャフト21に嵌め合わされる。第1ベアリング51、第3ベアリング55および第4ベアリング56は、例えば、ボール軸受である。モータシャフト21の軸方向他方側の端部は、ベアリング保持部12e内から軸方向他方側に突出する。モータシャフト21の軸方向他方側の端部は、仕切り壁部12dよりも軸方向他方側に突出する。
As shown in FIG. 2, the
モータシャフト21は、ロータコア固定軸部21aと、偏芯軸部21bと、ウェイト取付軸部21cと、大径部21dと、を有する。ロータコア固定軸部21aは、第1中心軸J1を中心として軸方向に延びる。ロータコア固定軸部21aの外周面には、ロータコアが固定される。ロータコア固定軸部21aにおいてロータコア22aよりも軸方向他方側に位置する部分には、第3ベアリング55が嵌め合わされる。
The
偏芯軸部21bは、ロータコア固定軸部21aよりも軸方向一方側に位置する。偏芯軸部21bは、第1中心軸J1に対して偏芯する。偏芯軸部21bは、第1中心軸J1に対して偏芯した第2中心軸J2を中心として延びる。第2中心軸J2は、第1中心軸J1と平行である。よって偏芯軸部21bは、軸方向に延びる。偏芯軸部21bには、第4ベアリング56の内径側が嵌め合わされる。偏芯軸部21bは、第4ベアリング56を介して、減速機構30の後述する外歯ギア31を回転可能に支持する。
The
ウェイト取付軸部21cは、軸方向に沿うロータコア固定軸部21aと偏芯軸部21bとの間に配置される。ウェイト取付軸部21cは、偏芯軸部21bに軸方向他方側から接続する。ウェイト取付軸部21cは、偏芯軸部21bよりも大きい径を有する。ウェイト取付軸部21cは、第4ベアリング56の軸方向他方側に隣接して配置されて、ウェイト取付軸部21cの軸方向一方側端部は第4ベアリング56の内輪と軸方向に対向する。
The
大径部21dは、ウェイト取付軸部21cの軸方向他方側に配置される。大径部21dは、ウェイト取付軸部21cに軸方向他方側から接続する。大径部21dは、ロータコア固定軸部21aの軸方向一方側に配置される。大径部21dは、ロータコア固定軸部21aに軸方向一方側から接続する。大径部21dは、ウェイト取付軸部21cよりも大きい径を有する。本実施形態の例では、大径部21dが、モータシャフト21において最も大径の部分である。
The
ロータコア22aは、筒状であり、ロータコア固定軸部21aの外周面に固定される。ロータマグネット22bは、ロータコア22aの外周面に固定される。図2および図3に示すように、バランスウェイト24は、バランスウェイト24を軸方向に貫通する貫通孔24aを有する。バランスウェイト24は、貫通孔24aにウェイト取付軸部21cが圧入されることによりモータシャフト21に固定される。
The
バランスウェイト24は、貫通孔24aが設けられる部位から径方向外側へ扇状に広がるウェイト本体部24cを有する。バランスウェイト24は、第1中心軸J1に対して偏芯する重心軸J3を有する。バランスウェイト24の重心軸J3は、第1中心軸J1を中心として、偏芯軸部21bの重心軸(第2中心軸J2)と周方向に180度間隔をあけて配置される。本実施形態では、バランスウェイト24の第1中心軸J1からの径方向の最大長さは、ロータ22の半径よりも小さい。この構成によれば、バランスウェイト24をステータ23の径方向内側に配置することが可能になる。バランスウェイト24とステータ23とを径方向に見て重なる位置に配置すれば、電動アクチュエータ10の軸方向長さの短縮を図れる。
The
図2に示すように、バランスウェイト24は、大径部21dの軸方向一方側を向く面に接触する。大径部21dが設けられることで、バランスウェイト24をモータシャフト21における所定の軸方向位置に位置決め可能である。
As shown in FIG. 2, the
ウェイト取付軸部21cは、周面の一部が切り欠かれたDカット部(第1の平面部)21eを有する第1中心軸J1周りの円柱状である。Dカット部21eは、第1中心軸J1に対して偏芯軸部21bの第2中心軸J2と反対側に位置する。なお、ウェイト取付軸部21cは、Dカット部21e以外の平面部を有していてもよい。バランスウェイト24は、貫通孔24aの内周面に平面部(第2の平面部)24bを有する。
ウェイト取付軸部21cのDカット部21eに対して、貫通孔24aの平面部24bが径方向に対向して配置されることにより、バランスウェイト24がモータシャフト21に対して回り止めされる。
The weight
The
本実施形態では、減速機構30と連結される偏芯軸部21bのモータ20側にウェイト取付軸部21cが設けられ、ウェイト取付軸部21cにバランスウェイト24が固定される。この構成によれば、モータ20と減速機構30との間のスペースを、バランスウェイト24の設置領域として有効に利用でき、減速機構30ギア構造も変更不要である。したがって、電動アクチュエータ10の軸方向長さを大きくすることなく振動を抑制できる。
In the present embodiment, the
また、ウェイト取付軸部21cの軸方向の端面には偏芯軸部21bが配置されており、偏芯軸部21bが配置されていない領域の面積が比較的大きい。本実施形態では、ウェイト取付軸部21cの偏芯軸部21bと反対側に位置する部分にバランスウェイト24を回転止めするためのDカット部21eを設ける。この構成により、偏芯軸部21bとDカット部21eとが干渉しにくい配置となり、モータシャフト21の製造が容易になる。
Further, the
ステータ23は、ロータ22と径方向に隙間をあけて対向する。ステータ23は、ロータ22の径方向外側を囲む環状のステータコアと、ステータコアに装着される複数のコイルと、を有する。図示しないが、ステータコアは、バックヨークと、ティースと、を有する。バックヨークは、周方向に延びる環状である。ティースは、バックヨークから径方向内側へ向けて延び、周方向に互いに間隔をあけて複数配置される。
The
制御基板70は、板状である。制御基板70の板面は軸方向を向き、軸方向に垂直に広がる。制御基板70は、制御基板収容部12f内に収容される。制御基板70は、仕切り壁部12dの軸方向他方側に配置される。本実施形態の例では、制御基板70が、仕切り壁部12dから軸方向他方側に離れて配置される。制御基板70は、ステータ23と電気的に接続される。制御基板70には、ステータ23のコイルのコイル線が接続される。制御基板70には、例えば、インバータ回路が搭載される。
The
バスバー80は、コネクタ部12cに保持される。バスバー80は、コネクタ部12cに埋め込まれる。バスバー80の両端部のうち、第1端部は、制御基板70に固定される。図1に示すように、バスバー80の両端部のうち、第2端部は、コネクタ部12cの径方向外側の開口部内に配置されて、ケース11の外部に露出する。バスバー80は、コネクタ部12cに接続される外部電源と電気的に接続される。バスバー80および制御基板70を通して、外部電源からステータ23のコイルに電源が供給される。
The
回転検出部75は、ロータ22の回転を検出する。図2に示すように、回転検出部75は、制御基板収容部12f内に配置される。回転検出部75は、仕切り壁部12dと制御基板70との間のスペースに配置される。回転検出部75は、取付部材73と、第2マグネット74と、第2回転センサ71と、を有する。
The
取付部材73は、例えば、非磁性体製である。なお取付部材73は、磁性体製であってもよい。取付部材73は、第1中心軸J1を中心とする円環状である。取付部材73の内周面は、モータシャフト21の外周面における軸方向他方側の端部に固定される。取付部材73は、第3ベアリング55およびベアリング保持部12eの軸方向他方側に配置される。取付部材73の径方向外縁部は、径方向外縁部の径方向内側に位置する部分よりも軸方向一方側に位置する。
The
第2マグネット74は、周方向に延びる環状である。第2マグネット74は、第1中心軸J1を中心とする円環板状である。第2マグネット74の板面は軸方向を向き、軸方向に垂直に広がる。第2マグネット74は、周方向に沿って交互に配置されるN極とS極とを有する。第2マグネット74は、取付部材73に取り付けられる。第2マグネット74は、取付部材73の径方向外縁部において軸方向他方側を向く面に固定される。第2マグネット74は、例えば接着剤等により、取付部材73に固定される。第2マグネット74の軸方向他方側および径方向外側は、マグネットカバーによって覆われる。取付部材73および第2マグネット74は、モータシャフト21とともに第1中心軸J1回りに回転する。
The
第2回転センサ71は、第2マグネット74に隙間をあけて対向する。第2回転センサ71は、第2マグネット74と軸方向に対向する。第2回転センサ71は、第2マグネット74の軸方向他方側に位置する。第2回転センサ71は、第2マグネット74によって生じる磁界を検出する。第2回転センサ71は、例えばホール素子である。第2回転センサ71は、周方向に互いに等間隔をあけて複数設けられる。第2回転センサ71は、例えば、周方向に互いに120度間隔をあけて3個設けられる。
The
減速機構30は、モータシャフト21の軸方向一方側の部分に連結される。減速機構30は、モータシャフト21の軸方向一方側の部分の径方向外側に配置される。減速機構30は、径方向から見て偏芯軸部21bに重なる位置に配置される。減速機構30は、軸方向に沿う底壁部13aとステータ23との間に配置される。
The
図2および図3に示すように、減速機構30は、外歯ギア31と、内歯ギア33と、環状板部40cと、を有する。外歯ギア31は、第2中心軸J2を中心とする略円環板状である。外歯ギア31の板面は軸方向を向き、軸方向に垂直に広がる。外歯ギア31の外周面には、歯車部が設けられる。外歯ギア31は、偏芯軸部21bに第4ベアリング56を介して接続する。つまり減速機構30は、第4ベアリング56を介してモータシャフト21に連結される。第4ベアリング56は、外歯ギア31内に嵌め合わされる。第4ベアリング56は、モータシャフト21と外歯ギア31とを、第2中心軸J2回りに相互に回転可能に連結する。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
外歯ギア31は、複数のピン32を有する。ピン32は、外歯ギア31の軸方向一方側を向く面から軸方向一方側に突出する円柱状である。複数のピン32は、第2中心軸J2を中心とする周方向に沿って等間隔に配置される。本実施形態の例では、ピン32が8個設けられる。
The
内歯ギア33は、外歯ギア31の径方向外側を囲んで減速機構ケース13に固定される。内歯ギア33は、第1中心軸J1を中心とする円環状である。内歯ギア33は、カバー筒部13bの内周面の窪み部13n内に配置されて、カバー筒部13bに固定される。窪み部13nは、カバー筒部13bの内周面における軸方向他方側の端部に位置し、軸方向他方側および径方向内側に開口する。
The
内歯ギア33は、外歯ギア31と噛み合う。内歯ギア33の内周面には、歯車部が設けられる。内歯ギア33の歯車部は、外歯ギア31の歯車部と噛み合う。内歯ギア33の歯車部は、周方向の一部(図2および図3の各左側部分)において外歯ギア31の歯車部と噛み合う。内歯ギア33の歯車部の歯数と、外歯ギア31の歯車部の歯数とは、互いに異なる。内歯ギア33の歯車部の歯数は、外歯ギア31の歯車部の歯数よりも多い。
The
環状板部40cは、出力部40の一部である。環状板部40cは、減速機構30と出力部40とを連結する連結部である。図2に示すように、環状板部40cは、外歯ギア31の軸方向一方側に配置される。環状板部40cは、第1中心軸J1を中心とする円環板状である。環状板部40cのうち径方向外側の部分は、径方向内側の部分よりも軸方向他方側に位置する。環状板部40cの径方向外側の部分は、環状板部40cの径方向内側の部分よりも軸方向の厚さが厚い。環状板部40cは、環状板部40cを軸方向に貫通する複数の孔40dを有する。孔40dは、環状板部40cの径方向外側の部分に配置される。
The
図3に示すように、複数の孔40dは、第1中心軸J1を中心とする周方向に沿って等間隔に配置される。本実施形態の例では、孔40dが8個設けられる。孔40dの数は、ピン32の数と同じである。孔40dは、円孔状である。孔40dの内径は、ピン32の外径よりも大きい。複数の孔40dには、複数のピン32がそれぞれ挿入される。ピン32の外周面は、孔40dの内周面と内接する。つまりピン32の外周面と、孔40dの内周面とは、周面の一部において接触する。孔40dの内周面は、ピン32を介して、外歯ギア31を揺動可能に支持する。
As shown in FIG. 3, the plurality of
出力部40は、電動アクチュエータ10の駆動力を出力する部分である。図2に示すように、出力部40は、筒状壁部40bと、環状板部40cと、出力シャフト部41と、を有する。筒状壁部40bは、第1中心軸J1を中心として軸方向に延びる筒状である。筒状壁部40bは、環状板部40cの径方向内縁部から軸方向一方側に延びる円筒状である。筒状壁部40bは、軸方向他方側に開口する有底の円筒状である。筒状壁部40bの内周面における軸方向一方側の端部には、第1ベアリング51が嵌め合わされる。これにより第1ベアリング51は、モータシャフト21と出力部40とを相互に回転可能に連結する。第1ベアリング51は、モータシャフト21と出力部40とを、第1中心軸J1回りに相対的に回転可能に連結する。筒状壁部40bの内部には、モータシャフト21の軸方向一方側の端部が位置する。モータシャフト21の軸方向一方側を向く端面は、筒状壁部40bの底部の軸方向他方側を向く面に、隙間をあけて対向する。
The
筒状壁部40bは、支持筒部13d内に配置される。筒状壁部40bと支持筒部13dとの間には、第2ベアリング54が配置される。支持筒部13dには、第2ベアリング54が嵌合される。つまり支持筒部13d内に、第2ベアリング54が嵌め合わされる。第2ベアリング54内には、筒状壁部40bが嵌め合わされる。第2ベアリング54は、筒状壁部40bの外周面と、支持筒部13dの内周面との間に挟まれる。第2ベアリング54は、ケース11に対して出力部40を回転可能に支持する。
The
第2ベアリング54は、ベアリング筒部54aと、ベアリングフランジ部54bと、を有する。ベアリング筒部54aは、第1中心軸J1を中心として軸方向に延びる円筒状である。ベアリング筒部54aは、筒状壁部40bと支持筒部13dとの間に径方向から挟まれる。
The
ベアリングフランジ部54bは、第1中心軸J1を中心とする円環板状である。ベアリングフランジ部54bは、ベアリング筒部54aの軸方向他方側の端部から径方向外側に広がる。ベアリングフランジ部54bの板面は軸方向を向き、軸方向に垂直に広がる。ベアリングフランジ部54bは、支持筒部13dの軸方向他方側を向く端面13iと、環状板部40cとの間に軸方向から挟まれる。
The bearing
出力シャフト部41は、軸方向に延び、モータシャフト21の軸方向一方側に配置される。出力シャフト部41は、第1中心軸J1を中心とする円柱状である。出力シャフト部41は、筒状壁部40bの底部から軸方向一方側に延びる。出力シャフト部41は、突出筒部13c内に挿入される。出力シャフト部41の軸方向一方側の部分は、突出筒部13cよりも軸方向一方側に突出する。出力シャフト部41の軸方向一方側の部分には、電動アクチュエータ10の駆動力が出力される他の部材が取り付けられる。本実施形態において出力部40は、単一の部材である。
The
モータシャフト21が第1中心軸J1回りに回転させられると、偏芯軸部21b(第2中心軸J2)は、第1中心軸J1を中心として周方向に公転する。偏芯軸部21bの公転は、第4ベアリング56を介して外歯ギア31に伝達され、外歯ギア31は、内歯ギア33内で第1中心軸J1回りに公転する。外歯ギア31は、孔40dの内周面とピン32の外周面との内接する位置が変化しつつ、揺動する。このとき、外歯ギア31の歯車部と内歯ギア33の歯車部とが噛み合う位置が、周方向に変化する。外歯ギア31の歯数と内歯ギア33の歯数とは互いに異なり、かつ、内歯ギア33は、減速機構ケース13に固定されて回転しない。このため、外歯ギア31が、内歯ギア33に対して第2中心軸J2回りに自転する。
When the
外歯ギア31が自転する向きは、モータシャフト21が回転する向きと反対方向となる。外歯ギア31の第2中心軸J2回りの回転(自転)は、孔40dとピン32とを介して、環状板部40cに伝達される。これにより、環状板部40cが第1中心軸J1回りに回転し、出力部40が第1中心軸J1回りに回転する。このように、モータシャフト21の回転が、減速機構30を介して出力シャフト部41に伝達される。
The direction in which the
出力部40の回転は、減速機構30によって、モータシャフト21の回転に対して減速される。具体的に、本実施形態の減速機構30では、モータシャフト21の回転に対する出力部40の回転の減速比Rが、R=−(N2−N1)/N2で表される。減速比Rを表す式の右辺の先頭の負符号は、モータシャフト21の回転方向に対して、減速される出力部40の回転方向が逆向きになることを示す。N1は、外歯ギア31の歯数であり、N2は、内歯ギア33の歯数である。一例として、外歯ギア31の歯数N1が59で、内歯ギア33の歯数N2が60の場合、減速比Rは、−1/60となる。このように、本実施形態の減速機構30は、モータシャフト21の回転に対する出力部40の回転の減速比Rを大きくできる。これにより、出力部40の回転トルクを大きくできる。
The rotation of the
回転検出装置60は、出力部40の回転を検出する。図2に示すように、回転検出装置60は、第1マグネット(マグネット)63と、第1回転センサ(回転センサ)62と、を有する。回転検出装置60の少なくとも一部は、支持筒部13dの径方向外側に対向する位置に配置される。
The
第1配線部材91および第2配線部材92は、制御基板70と第1回転センサ62とを電気的に接続する。第1配線部材91および第2配線部材92は、3本の配線をそれぞれ有する。第1配線部材91は、モータケース12に保持される。第1配線部材91は、第1配線保持部14を通る。第1配線部材91の少なくとも一部は、第1配線保持部14に埋め込まれる。第1配線部材91は、制御基板70と第2配線部材92とに電気的に接続される。第2配線部材92は、減速機構ケース13に保持される。第2配線部材92は、第2配線保持部15を通る。第2配線部材92の少なくとも一部は、第2配線保持部15に埋め込まれる。第2配線部材92は、第1回転センサ62と第1配線部材91とに電気的に接続される。モータケース12と減速機構ケース13とが組み立てられることで、第1配線部材91と第2配線部材92とは、互いに電気的に接続される。
The
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, as described below, changes in configuration and the like are possible without departing from the spirit of the present invention.
(第1変形例)
図4は、第1変形例の電動アクチュエータに備えられるロータを示す図である。
第1変形例の電動アクチュエータは、図4に示すモータシャフト21Aの構成において先の実施形態と異なり、モータシャフト以外の構成は先の実施形態と共通である。
(First modification)
FIG. 4 is a view showing a rotor provided in the electric actuator of the first modified example.
The electric actuator of the first modification differs from the previous embodiment in the configuration of the
図4に示すロータ22Aは、モータシャフト21Aを有する。モータシャフト21Aは、ロータコア固定軸部21aと、ウェイト取付軸部21cとの間に、大径部21Dを有する。大径部21Dは、第1中心軸J1から径方向に見て偏芯軸部21bが位置する側の外周部に、他の部位よりも径が小さい減肉部21Eを有する。減肉部21Eの外周面は、平坦部であっても曲面形状であってもよい。
The
上記構成によれば、大径部21Dに減肉部21Eが設けられていることで、大径部21Dの重心軸は、第1中心軸J1に対して、偏芯軸部21bの中心軸(第2中心軸J2)と反対側に偏芯する。したがって、大径部21Dがバランスウェイトの一部として機能する。これにより、バランスウェイト24の小型化が可能である。
According to the above configuration, by providing the reduced-
(第2変形例)
図5は、第2変形例の電動アクチュエータに備えられるロータを示す図である。
第2変形例の電動アクチュエータは、図5に示すモータシャフト21Bの構成において先の実施形態と異なり、モータシャフト以外の構成は先の実施形態と共通である。
(2nd modification)
FIG. 5 is a view showing a rotor provided in the electric actuator of the second modification.
The electric actuator of the second modification differs from the previous embodiment in the configuration of the
図5に示すロータ22Bは、モータシャフト21Bを有する。モータシャフト21Bは、ロータコア固定軸部21aと、偏芯軸部21bとの間に、ウェイト取付軸部21cを有する。第2変形例のモータシャフト21Bでは、先の実施形態の大径部21dに相当する部分は設けられない。ウェイト取付軸部21cに取り付けられるバランスウェイト24は、軸方向他方側(図示左側)を向く面において、ロータコア22aの軸方向一方側を向く面に接触可能に配置される。すなわち、バランスウェイト24は、ロータコア22aと軸方向に直接対向する。バランスウェイト24は、ロータコア22aと接触する位置で軸方に位置決めされる。第2変形例の構成によれば、ロータコア22aと減速機構30との間のスペースが狭い場合でもバランスウェイト24を配置できる。
The
前述の実施形態および変形例では、出力部40が単一の部材であるが、これに限定されない。例えば、出力部40の環状板部40cおよび筒状壁部40bと、出力シャフト部41とが、溶接等により固定されてもよい。
減速機構30は、モータシャフト21の回転を減速させて出力部40に伝達することで、トルクを増大させる機能を有すればよく、前述の実施形態で説明した構成に限定されない。
Although the
The
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例およびなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。 In addition, without departing from the spirit of the present invention, each configuration (component) described in the above-described embodiment, modification, and note may be combined, and addition, omission, replacement, and other configurations can be made. Changes are possible. Moreover, this invention is not limited by embodiment mentioned above, It is limited only by the claim.
10…電動アクチュエータ、11…ケース、20…モータ、21,21A,21B…モータシャフト、21b…偏芯軸部、21c…ウェイト取付軸部、21d,21D…大径部、21e…Dカット部(第1の平面部)、21E…減肉部、22,22A,22B…ロータ、22a…ロータコア、24…バランスウェイト、24a…貫通孔、24b…平面部(第2の平面部)、30…減速機構、40d…孔、51…第1ベアリング、54…第2ベアリング、J1…第1中心軸(中心軸)、J3…重心軸
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記モータシャフトの軸方向一方側の部分の径方向外側に配置され、前記モータシャフトに連結される減速機構と、
前記モータおよび前記減速機構を収容するケースと、
前記減速機構の軸方向一方側において前記モータシャフトを支持する第1ベアリングと、
前記モータの軸方向他方側において前記モータシャフトを支持する第2ベアリングと、
を備え、
前記モータシャフトは、
前記減速機構のギアを回転可能に支持し中心軸に対して偏芯する偏芯軸部と、
前記偏芯軸部と前記モータとの間に配置され前記偏芯軸部よりも大きい径を有するウェイト取付軸部と、
を有し、
前記ウェイト取付軸部には、中心軸に対して偏芯する重心軸を有するバランスウェイトが取り付けられ、
前記ウェイト取付軸部は、周面の一部に第1の平面部を有する中心軸周りの円柱状であり、
前記第1の平面部は、中心軸に対して前記偏芯軸部の中心と反対側に位置し、
前記バランスウェイトは、前記ウェイト取付軸部が挿入される貫通孔と、前記貫通孔の内周面に設けられ前記第1の平面部と対向する第2の平面部と、を有する、
電動アクチュエータ。 A motor having a motor shaft extending along a central axis;
A reduction mechanism disposed radially outward of a portion on one axial side of the motor shaft and coupled to the motor shaft;
A case for housing the motor and the reduction mechanism;
A first bearing for supporting the motor shaft on one side in the axial direction of the speed reduction mechanism;
A second bearing that supports the motor shaft on the other axial side of the motor;
Equipped with
The motor shaft is
An eccentric shaft portion rotatably supporting the gear of the reduction mechanism and eccentric to the central axis;
A weight mounting shaft portion disposed between the eccentric shaft portion and the motor and having a diameter larger than that of the eccentric shaft portion;
Have
The weight mounting shaft portion is mounted with a balance weight having a center of gravity axis eccentric to a center axis,
The weight attachment shaft portion has a cylindrical shape around a central axis having a first flat portion on a part of the circumferential surface,
The first flat portion is located on the opposite side of the center of the eccentric shaft with respect to the central axis,
The balance weight has a through hole into which the weight attachment shaft portion is inserted, and a second flat portion provided on an inner peripheral surface of the through hole and facing the first flat portion.
Electric actuator.
前記バランスウェイトは、前記大径部の軸方向一方側を向く面に接触する、
請求項1または2に記載の電動アクチュエータ。 The motor shaft has, on the other axial side of the weight mounting shaft, a large diameter portion having a diameter larger than that of the weight mounting shaft.
The balance weight is in contact with a surface of the large diameter portion facing one side in the axial direction,
The electric actuator according to claim 1.
前記バランスウェイトは、前記ロータコアの軸方向一方側を向く面に接触可能に配置される、請求項1または2に記載の電動アクチュエータ。 A rotor core connected to the motor shaft;
The electric actuator according to claim 1, wherein the balance weight is disposed so as to be in contact with a surface facing one axial side of the rotor core.
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