本発明の実施形態の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下、本発明の実施形態において、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決策を明確且つ完全に記載する。記載する実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく一部であることは明らかである。本発明の実施形態に基づいて創造的努力なしに当業者が得るその他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
図1Aは、本発明の実施形態によるE−PDCCH伝送方法を示す流れ図である。本実施形態は、例えばLTEシステムの基地局などの基地局によって実行することができる。図1Aに示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含む。
ステップ101。第1のリソース・グループとパイロット・ポートの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定する。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、予め基地局が取得する。基地局が第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を予め取得する方式には、以下のいくつかの方式が含まれるが、これらに限定されるわけではない。すなわち、基地局及びユーザ機器(User Equipment:UE)が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を予め定義する。或いは、基地局が、ローカル・セル識別(ID)に従って第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を生成する。選択的に、基地局が、さらに、より高位レイヤのシグナリングをUEに送信することもできる。この場合、このより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。ここで、物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対(PRB対)である。第1のリソース・グループは、リソース要素グループ(eREG)又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、制御チャネル要素(eCCE)又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。本明細書では、この対応は、主に、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループが、少なくとも2つの第1のリソース・グループを含むことがあるということを示す。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。本実施形態における「パイロット・ポート」は、主にDMRSポートを指す。
上記から分かるように、本実施形態の第2のリソース・グループは、2つのタイプ、すなわち第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループを含む。選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループが、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、第2のタイプの第2のリソース・グループが、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。本明細書では、局在モードでの伝送とは、E−PDCCHを伝送するリソースが、1つ又は複数の連続した物理リソース・ブロック対に割り当てられて集中化されることを意味し、分散モードでの伝送とは、E−PDCCHを伝送するリソースが、複数の不連続な物理リソース・ブロック対に割り当てられて非集中化されることを意味する。本明細書では、リリース11において、E−PDCCHを分散モードで伝送する場合に、SFBCがサポートされていないが、マルチ・ユーザ共通プリコーディング(ランダム・ビーム・フォーミング)機構を使用することに留意されたい。
第1のリソース・グループがeREGである場合には、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の任意選択のマッピング関係は、表1に示すようになる。
表1に示すように、物理リソース要素セットは、物理リソース・ブロック対であり、物理リソース・ブロック対は、8個のeREGを含み、これらの8個のeREGは、DMRSポート7、DMRSポート8、DMRSポート9及びDMRSポート10の合計4つのDMRSポートにマッピングされる。各eREGとDMRSの間のマッピング関係は、表1に示すものに限定されるわけではない。
表1に基づいて、第1のタイプ及び第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の任意選択の対応を、表2に示す。
表2に示すように、E−PDCCHを伝送するために使用される物理リソース・ブロック・セットは、指標1、2、3及び4が付与された4つの物理リソース・ブロック対を含み、各物理リソース・ブロック対は、8個のeREGを含む。各物理リソース・ブロック対において、各eREGは、一意的な位置指標(例えば、表1又は表2におけるeREGの後の括弧内の数字0から7)を有する。同じ量のeREGを含む物理リソース・ブロック対では、それらのeREGは、同じ位置指標を有する。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも同じ物理リソース・ブロック対の2つのeREGを含む。第1のタイプの第2のリソース・グループが同じ物理リソース・ブロック対の2つのeREGを含むと仮定すると、第1のタイプの第2のリソース・グループは、表2で指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)及びeREG(1)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び9である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(2)及びeREG(3)を含み、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート8及び10である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(4)及び(5)を含み、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート9及び7である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(6)及びeREG(7)を含み、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート10及び8である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対のeREGを含んでもよく、これ以上は列挙しないが、以下同様にすることができる。第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対の少なくとも2つのeREGを含む。第2のタイプの第2のリソース・グループが異なる物理リソース・ブロック対の2つのeREGを含むと仮定すると、第2のタイプの第2のリソース・グループは、表2で指標3が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)及び指標4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7である。或いは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標3が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(1)及び指標4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(4)を含むこともでき、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート9である。或いは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(6)及び指標3が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(7)からなることもでき、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート10及び8である。以下、同様にすることができる。表2に示すように、第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを構成するeREGが決まると、その第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するパイロット・ポートも決まる。
本明細書では、表2に示すようにE−PDCCHを伝送するために使用される物理リソース・ブロック・セットは4つの物理リソース・ブロック対を含むが、これに限定されるわけではないことに留意されたい。
ステップ102。E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定し、決定した第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、このE−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングする。
E−PDCCHを局在モードで伝送する必要がある場合には、基地局は、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループを決定し、次いで、以前に決定した第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、このE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングする。
E−PDCCHを分散モードで伝送する必要がある場合には、基地局は、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを決定し、次いで、以前に決定した第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、このE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングする。
従来技術では、CRS伝送を使用して、PDCCHを伝送し、PDCCHを伝送するための全てのCCEは、同じCRSポートにマッピングされ、SFBCモードを使用して、又はSFBCモード及びFSTDモードの両方を使用して、伝送を行う。しかし、E−PDCCHではDMRS伝送を使用し、DMRSについてはプリコーディング(precoding)が必要である。従って、E−PDCCHを伝送するeCCE又は物理チャネル候補とDMRSポートとの間の対応を決定する必要があるので、復調を正しく完了することができる。従来技術のPDCCH伝送モードが、E−PDCCHには適用できなくなることは明らかである。本実施形態では、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って決定し、次いで、E−PDCCHの伝送に使用される第2のリソース・グループ(第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループ)を決定し、次いで、これら2つのタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、E−PDCCHの伝送に使用される第2のリソース・グループを、伝送のために対応する第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングする。これにより、E−PDCCH伝送の問題は解決され、E−PDCCHを正しく復調するための基礎が得られる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の別の任意選択のマッピング関係は、表3に示すようになる。
表3に示すように、物理リソース要素セットは、物理リソース・ブロック対であり、各物理リソース・ブロック対は、8個のeREGを含み、これら8個のeREGは、DMRSポート7、DMRSポート8、DMRSポート9及びDMRSポート10の合計4つのDMRSポートにマッピングされる。各eREGとDMRSポートとの間のマッピング関係は、表1のマッピング関係とは異なるが、eREGとDMRSとの間のマッピング関係は、表1及び表3に示すマッピング関係に限定されるわけではない。
表3に基づいて、第1のタイプ及び第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の別の任意選択の対応は、表4に示すようになる。
表4に示すように、E−PDCCHを伝送するために使用される物理リソース・ブロック・セットは、指標1、2、3及び4が付与された4つの物理リソース・ブロック対を含み、各物理リソース・ブロック対は、8個のeREGを含む。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも同じ物理リソース・ブロック対の2つのeREGを含む。第1のタイプの第2のリソース・グループが同じ物理リソース・ブロック対の4つのeREGを含むと仮定すると、第1のタイプの第2のリソース・グループは、表4で指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び8である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含み、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート9及び10である。これ以上は列挙しないが、以下同様にすることができる。第2のタイプの第2のリソース・グループが異なる物理リソース・ブロック対の4つのeREGを含むと仮定すると、第2のタイプの第2のリソース・グループは、表2で指標1、2、3及び4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7である。或いは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1及び2が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(2)並びに指標3及び4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(3)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート8及び7である。以下、同様にすることができうる。表4に示すように、第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを構成するeREGが決まると、第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するパイロット・ポートも決まる。
本明細書では、表1に示す基準に基づいて、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループは、表5に示すように4つの第1のリソース・グループを含むこともできることに留意されたい。これに対応して、表3に示す基準に基づいて、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループは、2つの第1のリソース・グループを含むこともできる。その他の場合については、例を用いてこれ以上説明しない。
表5に示すように、第1のタイプの第2のリソース・グループが同じ物理リソース・ブロック対の4つのeREGを含むと仮定すると、第1のタイプの第2のリソース・グループは、表5で指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7、8、9及び10である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含み、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート9、7、10及び8である。或いは、第1のタイプの第2のリソース・グループは、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)、eREG(1)、eREG(4)及びeREG(5)を含むこともでき、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び9である。これ以上は列挙しないが、以下同様にすることができる。第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対の少なくとも2つのeREGを含む。第2のタイプの第2のリソース・グループが異なる物理リソース・ブロック対の4つのeREGを含むと仮定すると、第2のタイプの第2のリソース・グループは、表2で指標1、2、3及び4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(0)を含むことができ、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7である。或いは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1及び2が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(2)と、指標3及び4が付与されている物理リソース・ブロック対のeREG(3)とを含むこともでき、対応するパイロット・ポートは、DMRSポート8及び10である。以下同様にすることができる。表5に示すように、第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを構成するeREGが決まると、この第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するパイロット・ポートも決まる。
表1及び表3に示すような第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に加えて、その他のマッピング関係を使用することもできる。例えば、eREG(0)及びeREG(5)が、ポート7に対応し、eREG(1)及びeREG(4)が、ポート10に対応し、eREG(2)及びeREG(7)が、ポート8に対応し、eREG(3)及びeREG(6)が、ポート10に対応する。
本実施形態の任意選択の実施方式では、基地局が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することは、基地局が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定し、それぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループが伝送に使用するパイロット・ポートが、その第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループのうちの最初のリソース・グループ又は最後のリソース・グループに対応するパイロット・ポートであると決定することを含む。例えば、表2に示すように、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、2つの第1のリソース・グループであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係におけるこれら2つのリソース・グループに対応するポート・セットが、DMRSポート7及び9、又はDMRSポート8及び10の2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定する。別の例では、表4に示すように、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、4つの第1のリソース・グループであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係におけるこれら4つのリソース・グループに対応するポート・セットが、DMRSポート7、8、9及び10の4つの異なるパイロット・ポートを含むと決定する。別の例では、表5に示すように、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、4つの第1のリソース・グループであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係におけるこれら4つのリソース・グループに対応するポート・セットが、DMRSポート7、8、9及び10の4つの異なるパイロット・ポートを含む、又は前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係におけるこれら4つのリソース・グループに対応するポート・セットが、DMRSポート7及び9の2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定する。つまり、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットは、少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含む。第1のタイプの第2のリソース・グループでは、伝送中にこれらのパイロット・ポートのうちの1つを使用すると、パイロット・リソースを節約するのに有利であるので好ましい。第1のタイプの異なる第2のリソース・グループの間でのE−PDCCH伝送中に使用されるパイロット・ポートを統一するために、対応する少なくとも2つのeREGのうちの最初のeREG又は最後のeREGに対応するパイロット・ポートを選択し、伝送に使用することが指定される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のリソース・グループの利用を改善するために、前述の特定の関係は、第2のタイプの第2のリソース・グループがE−PDCCHを伝送するために使用するパイロット・ポートに従って、第1のタイプがE−PDCCHを伝送するために使用するパイロット・ポートを具体的に決定し、さらに、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、第1のタイプの第1のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソースと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することである。これに基づき、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応するこれらの少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる、基地局によって決定されるこれらの少なくとも2つの異なるパイロット・ポートは、少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHが伝送される場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される少なくとも2つのパイロット・ポートである。例えば、第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHが伝送される場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートがDMRSポート7及び9である場合には、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる、基地局によって決定される少なくとも2つの異なるパイロット・ポートは、DMRSポート7及び9である。表2に示すように、DMRSポート7及び9が、第2のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHが伝送される場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される場合には、それは、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つのeREGが、DMRSポート7及び9に対応するeREGであることを示し、これらのeREGは、eREG(0)及びeREG(1)であってもよいし、或いはeREG(4)及びeREG(5)であってもよい。
本実施形態の任意選択の実施方式では、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、2つのパイロット・ポートが各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される。これらは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであってもよいし、或いは第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであってもよい。すなわち、第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量は、必ずしも2でなくてもよい。条件が満たされれば、この量は2であってもよいし、1、3、4などであってもよい。第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートは、異なるDMRSポートである。具体的にどのDMRSポートを使用するかは、特に限定されない。さらに、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートは、全て、同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループがマッピングされるパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわち、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。表2を参照して、第1のパイロット・ポートがDMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートがDMRSポート9であり、且つ第3のパイロット・ポートがDMRSポート8であり、第4のパイロット・ポートがDMRSポート10であると仮定する。従って、第1のタイプの第2のリソース・グループはそれぞれ2つのeREGに対応し、これら2つのeREGに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び9である、或いはこれら2つのeREGに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート8及び10である。第1のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれについて、E−PDCCHの実際の伝送では、対応するポート・セットのパイロット・ポートが優先的に伝送のために選択される。例えば、表2では、DMRSポート7に対応するeREG(0)及びDMRSポート9に対応するeREG(1)が、第1のタイプの第2のリソース・グループの最初のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(0)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート7に基づく。第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(0)及びeREG(1)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート7に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート7に基づいてこれら2つのeREG(0)及びeREG(1)についてチャネル推定を実行する。表2では、DMRSポート8に対応するeREG(2)及びDMRSポート10に対応するeREG(3)は、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの2番目のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(2)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート8に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(2)及びeREG(3)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート8に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート8に基づいてこれら2つのeREG(2)及びeREG(3)についてチャネル推定を実行する。表2では、DMRSポート9に対応するeREG(4)及びDMRSポート7に対応するeREG(5)は、3番目の第1のタイプの第2のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(4)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート9に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(4)及びeREG(5)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート9に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート9に基づいてこれら2つのeREG(4)及びeREG(5)についてチャネル推定を実行する。表2では、DMRSポート10に対応するeREG(6)及びDMRSポート8に対応するeREG(7)は、4番目の第1のタイプの第2のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(6)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート10に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(6)及びeREG(7)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート10に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート10に基づいてこれら2つのeREG(6)及びeREG(7)についてチャネル推定を実行する。
さらに、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを4つ含むことができる。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、表1から表5に示すように、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるその他の第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。さらに、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートを含むパイロットポート・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループでは、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。同様に、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループでは、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。表2を参照すると、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対は、4つの第1のタイプの第2のリソース・グループ、すなわちeREG(0)及びeREG(1)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ、eREG(4)及びeREG(5)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ並びにeREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループを含む。eREG(0)及びeREG(1)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ並びにeREG(4)及びeREG(5)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じパイロット・ポート、すなわちDMRSポート7及び9に対応し、パイロット・ポートによる配列後は、これら2つの第1のタイプの第2のリソース・グループにおけるDMRSポート7及び9の順序は異なる。例えば、eREG(0)及びeREG(1)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7及び9の順序は、DMRSポート7が先、DMRSポート9が後であり、eREG(4)及びeREG(5)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7及び9の順序は、DMRSポート9が先、DMRSポート7が後である。eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ並びにeREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じパイロット・ポート、すなわちDMRSポート8及び10に対応し、パイロット・ポートによる配列後は、これら2つの第1のタイプの第2のリソース・グループにおけるDMRSポート8及び9の順序は異なる。例えば、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート8及び10の順序は、DMRSポート8が先、DMRSポート10が後であり、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート8及び10の順序は、DMRSポート10が先、DMRSポート8が後である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが4つの異なるパイロット・ポートを含み、これら4つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。表5を参照して、第1のパイロット・ポートがDMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートがDMRSポート9であり、第3のパイロット・ポートがDMRSポート8であり、第4のパイロット・ポートがDMRSポート10であると仮定する。従って、第1のタイプの第2のリソース・グループはそれぞれ4つのeREGに対応し、これら4つのeREGに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7、8、9及び10である。第1のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれについて、E−PDCCHの実際の伝送では、対応するポート・セットのパイロット・ポートが優先的に伝送のために選択される。例えば、表5では、DMRSポート7に対応するeREG(0)、DMRSポート9に対応するeREG(1)、DMRSポート8に対応するeREG(2)、及びDMRSポート10に対応するeREG(3)が、第1のタイプの第2のリソース・グループの最初のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(0)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート7に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート7に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート7に基づいてこれら4つのeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)についてチャネル推定を実行する。表5では、DMRSポート9に対応するeREG(4)、DMRSポート7に対応するeREG(5)、DMRSポート10に対応するeREG(6)及びDMRSポート8に対応するeREG(7)は、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの2番目のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(4)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート9に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート9に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート9に基づいてこれら4つのeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)についてチャネル推定を実行する。
第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含むことができる。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる4つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであり、この物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの4つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートを配列する方式は、様々であってよい。例えば、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第2のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。或いは、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第4のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第1のパイロット・ポートである。或いは、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第3のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである。
表5を参照すると、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対は、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループ、すなわちeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループとeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループとを含む。eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ、並びにeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じパイロット・ポート、すなわちDMRSポート7、8、9及び10に対応し、パイロット・ポートによる配列後には、これら2つの第1のタイプの第2のリソース・グループにおけるDMRSポート7、8、9及び10の順序は異なる。例えば、eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7、8、9及び10の順序は、DMRSポート7、DMRSポート9、DMRSポート8、DMRSポート10であり、eREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7、8、9及び10の順序は、DMRSポート9、DMRSポート7、DMRSポート10、DMRSポート8である。さらに、eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7、8、9及び10の順序は、DMRSポート7、DMRSポート8、DMRSポート9、DMRSポート10であってもよく、eREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループでは、DMRSポート7、8、9及び10の順序は、DMRSポート10、DMRSポート9、DMRSポート8、DMRSポート7であってもよく、以下同様に順序を変えることができる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、基地局は、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。表4を参照して、第1のパイロット・ポートがDMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートがDMRSポート8であり、第3のパイロット・ポートがDMRSポート9であり、第4のパイロット・ポートがDMRSポート10であると仮定する。従って、第1のタイプの第2のリソース・グループはそれぞれ4つのeREGに対応し、これら4つのeREGに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び8、又はDMRSポート9及び10である。第1のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれについて、E−PDCCHの実際の伝送では、対応するポート・セットのパイロット・ポートが優先的に伝送のために選択される。例えば、表4では、DMRSポート7に対応するeREG(0)、DMRSポート8に対応するeREG(1)、DMRSポート8に対応するeREG(2)、及びDMRSポート7に対応するeREG(3)が、第1のタイプの第2のリソース・グループの最初のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(0)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート7に基づく。第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート7に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート7に基づいてこれら4つのeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)についてチャネル推定を実行する。表4では、DMRSポート9に対応するeREG(4)、DMRSポート10に対応するeREG(5)、DMRSポート10に対応するeREG(6)及びDMRSポート9に対応するeREG(7)は、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの2番目のリソース・グループを構成する。第1のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、この伝送は、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つのeREGのうちの最初のeREG、すなわちeREG(4)に対応するパイロット・ポート、すなわちDMRSポート9に基づく。すなわち、第1のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合には、eREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)に使用されるプリコーディング・モードは、DMRSポート9に使用されるプリコーディング・モードと同じであり、DMRSポート9に基づいてこれら4つのeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)についてチャネル推定を実行する。
第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。表4を参照すると、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対は、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループ、すなわちeREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループとeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループとを含む。eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループ、並びにeREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループは、異なるパイロット・ポートに対応する。例えば、eREG(0)、eREG(1)、eREG(2)及びeREG(3)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート7及び8であり、eREG(4)、eREG(5)、eREG(6)及びeREG(7)を含む第1のタイプの第2のリソース・グループに対応するパイロット・ポートは、DMRSポート9及び10である。
前述の実施形態又は実施方式のそれぞれに基づいて、基地局によって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、同じパイロット・ポートに対応し、且つ同じ位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループである。例えば、表2に示す実線枠で囲まれた第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標3及び4を付与された2つの物理リソース・ブロック対の、ともにDMRSポート7に対応し、且つともに位置指標0を有する2つのeREGを含むリソース・グループである。別の例では、表4及び表5に示す実線枠で囲まれた第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1、2、3及び4を付与された4つの物理リソース・ブロック対の、全てDMRSポート7に対応し、且つ全て位置指標0を有する4つのeREGを含むリソース・グループである。
前述の実施形態又は実施方式のそれぞれに基づいて、基地局によって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、同じパイロット・ポートに対応し、且つ異なる位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループである。例えば、表2に示す実線で結ばれた2つの点線枠で囲まれた第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標3及び4を付与された2つの物理リソース・ブロック対の、ともにDMRSポート9に対応し、且つ位置指標1及び4をそれぞれ有する2つのeREGを含むリソース・グループである。別の例では、表4に示す実線で結ばれた2つの点線枠で囲まれた第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1、2、3及び4を付与された4つの物理リソース・ブロック対の、それぞれDMRSポート8及び7に対応し、且つ位置指標2及び3を有する4つのeREGを含むリソース・グループである。別の例では、表4を参照して、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート7に対応し、且つ位置指標0を有するeREG、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート8に対応し、且つ位置指標1を有するeREG、指標3が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート8に対応し、且つ位置指標2を有するeREG、及び指標4が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート7に対応し、且つ位置指標3を有するeREGを含むこともできる。別の例では、表4を参照して、第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート7に対応し、且つ位置指標0を有するeREG、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート8に対応し、且つ位置指標1を有するeREG、指標3が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート9に対応し、且つ位置指標4を有するeREG、及び指標4が付与されている物理リソース・ブロック対の、DMRSポート10に対応し、且つ位置指標5を有するeREGからなることもできる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、前述の実施方式のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループの実施に基づいて、基地局によって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に位置し、且つ第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループの位置指標と同じ位置指標を有する第1のリソース・グループである。例えば、表2に示す点線で結ばれた2つの点線枠で囲まれた第2のタイプの第2のリソース・グループは、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対のDMRSポート10に対応し、且つ位置指標6を有する第1のリソース・グループと、指標4が付与されている物理リソース・ブロック対のDMRSポート8に対応し、且つ位置指標7を有する第1のリソース・グループとを含む。この第2のタイプの第2のリソース・グループは、表2において指標1が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標6及び7を有する2つの第1のリソース・グループを含む第1のタイプの第2のリソース・グループに対応し、これら2つの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの位置指標は同じである。別の例では、表5を参照して、第1のタイプの第2のリソース・グループが、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標0、1、2及び3を有する4つの第1のリソース・グループを含む場合には、基地局は、これに応じて、第2のタイプの第2のリソース・グループが、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標0を有する第1のリソース・グループ、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標1を有する第1のリソース・グループ、指標3が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標2を有する第1のリソース・グループ、及び指標4が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標3を有する第1のリソース・グループを含むと決定することができる。さらに、基地局は、第2のタイプの第2のリソース・グループが、指標4が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標0を有する第1のリソース・グループ、指標3が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標1を有する第1のリソース・グループ、指標2が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標2を有する第1のリソース・グループ、及び指標0が付与されている物理リソース・ブロック対の位置指標3を有する第1のリソース・グループを含むと決定することもでき、以下同様に、複数の組合せ方が可能である。
以下、前述の実施方式のそれぞれによって得られる有利な効果について述べる。同じ物理リソース・ブロック対における空間ダイバーシチをさらに得るために、一般に、複数のパイロット・ポートを実施用に割り当てることが行われる。しかし、パイロット・ポートの割当てが不適切であると、パイロット・ポート・リソースの無駄が生じ、チャネル推定に不利となる。例えば、第1のリソース・グループとDMRSポートとの間の別のマッピング関係は、表6に示すようになる。
表6に示すように、DMRSポート7及びDMRSポート9がE−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループに割り当てられ、各物理リソース・ブロック対における伝送のためのパイロット・ポートとして使用され、且つE−PDCCHの伝送に使用される2つの第2のタイプの第2のリソース・グループが表6に示す実線枠内に示されるものである場合には、指標1が付与されている物理リソース・ブロック対において、表6で点線枠内に示す第1のリソース・グループしか第1のタイプの第2のリソース・グループを構成するために使用することができず、この場合にはeREG(1)及びeREG(5)は使用することができず、無駄が生じる。本発明の前述の実施形態又は実施方式のそれぞれでは、前述の問題は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を設定した後に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係及び前述の特定の関係に従って第1のタイプの第2のリソース・グループ、第2のタイプの第2のリソース・グループ及び対応するパイロット・ポートを決定することなどによって、解決することができる。これにより、パイロット・ポート・リソースを十分に活用することができ、パイロット・ポート対を柔軟に構成することができ、パイロット・ポートによってもたらされる空間ダイバーシチを十分に活用することができる。
図1Bは、本発明の実施形態によるE−PDCCH受信方法を示す流れ図である。本実施形態は、UEによって実行されるが、これに限定されるわけではない。図1Bに示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含む。
ステップ201。第1のリソース・グループとパイロット・ポートの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定する。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。
ステップ202。E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定し、決定した第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、このE−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートで受信する。
本実施形態のステップ201については、ステップ101の説明を参照されたい。ステップ202については、ステップ102の説明を参照されたい。ステップ102との違いは、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループが伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングされるステップ102とは異なり、本実施形態のUEは、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートで受信する点にある。E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループをUEが少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートで受信するプロセスは、ブラインド検出プロセスである。本実施形態のブラインド検出プロセスは、従来技術のブラインド検出プロセスと同様であり、本明細書ではこれ以上説明しない。
本実施形態では、第2のリソース・グループは、2つのタイプ、すなわち第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループを含む。選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループが、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、第2のタイプの第2のリソース・グループが、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。本明細書では、局在モードでの伝送とは、E−PDCCHを伝送するリソースが、1つ又は複数の連続した物理リソース・ブロック対に割り当てられて集中化されることを意味し、分散モードでの伝送とは、E−PDCCHを伝送するリソースが、複数の不連続な物理リソース・ブロック対に割り当てられて非集中化されることを意味する。
例を用いて説明する第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の任意選択のマッピング関係については、表1及び表3を参照されたい。ただし、マッピング関係は、これらに限定されるわけではない。
本実施形態の任意選択の実施方式では、UEが、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することは、UEが、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定し、それぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループが伝送に使用するパイロット・ポートが、その第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループのうちの最初のリソース・グループ又は最後のリソース・グループに対応するパイロット・ポートであると決定することを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のリソース・グループの利用を改善するために、前述の特定の関係は、第2のタイプの第2のリソース・グループがE−PDCCHを伝送するために使用するパイロット・ポートに従って、第1のタイプがE−PDCCHを伝送するために使用するパイロット・ポートを具体的に決定し、さらに、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、第1のタイプの第1のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することである。これに基づき、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応するこれらの少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる、UEによって決定されるこれらの少なくとも2つの異なるパイロット・ポートは、少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHが伝送される場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される少なくとも2つのパイロット・ポートである。第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートは、予め決定しておくこともできる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、2つのパイロット・ポートが各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される。これらは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであってもよいし、或いは第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであってもよい。すなわち、第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量は、必ずしも2でなくてもよい。条件が満たされれば、この量は2であってもよいし、1、3、4などであってもよい。第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートは、異なるDMRSポートである。具体的にどのDMRSポートを使用するかは、特に限定されない。さらに、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートは、全て、同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループがマッピングされるパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわち、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、UEは、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。
さらに、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを4つ含むことができる。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、表1から表5に示すように、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるその他の2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。さらに、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートを含むポート・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループでは、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。同様に、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートを含むポート・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループでは、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、UEは、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが4つの異なるパイロット・ポートを含み、これら4つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。
第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる4つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであり、この物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの4つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートを配列する方式は、様々であってよい。例えば、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第2のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第3のパイロット・ポートである。或いは、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第4のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第1のパイロット・ポートである。或いは、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第3のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に使用されるパイロット・ポートの量が2であるという条件下で、UEは、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。
第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応することに基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
前述の実施形態又は実施方式のそれぞれに基づいて、UEによって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、同じパイロット・ポートに対応し、且つ同じ位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループである。
前述の実施形態又は実施方式のそれぞれに基づいて、UEによって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、同じパイロット・ポートに対応し、且つ異なる位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、前述の実施方式のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループの実施に基づいて、UEによって決定される、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に位置し、且つ第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループの位置指標と同じ位置指標を有する第1のリソース・グループである。
上述の任意選択の実施方式のそれぞれについての詳細な説明については、図1Aに示す本実施形態の対応する説明を参照されたい。本明細書では、これ以上の説明はしない。
本実施形態の別の任意選択の実施方式では、UEは、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を予め取得しておく必要がある。UEが第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を取得する方式は、UE及び基地局が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を事前に決定すること、又は第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係がローカル・セルIDに従って生成されることをUEが基地局と予め合意しておくことを含む。これら2つの場合には、基地局は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係をUEに送信する必要はなく、その代わりに、UEは、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を直接取得することができる。別の方式では、UEが、基地局から送信されるより高位レイヤのシグナリングを受信し、このより高位レイヤのシグナリングが第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含んでおり、UEは、このより高位レイヤのシグナリングから第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を取得する。この方式は、基地局が第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を柔軟に構成するのに好都合である。
本実施形態によって提供されるE−PDCCH受信方法は、前述の実施形態によって提供されるE−PDCCH伝送方法に対応し、UEは、E−PDCCHをうまく受信することができ、それによりE−PDCCH伝送の問題を解決することができる。さらに、本実施形態の方法は、パイロット・ポートの利用を改善することができ、パイロット・ポートによってもたらされる空間ダイバーシチ効果を十分に活用することができる。
図2Aは、本発明の実施形態による基地局を示す概略構造図である。図2Aに示すように、本実施形態の基地局は、第1の決定ユニット21と、第2の決定ユニット22と、マッピング及び伝送ユニット23とを含む。
第1の決定ユニット21は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定するように構成される。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補である。物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。
第2の決定ユニット22は、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定するように構成される。
マッピング及び伝送ユニット23は、第1の決定ユニット21及び第2の決定ユニット22に接続され、第1の決定ユニット21によって決定される第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、第2の決定ユニット22によって決定されるE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングするように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の決定ユニット21が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することは、第1の決定ユニット21が、詳細には、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定し、それぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループが伝送に使用するパイロット・ポートが、その第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループのうちの最初のリソース・グループ又は最後のリソース・グループに対応するパイロット・ポートであると決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の決定ユニット21が、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが、少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定することは、第1の決定ユニット21が、より詳細には、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる少なくとも2つの異なるパイロット・ポートが、少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される少なくとも2つのパイロット・ポートであることを決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、2つのパイロット・ポートが各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される。これらは、それぞれ、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであるか、或いは第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわち、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第1の決定ユニット21は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを4つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるその他の2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
物理リソース・ブロック対に含まれる4つの第1のタイプの第2のリソース・グループのうち、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列され、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第1の決定ユニット21は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが4つの異なるパイロット・ポートを含み、これら4つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる4つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであり、この物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの4つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートを配列する方式としては、以下が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。すなわち、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第2のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第4のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第1のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第3のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第1の決定ユニット21は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の決定ユニット22は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、同じパイロット・ポートに対応し、且つ同じ位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の決定ユニット22は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、同じパイロット・ポートに対応し、且つ異なる位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に位置する第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループの実施に基づいて、第2の決定ユニット22は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、異なる物理リソース・ブロック対に位置し、且つ第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループの位置指標と同じ位置指標を有する第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート9である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート8である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、本実施形態の基地局は、第1の取得ユニット24をさらに含む。第1の取得ユニット24は、第1の決定ユニット21が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を事前に決定するように構成される。或いは、第1の取得ユニット24は、第1の決定ユニット21が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、ローカル・セル識別に従って第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を生成するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、本実施形態の基地局は、第1の送信ユニット25をさらに含む。第1の送信ユニット25は、より高位レイヤのシグナリングを送信するように構成され、このより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1の送信ユニット25は、主に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係をUEに提供するように構成される。必要に応じて選択的に、第1の送信ユニット25は、第1の決定ユニット21及び第1の取得ユニット24に接続される。
本実施形態によって提供されるE−PDCCH伝送基地局の機能ユニットは、前述のE−PDCCH伝送方法の手続きを実行するように構成することができる。その具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態のE−PDCCH伝送基地局は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定し、次いで、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを決定し、決定した第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、E−PDCCHの伝送に使用される第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングすることにより、E−PDCCH伝送の問題を解決する。さらに、本実施形態のE−PDCCH伝送基地局は、パイロット・ポートの利用を改善し、空間ダイバーシチを実施することもできる。
図2Bは、本発明の実施形態によるUEを示す概略構造図である。図2Bに示すように、本実施形態のUEは、第3の決定ユニット26と、第4の決定ユニット27と、第1の受信ユニット28とを含む。
第3の決定ユニット26は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定するように構成される。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。
第4の決定ユニット27は、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定するように構成される。
第1の受信ユニット28は、第3の決定ユニット26及び第4の決定ユニット27に接続され、第3の決定ユニット26によって決定された第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、第4の決定ユニット27によって決定されるE−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートで受信するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第3の決定ユニット26が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することは、第3の決定ユニット26が、詳細には、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定し、それぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループが伝送に使用するパイロット・ポートが、その第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループのうちの最初のリソース・グループ又は最後のリソース・グループに対応するパイロット・ポートであると決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第3の決定ユニット26が、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが、少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定することは、第3の決定ユニット26が、さらに詳細には、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる少なくとも2つの異なるパイロット・ポートが、少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを用いてE−PDCCHを伝送する場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される少なくとも2つのパイロット・ポートであると決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、2つのパイロット・ポートが各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される。これらは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである、或いは第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわち、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第3の決定ユニット26は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを4つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるその他の2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
物理リソース・ブロック対に含まれる4つの第1のタイプの第2のリソース・グループのうち、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列され、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第3の決定ユニット26は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが4つの異なるパイロット・ポートを含み、これら4つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる4つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであり、この物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの4つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートを配列する方式としては、以下が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。すなわち、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第2のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第3のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第4のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第1のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第3のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、第3の決定ユニット26は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第4の決定ユニット27は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、同じパイロット・ポートに対応し、且つ同じ位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に置かれる第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第4の決定ユニット27は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが同じパイロット・ポートに対応し、且つ異なる位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に置かれる第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループの実施に基づいて、第4の決定ユニット27は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、異なる物理リソース・ブロック対に位置し、且つ第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループの位置指標と同じ位置指標を有する第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート9である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート8である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、本実施形態のUEは、第2の取得ユニット29をさらに含む。第2の取得ユニット29は、第3の決定ユニット26が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を事前に決定するように構成される。或いは、第2の取得ユニット29は、第3の決定ユニット26が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、ローカル・セル識別に従って第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を生成するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の受信ユニット28は、より高位レイヤのシグナリングを受信するようにさらに構成され、このより高位レイヤのシグナリングが第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1の受信ユニット28は、詳細には、基地局から送信されるより高位レイヤのシグナリングを受信するように構成される。
本実施形態によって提供されるUEの機能ユニットは、図1Bに示すE−PDCCH受信方法の対応する手続きを実行するように構成することができる。その具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態によって提供されるUEは、前述の実施形態によって提供されるE−PDCCH伝送基地局と協働してE−PDCCH伝送を完成し、さらに、参照信号リソースの利用を改善し、パイロット・ポートによって提供される空間ダイバーシチを十分に活用する。
図3Aは、本発明の別の実施形態による基地局を示す概略構造図である。図3Aに示すように、本実施形態の基地局は、プロセッサ31と、送信機32とを含む。
プロセッサ31は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定し、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定するように構成される。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補である。物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。
送信機32は、プロセッサ31によって決定される第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、プロセッサ31によって決定されるE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングするように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、プロセッサ31が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定することは、プロセッサ31が、詳細には、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定し、それぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループが伝送に使用するパイロット・ポートが、その第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループのうちの最初のリソース・グループ又は最後のリソース・グループに対応するパイロット・ポートであると決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、プロセッサ31が、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが、少なくとも2つの異なるパイロット・ポートを含むと決定することは、プロセッサ31が、より詳細には、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる少なくとも2つの異なるパイロット・ポートが、少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを使用してE−PDCCHを伝送する場合に各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される少なくとも2つのパイロット・ポートであることを決定するように構成されることを含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、E−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、2つのパイロット・ポートが各物理リソース・ブロック対における伝送に使用される。これらは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであるか、或いは第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわち、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、プロセッサ31は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ2つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを4つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるその他の2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する2つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、一様に第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
物理リソース・ブロック対に含まれる4つの第1のタイプの第2のリソース・グループのうち、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列され、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートを含むパイロット・セットに対応する2つの第1のリソース・グループに対応する2つの第1のタイプの第2のリソース・グループについては、2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの2つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、プロセッサ31は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが4つの異なるパイロット・ポートを含み、これら4つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定する。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる4つの異なるパイロット・ポートは、一様に第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであり、この物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループの4つの第1のリソース・グループは、これらのパイロット・ポートに従って異なる順序で配列される。
物理リソース・ブロック対に含まれる2つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートを配列する方式としては、以下が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。すなわち、物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第2のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第4のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第1のパイロット・ポートである、或いは、
物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第1のパイロット・ポート、第3のパイロット・ポート、第2のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであるが、その物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループのパイロット・ポートの配列は、第3のパイロット・ポート、第1のパイロット・ポート、第4のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、上記の説明に基づいて、すなわちE−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループの量が既定のしきい値量より大きい場合には、各物理リソース・ブロック対における伝送に2つのパイロット・ポート、すなわち第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートが使用されるという条件下で、プロセッサ31は、詳細には、第1のタイプの第2のリソース・グループがそれぞれ4つの第1のリソース・グループに対応すると決定し、且つ前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係において第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットが2つの異なるパイロット・ポートを含み、これら2つの異なるパイロット・ポートが、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポート、又は第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートであると決定するように構成される。
上記の説明に基づいて、各物理リソース・ブロック対は、第1のタイプの第2のリソース・グループを2つ含む。この場合には、各物理リソース・ブロック対は、合計8個の第1のリソース・グループを含む。前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてある物理リソース・ブロック対に含まれる1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第1のパイロット・ポート及び第2のパイロット・ポートであり、前述の第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係においてその物理リソース・ブロック対に含まれるもう1つの第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する4つの第1のリソース・グループに対応するポート・セットに含まれる2つの異なるパイロット・ポートは、第3のパイロット・ポート及び第4のパイロット・ポートである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、プロセッサ31は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、同じパイロット・ポートに対応し、且つ同じ位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に置かれる第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、プロセッサ31は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、同じパイロット・ポートに対応し、且つ異なる位置指標を有する、異なる物理リソース・ブロック対に置かれる第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの第2のリソース・グループの実施に基づいて、プロセッサ31は、詳細には、E−PDCCHの伝送に使用される第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループが、異なる物理リソース・ブロック対に位置し、且つ第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する少なくとも2つの第1のリソース・グループの位置指標と同じ位置指標を有する第1のリソース・グループであると決定するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート9である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート8であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート10である。或いは、第1のパイロット・ポートは、DMRSポート9であり、第2のパイロット・ポートは、DMRSポート10であり、第3のパイロット・ポートは、DMRSポート7であり、第4のパイロット・ポートは、DMRSポート8である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、送信機32は、より高位レイヤのシグナリングを送信するようにさらに構成され、このより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。詳細には、送信機32は、より高位レイヤのシグナリングをUEに伝送して、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係をUEに提供するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、プロセッサ31は、プロセッサ31が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を事前に決定するようにさらに構成される。或いは、プロセッサ31は、プロセッサ31が、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を使用する前に、ローカル・セル識別に従って第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係を生成するようにさらに構成される。
本実施形態によって提供される基地局は、前述のE−PDCCH伝送方法の手続きを実行するように構成することができる。その具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態の基地局は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係に従って、且つ前述の特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応を決定し、次いで、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は少なくとも1つの第2のタイプの第2のリソース・グループを決定し、決定した第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、E−PDCCHの伝送に使用される第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、伝送のために少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートにマッピングすることにより、E−PDCCH伝送の問題を解決する。さらに、本実施形態のE−PDCCH伝送基地局は、パイロット・ポートの利用を改善し、空間ダイバーシチを実施することもできる。
図3Bは、本発明の別の実施形態によるUEを示す概略構造図である。図3Bに示すように、本実施形態のUEは、プロセッサ35と、受信機36とを含む。
プロセッサ35は、第1のリソース・グループとパイロット・ポートの間のマッピング関係に従って、且つ特定の関係に従って、第1のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応、並びに第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応を決定し、E−PDCCHの伝送に使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを決定するように構成される。
第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間のマッピング関係は、物理リソース要素セットの少なくとも1つの第1のリソース・グループと少なくとも1つのパイロット・ポートとの間のマッピング関係を含む。第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、第1のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、第2のタイプの第2のリソース・グループは、eCCE又は制御チャネル候補であり、物理リソース要素セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対である。第1のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応し、第2のタイプの第2のリソース・グループは、少なくとも2つの第1のリソース・グループに対応する。異なるタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループと、パイロット・ポートとの間の対応は、前述の特定の関係を満たす。
受信機36は、プロセッサ35によって決定された第1のタイプ又は第2のタイプの第2のリソース・グループと、第1のリソース・グループとパイロット・ポートとの間の対応に従って、プロセッサ35によって決定されるE−PDCCHを伝送するために使用される少なくとも1つの第1のタイプの第2のリソース・グループ又は第2のタイプの第2のリソース・グループを、少なくとも1つの第1のリソース・グループ及びパイロット・ポートで受信するように構成される。
本実施形態によって提供されるUEは、前述の実施形態によって提供されるE−PDCCH受信方法の手続きを実行するように構成することができる。その具体的な動作原理及びその他の機能については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。本明細書では、これ以上の説明はしない。
本実施形態によって提供されるUEは、前述の実施形態によって提供される基地局と協働してE−PDCCH伝送を完成し、さらに、パイロット・ポートの利用を改善し、空間ダイバーシチを実施することもできる。
図4Aは、本発明の実施形態によるE−PDCCH伝送方法を示す流れ図である。本実施形態は、基地局によって実行することができるが、UEによって実行することもできる。すなわち、UEは、基地局と協働して、同じ方式を用いて第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループに番号を付けて、E−PDCCHの伝送を容易にし、ブラインド検出効率を改善する。図4Aに示すように、本実施形態の伝送方法は、以下のステップを含む。
ステップ401。物理リソース・ブロック・セットにおいて、各PRB対の第1のリソース・グループを別個に配列する。これらの第1のリソース・グループは、eREG又はREGであり、物理リソース・ブロック・セットは、物理リソース・ブロック対の少なくとも1つを含む。
本実施形態では、物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループは、物理リソース・ブロック・セットの各物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループを含む。物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループは、これらの物理リソース・ブロック対の順序に従って順番に配列され、配列された第1のリソース・グループそれぞれの番号を取得する。
表7に示すように、物理リソース・ブロック・セットが4対の物理リソース・ブロック対を含み、1つのPRB対がL個、例えばL=16個のeREGを含むと仮定すると、ai(i=1から16)について、a1からa16は、eREGの指標に対応し、a1からa16の値は、0から15の範囲で互いに異なる数字となる。同じ制御チャネル・リソース・ブロック・セットの各PRB対において、L個のeREGは、同じK個のeREGグループにグループ化される。K=4である場合には、16個のeREGは、4つのeREGグループにグループ化される。
局在モードでE−PDCCHを伝送する複数のeCCEにおいて、各eCCEは、1つのREGグループに対応する。表7の点線枠は、局在モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを示す。表7に示すように、PRB対において、4つのeCCEは、4つのREGグループに対応している。第1のeREGグループ(eREGグループ1)は、(eREG(a1)、eREG(a2)、eREG(a3)、及びeREG(a4))を含み、第2のeREGグループ(eREGグループ2)は、(eREG(a5)、eREG(a6)、eREG(a7)、及びeREG(a8))を含み、第3のeREGグループ(eREGグループ3)は、(eREG(a9)、eREG(a10)、eREG(a11)、及びeREG(a12))を含み、第4のeREGグループ(eREGグループ4)は、(eREG(a13)、eREG(a14)、eREG(a15)、及びeREG(a16))を含む。
前述のeREGグループのグループ分け方式は、同じ制御チャネル・リソース・ブロック・セットの各PRB対で使用される。異なるPRB対では、同じeREGを含む各eREGグループにおいて、eREGは異なる順序で配列される。例えば、同じ要素(eREG(a1)、eREG(a2)、eREG(a3)、及びeREG(a4))を含む同じeREGグループ1では、PRB対1における配列順序は、(eREG(a1)、eREG(a2)、eREG(a3)、eREG(a4))であり、PRB対2における配列順序は、(eREG(a2)、eREG(a3)、eREG(a4)、eREG(a1))であり、PRB対3における配列順序は、(eREG(a3)、eREG(a4)、eREG(a1)、eREG(a2))であり、PRB対4における配列順序は、(eREG(a4)、eREG(a1)、eREG(a2)、eREG(a3))である。配列順序は、異なるPRB対の巡回シフトであってもよい。他のeREGグループについても同様の配列方式を使用することができるが、これについては本明細書ではこれ以上説明しない。
前述の方式を使用することにより、局在モードでE−PDCCHを伝送するeCCEが得られる。
分散モードでE−PDCCHを伝送する各eCCEは、表7の各行に対応することができる。すなわち、各PRB対の同じeREG要素を含むeREGグループから、異なるeREG要素を選択して、分散モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを構成する。表7の実線枠は、分散モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを示す。例えば、各PRB対の同じeREG要素(eREG(a1)、eREG(a2)、eREG(a3)、及びeREG(a4))を含むeREGグループは、eREGグループ1と呼ばれ、異なるPRB対のeREGグループ1から、異なる要素を別個に選択して、分散モードでePDCCHを伝送するeCCEを構成する。例えば、PRB対1のeREGグループ1から選択されたeREG(a1)、PRB対2のeREGグループ1から選択されたeREG(a2)、PRB対3のeREGグループ1から選択されたeREG(a3)、及びPRB対4のeREGグループ1から選択されたeREG(a4)、すなわち表7の第1行の全てのeREGのセットが、分散モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを構成し、PRB対1のeREGグループ1から選択されたeREG(a2)、PRB対2のeREGグループ1から選択されたeREG(a3)、PRB対3のeREGグループ1から選択されたeREG(a4)、及びPRB対4のeREGグループ1から選択されたeREG(a1)、すなわち表7の第2行の全てのeREGのセットが、分散モードでE−PDCCHを伝送する別のeCCEを構成し、同様に、表7の各行を循環して、分散モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを構成する。この方式は、各PRB対から局在eCCEに含まれるeREG要素に対応する異なる番号を有するeREGを選択して、分散モードでE−PDCCHを伝送するeCCEを構成するものと理解してもよい。
以下の形式を、表7のa1からa16に対応するeREGの番号の形態として使用することができる。
a1、a2、a3及びa4が、それぞれeREG番号0、4、8及び12に対応する。
a5、a6、a7及びa8が、それぞれeREG番号1、5、9及び13に対応する。
a9、a10、a11及びa12が、それぞれeREG番号2、6、10及び14に対応する。
a13、a14、a15及びa16が、それぞれeREG番号3、9、11及び115に対応する。
特定のリソース・セットは、L*B個のeREGを含むサイズのセットとすることができ、ここで、ここで、Mは、各eCCEに含まれるeREGの量であり、Bは、PRB対の量であり、B*M個のeREGのセットは、B個のeREGのみの指標を含むセットである。
E−PDCCH用の分散eCCE及び局在eCCEの形式は、前述の方式で決定されている。前述の原理に基づくと、eCCEに番号を付ける必要がある。eCCEの番号付けの目的は、第1に、論理eCCEと物理eCCEとの間の対応を決定する必要があるので、論理eCCEを物理eCCEにマッピングするからである。或いは、検索範囲の構成を決定することもでき、HARQフィードバックのリソース結合関係をeCCE指標と関連付ける必要がある。
ステップ402。物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って、第2のリソース・グループに番号を付ける。ここで、第2のリソース・グループは、制御チャネル要素eCCEグループ又は制御チャネル候補である。
好ましくは、第1のタイプの第2のリソース・グループ(例えば局在モードでE−PDCCHを伝送するeCCE)では、以下の方式のうちのいずれか1つを使用して、第2のリソース・グループの番号付けを行うことができる。
方式1
各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号付けすることは、第3のリソース・グループのそれぞれが第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに対応し、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループが、物理リソース・ブロック対の番号の昇順又は降順で順番に番号を付けられ、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が、各物理リソース・ブロック対に存在することを含む。
選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が各物理リソース・ブロック対に存在することは、各物理リソース・ブロック対において、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであることを含む。
本発明の好ましい実施方式では、方式1は、以下を含むことができる。
物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号付けすることが、数式:
j=K*m+(i mod K)
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
例えば、局在モードで制御チャネルを伝送するeCCEについては、番号付け規則は、第1のPRB対から各PRB対の全てのeCCEに順番に番号を付け、次いで、次のPRB対の全てのeCCEに番号を付けるものとすることができる。各PRBのeCCEに番号を付ける順序は、各eCCEに含まれるeREGの最小番号の昇順の配列である。例えば、あるPRB対では、eCCEに含まれるeREGの番号は、0、4、8及び12であり、別のeCCEに含まれるeREGの番号は、1、5、9及び13であり、第1のeCCEに含まれるeREGの最小番号は、0であり、別のeCCEに含まれるeREGの最小番号は、1である。この場合には、最小番号1を有するeREGを含むeCCEより前に、最小番号0を有するeREGを含むeCCEに番号を付けることができる。本実施形態の方法を用いた最終的な番号付け方式を、図4Bに示す。図4Bでは、それぞれの円がeCCEを表し、円内の数字が、そのeCCEの番号を表す。図4Bから図4EのeREGを配列する方式は、表7に示すものと同じである。
方式2
各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは、正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、各物理リソース・ブロック対において、第3のリソース・グループの番号の順序は、第3のリソース・グループの第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであり、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号付けすることは、第3のリソース・グループのそれぞれが第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに対応し、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループが、第3のリソース・グループの番号の昇順又は降順で順番に番号を付けられ、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応が、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在することを含む。
選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応が、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在することは、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループにおいて、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序と同じであることを含む。
本発明の実施形態の好ましい例では、方式2は、
数式:
j=(i mod K)*K+m
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含むことができ、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
例えば、局在モードで制御チャネルを伝送するeCCEについては、番号付け規則は、第1のPRB対から順番に各PRB対の同じeREGグループに番号を付け、この同じeREGグループは、各PRB対の同じeREG要素を含むeREGグループであり、次いで、次のeREGグループに番号を付けるものとすることができる。eREGグループは、PRB指標(PRB番号)の昇順に番号を付けられる。例えば、表7のeREGグループ1では、番号付けは、最初にPRB対1のeREGグループ1に番号を付け、次いで、PRB対2のeREGグループ1に番号を付ける方式の順次番号付けである。eREGグループ2も、同様に番号を付けられる。この番号付け方式は、図4Cに示す方式とすることができる。図4Cでは、それぞれの円が局在モードで制御チャネルを伝送するeCCEを表し、円内の数字が、そのeCCEの番号を表す。
好ましくは、前述の方式1及び方式2において、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループについては、物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループとその物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つとその他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
選択的に、第2のタイプの第2のリソース・グループ(例えば分散モードでE−PDCCHを伝送するcEEc)について、以下の方法のうちのいずれか1つを使用して、第2のリソース・グループに番号を付けることができる。
方法1
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号を付けることは、第2のタイプの第2のリソース・グループが、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号が、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号として使用されることを含む。
選択的に、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号を付けることは、
数式:
j=(i−K*m) mod 16
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第2のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、或いは、
数式:
i=(j+x*K) mod N、
m=(floor(j/(M*K))*M+x) mod C
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、
ここで、iは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、mは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループが位置する物理リソース・ブロック対の番号であり、K=floor(P/O)であり、Pは、物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの量であり、Oは、第2のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの量であり、Cは、物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対の量であり、modは、モジュロ演算を示し、floorは、切り捨て演算を示す。
例えば、図4Dに示すように、それぞれの円は、分散eCCEを表し、円内の数字は、そのeCCEの番号を表す。番号付け方式は、各ecceの番号を、特定のPRB対のeCCEに含まれるeREGの番号と同じにするというものであってもよい。例えば、4つのPRB対において、表7の第1行のeCCEに含まれるeREGの指標は、順番に0、4、8及び10であり、従って、PRB対1のeCCEに含まれるeREGの指標0を、そのeCCEの番号として使用する。
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットは、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
方法2
物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号を付けることは、第2のタイプの第2のリソース・グループが、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットが、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、Kが正の整数であり、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係が、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトであり、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループが、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号に従って番号を付けられ、K組のセットの異なるセット間で、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号の順番が、同じ物理リソース・ブロック対のK組のセットの異なるセットに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順番と同じであることを含む。
例えば、図4Eに示すように、それぞれの円は、分散eCCEを表し、円内の数字は、そのeCCEの番号を表す。番号付け方式は、番号付けが最初にeCCEグループ内で行われるものとすることができる。eCCEグループとは、eCCEのグループのことである。グループ内の各eCCEに含まれるeREGは、同じ番号を有するが、異なるPRB対では、eREGの番号は異なる。例えば、eCCEグループ1は、表2の最初の4行に対応する4つのeCCEである。各eCCEは、eREG0、4、8及び12を含むが、異なるeCCEのeREG0、4、8及び12は、異なるPRB対に置かれる。最初に、各eCCEグループ内のeCCEに順番に番号を付け、特定のPRB対を、番号の順番の基礎として使用する。例えば、第1のPRB対では、eREGが置かれるeCCEは、PRB対の各eCCEのeREGの指標の昇順で番号が付けられる。対で、次のeCCEグループのeCCEが、順番に番号を付けられる。
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループが、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループと同じである場合には、第1オンタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットは、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットと同じである。
例えば、前述の局在eCCEの番号付け方式と分散eCCEの番号付け方式との間には対応がある。この対応は、局在eCCEの番号付け方式が方式1である場合には、方法1を、分散eCCEの番号付け方式として使用し、局在eCCEの番号付け方式が方式2である場合には、方法2を、分散eCCEの番号付け方式として使用するというものとすることができる。
前述の対応の原理は、特定のリソース・セットにおいて、局在eCCEを含む番号グループは、分散eCCEを含む番号グループと同じであるというものである。例えば、図4B及び図4Dの点線枠内のリソース・セットに含まれる局在eCCEの番号は、0、4、8及び12であり、その中の分散eCCEの番号も、0、4、8及び12である。同様に、図4C及び図4Eの点線枠内のリソース・セットに含まれる局在eCCEの番号は、0、1、2及び3であり、その中の分散eCCEの番号も、0、1、2及び3である。
選択的に、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
ステップ403。E−PDCCHを伝送する第2のリソース・グループの番号を決定し、決定した番号に従って、伝送のためにE−PDCCHを対応する第1のリソース・グループにマッピングする。
上記から分かるように、本実施形態では、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループの番号付けを実施し、ブラインド検出に有利である。
各eCCEが4つのeREGを含む場合には、内部の特定のマッピング順序は考慮せず、組合せの場合のみを考慮する。以下の4つの場合があり、eCCEは、局在モードでの伝送用のeCCEであってもよいし、或いは分散モードでの伝送用のeCCEであってもよい。
eCCE X1(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)
eCCE X2(eREG1、eREG5、eREG9、及びeREG13)
eCCE X3(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)、並びに
eCCE X4(eREG3、eREG7、eREG11、及びeREG15)
各eCCEが8個のeREGを含むときには、eCCE Y1に含まれるeREGの指標は、eCCE X1及びeCCE X2に含まれるeREGの指標の組合せ、例えば以下の組合せを含むことができる。
eCCE Y1(eREG0、eREG4、eREG8、eREG12、eREG1、eREG5、eREG9及びeREG13)、並びに
eCCE Y2(eREG2、eREG6、eREG10、eREG14、eREG3、eREG7、eREG11及びeREG15)
この場合には、CRSポート量が1であるときには、この組合せによって、eCCE Y1に含まれる利用可能なREの量が、eCCE Y2に含まれる利用可能なREの量に最も近くなる可能性がある。(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)並びに(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)は両方とも、常に、パイロット周波数が位置する副搬送波内にあり、これにより、利用可能なREの量が、(eREG1、eREG5、eREG9、及びeREG13)並びに(eREG3、eREG7、eREG11、及びeREG15)未満になる、或いは、
(eREG1、eREG5、eREG9、及びeREG13)並びに(eREG3、eREG7、eREG11、及びeREG15)は両方とも、常に、パイロット周波数が位置する副搬送波内にあり、これにより、利用可能なREの量が、(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)並びに(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)未満になる。従って、パイロット周波数が位置する副搬送波内に全て存在するeREGは、2つのeCCEに非集中化しなければならない。
或いは、eCCE Y1に含まれるeREGの指標は、eCCE X1及びeCCE X2に含まれるeREGの指標の組合せ、例えば以下の組合せを含むことができる。
eCCE Y1(eREG0、eREG4、eREG8、eREG12、eREG2、eREG6、eREG10及びeREG14)、並びに
eCCE Y2(eREG1、eREG5、eREG9、eREG13、eREG3、eREG7、eREG11及びeREG15)
分散モードでの伝送用のeCCEでは、各eCCEは、8個のeREGを含み、制御チャネル・リソース・セットは、8個のeREGを含む。この場合には、2つの方式がある。
方式1
前述のeCCE Y1に含まれるeREGの番号は、8個のeREGに昇順で順番にマッピングされる。例えば、表1のeCCE0のeREGの指標は、8個のPRB対で(eREG0、eREG1、eREG4、eREG5、eREG8、eREG9、eREG12、及びeREG13)であり、7個のeCCEに含まれるeREGの番号は、それらの指標と同じであるが、異なるPRB対のeCCE0のeREGのマッピング順序の巡回シフトである。この巡回シフトは、順番に循環的にシフトする順序である。例えば、8対のPRB対のeCCE1のマッピング順序は、(eREG1、eREG4、eREG5、eREG8、eREG9、eREG12、eREG13、及びeREG0)である。
方式2
前述のeCCE Y1に含まれるeREGの番号は、2つのグループにグループ化される。各部ループに含まれるeREGの番号は、eCCEが4つのeREGを含む場合の番号と同じである。8対のPRB対のeCCE0のeREGの指標は、(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)、並びに(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)である。第1のグループは、(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)であり、第2のグループは、(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)である。従って、eCCE0は、(eREG0、eREG4、eREG8、及びeREG12)、並びに(eREG2、eREG6、eREG10、及びeREG14)の順序に従って8個のPRB対にマッピングされ、eCCE0のグループ・マッピング順序は、(第1のグループ、及び第2のグループ)である。従って、7個のeCCEに含まれるeREGの番号は、eCCE0の番号と同じであるが、これら7個のeCCEの巡回シフトは、連続的な巡回シフトではなく、最初にグループ間シフト、対でグループ内巡回シフトとすることができる。例えば、表3のeCCE9では、(第2のグループ、及び第1のグループ)がeCCE0のグループ・マッピング順序(第1のグループ、及び第2のグループ)の巡回シフト、すなわち(第2のグループ(6、10、14、及び2)、並びに第1のグループ(4、8、12、及び0))である。この場合、第1のグループのeCCE9のeREGの順番については、第1のグループのecce0のeREGの順番に対する巡回シフトがあり、第2のグループのeREGの順番については、第2のグループのeCCE0のeREGの順番に対する巡回シフトがある。或いは、グループ間循環シフトがなく、グループ内巡回シフトのみがある。例えば、eCCE1については、eCCE0に対するグループ間シフトがなく、グループ内シフトのみがある。eCCEの具体的な番号付け方式は、表1.1及び表8.1の方式とすることができる。同じeREG指標を含む8個のeCCEにおいて、3つのeCCEは、1つのeCCEのeREGのマッピング関係に対するグループ間シフトがなく、グループ内シフトのみがあり、その他の4つのeCCEは、グループ内シフト及びグループ間シフトの両方がある。その効果は、1つのeCCEに含まれる4つのeREGのマッピング方式を、各グループで再利用することができ、実施が単純になることである。
表1.1 eCCEとeREGとの間のマッピングの方式1。8対のPRB対があり、各eCCEは、8個のeREGを含む。
表2.1 分散eCCEとeREGとの間のマッピングの方式1。4対のPRB対があり、各eCCEは、4個のeREGを含む。
表3.1 eCCEとeREGとの間のマッピングの方式2。8対のPRB対があり、各eCCEは、8個のeREGを含む。
制御チャネルリソース・セットが8対のPRB対を含み、各eCCEが8個のeREGを含む場合には、8個のPRB対のeCCEとeREGとの間のマッピング関係について、最初の4つのPRBで使用するマッピング方式は、制御チャネル・セットが4対のPRB対を含み、各eCCEが4つのeREGを含む、表2.1に示す場合と同じである。表2の最初の4行は、表2.1のそれらと完全に同じであることが分かるであろう。
ただし、最後の4行では、すなわち最後の4対のPRB対(PRB対4、PRB対5、PRB対6、及びPRB対7)では、eCCEとeREGとの間のマッピング関係は、最初の4対のPRB対のeCCEとeREGとの間のマッピング関係の巡回シフト、例えば8桁の巡回シフトである。従って、最初の4対のPRB対のeCCE8からeCCE15の最初の4つのeREGを8桁だけ循環的にシフトさせると、eCCE0からeCCE7の最後の4つのeREGになる。従って、最初の4対のPRB対のeCCE0からeCCE7の最初の4つのeREGを8桁だけ循環的にシフトさせると、eCCE8からeCCE15の最後の4つのeREGになる。
別法
表4.1 eCCEとeREGとの間のマッピングの方式3。8対のPRB対があり、各eCCEは、8個のeREGを含む。
制御チャネルリソース・セットが8対のPRB対を含み、各eCCEが8個のeREGを含む場合には、8個のPRBのeCCEとeREGとの間のマッピング関係について、最初の4つのPRBで使用するマッピング方式は、制御チャネル・セットが4対のPRB対を含み、各eCCEが4つのeREGを含む、表1に示す場合と同じである。表4.1の最初の4行は、表2.1のそれらと完全に同じであることが分かるであろう。
ただし、最後の4行では、すなわち最後の4対のPRB対(PRB対4、PRB対5、PRB対6、及びPRB対7)では、eCCEとeREGとの間のマッピング関係は、最初の4対のPRB対のeCCEとeREGとの間のマッピング関係の巡回シフト、例えば4桁の巡回シフトである。従って、eCCE(i、j−4)の最初の4つのeREGは、表2.1のそれらと同じであり、最後の4つのeREGの番号は、eCCE(i+4、j−4)に対応するeREGの番号と同じである。ここで、iは、eCCEの番号であり、jは、0から3の整数であり、eCCEに含まれるj番目のeREGを示す。
表5.1 eCCEとeREGとの間のマッピングの方式1−1。8対のPRB対があり、各eCCEは、4つのeREGを含む。
表5.1に示すように、各制御チャネル・リソース・セットが8対のPRB対を含み、各eCCEが4つのeREGを含む場合には、
最初の4つのPRBのeCCEとeREGとの間で使用されるマッピング方式は、表2.1のeCCEとeREGとの間のマッピング方式であり、最後の4つのPRBのeCCEとeREGとの間で使用されるマッピング方式は、表2.1のeCCE8からeCCE15のマッピング方式である。
表6.1 eCCEとeREGとの間のマッピング方式1−2。8対のPRB対があり、各eCCEは4つのeREGを含む。
表6.1に示すように、各制御チャネル・リソース・セットが8対のPRB対を含み、各eCCEが4つのeREGを含む場合には、
最初の4つのPRBのeCCEとeREGとの間で使用されるマッピング方式は、表2.1の偶数番号を有するeCCEのマッピング方式であり、最後の4つのPRBのeCCEとeREGとの間で使用されるマッピング方式は、表2.1の奇数番号を有するeCCEのマッピング方式である。或いは、奇数番号を相互に入れ替える。
表7.1 eCCEとeREGとの間のマッピング方式。8対のPRB対があり、各eCCEは8つのeREGを含む。
表8.1 eCCEとeREGとの間のマッピング方式2−1。8対のPRB対があり、各eCCEは8つのeREGを含む。
図5は、本発明の実施形態によるE−PDCCH伝送装置を示す概略構造図である。この装置は、基地局であってもよいし、或いはユーザ装置であってもよい。図5に示すように、本実施形態のE−PDCCH伝送装置は、配列ユニット51と、番号付けユニット53と、第5の決定ユニット52と、伝送ユニット54とを含む。
配列ユニット51は、物理リソース・ブロック・セットにおいて、各物理リソース・ブロック対(PRB対)の第1のリソース・グループを別個に配列するように構成され、ここで、これらの第1のリソース・グループは、リソース要素グループeREG又はREGであり、物理リソース・ブロック・セットは、これらの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つを含む。
番号付けユニット53は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号を付けるように構成され、ここで、第2のリソース・グループは、制御チャネル要素eCCEグループ又は制御チャネル候補である。
第5の決定ユニット52は、E−PDCCHを伝送する第2のリソース・グループの番号を決定するように構成される。
伝送ユニット54は、決定した番号に従って、伝送のためにE−PDCCHを対応する第1のリソース・グループにマッピングするように構成される。
好ましくは、各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、第3のリソース・グループのそれぞれは、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに対応し、番号付けユニット53は、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループに、物理リソース・ブロック対の番号の昇順又は降順で順番に番号を付けるように構成され、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が各物理リソース・ブロック対に存在する。
必要に応じて、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が各物理リソース・ブロック対に存在することは、各物理リソース・ブロック対において、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであることを含む。
選択的に、番号付けユニット53は、数式:
j=K*m+(i mod K)
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するように構成され、ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
好ましくは、各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは、正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、各物理リソース・ブロック対において、第3のリソース・グループの番号の順序は、第3のリソース・グループの第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであり、第3のリソース・グループのそれぞれが、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと対応し、番号付けユニット53は、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに、第3のリソース・グループの番号の昇順又は降順で順番に番号を付けるように構成され、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応が、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在する。
選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応が、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在することは、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループにおいて、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序と同じであることを含む。
好ましくは、番号付けユニット53は、
数式:
j=(i mod K)*K+m
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するように構成され、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける複数の第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
好ましくは、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループについては、物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループとその物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループに含まれる複数の第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つとその他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに含まれる複数の第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
選択的に、第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、番号付けユニット53は、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号を、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号として使用するように構成される。
好ましくは、番号付けユニット53は、数式:
j=(i−K*m) mod 16
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するように構成され、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第2のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、或いは、
番号付けユニット53は、数式:
i=(j+x*K) mod N、
m=(floor(j/(M*K))*M+x) mod C
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するように構成され、
ここで、iは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、mは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号であり、K=floor(P/O)であり、Pは、物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの量であり、Oは、第2のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの量であり、Cは、物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対の量であり、modは、モジュロ演算を示し、floorは、切り捨て演算を示す。
好ましくは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットは、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、Kは、正の整数であり、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトであり、番号付けユニット53は、K組のセットの各セットでは、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号に従って第2のタイプの第2のリソース・グループに番号を付けるように構成され、K組のセットの異なるセット間では、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号の順番は、同じ物理リソース・ブロック対のK組のセットの異なるセットに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順番と同じである。
選択的に、物理リソース・ブロック・セットは、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループが、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループと同じである場合には、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットは、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットと同じである。
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
本実施形態の伝送装置は、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループの番号付けを実施することにより、E−PDCCH伝送を実施し、ブラインド検出に有利である。
図6は、本発明の別の実施形態によるE−PDCCH伝送装置を示す概略構造図である。この装置は、基地局であってもよいし、或いはユーザ装置であってもよい。図6に示すように、本実施形態の装置は、少なくとも1つのプロセッサ61と、送受信機62とを含み、送受信機62は、信号を伝送及び受信するように構成され、プロセッサ61は、
物理リソース・ブロック・セットにおいて、各物理リソース・ブロック対(PRB対)の第1のリソース・グループを別個に配列するステップであり、これらの第1のリソース・グループが、リソース要素グループeREG又はREGであり、物理リソース・ブロック・セットが、これらの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つを含むステップと、
物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループに番号を付けるステップであり、第2のリソース・グループが、制御チャネル要素eCCEグループ又は制御チャネル候補であるステップと、
E−PDCCHを伝送する第2のリソース・グループの番号を決定するステップと、
決定した番号に従って、伝送のためにE−PDCCHを対応する第1のリソース・グループにマッピングするステップと
を実行するように構成される。
好ましくは、各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従って第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けでは、第3のリソース・グループのそれぞれは、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに対応し、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループは、物理リソース・ブロック対の番号の昇順又は降順で順番に番号を付けられ、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が、各物理リソース・ブロック対に存在する。
好ましくは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号と第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの番号との間の対応が各物理リソース・ブロック対に存在することは、各物理リソース・ブロック対において、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであることを含む。
選択的に、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けは、数式:
j=K*m+(i mod K)
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
好ましくは、各物理リソース・ブロック対は、N個の第3のリソース・グループを含み、Nは、正の整数であり、各第3のリソース・グループは、M個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットにおいて、物理リソース・ブロック対の各第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットは、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第3のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの番号セットと同じであり、各物理リソース・ブロック対において、第3のリソース・グループの番号の順序は、第3のリソース・グループの第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順序と同じであり、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けでは、第3のリソース・グループのそれぞれは、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに対応し、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループは、第3のリソース・グループの番号の昇順又は降順で順番に番号を付けられ、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応は、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在する。
選択的に、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序と第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序との間の対応が、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループに存在することは、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループにおいて、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が連続的であり、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号の順序が、第1のタイプの第2のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号の順序と同じであることを含む。
好ましくは、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けは、数式:
j=(i mod K)*K+m
に従って第1のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第1のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、第1のタイプの第2のリソース・グループは、同じ物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループに対応し、Mは、正の整数である。
好ましくは、同じ番号を有する第3のリソース・グループに対応する第1のタイプの第2のリソース・グループについては、物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループとその物理リソース・ブロック対の第1のタイプの第2のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つとその他の物理リソース・ブロック対のそれぞれの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
選択的に、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けでは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号は、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号として使用される。
好ましくは、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けは、数式:
j=(i−K*m) mod 16
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、
ここで、iは、第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、jは、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号であり、mは、物理リソース・ブロック対の番号であり、Kは、各物理リソース・ブロック対の第2のタイプの第2のリソース・グループの量であり、modは、モジュロ演算を示し、或いは、
数式:
i=(j+x*K) mod N、
m=(floor(j/(M*K))*M+x) mod C
に従って第2のタイプの第2のリソース・グループの番号を決定するステップを含み、
ここで、iは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループの番号であり、iは、0からL−1の整数であり、Lは、物理リソース・ブロック対の1つにおける第1のリソース・グループの量であり、mは、番号jが付された第2のタイプの第2のリソース・グループに対応するx番目の第1のリソース・グループが置かれる物理リソース・ブロック対の番号であり、K=floor(P/O)であり、Pは、物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの量であり、Oは、第2のリソース・グループに含まれる第1のリソース・グループの量であり、Cは、物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対の量であり、modは、モジュロ演算を示し、floorは、切り捨て演算を示す。
必要に応じて、プロセッサ61は、物理リソース・ブロック・セットの第1のリソース・グループと第2のリソース・グループとの間の対応に従った第2のリソース・グループの番号付けを実施するように構成され、この番号付けでは、第2のタイプの第2のリソース・グループは、異なる物理リソース・ブロック対に属するM個の第1のリソース・グループを含み、物理リソース・ブロック・セットは、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、Kは、正の整数であり、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトであり、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループは、第2のタイプの第2のリソース・グループに対応する同じ物理リソース・ブロック対の第1のリソース・グループの番号に従って番号を付けられ、K組のセットの異なるセット間では、第2のタイプの第2のリソース・グループの番号の順番は、同じ物理リソース・ブロック対のK組のセットの異なるセットに対応する第1のリソース・グループの最大番号又は最小番号の順番と同じである。
好ましくは、物理リソース・セットは、K組の第2のタイプの第2のリソース・グループのセットを含み、K組のセットの各セットにおいて、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの1つと第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの前記の1つに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係は、その他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれとその他の第2のタイプの第2のリソース・グループのそれぞれに含まれる第1のリソース・グループとの間のマッピング関係の巡回シフトである。
好ましくは、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループが、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループのうちの少なくとも2つに対応する第1のリソース・グループと同じである場合には、第1のタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットは、第2のタイプの第2のリソース・グループのうちのこれらの少なくとも2つの番号のセットと同じである。
選択的に、物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの第2のリソース・グループは、局在モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループであり、物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの第2のリソース・グループは、分散モードでE−PDCCHを伝送するリソース・グループである。
本実施形態によって提供される装置は、第1のタイプの第2のリソース・グループ及び第2のタイプの第2のリソース・グループの番号付けを実施することにより、E−PDCCH伝送を実施し、ブラインド検出に有利である。
各局材制御チャネル候補は、隣接するPRB対に集中化されることが好ましいが、異なる局在制御チャネル候補は、可能な限り比集中化すべきであるので、局在制御チャネルのスケジューリング利得及びビーム・フォーミング利得を得ることができる。集約レベル1、2又は4の各制御チャネル候補は、1対のPRB対で伝送することができるので、N個の分散PRB対を、集約レベル1、2又は4の検索範囲として構成することができる。しかし、集約レベル8の制御チャネル候補では、前述の構成された検索範囲が各制御チャネル候補にも使用され、制御チャネル候補が伝送用の異なるPRB対で非集中化され、スケジューリング利得を得ることができない。この問題に鑑みて、本発明の以下の実施形態は、制御チャネル検出方法及び制御チャネル送信合法を提供する。異なる制御チャネルを区別し、異なる制御チャネルを異なる物理リソース・ブロック・セットを用いて伝送し、複数のPRB対で伝送される制御チャネル候補について検索範囲を暗黙に定義することができる。これにより、リソースをより柔軟に構成することができ、制御シグナリングが節約され、複数のPRB対の制御チャネル候補についてPRGにおけるより良好なチャネル推定性能を得ることができることを保証することができる。
図7Aは、本発明の実施形態による制御チャネル検出方法を示す流れ図である。図7Aに示すように、本実施形態の方法は、以下のステップを含む。
ステップ701。ユーザ装置UEが、第1の物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの制御チャネルを検出する。ここで、第1の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
ステップ702。UEが、第2の物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの制御チャネルを検出する。ここで、第2の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、分散モードで伝送される制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、その集約レベルは規定の集約しきい値以下であり、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、その集約レベルは、既定の集約しきい値より高い。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第1のタイプの制御チャネル候補は、1対の物理リソース・ブロック対で伝送され、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対で伝送される。
さらに、選択的に、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対に対応し、第2のタイプの制御チャネル候補に対応するこの少なくとも2対の物理リソース・ブロック対は、同じプリコーディング・リソース・ブロック・グループ(Precoding Resource Block Group:PRG)、同じリソース・ブロック・グループ(Resource Block Group:RBG)、又は同じサブバンドに置かれるので、チャネル推定性能及び復調性能を改善することができる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、物理リソース・ブロック・セットに含まれる少なくとも1対の物理リソース・ブロック対は、異なるプリコーディング・ブロック・グループPRG、異なるリソース・ブロック・グループRBG、又は異なるサブバンドに置かれる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、UEが物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの制御チャネルを検出する前に、この方法は、UEが、第1のより高位レイヤのシグナリングを受信することを含み、個の第1のより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・ブロック・セットを含む。すなわち、第1の物理リソース・ブロック・セットは、ネットワーク側でより高位レイヤで構成することができ、具体的には、静的シグナリング又は動的シグナリングを用いて構成することができる。この方式では、第1のリソース・ブロック・セットの構成の柔軟性を改善することができる。
図7Bは、制御チャネルについてネットワーク側によって構成される第1の物理リソース・ブロック・セットを示す図である。第1の物理リソース・ブロック・セットは、例えば、4対のPRB対を含む。この構成方式は、4つの連続したVRBを構成する方式であってもよいし、或いは、リソース割当て方式1であってもよい。4対の構成されたPRB対は、図7Bでは、PRB対0、PRB対4、PRB対12、及びPRB対17である。
局在モードで伝送される制御チャネル候補は、少なくとも1対のPRB対で伝送することができる。例えば、局在モードで伝送される、集約レベルが1、2又は4である制御チャネル候補の検索範囲は、第1の物理リソース・ブロック・セットの少なくとも1対のPRB対であり、各制御チャネル候補は、第1の物理リソース・ブロック・セットの1対のPRB対のみで伝送される。局在モードで伝送される、集約レベルが8である制御チャネル候補は、2対のPRB対で伝送する必要がある。従って、各制御チャネル候補は、伝送用の1つのPRG、1つのRBG又は1つのサブバンドの2対のPRB対に制限される。2対のPRB対のうちの1対のPRB対は、第1の物理リソース・ブロック・セットのものであり、もう1対のPRB対は、第2の物理リソース・ブロック・セットのものである。局在モードで伝送される制御チャネル候補を2対のPRB対で伝送する必要があるときには、図7Cに示す方式を使用することができる。図7Cでは、点網掛け枠が、第1の物理リソース・ブロック・セットを構成し、グレー枠が、第2の物理リソース・ブロック・セットを構成する。
選択的に、第2の物理リソース・ブロック・セット及び第1の物理リソース・ブロック・セットは、暗黙の対応を使用することができ、より高位レイヤのシグナリングを用いてUE用に構成することもできる。暗黙の対応とは、第1の物理リソース・ブロック・セットにおいて、各PRB対は、異なるPRG、RBG又はサブバンドに属するので、第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対に関連する1対のPRB対は、各PRG、RBG又はサブバンドで暗黙に予め決定され、第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対として使用される。例えば、関連付けの方式は、1つのPRG、RBG又はサブバンドの第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対と第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対との間の距離が、少なくとも1対のPRB対の巡回差となるものとすることができる。図7Cに示すように、PRG1では、第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は0であり、第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は1であり、PRG2では、第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は4であり、第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は5であり、PRG5では、第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は12であり、第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は13であり、PRG6では、第1の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は17であり、第2の物理リソース・ブロック・セットのPRB対の位置指標は15である。この暗黙の対応は、基地局は、より高位レイヤのシグナリングのみを使用して第1の物理リソース・ブロック・セットを送信することを可能にすることができ、シグナリングの通知を低減するのに有利である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の物理リソース・ブロック・セットは、第1の物理リソース・ブロック・セット及び第3の物理リソース・ブロック・セットを含む。図7Cに示すように、点網掛け枠及びグレー枠が、第2の物理リソース・ブロック・セットを構成し、ここで、点網掛け枠は、第1の物理リソース・ブロック・セットを構成し、パディング枠は、第3の物理リソース・ブロック・セットを構成している。
上記の説明に基づいて、第2のタイプの制御チャネル候補に対応する少なくとも2対の物理リソース・ブロック対の一方の物理リソース・ブロック対は、第1の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対であり、残りの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つの物理リソース・ブロック対は、第3の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、UEが第2の物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの制御チャネルを検出する前に、この方法は、UEが、第1のリソース・ブロック・セット及び既定の機能マッピング関係に従って第3のリソース・ブロック・セットを取得することを含み、これによりシグナリングの通知を低減することができるので、制御チャネル・リソースを構成する方式はより柔軟になる。或いは、UEは、第2のより高位レイヤのシグナリングを受信し、この第2のより高位レイヤのシグナリングが、第3のリソース・ブロック・セットを含む。すなわち、第3の物理リソース・ブロック・セットは、ネットワーク側でより高位レイヤによって構成することができ、より高位レイヤの静的シグナリング又は動的シグナリングを用いて構成することができる。この方式は、第3の物理リソース・ブロック・セットを構成する柔軟性を改善するのに有利である。
本実施形態によって提供される制御チャネル検出方法を使用することによって、制御チャネルを異なるタイプに分類することができ、異なるタイプの制御チャネルの検出及び受信が完成する。さらに、局在モードでの伝送中に、本実施形態は、伝送に使用される制御チャネル候補を1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限することができ、これにより、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
本発明の実施形態は、制御チャネル送信方法を提供する。この方法を実行するエンティティは、基地局である。詳細には、この方法は、基地局が、送信する制御チャネルのタイプを決定することと、この制御チャネルが第1のタイプの制御チャネルであると決定された場合に、基地局が、第1の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信することと、この制御チャネルが第2のタイプの制御チャネルであると決定された場合に、基地局が、第2の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信することとを含み、第1の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含み、第2の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
詳細には、第1のタイプの制御チャネルを送信する場合には、基地局は、第1の物理リソース・ブロック・セットで第1のタイプの制御チャネルを送信し、第2のタイプの制御チャネルを送信する場合には、基地局は、第2の物理リソース・ブロック・セットで第2のタイプの制御チャネルを送信する。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、分散モードで伝送される制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値以下である制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値より高い制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第1のタイプの制御チャネル候補は、1対の物理リソース・ブロック対で伝送され、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対で伝送される。
さらに、選択的に、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対に対応し、第2のタイプの制御チャネル候補に対応するこれらの少なくとも2対の物理リソース・ブロック対は、同じPRG、同じRBG又は同じサブバンドに位置し、このことは、チャネル推定性能及び変調性能を改善するのに有利である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の物理リソース・ブロック・セットに含まれる少なくとも1対の物理リソース・ブロック対は、異なるプリコーディング・ブロック・グループPRG、異なるリソース・ブロック・グループRBG又は異なるサブバンドに置かれる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネル第1の物理リソース・ブロック・セットで送信される前に、この方法は、基地局が、より高位レイヤのシグナリングを送信することを含み、このより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・ブロック・セットを含む。すなわち、第1の物理リソース・ブロック・セットは、ネットワーク側でより高位レイヤによって構成することができ、詳細には、静的シグナリング又は動的シグナリングを使用して構成することができる。この方式は、第1のリソース・ブロック・セットの構成の柔軟性を改善するのに有利である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の物理リソース・ブロック・セットは、第1の物理リソース・ブロック・セット及び第3の物理リソース・ブロック・セットを含む。
上記の説明に基づいて、第2のタイプの制御チャネル候補に対応する少なくとも2対の物理リソース・ブロック対の一方の物理リソース・ブロック対は、第1の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対であり、残りの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つの物理リソース・ブロック対は、第3の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、基地局が第2の物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの制御チャネルを検出する前に、この方法は、基地局が、第2のより高位レイヤのシグナリングを送信することを含み、この第2のより高位レイヤのシグナリングが、第3のリソース・ブロック・セットを含む。すなわち、第3の物理リソース・ブロック・セットは、ネットワーク側でより高位レイヤによって構成することができ、より高位レイヤの静的シグナリング又は動的シグナリングを用いて構成することができる。この方式は、第3のリソース・ブロック・セットを構成する柔軟性を改善するのに有利である。
本実施形態によって提供される制御チャネル送信方法を使用することによって、制御チャネルを異なるタイプに分類することができ、異なるタイプの制御チャネルの送信が完成する。さらに、局在モードでの伝送中に、本実施形態は、伝送に使用される制御チャネル候補を1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限することができ、これにより、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
図8は、本発明のさらに別の実施形態によるUEを示す概略構造図である。図8に示すように、本実施形態のUEは、第1の検出ユニット81と、第2の検出ユニット82とを含む。
第1の検出ユニット81は、第1の物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの制御チャネルを検出するように構成され、第1の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
第2の検出ユニット82は、第2の物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの制御チャネルを検出するように構成され、第2の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、分散モードで伝送される制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値以下である制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値より高い制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第1のタイプの制御チャネル候補は、1対の物理リソース・ブロック対で伝送され、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対で伝送される。
さらに、選択的に、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対に対応し、第2のタイプの制御チャネル候補に対応するこれらの少なくとも2対の物理リソース・ブロック対は、同じPRG、同じRBG又は同じサブバンドに置かれる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の物理リソース・ブロック・セットに含まれる少なくとも1対の物理リソース・ブロック対は、異なるプリコーディング・ブロック・グループPRG、異なるリソース・ブロック・グループRBG又は異なるサブバンドに置かれるので、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の物理リソース・ブロック・セットは、第1の物理リソース・ブロック・セット及び第3の物理リソース・ブロック・セットを含む。
上記の説明に基づいて、第2のタイプの制御チャネル候補に対応する少なくとも2対の物理リソース・ブロック対の一方の物理リソース・ブロック対は、第1の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対であり、残りの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つの物理リソース・ブロック対は、第3の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、本実施形態のUEは、第2の受信ユニット83をさらに含む。第2の受信ユニット83は、第1のより高位レイヤのシグナリングを受信するように構成され、この第1のより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・ブロック・セットを含む。第2の受信ユニット83は、第1の検出ユニット81に接続され、第1のリソース・ブロック・セットを第1の検出ユニット81に提供するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、本実施形態のUEは、第3の取得ユニット84及び/又は第3の受信ユニット85をさらに含む。
第3の取得ユニット84は、第1のリソース・ブロック・セット及び既定の機能マッピング関係に従って第3のリソース・ブロック・セットを取得するように構成される。
第3の受信ユニット85は、第2のより高位レイヤのシグナリングを受信するように構成され、この第2のより高位レイヤのシグナリングが、第3のリソース・ブロック・セットを含む。第3の取得ユニット84及び第3の受信ユニット85は、第2の検出ユニット82に接続され、第3のリソース・ブロック・セットを第2の検出ユニット82に提供するように構成される。
本実施形態によって提供されるUEは、前述の制御チャネル検出方法の手続きを実行するように構成することができる。具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態によって提供されるUEを使用することによって、制御チャネルの検出が完成し、局在モードでの伝送中に、伝送に使用される制御チャネル候補が1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限され、これにより、チャネル推定性能及び変調性能が改善される。
図9は、本発明のさらに別の実施形態による基地局を示す概略構造図である。図9に示すように、本実施形態の基地局は、決定ユニット91と、第2の送信ユニット92とを含む。
決定ユニット91は、送信する制御チャネルのタイプを決定するように構成される。第2の送信ユニット92は、決定ユニット91が制御チャネルが第1のタイプの制御チャネルであると決定したときには、第1の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信し、決定ユニット91が制御チャネルが第2のタイプの制御チャネルであると決定したときには、第2の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信するように構成され、第1の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含み、第2の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、分散モードで伝送される制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値以下である制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される、集約レベルが規定の集約しきい値より高い制御チャネルである。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第1のタイプの制御チャネル候補は、1対の物理リソース・ブロック対で伝送され、第2のタイプの制御チャネルは、局在モードで伝送される制御チャネルであり、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対で伝送される。
さらに、選択的に、第2のタイプの制御チャネル候補は、少なくとも2対の物理リソース・ブロック対に対応し、第2のタイプの制御チャネル候補に対応するこれらの少なくとも2対の物理リソース・ブロック対は、同じPRG、同じRBG又は同じサブバンドに置かれる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第1の物理リソース・ブロック・セットに含まれる少なくとも1対の物理リソース・ブロック対は、異なるプリコーディング・ブロック・グループPRG、異なるリソース・ブロック・グループRBG又は異なるサブバンドに置かれるので、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の物理リソース・ブロック・セットは、第1の物理リソース・ブロック・セット及び第3の物理リソース・ブロック・セットを含む。
上記の説明に基づいて、第2のタイプの制御チャネル候補に対応する少なくとも2対の物理リソース・ブロック対の一方の物理リソース・ブロック対は、第1の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対であり、残りの物理リソース・ブロック対のうちの少なくとも1つの物理リソース・ブロック対は、第3の物理リソース・ブロック・セットの物理リソース・ブロック対である。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の送信ユニット92は、第1のより高位レイヤのシグナリングを送信するようにさらに構成され、個の第1のより高位レイヤのシグナリングが、第1のリソース・ブロック・セットを含む。第2の送信ユニット92は、詳細には、第2の送信ユニット92が制御チャネルを送信する前に、第1のより高位レイヤのシグナリングをUEに送信するように構成される。
本実施形態の任意選択の実施方式では、第2の送信ユニット92は、第2のより高位レイヤのシグナリングを送信するようにさらに構成され、この第2のより高位レイヤのシグナリングが、第3のリソース・ブロック・セットを含む。第2の送信ユニット92は、詳細には、第2の送信ユニット92が制御チャネルを送信する前に、第2のより高位レイヤのシグナリングをUEに送信するように構成される。
本実施形態によって提供される基地局は、前述の制御チャネル送信方法の手続きを実行するように構成することができる。具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態によって提供される基地局を使用することによって、制御チャネルを異なるタイプに分類することができ、異なるタイプの制御チャネルの送信が完成する。さらに、局在モードでの伝送中に、伝送に使用される制御チャネル候補を1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限することに対応しており、これにより、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
本発明のさらに別の実施形態は、UEを提供する。UEは、少なくとも1つのプロセッサと、メモリとを含み、このメモリは、実行可能プログラム・コードを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納された実行可能プログラム・コードを読み出すことにより、その実行可能プログラム・コードに対応するプログラムを実行して、
第1の物理リソース・ブロック・セットの第1のタイプの制御チャネルを検出し、この第1の物理リソース・ブロック・セットが、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含み、
第2の物理リソース・ブロック・セットの第2のタイプの制御チャネルを検出し、この第2の物理リソース・ブロック・セットが、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
本実施形態によって提供されるUEは、前述の制御チャネル検出方法の手続きを実行するように構成することができる。具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態によって提供されるUEを使用することによって、制御チャネルの検出が完成し、局在モードでの伝送中に、伝送に使用される制御チャネル候補が1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限され、これにより、チャネル推定性能及び変調性能が改善される。
本発明のさらに別の実施形態は、基地局を提供する。この基地局は、プロセッサと、送信機とを含む。
プロセッサは、送信する制御チャネルのタイプを決定するように構成される。送信機は、プロセッサが制御チャネルが第1のタイプの制御チャネルであると決定したときには、第1の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信し、プロセッサが制御チャネルが第2のタイプの制御チャネルであると決定したときには、第2の物理リソース・ブロック・セットで制御チャネルを送信するように構成され、第1の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含み、第2の物理リソース・ブロック・セットは、少なくとも1対の物理リソース・ブロック対を含む。
本実施形態によって提供される基地局は、前述の制御チャネル送信方法の手続きを実行するように構成することができる。具体的な動作原理については、これ以上説明しない。詳細については、方法の実施形態の説明を参照されたい。
本実施形態によって提供される基地局を使用することによって、制御チャネルを異なるタイプに分類することができ、異なるタイプの制御チャネルの送信が完成する。さらに、局在モードでの伝送中に、伝送に使用される制御チャネル候補を1つのPRG、RBG又はサブバンドに制限することに対応しており、これにより、チャネル推定性能及び変調性能を改善することができる。
当業者なら、方法の実施形態のステップの全て又は一部を、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施することができることを理解することができる。このプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。プログラムが実行されると、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体には、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラム・コードを格納することができる任意の媒体が含まれる。
最後に、前述の実施形態は、単に本発明の技術的解決策を説明するためのものであり、本発明を制限するためのものではないことに留意されたい。前述の実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者なら、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、さらに、前述の実施形態において説明した技術的解決策に様々な修正を加える、或いはその一部又は全ての技術的特徴を均等物で置換することができることを理解するであろう。