JP2019067204A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜配置され、この傾斜配置の上下関係が変化する場合であっても、自重による下向きの力による影響を抑制することのできる入力装置を提供する。【解決手段】入力部120に操作時の操作反力が作用される入力装置において、所定の支持部に固定され、仮想の操作平面と平行配置されたスライド板130と、入力部に設けられ、スライド板に沿って摺動する摺動部123と、を有し、摺動部は、第1、第2磁極形成部161a、162aの吸引力によって、可動ヨーク140と固定ヨーク151、152とが引かれることで、スライド板に押付けられている。摺動に伴ってスライド板と摺動部との間に発生する摩擦力Ffricは、入力部および可動ヨークの自重によってスライド板に沿って作用する自重力Ffallよりも大きくなるように設定されている。【選択図】図5

Description

本発明は、操作力が入力される入力装置に関するものである。
従来の入力装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の入力装置は、入力部(操作ノブ)が操作される仮想操作平面のx軸方向、およびy軸方向に操作反力を発生させる2つのボイスコイルモータと、各ボイスコイルモータを形成する磁気形成部(磁石)を挟むように配置される固定ヨークおよび可動ヨークと、を備えている。可動ヨークは入力部に保持されている。
そして、固定ヨークあるいは可動ヨークのいずれかに、磁気抵抗が設けられており、可動ヨークには磁気抵抗に対して磁気回路が安定化するように安定化力が発生する。各ボイスコイルモータのいずれかが下側となるように傾斜配置されたとき、安定化力が、可動ヨーク(入力部)の自重落下方向とは逆向きに発生するように磁気抵抗が配置されており、これにより、自重による下向きの力による影響が抑制されるようになっている。
特開2016−167247号公報
しかしながら、特許文献1に記載の入力装置においては、2つのボイスコイルモータの傾斜配置における上下関係は、常に固定された場合を想定している。これに対して、例えば、入力装置が、ステアリングのような回転体に使用される場合であると、ステアリングの回転によって、上下関係が変化するため、上記特許文献1の入力装置では、傾斜の影響を抑制することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、傾斜配置され、この傾斜配置の上下関係が変化する場合であっても、自重による下向きの力による影響を抑制することのできる入力装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、仮想の操作平面(OP)に沿う方向の操作力が入力される入力部(120)と、
磁極を形成する第1磁極形成部(161a)、および第1磁極形成部の発生磁束が通過する第1コイル(1611)を有する第1アクチュエータ(161)と、
磁極を形成する第2磁極形成部(162a)、および第2磁極形成部の発生磁束が通過する第2コイル(1622)を有する第2アクチュエータ(162)と、
第1、第2磁極形成部を挟むように配置されて、第1、第2磁極形成部の発生磁束に対する磁気回路を形成する可動ヨーク(140)、および固定ヨーク(150)と、を備え、
可動ヨークは、入力部に保持され、
第1コイルへの電流の印加によって生じる第1電磁力を、可動ヨークを介して操作平面に沿う第1方向への第1操作反力として入力部に作用させると共に、第2コイルへの電流の印加によって生じる第2電磁力を、可動ヨークを介して操作平面に沿い且つ第1方向と交差する第2方向への第2操作反力として入力部に作用させる入力装置において、
所定の支持部(110)に固定され、操作平面と平行配置されたスライド板(130)と、
入力部に設けられ、スライド板に沿って摺動する摺動部(123)と、を有し、
摺動部は、第1、第2磁極形成部の吸引力によって、可動ヨークと固定ヨークとが引かれることで、スライド板に押付けられており、
摺動に伴ってスライド板と摺動部との間に発生する摩擦力(Ffric)は、入力部および可動ヨークの自重によってスライド板に沿って作用する自重力(Ffall)よりも大きく設定されたことを特徴としている。
本発明によれば、例えば、入力部(120)が操作者側を向くようにして、入力装置が、ステアリング等の回転体に装着されて、傾斜姿勢で、且つステアリングの回転によって上下関係が変化する場合であっても、常に摩擦力(Ffric)が自重力(Ffall)に打ち勝つ形となる。よって、入力装置の上下関係がどのように変化しても、入力部(120)が滑り落ちるような下向きの力による影響を抑制することができる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本発明の第1実施形態による操作入力装置を備えた表示システムの構成を示す説明図である。 操作入力装置がステアリングに装着された状態を示す説明図である。 操作入力装置を示す断面図である。 スライド板に対して操作ノブの摺動部に作用する力を示す説明図である。 傾斜姿勢における自重力と摩擦力とを示す説明図である。 グリスのちょう度番号に対応する混和ちょう度と、グリスの状態を示す一覧表である。 摩擦力を調整するための要領を示すフローチャートである。 第2実施形態における操作入力装置を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の操作入力装置100を、図1〜図7に示す。操作入力装置100は、本発明の入力装置に対応するものであり、車両に搭載され、車室内の表示器、例えば、ナビゲーション装置20(又はヘッドアップディスプレイ装置等)と共に表示システム10を構成している。
ナビゲーション装置20は、車両のインストルメントパネル内に設置され、運転席に向けて表示画面22を露出させている。表示画面22には、所定の機能が関連付けられた複数のアイコン、および任意のアイコンを選択するためのポインタ等が表示されるようになっている。操作入力装置100の操作ノブ120に操作力が入力されると、ポインタは、操作力の入力方向に対応した方向に、表示画面22上を移動する。
ナビゲーション装置20は、図1に示されるように、通信バス24と接続され、操作入力装置100等とネットワーク通信可能となっている。ナビゲーション装置20は、表示画面22に表示される画像を描画する表示制御部23、および表示制御部23によって描画された画像を表示画面22に連続的に表示する液晶ディスプレイ21を有している。
操作入力装置100は、図2に示すように、例えば、車両のステアリング26のスポーク部26aに設置されており、操作者(運転者)は、ステアリング26を握りながら、例えば、親指を延ばして、操作ノブ120に対する入力操作ができるようになっている。操作ノブ120は、操作者によって操作力が入力されると、入力された操作力の方向に変位するようになっている。
操作入力装置100は、ステアリング26に装着されることから、図5に示すように、操作ノブ120の頭部121が操作者側を向くように、傾斜角θで傾斜配置されている。また、ステアリング26が回転操作されることによって、傾斜配置における操作入力装置100の上限関係は一定ではなく、変化するようになっている。尚、傾斜角θは、90度の場合を含むものとする。
以下、操作入力装置100の各構成を詳しく説明する。操作入力装置100は、図1に示すように、通信バス24、および外部のバッテリ25等と接続されている。操作入力装置100は、通信バス24を通じて、離れて位置するナビゲーション装置20と通信可能とされている。また操作入力装置100においては、各構成の作動に必要な電力が、バッテリ25から供給されるようになっている。
操作入力装置100は、操作検出部101、操作制御部102、通信制御部103、反力制御部104、および反力発生部105等によって電気的に構成されている。
操作検出部101は、操作力の入力によって移動された操作ノブ120(図2、図3)の位置を検出する。操作検出部101は、検出した操作ノブ120の位置を示す操作情報を、操作制御部102に出力する。
操作制御部102は、例えば、種々の演算を行うためのマイクロコンピュータ等によって構成されている。操作制御部102は、操作検出部101によって検出された操作情報を取得し、通信制御部103を通じて通信バス24に出力する。加えて、操作制御部102は、操作ノブ120に印加する操作反力の方向および強さを演算し、演算結果を反力情報として反力制御部104に出力する。
通信制御部103は、操作制御部102によって処理された情報を通信バス24に出力する。加えて通信制御部103は、他の車載装置から通信バス24に出力された情報を取得し、操作制御部102に出力する。
反力制御部104は、例えば、種々の演算を行うためのマイクロコンピュータ等によって構成されている。反力制御部104は、操作制御部102から取得する反力情報に基づいて、反力発生部105から操作ノブ120に印加される操作反力の方向および強さを制御する。
上記操作検出部101、操作制御部102、操作制御部102、および反力制御部104は、後述する筐体110内に設けられた回路基板に実装されている。
反力発生部105は、操作ノブ120に操作反力を生じさせる構成である。反力発生部105は、例えば表示画面22上においてポインタがアイコンと重なる際に、操作反力を操作ノブ120に印加することで、所謂、反力フィードバックにより、擬似的なアイコンの触感を操作者に惹起させるようになっている。反力発生部105の構成の詳細については、後述する。
次に、操作入力装置100の機械的構成について説明する。操作入力装置100は、図3に示すように、筐体110、操作ノブ120、スライド板130、可動ヨーク140、固定ヨーク150、第1ボイスコイルモータ161、および第2ボイスコイルモータ162等を備えている。上記反力発生部105は、可動ヨーク140、固定ヨーク150、および第1、第2ボイスコイルモータ161、162等によって形成されている。
筐体110は、例えば、直方体を成して、操作ノブ120の頭部121を除く部分を収容する部材となっている。
操作ノブ120は、操作者が入力操作を行うための入力部となっており、頭部121、軸部122、および摺動部123等を有している。操作ノブ120は、仮想の操作平面OPに沿って操作されるようになっており、操作平面OPに沿う第1方向がx軸方向(第1方向)、そして、操作平面OPに沿い、第1方向と直交する方向(交差する方向)がy軸方向(第2方向)となっている。また、x軸方向およびy軸方向に直交する方向(操作平面OPに直交する方向)がz軸方向となっている。
尚、以下の説明では、z軸方向において、操作入力装置100の操作ノブ120側を「操作側」と呼び、第1、第2コイル1611、1622側を「コイル側」と呼ぶことにする。操作ノブ120は、操作者の操作力から解放されると、基準となる基準位置に帰着するようになっている。
頭部121は、円板状を成して、操作側において筐体110の外側に露出する部位となっている。頭部121は、操作者が、例えば、指で直接触れることで、入力操作される部位となっている。軸部122は、頭部121の中心部から筐体110の内部のコイル側に延びる筒状の部位となっている。また、摺動部123は、軸部122の中間部から操作平面OPに平行に延びる腕部を有し、この腕部の先端側でコイル側に突出する部位となっている。
スライド板130は、操作平面OPに対して平行配置され、操作ノブ120を受ける樹脂製の板部材となっており、筐体110(所定の支持部)に固定されている。スライド板130の中央部には、所定面積の開口部が形成されており、この開口部に操作ノブ120の軸部122の先端側が挿通されている。そして、スライド板130の操作側の面に、上記操作ノブ120の摺動部123が当接するようになっている。スライド板130と摺動部123との間には所定硬さを有するグリスが所定量、介在されている(詳細後述)。
操作ノブ120が入力操作されると、摺動部123は、スライド板130に沿って摺動するようになっている。操作ノブ120(軸部122)は、スライド板130の開口部の設定面積によって、移動可能な範囲が規定されている。
可動ヨーク140は、後述する磁石161a、162aの発生磁束に対する磁気回路の一部を形成するものであり、一枚の平板状を成す部材となっている。可動ヨーク140は、例えば、軟鉄および電磁鋼板等の磁性材料によって形成されており、操作平面OPと平行となるように、スライド板130のコイル側に配置されている。そして、可動ヨーク140の操作側における中心部が操作ノブ120の軸部122の端部に保持されている。可動ヨーク140とスライド板130との間は、所定の隙間が設けられており、可動ヨーク140は、操作ノブ120と共に、操作平面OPに沿って移動可能となっている。
固定ヨーク150は、第1固定ヨーク151と、第2固定ヨーク152とを有している。固定ヨーク150は、可動ヨーク140と共に、後述する磁石161a、162aの発生磁束に対する磁気回路の一部を形成するものであり、第1、第2固定ヨーク151、152がy軸方向に並べられて、一枚の平板状を成すように形成された部材となっている。固定ヨーク150は、例えば、軟鉄および電磁鋼板等の磁性材料によって形成されており、操作平面OPと平行となるように、可動ヨーク140のコイル側に配置されて、筐体110に固定されている。
第1固定ヨーク151は、後述する第1コイル1611に対応するヨークであり、例えば、長方形を成して、長方形の長辺がx軸方向に延びる板材となっている。第1固定ヨーク151は、y軸方向において、可動ヨーク140の一方側端部に対応するように配置されている。
第2固定ヨーク152は、後述する第2コイル1622に対応するヨークであり、例えば、長方形を成して、長方形の長辺がy軸方向に延びる板材となっている。第2固定ヨーク152は、y軸方向において、可動ヨーク140の他方側端部に対応するように配置されている。
尚、第1固定ヨーク151、および第2固定ヨーク152は、それぞれの所定の端部において、接続部によって互いに接続されて、一体的に形成されるようにしてもよい。
第1ボイスコイルモータ161は、本発明の第1アクチュエータに対応し、磁石161a、および第1コイル1611を有している。以下、第1ボイスコイルモータ161を、第1VCM161と呼ぶことにする。
磁石161aは、本発明の第1磁極形成部であり、例えば、ネオジウム磁石等であって、長手方向を有する略四辺形の板状に形成されている。磁石161aの長手方向は、x軸方向を向いている。磁石161aは、y軸方向において、可動ヨーク140の一方側端部に配置されて、可動ヨーク140のコイル側の面に保持されている。磁石161aは、第1固定ヨーク151と対向配置されている。よって、磁石161aは、可動ヨーク140と、第1固定ヨーク151との間に挟まれるように配置されている。磁石161aの着磁方向は、z軸方向となっている。
第1コイル1611は、例えば、銅等の非磁性材料よりなる線材(巻線)が、扁平の筒状に巻回しされることにより形成されている。第1コイル1611において、巻回の軸方向と直交する横断面は、y軸方向に長辺を有する長方形状に形成されている。第1コイル1611の巻回の軸方向は、x軸方向を向いている。そして、第1コイル1611において、巻回しされた巻線の内周側となる空間部には、上記固定ヨーク150の第1固定ヨーク151が挿通されている。よって、第1コイル1611は、第1固定ヨーク151と共に、位置固定された部材となっている。第1コイル1611は、z軸方向において、上記磁石161aと対向配置されている。
第2ボイスコイルモータ162は、本発明の第2アクチュエータに対応し、上記第1ボイスコイルモータ161と同様に、磁石162a、および第2コイル1622を有している。以下、第2ボイスコイルモータ162を、第2VCM162と呼ぶことにする。
磁石162aは、本発明の第2磁極形成部であり、例えば、ネオジウム磁石等であって、長手方向を有する略四辺形の板状に形成されている。磁石162aの長手方向は、y軸方向を向いている。磁石162aは、y軸方向において、可動ヨーク140の他方側端部に配置されて、可動ヨーク140のコイル側の面に保持されている。磁石162aは、第2固定ヨーク152と対向配置されている。よって、磁石162aは、可動ヨーク140と、第2固定ヨーク152との間に挟まれるように配置されている。磁石162aの着磁方向は、z軸方向となっている。上記磁石161aと磁石162aの吸引力Fmagは、同等に設定されている。
第2コイル1622は、例えば、銅等の非磁性材料よりなる線材(巻線)が、扁平の筒状に巻回しされることにより形成されている。第2コイル1622において、巻回の軸方向と直交する横断面は、x軸方向に長辺を有する長方形状に形成されている。第2コイル1622の巻回の軸方向は、y軸方向を向いている。そして、第2コイル1622において、巻回しされた巻線の内周側となる空間部には、上記固定ヨーク150の第2固定ヨーク152が挿通されている。第2コイル1622は、第2固定ヨーク152と共に、位置固定された部材となっている。第2コイル1622は、z軸方向において、上記磁石162aと対向配置されている。
本実施形態の操作入力装置100の構成は、以上のようになっており、以下、その作動および作用効果について説明する。
第1VCM161において、磁石161aの発生磁束は、第1コイル1611の巻線をz軸方向に通過(貫通)する。尚、磁石161aの発生磁束は、磁石161a、可動ヨーク140、および固定ヨーク150間を循環するように流れる。
そして、第1コイル1611への電流の印加により、磁場中に置かれた巻線内を電荷が移動すると、各電荷にはローレンツ力が生じる。こうして第1VCM161は、磁石161a、および第1コイル1611間にて、x軸方向(第1方向)の第1電磁力を生じさせる。第1コイル1611に印加する電流の向きを反転させることにより、発生する第1電磁力も反転し、x軸に沿った逆向きの方向となる。この第1電磁力の発生に伴って、可動ヨーク140を介して、操作ノブ120には、第1電磁力とは逆向きに、操作平面OPに沿うx軸方向(第1方向)への第1操作反力が発生される。
同様に、第2VCM162において、磁石162aの発生磁束は、第2コイル1622の巻線をz軸方向に通過(貫通)する。尚、磁石162aの発生磁束は、磁石162a、固定ヨーク150、および可動ヨーク140間を循環するように流れる。
そして、第2コイル1622への電流の印加により、磁場中に置かれた巻線内を電荷が移動すると、各電荷にはローレンツ力が生じる。こうして第2VCM162は、磁石162a、および第2コイル1622間にて、y軸方向(第2方向)の第2電磁力を生じさせる。第2コイル1622に印加する電流の向きを反転させることにより、発生する第2電磁力も反転し、y軸に沿った逆向きの方向となる。この第2電磁力の発生に伴って、可動ヨーク140を介して、操作ノブ120には、第2電磁力とは逆向きに、操作平面に沿うy軸方向(第2方向)への第2操作反力が発生される。
操作検出部101は、入力操作に伴う操作ノブ120の位置を検出し、操作制御部102は、操作ノブ120の操作位置、および表示画面22上におけるアイコンに対するポインタの位置に基づき第1、第2操作反力の方向、および強さを演算して、反力情報を反力制御部104に出力する。そして、反力制御部104は、反力情報に基づいて、第1、第2コイル1611、1622に印加する電流を制御する。
これにより、操作ノブ120に第1、第2操作反力が発生されて、操作者は、反力フィードバックにより、擬似的なアイコンの触感が得られるようになっている。
本実施形態では、図4に示すように、操作入力装置100においては、磁石161a、162aの吸引力Fmagによって、磁石161a、162a、および第1、第2固定ヨーク151、152は、互いに吸引されている。磁石161a、162aが、第1、第2固定ヨーク151、152側に吸引されることで、可動ヨーク140、および操作ノブ120も、第1、第2固定ヨーク151、152側に移動される形となり、これに伴って、摺動部123は、スライド板130に押付けられた状態となっている。
そして、操作入力装置100がステアリング26に設置された状態では、図5に示すように、操作入力装置100全体が傾斜姿勢となる。ここで、操作ノブ120には、保持している可動ヨーク140の重量分を含む垂直方向の力が作用する(図5中の黒線矢印)。この垂直方向の自重によって、操作ノブ120には、スライド板130に沿う自重力Ffall(垂直方向の力×sinθ)が作用する(図5中の下向きの白矢印)。
これに対して、摺動部123は、スライド板130に押付けられているので、摺動部123とスライド板130との間には、自重力Ffallに対抗する摩擦力Ffricが作用する。本実施形態では、摺動部123とスライド板130との間に設けたグリスの材料選定、および塗布量を予め調整することで、自重力Ffall<摩擦力Ffric、となるように設定している。更に、摩擦力Ffricの上限側の条件として、摩擦力Ffric<第1、第2操作反力、となるように予め設定している。
グリスの材料選定としては、図6に示すように、例えば、グリスの硬さを示す混和ちょう度を基にした選定が可能である。そして、図7に示す要領を基に、グリスの混和ちょう度、および塗布量を調整することで、実際の摩擦力Ffricの調整を行う。
まず、図7中のステップS100において、可動部の重量として、可動ヨーク140を含む操作ノブ120の重量を測定し、重量×sinθから得られる自重力Ffallを摩擦力の下限値Fmin(=自重力Ffall)として設定する。
次に、ステップS110で、目標とする触覚フィードバック力から、摩擦力の上限値Fmax(=第1、第2操作力)として設定する。
次に、ステップS120で、摺動摩擦面、つまり摺動部123とスライド板130との間に、NLGI No2(中間硬さ)のグリスを塗布する。
次に、ステップS130で、例えば、プッシュプルゲージ等を用いて、実際の摩擦力Ffricを測定する。
そして、ステップS140で、Fmin<摩擦力<Fmaxとなっているか否かを判定し、その条件となっていれば、摩擦力の調整を終了する。
しかしながら、ステップS140で否と判定すると、ステップS150で、グリス材料の変更を行い、更に、ステップS160で、グリス塗布量の変更を行い、ステップS140を繰り返す。尚、ステップS140で否定判定した後に、上記のようにステップS150、およびステップS160を実施するものに対して、ステップS150、あるいはステップS160のいずれかを実施するものとしてもよい。
以上のように、本実施形態では、摺動部123は、第1、第2磁石161a、162aの吸引力によって、可動ヨーク140と固定ヨーク150とが引かれることで、スライド板130に押付けられるようにしている。加えて、スライド板130と摺動部123との間に発生する摩擦力Ffricは、操作ノブ120および可動ヨーク140の自重によってスライド板130に沿って作用する自重力Ffallよりも大きく設定されている。
これにより、操作ノブ120が操作者側を向くようにして、操作入力装置100が、ステアリング26等の回転体に装着されて、傾斜姿勢で、且つステアリング26の回転によって上下関係が変化する場合であっても、常に摩擦力Ffricが自重力Ffallに打ち勝つ形となる。よって、操作入力装置100の上下関係がどのように変化しても、操作ノブ120が滑り落ちるような下向きの力による影響を抑制することができる。
加えて、摩擦力Ffricは、第1、第2操作反力よりも小さく設定されているので、摩擦力Ffricによって、第1、第2操作反力が得られなくなるということがない。
また、可動ヨーク140と固定ヨーク150の組み合わせを1組として、可動ヨーク140と固定ヨーク150との間に磁石161a、162aを設けることで、磁石161a、162aの吸引力を利用して、摺動部123をスライド板130に確実に押し付けることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態の操作入力装置100Aを図8に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態の操作入力装置100に対して、反力発生部105を反力発生部105Aに変更したものである。
反力発生部105Aは、上記第1実施形態の反力発生部105に対して、可動ヨーク141、磁石161b、162bが追加されたものとなっている。第1実施形態で説明した可動ヨーク140は、ここでは、本発明の一方側の可動ヨークに対応し、可動ヨーク140に保持される磁石161a、162aは、本発明の第1、第2磁極形成部に対応する。
可動ヨーク141は、可動ヨーク140と共に、2枚一組で、固定ヨーク150を挟むように配置されている。可動ヨーク141は、可動ヨーク140と同様に、操作ノブ120に保持されており、可動ヨーク140と連動するようになっている。可動ヨーク141は、本発明の他方側の可動ヨークに対応する。
磁石161bは、可動ヨーク141の操作側の面の一方側端部に保持され、また、磁石162bは、可動ヨーク141の操作側の面の他方側端部に保持されている。磁石161bは、本発明の他の第1磁極形成部に対応し、磁石162bは、本発明の他の第2磁極形成部に対応する。
そして、磁石161b、162bの吸引力は、同等に設定されており、且つ、磁石161a、162aの吸引力と異なるように設定されている。具体的には、磁石161b、162bの吸引力は、磁石161a、162aの吸引力よりも小さくなるように設定されている。
本実施形態では、磁石161a、162aの吸引力が、磁石161b、162bの吸引力に打勝つので、トータルの吸引力によって、磁石161a、162a側が固定ヨーク151、152側に移動しようとして、それに伴い、可動ヨーク140を介して、摺動部123がスライド板130に押付けられる。
尚、上記第1実施形態に対して、可動ヨーク141と磁石161b、162bを増設することで、磁石161b、162bによる磁束を増やすことができ、第1、第2操作反力を大きくすることができる。換言すると、第1実施形態と同一の第1、第1操作反力とするならば、第1、第2コイル1611、1622に供給する電流を低減することができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態に対して、スライド板130に対して摺動部123に押付け力が発生されるような構成にしておけば、可動ヨーク140および固定ヨーク150の位置関係を入れ替えてもよい。また、可動ヨーク140および固定ヨークに対する磁石161a、162a(161b、162b)、第1、第2コイル1611、1622の位置関係を入れ替えてもよい。
また、上記各実施形態では、車両のステアリング26に使用されるものとしたが、その他、上下関係が変化する例えば、航空機等にも適用可能である。
また、上記各実施形態の表示システム10は、ナビゲーション装置20に替えて、又はナビゲーション装置20と共に、ヘッドアップディスプレイ装置を備えたものとしてもよい。ヘッドアップディスプレイ装置は、運転席の前方において車両のインストルメントパネル内に収容されており、ウィンドウシールド内に規定された投影領域に向けて画像を投影することにより、当該画像の虚像表示を行う。運転席に着座した操作者は、投影領域を通して、所定の機能が関連付けられた複数のアイコン、および任意のアイコンを選択するためのポインタ等が視認可能となる。ポインタは、表示画面22に表示された場合と同様に、操作ノブ120への操作入力により、操作力の入力方向に対応した方向に投影領域内を移動可能である。
100、100A 操作入力装置
110 筐体(所定の支持部)
120 操作ノブ(入力部)
123 摺動部
130 スライド板
140 可動ヨーク(一方側の可動ヨーク)
141 可動ヨーク(他方側の可動ヨーク)
150 固定ヨーク
161 第1ボイスコイルモータ(第1アクチュエータ)
161a 磁石(第1磁極形成部)
161b 磁石(他の第1磁極形成部)
1611 第1コイル
162 第2ボイスコイルモータ(第2アクチュエータ)
162a 磁石(第2磁極形成部)
162b 磁石(他の第2磁極形成部)
1622 第2コイル

Claims (4)

  1. 仮想の操作平面(OP)に沿う方向の操作力が入力される入力部(120)と、
    磁極を形成する第1磁極形成部(161a)、および前記第1磁極形成部の発生磁束が通過する第1コイル(1611)を有する第1アクチュエータ(161)と、
    磁極を形成する第2磁極形成部(162a)、および前記第2磁極形成部の発生磁束が通過する第2コイル(1622)を有する第2アクチュエータ(162)と、
    前記第1、第2磁極形成部を挟むように配置されて、前記第1、第2磁極形成部の発生磁束に対する磁気回路を形成する可動ヨーク(140)、および固定ヨーク(150)と、を備え、
    前記可動ヨークは、前記入力部に保持され、
    前記第1コイルへの電流の印加によって生じる第1電磁力を、前記可動ヨークを介して前記操作平面に沿う第1方向への第1操作反力として前記入力部に作用させると共に、前記第2コイルへの電流の印加によって生じる第2電磁力を、前記可動ヨークを介して前記操作平面に沿い且つ前記第1方向と交差する第2方向への第2操作反力として前記入力部に作用させる入力装置において、
    所定の支持部(110)に固定され、前記操作平面と平行配置されたスライド板(130)と、
    前記入力部に設けられ、前記スライド板に沿って摺動する摺動部(123)と、を有し、
    前記摺動部は、前記第1、第2磁極形成部の吸引力によって、前記可動ヨークと前記固定ヨークとが引かれることで、前記スライド板に押付けられており、
    前記摺動に伴って前記スライド板と前記摺動部との間に発生する摩擦力(Ffric)は、前記入力部および前記可動ヨークの自重によって前記スライド板に沿って作用する自重力(Ffall)よりも大きく設定された入力装置。
  2. 前記摩擦力は、前記第1、第2操作反力よりも小さく設定された請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記可動ヨーク、および前記固定ヨークは1組設けられて、
    前記可動ヨークに前記第1、第2磁極形成部が保持され、
    前記固定ヨークに前記第1、第2コイルが保持された請求項1または請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記可動ヨークは、前記固定ヨークを挟むように2つ設けられて、連動するようになっており、
    2つの前記可動ヨーク(140、141)のうち、一方側の可動ヨーク(140)には、前記第1、第2磁極形成部が保持され、
    他方側の可動ヨーク(141)には、他の第1磁極形成部(161b)、および他の第2磁極形成部(162b)が保持され、
    前記一方側の可動ヨークの前記第1、第2磁極形成部の吸引力と、前記他方側の可動ヨークの前記他の第1、第2磁極形成部の吸引力とが異なるように設定されることで、前記摺動部が前記スライド板に押付けられている請求項1または請求項2に記載の入力装置。
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