JP2019067128A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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鈴木 隆広
Takahiro Suzuki
隆広 鈴木
西川 浩光
Hiromitsu Nishikawa
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【課題】 記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現する際に好適な処理を提供することを目的とする。【解決手段】 前記凹凸の高さを表す高さデータを取得する取得手段と、前記高さデータに基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、透明記録材の記録量を表す記録量データを生成し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データを生成する生成手段と、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記透明記録材の記録量を表す記録量データを出力し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データと、前記凹凸が形成された前記記録媒体の上に金属記録材を記録するための情報と、を出力する出力手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。【選択図】 図3

Description

本発明は、表面に金属の質感を有するプリント物を形成するための画像処理技術に関する。
近年、インクジェットプリンタを用いて記録媒体上において金属光沢を表現するために、金属を含有したインク(以降、メタリックインクと呼ぶ)が広く使用されるようになってきた。一方で、紫外線(UV)が照射されると短時間に硬化する樹脂をインクとして用いるプリンタがある。以降、UV硬化型のインクをUVインクと呼ぶ。UVインクを搭載したプリンタを用いて記録媒体上へのインクの塗布と硬化とを繰り返すことによって、プリント物の表面に凹凸を付加することができる。
上記のメタリックインクとUVインクとを組み合わせて用いることによって、金属の凹凸と光沢との両方を表現することができる。特許文献1には、金属顔料を含有するインクと硬化型のインクとを用いて、記録媒体上に金属光沢を有する凹凸を形成する技術が開示されている。
特開2015−150739号公報
一方で、記録媒体には予め施された加工によって表面に金属光沢を有するものがある。以降、表面に金属光沢を有する記録媒体をメタリックメディアと呼ぶ。メタリックインクを用いたプリントにおいては、インクの打ち込み間隔や濡れ広がりの度合いなどによって表面に微細な凹凸が生じてしまう。これにより、反射光の鏡面反射成分が減少してしまうため、メタリックメディアを用いた方がプリントにおいて金属光沢を表現する際により好適である。しかしながら、特許文献1は記録媒体によらずにメタリックインクを用いて記録媒体を被覆してしまうため、記録媒体に応じて金属光沢を表現するのに適したプリントができないという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現する際に好適な処理を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現するためのデータを出力する画像処理装置であって、前記凹凸の高さを表す高さデータを取得する第1取得手段と、前記高さデータに基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された透明記録材の記録量を表す記録量データを生成し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データを生成する生成手段と、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記透明記録材の記録量を表す記録量データを出力し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データと、前記凹凸が形成された前記記録媒体の上に金属記録材を記録するための情報と、を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現する際に好適な処理を提供することができる。
画像処理装置1の構成を示すブロック図 プリンタ13の構成を示す図 画像処理装置1における処理のフローチャート メディア情報を取得するためのユーザインタフェースの例を示す図 記録媒体の種類に応じて形成するプリント物の表面の例を示す図 画像処理装置1の構成を示すブロック図 画像処理装置1における処理のフローチャート 画像処理装置1の構成を示すブロック図 画像処理装置1における処理のフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を必ずしも限定するものではない。また、本実施形態において説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同一の符号を付して説明する。
[実施形態1]
<メタリックメディアとメタリックインク>
一般的にメタリックメディアは、アルミ蒸着という公知の手法により作られる。メタリックメディアは、平面性の高い基材にアルミを蒸着することによって形成されるため、表面が平滑となる。このため、メタリックメディアの表面は光の反射強度が高く、金属光沢の再現性が高い。一方で、メタリックインクを用いたプリントにおいては、インクの打ち込み間隔や濡れ広がりの度合いなどによって表面に微細な凹凸が生じてしまい、メタリックメディアの表面に比べて粗い表面となってしまう場合がある。また、メタリックインクに含まれるメタリックフレークの向きを均一にすることが難しいため、様々な方向に光が反射してしまうことによって反射光の鏡面反射成分が少なくなってしまう。このため、メタリックインクが記録された記録媒体上の表面によってメタリックメディアの表面のような忠実な金属光沢の再現は難しい。よって、金属の質感を表現する際に、メタリックメディアを用いる場合はメタリックメディアの金属光沢感を利用し、メタリックメディアを用いない場合はメタリックインクによって金属光沢感を表現することが、金属の質感を表現する際に好適である。ここで、金属の質感は、金属光沢及び金属の表面が有する凹凸である。本実施形態においては、プリントに用いる記録媒体がメタリックメディアであるか否かを判定し、メタリックメディアである場合とない場合とで凹凸を形成するインクを切り替える例を説明する。具体的には、記録媒体がメタリックメディアであると判定された場合には、光の透過性が高いクリアインクを用いて凹凸を形成し、記録媒体がメタリックメディアでないと判定された場合には、インクによって形成された凹凸の上にメタリックインクを塗布する。これにより、記録媒体がメタリックメディアである場合は、メタリックメディア表面の金属光沢の高い再現性を損なわずに記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現することができる。
<画像処理装置1のハードウェア構成>
図1(a)は、画像処理装置1のハードウェア構成例である。画像処理装置1は、例えばコンピュータであり、CPU101、ROM102、RAM103を備える。CPU101は、RAM103をワークメモリとして、ROM102、HDD(ハードディスクドライブ)15などに格納されたOS(オペレーティングシステム)や各種プログラムを実行する。また、CPU101は、システムバス107を介して各構成を制御する。尚、後述するフローチャートによる処理は、ROM102やHDD15などに格納されたプログラムコードがRAM103に展開され、CPU101によって実行される。汎用I/F(インターフェース)104には、シリアルバス11を介して、マウスやキーボードなどの入力デバイス12やプリンタ13が接続される。SATA(シリアルATA)I/F105には、シリアルバス14を介して、HDD15や各種記録メディアの読み書きを行う汎用ドライブ16が接続される。CPU101は、HDD15や汎用ドライブ16にマウントされた各種記録メディアを各種データの格納場所として使用する。ビデオI/F106には、ディスプレイ17が接続される。CPU101は、プログラムによって提供されるUI(ユーザインターフェース)をディスプレイ17に表示し、入力デバイス12を介して受け付けるユーザ指示などの入力を受信する。尚、画像処理装置1は、プリンタ13に含まれていてもよい。
<プリンタ13の構成>
以下、プリンタ13の構成について図2を用いて説明する。プリンタ13は、画像処理装置1から受け取ったデータに基づいて、記録媒体上にインクを記録する。尚、プリンタ13には、UVインクを搭載したUV硬化型インクジェットプリンタを使用する。
ヘッドカートリッジ301には、複数の吐出口からなる記録ヘッドと、記録ヘッドに対してインクを供給するインクタンクと、記録ヘッドの各吐出口を駆動する信号を受信するためのコネクタと、が設けられている。インクタンクには、クリアインク(CL)と、メタリックインク(ME)と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の有色インクと、の計6種のインクが独立に設けられている。これらのインクはUVを照射することにより硬化するUV硬化型インクである。ヘッドカートリッジ301及びUVランプ315は、キャリッジ302に交換可能な形態で搭載されている。キャリッジ302には、コネクタを介してヘッドカートリッジ301に駆動信号等を伝達するためのコネクタホルダが設けられている。キャリッジ302は、ガイドシャフト303に沿って往復移動可能に構成される。具体的には、キャリッジ302は、主走査モータ304を駆動源として、モータプーリ305、従動プーリ306、タイミングベルト307等の駆動機構を介して駆動されるとともに、その位置及び移動が制御される。尚、本実施形態においては、このキャリッジ302のガイドシャフト303に沿った移動を「主走査」と呼び、移動方向を「主走査方向」と呼ぶ。プリント用の記録媒体308は、ASF(オートシートフィーダ)310に載置されている。プリントを行う際には、給紙モータ311の駆動に伴いピックアップローラ312が回転し、ASF310から記録媒体308が一枚ずつ分離され、給紙される。更に、記録媒体308は、搬送ローラ309の回転によりキャリッジ302上のヘッドカートリッジ301の吐出口面と対向する記録開始位置に搬送される。搬送ローラ309は、ラインフィードモータ313を駆動源としてギアを介して駆動される。記録媒体308が供給されたか否かの判定と給紙時位置の確定は、記録媒体308がエンドセンサ314を通過した時点で行われる。キャリッジ302に搭載されたヘッドカートリッジ301は、吐出口面がキャリッジ302から下方へ突出して記録媒体308と平行になるように保持されている。制御部320は、CPUや記憶部等から構成されており、外部からデータを受け取り、受け取ったデータに基づいて各パーツの動作を制御する。
尚、クリアインクは、下地となるメタリックメディア表面の金属光沢が視認できれば、わずかな色や濁りがあっても良い。また、プリンタ13が搭載するインクは、少なくともクリアインクとメタリックインクとを搭載していれば、上述した6種類のインクに限定されない。例えば、有色インクとしてLc(ライトシアン)、Lm(ライトマゼンタ)等の低濃度インクを搭載していてもよいし、R(赤)インク、G(緑)インク、B(青)インクなどの特色インクを搭載していてもよい。
<プリンタ13の動作>
以下、制御部320によって制御される各パーツの動作について説明する。まず、記録媒体308がメタリックメディアである場合について説明する。記録媒体308が記録開始位置に搬送されると、キャリッジ302がガイドシャフト303に沿って記録媒体308上を移動する。その移動の際に記録ヘッドの吐出口よりクリアインクが吐出され、直後にUVランプ315が点灯してインクが硬化される。キャリッジ302がガイドシャフト303の一端まで移動すると、搬送ローラ309が所定量だけ記録媒体308をキャリッジ302の走査方向に垂直な方向に搬送する。本実施例において、この記録媒体308の搬送を「紙送り」又は「副走査」と呼び、この搬送方向を「紙送り方向」又は「副走査方向」と呼ぶ。記録媒体308を所定量だけ副走査方向に搬送し終えると、キャリッジ302は再度ガイドシャフト303に沿って移動する。尚、記録ヘッドのキャリッジ302による走査を繰り返すことでクリアインクを記録媒体308上に積層させることができる。クリアインクの積層と紙送りとを交互に行うことで、記録媒体308上に凹凸が形成される。尚、記録媒体308がメタリックメディアである場合には、メタリックインクは使用されない。記録媒体308がメタリックメディアである場合に形成されるプリント物の表面を図5(b)に示す。凹凸がクリアインクで形成されているため、メタリックメディア表面の金属光沢が視認される。
記録媒体308がメタリックメディアでない場合は、凹凸を形成するために用いるインクがクリアインクである必要はないため、後述する処理によって選択されたインクを凹凸を形成するために用いる。さらに、記録媒体308がメタリックメディアでない場合は、凹凸の形成後に、搬送ローラ309が記録媒体308を記録開始位置に戻し、上述した凹凸の形成と同様のプロセスによって記録媒体をメタリックインクが被覆する。記録媒体308がメタリックメディアでない場合に形成されるプリント物の表面を図5(a)に示す。記録媒体上に形成された凹凸がメタリックインクによって被覆されるため、メタリックインクの金属光沢が視認される。
尚、記録媒体上に凹凸を形成可能であれば、プリンタ13は上述した動作及び記録方式に限定されるものではない。例えば、記録方式は電子写真方式であってもよい。また、記録媒体に記録する記録材は、金属の質感を表現できれば、インクに限らずトナーであってもよい。例えば、透明記録材としてクリアトナー、金属記録材としてメタリックトナー、有色記録材として有色トナーを用いてもよい。また、凹凸を形成する際に、凸部を形成するインクが濡れ広がりづらいように、凹凸の凹部に記録するインクを先に記録して硬化させ、その後に凸部を形成してもよい。これにより、凹部において硬化したインクが凸部に記録されたインクの濡れ広がりをせき止めるため、凸部の高さの再現性が向上する。
<画像処理装置1の論理構成>
図1(b)は、画像処理装置1の論理構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、質感データ取得部101、メディア情報取得部102、インク選択部103、記録量データ生成部104、出力部105を有する。
質感データ取得部101は、記録媒体上において表現する質感を表す質感データを取得する。質感の概念としては、色や光沢、凹凸などがあるが、本実施形態における質感データは、凹凸の表現に関するデータである。具体的に、本実施形態における質感データは、記録媒体上に形成する凹凸の高さが各画素に記録された高さデータである。本実施形態における高さデータの各画素に記録された高さは8ビットで表されるものとするが、8ビットには限定されず、4ビットや2ビットなどであってもよい。メディア情報取得部102は、記録媒体の種類を表すメディア情報を取得する。具体的にメディア情報は、プリントに使用する記録媒体の光沢度を表す情報である。プリントに使用する記録媒体の光沢度を公知の光沢度計を用いて予め測定しておき、メディア情報としてHDD15などの記憶装置に記憶させておく。尚、光沢度測定部をプリンタ13に搭載し、光沢度測定部により、記録媒体の光沢度を測定してもよい。この場合、プリントに使用する記録媒体がセットされた時点で光沢度の測定を行い、測定結果をメディア情報として記憶装置に記憶させてもよいし、メディア情報取得部102が光沢度計から直接メディア情報を取得してもよい。
インク選択部103は、メディア情報に基づいて、記録媒体上に凹凸を形成するために用いるインクを選択する。記録量データ生成部104は、インク選択部103において選択されたインクについて、凹凸を形成するための記録量データを生成する。ここで記録量データは、各画素に8ビットで表されるインクの記録量が記録されたデータである。出力部105は、記録量データ生成部104において生成された記録量データを出力する。
<画像処理装置1における処理>
図3(a)は、画像処理装置1において実行される処理のフローチャートである。以下に、画像処理装置1において実行される処理の流れを説明する。尚、CPU101が、図3(a)に示すフローチャートを実現可能なプログラムを読み出し実行することによって、各構成(機能)が実現される。以下、各ステップ(工程)は符号の前にSをつけて表す。
まず、S201において、質感データ取得部101は、高さデータを取得する。次に、S202において、メディア情報取得部102は、プリントに使用する記録媒体に関するメディア情報を取得する。S203において、インク選択部103は、記録媒体がメタリックメディアであるか否かを判定し、メタリックメディアであると判定された場合にはS204に進み、メタリックメディアでないと判定された場合にはS205に進む。この判定は、メディア情報が表す記録媒体の光沢度とプリンタ13が搭載するメタリックインクの光沢度とを比較することによって行う。ここで、メタリックインクの光沢度は、記録媒体にメタリックインクを塗布して形成したパッチを光沢度計を用いて予め測定しておき、HDD15などの記憶装置に記憶させておくことによって用いることができる。メディア情報が表す記録媒体の光沢度がメタリックインクの光沢度よりも高い場合は、記録媒体がメタリックメディアであると判定する。メディア情報が表す記録媒体の光沢度がメタリックインクの光沢度よりも低い場合は、記録媒体がメタリックメディアでないと判定する。つまり、インク選択部103は、記録媒体の光沢度とメタリックインクの光沢度との大小関係に基づいて、記録媒体がメタリックメディアであるか否かを判定する。また、上述したように、プリンタ13に搭載された高度計を用いて測定を行ってもよい。
S204において、インク選択部103は、凹凸を形成するインクをとして、クリアインクを選択する。さらに、記録量データ生成部104は、高さデータに基づいて、凹凸を形成するためのクリアインクの記録量データを生成する。高さデータが表す高さとインクの記録量とが対応付けられたLUT(ルックアップテーブル)を用いて、記録量データを生成する。尚、LUTは、クリアインクの記録量を変えながら記録媒体上にパッチを形成し、形成されたパッチの高さを測定することによって予め作成しておき、HDD15等の記憶装置に記憶させておく。
S205において、インク選択部103は、凹凸を形成するために用いるインクとして、プリンタ13が搭載するインクの中から少なくとも1種類のインクを所定の条件に応じて選択する。本実施形態におけるインク選択部103は、インクの粘度に基づいて、凹凸を形成するために用いるインクを選択する。粘度が高いインクの方が粘度が低いインクよりも濡れ広がりづらいため、高さデータが表す高さを再現しやすい。よって、プリンタ13が搭載するインクのうち、粘度が最も高いインクを凹凸を形成するために用いるインクとして選択する。尚、粘度が最も高いインクではなく、表面張力が最も大きいインクを選択してもよい。また、インク残量が最も多いインクを選択してもよいし、最も低コストなインクを選択してもよい。メタリックインクによって被覆されて見えない、凹凸を形成するために用いるインクとしてインク残量が多いインクを選択することによって、インク使用の偏りを低減できる。また、メタリックインクによって被覆されて見えない、凹凸を形成するために用いるインクとして低コストなインクを選択することによって、インク使用にかかるコストを低減することができる。また、粘度、表面張力、インク残量、コストなどの複数の選択基準を組み合わせてインクを選択してもよい。例えば、残量が多く、かつ、粘度が高いインクを優先して選択してもよい。また、記録媒体がメタリックメディアでない場合は、形成された凹凸がメタリックインクによって被覆されるため、本ステップで選択されるインクは、1種類に限らず、複数種類であってよい。尚、予めメタリックメディアではない場合に用いるインクが設定されていて、インク選択部103は設定されたインクを選択してもよい。さらに、記録量データ生成部104は、高さデータに基づいて、凹凸を形成するために選択されたインクの記録量データを生成する。インクが複数種類である場合は、各インクに対応する記録量データを生成する。
S206において、出力部105は、記録量データ生成部104において生成された記録量データをプリンタ13に出力する。尚、記録量データを出力するのではなく、記録量データに対して公知のハーフトーン処理やパス分解処理を施すことによって生成されるドット配置データをプリンタ13に出力してもよい。また、記録媒体がメタリックメディアでない場合は、形成された凹凸をメタリックインクで被覆するため、メタリックインクの記録量データもプリンタ13に出力する。ここで、メタリックインクの記録量データは、予め生成してHDD15等の記憶装置に記録させておき、記憶装置から取得すればよい。尚、プリンタ13に出力する情報は、メタリックインクによる被覆が行われれば記録量データに限らず、記録媒体全体にメタリックインクを記録する指示を表す情報であってもよい。また、上述した記録量データやドット配置データをプリンタ13に出力せずに、HDD15等の記憶装置に出力してもよい。
<実施形態1の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置1は、凹凸の高さを表す高さデータを取得し、記録媒体がメタリックメディアである場合は、透明記録材の記録量を表す記録量データを生成する。記録媒体がメタリックメディアでない場合は、少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データを生成する。記録媒体がメタリックメディアである場合は、透明記録材の記録量データを出力する。記録媒体がメタリックメディアでない場合は、少なくとも1種類の記録材の記録量データと、凹凸が形成された記録媒体の上に金属記録材を記録するための情報と、を出力する。記録媒体がメタリックメディアである場合は、凹凸を形成するための記録材として透明記録材のみを用いるため、記録媒体の金属光沢感を維持することができる。記録媒体がメタリックメディアでない場合は、金属記録材によって金属光沢感を表現することができる。また、透明記録材であっても、高さデータに基づいた出力をすることによって、金属の表面が有する凹凸を表現することができる。よって、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現する際に好適な処理を提供することができる。
<変形例1>
本実施形態においては、質感データ取得部101は、質感データとして高さデータを取得した。質感データ取得部101が取得する質感データとして、高さデータは必須であるが、高さデータ以外に色情報を有する色データや光沢情報を有する光沢データを質感データとして取得してもよい。この場合、取得した色データと光沢データとに基づいて有色インクの記録量データを生成する。生成された有色インクの記録量データに基づいて、記録媒体がメタリックメディアである場合は、クリアインクで形成された凹凸の上に有色インクが記録される。記録媒体がメタリックメディアでない場合は、メタリックインクで被覆された凹凸の上に有色インクが記録される。これによって、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とが表現されるだけでなく、色(メタリックカラー)も表現することができる。
例えば色データは、8ビットで表される色信号値が各画素に記録された画像データである。色信号値は、各画素が有する3つの各チャンネルに記録されるR(レッド)値、G(グリーン)値、B(ブルー)値である。色信号値はsRGB空間上において定義されるRGB値に限定されず、AdobeRGB空間上で定義されるRGB値あるいはL空間上で定義されるL値といった他の形式であってもよい。例えば光沢データは、8ビットで表される光沢度が各画素に記録された画像データである。光沢データの各画素に記録される光沢情報は、光沢度に限定されず、反射強度、反射率、輝度値などの光沢特性を表す値であればよい。尚、色信号値と光沢情報とは、上述した高さと同様に、8ビットで表される値に限定されない。
質感データとして、高さデータ、色データ、光沢データを取得する場合の処理を図3(b)のフローチャートを用いて説明する。尚、S202〜S205は上述した処理と同一であるため説明を省略する。
S201において、質感データ取得部101は、高さデータ、色データ、光沢データを取得する。S401において、記録量データ生成部104は、色データと光沢データとに基づいて、有色インクの記録量データを生成する。具体的には、まず、色データの各画素に記録されたRGB値を有色インクの記録量(CMYK値)に変換することによって、記録量データを生成する。この変換には、色信号値(RGB値)と記録量(CMYK値)とが対応付けられた色分解テーブルを用いて行う。この色分解テーブルは、有色インクの記録量を変えながら記録媒体上にパッチを形成し、形成されたパッチの色を測定することによって予め作成しておき、HDD15等の記憶装置に記憶させておく。
S402において、記録量データ生成部104は、光沢データに応じて記録量データが表す記録量を補正する。ここで説明する光沢データの各画素に記録された光沢度は8ビットで表されるため、0〜255の値となる。この0〜255の値を3つの範囲に分割した0〜84、85〜170、171〜255の3つの範囲をそれぞれ低光沢範囲、中光沢範囲、高光沢範囲とする。本ステップにおいては、光沢度がどの範囲に属するかを判定し、判定結果に基づいて記録量を補正する。例えば、光沢度が高光沢範囲であった場合は、下地のメタリック面を露出させる領域を増やすために、有色インクの量を減らす。具体的には、光沢データが表す光沢度が大きいほど、記録量データが表す記録量を多く減らす。インクの記録量の減らし方は、範囲ごとに所定の値を決めておいて記録量から所定の値を減算してもよいし、記録量から所定の値を除算してもよい。尚、範囲の分割数は3つに限定されず、複数あればよい。また、範囲を決めずに、光沢度に応じた複数の補正値を予め記憶装置に記憶させておき、補正値に基づいて記録量を補正してもよい。また、補正においては、記録量を減らすだけではなく、加算や乗算によって増やしてもよい。
S206において、出力部105は、上述した凹凸を形成するために用いるインクの記録量データに加えて、有色インクの記録量データをプリンタ13に出力する。
尚、上述した変形例においては、有色インクによって記録された色と下地のメタリックとによってメタリックカラーが表現されるが、メタリック感を抑えた色を表現したい場合は、有色インクを記録する領域に、ホワイトインク等の散乱材を記録すればよい。具体的には、有色インクのドットを打ち込む領域と同じ領域にホワイトインクのドットを打ち込むように、ホワイトインクのドット配置データを生成し、有色インクを記録する前にホワイトインクを記録する。
尚、本実施形態においては、記録媒体がメタリックメディアでない場合、凹凸全体をメタリックインクで被覆する例を説明した。光沢データにおいて、光沢が高い領域と光沢が低い領域とが混在している場合は、光沢が高い領域のみをメタリックインクで被覆するようにしても良い。
<変形例2>
本実施形態におけるメディア情報は、プリントに使用する記録媒体の光沢度を表す情報であったが、記録媒体がメタリックメディアであるか否かを表す情報であってもよい。この場合、図4に示すUIをディスプレイ17に表示することによって、入力デバイス12を介してユーザから入力された情報を取得する。また、使用するプリンタ13が搭載するメタリックインクの光沢度と比べて、プリントに使用する記録媒体の光沢度が高いか低いかを表す情報であってもよい。
<変形例3>
本実施形態におけるメタリックメディアは、アルミ蒸着加工によって得られる無彩色のシルバーメディアであるが、ゴールドや他のメタリックカラーなど、予め着色されたメタリックメディアを用いてもよい。
[実施形態2]
<実施形態2の概要>
実施形態1においては、メタリックメディアか否かの判定結果に基づいて、凹凸を形成するインクの選択のみを行った。本実施形態においては、インクの粘度に応じてインクの濡れ広がりやすさが異なることを考慮し、メタリックメディアか否かの判定結果に基づいて、インクの粘度に応じた高さデータの補正を行う。これにより、高さデータが表す高さをより忠実に再現することができる。以下に、実施形態1との差分を主に説明する。尚、本実施形態における画像処理装置1のハードウェア構成は、実施形態1における画像処理装置1のハードウェア構成と同一である。
<画像処理装置1の論理構成>
図6は、画像処理装置1の論理構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、質感データ取得部101、メディア情報取得部102、インク選択部103、高さデータ補正部501、記録量データ生成部104、出力部105を有する。高さデータ補正部501は、インク選択部103によるインクの選択に応じて、高さデータを補正する。記録量データ生成部104は、高さデータ補正部501において補正された高さデータに基づいて、記録量データを生成する。
<画像処理装置1における処理>
図7は、画像処理装置1において実行される処理のフローチャートである。以下に、画像処理装置1において実行される処理の流れを説明する。尚、S201、S202、S206は上述した処理と同一であるため説明を省略する。
S203において、インク選択部103は、記録媒体がメタリックメディアであるか否かを判定する。メタリックメディアであると判定された場合にはS601に進み、メタリックメディアでないと判定された場合にはS602に進む。尚、判定の方法は、実施形態1における判定と同一のものとする。
S601において、インク選択部103は、凹凸を形成するインクをとして、クリアインクを選択する。さらに、高さデータ補正部501は、クリアインクの粘度に応じて高さデータを補正する。本実施形態においては、クリアインクの粘度に基づいて、公知のアンシャープマスクを用いたエッジ強調処理を行う。具体的には、アンシャープマスクのフィルタ係数をクリアインクの粘度に応じて替える。尚、粘度ごとにフィルタ係数の異なる複数のフィルタを予め記憶装置に記憶させておいて用いてもよい。尚、エッジ強調処理はアンシャープマスクを用いる処理に限定されず、公知の方法を用いることができる。クリアインクは他の有色インクに比べて特に粘度が低く、濡れ拡がりやすいため、高さデータが表す高さをより上げる必要がある。インクの粘度を表すデータについては、インクメーカーから提供されているものを記録装置に記憶させておいて用いてもよいし、入力デバイス12を介してユーザから入力された情報を用いてもよい。また、市販されている粘度計を用いて、各インクの粘度を予め測定しておいてもよい。また、クリアインクと有色インクとを同量記録媒体上に吐出した際のドット径を測定する方法もある。この場合、(有色インクのドット径/クリアインクのドット径)を面積に乗じ、その分子と分母を逆にした数を高さに乗じる。
上記エッジ強調においては、高さデータにおいて凹凸の凸部に対応する領域の高さを上げることができるが、凸部の高さを上げた分凸部の周囲の領域の高さを下げることによって補正前の凸部の体積と補正後の凸部の体積とを略同一にすることがより望ましい。これを実現する処理の一例としては、高さデータから法線分布を算出し、法線分布に基づいて凸部それぞれに対応する領域を検出する。クリアインクの粘度に応じて、凸部の中央に対応する領域の高さを上げ、補正前の凸部の体積と補正後の凸部の体積とが略同一となるように、凸部の端に対応する領域の高さを下げる。
S204において、記録量データ生成部104は、補正された高さデータに基づいて、クリアインクの記録量データを生成する。
S602において、インク選択部103は、凹凸を形成するために用いるインクとして、プリンタ13が搭載するインクの中から少なくとも1種類のインクを所定の条件に応じて選択する。さらに、高さデータ補正部501は、選択されたインクの粘度に応じて高さデータを補正する。補正については、S601における高さデータの補正と同様のため、説明を省略する。
S205において、記録量データ生成部104は、補正された高さデータに基づいて、凹凸を形成するために選択されたインクの記録量データを生成する。
<実施形態2の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置1は、使用するインクの粘度に応じて高さデータを補正し、補正された高さデータに基づいて記録量データを生成する。これにより、記録媒体上において高さデータが表す凹凸の高さを高精度に再現することができる。したがって、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現する際に好適な処理を提供することができる。
また、インクの粘度は温度にも依存する。一般的に液体は温度が高いほど粘度が低い。インクジェットプリントには、インクタンク内の温度を調整することによって、各インクの粘度を統一する機能をもつものもある。本実施形態における粘度に応じて高さを補正する処理を用いることによって、上述したような機能を必要とせずに、高さデータの高さの再現性を高めることができる。
[実施形態3]
上述した実施形態においては、プリントに使用する記録媒体に関する情報に応じて、金属の質感を有するプリント物を形成するためのデータを生成した。プリンタごとにプリントに使用できる記録媒体が異なり、搭載するインクも異なるため、使用するプリンタによっては使用できない記録媒体とインクとの組み合わせがある。本実施形態においては、プリンタ13のプリンタ情報に基づいて、金属の質感を有するプリント物を形成するためのデータを生成する例を説明する。以下に、実施形態1との差分を主に説明する。尚、本実施形態における画像処理装置1のハードウェア構成は、実施形態1における画像処理装置1のハードウェア構成と同一である。
<画像処理装置1の論理構成>
図8は、画像処理装置1の論理構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、質感データ取得部101、プリンタ情報取得部701、判定部702、インク選択部103、記録量データ生成部104、出力部105を有する。プリンタ情報取得部701は、プリンタ13に関するプリンタ情報を取得する。プリンタ情報は、プリンタ13がプリントに使用できる記録媒体の種類と、プリンタ13に搭載されているインクの種類である。判定部702は、プリンタ13がメタリックメディアを用いてプリントを行うことができる否かを判定する。また、搭載されているインクにクリアインク、メタリックインクが含まれているか否かを判定する。
<画像処理装置1における処理>
図9は、画像処理装置1において実行される処理のフローチャートである。以下に、画像処理装置1において実行される処理の流れを説明する。尚、S201は上述した処理と同一であるため説明を省略する。
S801において、プリンタ情報取得部701は、プリンタ情報を取得する。S802において、判定部702は、プリンタ情報に基づいて、プリンタ13が使用できる記録媒体にメタリックメディアが含まれているか否かを判定する。使用できる記録媒体にメタリックメディアが含まれている場合はS803に進む。使用できる記録媒体にメタリックメディアが含まれていない場合はS805に進む。S803において、判定部702は、プリンタ情報に基づいて、プリンタ13に搭載されているインクにクリアインクが含まれているか否かを判定する。クリアインクが含まれている場合はS804に進む。クリアインクが含まれていない場合はS805に進む。
S804における処理は、プリンタ13がメタリックメディアとクリアインクとを使用したプリントを行うことができると判定部702によって判定された後の処理である。S804において、インク選択部103は、凹凸を形成するために使用するインクとしてクリアインクを選択する。さらに、記録量データ生成部104は、高さデータに基づいて、クリアインクの記録量データを生成する。記録量データの生成方法は上述したものと同様であるため説明を省略する。
S805において、判定部702は、プリンタ情報に基づいて、プリンタ13に搭載されているインクにメタリックインクが含まれているか否かを判定する。メタリックインクが含まれている場合はS806に進む。メタリックインクが含まれていない場合はS808に進む。
S806における処理は、プリンタ13がメタリックインクを使用したプリントを行うことができると判定部702によって判定された後の処理である。S806において、インク選択部103は、凹凸を形成するために用いるインクとして、プリンタ13が搭載するインクの中から少なくとも1種類のインクを所定の条件に応じて選択する。選択方法については、実施形態1のS205における選択方法と同様のため説明を省略する。さらに、記録量データ生成部104は、高さデータに基づいて、選択されたインクの記録量データを生成する。記録量データの生成方法は上述したものと同様であるため説明を省略する。
S807において、出力部105は、記録量データ生成部104において生成された記録量データをプリンタ13に出力する。さらに、プリントに使用する記録媒体の種類をディスプレイ17に表示する。
S808において、出力部105は、プリンタ13がメタリックメディアとメタリックインクとを使用できないと判定部702によって判定されたため、ディスプレイに金属の質感を表現するプリントができないことを示すエラーを表示する。エラーを表示後、処理を終了する。
<実施形態3の効果>
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置1は、プリンタが使用できる記録媒体とインクとを表す情報に基づいて、使用する記録媒体とインクとの組み合わせを選択する。これにより、使用するプリンタに適した記録媒体とインクとを用いることによって、記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像処理装置
101 質感データ取得部
104 記録量データ生成部
105 出力部

Claims (20)

  1. 記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現するためのデータを出力する画像処理装置であって、
    前記凹凸の高さを表す高さデータを取得する第1取得手段と、
    前記高さデータに基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された透明記録材の記録量を表す記録量データを生成し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データを生成する生成手段と、
    前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記透明記録材の記録量を表す記録量データを出力し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データと、前記凹凸が形成された前記記録媒体の上に金属記録材を記録するための情報と、を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記録媒体に関する情報を取得する第2取得手段と、
    前記記録媒体に関する情報に基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記凹凸を形成するための記録材として前記透明記録材のみを選択し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記凹凸を形成するための記録材として前記少なくとも1種類の記録材を選択する選択手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2取得手段は、前記記録媒体の光沢度を表す前記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2取得手段は、前記記録媒体の種類を表す前記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2取得手段は、前記記録媒体がメタリックメディアであるか否かを表す前記情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記透明記録材はクリアインクであり、前記金属記録材はメタリックインクであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記少なくとも1種類の記録材は、前記出力手段が出力した前記記録量データを受け取って前記凹凸を形成するプリンタが有する記録材のうち粘度が最も高い記録材であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記少なくとも1種類の記録材は、前記出力手段が出力した前記記録量データを受け取って前記凹凸を形成するプリンタが有する記録材のうち、残量が最も多い記録材であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記少なくとも1種類の記録材は、前記出力手段が出力した前記記録量データを受け取って前記凹凸を形成するプリンタが有する記録材のうち、残量が多く、かつ、粘度が高い記録材であること特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1取得手段は、さらに、色を表す色データと、光沢度を表す光沢データと、を取得し、
    前記生成手段は、さらに、前記色データに基づいて、有色記録材の記録量を表す記録量データを生成し、前記光沢データに基づいて、生成された前記有色インクの記録量を表す記録量データを補正し、
    前記出力手段は、さらに、補正された前記有色インクの記録量を表す記録量データを出力することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記生成手段は、前記光沢データが表す光沢度が大きいほど、前記記録量データが表す記録量を多く減らすことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記選択手段は、前記記録媒体の光沢度と前記金属記録材の光沢度との大小関係に基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアであるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  13. 前記選択手段によって選択された記録材の粘度に基づいて、前記高さデータを補正する補正手段をさらに有し、
    前記出力手段は、前記補正手段によって補正された前記高さデータに基づいて生成された前記記録量データを出力することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  14. 前記補正手段は、前記高さデータに対してエッジ強調処理を行うことによって、前記高さデータを補正することを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記透明記録材の記録量を表す記録量データに基づいて、前記透明記録材を用いて前記凹凸を前記記録媒体上に形成し、
    前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データに基づいて、前記少なくとも1種類の記録材を用いて前記凹凸を前記記録媒体上に形成し、形成された前記凹凸の上に前記金属記録材を記録する形成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  16. 記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現するために、前記記録媒体上に凹凸を形成するプリンタであって、
    前記記録媒体に関する情報を取得する取得手段と、
    前記情報に基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、透明記録材を用いて前記凹凸を形成し、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、少なくとも1種類の記録材を用いて前記凹凸を形成し、前記少なくとも1種類の記録材を用いて形成した前記凹凸の上に金属記録材を記録する形成手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  17. 前記記録媒体の光沢度を測定する測定手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記測定手段によって測定された前記記録媒体の光沢度を前記情報として取得することを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. コンピュータを請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. 記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現するためのデータを出力する画像処理方法であって、
    前記凹凸の高さを表す高さデータを取得する取得ステップと、
    前記高さデータに基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された透明記録材の記録量を表す記録量データを生成する第1生成ステップと、
    前記高さデータに基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記凹凸を形成するための記録材として選択された少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データを生成する第2生成ステップと、
    前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、前記透明記録材の記録量を表す記録量データを出力する第1出力ステップと、
    前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、前記少なくとも1種類の記録材の記録量を表す記録量データと、前記凹凸が形成された前記記録媒体の上に金属記録材を記録するための情報と、を出力する第2出力ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  20. 記録媒体上において金属光沢と金属の表面が有する凹凸とを表現するために、前記記録媒体上に凹凸を形成する方法であって、
    前記記録媒体に関する情報を取得する取得ステップと、
    前記情報に基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアである場合は、透明記録材を用いて前記凹凸を形成する第1形成ステップと、
    前記情報に基づいて、前記記録媒体がメタリックメディアでない場合は、少なくとも1種類の記録材を用いて前記凹凸を形成し、前記少なくとも1種類の記録材を用いて形成した前記凹凸の上に金属記録材を記録する第2形成ステップと、
    を有することを特徴とする方法。
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