JP2019066185A - 撮像装置及び撮像装置の距離算出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
出方法に関する。
カメラが知られている。TOFカメラは、照射光が被写体に当たって撮像部に戻ってくる
までの時間により、距離を測定する技術である。しかし、被写体が細い円柱など平面が少
ない形状の場合、照射光が被写体により拡散し、反射光の受光量が減少してしまうため、
十分な精度で距離の測定ができないという問題がある。また、被写体が局所的に鏡面反射
するような場合は、鏡面反射した箇所の反射光が撮像部に戻ってこなかったり、光源から
の照射光のほとんどが撮像部に戻り、撮像部が飽和して距離を算出できない、という問題
がある。このような例はビニールのような凹凸のある被写体や、アルミ箔で被写体を覆っ
たようなケースで発生する。
提供することである。
距離算出手段とを備える。3つ以上の光源は、光を被写体に照射する。撮像部は、前記光
源が照射した光の前記被写体からの反射光を受光する。参照距離算出手段は、前記3つ以
上の光源のうち、少なくとも1つの光源を除く光源が光を照射する点灯光源の組合せによ
り、光を照射してから前記撮像部が前記被写体からの反射光を受光するまでの時間に基づ
いて、それぞれの前記点灯光源の組合せにおいて画素ごとに前記被写体までの参照距離を
算出し、参照距離画像を生成する。距離算出手段は、前記参照距離算出手段により生成し
た全ての前記参照距離画像に基づいて、画素ごとに前記被写体までの距離を算出し、距離
画像を生成する。
図1(A)は、実施形態に係る撮像装置1としてのTOFカメラの外観の一例を示す正面
図である。撮像装置1は、被写体に光を照射する複数の光源2a乃至2f、撮像部3を備
える。なお、光源については、図1に示した6個の光源2a乃至2fを個々に区別する必
要がないときは、光源2と略記する。
間に基づいて、被写体までの距離を画素ごとに測定することが可能に構成されている。ま
た、撮像装置1は、測定した距離の情報を画素ごとに表わした距離画像を生成することが
可能である。
被写体に向けて照射する。光源2が照射する光は、赤外線でも良いし、可視光でも良く、
撮像部3が受光することが可能な波長帯の光であれば良い。また、光源2は、被写体に照
射する光量、もしくは照射強度を高めるために、複数のLED光源を有しても良い。
が光を照射する点灯光源の組合せにより光源2を点灯させる。図1(B)は光源2の点灯
の組合せを示す図であり、光源2a乃至2fのうち少なくとも1つを除く光源2を順次点
灯させる組合せを示している。
て光源2は、撮像部3を中心に対称に設置されているが、非対称に設置されても良い。ま
た、光量を増加したいときはそれぞれの光源2a乃至2fに複数のLEDを配置してもよ
い。
る。例えば、撮像部3は、被写体からの反射光を図示しない、開口部、レンズ、受光部を
介して受光する。
体からの光を受光部に集光する。なお、レンズは、1枚に限らず、例えば、複数枚を組み
合わせることで、フォーカスレンズや、ズームレンズを構成しても良い。受光部は、イメ
ージセンサなどの受光素子である。
係る撮像装置1が備える制御部4の機能構成の一例を示すブロック図である。
統括的に制御する。また、制御部4は、参照距離算出部5、2次元画像生成部6、発光制
御部7を備える。
照距離を算出する処理を行う。つまり、参照距離算出部5は、光源2が光を照射してから
撮像部3が被写体からの反射光を受光するまでの時間に基づいて、撮像部3が撮像する2
次元画像の画素ごとに被写体までの参照距離を算出する。
お、参照距離算出部5が算出する被写体までの参照距離、参照距離画像は、2次元画像生
成部6が生成する2次元画像の画素に基づいて算出される。
6によって生成されるため、グレースケール画像や、赤外画像など、光源に依存した種類
の画像である。
消灯を制御する。被写体を撮像する際には、6つの光源2のうち、全ての光源又は少なく
とも1つの光源2を除く光源2が光を照射する点灯光源の組合せに従って、光源2を点灯
させる。
に対して撮像を行うように各部を制御する。つまり、制御部4は、6つの光源2のうち、
少なくとも1つの光源2を除く光源2が光を照射する点灯光源の組合せにより、光を照射
してから撮像部3が被写体からの反射光を受光するまでの時間に基づいて、それぞれの点
灯光源の組合せにおいて画素ごとに被写体までの参照距離を算出し、参照距離画像を生成
する参照距離算出手段を備える。この場合、被写体によって鏡面反射した光が全て撮像部
に到達した画素については、撮像部の光量が飽和して参照距離が得られなかったり、逆に
鏡面反射した光が撮像部以外の方向に反射して撮像部の光量が不足して参照距離が得られ
ない画素も存在することとなる。
御部4は、参照距離算出部5により生成した全ての参照距離画像に基づいて、画素ごとに
被写体までの距離を算出し、距離画像を生成する距離算出手段を備える。
説明する。まず、図3は、実施形態に係る撮像装置1を用いた撮像状況の一例を示す図で
ある。図3には、撮像装置1の正面に直方体の物体10と、撮像装置1と物体10との間
に柵11がある状況を示す。なお、物体10は、撮像装置1から見ると物体10の一面の
みが見える角度で位置しているとする。
る。また、図4に示す画素は、図3の撮像状況において、撮像した画素の一例である。な
お、図4の画素は、光源2b、2eを点灯させた点灯光源の組合せにおいて撮像されたも
のとする。また、説明を簡易にするために、図4に示す画素の行と列にはそれぞれアルフ
ァベットと数字を振っている。例えば、一番左上に位置する画素はA行1列と呼称する。
いほど被写体までの距離が遠いこととしている。ただし、数値0の画素は距離を算出する
ことができなかったことを意味している。数値0の画素が意味する、距離を算出すること
ができないとは、例えば被写体までの距離が遠すぎる場合や、受光する光量が少なすぎる
場合や、受光する光量が多すぎるため撮像部3が飽和してしまうなどである。
画素を頂点とする四角形の範囲に数値6が示されている。これは、物体10の平面までの
距離が示されたもので、5列と8列は柵11によって物体10が遮られていることを示し
ている。TOFカメラは、一般的に、平面までの距離を測定するには有利であるが、エッ
ジである柵11までの距離については照射光が拡散してしまうため、測定するには不利で
あることを例示した極端な例である。
光源2b、2eに加え、例えば、光源2a、2dを点灯させた場合、位置、角度が違う光
源2からの光の照射が与えられるため、柵11までの距離を算出できる場合がある。従っ
て、ある点灯光源の組合せでは、ある画素の被写体までの距離を算出できなかったとして
も、他の点灯光源の組合せを用いることで、その画素の被写体までの距離を算出でき、算
出結果を補完することが可能である。
光源2を除く光源2が光を照射する点灯光源の組合せは図1(B)に示すように63通り
存在する。この場合、63通り全てに対して距離を算出すると、組合せが多すぎるため、
かえって不便となることも考えられる。従って、参照距離を算出する点灯光源の組合せは
、事前に制限するよう設定しても良い。例えば、6つの光源2のうち、少なくとも1つの
光源2を除く光源2が点灯するのであれば、撮像部3との距離が短い光源2b、2eは必
ず点灯させるとしても良い。また、光源2の数は6つに限らず3つ以上あればよい。
離を算出する方法を説明する。図5は、実施形態に係る撮像装置1が備える制御部4が、
被写体までの距離を算出する流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS00)。次に、制御部4は、任意の画素を一つ選択し(ステップS01)、全
ての参照距離の選択した画素に対応する画素の参照距離のうち、数値が0でない有効な参
照距離が存在するか否かを判定する(ステップS03)。制御部4は、有効な参照距離が
存在する場合(ステップS03、Yes)、被写体までの距離が算出できた選択した画素
に対応する参照距離のうち、距離が算出できなかった数値0を除く最小値と最大値との差
が所定の範囲以内か否かを判定する(ステップS05)。ここで、所定の範囲とは、許容
できる参照距離のばらつきを定義するための閾値である。例えば、所定の範囲を、最小値
と最大値との差が最小値の20%と、定義しても良い。
)、有効な参照距離の平均値を選択した画素に対応する被写体までの距離として算出する
(ステップS07)。
)、全ての画素に対して処理を行っていない場合(ステップS09、No)、処理をステ
ップS01に戻し、全ての画素に対して処理を行った場合(ステップS09、Yes)、
処理を終了する。
える場合(ステップS05、No)、参照距離を算出できた画素を最も多く有する点灯光
源の組合せにより得られた参照距離画像の選択した画素に対応する画素を、選択した画素
に対応する被写体までの距離として算出する(ステップS11)。そして、制御部は4、
処理をステップS09に進める。これは、点灯光源の組合せが、鏡面反射の影響が最も少
なく、被写体の参照距離が適切に得られた参照距離画像であることを意味している。
場合(ステップS03、No)、数値0を選択した画素に対応する被写体までの距離とし
て算出する(ステップS13)。そして、制御部4は、処理をステップS09に進める。
射される光が被写体によって拡散されてしまうことが少ない、かつ、受光量が多すぎて撮
像部3が飽和しない最適な点灯光源の組合せを選択することができる。その結果、被写体
までの距離をより高精度に測定することが可能である。
なお、上記の実施形態では6つの光源2を例に説明したが、光源2は3つ以上であれば
よく、その数は制限されるものではない。
実行することが可能である。このため、上記処理の手順を実行するいくつかのプログラム
を格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこれらプログラムを撮像装置1
へインストールして実行するだけで、上記処理を容易に実現することができる。例えば、
撮像装置1は、上記プログラムをネットワーク経由でダウンロードし、ダウンロードした
プログラムを記憶し、プログラムのインストールを完了することができる。或いは、撮像
装置1は、上記プログラムを情報記憶媒体から読み取り、読み取ったプログラムを記憶し
、プログラムのインストールを完了することができる。
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
。
2、2a、2b、2d、2e、2f 光源
3 撮像部
4 制御部
5 参照距離算出部
6 次元画像生成部
7 発光制御部
10 物体
11 柵
Claims (4)
- 光を被写体に照射する3つ以上の光源と、
前記光源が照射した光の前記被写体からの反射光を受光する撮像部と、
前記3つ以上の光源のうち、少なくとも1つの光源を除く光源が光を照射する点灯光源
の組合せにより、光を照射してから前記撮像部が前記被写体からの反射光を受光するまで
の時間に基づいて、それぞれの前記点灯光源の組合せにおいて画素ごとに前記被写体まで
の参照距離を算出し、参照距離画像を生成する参照距離算出手段と、
前記参照距離算出手段により生成した全ての前記参照距離画像に基づいて、画素ごとに
前記被写体までの距離を算出し、距離画像を生成する距離算出手段と、
を備える撮像装置。 - 前記距離算出手段は、
前記被写体までの距離が算出できた任意の画素に対応する前記参照距離のうち、最小値
と最大値との差が所定の範囲以内の場合、前記被写体までの距離が算出できた前記任意の
画素に対応する前記参照距離の平均値を前記任意の画素に対応する前記被写体までの距離
として算出する、
請求項1に記載の撮像装置。 - 前記距離算出手段は、
前記被写体までの距離が算出できた前記任意の画素に対応する前記参照距離のうち、最
小値と最大値との差が前記所定の範囲を超える場合、前記被写体までの参照距離を算出で
きた画素を最も多く有する前記点灯光源の組合せにより得られた前記参照距離画像の前記
任意の画素に対応する参照距離を前記任意の画素に対応する前記被写体までの距離として
算出する、
請求項2に記載の撮像装置。 - 光を被写体に照射する3つ以上の光源が照射した光の前記被写体からの反射光を受光し
、
前記3つ以上の光源のうち、少なくとも1つの光源を除く光源が光を照射する点灯光源
の組合せにより、光を照射してから前記被写体からの反射光を受光するまでの時間に基づ
いて、それぞれの前記点灯光源の組合せにおいて画素ごとに前記被写体までの参照距離を
算出し、参照距離画像を生成し、
生成した全ての前記参照距離画像に基づいて、画素ごとに前記被写体までの距離を算出
して距離画像を生成する、
撮像装置の距離算出方法。
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Cited By (1)
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2017
- 2017-09-28 JP JP2017188177A patent/JP7042582B2/ja active Active
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