JP2019065960A - 車両用伝動装置の油圧制御装置 - Google Patents

車両用伝動装置の油圧制御装置 Download PDF

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Hiromitsu Kuboyama
裕満 久保山
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Abstract

【課題】1つの電動オイルポンプによって潤滑圧の供給とパーキング装置の作動圧の供給とを可能にし、コストダウンを図ることが可能な車両用伝動装置の油圧制御装置を提供する。【解決手段】油圧制御装置11は、ストレーナ10に連通する油路L1,L8,L9及び油路L1,L2,L3と、その油路L1,L8,L9に連通する入出力ポート11bと、その油路L1,L2,L3に連通する入出力ポート11aとを有する電動オイルポンプ11とを備えている。そして、電動オイルポンプ11は、正転回転方向に駆動されて入出力ポート11bから油を吸入して入出力ポート11aから排出することで油路L3,L4,L5,L6,L7に潤滑圧を供給し、逆転回転方向に駆動されて入出力ポート11aから油を吸入して入出力ポート11bから排出することで油路L9,L10,L12にパーキング装置20に対する作動圧を供給する。【選択図】図3

Description

この技術は、自動車等に搭載される車両用伝動装置の油圧制御装置に関する。
例えば電気自動車等にあっては、走行用のモータ・ジェネレータ(以下、単に「モータ」という)を冷却するために潤滑油を供給することが望まれるが、潤滑油の供給を行うためのオイルポンプの動力源としてモータを用いると、車両の停止時にオイルポンプが停止して、冷却ができなくなる虞があるため、モータとは独立して駆動可能な電動オイルポンプを設けている(特許文献1参照)。
一方、車両には、停車した際に車輪をパーキングギヤに噛合させて固定するパーキング機構が設けられており、このようなパーキング機構を油圧によって駆動制御する、いわゆる油圧式パーキング装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開2012−151995号公報 国際特許公開2014/203899号公報
ところで、上述したようにモータを潤滑する潤滑構造を有し、かつ油圧式パーキング装置を有する車両にあっては、潤滑圧としては低圧で充分であり、かつ潤滑油の流量としては多量の流量が必要であるが、反対に、油圧式パーキング装置の作動圧としては少量の流量で充分であり、かつ高圧が必要となる。このような2つの相反する特性に応じるために、潤滑油を供給するための専用の電動オイルポンプと、油圧式パーキング装置を駆動制御するための専用の電動オイルポンプと、の2つの電動オイルポンプを設けることも考えられるが、電動オイルポンプが高価であるため、コストダウンの妨げになるという問題がある。
そこで、1つの電動オイルポンプによって潤滑圧の供給とパーキング装置の作動圧の供給とを可能にし、コストダウンを図ることが可能な車両用伝動装置の油圧制御装置を提供することを目的とするものである。
本車両用伝動装置の油圧制御装置は、
油溜まりに配置された吸入部に連通する第1供給油路及び第2供給油路と、
前記第1供給油路に連通する第1ポートと前記第2供給油路に連通する第2ポートとを有し、電力により駆動される電動オイルポンプと、
前記第2ポートと潤滑対象とを連通する潤滑油路と、
前記第1ポートとパーキング装置とを連通するパーキング油路と、を備え、
前記電動オイルポンプは、第1回転方向に駆動されて前記第1ポートから油を吸入して前記第2ポートから排出することで前記潤滑油路に前記潤滑対象に対する潤滑圧を供給し、前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に駆動されて前記第2ポートから油を吸入して前記第1ポートから排出することで前記パーキング油路に前記パーキング装置に対する作動圧を供給する。
本車両用伝動装置の油圧制御装置によると、低圧で多量の流量が必要な潤滑油の供給時には、電動オイルポンプを第1回転方向に駆動することで潤滑圧を発生させることができ、少量の流量で高圧が必要なパーキング装置の作動圧の供給時には、電動オイルポンプを第2回転方向に駆動することで作動圧を発生させることができる。このため、1つの電動オイルポンプよって潤滑圧の供給とパーキング装置の作動圧の供給とを行うことができ、それぞれ専用の電動オイルポンプを設けることを不要とすることができて、コストダウンを図ることができる。
本実施の形態に係る車両の駆動経路を示すスケルトン図。 本実施の形態に係る油圧式のパーキング装置を示す断面図。 第1の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図。 第2の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図。 第3の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図。 第4の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図。 第5の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図。
<第1の実施の形態>
以下、第1の実施の形態について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は本実施の形態に係る車両の駆動経路を示すスケルトン図、図2は本実施の形態に係る油圧式のパーキング装置を示す断面図、図3は第1の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を示す油圧回路図である。
まず、第1の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1が搭載される車両200の駆動経路について図1を用いて説明する。車両200は、例えばFF(フロントエンジン・フロントドライブ)タイプのような駆動源の出力軸が車両進行方向に対して横向きの車両であり、駆動源としての走行用のモータ・ジェネレータ(以下、「モータ」という)100が備えられている。後述するように潤滑対象となるモータ100は、ロータ101とステータ102とを備えており、ステータ102に駆動電力を供給することでロータ101が回転駆動され、反対にロータ101の回転によってステータ102に逆起電力が生じることで回生可能となっている。
ロータ101は、回転軸103に駆動連結されており、後述するように潤滑対象となるギヤ機構50を介して左右の車輪80fr,80flに駆動連結されている。ギヤ機構50は、回転軸103に駆動連結されたカウンタシャフト51と、該カウンタシャフト51に駆動連結されたディファレンシャル装置Dとを有しており、ロータ101の回転をカウンタシャフト51により減速し、さらにディファレンシャル装置Dによって減速しかつ左右の車輪80fr,80flの差回転を吸収しつつ回転を伝達する。
次に、車両200に搭載される油圧式のパーキング装置20について、図2を用いて説明する。パーキング装置20は、図2に示すように、大まかにパーキング機構21、そのパーキング機構21を駆動制御する油圧アクチュエータ30、その油圧アクチュエータ30を保持可能な保持ソレノイドバルブ40を有して構成されている。パーキング機構21は、例えば上記カウンタシャフト51に取付けられたパーキングギヤ28と、該パーキングギヤ28に噛合可能なパーキングポール27と、パーキングポール27と車体に対して固定された固定部材29との間に挿入されるカム23を有するパーキングロッド22と、該パーキングロッド22が一方の端部に回転自在に取付けられ、回転軸26を支点に回動自在に支持されたパーキングレバー25とを有して構成されている。
一方、油圧アクチュエータ30は、ピストン31Pを端部に有するピストン部材31と、該ピストン部材31を直線上で移動自在になるように支持するケース32と、ケース32に対してピストン部材31を一方側に付勢するスプリング(付勢部)33とを有しており、ケース32に形成されたシリンダ部32Sとピストン部材31のピストン31Pとの間に作動油室34を形成している。また、ピストン部材31には、2本のピン35,36が固定されており、ピストン部材31が、これらのピン35,36によって上記パーキングレバー25の他方の端部に係合されている。そして、保持ソレノイドバルブ40は、ソレノイド部41と、該ソレノイド部41によって伸縮自在に駆動制御されるシャフト42と、を有しており、シャフト42は、上記ピストン部材31に設けられたピン37の位置まで進出するように駆動されることで、ピストン部材31の位置を保持可能に構成されている。
これにより、作動油室34に油圧(後述する作動圧)が供給された場合には、スプリング33の付勢力に抗してピストン部材31が図中上方側に移動され、パーキングレバー25が回動し、パーキングロッド22が図中右方側に移動することで、カム23がパーキングポール27と固定部材29との間から引き抜かれて離間することで、パーキングギヤ28とパーキングポール27との噛合が解除され、つまりパーキング状態が解除されたパーキング解除状態となる。また、このパーキング解除状態にあって、保持ソレノイドバルブ40に通電されてオン状態となり、シャフト42がピン37の位置まで進出すると、ピストン部材31がパーキング解除状態を形成する解除位置に保持され、例えば作動油室34の作動圧が低下したとしても、パーキング解除状態が維持される。
一方、保持ソレノイドバルブ40が非通電にされてオフ状態となり、シャフト42がピン37の位置から退避し、さらに、作動油室34の作動圧が排出されると、スプリング33の付勢力によってピストン部材31が図中下方側に移動され、パーキングレバー25が回動し、パーキングロッド22が図中左方側に移動することで、カム23がパーキングポール27と固定部材29との間に挿入されることで、パーキングギヤ28とパーキングポール27とが噛合され、つまりパーキング状態となる。
なお、以上のようなパーキング装置の動作にあって、例えば車両200が坂路等にあって車両の重量がパーキングギヤ28にかかり、パーキングギヤ28からパーキングポール27が抜ける(噛合を解除する)方向に力がかかると、カム23が強い力でパーキングポール27と固定部材29との間で挟持されることになるので、パーキング状態からパーキング解除状態に移行させる場合には、作動油室34に供給する作動圧を大きい圧にする必要がある。一方、パーキング解除状態となった後は、たとえ保持ソレノイドバルブ40がフェール状態となってピストン部材31の保持ができていない状態であっても、作動油室34の作動圧による押圧力がスプリング33の付勢力に打ち勝っていれば良いので、作動油室34に供給する作動圧を、後述する潤滑圧程度の小さい圧で足りることになる。
ついで、本第1の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1について図3を用いて説明する。図3に示すように、車両用伝動装置の油圧制御装置1は、2つの入出力ポート11a(第2ポート)と入出力ポート11b(第1ポート)とを有する電動オイルポンプ11を備えており、入出力ポート11aは油路L1,L2,L3(第2供給油路)を介して、油溜まりに配置された吸入部としてのストレーナ10に連通し、同様に、入出力ポート11bは油路L1,L8,L9(第2供給油路)を介してストレーナ10に連通している。なお、油路L2には、入出力ポート11aからストレーナ10に対する油の流入を遮断し、反対方向の油の流入は連通する第1逆止弁(第2逆止弁)CV1が介在するように配設されており、油路L8には、入出力ポート11bからストレーナ10に対する油の流入を遮断し、反対方向の油の流入は連通する第2逆止弁(第1逆止弁)CV2が介在するように配設されている。
また、電動オイルポンプ11の入出力ポート11aは、油路L3,L4,L5(潤滑油路)に連通しており、これら油路L3,L4,L5を介して油の冷却を行うクーラ60に連通し、さらにクーラ60は、油路L6,L7(潤滑油路)に連通しており、油路L6,L7を介して、上記モータ100と、及び上記ギヤ機構50に油を潤滑油として供給する潤滑回路110と、に連通している。なお、油路L4には、クーラ60から入出力ポート11aに対する油の流入を遮断し、反対方向の油の流入は連通する第3逆止弁CV3が介在するように配設されており、油路L5には、クーラ60に流入する油量を絞って調整するためのオリフィス19が介在するように配設されている。
一方、電動オイルポンプ11の入出力ポート11bは、油路L9,L10,L12(パーキング油路)に連通しており、これら油路L9,L10,L12を介してパーキング装置20に連通し、油路L9,L10,L12を介してパーキング装置20に油を作動圧として供給可能となっている。また、油路L12には、作動圧を排出可能な作動圧排出部70が接続されている。なお、油路L10には、パーキング装置20から入出力ポート11bに対する油の流入を遮断し、反対方向の油の流入は連通する第4逆止弁(潤滑油逆止弁)CV4が介在するように配設されている。
さらに、油路L12には、油路L3,L4,L5と油路L9,L10,L12とを連通する油路L11(連通油路)が接続されている。なお、油路L12には、油路L12から油路L5に対する油の流入を遮断し、反対方向の油の流入は連通する第5逆止弁(作動圧逆止弁)CV5が介在するように配設されている。
上記作動圧排出部70は、排出切換えバルブ12と、油路L3と排出切換えバルブ12とを連通する油路L25(潤滑圧連通油路)とを有しており、排出切換えバルブ12は、スプール12pと、油路L13を介して油路L12に連通する入力ポート12aと、作動圧を排出する排出ポート12bと、遮断された遮断ポート12cと、該スプール12pを入力ポート12aと排出ポート12bとを連通して油を排出する排出位置に付勢するスプリング(付勢部材)12sと、を有している。即ち、排出切換えバルブ12は、スプール12pが上記スプリング12sの付勢力による排出位置から、油路L25を介して油路L3に連通することで潤滑圧を入力すると、潤滑圧によりスプリング12sの付勢力に抗してスプール12pを、入力ポート12aと排出ポート12bとを遮断して入力ポート12aと遮断ポート12cとを連通することで油路L13を遮断する遮断位置に切換えられる。
続いて、本油圧制御装置1の動作について説明する。本実施の形態に係る電動オイルポンプ11は、第1回転方向である正転回転方向に駆動されると、ストレーナ10及び油路L1,L8,L9を介して入出力ポート11bから油を吸入して油圧を発生させ、入出力ポート11aから油圧を出力して油路L3に供給し、反対に、第2回転方向である逆転回転方向に駆動されると、ストレーナ10及び油路L1,L2,L3を介して入出力ポート11aから油を吸入して油圧を発生させ、入出力ポート11bから油圧を出力して油路L9に供給する。
なお、本実施の形態においては、入出力ポート11aから油を吸入して入出力ポート11bから油圧を出力する回転方向を電動オイルポンプ11の正転回転といい、入出力ポート11bから油を吸入して入出力ポート11aから油圧を出力する回転方向を電動オイルポンプ11の逆転回転というが、これは詳しくは後述するように車両200の状態として潤滑油を供給する状態がパーキング装置の作動圧を供給する状態よりも時間的に長いためであり、特に電動オイルポンプ11の正転回転と逆転回転とが逆であっても構わない。
例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、パーキングレンジから他のレンジ(例えばドライブレンジ、ニュートラルレンジ、リバースレンジなど)に切換えられると、電動オイルポンプ11は、逆転回転方向に駆動制御される。すると、ストレーナ10及び油路L1,L2,L3を介して入出力ポート11aから油を吸入して油圧を作動圧として発生させ、入出力ポート11bから油圧を出力し、油路L9,L10,L12を介してパーキング装置20に油を作動圧として供給する。なお、この際、排出切換えバルブ12は、スプール12pが排出位置にあるため、作動圧は排出ポート12bから僅かに排出されるが、電動オイルポンプ11の排出する油の流量が排出ポート12bから排出される油の流量より多いため、パーキング装置20の作動油室34(図2参照)に作動圧が供給される。
なお、この状態では、第2逆止弁CV2により作動圧がストレーナ10に逆流することが防止され、また、第5逆止弁CV5により、作動圧が油路L5に流入することが防止されるため、作動圧がストレーナ10、クーラ60、モータ100、潤滑回路110に漏れて該作動圧が圧低してしまうことが防止される。また、パーキング装置20の作動油室34が作動圧の行き止まりとなることから、油路L12に油圧が溜まり易く、特に電動オイルポンプ11の形状や回転速度を特別な状態にすることなく、後述する潤滑圧よりも高圧の作動圧が生成される。
これにより、パーキング装置20のピストン部材31が駆動され、上述したようにパーキングロッド22及びカム23がパーキングポール27から離反されて、パーキング解除状態となる。また、保持ソレノイドバルブ40がオン制御され、ピストン部材31を解除位置に保持し、パーキング解除状態が維持された状態となる。
このようにパーキング装置20がパーキング解除状態となると、電動オイルポンプ11は逆転回転方向から正転回転方向に駆動制御される。すると、ストレーナ10及び油路L1,L8,L9を介して入出力ポート11bから油を吸入して油圧を潤滑圧として発生させ、入出力ポート11aから油圧を出力し、油路L3,L4,L5,L6,L7を介してクーラ60、モータ100、潤滑回路110に油を潤滑油として供給する。これにより、モータ100及びギヤ機構50に潤滑油が供給され、モータ100が冷却されると共にギヤ機構50が潤滑される。
また、油路L3に供給された潤滑圧は、油路L25を介して排出切換えバルブ12に供給され、排出切換えバルブ12が遮断位置に切換えられる。これにより、潤滑圧が油路L11,L12を介してパーキング装置20に供給される。パーキング装置20は、保持ソレノイドバルブ40によってパーキング解除状態に維持されているが、例えば保持ソレノイドバルブ40がフェールしてパーキング解除状態の維持ができていない場合であっても、潤滑圧によってパーキング装置20がパーキング解除状態に維持されるので、車両200の走行状態にあってパーキング装置20が解除されてしまうことが防止される。
なお、この状態では、第1逆止弁CV1により潤滑圧がストレーナ10に逆流することが防止され、また、第4逆止弁CV4により、潤滑圧が油路L9に流入することが防止されるため、潤滑圧がストレーナ10に漏れて該潤滑圧が圧低してしまうことが防止される。また、潤滑圧は、モータ100や潤滑回路110から排出されることから、油路L3,L4,L5,L6,L7の油は作動圧よりも溜まり難く、特に電動オイルポンプ11の形状や回転速度を特別な状態にすることなく、作動圧よりも低圧の潤滑圧が生成される。
ついで、例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、他のレンジからパーキングレンジに切換えられると、電動オイルポンプ11は駆動が停止制御される。また、保持ソレノイドバルブ40がオフ制御され、ピストン部材31の解除位置の保持が解除される。すると、油路L3,L4,L5,L6,L7,L25に対する潤滑圧の供給が停止し、さらに油路L9,L10,L12に対する作動圧の供給も停止しているので、排出切換えバルブ12が排出位置となって、油路L12,L13を介してパーキング装置20の作動油室34(図2参照)に供給されていた潤滑圧が排出され、パーキング装置20のスプリング33(図2参照)の付勢力によってピストン部材31が駆動され、上述したようにパーキングロッド22及びカム23がパーキングポール27及び固定部材29に挿入されて、パーキング状態となる。
なお、この状態では、第3逆止弁CV3により潤滑圧がストレーナ10及び電動オイルポンプ11に逆流することが防止され、モータ100や潤滑回路110からエアが吸い込まれることが防止される。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1によると、低圧で多量の流量が必要な潤滑油の供給時には、電動オイルポンプ11を正転回転方向に駆動することで潤滑圧を発生させることができ、少量の流量で高圧が必要なパーキング装置20の作動圧の供給時には、電動オイルポンプ11を逆転回転方向に駆動することで作動圧を発生させることができる。このため、1つの電動オイルポンプ11よって潤滑圧の供給とパーキング装置20の作動圧の供給とを行うことができ、それぞれ専用の電動オイルポンプを設けることを不要とすることができて、コストダウンを図ることができる。
<第2の実施の形態>
次に、上記第1の実施の形態を一部変更した第2の実施の形態について図4を用いて説明する。図4は第2の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1を示す油圧回路図である。本第2の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1は、上記第1の実施の形態における作動圧排出部70に代えて、複数の作動圧排出部70を備えたものである。
詳細には、油圧制御装置1は、作動圧を供給する油路L12に介在するように、2つの作動圧排出部70を有しており、電動オイルポンプ11を上流側とすると、上流側の作動圧排出部70と下流側の作動圧排出部70とを有していることになる。
上流側の作動圧排出部70は、排出切換えバルブ13と、排出切換えバルブ13を切換える信号圧を出力可能なソレノイドバルブS1と、を有しており、排出切換えバルブ13は、スプール13pと、油路L12に連通する入力ポート13aと、作動圧又は潤滑圧を出力する出力ポート13bと、作動圧又は潤滑圧を排出する排出ポート13cと、該スプール13pを入力ポート13aと出力ポート13bとを連通する連通位置に付勢するスプリング(付勢部材)13sと、を有している。また、ソレノイドバルブS1は、油路L16を介して油路L12に連通して作動圧又は潤滑圧を入力し、オン制御された場合に、油路L17を介して排出切換えバルブ13に信号圧を出力する。
即ち、排出切換えバルブ13は、ソレノイドバルブS1がオフ制御されている場合、スプリング13sの付勢力によってスプール13pが入力ポート13aと出力ポート13bとを連通する連通位置となって、油路L12を連通状態とし、ソレノイドバルブS1がオン制御されて信号圧が入力されると、スプール13pが出力ポート13bと排出ポート13cとを連通する排出位置となって、排出切換えバルブ13より下流側の油路L12の作動圧又は潤滑圧を排出する。なお、排出切換えバルブ13より下流側の油路L12の作動圧又は潤滑圧は、油路L16を介してソレノイドバルブS1から排出される。
下流側の作動圧排出部70は、排出切換えバルブ14と、排出切換えバルブ14を切換える信号圧を出力可能なソレノイドバルブS2と、を有しており、排出切換えバルブ14は、スプール14pと、油路L12に連通する入力ポート14aと、作動圧又は潤滑圧を出力する出力ポート14bと、作動圧又は潤滑圧を排出する排出ポート14cと、該スプール14pを入力ポート14aと出力ポート14bとを連通する連通位置に付勢するスプリング(付勢部材)14sと、を有している。また、ソレノイドバルブS2は、油路L14を介して油路L12に連通して作動圧又は潤滑圧を入力し、オン制御された場合に、油路L15を介して排出切換えバルブ14に信号圧を出力する。
即ち、排出切換えバルブ14は、ソレノイドバルブS2がオフ制御されている場合、スプリング14sの付勢力によってスプール14pが入力ポート14aと出力ポート14bとを連通する連通位置となって、油路L12を連通状態とし、ソレノイドバルブS2がオン制御されて信号圧が入力されると、スプール14pが出力ポート14bと排出ポート14cとを連通する排出位置となって、排出切換えバルブ14より下流側の油路L12の作動圧又は潤滑圧を排出する。なお、排出切換えバルブ14より下流側の油路L12の作動圧又は潤滑圧は、油路L14を介してソレノイドバルブS2からも排出可能である。
以上のように構成された油圧制御装置1は、第1の実施の形態と同様に、電動オイルポンプ11が逆転回転方向に駆動制御されると、油路L9,L10,L12に作動圧が供給され、パーキング装置20をパーキング解除状態にする。またその後、電動オイルポンプ11が正転回転方向に駆動制御されると、油路L3,L4,L5,L6,L7に潤滑圧が供給され、クーラ60、モータ100、潤滑回路110に潤滑圧が供給され、さらに、油路L11,L12を介してパーキング装置20にも潤滑圧が供給される。
そして、例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、他のレンジからパーキングレンジに切換えられると、まず、電動オイルポンプ11の駆動が停止制御され、油路L3,L4,L5,L6,L7,L25に対する潤滑圧の供給が停止し、さらに油路L9,L10,L12に対する作動圧の供給も停止される。また、保持ソレノイドバルブ40がオフ制御され、ピストン部材31の解除位置の保持が解除される。続けて、ソレノイドバルブS1がオン制御され、信号圧が排出切換えバルブ13に入力され、スプール13pが排出位置となって、パーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧が排出ポート13cから排出され、上述したようにパーキング装置20がパーキング状態となる。このように排出切換えバルブ13を切換えることで、電動オイルポンプ11が完全に停止して油圧の発生が無くなるまで待つ前に、パーキング装置20の作動油室34の油圧を排出できるので、上記第1の実施の形態よりもレスポンスよくパーキング状態に切換えることができる。
また、例えばソレノイドバルブS1がフェールして排出切換えバルブ13を切換えることができなかった場合、即ち、ソレノイドバルブS1をオン制御してもパーキング装置20がパーキング状態にならなかったことを不図示のセンサ等で検知した場合には、ソレノイドバルブS2をオン制御し、信号圧を排出切換えバルブ14に入力し、スプール14pを排出位置に切換えて、パーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧を排出ポート14cから排出することで、同様にパーキング装置20をパーキング状態とすることができる。
さらに、排出切換えバルブ13,14の両方ともがバルブスティックして、連通位置にあったとしても、ソレノイドバルブS1又はソレノイドバルブS2がオン制御された際に、油路L12の潤滑圧又は作動圧を、油路L16を介して、或いは油路L14を介して排出することができるため、この場合であっても、パーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧をソレノイドバルブS1又はソレノイドバルブS2から排出することができ、同様にパーキング装置20をパーキング状態とすることができる。
なお、本第2の実施の形態では、ソレノイドバルブS1をオン制御し、パーキング状態にならないことを不図示のセンサ等で検知してから、ソレノイドバルブS1のフェールを判定し、その後、ソレノイドバルブS2をオン制御するものとして説明しているが、ソレノイドバルブS1のフェールを検知せず、ソレノイドバルブS1とソレノイドバルブS2との両方を同時にオン制御するようにしてもよい。この場合は、ソレノイドバルブS1とソレノイドバルブS2とのどちらかがフェールしていたとしても、排出切換えバルブ13又は排出切換えバルブ14が排出位置に切換えられるので、同様にパーキング装置20をパーキング状態とすることができる。
これ以外の第2の実施の形態に係る油圧制御装置1の作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
<第3の実施の形態>
次に、上記第2の実施の形態を一部変更した第3の実施の形態について図5を用いて説明する。図5は第3の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1を示す油圧回路図である。本第3の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1は、上記第2の実施の形態における下流側の作動圧排出部70を無くし、作動圧排出部70に、排出切換えバルブ13のスプリング13sと同方向に信号圧を出力可能なソレノイドバルブS3(フェール用ソレノイドバルブ)を備えたものである。
詳細には、油圧制御装置1の作動圧排出部70において、ソレノイドバルブS3は、油路L18を介して油路L12に連通し、油路L19を介して排出切換えバルブ13のスプリング13sと同方向に信号圧を出力可能に構成されている。
即ち、ソレノイドバルブS3は、例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、パーキングレンジから他のレンジに切換えられると、オン制御され、信号圧を排出切換えバルブ13に出力する。これにより、例えばソレノイドバルブS1がオン状態のままフェールしており、ソレノイドバルブS1の信号圧が排出切換えバルブ13に作用していたとしても、排出切換えバルブ13を連通位置に維持することができ、電動オイルポンプ11からの作動圧をパーキング装置20の作動油室34(図2参照)に供給することができて、パーキング装置20をパーキング解除状態とすることができる。
また、ソレノイドバルブS3は、例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、他のレンジからパーキングレンジに切換えられると、オフ制御される。この際、例えばソレノイドバルブS1がフェールしていて信号圧が出力できない場合、或いは排出切換えバルブ13がバルブスティックしている場合など、排出切換えバルブ13が連通位置のままであったとしても、油路L18を介して油路L12の潤滑圧又は作動圧をソレノイドバルブS3から排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
なお、ソレノイドバルブS3がフェールしている場合であっても、上述したようにソレノイドバルブS1がオフ制御されることで、スプリング13sの付勢力によって排出切換えバルブ13が連通位置に制御され、ソレノイドバルブS1がオン制御されることで、排出切換えバルブ13が排出位置に切換えられるので、パーキング装置20をパーキング解除状態にしたりパーキング状態にしたりすることができる。
これ以外の第3の実施の形態に係る油圧制御装置1の作用及び効果は、第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
<第4の実施の形態>
次に、上記第3の実施の形態を一部変更した第4の実施の形態について図6を用いて説明する。図6は第4の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1を示す油圧回路図である。本第4の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1は、上記第3の実施の形態における下流側の作動圧排出部70に対し、調圧バルブ16を有して作動圧を一定圧以下に調圧する作動圧調圧部71を加えた作動圧排出部70を備えたものである。
詳細には、油圧制御装置1の作動圧排出部70には、油路L12に介在する調圧バルブ16とオリフィス18が介在された油路L20とを有する作動圧調圧部71が備えられており、調圧バルブ16は、スプール16pと、油路L12に連通する入力ポート16a及び出力ポート16bと、油圧を排出する排出ポート16cと、スプリング16sと、を有しており、出力ポート16bよりも下流側の油路L12に連通する油路L20によってスプール16pにはフィードバック油圧が作用するように構成されている。
これにより、作動圧調圧部71にあっては、電動オイルポンプ11から油路L12に作動圧が過剰に供給されると、油路L20を介してスプール16pに作動圧が作用し、スプリング16sの付勢力に抗してスプール16pが押圧されて出力ポート16bと排出ポート16cとが連通され、作動圧が排出されて該作動圧が低下すると、スプリング16sの付勢力によってスプール16pが押し戻されて、出力ポート16bと排出ポート16cとが遮断されると共に入力ポート16aと出力ポート16bとが連通される。このように構成されていることで、作動圧調圧部71は、作動圧を一定圧以下に調圧することができ、パーキング装置20に大きな作動圧が入力されてしまうことの防止を図って、パーキング装置20の保護を図ることができる。
これ以外の第4の実施の形態に係る油圧制御装置1の作用及び効果は、第3の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
<第5の実施の形態>
次に、上記第1の実施の形態を一部変更した第5の実施の形態について図7を用いて説明する。図7は第5の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1を示す油圧回路図である。本第4の実施の形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置1は、上記第1の実施の形態における作動圧排出部70に代えて、複数の作動圧排出部70を備えたものである。
詳細には、油圧制御装置1は、作動圧を供給する油路L12に接続された2つの作動圧排出部70を有しており、一方の作動圧排出部70は、油路L21を介して油路L12に連通し、かつ排出ポートSC5aを有する2ウェイタイプのソレノイドバルブSC5(排出用ソレノイドバルブ)を有し、他方の作動圧排出部70は、油路L22を介して油路L12に連通し、かつ排出ポートSC5aを有する2ウェイタイプのソレノイドバルブSC6(排出用ソレノイドバルブ)を有している。
このように構成された油圧制御装置1は、第1の実施の形態と同様に、電動オイルポンプ11が逆転回転方向に駆動制御されると、油路L9,L10,L12に作動圧が供給され、パーキング装置20をパーキング解除状態にする。またその後、電動オイルポンプ11が正転回転方向に駆動制御されると、油路L3,L4,L5,L6,L7に潤滑圧が供給され、クーラ60、モータ100、潤滑回路110に潤滑圧が供給され、さらに、油路L11,L12を介してパーキング装置20にも潤滑圧が供給される。
そして、例えば不図示の運転席に設置されたシフトレバーの操作により、他のレンジからパーキングレンジに切換えられると、まず、電動オイルポンプ11の駆動が停止制御され、油路L3,L4,L5,L6,L7に対する潤滑圧の供給が停止し、さらに油路L9,L10,L12に対する作動圧の供給も停止される。また、保持ソレノイドバルブ40がオフ制御され、ピストン部材31の解除位置の保持が解除される。続けて、ソレノイドバルブSC5がオン制御されて、パーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧が排出ポートSC5aから排出され、上述したようにパーキング装置20がパーキング状態となる。このようにソレノイドバルブSC5をオン制御することで、電動オイルポンプ11が完全に停止して油圧の発生が無くなるまで待つ前に、パーキング装置20の作動油室34の油圧を排出できるので、上記第1の実施の形態よりもレスポンスよくパーキング状態に切換えることができる。
また、例えばソレノイドバルブSC5がフェールして油路L12から潤滑圧又は作動圧を排出することができなかった場合、即ち、ソレノイドバルブSC5をオン制御してもパーキング装置20がパーキング状態にならなかったことを不図示のセンサ等で検知した場合には、ソレノイドバルブSC6をオン制御し、油路L22を介して排出ポートSC6aからパーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧を排出することで、同様にパーキング装置20をパーキング状態とすることができる。
なお、本第5の実施の形態では、ソレノイドバルブSC5をオン制御し、パーキング状態にならないことを不図示のセンサ等で検知してから、ソレノイドバルブSC5のフェールを判定し、その後、ソレノイドバルブSC6をオン制御するものとして説明しているが、ソレノイドバルブSC5のフェールを検知せず、ソレノイドバルブSC5とソレノイドバルブSC6との両方を同時にオン制御するようにしてもよい。この場合は、ソレノイドバルブSC5とソレノイドバルブSC6とのどちらかがフェールしていたとしても、どちらかの排出ポートSC5a,SC6aからパーキング装置20の作動油室34(図2参照)の潤滑圧又は作動圧を排出することができるので、同様にパーキング装置20をパーキング状態とすることができる。
これ以外の第5の実施の形態に係る油圧制御装置1の作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
[第1乃至第5の実施の形態のまとめ]
本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
油溜まりに配置された吸入部(10)に連通する第1供給油路(L1,L8,L9)及び第2供給油路(L1,L2,L3)と、
前記第1供給油路(L1,L8,L9)に連通する第1ポート(11b)と前記第2供給油路(L1,L2,L3)に連通する第2ポート(11a)とを有し、電力により駆動される電動オイルポンプ(11)と、
前記第2ポート(11a)と潤滑対象(100,50)とを連通する潤滑油路(L3,L4,L5,L6,L7)と、
前記第1ポート(11b)とパーキング装置(20)とを連通するパーキング油路(L9,L10,L12)と、を備え、
前記電動オイルポンプ(11)は、第1回転方向に駆動されて前記第1ポート(11b)から油を吸入して前記第2ポート(11a)から排出することで前記潤滑油路(L3,L4,L5,L6,L7)に前記潤滑対象(100,50)に対する潤滑圧を供給し、前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に駆動されて前記第2ポート(11a)から油を吸入して前記第1ポート(11b)から排出することで前記パーキング油路(L9,L10,L12)に前記パーキング装置(20)に対する作動圧を供給する。
これにより、低圧で多量の流量が必要な潤滑油の供給時には、電動オイルポンプ11を正転回転方向に駆動することで潤滑圧を発生させることができ、少量の流量で高圧が必要なパーキング装置20の作動圧の供給時には、電動オイルポンプ11を逆転回転方向に駆動することで作動圧を発生させることができる。このため、1つの電動オイルポンプ11よって潤滑圧の供給とパーキング装置20の作動圧の供給とを行うことができ、それぞれ専用の電動オイルポンプを設けることを不要とすることができて、コストダウンを図ることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記第1供給油路(L1,L8,L9)に介在され、前記第1ポート(11b)から前記吸入部(10)に対する油の流入を遮断する第1逆止弁(CV2)と、
前記第2供給油路(L1,L2,L3)に介在され、前記第2ポート(11a)から前記吸入部(10)に対する油の流入を遮断する第2逆止弁(CV1)と、を備える。
これにより、第2逆止弁CV2により作動圧がストレーナ10に逆流することが防止され、作動圧がストレーナ10に漏れて該作動圧が圧低してしまうことを防止することができ、また、第1逆止弁CV1により潤滑圧がストレーナ10に逆流することが防止され、潤滑圧がストレーナ10に漏れて該潤滑圧が圧低してしまうことを防止することができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記潤滑油路(L3,L4,L5,L6,L7)と前記パーキング油路(L9,L10,L12)とを連通する連通油路(L11)を備える。
これにより、潤滑圧をパーキング装置20に供給することができ、潤滑圧によってパーキング装置20をパーキング解除状態に維持することができ、車両200の走行状態にあってパーキング装置20が解除されてしまうことの防止を図ることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記連通油路(L11)に介在され、前記パーキング油路(L9,L10,L12)から前記連通油路(L11)に対する前記作動圧の流入を遮断する作動圧逆止弁(CV5)と、を備える。
これにより、第5逆止弁CV5により作動圧が油路L5に流入することが防止でき、作動圧がクーラ60、モータ100、潤滑回路110に漏れて該作動圧が圧低してしまうことを防止することができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記連通油路(L11)から前記第1ポート(11b)に対する前記潤滑油の流入を遮断する潤滑油逆止弁(CV4)と、を備える。
これにより、第4逆止弁CV4により潤滑圧が油路L9に流入することを防止でき、潤滑圧がストレーナ10に漏れて該潤滑圧が圧低してしまうことを防止することができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記パーキング装置(20)は、パーキングギヤ(21)を係合する方向に付勢する付勢部(33)と、前記付勢部(33)の付勢力に抗して前記パーキングギヤ(21)を解除する方向に作動圧を作用させる作動油室(34)と、を有し、
前記パーキング油路(L9,L10,L12)に接続され、前記作動圧を排出可能な作動圧排出部(70)を備える。
これにより、作動圧排出部70によってパーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1,1,1)は、
前記作動圧排出部(70,70,70)は、
前記パーキング油路(L12)に介在し、かつスプール(13p,14p)を有し、前記スプール(13p,14p)が、前記パーキング油路(L12)を連通させる連通位置と、前記パーキング油路(L12)を遮断すると共に前記パーキング装置の作動油室(34)の油圧を排出する排出位置と、に切換えられる切換えバルブ(13,14)と、
前記切換えバルブ(13,14)のスプール(13p,14p)の位置を切換える信号圧を出力するソレノイドバルブ(S1,S2)と、を有する。
これにより、排出切換えバルブ13或いは排出切換えバルブ14をソレノイドバルブS1或いはソレノイドバルブS2の信号圧によって切換えることで、パーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1,1,1)は、
前記切換えバルブ(13,14)は、前記スプール(13p,14p)を前記連通位置に付勢する付勢部材(13s,14s)を有し、
前記ソレノイドバルブ(S1,S2)は、前記信号圧を出力することで、前記付勢部材(13s,14s)に抗して前記切換えバルブ(13,14)のスプール(13p,14p)を前記排出位置に切換える。
これにより、ソレノイドバルブS1或いはソレノイドバルブS2をオン制御することなく、作動圧をパーキング装置20の作動油室34に供給することができ、ソレノイドバルブS1或いはソレノイドバルブS2をオン制御することで、パーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1,1)は、
前記作動圧排出部(70,70)は、
前記ソレノイドバルブ(S1)のフェール時にフェール信号圧を出力することで、前記フェール信号圧を前記付勢部材(13s)の付勢力と同方向に作用させて前記スプール(13p)を前記連通位置に切換えるフェール用ソレノイドバルブ(S3)を有する。
これにより、例えばソレノイドバルブS1がオン状態のままフェールしていたとしても、排出切換えバルブ13を連通位置に維持することができ、電動オイルポンプ11からの作動圧をパーキング装置20の作動油室34に供給することができて、パーキング装置20をパーキング解除状態とすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記作動圧排出部(70)は、前記パーキング油路(L12)に連通し、かつ排出ポート(SC5a,SC6a)を有し、前記パーキング油路(L12)の油圧を前記排出ポート(SC5a,SC6a)から排出可能な排出用ソレノイドバルブ(SC5,SC6)を有する。
これにより、ソレノイドバルブSC5或いはソレノイドバルブSC6をオン制御することで、パーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出ポートSC5a或いは排出ポートSC6aから排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1,1)は、
前記作動圧排出部(70,70)を複数備える。
これにより、一方の作動圧排出部70,70がフェールしたとしても、他方の作動圧排出部70,70によってパーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。
また、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記パーキング油路(L12)に介在し、前記作動圧を一定圧以下に調圧する作動圧調圧部(71)を備える。
これにより、パーキング装置20に一定圧よりも大きい作動圧が供給されることを防止することができ、パーキング装置20の保護を図ることができる。
そして、本車両用伝動装置の油圧制御装置(1)は、
前記作動圧排出部(70)は、
前記パーキング油路(L12)に連通し、かつスプール(12p)と、排出ポート(12b)と、前記スプール(12p)を付勢する付勢部材(12s)と、を有し、前記スプール(12p)が、前記パーキング油路(L12)と前記排出ポート(12b)とを連通する排出位置と、前記パーキング油路(L12)と前記排出ポート(12b)とを遮断する遮断位置と、に切換えられる排出切換えバルブ(12)と、
前記潤滑油路(L3,L4,L5,L6,L7)と前記排出切換えバルブ(12)とを連通する潤滑圧連通油路(L25)と、を有し、
前記潤滑油路(L3,L4,L5,L6,L7)に潤滑圧が供給された際に、前記排出切換えバルブ(12)に前記潤滑圧連通油路(L25)を介して前記潤滑圧を入力し、前記排出切換えバルブ(12)のスプール(12p)を前記付勢部材(12s)に抗して前記遮断位置に切換える。
これにより、排出切換えバルブ12からパーキング装置20の作動油室34の潤滑圧又は作動圧を排出することができ、パーキング装置20をパーキング状態にすることができる。また、潤滑油をパーキング装置20の作動油室34に供給することができ、パーキング装置20のパーキング解除状態を維持することができる。
[他の実施の形態の可能性]
なお、以上説明した第1乃至第5の実施の形態においては、パーキング装置20をパーキング解除状態にするために電動オイルポンプ11を逆転回転させて作動圧を供給し、その後、潤滑圧を供給するために電動オイルポンプ11を正転回転に変更する場合には、油路L12に対する作動圧の供給が停止し、潤滑圧が上昇するまでにタイムラグが生じる。そのため、例えば保持ソレノイドバルブ40がフェールしてパーキング解除状態の維持ができていない場合には、パーキング解除状態を維持できない虞もあるので、油路L12にアキュムレータ等の蓄圧装置を接続して作動圧を蓄圧し、潤滑圧の上昇まで油路L12の油圧を担保するようにしてもよい。
また、以上説明した第1乃至第5の実施の形態においては、電動オイルポンプ11を逆回転方向に駆動制御して作動圧を供給する際に、電動オイルポンプ11の大きさにもよるが、作動圧の圧力上昇に時間を要することが考えられるため、例えば油路L12に作動圧を遮断する切換えバルブとその切換えバルブを切換える信号圧を出力可能なソレノイドバルブを設け、イグニッションスイッチがオンされた場合などに、前もって電動オイルポンプ11を逆転回転方向に駆動制御して作動圧を上昇しておき、シフトレバーの操作によってパーキングレンジから他のレンジに切換えられた場合に、その切換えバルブを切換えて作動圧を連通させることで事前に圧力上昇された作動圧をパーキング装置に供給してもよい。これにより、レスポンスよくパーキング装置のパーキング解除を実行することができる。
また、以上説明した第1乃至第5の実施の形態においては、パーキング装置20が、油圧が供給された際にパーキング解除状態となり、供給されている油圧が下降することでパーキング状態となるものを説明したが、これに限らず、反対に油圧が供給された際にパーキング状態となり、供給されている油圧が下降することでパーキング解除状態となるものであってもよい。
また、以上説明した第1乃至第5の実施の形態においては、例えば車両の駆動源がモータである、いわゆる電気自動車であるものを一例に説明したが、これに限らず、駆動源がエンジンの車両或いは駆動源がエンジンとモータのハイブリッド車両にあって、油圧式のパーキング装置を備えたものであってもよい。この場合、潤滑対象として、クラッチやブレーキ等の摩擦係合装置を有するものであっても構わない。
1…車両用伝動装置の油圧制御装置
10…吸入部(ストレーナ)
11…電動オイルポンプ
11a…第2ポート(入出力ポート)
11b…第1ポート(入出力ポート)
12…排出切換えバルブ
12b…排出ポート
12p…スプール
12s…付勢部材(スプリング)
13…切換えバルブ
13p…スプール
13s…付勢部材(スプリング)
14…切換えバルブ
14p…スプール
14s…付勢部材(スプリング)
20…パーキング装置
21…パーキングギヤ
33…付勢部(スプリング)
34…作動油室
34…作動油室
50…潤滑対象(ギヤ機構)
70…作動圧排出部
71…作動圧調圧部
100…潤滑対象(モータ)
CV1…第2逆止弁(第1逆止弁)
CV2…第1逆止弁(第2逆止弁)
CV4…潤滑油逆止弁(第4逆止弁)
CV5…作動圧逆止弁(第5逆止弁)
L1,L8,L9…第1供給油路(油路)
L1,L2,L3…第2供給油路(油路)
L3,L4,L5,L6,L7…潤滑油路(油路)
L9,L10,L12…パーキング油路(油路)
L11…連通油路(油路)
L25…潤滑圧連通油路(油路)
S1…ソレノイドバルブ
S2…ソレノイドバルブ
S3…フェール用ソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SC5…排出用ソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SC5a…排出ポート
SC6…排出用ソレノイドバルブ(ソレノイドバルブ)
SC6a…排出ポート

Claims (13)

  1. 油溜まりに配置された吸入部に連通する第1供給油路及び第2供給油路と、
    前記第1供給油路に連通する第1ポートと前記第2供給油路に連通する第2ポートとを有し、電力により駆動される電動オイルポンプと、
    前記第2ポートと潤滑対象とを連通する潤滑油路と、
    前記第1ポートとパーキング装置とを連通するパーキング油路と、を備え、
    前記電動オイルポンプは、第1回転方向に駆動されて前記第1ポートから油を吸入して前記第2ポートから排出することで前記潤滑油路に前記潤滑対象に対する潤滑圧を供給し、前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に駆動されて前記第2ポートから油を吸入して前記第1ポートから排出することで前記パーキング油路に前記パーキング装置に対する作動圧を供給する、
    車両用伝動装置の油圧制御装置。
  2. 前記第1供給油路に介在され、前記第1ポートから前記吸入部に対する油の流入を遮断する第1逆止弁と、
    前記第2供給油路に介在され、前記第2ポートから前記吸入部に対する油の流入を遮断する第2逆止弁と、を備える、
    請求項1に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  3. 前記潤滑油路と前記パーキング油路とを連通する連通油路を備える、
    請求項1または2に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  4. 前記連通油路に介在され、前記パーキング油路から前記連通油路に対する前記作動圧の流入を遮断する作動圧逆止弁と、を備える、
    請求項3に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  5. 前記連通油路から前記第1ポートに対する前記潤滑油の流入を遮断する潤滑油逆止弁と、を備える、
    請求項3または4に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  6. 前記パーキング装置は、パーキングギヤを係合する方向に付勢する付勢部と、前記付勢部の付勢力に抗して前記パーキングギヤを解除する方向に作動圧を作用させる作動油室と、を有し、
    前記パーキング油路に接続され、前記作動圧を排出可能な作動圧排出部を備える、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  7. 前記作動圧排出部は、
    前記パーキング油路に介在し、かつスプールを有し、前記スプールが、前記パーキング油路を連通させる連通位置と、前記パーキング油路を遮断すると共に前記パーキング装置の作動油室の油圧を排出する排出位置と、に切換えられる切換えバルブと、
    前記切換えバルブのスプールの位置を切換える信号圧を出力するソレノイドバルブと、を有する、
    請求項6に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  8. 前記切換えバルブは、前記スプールを前記連通位置に付勢する付勢部材を有し、
    前記ソレノイドバルブは、前記信号圧を出力することで、前記付勢部材に抗して前記切換えバルブのスプールを前記排出位置に切換える、
    請求項7に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  9. 前記作動圧排出部は、
    前記ソレノイドバルブのフェール時にフェール信号圧を出力することで、前記フェール信号圧を前記付勢部材の付勢力と同方向に作用させて前記スプールを前記連通位置に切換えるフェール用ソレノイドバルブを有する、
    請求項8に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  10. 前記作動圧排出部は、前記パーキング油路に連通し、かつ排出ポートを有し、前記パーキング油路の油圧を前記排出ポートから排出可能な排出用ソレノイドバルブを有する、
    請求項6に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  11. 前記作動圧排出部を複数備える、
    請求項6ないし10のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  12. 前記パーキング油路に介在し、前記作動圧を一定圧以下に調圧する作動圧調圧部を備える、
    請求項6ないし11のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  13. 前記作動圧排出部は、
    前記パーキング油路に連通し、かつスプールと、排出ポートと、前記スプールを付勢する付勢部材と、を有し、前記スプールが、前記パーキング油路と前記排出ポートとを連通する排出位置と、前記パーキング油路と前記排出ポートとを遮断する遮断位置と、に切換えられる排出切換えバルブと、
    前記潤滑油路と前記排出切換えバルブとを連通する潤滑圧連通油路と、を有し、
    前記潤滑油路に潤滑圧が供給された際に、前記排出切換えバルブに前記潤滑圧連通油路を介して前記潤滑圧を入力し、前記排出切換えバルブのスプールを前記付勢部材に抗して前記遮断位置に切換える、
    請求項6に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
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