JP2019065662A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機と運搬車両とが接触しないように、作業機または運搬車両を制御する。【解決手段】作業機を備える作業車両を制御する制御装置は、運搬車両の走行経路を取得する経路取得部と、走行経路に沿って作業機の侵入を制限する制限エリアを設定するエリア設定部と、制限エリアと作業機との関係に基づいて、作業車両または運搬車両を制御する信号を出力する信号出力部とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、作業車両および運搬車両が配備された作業現場において作業車両または運搬車両を制御する制御装置および制御方法に関する。
特許文献1には、作業車両の作業領域内へ進入した進入物を検出し、検出された進入物の位置に基づいて作業機の旋回動作を制限する技術が開示されている。
特開2012−21290号公報
一方で、特許文献1に記載の制御のみでは、作業機が運搬車両の停止位置付近に位置しているときに、旋回動作の制限がなされないため、作業車両のオペレータは運搬車両を意識しながら作業車両を操作することとなり、生産性が低下する可能性がある。したがって、運搬車両が作業車両の作業半径内に入る前に、作業機または運搬車両を制御することが望まれている。
本発明の態様は、作業機と運搬車両とが接触しないように、作業機または運搬車両を制御する制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、制御装置は、作業機を備える作業車両を制御する制御装置であって、運搬車両の走行経路を取得する経路取得部と、前記走行経路に沿って前記作業機の侵入を制限する制限エリアを設定するエリア設定部と、前記制限エリアと前記作業機との関係に基づいて、前記作業車両または前記運搬車両を制御する信号を出力する信号出力部とを備える。
上記態様によれば、制御装置は、作業機と運搬車両とが接触しないように、作業機または運搬車両を制御することができる。
第1の実施形態に係る遠隔操作システムの構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る遠隔作業車両の外観図である。 第1の実施形態に係る管理装置の構成を示す概略ブロック図である。 走行経路の例を表す図である。 第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。 制限エリアの例を示す図である。 制限エリアの断面の例を示す図である。 第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置による制限エリアの設定方法を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るバケット位置と制限との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
《遠隔操作システム》
図1は、第1の実施形態に係る作業システムの構成を示す概略図である。
作業システム1は、遠隔操作によって動作する作業車両100と、1または複数の運搬車両200と、管理装置300と、作業車両100を遠隔操作する遠隔運転室500とを備える。
運搬車両200は、管理装置300から受信するコースデータ(例えば速度情報、無人運搬車が進むべき座標)に基づいて無人走行する。運搬車両200と管理装置300とは、アクセスポイント360を介した通信により接続される。管理装置300は、運搬車両200から車両の位置および方位を取得し、これらに基づいて運搬車両200の走行に用いるコースデータを生成する。管理装置300は、コースデータを運搬車両200に送信する。運搬車両200は、受信したコースデータに基づいて無人走行する。つまり、作業システム1は、運搬車両200と管理装置300とから構成される無人搬送システムを備える。なお、第1の実施形態に係る作業システム1は、無人搬送システムを備えるが、他の実施形態においては、一部または全部の運搬車が有人運転されてもよい。この場合、管理装置300は、コースデータおよび積込に関する指示の送信を行う必要がないが、運搬車の位置および方位を取得する。
作業車両100は、遠隔運転室500から送信される操作信号に従って遠隔操作される。作業車両100と遠隔運転室500とは、アクセスポイント360を介した通信により接続される。遠隔運転室500の制御装置540は、オペレータから作業車両100の操作を受け付け、操作信号を作業車両100に送信する。作業車両100は、遠隔運転室500から受信した操作信号に従って動作する。つまり、作業システム1は、作業車両100と遠隔運転室500とから構成される遠隔運転システムを備える。
作業車両100および運搬車両200は、作業現場(例えば、鉱山、採石場)に設けられる。遠隔運転室500は、作業車両100および運搬車両200から離れた地点(例えば、市街、作業現場内)に設けられる。
《運搬車両》
第1の実施形態に係る運搬車両200は、ベッセルを備えるオフロードダンプトラックである。なお、他の実施形態に係る運搬車両200は、ダンプトラック以外の運搬車であってもよい。
運搬車両200は、位置方位演算器210および制御装置220を備える。位置方位演算器210は、運搬車両200の位置および方位を演算する。位置方位演算器210は、GNSS(Global Navigation Satellite System)を構成する人工衛星から測位信号を受信する2つの受信器を備える。GNSSの例としては、GPS(Global Positioning System)が挙げられる。2つの受信器は、それぞれ運搬車両200の異なる位置に設置される。位置方位演算器210は、受信器が受信した測位信号に基づいて、現場座標系における運搬車両200の位置を検出する。位置方位演算器210は、2つの受信器が受信した各測位信号を用いて、一方の受信器の設置位置に対する他方の受信器の設置位置の関係として、運搬車両200の向く方位を演算する。なお、他の実施形態においてはこれに限られず、例えば運搬車両200が慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)を備え、慣性計測装置の計測結果に基づいて方位を演算してもよい。この場合、運搬車両200の走行軌跡に基づいて完成計測装置のドリフトを補正してもよい。慣性計測装置を用いて方位を演算する場合、運搬車両200は演算装置を備えていればよい。
制御装置220は、位置方位演算器210が検出した位置および方位を管理装置300に送信する。制御装置220は、管理装置300からコースデータおよび排土指示、積込点P3へのアプローチ指示、および積込点P3からの発進指示を受信する。制御装置220は、受信したコースデータに従って運搬車両200を走行させ、または排土指示に従って運搬車両200のベッセルを上下させる。
《作業車両》
図2は、第1の実施形態に係る作業車両の外観図である。
第1の実施形態に係る作業車両100は、油圧ショベルである。なお、他の実施形態に係る作業車両100は、油圧ショベル以外の作業車両であってもよい。
作業車両100は、油圧により作動する作業機110と、作業機110を支持する旋回体120と、旋回体120を支持する走行体130とを備える。
作業機110は、ブーム111と、アーム112と、バケット113と、ブームシリンダ114と、アームシリンダ115と、バケットシリンダ116と、ブーム角度センサ117と、アーム角度センサ118と、バケット角度センサ119とを備える。
ブーム111の基端部は、旋回体120の前部にピンを介して取り付けられる。
アーム112は、ブーム111とバケット113とを連結する。アーム112の基端部は、ブーム111の先端部にピンを介して取り付けられる。
バケット113は、土砂などを掘削するための刃と掘削した土砂を搬送するための容器とを備える。バケット113の基端部は、アーム112の先端部にピンを介して取り付けられる。
ブームシリンダ114は、ブーム111を作動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ114の基端部は、旋回体120に取り付けられる。ブームシリンダ114の先端部は、ブーム111に取り付けられる。
アームシリンダ115は、アーム112を作動するための油圧シリンダである。アームシリンダ115の基端部は、ブーム111に取り付けられる。アームシリンダ115の先端部は、アーム112に取り付けられる。
バケットシリンダ116は、バケット113を作動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ116の基端部は、ブーム111に取り付けられる。バケットシリンダ116の先端部は、バケット113に取り付けられる。
ブーム角度センサ117は、ブーム111に取り付けられ、ブーム111の傾斜角を検出する。
アーム角度センサ118は、アーム112に取り付けられ、アーム112の傾斜角を検出する。
バケット角度センサ119は、バケット113に取り付けられ、バケット113の傾斜角を検出する。
第1の実施形態に係るブーム角度センサ117、アーム角度センサ118、およびバケット角度センサ119は、地平面に対する傾斜角を検出する。なお、他の実施形態に係る角度センサはこれに限られず、他の基準面に対する傾斜角を検出してもよい。例えば、他の実施形態においては、角度センサが取付部を基準とした相対角を検出するものであってもよいし、各シリンダのストロークを計測しシリンダのストロークを角度に変換することで傾斜角を検出するものであってもよい。
旋回体120には、運転室121が備えられる。運転室121の上部には、撮像装置122が設けられる。撮像装置122は、運転室121内の前方かつ上方に設置される。撮像装置122は、運転室121前面のフロントガラスを通して、運転室121の前方を撮像する。撮像装置122の例としては、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサ、およびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサを用いた撮像装置が挙げられる。なお、他の実施形態においては、撮像装置122は、必ずしも運転室121に設けられなくてもよく、撮像装置122は、少なくとも作業対象物と作業機110とを撮像可能な位置に設けられていればよい。
作業車両100は、撮像装置122、位置方位演算器123、傾斜計測器124、制御装置125を備える。
位置方位演算器123は、旋回体120の位置および旋回体120が向く方位を演算する。位置方位演算器123は、GNSSを構成する人工衛星から測位信号を受信する2つの受信器1231を備える。2つの受信器1231は、それぞれ旋回体120の異なる位置に設置される。位置方位演算器123は、受信器1231が受信した測位信号に基づいて、現場座標系における旋回体120の代表点(旋回体120の旋回中心)の位置を検出する。
位置方位演算器123は、2つの受信器1231が受信した各測位信号を用いて、一方の受信器1231の設置位置に対する他方の受信器1231の設置位置の関係として、旋回体120の向く方位を演算する。
傾斜計測器124は、旋回体120の加速度および角速度を計測し、計測結果に基づいて旋回体120の姿勢(例えば、ロール角、ピッチ角、ヨー角)を検出する。傾斜計測器124は、例えば旋回体120の下面に設置される。傾斜計測器124は、例えば、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)を用いることができる。
制御装置125は、撮像装置122が撮像した画像、旋回体120の旋回速度、位置および方位、ブーム111、アーム112およびバケット113の傾斜角、走行体130の走行速度、ならびに旋回体120の姿勢を、遠隔運転室500に送信する。以下、画像、旋回体120の旋回速度、位置および方位、ブーム111、アーム112およびバケット113の傾斜角、走行体130の走行速度、ならびに旋回体120の姿勢を、車両情報ともよぶ。なお、他の実施形態に係る車両情報は、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る車両情報は、旋回速度、位置、方位、傾斜角、走行速度、姿勢のいずれかを含まなくてもよいし、その他のセンサによって検出された値を含んでもよいし、検出された値から演算された値を含んでもよい。
制御装置125は、遠隔運転室500から操作信号を受信する。制御装置540は、受信した操作信号に従って、作業機110、旋回体120、または走行体130を動作させる。
《管理装置》
図3は、第1の実施形態に係る管理装置の構成を示す概略ブロック図である。
管理装置300は、運搬車両200の走行を管理する。
管理装置300は、プロセッサ3100、メインメモリ3200、ストレージ3300、インタフェース3400を備えるコンピュータである。ストレージ3300は、プログラムp3を記憶する。プロセッサ3100は、プログラムp3をストレージ3300から読み出してメインメモリ3200に展開し、プログラムp3に従った処理を実行する。管理装置300は、インタフェース3400を介してネットワークに接続される。
ストレージ3300は、走行経路記憶部3301、位置情報記憶部3302としての記憶領域を有する。ストレージ3300の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ3300は、管理装置300の共通通信線に直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース3400を介して管理装置300に接続される外部メディアであってもよい。ストレージ3300は、一時的でない有形の記憶媒体である。
図4は、走行経路の例を表す図である。
走行経路記憶部3301は、運搬車両200ごとに走行経路Rを記憶する。走行経路Rは、2つのエリアA(例えば、積込場A1と排土場A2)を結ぶあらかじめ定められた接続経路R1、ならびにエリアA内の経路である進入経路R2、アプローチ経路R3および退出経路R4を有する。進入経路R2は、エリアA内において接続経路R1の一端である待機点P1と所定の切り返し点P2とを接続する経路である。アプローチ経路R3は、エリアA内の切り返し点P2と積込点P3または排土点P4とを接続する経路である。退出経路R4は、エリアA内の積込点P3または排土点P4と接続経路R1の他端である出口点P5とを接続する経路である。積込点P3は、作業車両100のオペレータの操作によって設定される点である。切り返し点P2は、積込点P3の位置に応じて管理装置300によって設定される点である。管理装置300は、オペレータから積込点P3の座標の指定する積込点指示信号を受け付け、積込点指示信号に従って積込点P3を設定する。管理装置300は、積込点P3を設定するたびに、進入経路R2、アプローチ経路R3および退出経路R4を計算する。
位置情報記憶部3302は、各運搬車両200の位置情報および方位情報を記憶する。
プロセッサ3100は、プログラムp3の実行により、位置情報収集部3101、走行コース生成部3102、転送部3103を備える。
位置情報収集部3101は、アクセスポイント360を介して運搬車両200から位置情報および方位情報を受信する。位置情報収集部3101は、受信した位置情報および方位情報を位置情報記憶部3302に記憶させる。
走行コース生成部3102は、走行経路記憶部3301が記憶する走行経路と、位置情報記憶部3302が記憶する位置情報および方位情報とに基づいて、運搬車両200の移動を許可する領域を示すコースデータを生成し、コースデータを運搬車両200に送信する。コースデータは、例えば、運搬車両200が所定の速度で一定時間以内に走行可能かつ他の運搬車両200の走行経路と重複しない領域を表す情報である。走行コース生成部3102は、遠隔運転室500から運搬車両200の停止信号を受信した場合、当該停止信号を運搬車両200に送信する。
転送部3103は、位置情報収集部3101が収集した運搬車両200の位置情報を遠隔運転室500に送信する。転送部3103は、遠隔運転室500から運搬車両200への操作信号を受信し、当該操作信号をアクセスポイント360を介して運搬車両200に送信する。運搬車両200への操作信号は、進入指示信号、積込完了信号、走行再開信号を含む。進入指示信号は、運搬車両200に積込点P3まで進入することを指示する信号である。積込完了信号は、運搬車両200に積込の完了により積込点P3からの退出を指示する信号である。走行再開信号は、運搬車両200の停止を解除する信号である。
《遠隔運転室》
遠隔運転室500は、運転席510、表示装置520、第1操作装置530、第2操作装置531、制御装置540を備える。
表示装置520は、運転席510の前方に配置される。表示装置520は、オペレータが運転席510に座ったときにオペレータの眼前に位置する。表示装置520は、図1に示すように、並べられた複数のディスプレイによって構成されてもよいし、1つの大きなディスプレイによって構成されてもよい。また、表示装置520は、プロジェクタ等によって曲面や球面に画像を投影するものであってもよい。
第1操作装置530は、遠隔運転システム用の操作装置である。第1操作装置530は、ブームシリンダ114の操作信号、アームシリンダ115の操作信号、バケットシリンダ116の操作信号、旋回体120の左右への旋回操作信号、走行体130の前後進のための走行操作信号の入力を受け付ける。第1操作装置530は、例えば電気式レバーおよび電気式ペダルにより構成される。
第2操作装置531は、無人搬送システム用の操作装置である。第2操作装置531は、運搬車両200への積込点指示信号、進入指示信号、積込完了信号、走行再開信号の入力を受け付ける。第2操作装置531は、例えばタッチパネル等により構成される。第2操作装置531は、入力された操作信号を管理装置300に送信する。
第1操作装置530および第2操作装置531は、運転席510の近傍に配置される。第1操作装置530および第2操作装置531は、オペレータが運転席510に座ったときにオペレータの操作可能な範囲内に位置する。
制御装置540は、作業車両100から受信した画像(例えば、動画像)を表示装置520に表示させ、第1操作装置530の操作を表す操作信号を作業車両100に送信する。
図5は、第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
制御装置540は、プロセッサ5100、メインメモリ5200、ストレージ5300、インタフェース5400を備えるコンピュータである。ストレージ5300は、プログラムp5を記憶する。プロセッサ5100は、プログラムp5をストレージ5300から読み出してメインメモリ5200に展開し、プログラムp5に従った処理を実行する。制御装置540は、インタフェース5400を介してネットワークに接続される。
ストレージ5300の例としては、HDD、SSD、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ5300は、制御装置540の共通通信線に直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース5400を介して制御装置540に接続される外部メディアであってもよい。ストレージ5300は、一時的でない有形の記憶媒体である。
プロセッサ5100は、プログラムp5の実行により、車両情報取得部5101、表示制御部5102、位置情報取得部5103、経路取得部5104、エリア設定部5105、作業機位置特定部5106、制限判定部5107、操作信号入力部5108、操作信号制限部5109、操作信号出力部5110、停止信号出力部5111を備える。
車両情報取得部5101は、アクセスポイント360を介して作業車両100から車両情報を取得する。
表示制御部5102は、車両情報取得部5101が受信した車両情報に含まれる画像を表示するための表示信号を生成し、表示装置520に出力する。
位置情報取得部5103は、管理装置300から各運搬車両200の位置を取得する。
経路取得部5104は、管理装置300から各運搬車両200の走行経路を取得する。
エリア設定部5105は、経路取得部5104が取得した走行経路に基づいて、作業車両100の進入を制限する制限エリアLを設定する。図6は、制限エリアの例を示す図である。図7は、制限エリアの断面の例を示す図である。制限エリアLは、積込場A1内の走行経路R(進入経路R2、アプローチ経路R3、および退出経路R4)に沿って伸びる空間であって、運搬車両200の高さH_vと、運搬車両200の幅W_vに所定の幅(自動運転の誤差)W_errを加算した幅とから決定される断面を有する空間である。制限エリアLは、ショベル座標系に係る空間である。すなわち、エリア設定部5105は、車両情報取得部5101が取得した車両情報に基づいて経路取得部5104が取得した走行経路Rを現場座標系からショベル座標系に変換し、変換された走行経路Rに基づいて制限エリアLを設定する。なお、他の実施形態においては、所定の幅は自動運転の誤差でなくてもよい。また、他の実施形態においては、ショベル座標系を現場座標系に変換してもよいし、ショベル座標系をトラック座標系に変換してもよい。
作業機位置特定部5106は、車両情報取得部5101が受信した車両情報に基づいて、バケット113の最下点の位置を特定する。バケット113の最下点の位置は、作業車両100のショベル座標系に係る位置である。具体的には、作業機位置特定部5106は、ブーム111の傾斜角と既知のブーム111の長さとに基づいて、ブーム111の長さの垂直方向成分および水平方向成分を求める。同様に、作業機位置特定部5106は、アーム112の長さの垂直方向成分および水平方向成分を求める。作業機位置特定部5106は、作業車両100の位置から、作業車両100の方位および姿勢から特定される方向に、ブーム111およびアーム112の長さの垂直方向成分の和および水平方向成分の和だけ離れた位置を、アーム112の先端の位置として特定する。作業機位置特定部5106は、アーム112の先端の位置とバケット113の傾斜角と既知のバケットの形状とに基づいて、バケット113の鉛直方向の最下点を特定する。
制限判定部5107は、バケット113の最下点の位置が制限エリア内または制限エリアの直上に位置するか否か、およびバケット113の最下点の高さが制限エリアの高さ以上か否かを判定する。
操作信号入力部5108は、第1操作装置530から操作信号の入力を受け付ける。操作信号には、ブームシリンダ114の操作信号、アームシリンダ115の操作信号、バケットシリンダ116の操作信号、旋回体120の左右への旋回操作信号、走行体130の前後進のための走行操作信号が含まれる。
操作信号制限部5109は、制限判定部5107の判定結果に基づいて操作信号入力部5108に入力された操作信号を制限する。具体的には、操作信号制限部5109は、制限判定部5107によってバケット113の最下点の位置が制限エリア内または直上に位置すると判定された場合、ブーム111、アーム112、およびバケット113を下方向に操作する操作信号をキャンセルし、バケット113の最下点の位置を保つ。このとき、操作信号制限部5109は、作業機110の自重でバケット113の最下点の位置が下がらないように、ブームシリンダ114、アームシリンダ115、およびバケットシリンダ116を操作する操作信号を生成する。なお、操作信号制限部5109は、ブームシリンダ114のみを縮めてもよいし、アームシリンダ115のみを縮めてもよいし、ブームシリンダ114およびアームシリンダ115の両方を制御してもよい。また、操作信号制限部5109は、制限判定部5107によってバケット113の最下点の高さが制限エリアの高さ未満であると判定された場合、旋回体120を制限エリアの内側方向へ旋回する操作信号をキャンセルする。
操作信号出力部5110は、操作信号入力部5108に入力された操作信号または操作信号制限部5109によって制限された操作信号を作業車両100に出力する。
停止信号出力部5111は、制限判定部5107によってバケット113の最下点の位置が制限エリア内に位置すると判定された場合、運搬車両200を停止させる停止信号を、管理装置300に出力する。
《方法》
図8は、第1の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置による制限エリアの設定方法を示すフローチャートである。
制御装置540は、一定時間ごとに、図8に示す制限エリアの設定処理を実行する。
位置情報取得部5103は、管理装置300から、作業車両100および複数の運搬車両200の位置情報を取得する(ステップS1)。また経路取得部5104は、管理装置300から各運搬車両200の走行経路Rを取得する(ステップS2)。エリア設定部5105は、複数の運搬車両200のうち、積込場A1内を走行するものが存在するか否かを判定する(ステップS3)。
積込場A1内を走行する運搬車両200が存在する場合(ステップS3:YES)、エリア設定部5105は、ステップS2で取得した走行経路Rのうち積込場A1内を走行する運搬車両200に関連付けられたものに基づいて、制限エリアLを設定する(ステップS4)。このとき、積込場A1内を複数の運搬車両200が走行している場合、各運搬車両200について、制限エリアLを設定する。このとき、エリア設定部5105は、積込場A1内に位置するが走行していない運搬車両200(例えば積込点P3に停止しているもの)については、制限エリアLを設定しない。
例えば、エリア設定部5105は、運搬車両200の高さと、運搬車両200の幅に自動運転の誤差を加算した幅とに基づいて、制限エリアLの高さおよび幅を決定する。そしてエリア設定部5105は、決定した高さおよび幅を有する矩形を、積込場A1内の走行経路Rに沿って移動させた軌跡からなる領域を、制限エリアLに決定する。なお、他の実施形態においては、制限エリアLの断面は矩形に限られない。例えば、他の実施形態に係る制限エリアLの断面は台形や半円など、他の形状であってもよい。
これにより、制御装置540は、積込場A1内に制限エリアLを設定することができる。
エリア設定部5105が制限エリアLを設定した場合(ステップS4)、または積込場A1内を走行する運搬車両200が存在しない場合(ステップS3:NO)、車両情報取得部5101は、アクセスポイント360を介して作業車両100から車両情報を取得する(ステップS5)。作業機位置特定部5106は、取得した車両情報に基づいて、バケット113の最下点の位置を特定する(ステップS6)。
制限判定部5107は、バケット113の最下点の位置が制限エリアL内に位置するか否かを判定する(ステップS7)。バケット113の最下点の位置が制限エリアL内に位置する場合(ステップS7:YES)、停止信号出力部5111は、管理装置300に当該制限エリアに関連付けられた運搬車両200を停止させる停止信号を送信する(ステップS8)。管理装置300は、停止信号を受信すると、当該停止信号を停止対象の運搬車両200に出力する。これにより、運搬車両200は停止する。管理装置300は、停止信号を受信している間、当該運搬車両200に停止させる操作信号を出力する。その後、オペレータの操作により、走行再開信号が第2操作装置531に入力され、管理装置300が走行再開信号を運搬車両200に送信すると、運搬車両200は、コースデータに従った走行を再開する。なお、他の実施形態においては、管理装置300から減速信号を受信し、これにより運搬車両200をコース上で減速させてもよい。
最下点の位置が制限エリアL内にない場合(ステップS7:NO)、または停止信号出力部5111が停止信号を出力した場合、操作信号入力部5108は、第1操作装置530から操作信号の入力を受け付ける(ステップS9)。
制限判定部5107は、バケット113の最下点の位置が制限エリア内または制限エリアの直上に位置するか否かを判定する(ステップS10)。つまり、制限判定部5107は、上方から見た平面視で制限エリア内に最下点が存在するか否かを判定する。
最下点の位置が制限エリア内または制限エリアの直上に位置する場合(ステップS10:YES)、操作信号制限部5109は、入力された操作信号のうち、作業機110のシリンダを伸縮させる操作信号を、作業機110の高さを保つ信号を下限値として制限する(ステップS11)。作業機110の高さを保つ信号とは、作業機110の自重による下方への移動を相殺するための操作信号である。ここで、作業機110を下方向(掘削方向)に移動させる操作信号の値を負数とし、上方向(ダンプ方向)に移動させる操作信号の値を正数とする。この場合、作業機110の高さを保つ信号の値は0に近い負数となる。例えば、ブームシリンダ114は伸長することでブーム111を上昇させるため、ブームシリンダ114を伸長させる操作信号の値は正数であり、ブームシリンダ114を縮退させる操作信号の値は負数である。すなわち、作業機110の高さを保つブームシリンダ114の操作信号は、ブームシリンダ114を微小に伸長させる信号となる。
したがって、入力された操作信号が作業機110を上方向に移動させる信号である場合、操作信号制限部5109は、操作信号を通過させる。入力された操作信号が無方向または作業機110を下方向に移動させる信号である場合、操作信号制限部5109は、操作信号の値を作業機110の高さを保つ信号の値に制限する。
操作信号制限部5109が操作信号を制限した場合、または最下点が制限エリア内および制限エリアの直上にない場合(ステップS10:NO)、制限判定部5107は、バケット113の最下点の高さが制限エリアの高さ未満であるか否かを判定する(ステップS12)。最下点の高さが制限エリアの高さ未満である場合(ステップS12:YES)、制限判定部5107は、バケット113の最下点の位置が制限エリアL内に位置するか否かを判定する(ステップS13)。バケット113の最下点の位置が制限エリアL内に位置する場合(ステップS13:YES)、操作信号制限部5109は、入力された操作信号のうち、旋回体120を旋回させる旋回操作信号を、キャンセルする(ステップS14)。すなわち、操作信号制限部5109は、旋回操作信号をゼロに制限することで、作業車両100の旋回操作を禁止する。なお、他の実施形態においては、操作信号制限部5109は旋回操作信号を制限することで、作業車両100の旋回操作を減速させてもよい。
バケット113の最下点の位置が制限エリアL内に位置しない場合(ステップS13:NO)、制限判定部5107は、入力された旋回操作信号が、制限エリアLの内側方向への旋回操作、すなわち制限エリアLに近づく方向への旋回操作を示す信号であるか否かを判定する(ステップS15)。旋回操作信号が、制限エリアLの内側方向への旋回操作である場合、操作信号制限部5109は、入力された操作信号のうち、旋回体120を旋回させる旋回操作信号を、キャンセルする(ステップS14)。
他方、操作信号制限部5109は、最下点の高さが制限エリアの高さ以上である場合(ステップS12:NO)、または最下点の位置が制限エリアL内に位置せずかつ制限エリアLの外側方向への旋回操作を示す信号である場合(ステップS15:NO)、旋回操作信号を通過させる。
操作信号制限部5109が旋回操作信号のキャンセルの要否を決定すると、操作信号出力部5110は、操作信号制限部5109によって制限された操作信号(ステップS11およびステップS13で制限がなされていない場合には入力された操作信号)を、管理装置300を介して作業車両100に出力する(ステップS16)。
図9は、第1の実施形態に係るバケット位置と制限との関係を示す図である。
上述した制限エリアの設定処理により、作業車両100および運搬車両200は、以下のように動作が制限される。
バケット113の最下点が制限エリアL内にある場合、すなわち、上方から見た平面視で最下点が制限エリアL内に位置し、かつ最下点の高さが制限エリアLの高さ未満である場合、ステップS8において運搬車両200が停止され、ステップS11において作業機110の下降が禁止され、ステップS14において旋回が禁止される。
またバケット113の最下点が制限エリアL内にない場合において、上方から見た平面視で最下点が制限エリアL内に位置する場合、ステップS11において作業機110の下降が禁止される。
またバケット113の最下点が制限エリアL内にない場合において、最下点の高さが制限エリアLの高さ未満である場合、ステップS14において制限エリアLの内側方向への旋回が禁止される。
上方から見た平面視で最下点が制限エリアL外に位置し、かつ最下点の高さが制限エリアLの高さ以上である場合、作業車両100および運搬車両200の動作は制限されない。
《作用・効果》
第1の実施形態によれば、制御装置540は、運搬車両200の走行経路Rに沿って制限エリアLを設定し、当該制限エリアLと作業機110との関係に基づいて、作業車両100または運搬車両200を制御する信号を出力する。これにより、制御装置540は、作業機110が運搬車両200の走行経路R上に位置しないように、作業車両100を制御することができる。また、制御装置540は、作業機110が運搬車両200の走行経路R上に位置する場合に、運搬車両200の走行を停止させることができる。したがって、制御装置540は、作業機110と運搬車両200とが接触しないように、作業車両100または運搬車両200を制御することができる。
また第1の実施形態によれば、制御装置540は、作業機110の最下点が制限エリアL内または制限エリアLの直上に位置する場合に、作業機110を下方向へ移動させる動作を制限する。また、制御装置540は、作業機110の最下点の高さが制限エリアLの高さ未満である場合に、作業機110の旋回動作を制限する。すなわち、第1の実施形態に係る制御装置540は、図9に示すように、作業機110を制限エリアLの内へ向けて移動する動作を制限する。これにより、オペレータに作業機110を制限エリアLの外へ向けて移動させることを促すことができる。
また第1の実施形態によれば、制御装置540は、作業機110の最下点が制限エリアL内に位置する場合に、運搬車両200を停止させる停止信号を出力する。これにより、制御装置540は、作業機110が走行経路R上に位置するときに運搬車両200が作業機110に向かって走行することを防ぐことができる。
また第1の実施形態によれば、制御装置540は、作業車両100が存在する積込場A1内に運搬車両200が位置する場合に、制限エリアLと作業機110との関係に基づいて信号を出力する。これにより、制御装置540は、作業車両100と運搬車両200とが十分に離れており接触する可能性が低い場合に、無用な制限をかけることを防ぐことができる。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態に係る制御装置540は、作業機110を制限エリアLの内へ向けて移動する動作を制限することで、オペレータに作業機110を制限エリアLの外へ向けて移動させることを促す。これに対し、第2の実施形態に係る制御装置540は、作業機110の一部が制限エリアL内に位置する場合に、自動的に作業機110を制限エリアLの外へ向けて移動させる。
図10は、第2の実施形態に係る遠隔運転室の制御装置の構成を示す概略ブロック図である。
第2の実施形態に係る制御装置540は、操作信号制限部5109に代えて操作信号上書部5112を備える。
操作信号上書部5112は、作業機110の最下点が制限エリアL内に位置する場合に、操作信号入力部5108に入力された操作信号を、作業機110を制限エリアLの外へ向けて移動させる操作信号に上書きする。すなわち、操作信号上書部5112は、作業機110の最下点が制限エリアL内に位置する場合に、作業機110を上方向に移動させるための操作信号を自動的に生成する。
これにより、第2の実施形態に係る制御装置540は、作業機110と運搬車両200とが接触しないように、作業機110を運搬車両200の走行経路Rから速やかに退避させることができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る作業システム1は、遠隔運転室500の制御装置540が、制限エリアLと作業機110との関係に基づいて、作業車両100または運搬車両200を制御するが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、管理装置300が、制限エリアLと作業機110との関係に基づいて、作業車両100または運搬車両200を制御してもよい。また他の実施形態においては、作業車両100の制御装置125が、制限エリアLと作業機110との関係に基づいて作業車両100を制御してもよい。
また、上述した実施形態に係る制限エリアLは、幅および高さを有する立体的なエリアであるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る制限エリアLは、高さを有しない平面的なエリアであってもよい。この場合、制御装置540は、上方から見た平面視におけるバケット113の位置と制限エリアLとを比較する。
上述した実施形態においては、作業車両100と運搬車両200との間の通信と、管理装置300と遠隔運転室500との間の通信とが、1つのアクセスポイント360を介して接続されるがこれに限られない。例えば、他の実施形態においては、作業車両100と運搬車両200との間の通信に用いるアクセスポイントと、管理装置300と遠隔運転室500との間の通信に用いるアクセスポイントとが、独立して設けられてもよい。
上述した実施形態に係る作業システム1においては、遠隔運転室500の制御装置540が操作信号の制限を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業システム1においては、作業車両100の制御装置125が、管理装置300が記憶する運搬車両200の位置情報に基づいて、遠隔運転室500から受信した操作信号を制限してもよい。この場合、プログラムp5は制御装置125のストレージに記憶される。
上述した実施形態に係る作業システム1においては、積込場A1内に運搬車両200が位置するか否かによって制限エリアLに基づく制限を行うか否かを決定するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業システム1においては、運搬車両200と作業車両100との距離が所定距離以内にあるか否かに基づいて制限エリアLに基づく制限を行うか否かを決定してもよい。すなわち、他の実施形態に係る作業システム1においては、作業車両100の位置を中心とし、所定距離の半径を有するエリアに基づいて制限エリアLに基づく制限を行うか否かを決定してもよい。また他の実施形態においては、運搬車両200が積込場A1に到着していない場合において、運搬車両200と作業車両100との距離が所定距離以内にある場合に、制限エリアLに基づいて遠隔運転室500が警告音を発生させること等により、オペレータに注意を促してもよい。
上述した実施形態に係る作業システム1は、管理装置300が収集した運搬車両200の位置情報に基づいて制限エリアLに基づく制限を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業システム1は、作業車両100が備えるセンサや撮像装置122の画像認識による距離計測結果に基づいて、制限エリアLに基づく制限を行ってもよい。
上述した実施形態に係る作業システム1においては、運搬車両200が積込場A1内を走行する間、制限エリアLに基づく制限を行うが、これに限られない。例えば他の実施形態に係る作業システム1においては、運搬車両200が積込点P3に停止してから発進するまでの間、運搬車両200のベッセルへの衝撃を緩和するために、当該運搬車両200に係る制限エリアLの制限を解除してもよい。また他の実施形態においては、遠隔運転室500の第2操作装置531に制限解除ボタン等を設け、当該制限解除ボタンの押下を条件に制限エリアLの制限を解除してもよい。
上述した実施形態に係る制御装置540においては、プログラムp5がストレージ5300に格納される場合について説明したが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、プログラムp5が通信回線によって制御装置540に配信されるものであってもよい。この場合、配信を受けた制御装置540が当該プログラムp5をメインメモリ5200に展開し、上記処理を実行する。
また、プログラムp5は、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムp5は、上述した機能をストレージ5300に既に記憶されている他のプログラムp5との組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムp5との組み合わせで実現するものであってもよい。
また、制御装置125、管理装置300、および制御装置540は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサによって実現される機能の一部が当該PLDによって実現されてよい。
1…遠隔操作システム 100…作業車両 200…運搬車両 300…管理装置 3101…位置情報収集部 3102…操作信号生成部 3103…転送部 3301…走行経路記憶部 3302…位置情報記憶部 500…遠隔運転室 510…運転席 520…表示装置 530…第1操作装置 540…制御装置 5101…車両情報取得部 5102…表示制御部 5103…位置情報取得部 5104…経路取得部 5105…エリア設定部 5106…作業機位置特定部 5107…制限判定部 5108…操作信号入力部 5109…操作信号制限部 5110…操作信号出力部 5111…停止信号出力部 5112…操作信号上書部

Claims (7)

  1. 作業機を備える作業車両を制御する制御装置であって、
    運搬車両の走行経路を取得する経路取得部と、
    前記走行経路に沿って前記作業機の侵入を制限する制限エリアを設定するエリア設定部と、
    前記制限エリアと前記作業機との関係に基づいて、前記作業車両または前記運搬車両を制御する信号を出力する信号出力部と
    を備える制御装置。
  2. 前記信号出力部は、前記作業機が前記制限エリアの内へ向けて移動する動作を制限する操作信号を出力する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記信号出力部は、前記作業機の少なくとも一部が前記制限エリア内に存在する場合に、前記作業機を前記制限エリアの外へ向けて移動させる操作信号を出力する
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記信号出力部は、前記作業機の少なくとも一部が前記制限エリア内に存在する場合に、前記運搬車両を停止させる停止信号を出力する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記信号出力部は、前記作業機の高さが前記制限エリアの高さ未満である場合に、前記作業機の旋回を禁止する制御信号を出力する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記信号出力部は、前記作業車両が存在する所定のエリア内に前記運搬車両が位置する場合に、前記制限エリアと前記作業機との関係に基づいて、前記信号を出力する
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 作業車両が備える作業機の位置を受信するステップと、
    運搬車両の走行経路に沿った制限エリアと前記作業機の位置との関係に基づいて、前記作業機または前記運搬車両を制御する信号を出力するステップと
    を備える制御方法。
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