JP2019062791A - 水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー - Google Patents
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Abstract
Description
メッシュボックス10、10aに示すワイヤーメッシュのタイプは、プラスチックネット11(マルチフィラメントナイロン糸を編み上げたもの)または銅ワイヤーネット11aはよく見かける。しかし、従来のプラスチックネット11をそのまま養殖メッシュボックス10用ワイヤーメッシュに転用した場合には、構造が柔らかく、よく伸びるため強度が不足しており、これを水産養殖に適用すると、横暴な捕食魚の侵入によって漁獲を損失する恐れがある。さらに、プラスチックネット11自体はマルチフィラメントナイロン糸の編み物を主な構造としており、水吸収性が良いため、海洋生物A(フジツボまたは海藻など)が付着して大量に繁殖し、メッシュボックスの洗浄が困難のみならず、養殖コストもかさばり、メッシュボックスの安定性を安定に維持することができないなど、使用寿命が短縮される。この他に、金属ネット11aを養殖メッシュボックス10aとした固体材質のワイヤーメッシュは構造的に強く、外部から侵入する捕食魚を有効に阻止できるが、この種の金属ネット11aの銅部材を海水に長く漬けることによって、空気との酸化を発生して酸化物Bの銅イオンを析出して、ばい菌と抗生物質の付着を防げるが、この種の金属ネット11aメッシュボックス10a全体の組み立てが複雑で、取扱が難しく、組み立てコストも高いという欠点がある。
かくして、本発明の要旨は、次の(1)〜(4)に記載の通りのものである。
・ 水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤーであって、複数のマルチフィラメントポリエステル糸材と、1本または1本以上の銅合金糸材を混紡して編み合わせたマルチフィラメントメッシュワイヤーを仕上げ、前記銅合金糸材を前記マルチフィラメントポリエステル糸材へ緊密に編み込み、硬質の前記銅合金糸材を軟質の前記マルチフィラメントポリエステル糸材へ緊密に編み込むと同時に、前記銅合金糸材と、前記マルチフィラメントポリエステル糸線材を緊密に編み込み、高強度、可撓性、折れにくい、支え強度が良い、良質、軽量を特徴とする、水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
(2)
(ステップa)
適量の高純度電解銅の銅合金原料を適量の高い張力耐性、腐食耐性、摩耗耐性の金属素材を溶融炉に入れて、高温環境で溶融させ銅合金溶液に混練、
(ステップb)
溶融された前記銅合金溶液を鋳造炉に注入して、鋳造プロセスによって銅合金線材を成形、
(ステップc)
複数回の引き伸ばし加工処理を経て、あらかじめに設定された線径の前記銅合金糸材を成形、
(ステップd)
1本または1本以上の前記銅合金糸材と、複数の前記マルチフィラメントポリエステル糸材の線材配糸比例に基づき、混紡して線材を編み上げ、
(ステップe)
線材を完成し、高い強度、良質、軽量の、可撓性を有し折れにくく、支え強度が良くのマルチフィラメントワイヤーメッシュ線材に仕上げるステップを含む成形方法を特徴とする、前記(1)記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
・ 前記ワイヤーメッシュの前記マルチフィラメントポリエステル糸材の数が前記銅合金糸材の数より多くするように比例配糸することを特徴とする前記(1)記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
・ 前記マルチフィラメントポリエステル糸材は例えば、モノフィラメントナイロン糸またはマルチフィラメントモノナイロン糸またはポリエチレン糸またはナイロン糸または無結節、ダイニーマ(東洋紡の登録商標)の糸部材であることを特徴とする、前記(1)記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
10 メッシュボックス
11 プラスチックネット
10a メッシュボックス
11a 銅ワイヤーネット
A 海洋生物
B 酸化物
(本発明)
5 鋳造プロセス
51 鋳造炉
20 メッシュボックス
21 マルチフィラメントメッシュワイヤー
22 マルチフィラメントポリエステル糸材
23 銅合金糸材
X 銅合金溶液
X1 銅合金線材
Claims (4)
- 水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤーであって、
複数のマルチフィラメントポリエステル糸材と、1本または1本以上の銅合金糸材を混紡して編み合わせたマルチフィラメントメッシュワイヤーを仕上げ、前記銅合金糸材を前記マルチフィラメントポリエステル糸材へ緊密に編み込み、硬質の前記銅合金糸材を軟質の前記マルチフィラメントポリエステル糸材へ緊密に編み込むと同時に、前記銅合金糸材と、前記マルチフィラメントポリエステル糸線材を緊密に編み込み、高強度、可撓性、折れにくい、支え強度が良い、良質、軽量を特徴とする、水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。 - (ステップa)
適量の高純度電解銅の銅合金原料を適量の高い張力耐性、腐食耐性、摩耗耐性の金属素材を溶融炉に入れて、高温環境で溶融させ銅合金溶液に混練、
(ステップb)
溶融された前記銅合金溶液を鋳造炉に注入して、鋳造プロセスによって銅合金線材を成形、
(ステップc)
複数回の引き伸ばし加工処理を経て、あらかじめに設定された線径の前記銅合金糸材を成形、
(ステップd)
1本または1本以上の前記銅合金糸材と、複数の前記マルチフィラメントポリエステル糸材の線材配糸比例に基づき、混紡して線材を編み上げ、
(ステップe)
線材を完成し、高い強度、良質、軽量の、可撓性を有し折れにくく、支え強度が良くのマルチフィラメントワイヤーメッシュ線材に仕上げるステップを含む成形方法を特徴とする、請求項1記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。 - 前記ワイヤーメッシュの前記マルチフィラメントポリエステル糸材の数が前記銅合金糸材の数より多くするように比例配糸することを特徴とする請求項1記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
- 前記マルチフィラメントポリエステル糸材は例えば、モノフィラメントナイロン糸またはマルチフィラメントモノナイロン糸またはポリエチレン糸またはナイロン糸または無結節、ダイニーマ(東洋紡の登録商標)の糸部材であることを特徴とする、請求項1記載の水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー。
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JP2017190628A JP2019062791A (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 水産養殖メッシュボックスのマルチフィラメントメッシュワイヤー |
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2017
- 2017-09-29 JP JP2017190628A patent/JP2019062791A/ja active Pending
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