JP2019062343A - 端末装置、基地局装置、および、通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、および、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置と基地局装置との間において、情報を効率的に伝送する。【解決手段】端末装置は、パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力を設定し、パラメータP−Max2が設定される場合、パラメータP−MaxとパラメータP−Max2に少なくとも基づいて設定最大送信電力を設定し、設定最大送信電力に少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力およびPHの値を計算し、パラメータP−MaxとパラメータP−Max2のうち、パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHRをトリガーし、PHの値を示す情報を送信する。【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)は、第4世代のセルラー移動通信の無線アクセス方式(以下、「Long Term Evolution (LTE、登録商標)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する。)の標準化作業を行っている(非特許文献1、2、3)。
3GPPにおいて、第5世代のセルラー移動通信の無線アクセス方式(以下、「NR: New Radio」と称する。)の標準化作業を行っている(非特許文献4、5、6、7)。
LTEとNRにおいて端末装置をUE(User Equipment)と称する。LTEにおいて基地局装置をeNBとも称する。すなわち、eNBはEUTRAアクセスを提供する。NRにおいて基地局装置をgNBと称する。すなわち、gNBはNRアクセスを提供する。
非特許文献8には、MR−DC(Multi Radio access technology Dual Connectivity
)について記載されている。MR−DCにおいて、複数の受信機と複数の送信機を持つ端末装置は2つの異なるノード(eNBとgNB)における2つの個別のスケジューラによって提供される無線リソースを利用する。1つのスケジューラはeNBに配置され、他方のスケジューラはgNBに配置される。MR−DCにおいて、eNBとgNBはバックホールを介してコネクトされている。MC−DCにおいて、gNBとeNBの少なくとも一方はコアネットワークとコネクトされる。
"3GPP TS 36.211 V14.3.0 (2017-06)", 23rd June, 2017. "3GPP TS 36.212 V14.3.0 (2017-06)", 23rd June, 2017. "3GPP TS 36.213 V14.3.0 (2017-06)", 23rd June, 2017. "3GPP TS 38.212 V0.1.1 (2017-07)", R1-1712011, 14th July, 2017. "3GPP TS 38.212 V0.0.1 (2017-07)", R1-1712014, 14th July, 2017. "3GPP TS 38.213 V0.0.1 (2017-07)", R1-1712015, 15th July, 2017. "3GPP TS 38.214 V0.0.1 (2017-07)", R1-1712016, 14th July, 2017. "3GPP TS 37.340 V0.2.0 (2017-06)", 5th June, 2017.
本発明は効率的に情報が伝送される無線通信システム、該無線通信システムの基地局装置、該無線通信システムの基地局装置、該端末装置に用いられる通信方法、該基地局装置に用いられる通信方法、該端末装置に実装される集積回路、該基地局装置に実装される集積回路を提供する。
(1)本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力およびPH(Power Headroom)の値を計算する送信電力制御部と、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2のうち、前記パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHR(Power Headroom Report)をトリガーする上位層処理部と、前記PHの値を示す情報を送信する送信部と、を備える。
(2)本発明の第2の態様は、基地局装置であって、パラメータP−Max2の設定または再設定を指示する情報を、端末装置に送信する送信部と、PH(Power Headroom)の値を示す情報を、前記端末装置から受信する受信部と、を備え、前記パラメータP−Max2が設定されない場合、前記端末装置によってパラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記端末装置によって前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、PUSCH送信のための送信電力および前記PHの値は、前記端末装置によって前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて計算され、前記パラメータP−Max2の設定または再設定の指示に少なくとも基づいて、前記端末装置においてPHR(Power Headroom Reporting)がトリガーされる。
(3)本発明の第3の態様は、端末装置の通信方法であって、パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力およびPH(Power Headroom)の値を計算し、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2のうち、前記パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHR(Power Headroom Report)をトリガーし、前記PHの値を示す情報を送信する。
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置の通信方法であって、パラメータP−Max2の設定または再設定を指示する情報を、端末装置に送信し、PH(Power Headroom)の値を示す情報を、前記端末装置から受信し、前記パラメータP−Max2が設定されない場合、前記端末装置によってパラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記端末装置によって前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、PUSCH送信のための送信電力および前記PHの値は、前記端末装置によって前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて計算され、前記パラメータP−Max2の設定または再設定の指示に少なくとも基づいて、前記端末装置においてPHR(Power Headroom Reporting)がトリガーされる。
この発明によれば、ネットワークと端末装置との間で効率的に情報が伝送される。
本実施形態の無線通信システムの概念図である。 本実施形態の無線フレームの構成の一例を示す図である。 本実施形態のスロットの概略構成を示す図である。 本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態におけるセカンダリーノードを追加するための手順の一例を示す図である。 本実施形態におけるPUSCH送信のための送信電力を決定する方法を示すフロー図である。 本実施形態におけるPHRの手順を説明するためのフロー図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1、および、ネットワーク3Aを具備する。ネットワーク3Aは、コアネットワーク装置3B、マスターノード3C、および、セカンダリーノード3Dを含んでもよい。マスターノードはeNBとgNBの一方であり、セカンダリーノード3DはgNBとeNBの他方である。例えば、マスターノードはeNBであり、且つ、セカンダリーノード3DはgNBである。例えば、マスターノード3CはgNBであり、且つ、セカンダリーノード3DはeNBである。eNBはLTE(EUTRA)アクセスを提供する。gNBはNRアクセスを提供する。マスターノード3C、セカンダリーノード3D、eNB、および、gNBを、基地局装置3とも称する。端末装置1、および、基地局装置3を、無線通信装置とも称する。本実施形態においてEUTRAを第1の無線アクセス技術とも称する。本実施形態においてNRを第2の無線アクセス技術とも称する。
MR(Multi Radio access technology)−DC(Dual Connectivity)において、端末装置1は、2つの異なる基地局装置(eNBとgNB)における2つの個別のスケジューラによって提供される無線リソース2A、2Bを同時に利用する。MR−DCをMC(Multi Connectivity)とも称する。1つのスケジューラはeNBに配置され、他方のスケジューラはgNBに配置される。eNBとgNBの何れか1つはマスターノード3Cであり、eNBとgNBの他方はセカンダリーノード3Dである。マスターノード3Cは、インタフェース2Dを介してコアネットワーク装置3Bとコネクトされる。インタフェース2Dはコントロールプレーンコネクション(control plane connection)を含む。マスターノード3Cとセカンダリーノード3Dはバックホール2Cを介してコネクトされている。マスターノード3Cとして動作するeNBをマスターeNBとも称する。マスターノード3Cとして動作するgNBをマスターgNBとも称する。セカンダリーノード3Dとして動作するeNBをセカンダリーeNBとも称する。セカンダリーノード3Dとして動作するgNBをセカンダリーgNBとも称する。
MR−DCは、EN−DC(EUTRA NR Dual Connectivity)とNE−DC(NR EUTRA Dual Connectivity)を含む。EN−DCにおいて、端末装置1はマスターeNBとセカンダリーgNBと同時にコネクトされ、マスターeNBはインタフェース2Dを介してコアネットワーク装置3Bとコネクトされる。NE−DCにおいて、端末装置1はマスターgNBとセカンダリーeNBと同時にコネクトされ、マスターgNBはインタフェース2Dを介してコアネットワーク装置3Bとコネクトされる。
端末装置1の状態は、コネクション確立(connection establishment)プロシージャに
よって、RRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに変更されてもよい。端末装置1の状態は、コネクション解放(connection release)プロシージャによって、RRC_CONNECTEDからRRC_IDLEに変更されてもよい。
RRC_CONNECTEDの端末装置1に対して1つまたは複数のサービングセルが設定されてもよい。端末装置1が複数のサービングセルを介して通信する技術をセルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。キャリアアグリゲーションにおいて、設定された複数のサービングセルを集約されたサービングセルとも称する。
1つまたは複数のサービングセルのそれぞれはマスターノード3Cまたはセカンダリーノード3Dの何れか一方に属する。マスターノード3Cに属するサービングセルのグループをMCG(Master Cell Group)と称する。セカンダリーノード3Dに属するサービン
グセルのグループをSCG(Secondary Cell Group)と称する。
MCGに属する1つまたは複数のサービングセルは、1つのプライマリーセルと0または0より多いセカンダリーセルを含んでもよい。プライマリーセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたセル、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャを開始したセル、または、ハン
ドオーバプロシージャにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。RRC(Radio Resource Control)コネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリーセルが設定されてもよい。
SCGに属する1つまたは複数のサービングセルは、1つのプライマリーセカンダリーセルと0または0より多いセカンダリーセルを含んでもよい。SCGに属する1つまたは複数のサービングセルは、セカンダリーノード3Dを追加するための手順において追加される。
本実施形態において、端末装置1は、MCGのための第1のMAC(Medium Access Control)エンティティとSCGのための第2のMACエンティティを備えてもよい。本実施形態は、第1のMACエンティティと第2のMACエンティティの何れに適用されてもよい。第1のMACエンティティは、EUTRAのためのMACエンティティであってもよい。第2のMACエンティティは、NRのためのMACエンティティであってもよい。
下りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを下りリンクコンポーネントキャリアと称する。上りリンクにおいて、サービングセルに対応するキャリアを上りリンクコンポーネントキャリアと称する。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアを総称して、コンポーネントキャリアと称する。
端末装置1は、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において、複数の物理チャネル/複数の物理シグナルの同時送信を行うことができる。端末装置1は、複数のサービングセル(コンポーネントキャリア)において、複数の物理チャネル/複数の物理シグナルの同時受信を行うことができる。
図2は、本実施形態の無線フレームの構成の一例を示す図である。図2において、横軸は時間軸である。
それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する10のサブフレームを含んでもよい。それぞれのサブフレームiは、時間領域において連続する2つのスロットを含んでもよい。該時間領域において連続する2つのスロットは、無線フレーム内のスロット番号
nsが2iのスロット、および、無線フレーム内のスロット番号nsが2i+1のスロットであってもよい。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する10のサブフレームを含んでもよい。それぞれの無線フレームは、時間領域において連続する20のスロット(ns=0,1,…,19)を含んでもよい。上記の無線フレームの構成は、上りリンク、および、下りリンクの両方に適用されてもよい。
1つのサブフレームは1つのスロットであってもよい。
以下、本実施形態のスロットの構成について説明する。図3は、本実施形態のスロットの概略構成を示す図である。図3において、1つのサービングセルにおけるスロットの構成を示す。図3において、横軸は時間軸であり、縦軸は周波数軸である。図3において、lはシンボル番号/インデックスであり、kはサブキャリア番号/インデックスである。ここで、シンボルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、または、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)
シンボルであってもよい。NSCは、セルの帯域幅に含まれるサブキャリアの総数である。Nsymbは、1つのスロットに含まれるシンボルの総数である。Nsymbは、サブキャリア間隔
(subcarrier spacing)に基づいて与えられてもよい。
スロットのそれぞれにおいて送信される物理シグナルまたは物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。リソースグリッドは複数のサブキャリアと複数のシンボルによって定義される。リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。リソースエレメントak,lは、サブキャリア番号/インデックスk、および、シンボル番号/インデックスlによって表される。すなわち、物理シグナルまたは物理チャネルの送信のためのリソースは、リソースエレメントによって表現されてもよい。
リソースグリッドは、アンテナポート毎に定義されてもよい。本実施形態では、1つのアンテナポートに対する説明を行う。複数のアンテナポートのそれぞれに対して、本実施形態が適用されてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、および、スロットは時間ユニットである。
EUTRAとNRの無線フレームの構成は異なってもよい。EUTRAの無線フレームの長さは、NRの無線フレームの長さと同じでもよいし、異なってもよい。EUTRAのスロットの長さは、NRのスロットの長さと同じでもよいし、異なってもよい。EUTRAのOFDMシンボルの長さは、NRのOFDMシンボルの長さと同じでもよいし、異なってもよい。
本実施形態の物理チャネルおよび物理シグナルについて説明する。
図1において、eNBから端末装置1への下りリンク2Aの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。図1において、gNBから端末装置1への下りリンク2Bの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために、物理層によって使用される。
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
eNBが送信するPDCCHを、LTE−PDCCH、または、第1のPDCCHと称する。gNBが送信するPDCCHを、NR−PDCCH、または、第2のPDCCHと称する。eNBが送信するPDSCHを、LTE−PDSCH、または、第1のPDSCHと称する。gNBが送信するPDSCHを、NR−PDSCH、または、第2のPDS
CHと称する。LTE−PDCCHは、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、sPDSCH(short Physical Downlink Control Channel)を含んで
もよい。
第1のPDCCHは、第1のPDSCHのスケジューリングのために用いられる下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)、および、第1のPUSCH(NR Physical Uplink Shared Channel)のスケジューリングのために用いられる下りリンク制御情報を送信するために用いられる。第2のPDCCHは、第2のPDSCHのスケジューリングのために用いられる下りリンク制御情報、および、第2のPUSCHのスケジューリングのために用いられる下りリンク制御情報を送信するために用いられる。
eNBは第1の符号化方式によって下りリンク制御情報を符号化してもよい。すなわち、eNBは第1のPDCCHで送信される下りリンク制御情報を第1の符号化方式によって符号化してもよい。gNBは第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式によって下りリンク制御情報を符号化してもよい。すなわち、gNBは第2のPDCCHで送信される下りリンク制御情報を第2の符号化方式によって符号化してもよい。第1の符号化方式は畳み込み符号化であってもよい。第2の符号化方式はポーラー符号化であってもよい。
PDSCHは、下りリンクデータ(Downlink Shared Channel: DL-SCH)を送信するた
めに用いられる。端末装置1は、下りリンク制御情報を含むPDCCHの受信/検出に基づいて、PDSCHをデコードしてもよい。
図1において、eNBから端末装置1への上りリンク2Aの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。図1において、gNBから端末装置1への上りリンク2Bの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために、物理層によって使用される。
・PRACH(Physical Random Access Channel)
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
端末装置1がeNBへ送信するPRACHを、LTE−PRACH、または、第1のPRACHと称する。端末装置1がgNBへ送信するPRACHを、NR−PRACH、または、第2のPRACHと称する。端末装置1がeNBへ送信するPUCCHを、LTE−PUCCH、または、第1のPUCCHと称する。端末装置1がgNBへ送信するPUCCHを、NR−PUCCH、または、第2のPUCCHと称する。端末装置1がeNBへ送信するPUSCHを、LTE−PUSCH、または、第1のPUSCHと称する。端末装置1がgNBへ送信するPUSCHを、NR−PUSCH、または、第2のPUSCHと称する。
PRACHは、プリアンブル(プリアンブル系列)を伝送するために用いられる。PRACHは、ランダムアクセスプロシージャのために用いられてもよい。
PUCCHは、上りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。上りリンク制御情報は、HARQ−ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement)、
チャネル状態情報、および、スケジューリングリクエストを含んでもよい。該HARQ−ACKは、PDSCH(下りリンクデータ)に対応し、且つ、ACK(Acknowledgement
)またはNACK(Negative Acknowledgement)を示す。チャネル状態情報は、受信された信号、および/または、チャネルに基づいて生成される。LTE−PUCCHで送信されるスケジューリングリクエストは、LTE−PUSCH(上りリンクデータ)のリソースの割り当てを要求することを示す。NR−PUCCHで送信されるスケジューリングリ
クエストは、NR−PUSCH(上りリンクデータ)のリソースの割り当てを要求することを示す。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH、トランスポート
ブロック)、および/または、上りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。
以下、本実施形態の端末装置1の装置構成について説明する。
図4は、本実施形態の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、上位層処理部101、制御部103、受信部105、送信部107と送受信アンテナ109を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部1011、スケジューリング情報解釈部1013、および、送信電力制御部1015を含んで構成される。また、受信部105は、復号化部1051、復調部1053、多重分離部1055、無線受信部1057と測定部1059を含んで構成される。また、送信部107は、符号化部1071、変調部1073、多重部1075、無線送信部1077と上りリンク参照信号生成部1079を含んで構成される。
上位層処理部101は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、送信部107に出力する。また、上位層処理部101は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層
、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部101が備える無線リソース制御部1011は、自装置の各種設定情報の管理をする。また、無線リソース制御部1011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部107に出力する。
上位層処理部101が備えるスケジューリング部1013は、受信部105を介して受信した下りリンク制御情報に基づき、受信部105、および送信部107の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
送信電力制御部1015は、上りリンク物理チャネルの送信のための送信電力をセットする。送信電力制御部1015は、セットされた送信電力を用いて上りリンク物理チャネルを送信することを送信部107に指示する制御情報を生成し、制御部103に出力する。
制御部103は、上位層処理部101からの制御情報に基づいて、受信部105、および送信部107の制御を行なう制御信号を生成する。制御部103は、生成した制御信号を受信部105、および送信部107に出力して受信部105、および送信部107の制御を行なう。
受信部105は、制御部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ109を介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1057は、送受信アンテナ109を介して受信した下りリンクの信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、
信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guar
d Interval: GI)に相当する部分を除去し、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出す
る。
多重分離部1055は、抽出した信号を下りリンク物理チャネル、および、下りリンク物理シグナルに、それぞれ分離する。また、多重分離部1055は、測定部1059から入力された伝搬路の推定値から、下りリンク物理チャネルの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1055は、分離した下りリンク参照シグナルを測定部1059に出力する。
復調部1053、および、復号化部1051は、下りリンク制御情の復号を行い、復号した下りリンクデータ(トランスポートブロック)を上位層処理部101へ出力する。報復調部1053、および、復号化部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に関する情報、および、下りリンク制御情報で通知された変調方式に基づいて下りリンクデータ(トランスポートブロック)の復号を行い、復号した下りリンクデータ(トランスポートブロック)を上位層処理部101へ出力する。
測定部1059は、多重分離部1055から入力された下りリンク物理シグナルから、下りリンクのパスロスの測定、チャネル測定、および/または、干渉測定を行う。測定部1059は、測定結果に基づいて算出したチャネル状態情報、および、測定結果を上位層処理部101へ出力する。また、測定部1059は、下りリンク物理シグナルから下りリンクの伝搬路の推定値を算出し、多重分離部1055へ出力する。
送信部107は、制御部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ109を介して基地局装置3に送信する。
符号化部1071は、上位層処理部101から入力された上りリンク制御情報、および、上りリンクデータを符号化する。変調部1073は、符号化部1071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調方式で変調する。
上りリンク参照信号生成部1079は、基地局装置3を識別するための物理セル識別子(physical cell identity: PCI、Cell IDなどと称する。)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。
多重部1075は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づき、空間多重されるPUSCHのレイヤーの数を決定し、MIMO SM(Multiple Input Multiple Output Spatial Multiplexing)を用いることにより同一のPUSCHで送信される複
数の上りリンクデータを、複数のレイヤーにマッピングし、このレイヤーに対してプレコーディング(precoding)を行なう。
多重部1075は、制御部103から入力された制御信号に従って、PUSCHの変調シンボルを離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)する。また、多重部
1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。
無線送信部1077は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier
Transform: IFFT)して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMA変調されたSC−FDMAシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート: up convert)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナ109に出力して送信する。
以下、本実施形態の基地局装置3の装置構成について説明する。
図5は、本実施形態の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、上位層処理部301、制御部303、受信部305、送信部307、および、送受信アンテナ309、を含んで構成される。また、上位層処理部301は、無線リソース制御部3011、スケジューリング部3013、および、送信電力御部3015を含んで構成される。また、受信部305は、復号化部3051、復調部3053、多重分離部3055、無線受信部3057と測定部3059を含んで構成される。また、送信部307は、符号化部3071、変調部3073、多重部3075、無線送信部3077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部301は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部301は、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部303に出力する。
上位層処理部301は、コアネットワーク装置3Bとメッセージの送受信を行う。上位層処理部301は、たの基地局装置3とメッセージの送受信を行う。他の基地局装置3は、マスターノード3Cおよびセカンダリーノード3Dを含んでもよい。
上位層処理部301が備える無線リソース制御部3011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は、上位ノ
ードから取得し、送信部307に出力する。また、無線リソース制御部3011は、端末装置1各々の各種設定情報の管理をする。
上位層処理部301が備えるスケジューリング部3013は、受信したチャネル状態情報および測定部3059から入力された伝搬路の推定値やチャネルの品質などから、物理チャネル(NR−PDSCHおよびNR−PUSCH)を割り当てる周波数およびサブフレーム、物理チャネル(NR−PDSCHおよびNR−PUSCH)の符号化率および変調方式および送信電力などを決定する。スケジューリング部3013は、スケジューリング結果に基づき、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部303に出力する。スケジューリング部3013は、スケジューリング結果に基づき、物理チャネル(NR−PDSCHおよびNR−PUSCH)のスケジューリングに用いられる情報(例えば、下りリンク制御情報)を生成する。
上位層処理部301が備える送信電力制御部3015は、上りリンク物理チャネルの送信のための送信電力をセットするために用いられる送信電力制御情報(上位層のパラメータ、および/または、TPCコマンド)を生成する。送信電力制御部1015は、当該情報を送信することを送信部107に指示する制御情報を生成し、当該生成した制御情報と
当該送信電力制御情報を制御部103に出力する。
制御部303は、上位層処理部301からの制御情報に基づいて、受信部305、および送信部307の制御を行なう制御信号を生成する。制御部303は、生成した制御信号を受信部305、および送信部307に出力して受信部305、および送信部307の制御を行なう。
受信部305は、制御部303から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ309を介して端末装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部301に出力する。無線受信部3057は、送受信アンテナ309を介して受信された上りリンクの信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート: down covert)、
不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
無線受信部3057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval: GI)に相当する部分を除去する。無線受信部3057は、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数
領域の信号を抽出し多重分離部3055に出力する。
多重分離部1055は、無線受信部3057から入力された信号をNR−PUCCH、NR−PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が無線リソース制御部3011で決定し、各端末装置1に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。また、多重分離部3055は、測定部3059から入力された伝搬路の推定値から、NR−PUCCHとNR−PUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部3055は、分離した上りリンク参照信号を測定部3059に出力する。
復調部3053は、NR−PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、NR−PUCCHとNR−PUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK
、16QAM、64QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。復調部3053は、端末装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した空間多重される系列の数と、この系列に対して行なうプリコーディングを指示する情報に基づいて、MIMO SMを用いることにより同一のNR−PUSCHで送信された複数の上りリンクデータの変調シンボルを分離する。
復号化部3051は、NR−PUCCHとNR−PUSCHから、上りリンクデータと上りリンク制御情報を取得し、上りリンクデータと上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。測定部309は、多重分離部3055から入力された上りリンク参照信号から伝搬路の推定値、チャネルの品質などを測定し、多重分離部3055および上位層処理部301に出力する。
送信部307は、制御部303から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、下りリンクデータを符号化、および変調し、NR−PDCCH、NR−PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ309を介して端末装置1に信号を送信する。
符号化部3071は、上位層処理部301から入力された下りリンク制御情報、および下りリンクデータを符号化する。変調部3073は、符号化部3071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部3079は、基地局装置3を識別するための物理セル識別子(PCI)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置1が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。
多重部3075は、空間多重されるNR−PDSCHのレイヤーの数に応じて、1つのNR−PDSCHで送信される1つまたは複数の下りリンクデータを、1つまたは複数のレイヤーにマッピングし、該1つまたは複数のレイヤーに対してプレコーディング(precoding)を行なう。多重部375は、下りリンク物理チャネルの信号と下りリンク参照信
号を送信アンテナポート毎に多重する。多重部375は、送信アンテナポート毎に、下りリンク物理チャネルの信号と下りリンク参照信号をリソースエレメントに配置する。
無線送信部3077は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、OFDM方式の変調を行い、OFDM変調されたOFDMシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート: up convert)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナ309に出力して送信する。
図4、および、図5における、部のそれぞれは、回路として構成されてもよい。例えば、送信部107は、送信回路107であってもよい。図4、および、図5における部は、少なくとも1つのプロセッサ、および、当該少なくとも1つのプロセッサと連結されるメモリとして構成されてもよい。
以下、セカンダリーノードを追加するための手順について説明する。図6は、本実施形態におけるセカンダリーノードを追加するための手順の一例を示す図である。
セカンダリーノード3Dを追加するための手順は、マスターノード3Cによって開始される。セカンダリーノード3Dを追加するための手順は、セカンダリーノード3Dから端末装置1に無線リソースを提供するためにセカンダリーノード3DにUEコンテキスト(UE context)を確立するために用いられる。
600において、端末装置1は、コネクション確立手順を実行し、マスターノード3Cとのコネクションを確立する。600において、端末装置1は、基地局装置3が送信しているシステムインフォメーションブロックタイプ1を受信してもよい。システムインフォメーションブロックタイプ1は、他のシステムインフォメーションのスケジューリングのために用いられてもよい。システムインフォメーションブロックタイプ1は、端末装置1がセルにアクセスを許可されているかどうかを評価するときのための情報を含んでもよい。
602において、端末装置1は、UE能力情報603Aと測定結果603Bをマスターノード3Cに送信する。UE能力情報603Aは、端末装置1がサポートする機能を示す。測定結果603Bは、端末装置1が受信した信号を用いて測定した結果を示す。
604において、マスターノード3Cは、MCGのためのRRCConnectionReconfigurationメッセージ605を端末装置1に送信する。
606において、端末装置1は、RRCConnectionReconfigurationメッセージ605に基づいてMCGに対して新しい設定を適用し、マスターノード3CにRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージ607を送信する。
608において、マスターノード3Cは、無線リソースを割り当てることをセカンダリーノード3Dに要求することを決定し、さらに、追加要求メッセージ609をセカンダリーノード3Dに送信する。追加要求メッセージ609は、マスターノード3Cがセカンダリーノード3Dに要求するSCGの設定、UE能力情報603A、測定結果603B、RRCConnectionReconfigurationメッセージ605、および、UE能力協調結果の一部、または、全部を少なくとも含んでもよい。
610において、セカンダリーノード3Dが無線リソースの要求を承認できる場合、セカンダリーノード3Cは無線リソースを割り当て、追加要求承認メッセージ611をマスターノード3Cに送信する。セカンダリーノード3Cは、測定結果603Bに基づいて、SCGのプライマリーセカンダリーセルとSCGのセカンダリーセルを決定してもよい。追加要求承認メッセージ611は、セカンダリーノードが提供する無線アクセス技術のRRC設定メッセージを含む。該RRC設定メッセージは、SCGのためのRRCConnectionReconfigurationメッセージ613を含む。該RRCConnectionReconfigurationメッセージ613は、該決定したプライマリーセカンダリーセルに関する設定と該決定したセカンダリーセルに関する設定を少なくとも含む。
612において、マスターノード3Cは、SCGのためのRRCConnectionReconfigurationメッセージ613を端末装置1に送信する。ここで、マスターノード3Cは、セカンダリーノードから受信したRRCConnectionReconfigurationメッセージ613を修正しない。
614において、端末装置1は、RRCConnectionReconfigurationメッセージ613に基づいてSCGに対して新しい設定を適用し、マスターノード3CにRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージ615を送信する。
616において、マスターノード3Cは、再設定完了メッセージ617の送信を介して、端末装置1がRRCConnectionReconfigurationメッセージ613に基づく再設定手順を成功裏に完了したことを通知する。
618において、端末装置1は、セカンダリーノード3Dのプライマリーセカンダリーセルとの同期を取得するために、ランダムアクセス手順619を開始する。
以下、サービングセルcのためのサブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)の設定について説明をする。
図7は、本実施形態におけるPUSCH送信のための送信電力を決定する方法を示すフロー図である。S700において、サービングセル毎に、端末装置1はサービングセルcのための設定最大出力電力(configured maximum output power for serving cell c)PCMAX,cに少なくとも基づいてサービングセルcのためのサブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)を計算する。端末装置1は以下の数式(1)に基づいてサービング
セルcのためのサブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)を計算してもよい。
Figure 2019062343
min{・}は、入力された値のうち最小の値を返す関数である。MPUSCH,c(i)は、サービングセルcおよびサブフレームiのためのPUSCHのリソース割り当ての帯域幅である。該帯域幅はリソースブロックの数によって表現される。PO_PUSCH,c(1)は、サービングセルcのためのパラメータPO_NOMINAL_PUSCH,c(1)とサービングセルcのためのパラメータPO_UE_PUSCH,c(1)の和で構成されるパラメータである。パラメータPO_NOMINAL_PUSCH,c(1)とパラメータPO_UE_PUSCH,c(1)は上位層によって提供される。α(i)は、上位層によって提供されるパラメータである。α(i)は、0、1、または、0より大きく1より小さい値である。PLは、サービングセルcのために端末装置1によって計算される下りリンクパスロスである。ΔTF,cの値は、リソースエレメントの数、および、トランスポートブロックのサイズに少なくとも基づいて決定される。f(i)は、下りリンク制御情報に含まれるTPC(Transmission Power Control)コマンドに少なくとも基づいて与えられる。
サブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)の総和(ΣPPUSCH,c(i))が総合設定出力電力PCMAXを超えない場合(S702−NO)、送信電力PPUSCH,c(i)の設定に関する処理を終了する。
端末装置1の総合送信電力が総合設定出力電力(total configured maximum output power for serving cell c)PCMAXを超える場合(S702−YES)、端末装置1は、以下の不等式(2)を満たすように、サブフレームiにおけるサービングセルcのためのPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)をスケールダウンし(S704)、送信電力PPUSCH,c(i)の設定に関する処理を終了する。端末装置1がサブフレームiにおいてPUCCHを送信しない場合、端末装置1の総合送信電力はステップS700において計算された送信電力PPUSCH,c(i)の総和(ΣPPUSCH,c(i))であってもよい。
Figure 2019062343
CMAXは、総合最大設定出力電力PCMAXのリニア値(linear value)である。pPUSCH,c(i)は、サービングセルcのためのサブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)のリニア値である。pPUCCH(i)は、サブフレームiにおけるPUSCH送信のための送信電力PPUCCH(i)のリニア値である。サブフレームiにおいてPUCCHが送信されない場合、pPUCCH(i)は0である。w(i)は、サービングセルcのためのpPUSCH,c(i)のスケーリングファクターである。一部のサービングセルcのためのw(i)は0であってもよい。w(i)が0よりも大きい場合、w(i)は、残りのサービングセルcに
わたって同じである(same accross the remaining serving cells)。w(i)は0から1の間の値にセットされてもよい。w(i)は0または1であってもよい。
以下、サービングセルcのための設定最大出力電力PCMAX,cのセッティングについて説明をする。
パラメータP−Max2が設定されていない場合、サービングセルcのための設定最大出力電力PCMAX,cはサービングセルcのためのパラメータP−Maxに少なくとも基づいて設定されてもよい。パラメータP−Max2が設定されている場合、サービングセルcのための設定最大出力電力PCMAX,cはサービングセルcのためのパラメータP−MaxとパラメータP−Max2に少なくとも基づいて設定されてもよい。設定最大出力電力PCMAX,cはサブフレーム毎に計算されてもよい。
サービングセルcのための設定最大出力電力PCMAX,cは以下の不等式(3)によって表現される範囲内にセットされてもよい。
Figure 2019062343
パラメータP−Max2が設定されていない場合、PCMAX_L,cは数式(4)によって与えられてもよく、且つ、とPCMAX_H,cは数式(5)に基づいて与えられてもよい。
Figure 2019062343
Figure 2019062343
パラメータP−Max2が設定されている場合、PCMAX_L,cは数式(6)によって与えられてもよく、且つ、とPCMAX_H,cは数式(7)に基づいて与えられてもよい。
Figure 2019062343
Figure 2019062343
max{・}は、入力された値のうち最大の値を返す関数である。PEMAXは、端末装置1のためのパラメータP−Max2によって与えられる値である。PEMAX,cは、サービングセルcのためのパラメータP−Maxによって与えられる値である。PPowerClassは、端末装置1の最大送信電力である。端末装置1の最大送信電力は端末装置1の電力クラスに対応してもよい。端末装置1は、端末装置1の電力クラスを示すUE能力情報603Aをマスターノード3Cに送信してもよい。端末装置1が所定の電力
クラスである場合、UE能力情報603Aは端末装置1の電力クラスを示す情報を含まなくてもよい。マスターノード3C、および、セカンダリーノード3Cは、UE能力情報603Aに端末装置1の電力クラスを示す情報が含まれていないことに基づいて、端末装置1が所定の電力クラスであると判断してもよい。MPRとA−MPRとΔTC,cとΔTIB,cとΔTC,cとΔTProSeは、許容値(tolerance)である。P−MPRは、適用可能な電磁エネルギー吸収要件(applicable electromagnetic energy absorption requirements)を遵守するために許可される最大出力電力削減である。
以下、総合設定最大出力電力PCMAXのセッティングについて説明をする。
パラメータP−Max2が設定されていない場合、総合設定最大出力電力PCMAXはパラメータP−Maxに少なくとも基づいて設定されてもよい。パラメータP−Max2が設定されている場合、総合設定最大出力電力PCMAX,cはパラメータP−MaxとパラメータP−Max2に少なくとも基づいて設定されてもよい。総合設定最大出力電力PCMAX,cはサブフレーム毎に計算されてもよい。
総合設定最大出力電力PCMAXは以下の不等式(8)によって表現される範囲内にセットされてもよい。
Figure 2019062343
パラメータP−Max2が設定されていない場合、PCMAX_Lは数式(9)によって与えられてもよく、且つ、とPCMAX_Hは数式(10)に基づいて与えられてもよい。
Figure 2019062343
Figure 2019062343
パラメータP−Max2が設定されている場合、PCMAX_Lは数式(11)によって与えられてもよく、且つ、とPCMAX_Hは数式(12)に基づいて与えられてもよい。
Figure 2019062343
Figure 2019062343
EMAX,cは、PEMAX,cのリニア値である。pPowerClassは、P
PowerClassのリニア値である。mprは、MPRのリニア値である。a−mprは、A−MPRのリニア値である。pmprは、P−MPRのリニア値である。ΔtC,cは、ΔTC,cのリニア値である。ΔtIB,cは、ΔTIB,cのリニア値である。ΔtC,cは、ΔTC,cのリニア値である。ΔtProSeは、ΔTProSeのリニア値である。
以下、パラメータP−Maxについて説明をする。
パラメータP−MaxはRRC層のパラメータであってもよい。パラメータP−Maxはサービングセル毎に定義されてもよい。サービングセルのためのパラメータP−Maxは修正(再設定)されない。
プライマリーセルのためのパラメータP−Maxは、システムインフォメーションブロックタイプ1に含まれてもよい。プライマリーセルのためのパラメータP−Maxは、パラメータMobilityControlInfoまたはパラメータRadioResourceConfigCommonに含まれてもよい。
パラメータMobilityControlInfoは、EUTRA内におけるモビリティに関連するパラメータを含む。EUTRA内のモビリティはEUTRA内のソースプライマリーセルからターゲットプライマリーセルへのハンドオーバを意味する。パラメータMobilityControlInfoはRRCConnectionReconfiguration605に含まれてもよい。端末装置1は、パラメータMobilityControlInfoに少なくとも基づいてソースプライマリーセルからターゲットプライマリーセルにハンドオーバする。
パラメータRadioResourceConfigCommonは、パラメータMobilityControlInfoに含まれてもよい。すなわち、パラメータRadioResourceConfigCommonは、RRCConnectionReconfiguration605に含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonは、共通無線リソース設定を示すために用いられてもよい。例えば、パラメータRadioResourceConfigCommonに含まれる共通無線リソース設定は、ランダムアクセスパラメータ、プライマリーセルのための静的な(static)物理層パラメータ、プライマリーセルのためのPO_NOMINAL_PUSCH,c(1)を示すためのパラメータP0−NominalPUSCH、および/または、プライマリーセルのためのα(1)を示すためのパラメータalphaを少なくとも含んでもよい。
MCGのセカンダリーセルのためのパラメータP−Maxは、パラメータRadioResourceConfigCommonSCellに含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonSCellは、RRCConnectionReconfiguration605に含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigCommonSCellは、共通無線リソース設定を示すために用いられてもよい。例えば、パラメータRadioResourceConfigCommonSCellに含まれる共通無線リソース設定は、セカンダリーセルのための静的な(Static)物理層パラメータ、セカンダリーセルのためのPO_NOMINAL_PUSCH、c(1)を示すためのパラメータP0−NominalPUSCH、および/または、セカンダリーセルのためのα(1)を示すためのパラメータalphaを少なくとも含んでもよい。端末装置1は、パラメータRadioResourceConfigCommonSCellに少なくとも基づいて、セカンダリーセルを追加してもよい。すなわち、セカンダリーセルのためのパラメータP−Maxは、該セカンダリー
セルが追加される場合に設定される。セカンダリーセルのためのパラメータP−Maxは、該セカンダリーセルを修正する場合に再設定されない。
パラメータRadioResourceConfigDedicatedSCellは、RRCConnectionReconfiguration605および/または613に含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedSCellは、セカンダリーセルのためのUE固有の物理チャネル設定を示すために用いられてもよい。パラメータPhysicalConfigDedicatedSCellは、セカンダリーセルのためのPO_UE_PUSCH,c(1)を示すためのパラメータP0−UE−PUSCHを少なくとも含んでもよい。
以下、パラメータP−Max2について説明をする。
パラメータP−Max2はRRC層のパラメータであってもよい。パラメータP−Max2はパラメータRRCConnectionReconfiguration613に含まれてもよい。端末装置1のためのパラメータP−Max2は再設定されてもよい。基地局装置3は、パラメータRRCConnectionReconfiguration613を送信した後に、他のパラメータRRCConnectionReconfigurationを送信することによって、端末装置1のためのパラメータP−Max2を再設定してもよい。マスターノード3Cは、セカンダリーノード3Dから受信した情報(例えば、追加要求承認メッセージ611)に少なくとも基づいて、端末装置1に対してパラメータP−Max2を設定、または、再設定してもよい。
パラメータP−Max2は、パラメータRadioResourceConfigDedicatedに含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedは、パラメータRRCConnectionReconfiguration613に含まれてもよい。パラメータRadioResourceConfigDedicatedは、専用の(dedicated)物理設定を修正するために用いられる。専用の設定を、端末装置1固有の(specific)設定とも称する。
パラメータP−Max2は、パラメータPhysicalConfigDedicatedに含まれてもよい。パラメータPhysicalConfigDedicatedは、パラメータRadioResourceConfigDedicatedに含まれてもよい。すなわち、パラメータPhysicalConfigDedicatedは、パラメータRRCConnectionReconfiguration613に含まれてもよい。パラメータPhysicalConfigDedicatedは、プライマリーセルのためのUE固有の物理チャネル設定を示すために用いられてもよい。パラメータPhysicalConfigDedicatedは、プライマリーセルのためのPO_UE_PUSCH、c(1)を示すためのパラメータP0−UE−PUSCHを少なくとも含んでもよい。
以下、MCGのための第1のMACエンティティにおけるPHR(Power Headroom Report)の手順について説明をする。図8は、本実施形態におけるPHRの手順を説明するためのフロー図である。
(S800)端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、パラメータP−Max2が設定または再設定されたことに少なくとも基づいてPHRをトリガーしてもよい。端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、パラメータP−Maxが設定または再設定されたとしてもPHRをトリガーしなくてもよい。
(S800)において、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、総合設定最大出力電力PCMAXの変化量に基づいてPHRをトリガーしてもよい。例えば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、PHRが直近で(最後に)トリガー(または送信)されたサブフレームiの総合設定最大出力電力PCMAXに対して、サブフレームi+nの総合設定最大出力電力PCMAXが所定の値よりも大きく変化しているとすれば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、サブフレームi+nにおいてPHRをトリガーしてもよい。
(S800)において、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、設定最大出力電力PCMAX,cの変化量に基づいてPHRをトリガーしてもよい。例えば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、PHRが直近で(最後に)トリガー(または送信)されたサブフレームiの設定最大出力電力PCMAX,cに対して、サブフレームi+nの設定最大出力電力PCMAX,cが所定の値よりも大きく変化しているとすれば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、サブフレームi+nにおいてPHRをトリガーしてもよい。
(S800)において、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、設定最大出力電力PCMAX,cの算出に用いられた許容値の変化量に基づいてPHRをトリガーしてもよい。例えば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、PHRが直近で(最後に)トリガー(または送信)されたサブフレームiの設定最大出力電力PCMAX,cの算出に用いられた許容値に対して、サブフレームi+nの設定最大出力電力PCMAX,cの算出に用いられた許容値が所定の値よりも大きく変化しているとすれば、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、サブフレームi+nにおいてPHRをトリガーしてもよい。
(S800)において、端末装置1(EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティ)は、EUTRAに属するプライマリーセカンダリーセルが追加されたことに少なくとも基づいてPHRをトリガーしてもよい。端末装置1(EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティ)は、NRに属するプライマリーセカンダリーセルが追加されたとしてもPHRをトリガーしなくてもよい。
(S800)において、端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、MCGのセカンダリーセルが活性化されたことに少なくとも基づいてPHRをトリガーしてもよい。
(S800)において、端末装置1(EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティ)は、EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティに属するセカンダリーセルが活性化されたことに少なくとも基づいてPHRをトリガーしてもよい。
(S800)において、端末装置1(EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティ)は、EUTRAのSCGのための第2のMACエンティティに属するセカンダリーセルが活性化されたことに少なくとも基づいてPHRをトリガーしてもよい。端末装置1(EUTRAのMCGのための第1のMACエンティティ)は、NRのSCGための第2のMACエンティティに属するセカンダリーセルが活性化されたとしてもPHRをトリガーしなくてもよい。
端末装置1は、活性化されているセカンダリーセルのためのPDCCHをモニタする。端末装置1は、非活性化されているセカンダリーセルのためのPDCCHをモニタしない。端末装置1(MCGのための第1のMACエンティティ)は、MCGのサービングセルにおいて受信した情報に基づいて、MCGに属するセカンダリーセルを活性化または非活
性化してもよい。端末装置1(SCGのための第2のMACエンティティ)は、SCGのサービングセルにおいて受信した情報に基づいて、SCGに属するセカンダリーセルを活性化または非活性化してもよい。
(S800)端末装置1は、少なくとも1つのPHRがトリガーされ、且つ、キャンセルされていないことに少なくとも基づいて、PH(Power Headroom)を送信してもよい。MCGのための第1のMACエンティティは、少なくとも1つのPHRがトリガーされ、且つ、キャンセルされていないことに少なくとも基づいて、物理層からPH(Power Headroom)の値を取得し、且つ、‘Multiplexing
and Assembly’エンティティにPHR MAC CEを生成および送信するよう指示してもよい。PHR MAC CEは、物理層から取得したPHの値を示す情報である。ここで、MACエンティティと‘Multiplexing and Assembly’エンティティはMAC層のエンティティである。ここで、該PHは、MCGのサービングセルcのそれぞれのためのPHを含んでもよい。ここで、該PHは、EUTRAのSCGのサービングセルcのそれぞれのためのPHを含んでもよい。ここで、該PHは、NRのSCGのサービングセルcのそれぞれのためのPHを含まない。
以下、PHの計算方法について説明をする。PHをタイプ1PHとも称する。
端末装置1(物理層)は、PHの計算のために設定最大出力電力PCMAX、cを少なくとも用いる。端末装置1は、PHの計算のために総合設定最大出力電力PCMAXを用いない。端末装置1がサービングセルcのサブフレームiにおいてPUCCHを送信せず、且つ、PUSCHを送信する場合、端末装置1は以下の数式(13)に基づいてサービングセルcのためのサブフレームiにおけるPHを計算してもよい。
Figure 2019062343
以下、本実施形態における、端末装置1および基地局装置3の種々の態様について説明する。
(1)本実施形態の第1の態様は、端末装置1であって、パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)およびPH(Power Headroom)の値を計算する送信電力制御部1015と、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2のうち、前記パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHR(Power Headroom
Report)をトリガーする上位層処理部101と、前記PHの値を示す情報(PHR MAC CE)を送信する送信部107と、を備える。
(2)本実施形態の第2の態様は、基地局装置3であって、パラメータP−Max2の設定または再設定を指示する情報を、端末装置1に送信する送信部307と、PH(Power Headroom)の値を示す情報(PHR MAC CE)を、前記端末装置1から受信する受信部305と、を備え、前記パラメータP−Max2が設定されない場合、前記端末装置1によってパラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、前記パラメータP−Max2が
設定される場合、前記端末装置1によって前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、PUSCH送信のための送信電力PPUSCH,c(i)および前記PHの値は、前記端末装置1によって前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて計算され、前記パラメータP−Max2の設定または再設定の指示に少なくとも基づいて、前記端末装置1においてPHR(Power Headroom Reporting)がトリガーされる。
これにより、端末装置1と基地局装置3との間において、情報が効率的に伝送される。
本実施形態に関わる基地局装置3は、複数の装置(例えば、マスターノード3Cとセカンダリーノード3Dなど)から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上述した実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、処理時に一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリに読み込まれ、あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
尚、上述した実施形態における装置の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体等のいずれであってもよい。
さらに「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、すなわち典型的には集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジ
タルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。汎用用途プロセッサ、または前述した各回路は、ディジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
101 上位層処理部
103 制御部
105 受信部
107 送信部
301 上位層処理部
303 制御部
305 受信部
307 送信部
1011 無線リソース制御部
1013 スケジューリング部
1015 送信電力制御部
3011 無線リソース制御部
3013 スケジューリング部
3015 送信電力制御部

Claims (4)

  1. パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、
    前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、
    前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力およびPH(Power Headroom)の値を計算する送信電力制御部と、
    前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2のうち、前記パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHR(Power Headroom Report)をトリガーする上位層処理部と、
    前記PHの値を示す情報を送信する送信部と、を備える端末装置。
  2. パラメータP−Max2の設定または再設定を指示する情報を、端末装置に送信する送信部と、
    PH(Power Headroom)の値を示す情報を、前記端末装置から受信する受信部と、を備え、
    前記パラメータP−Max2が設定されない場合、前記端末装置によってパラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、
    前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記端末装置によって前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、
    PUSCH送信のための送信電力および前記PHの値は、前記端末装置によって前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて計算され、
    前記パラメータP−Max2の設定または再設定の指示に少なくとも基づいて、前記端末装置においてPHR(Power Headroom Reporting)がトリガーされる基地局装置。
  3. 端末装置の通信方法であって、
    パラメータP−Max2が設定されない場合、パラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、
    前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cを設定し、
    前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて、PUSCH送信のための送信電力およびPH(Power Headroom)の値を計算し、
    前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2のうち、前記パラメータP−Max2が設定または再設定されることに少なくとも基づいてPHR(Power Headroom Report)をトリガーし、
    前記PHの値を示す情報を送信する通信方法。
  4. 基地局装置の通信方法であって、
    パラメータP−Max2の設定または再設定を指示する情報を、端末装置に送信し、
    PH(Power Headroom)の値を示す情報を、前記端末装置から受信し、
    前記パラメータP−Max2が設定されない場合、前記端末装置によってパラメータP−Maxに少なくとも基づいてサービングセルcのための設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、
    前記パラメータP−Max2が設定される場合、前記端末装置によって前記パラメータP−Maxと前記パラメータP−Max2に少なくとも基づいて前記設定最大送信電力PCMAX,cが設定され、
    PUSCH送信のための送信電力および前記PHの値は、前記端末装置によって前記設定最大送信電力PCMAX,cに少なくとも基づいて計算され、
    前記パラメータP−Max2の設定または再設定の指示に少なくとも基づいて、前記端末装置においてPHR(Power Headroom Reporting)がトリガーされる通信方法。
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