JP2019062278A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置から外部機器に原稿の画像データを送信した旨を送信先のユーザーに通知する作業を簡略化する。【解決手段】画像形成装置は、通信部と、原稿を読み取る画像読取部と、画像読取部の読み取りによって得られた原稿の画像データに対して文字認識処理を行うことにより、画像データからメールアドレスを検出し、当該検出したメールアドレスを、画像データを添付した電子メールの送信先に設定する制御部と、を備える。制御部は、画像データに対して文字認識処理を行うことにより、画像データから電話番号を検出し、当該検出した電話番号を、電子メールを送信した旨のメッセージの通知先に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、外部機器に通信可能に接続される画像形成装置に関する。
ファクシミリなどの画像形成装置は、原稿を読み取り、読み取った原稿の画像データをユーザー指定の送信先に送信する。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開2016−72943号公報
一般的に、画像形成装置から外部機器に画像データを送信し、当該画像データを外部機器が受信すると、外部機器は画像データを受信した旨の報知を行う。しかし、このとき、送信先のユーザーが外部機器の周辺に居なければ、画像形成装置から外部機器に画像データが送信されたことを送信先のユーザーに気付かせることができない。その結果、画像形成装置から外部機器に送信した画像データが長期間にわたって放置されるという不都合が生じ得る。
このような不都合を解消するには、送信元のユーザーから送信先のユーザーに対し、電話や電子メールを用いて、画像形成装置から外部機器に画像データを送信した旨を通知する必要がある。しかし、送信元のユーザーからすると、通知する作業を別途行うのは煩わしく利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像形成装置から外部機器に原稿の画像データを送信した旨を送信先のユーザーに通知する作業を簡略化することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、外部機器に通信可能に接続される通信部と、原稿を読み取る画像読取部と、画像読取部の読み取りによって得られた原稿の画像データに対して文字認識処理を行うことにより、画像データからメールアドレスを検出し、当該検出したメールアドレスを、画像データを添付した電子メールの送信先に設定する制御部と、を備える。制御部は、画像データに対して文字認識処理を行うことにより、画像データから電話番号を検出し、当該検出した電話番号を、電子メールを送信した旨のメッセージの通知先に設定する。
本発明の構成では、電子メールに添付する画像データの基となる原稿に電話番号を記載しておくことにより、当該記載した電話番号がメッセージ(原稿の画像データを添付した電子メールを送信した旨のメッセージ)の通知先に設定される。これにより、画像形成装置から外部機器に原稿の画像データを送信した旨を送信先のユーザーに通知する作業が簡略化される(原稿に電話番号を記載するだけでよい)。このため、送信元のユーザーにとっては利便性が良い。
本発明の構成では、画像形成装置から外部機器に原稿の画像データを送信した旨を送信先のユーザーに通知する作業を簡略化することができる。
本発明の一実施形態による複合機の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による複合機の構成を示す概略図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う処理(検出処理、メール送信先設定処理およびメッセージ通知先設定処理)の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部が読み取る原稿の一例を示す図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルが表示する設定画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルが表示する確認画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う再読取処理の流れを示すフローチャート
<複合機の構成>
図1および図2に示すように、本実施形態の複合機100(「画像形成装置」に相当)は、制御部1を備える。制御部1は、CPU11、メモリー12および画像処理回路13を含む。CPU11は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、複合機100の各部を制御するための処理を行う。メモリー12は、不揮発性メモリー(ROM)と揮発性メモリー(RAM)とを含む。CPU11を動作させるためのプログラムおよびデータは、ROMに記憶され、RAMに展開される。画像処理回路13は、画像データに対して種々の画像処理を行うための専用回路やメモリーを含む。制御部1は、画像処理回路13を用いて、画像データに対して画像処理(後述する消去処理など)を行う。
また、複合機100は、画像読取部2を備える。画像読取部2は、制御部1に接続される。制御部1は、画像読取部2の読取動作を制御する。
画像読取部2は、原稿Dを読み取る。画像読取部2は、ランプ21およびイメージセンサー22など原稿Dを光学的に読み取るための光学系部材を含む。光学系部材は、画像読取部2の筐体の内部に収容される。画像読取部2の筐体の上面には、コンタクトガラスCGが設置される。そして、画像読取部2は、コンタクトガラスCG上にセットされた原稿Dを読み取る。
ここで、制御部1は、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データに存在するテキスト(原稿Dに記載されたテキスト)を認識する文字認識処理を行う。制御部1による文字認識処理では、たとえば、OCR(Optical Character Recognition)技術が用いられる。
また、複合機100は、印刷部3を備える。印刷部3は、制御部1に接続される。制御部1は、印刷部3の印刷動作を制御する。
印刷部3は、トナー像を形成し、当該形成したトナー像を用紙に転写(印刷)する。たとえば、印刷部3は、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データに基づき、用紙に転写するトナー像を形成する。
また、複合機100は、操作パネル4を備える。操作パネル4は、制御部1に接続される。制御部1は、操作パネル4の表示動作を制御するとともに、操作パネル4に対して行われた操作を検知する。
操作パネル4は、タッチスクリーン41およびハードウェアボタン42を含む。タッチスクリーン41は、ソフトウェアボタンを配した画面を表示し、ユーザーからタッチ操作を受け付ける。ハードウェアボタン42は、操作パネル4に複数設けられる。たとえば、ハードウェアボタンとしては、ジョブの実行を指示するスタート操作をユーザーから受け付けるためのスタートボタンなどがある。
また、複合機100は、通信部5を備える。通信部5は、制御部1に接続される。制御部1は、通信部5を用いて、複合機100に通信可能に接続された外部機器200と通信する。
通信部5は、複合機100をインターネットなどのネットワークNTに接続するための通信インターフェースであり、通信用の回路やメモリー、ネットワークケーブルを接続するためのコネクターなどを含む。そして、複合機100(通信部5)は、ネットワークNTを介して、外部機器200と通信可能に接続される。たとえば、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピューター、サーバー、タブレットコンピューター、スマートフォン、および、携帯電話など、種々の外部機器200を複合機100に通信可能に接続することができる。
ここで、複合機100には、メール機能が搭載される。これにより、メール機能を搭載した外部機器200(メーラーがインストールされた外部機器200)に対し、複合機200から電子メールを送信することができる。また、外部機器200から複合機100への電子メールの送信も可能である。すなわち、複合機100はメールジョブの実行が可能に構成される。複合機100により実行されるメールジョブについては、後に詳細に説明する。
さらに、複合機100には、ショートメッセージサービス(SMS)を利用するためのSMS機能が搭載される。これにより、SMS機能を搭載した外部機器200(スマートフォンや携帯電話など)に対し、複合機100からショートメッセージを通知することができる。
また、複合機100は、記憶部6を備える。記憶部6は、制御部1に接続される。制御部1は、記憶部6からのデータの読み出しや記憶部6へのデータの書き込みを行う。特に限定されないが、記憶部6は、ROM(EEPROMなど)やHDDなどの不揮発性の記憶デバイスを含む。
<メールジョブ>
制御部1は、メールジョブの実行に際し、メール画面(図示せず)の表示指示を操作パネル4に与える。当該表示指示を受けた操作パネル4は、メール画面を表示し、メール本文の入力をユーザーから受け付ける。
複合機100により実行されるメールジョブでは、複合機100で読み取った原稿Dの画像データを電子メールに添付することができる。電子メールへの画像データの添付指示の受け付けは操作パネル4が行う。たとえば、操作パネル4は、メール画面に添付ボタンを配する。そして、操作パネル4は、添付ボタンに対するタッチ操作を添付指示として受け付ける。
制御部1は、操作パネル4が添付指示を受け付けたことを検知すると、「複合機に原稿をセットしてスタートボタンを押してください」といった内容のメッセージを操作パネル4に表示させる。これにより、ユーザーにより、コンタクトガラスCG上に原稿Dがセットされ、操作パネル4のスタートボタンが押下される。
制御部1は、スタートボタンに対して押下操作が行われたことを検知すると、画像読取部2に原稿Dの読み取りを行わせる。その後、制御部1は、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データを電子メールに添付する。言い換えると、制御部1は、原稿Dの画像データを含む電子メールを生成する。
なお、制御部1は、電子メールに添付する画像データのフォーマット(たとえば、pdfやjpgなど)の指定受付を操作パネル4に行わせる。そして、制御部1は、原稿Dの画像データをユーザー指定のフォーマットに変換し、当該変換した画像データを電子メールに添付する。
また、制御部1は、メールジョブの実行に際し、ユーザー指定のメールアドレスをメール送信先に設定するメール送信先設定処理を行う。そして、制御部1は、原稿Dの画像データを添付した電子メールを生成すると、メール送信先設定処理で設定したメール送信先に対し、通信部5を介して、原稿Dの画像データを添付した電子メールを送信する。
通常モードでは、メールジョブの実行に際し、ユーザー指定のメールアドレスの入力受付が操作パネル4により行われる。操作パネル4は、たとえば、ソフトウェアキーボードを表示し、メールアドレスの入力受付を行う。なお、複合機100に予め登録されたアドレス帳から、ユーザー指定のメールアドレスを選択することもできる。そして、制御部1は、ユーザーがソフトウェアキーボードを操作して入力したメールアドレスあるいはユーザーがアドレス帳から選択したメールアドレスをメール送信先に設定する。
また、制御部1は、メールジョブの実行に際し、メッセージ通知機能を有効にするか無効にするかの設定受付を操作パネル4に行わせる。制御部1は、メッセージ通知機能を有効にする旨を操作パネル4が受け付けると、メッセージ通知機能を有効に設定する。
制御部1は、メッセージ通知機能を有効に設定した場合、ユーザー指定の電話番号をメッセージ通知先に設定するメッセージ通知先設定処理を行う。そして、制御部1は、電子メールを送信して以降、メッセージ通知先設定処理で設定したメッセージ通知先に対し、通信部5を介して、電子メールを送信した旨のメッセージを通知する。このとき、SMS機能が使用される。
通常モードでは、メールジョブの実行に際し、ユーザー指定の電話番号の入力受付が操作パネル4により行われる。操作パネル4は、たとえば、ソフトウェアキーボードを表示し、電話番号の入力受付を行う。なお、複合機100に予め登録されたアドレス帳から、ユーザー指定の電話番号を選択することもできる。そして、制御部1は、ユーザーがソフトウェアキーボードを操作して入力した電話番号あるいはユーザーがアドレス帳から選択した電話番号をメッセージ通知先に設定する。
<特殊モード>
ユーザーからすると、ソフトウェアキーボードを操作してメールアドレスや電話番号を入力したり、アドレス帳からメールアドレスや電話番号を選択したりするのは、煩わしく利便性が悪い。そこで、特殊モードが準備される。
特殊モードを有効にするか無効にするかの設定は操作パネル4がユーザーから受け付ける。特殊モードを有効にする旨を操作パネル4が受け付けると、制御部1は、特殊モードを有効に設定する。
制御部1は、特殊モードを有効に設定した場合、画像読取部2が原稿Dを読み取ると、原稿Dの画像データからメールアドレスおよび電話番号を検出する処理(以下、検出処理と称する)を行う。そして、制御部1は、検出処理で検出したいずれかのメールアドレスをメール送信先に設定する処理をメール送信先設定処理として行う。また、制御部1は、検出処理で検出したいずれかの電話番号をメッセージ通知先に設定する処理をメッセージ通知先設定処理として行う。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、制御部1が行う処理(検出処理、メール送信先設定処理およびメッセージ通知先設定処理)の流れを説明する。図3に示すフローチャートのスタート時点では、特殊モードが有効に設定されているとする。そして、電子メールへの画像データの添付指示を操作パネル4が受け付け、その後、操作パネル4のスタートボタンが操作されたことを制御部1が検知したとき、図3に示すフローチャートがスタートする。
ステップS1において、制御部1は、原稿Dの読み取りを画像読取部2に行わせる。なお、原稿Dの読取枚数は特に限定されず、1枚でもよいし、複数枚でもよい。
ステップS2において、制御部1は、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データから、メールアドレスおよび電話番号を検出する検出処理を行う。このとき、制御部1は、原稿Dの画像データに対して文字認識処理を行うことによって原稿Dの画像データからテキストデータを抽出し、メールアドレスおよび電話番号を検出する。なお、画像読取部2が複数枚の原稿Dを読み取った場合、制御部1は、複数枚の原稿Dの各画像データを検出処理(文字認識処理)の処理対象とする。
一例として、図4に示すような原稿Dの読み取りを画像読取部2が行った場合には、符号A1を付した文字列(便宜上、図4では「aaa@aaa.aa.aa」で示す)、符号A2を付した文字列(便宜上、図4では「bbb@bbb.bb.bb」で示す)および符号A3を付した文字列(便宜上、図4では「ccc@ccc.cc.cc」で示す)がそれぞれメールアドレスとして制御部1により検出される。たとえば、制御部1は、所定記号(たとえば、「@」)を含む文字列をメールアドレスとして検出する。あるいは、制御部1は、記憶部6に予め記憶されたアドレス検出用の識別子(ドメイン名)を含む文字列をメールアドレスとして検出する。
また、図4に示した原稿Dの読み取りを画像読取部2が行った場合には、符号N1を付した数字列(便宜上、図4では「1111111111」で示す)および符号N2を付した数字列(便宜上、図4では「2222222222」で示す)がそれぞれ電話番号として制御部1により検出される。たとえば、制御部1は、所定数以上の数字(数を表す文字)が連続して並ぶ数字列(数を表す文字の列)を電話番号として検出する。
図3に戻り、ステップS3において、制御部1は、メールアドレスおよび電話番号が画像データに存在するか否か(原稿Dにメールアドレスおよび電話番号が記載されているか否か)を判断する。言い換えると、制御部1は、原稿Dの画像データからメールアドレスおよび電話番号を検出できたか否かを判断する。その結果、メールアドレスおよび電話番号が原稿Dの画像データに存在すると制御部1が判断した場合には、ステップS4に移行する。
ステップS4において、制御部1は、予め登録された所定のマークが付されたメールアドレスであるマーク付きメールアドレスおよび所定のマークが付された電話番号であるマーク付き電話番号が原稿Dの画像データに存在するか否か(原稿Dに記載のメールアドレスおよび電話番号にマークが付されているか否か)を判断する。言い換えると、制御部1は、原稿Dの画像データからマーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号を検出できたか否かを判断する。
なお、マークの形態(色や形状など)を示すマーク情報はユーザーにより予め登録され記憶部6に記憶される。制御部1は、マーク情報に基づき、マーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号が原稿Dの画像データに存在するか否かを判断する。
たとえば、図4に示すような楕円枠EFをマークとして登録することができる。図4に示す例では、メールアドレスA1にマークが付され、電話番号N1にマークが付されていると制御部1が判断する。すなわち、制御部1は、楕円枠EFで囲まれたメールアドレスA1および電話番号N1をそれぞれマーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号として検出する。
なお、マークの形態は特に限定されず、任意に変更可能である。当該変更は操作パネル4がユーザーから受け付ける。たとえば、楕円形状とは異なる形状の枠がマークとして登録されてもよい。
また、直線や二重線、波線、点線などの線がマークとして登録されてもよい。線がマークとして登録された場合には、図示しないが、たとえば、下線が付されたメールアドレスおよび下線が付された電話番号がそれぞれマーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号として検出される。
図3に戻り、ステップS4において、マーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号が原稿Dの画像データに存在すると制御部1が判断した場合には、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部1は、マーク付きメールアドレスをメール送信先に設定し、マーク付き電話番号をメッセージ通知先に設定する。このとき、制御部1は、マーク付きメールアドレスの宛先種別をTOに設定する。その後、ステップS6に移行する。
ステップS6において、制御部1は、マークが付されていないメールアドレスであるマーク無しメールアドレスが原稿Dの画像データに存在するか否かを判断する。言い換えると、制御部1は、原稿Dの画像データから、マーク付きメールアドレスに加えて、マーク無しメールアドレスも検出したか否かを判断する。その結果、マーク無しメールアドレスが原稿Dの画像データに存在すると制御部1が判断した場合には、ステップS7に移行する。
ステップS7に移行すると、制御部1は、図5に示すような設定画面410の表示指示を操作パネル4に与える。当該表示指示を受けた操作パネル4は、設定画面410を表示する。そして、操作パネル4は、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信するか否かをユーザーから受け付ける。その後、ステップS8に移行する。
設定画面410には、図5に示すように、「OK」ボタンB11および「Cancel」ボタンB12が配される。また、設定画面410には、アドレス表示欄411が配される。アドレス表示欄411には、「CC」ボタンおよび「BCC」ボタンを含む選択ボタン412が配される。また、アドレス表示欄411には、制御部1が原稿Dの画像データから検出したマーク無しメールアドレスが表示される。
たとえば、図4に示した原稿Dの読み取りを画像読取部2が行った場合には、メールアドレスA2およびA3がそれぞれマーク無しメールアドレスとして制御部1により検出される。この場合、図5に示すように、メールアドレスA2を表示したアドレス表示欄411およびメールアドレスA3を表示したアドレス表示欄411が設定画面410に配される。
制御部1は、選択ボタン412に対するタッチ操作が行われたことを検知すると、当該タッチ操作を受けた選択ボタン412に対応するアドレス表示欄411のマーク無しメールアドレスが選択されたと判断する。その後、「OK」ボタンB11に対するタッチ操作が行われたことを検知すると、制御部1は、選択されたマーク無しメールアドレスをメール送信先に設定する。すなわち、設定画面410では、マーク付きメールアドレスに加えて、マーク無しメールアドレスもメール送信先に設定することができる。
たとえば、図5に示した例において、メールアドレスA2のアドレス表示欄411に対応する「CC」ボタンへのタッチ操作が行われたとする(タッチ操作が行われた「CC」ボタンの表示色は反転する)。そして、その後、「OK」ボタンB11へのタッチ操作が行われたとする。この場合、制御部1は、メールアドレスA2をメール送信先に追加設定する(メールアドレスA2が選択されたと制御部1が判断する)。ただし、制御部1は、メールアドレスA2の宛先種別についてはCCに設定する。この例では、メールアドレスA3は選択されていないので、メールアドレスA3はメール送信先に設定されない。
図示しないが、図5に示した例において、「OK」ボタンB11へのタッチ操作が行われる前に、メールアドレスA2のアドレス表示欄411に対応する「CC」ボタンに加えて、メールアドレスA3のアドレス表示欄411に対応する「CC」ボタンへのタッチ操作も行われたとする。この場合には、メールアドレスA2およびA3がそれぞれメール送信先に追加設定される(メールアドレスA2およびA3が選択されたと制御部1が判断する)。そして、メールアドレスA2およびA3の各宛先種別はCCに設定される。
また、図示しないが、図5に示した例において、「OK」ボタンB11へのタッチ操作が行われる前に、メールアドレスA2のアドレス表示欄411に対応する「CC」ボタンに加えて、メールアドレスA3のアドレス表示欄411に対応する「BCC」ボタンへのタッチ操作も行われたとする(タッチ操作が行われた「BCC」ボタンの表示色は反転する)。この場合には、メールアドレスA2およびA3がそれぞれメール送信先に追加設定される(メールアドレスA2およびA3が選択されたと制御部1が判断する)。そして、メールアドレスA2の宛先種別はCCに設定されるが、メールアドレスA3の宛先種別はBCCに設定される。
なお、設定画面410の「Cancel」ボタンB12へのタッチ操作が行われた場合には、マーク無しメールアドレスはメール送信先に設定されない。
図3に戻り、ステップS8に移行すると、制御部1は、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信する旨を操作パネル4が受け付けたか否かを判断する。その結果、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信する旨を操作パネル4が受け付けた(設定画面410の「OK」ボタンB11に対するタッチ操作が行われた)と制御部1が判断した場合には、ステップS9に移行する。
ステップS9に移行すると、制御部1は、マーク無しメールアドレスをメール送信先に追加設定する。このとき、制御部1は、設定画面410(図5参照)に表示されたメールアドレスのうち、選択されたと判断したメールアドレスについてはメール送信先に追加設定するが、他のメールアドレスについてはメール送信先に設定しない。この後、ステップS10に移行する。
ステップS8において、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信しない旨を操作パネル4が受け付けた(設定画面410の「Cancel」ボタンB12に対するタッチ操作が行われた)と制御部1が判断した場合には、ステップS9の処理が省略され、ステップS10に移行する。また、ステップS6において、マーク無しメールアドレスが原稿Dの画像データに存在しないと制御部1が判断した場合には、ステップS7およびS8の各処理が省略され、ステップS10に移行する。
ステップS10に移行すると、制御部1は、図6に示すような確認画面420を操作パネル4に表示させる。確認画面420には、制御部1がメール送信先に設定し宛先種別をTOに設定したメールアドレスが表示される。また、確認画面420には、制御部1がメッセージ通知先に設定した電話番号が表示される。なお、制御部1がメール送信先に設定したメールアドレスであって宛先種別をCCまたはBCCに設定したメールアドレスが存在する場合には、当該メールアドレスも確認画面420に表示される。図6には、一例として、メールアドレスA1およびA2がメール送信先に設定され、メールアドレスA1およびA2の各宛先種別がそれぞれTOおよびCCに設定され、電話番号N1がメッセージ通知先に設定された場合の確認画面420を図示する。
また、設定画面420には、「OK」ボタンB21および「Cancel」ボタンB22が配される。制御部1は、「OK」ボタンB21に対する操作を検知すると、確認画面420に現在表示されているメールアドレスをメール送信先として確定するとともに、確認画面420に現在表示されている電話番号をメッセージ通知先として確定する。なお、制御部1は、「Cancel」ボタンB22に対する操作を検知すると、メール送信先およびメッセージ通知先の各設定内容をキャンセルする。
図3に戻り、確認画面420の表示後、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、制御部1は、確認画面420においてメール送信先およびメッセージ通知先を確定する確定操作(「OK」ボタンB21に対する操作)が行われたか否か判断する。その結果、確定操作が行われたと制御部1が判断した場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、制御部1は、確認画面420に現在表示されているメールアドレスをメール送信先として確定する。また、制御部1は、確認画面420に現在表示されている電話番号をメッセージ通知先として確定する。それ以降、電子メールの送信指示の受け付けが操作パネル4により行われる。
電子メールの送信指示を操作パネル4がユーザーから受け付けると、ステップS13において、制御部1は、確定したメール送信先に対し、通信部5を介して、原稿Dの画像データを添付した電子メールを送信する。さらに、制御部1は、確定したメッセージ通知先に対し、通信部5を介して、電子メールを送信した旨のメッセージを通知する。
ここで、図4に示した原稿Dを画像読取部2が読み取った場合には、電話番号N1に加えて、電話番号N2も制御部1により検出される。電話番号N1にはマーク(楕円枠EF)が付されている一方で、電話番号N2にはマークが付されていない。この場合、制御部1は、電話番号N1にメッセージを通知する。しかし、制御部1は、電話番号N2にはメッセージを通知しない。すなわち、制御部1は、原稿Dの画像データから、マーク付き電話番号に加えて、マーク無し電話番号を検出しても、マーク無し電話番号はメッセージ通知先に設定しない。
ステップS11において、確定操作が行われていない(「Cancel」ボタンB22に対する操作が行われた)と制御部11が判断した場合には、本フローは終了する。この場合には、電子メールの送信は行われず、メッセージの通知も行われない。
ステップS4において、マーク付きメールアドレスおよびマーク付き電話番号が原稿Dの画像データに存在しないと制御部1が判断した場合には、ステップS14に移行する。
ステップS14に移行すると、制御部1は、選択画面(図示せず)の表示指示を操作パネル4に与える。当該表示指示を受けた操作パネル4は、選択画面を表示し、メール送信先に設定するメールアドレスおよびメッセージ通知先に設定する電話番号の選択受付(選択操作の受け付け)の受け付けを行う。
図示しないが、選択画面には、制御部1が検出処理で検出した全てのメールアドレスが選択肢として表示される。また、選択画面には、制御部1が検出処理で検出した全ての電話番号が選択肢として表示される。すなわち、制御部1が検出したメールアドレス(ユーザーが原稿Dに記載したメールアドレス)からメール送信先を選択することができ、制御部1が検出した電話番号(ユーザーが原稿Dに記載した電話番号)からメッセージ通知先を選択することができる。なお、メールアドレスの選択後、選択したメールアドレスの宛先種別の設定受付が操作パネル4により行われる。
選択画面に対して選択操作が行われた後、ステップS15に移行する。ステップS15に移行すると、制御部1は、選択操作で選択された選択メールアドレスをメール送信作に設定する。また、制御部1は、選択操作で選択された選択電話番号をメッセージ通知先に設定する。その後、ステップS10に移行する。
ステップS3において、メールアドレスおよび電話番号が原稿Dの画像データに存在しないと制御部1が判断した場合には、ステップS16に移行する。ステップS16に移行すると、制御部1は、再読取処理を行う。
以下に、図7に示すフローチャートを参照し、制御部1により行われる再読取処理の流れを説明する。図7に示すフローチャートは、図3に示したフローチャートのステップS3において、メールアドレスおよび電話番号が原稿Dの画像データに存在しないと制御部1が判断したときにスタートする。
ステップS21において、制御部1は、メールアドレスおよび電話番号を追記した原稿Dの読み取りを再実行するよう促す報知メッセージを操作パネル4に表示させる。このような報知を行うことによって、ユーザーにより、原稿Dにメールアドレスおよび電話番号が追記される(たとえば、メールアドレスおよび電話番号は手書きされる)。そして、ユーザーにより、メールアドレスおよび電話番号が追記された原稿Dである追記済み原稿DがコンタクトガラスCG上に再セットされ、操作パネル4のスタートボタンが再度押下される。
スタートボタンが再度押下されると、ステップS22において、制御部1は、画像読取部2に原稿D(追記済み原稿D)の読み取りを再度行わせる。その後、ステップS23において、制御部1は、画像読取部2が再度行った読み取りにより得られた原稿Dの画像データ(ここでは、再読取画像データと称する)を対象にして、メールアドレスおよび電話番号を検出する検出処理を行う。
検出処理後、ステップS24において、制御部1は、メールアドレスおよび電話番号が再読取画像データに存在するか否かを判断する。その結果、メールアドレスおよび電話番号が再読取画像データに存在すると制御部1が判断した場合には、ステップS25に移行し、メールアドレスおよび電話番号が再読取画像データに存在しないと制御部1が判断した場合には、ステップS21に移行する。
ステップS25に移行すると、制御部1は、検出処理で検出したメールアドレス(ユーザーが追記したメールアドレス)をメール送信先に設定するとともに、当該メールアドレスの宛先種別をTOに設定する。また、制御部1は、検出処理で検出した電話番号(ユーザーが追記した電話番号)をメッセージ通知先に設定する。なお、複数のメールアドレスを制御部1が検出した場合(ユーザーが複数のメールアドレスを追記した場合)には、当該複数のメールアドレスからユーザー所望のメールアドレス(メール送信先に設定するメールアドレス)の選択受付や、メールアドレスの宛先種別の設定受付が操作パネル4により行われてもよい。
その後、ステップS26において、制御部1は、図6に示した確認画面420と同様の確認画面420を操作パネル4に表示させる。この場合の確認画面420には、ユーザーにより追記されたメールアドレスが表示されるとともに、ユーザーにより追記された電話番号が表示される。そして、ステップS27において、制御部1は、確認画面420において確定操作が行われたか否か判断する。その結果、確定操作が行われたと制御部1が判断した場合には、ステップS28に移行し、確定操作が行われていないと制御部11が判断した場合には、本フローは終了する。
ステップS28に移行すると、制御部1は、確認画面420に現在表示されているメールアドレスをメール送信先として確定する。また、制御部1は、確認画面420に現在表示されている電話番号をメッセージ通知先として確定する。
それ以降、電子メールの送信指示を操作パネル4がユーザーから受け付けると、ステップS29において、制御部1は、確定したメール送信先に対し、通信部5を介して、再読取画像データを添付した電子メールを送信する。さらに、制御部1は、確定したメッセージ通知先に対し、通信部5を介して、電子メールを送信した旨のメッセージを通知する。
ここで、制御部1は、電子メールの送信に際し、再読取画像データから、検出処理で検出したメールアドレス(ユーザーが追記したメールアドレス)および電話番号(ユーザーが追記した電話番号)を消去する消去処理を行う。このため、電子メールに添付される再読取画像データからは、ユーザーにより追記(手書き)されたメールアドレスおよび電話番号が消去される。
本実施形態の複合機100(画像形成装置)は、上記のように、外部機器200に通信可能に接続される通信部5と、原稿Dを読み取る画像読取部2と、画像読取部2の読み取りによって得られた原稿Dの画像データに対して文字認識処理を行うことにより、原稿Dの画像データからメールアドレスを検出し、当該検出したメールアドレスを、原稿Dの画像データを添付した電子メールのメール送信先に設定する制御部1と、を備える。制御部1は、原稿Dの画像データに対して文字認識処理を行うことにより、原稿Dの画像データから電話番号を検出し、当該検出した電話番号を、電子メールを送信した旨のメッセージの通知先に設定する。
本実施形態の構成では、電子メールに添付する画像データの基となる原稿Dに電話番号を記載しておくことにより、当該記載した電話番号がメッセージ(原稿Dの画像データを添付した電子メールを送信した旨のメッセージ)の通知先に設定される。これにより、複合機100から外部機器200に原稿Dの画像データを送信した旨を送信先のユーザーに通知する作業が簡略化される(原稿Dに電話番号を記載するだけでよい)。このため、送信元のユーザーにとっては利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、原稿Dの画像データから検出したメールアドレスであり予め登録されたマーク(所定のマーク)が付されたメールアドレスであるマーク付きメールアドレスをメール送信先に設定し、原稿Dの画像データから検出した電話番号であり所定のマークが付された電話番号であるマーク付き電話番号をメッセージ通知先に設定する。これにより、所望のメールアドレス(メール送信先に設定したいメールアドレス)に所定のマークを付しておけば、確実に、所望のメールアドレスがメール送信先に設定される。また、所望の電話番号(メッセージ通知先に設定したい電話番号)に所定のマークを付しておけば、確実に、所望の電話番号がメッセージ通知先に設定される。したがって、意図しないメールアドレスがメール送信先に設定されたり、意図しない電話番号がメッセージ通知先に設定されたりするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、原稿Dの画像データから、マーク付きメールアドレスに加えて、マークが付されていないメールアドレスであるマーク無しメールアドレスを検出したとき、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信するか否かの受け付けを操作パネル4に行わせ、マーク無しメールアドレスに電子メールを送信する旨を操作パネル4が受け付けた場合、マーク無しメールアドレスもメール送信先に設定するとともに、マーク無しメールアドレスの宛先種別についてはCCまたはBCCに設定する。これにより、原稿Dに記載した複数のメールアドレスのうち、所望のメールアドレス(CCやBCCに設定したいメールアドレス)にマークを付さなければ、簡単に、所望のメールアドレスをCCやBCCに設定することができる。なお、原稿Dに記載した複数のメールアドレスのうち、マークを付したメールアドレスはTOに設定される。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、原稿Dの画像データから、マーク付き電話番号に加えて、マークが付されていない電話番号であるマーク無し電話番号を検出しても、マーク無し電話番号はメッセージ通知先に設定しない。これにより、意図しない電話番号にメッセージが通知されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、原稿Dの画像データからメールアドレスおよび電話番号を検出できなかったとき、メールアドレスおよび電話番号を追記した原稿Dの読み取りを再実行するようユーザーに促す報知を操作パネル4に行わせる。これにより、原稿Dにメールアドレスおよび電話番号が記載されていないことをユーザーに認識させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、メールアドレスおよび電話番号が追記された原稿Dの読み取りが画像読取部2により行われると、当該読み取りによって得られた再読取画像データから、メールアドレスおよび電話番号を消去する(消去処理を行う)。そして、制御部1は、メールアドレスおよび電話番号を消去した再読取画像データを電子メールに添付する。ここで、原稿Dへの追記は手書きでなされる場合が多いが、ユーザーによっては、手書き文字を消したい場合がある。このため、制御部1による消去処理が行われるのが好ましい。
<画像データの重要度>
((通知処理))
制御部1は、メッセージ通知先にメッセージを通知する通知処理として、第1通知処理および第2通知処理のいずれかを行う。第1および第2通知処理のうち制御部1が行う通知処理はユーザーにより選択される。当該選択の受け付けは操作パネル4が行う。
ここで、制御部1は、電子メールに添付する画像データの重要度が高レベル(「第1レベル」に相当)であるか低レベル(「第2レベル」に相当)であるかを判定する重要度判定処理を行う。そして、制御部1は、重要度判判定処理の結果に基づき通知処理を行う。制御部1による重要度判定処理については後に詳細に説明する。
(第1通知処理)
第1通知処理が選択された場合、制御部1は、重要度判定処理を行い、電子メールに添付する画像データの重要度を判定する。そして、原稿Dの画像データの重要度が高レベルであった場合、制御部1は、メール送信先に電子メールを送信すると、メッセージ通知先へのメッセージの通知を自動的(強制的)に行う。
重要度判定処理の結果、原稿Dの画像データの重要度が低レベルであった場合、制御部1は、メッセージ通知先にメッセージを通知するか否かの受け付けを操作パネル4に行わせる。そして、メッセージ通知先にメッセージを通知する旨を操作パネル4がユーザーから受け付けた場合に、制御部1は、メッセージ通知先にメッセージを通知する。一方で、メッセージ通知先にメッセージを通知しない旨を操作パネル4がユーザーから受け付けた場合、制御部1は、原稿Dの画像データから電話番号を検出したとしても、メッセージの通知を行わない。
この構成では、電子メールに添付する画像データの重要度が低い場合、メッセージを通知するか否かをユーザーが選択することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
(第2通知処理)
第2通知処理が選択された場合、制御部1は、第1通知処理が選択された場合と同様、重要度判定処理を行い、電子メールに添付する画像データの重要度を判定する。そして、原稿Dの画像データの重要度が高レベルであった場合と低レベルであった場合とで、メッセージ通知先に通知するメッセージの内容を異ならせる。
たとえば、原稿Dの画像データの重要度が高レベルであった場合、制御部1は、「重要」や「緊急」など、電子メールに添付した画像データの重要度が高いことを示す所定文言をメッセージ通知先に通知するメッセージに含める。一方で、原稿Dの画像データの重要度が低レベルであった場合には、所定文言はメッセージに含められない。
この構成では、自動的に、電子メールに添付する画像データの重要度が高い場合と低い場合とでメッセージの内容が変化するので、ユーザーの利便性が向上する(メッセージの内容をユーザーが指定しなくてもよい)。
((重要度判定処理))
制御部1は、第1判定処理、第2判定処理および第3判定処理のいずれかを重要度判定処理として行う。第1〜第3判定処理のうち制御部1が行う処理はユーザーにより選択される。当該選択の受け付けは操作パネル4が行う。
(第1判定処理)
記憶部6には、ユーザーが登録した登録キーワードが予め記憶される。キーワードの登録数は特に限定されず、1つでもよいし複数でもよい。一例として、「confidential」など機密文書に記載され得る文言がキーワードとして登録される。
制御部1は、画像読取部2が原稿Dを読み取ると、画像読取部2が読み取った原稿Dの画像データに対して文字認識処理を行うことによって当該画像データからテキストデータを抽出し、抽出したテキストデータに登録キーワードが存在するか否かを判断する。言い換えると、制御部1は、原稿Dの画像データに登録キーワードが存在するか否か(原稿Dに登録キーワードが記載されているか否か)を判断する。
その結果、原稿Dの画像データに登録キーワードが存在すると判断した場合、制御部1は、原稿Dの画像データの重要度が高レベルであると判定する。一方で、原稿Dの画像データに登録キーワードが存在しないと判断した場合、制御部1は、原稿Dの画像データの重要度が低レベルであると判定する。
(第2判定処理)
複合機100はログイン機能を搭載する。複合機100を使用するには、複合機100にログインする必要がある。
また、記憶部6には、複合機100の使用を許可されたユーザー(複合機100にログインできるユーザー)に対応するユーザー種別を示すユーザー種別情報が記憶される。たとえば、ユーザーが第1ユーザーであるか第2ユーザーであるかを示す情報がユーザー種別情報とされる。
制御部1は、メールジョブの実行(画像読取部2による原稿Dの読み取り)に際し複合機100にログインしたログインユーザーを認識するとともに、ユーザー種別情報に基づきログインユーザーの種別を認識する。すなわち、制御部1は、ログインユーザーが第1ユーザーであるか第2ユーザーであるかを認識する。
そして、ログインユーザーが第1ユーザーである場合、制御部1は、ログインユーザーのログイン時に画像読取部2が読み取った原稿Dの画像データ(電子メールに添付する画像データ)の重要度が高レベルであると判定する。一方で、ログインユーザーが第2ユーザーである場合、制御部1は、ログインユーザーのログイン時に画像読取部2が読み取った原稿Dの画像データ(電子メールに添付する画像データ)の重要度が低レベルであると判定する。
(第3判定処理)
制御部1は、画像読取部2が読み取った原稿Dの画像データ(電子メールに添付する画像データ)の容量を対象容量として認識する。そして、制御部1は、予め定められた閾値容量と対象容量とを比較する。なお、閾値容量は記憶部6に記憶される。閾値容量は変更可能であり、当該変更の受け付けは操作パネル4が行う。
対象容量と閾値容量とを比較した結果、対象容量が閾値容量以上であった場合、制御部1は、電子メールに添付する画像データの重要度が高レベルであると判定する。一方で、対象容量が閾値容量未満であった場合、制御部1は、電子メールに添付する画像データの重要度が低レベルであると判定する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 制御部
2 画像読取部
4 操作パネル
5 通信部
6 記憶部
100 複合機(画像形成装置)
200 外部機器

Claims (11)

  1. 外部機器に通信可能に接続される通信部と、
    原稿を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の読み取りによって得られた前記原稿の画像データに対して文字認識処理を行うことにより、前記画像データからメールアドレスを検出し、当該検出した前記メールアドレスを、前記画像データを添付した電子メールの送信先に設定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像データに対して前記文字認識処理を行うことにより、前記画像データから電話番号を検出し、当該検出した前記電話番号を、前記電子メールを送信した旨のメッセージの通知先に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記画像データから検出した前記メールアドレスであり予め登録されたマークが付された前記メールアドレスであるマーク付きメールアドレスを前記送信先に設定し、前記画像データから検出した前記電話番号であり前記マークが付された前記電話番号であるマーク付き電話番号を前記通知先に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 操作パネルを備え、
    前記制御部は、前記画像データから、前記マーク付きメールアドレスに加えて、前記マークが付されていない前記メールアドレスであるマーク無しメールアドレスを検出したとき、前記マーク無しメールアドレスに前記電子メールを送信するか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせ、前記マーク無しメールアドレスに前記電子メールを送信する旨を前記操作パネルが受け付けた場合、前記マーク無しメールアドレスも前記送信先に設定するとともに、前記マーク無しメールアドレスの宛先種別についてはCCまたはBCCに設定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像データから、前記マーク付き電話番号に加えて、前記マークが付されていない前記電話番号であるマーク無し電話番号を検出しても、前記マーク無し電話番号は前記通知先に設定しないことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 操作パネルを備え、
    前記制御部は、前記画像データから前記メールアドレスおよび前記電話番号を検出できなかったとき、前記メールアドレスおよび前記電話番号を追記した前記原稿の読み取りを再実行するようユーザーに促す報知を前記操作パネルに行わせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記メールアドレスおよび前記電話番号が追記された前記原稿の読み取りが前記画像読取部により行われると、当該読み取りによって得られた前記画像データである再読取画像データから、前記メールアドレスおよび前記電話番号を消去し、前記メールアドレスおよび前記電話番号を消去した前記再読取画像データを前記電子メールに添付することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 操作パネルを備え、
    前記制御部は、前記電子メールに添付する前記画像データの重要度が第1レベルであるか前記第1レベルよりも低い第2レベルであるかを判定し、前記第1レベルであると判定したとき、前記メッセージの通知を自動的に行う一方、前記第2レベルであると判定したとき、前記メッセージを通知するか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせ、前記メッセージを通知する旨を前記操作パネルが受け付けた場合に前記メッセージの通知を行い、前記メッセージを通知しない旨を前記操作パネルが受け付けた場合には前記メッセージを通知しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記電子メールに添付する前記画像データの重要度が第1レベルであるか前記第1レベルよりも低い第2レベルであるかを判定し、前記第1レベルであると判定した場合と前記第2レベルであると判定した場合とで、前記メッセージの内容を異ならせることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 予め登録されたキーワードを記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記画像データに前記キーワードが存在するか否かに基づき、前記電子メールに添付する前記画像データの重要度を判定することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 予め登録されたユーザーに対応するユーザー種別を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記画像読取部による前記原稿の読み取りに際し画像形成装置にログインしたログインユーザーに対応する前記ユーザー種別を認識し、認識した前記ユーザー種別に基づき、前記電子メールに添付する前記画像データの重要度を判定することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記電子メールに添付する前記画像データの容量を認識し、認識した前記容量に基づき、前記電子メールに添付する前記画像データの重要度を判定することを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
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